JPH0735152Y2 - 変速装置 - Google Patents
変速装置Info
- Publication number
- JPH0735152Y2 JPH0735152Y2 JP30592U JP30592U JPH0735152Y2 JP H0735152 Y2 JPH0735152 Y2 JP H0735152Y2 JP 30592 U JP30592 U JP 30592U JP 30592 U JP30592 U JP 30592U JP H0735152 Y2 JPH0735152 Y2 JP H0735152Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input shaft
- output shaft
- clutch
- ratchet
- sun
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両等における動力伝
達機構に組み込まれる変速装置に関する。
達機構に組み込まれる変速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自転車で用いられる変速装置に
あっては、異なった直径を有する多種類のスプロケット
が後輪の車軸に設けられており、チェーンを掛け渡す後
輪側のスプロケットを適宜選択することで多段変速の操
作を行うことができるようになっている。この種の変速
装置は、後輪側のスプロケットに掛け渡されたチェーン
を軸方向に沿って移動させる変移手段と、バネ付勢され
た張力歯車とを有し、この張力歯車によって、スプロケ
ットの径が異なることによるチェーンの弛みを吸収する
ようになっている。
あっては、異なった直径を有する多種類のスプロケット
が後輪の車軸に設けられており、チェーンを掛け渡す後
輪側のスプロケットを適宜選択することで多段変速の操
作を行うことができるようになっている。この種の変速
装置は、後輪側のスプロケットに掛け渡されたチェーン
を軸方向に沿って移動させる変移手段と、バネ付勢され
た張力歯車とを有し、この張力歯車によって、スプロケ
ットの径が異なることによるチェーンの弛みを吸収する
ようになっている。
【0003】尚、内燃機関が搭載された車両にあっては
自動変速装置が設けられているが、これらの自動変速装
置は一般に油圧機構によって構成されている。
自動変速装置が設けられているが、これらの自動変速装
置は一般に油圧機構によって構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来使用され
ている変速機、例えば自転車の多段式変速装置にあって
は、下記の欠点が見受けられる 1.スプロケットが多数設けられているが、操作上で実
際に使用されているものは2、3のスプロケットに過ぎ
ず、多数のスプロケットは変速の緩衝となり、据付や使
用の不便となり、保守や修理の際にも不便である。
ている変速機、例えば自転車の多段式変速装置にあって
は、下記の欠点が見受けられる 1.スプロケットが多数設けられているが、操作上で実
際に使用されているものは2、3のスプロケットに過ぎ
ず、多数のスプロケットは変速の緩衝となり、据付や使
用の不便となり、保守や修理の際にも不便である。
【0005】2.チェーンが別のスプロケットへ移動し
て変速するときには、スプロケットから離れなければな
らないので、ペダルを踏む動作と、自転車の運転に影響
し、更に、チェーンが頻繁に脱落するという欠点もあ
る。
て変速するときには、スプロケットから離れなければな
らないので、ペダルを踏む動作と、自転車の運転に影響
し、更に、チェーンが頻繁に脱落するという欠点もあ
る。
【0006】3.最高速と最低速は、スプロケットの最
小直径と最大直径によって決まるが、最大のスプロケッ
トと最小のスプロケットとの直径比は一定であり、かつ
実用上制限があることから、自転車の変速比の範囲が制
限されている。
小直径と最大直径によって決まるが、最大のスプロケッ
トと最小のスプロケットとの直径比は一定であり、かつ
実用上制限があることから、自転車の変速比の範囲が制
限されている。
【0007】4.従来の自転車の変速装置は、手動操作
の変速制御で、自動変速の機能がないため、変速操作に
も注意力が分散されるため、自転車の走行としては不便
である。
の変速制御で、自動変速の機能がないため、変速操作に
も注意力が分散されるため、自転車の走行としては不便
である。
【0008】尚、内燃機関が搭載された自動車等では自
動変速装置が設けられているが、これらの自動変速装置
は油圧機構によって構成されているため、構造が複雑で
設置するための占有体積も大きく、またコスト的にも高
価なものとなる。更に、保守・修理の点でも困難である
ため、自転車等のように簡便な変速装置が要求されるも
のにあっては油圧機構による自動変速装置は適したもの
ではない。
動変速装置が設けられているが、これらの自動変速装置
は油圧機構によって構成されているため、構造が複雑で
設置するための占有体積も大きく、またコスト的にも高
価なものとなる。更に、保守・修理の点でも困難である
ため、自転車等のように簡便な変速装置が要求されるも
のにあっては油圧機構による自動変速装置は適したもの
ではない。
【0009】本考案は、上記従来技術に伴う課題を解決
するためになされたものであり、入力軸の駆動力を出力
軸に伝達する動力伝達機構に組み込まれる変速装置であ
って、自動変速の機能を有すると共に変速比の範囲も制
限されず、また、簡単な構造で占有体積も小さくコスト
的にも優れ、更に、保守・修理に際しての利便性を達成
し得る変速装置を提供することを目的とする。
するためになされたものであり、入力軸の駆動力を出力
軸に伝達する動力伝達機構に組み込まれる変速装置であ
って、自動変速の機能を有すると共に変速比の範囲も制
限されず、また、簡単な構造で占有体積も小さくコスト
的にも優れ、更に、保守・修理に際しての利便性を達成
し得る変速装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案は、 1.入力軸(10)に対して回転自在に取り付けられた入力
軸側ホイル(15)と、出力軸(411) に設けられた出力軸側
ホイル(21)とが動力伝達部材(2) を介して連結される動
力伝達機構に組み込まれ、前記入力軸(10)と前記入力軸
側ホイル(15)との間に設けられて前記入力軸側ホイル(1
5)の回転速度の変速を行う第1変速手段(1) と、前記出
力軸側ホイル(21)と前記出力軸(411) との間に設けられ
て前記出力軸(411) の回転速度の変速を行う少なくとも
1つの第2変速手段(3) とを有する変速装置であって、
前記第1変速手段(1) は、正回転(R1)する前記入力軸(1
0)に駆動されて正回転(R1)する太陽外歯歯車(13)と、こ
の太陽外歯歯車(13)の外周を覆うように固定された太陽
内歯歯車(141) と、これら太陽歯車(13,141)に噛み合う
と共に前記入力軸側ホイル(15)に軸支された遊星歯車(1
4)とを介して前記入力軸側ホイル(15)を駆動して、前記
出力軸(411) に第1の回転速度を生じさせる第1歯車列
(12)と、正回転(R1)する前記入力軸(10)に駆動されて正
回転(R1)すると共に前記入力軸側ホイル(15)の軸直交側
面に噛み合い自在及び解除自在となるように前記入力軸
(10)に摺動自在に設けられ、前記入力軸側ホイル(15)と
噛み合って前記入力軸(10)に駆動されて正回転(R1)する
ときに前記入力軸側ホイル(15)を駆動して、前記出力軸
(411) に前記第1の回転速度よりも速い第2の回転速度
を生じさせるラチェット手段(16)と、前記入力軸側ホイ
ル(15)の軸直交側面に対する前記ラチェット手段(16)の
噛み合い及び解除を切り換えるクラッチ手段(17)とを有
し、前記第2変速手段(3) は、前記出力軸(411) に回転
自在に設けられたクラッチ盤(33)と、このクラッチ盤(3
3)と前記出力軸側ホイル(21)との間に設けられ、前記出
力軸(411) が前記第2の回転速度よりも速い所定の速度
で回転したときに、前記出力軸(411) の回転に伴う遠心
力により前記出力軸側ホイル(21)と前記クラッチ盤(33)
とを係合する遠心力クラッチ手段(32)と、この遠心力ク
ラッチ手段(32)により前記出力軸側ホイル(21)と前記ク
ラッチ盤(33)とが係合されたときに、前記出力軸(411)
に設けられた太陽外歯歯車(35)と、この太陽外歯歯車(3
5)の外周を覆うように固定された太陽内歯歯車(36)と、
これら太陽歯車(35,36) に噛み合うと共に前記クラッチ
盤(33)に軸支された遊星歯車(34)とを介して前記出力軸
(411) を駆動して、当該出力軸(411) に前記第2の回転
速度よりも速い第3の回転速度を生じさせる第2歯車列
とを有してなる変速装置である。
の本考案は、 1.入力軸(10)に対して回転自在に取り付けられた入力
軸側ホイル(15)と、出力軸(411) に設けられた出力軸側
ホイル(21)とが動力伝達部材(2) を介して連結される動
力伝達機構に組み込まれ、前記入力軸(10)と前記入力軸
側ホイル(15)との間に設けられて前記入力軸側ホイル(1
5)の回転速度の変速を行う第1変速手段(1) と、前記出
力軸側ホイル(21)と前記出力軸(411) との間に設けられ
て前記出力軸(411) の回転速度の変速を行う少なくとも
1つの第2変速手段(3) とを有する変速装置であって、
前記第1変速手段(1) は、正回転(R1)する前記入力軸(1
0)に駆動されて正回転(R1)する太陽外歯歯車(13)と、こ
の太陽外歯歯車(13)の外周を覆うように固定された太陽
内歯歯車(141) と、これら太陽歯車(13,141)に噛み合う
と共に前記入力軸側ホイル(15)に軸支された遊星歯車(1
4)とを介して前記入力軸側ホイル(15)を駆動して、前記
出力軸(411) に第1の回転速度を生じさせる第1歯車列
(12)と、正回転(R1)する前記入力軸(10)に駆動されて正
回転(R1)すると共に前記入力軸側ホイル(15)の軸直交側
面に噛み合い自在及び解除自在となるように前記入力軸
(10)に摺動自在に設けられ、前記入力軸側ホイル(15)と
噛み合って前記入力軸(10)に駆動されて正回転(R1)する
ときに前記入力軸側ホイル(15)を駆動して、前記出力軸
(411) に前記第1の回転速度よりも速い第2の回転速度
を生じさせるラチェット手段(16)と、前記入力軸側ホイ
ル(15)の軸直交側面に対する前記ラチェット手段(16)の
噛み合い及び解除を切り換えるクラッチ手段(17)とを有
し、前記第2変速手段(3) は、前記出力軸(411) に回転
自在に設けられたクラッチ盤(33)と、このクラッチ盤(3
3)と前記出力軸側ホイル(21)との間に設けられ、前記出
力軸(411) が前記第2の回転速度よりも速い所定の速度
で回転したときに、前記出力軸(411) の回転に伴う遠心
力により前記出力軸側ホイル(21)と前記クラッチ盤(33)
とを係合する遠心力クラッチ手段(32)と、この遠心力ク
ラッチ手段(32)により前記出力軸側ホイル(21)と前記ク
ラッチ盤(33)とが係合されたときに、前記出力軸(411)
に設けられた太陽外歯歯車(35)と、この太陽外歯歯車(3
5)の外周を覆うように固定された太陽内歯歯車(36)と、
これら太陽歯車(35,36) に噛み合うと共に前記クラッチ
盤(33)に軸支された遊星歯車(34)とを介して前記出力軸
(411) を駆動して、当該出力軸(411) に前記第2の回転
速度よりも速い第3の回転速度を生じさせる第2歯車列
とを有してなる変速装置である。
【0011】2.また、前記第1変速手段(1) の前記第
1歯車列(12)は、前記入力軸(10)が正回転(R1)するとき
にこの入力軸(10)に固着された第1ラチェット(131) と
係合する係合爪(132) が設けられた太陽外歯歯車(13)
と、前記入力軸(10)を保持するボス部(10a) に前記太陽
外歯歯車(13)の外周を覆うように固定された内歯歯車リ
ング(141) と、これら太陽歯車(13,141)に噛み合う複数
の遊星歯車(14)とを有し、前記入力軸側ホイル(15)は、
動力伝達部材としてのチェーン(2) と噛み合うスプロケ
ットから構成されると共に軸受(151) を介して入力軸(1
0)に対して回転自在に取り付けられ、この入力軸側ホイ
ル(15)の軸直交両側面のうち前記太陽歯車(13,141)に対
向する一方の側面に前記遊星歯車(14)が軸支され、他方
の軸直交側面に前記ラチェット手段(16)と噛み合う噛合
部材(153) が形成され、前記ラチェット手段(16)は、前
記入力軸(10)に摺動自在に設けられた第2ラチェット(1
61)と、前記入力軸(10)が正回転(R1)するときに前記第
2ラチェット(161) と係合する係合爪(162) が設けられ
た輪盤(160) とを備え、この輪盤(160) の軸直交両側面
のうち前記入力軸側ホイル(15)に対向する側面に前記入
力軸側ホイル(15)の噛合部材(153) と噛み合う噛合部材
(163) が形成され、前記クラッチ手段(17)は、前記入力
軸(10)の軸方向に沿ってスライド自在に設けられ、前記
輪盤(160) の外周縁部(164) に係合する係合凹部(171)
を有している。
1歯車列(12)は、前記入力軸(10)が正回転(R1)するとき
にこの入力軸(10)に固着された第1ラチェット(131) と
係合する係合爪(132) が設けられた太陽外歯歯車(13)
と、前記入力軸(10)を保持するボス部(10a) に前記太陽
外歯歯車(13)の外周を覆うように固定された内歯歯車リ
ング(141) と、これら太陽歯車(13,141)に噛み合う複数
の遊星歯車(14)とを有し、前記入力軸側ホイル(15)は、
動力伝達部材としてのチェーン(2) と噛み合うスプロケ
ットから構成されると共に軸受(151) を介して入力軸(1
0)に対して回転自在に取り付けられ、この入力軸側ホイ
ル(15)の軸直交両側面のうち前記太陽歯車(13,141)に対
向する一方の側面に前記遊星歯車(14)が軸支され、他方
の軸直交側面に前記ラチェット手段(16)と噛み合う噛合
部材(153) が形成され、前記ラチェット手段(16)は、前
記入力軸(10)に摺動自在に設けられた第2ラチェット(1
61)と、前記入力軸(10)が正回転(R1)するときに前記第
2ラチェット(161) と係合する係合爪(162) が設けられ
た輪盤(160) とを備え、この輪盤(160) の軸直交両側面
のうち前記入力軸側ホイル(15)に対向する側面に前記入
力軸側ホイル(15)の噛合部材(153) と噛み合う噛合部材
(163) が形成され、前記クラッチ手段(17)は、前記入力
軸(10)の軸方向に沿ってスライド自在に設けられ、前記
輪盤(160) の外周縁部(164) に係合する係合凹部(171)
を有している。
【0012】3.また、前記入力軸側ホイル(15)の前記
噛合部材(153) 、及び、前記ラチェット手段(16)の前記
噛合部材(163) のそれぞれは、前記正回転(R1)の回転方
向で相互に噛み合う平板状ラチェット歯より構成されて
いる。
噛合部材(153) 、及び、前記ラチェット手段(16)の前記
噛合部材(163) のそれぞれは、前記正回転(R1)の回転方
向で相互に噛み合う平板状ラチェット歯より構成されて
いる。
【0013】4.また、前記入力軸(10)に形成したボー
ル穴(168) 内に、前記入力軸(10)の径方向外方に向けて
ばね付勢されたボール(166) を収納し、前記ラチェット
手段(16)の基端部に、前記ボール(166) と係合するリン
グ状を呈する2つの凹溝(165,165) を前記入力軸(10)の
軸方向に沿って形成してある。
ル穴(168) 内に、前記入力軸(10)の径方向外方に向けて
ばね付勢されたボール(166) を収納し、前記ラチェット
手段(16)の基端部に、前記ボール(166) と係合するリン
グ状を呈する2つの凹溝(165,165) を前記入力軸(10)の
軸方向に沿って形成してある。
【0014】5.また、前記第1ラチェット(131) は、
前記入力軸(10)が正回転(R1)するときには前記太陽外歯
歯車(13)の前記係合爪(132) と係合して前記太陽外歯歯
車(13)を正回転方向(R1)に駆動する一方、前記太陽外歯
歯車(13)が前記入力軸(10)の回転速度よりも速い速度で
正回転方向(R1)に回転するときには前記係合爪(132)と
係合しないことを特徴とする変速装置である。
前記入力軸(10)が正回転(R1)するときには前記太陽外歯
歯車(13)の前記係合爪(132) と係合して前記太陽外歯歯
車(13)を正回転方向(R1)に駆動する一方、前記太陽外歯
歯車(13)が前記入力軸(10)の回転速度よりも速い速度で
正回転方向(R1)に回転するときには前記係合爪(132)と
係合しないことを特徴とする変速装置である。
【0015】6.また、前記出力軸側ホイル(21)は、前
記出力軸(411) に固着された内方ラチェット(25)と、正
回転(R1)するときに前記内方ラチェット(25)と係合して
前記出力軸(411) を正回転方向(R1)に回転駆動する係合
爪(24)が設けられ、リング状に突出する支持リング(31)
が軸直交側面に形成された外方ラチェット(23)と、正回
転(R1)するときに前記外方ラチェット(23)と係合して当
該外方ラチェット(23)を正回転方向(R1)に回転駆動する
係合爪(22)が設けられ、動力伝達部材としてのチェーン
(2) と噛み合うスプロケットとから構成され、前記クラ
ッチ盤(33)は、その外周縁部に前記支持リング(31)に対
向するように設けられると共にこの支持リング(31)との
間に設けた前記遠心力クラッチ手段(32)が前記出力軸(4
11) の回転に伴う遠心力により係合するクラッチ凸片(3
31) を有し、前記クラッチ盤(33)と前記支持リング(31)
との間に、前記クラッチ盤(33)が正回転(R1)したときの
みに前記支持リング(31)と連結して前記外方ラチェット
(23)を回転駆動するカップリング(30)を設け、前記第2
変速手段(3) の前記第2歯車列は、正回転(R1)するとき
に前記出力軸(411) に固着されたラチェットと係合して
前記出力軸(411) を正回転方向(R1)に回転駆動する係合
爪(351) が設けられた太陽外歯歯車(35)と、固定された
軸ケース(361) の内周面に前記太陽外歯歯車(35)の外周
を覆うように設けられた内歯歯車(36)と、これら太陽歯
車(35,36) に噛み合うと共に前記クラッチ盤(33)に軸支
された複数の遊星歯車(34)とを有している。
記出力軸(411) に固着された内方ラチェット(25)と、正
回転(R1)するときに前記内方ラチェット(25)と係合して
前記出力軸(411) を正回転方向(R1)に回転駆動する係合
爪(24)が設けられ、リング状に突出する支持リング(31)
が軸直交側面に形成された外方ラチェット(23)と、正回
転(R1)するときに前記外方ラチェット(23)と係合して当
該外方ラチェット(23)を正回転方向(R1)に回転駆動する
係合爪(22)が設けられ、動力伝達部材としてのチェーン
(2) と噛み合うスプロケットとから構成され、前記クラ
ッチ盤(33)は、その外周縁部に前記支持リング(31)に対
向するように設けられると共にこの支持リング(31)との
間に設けた前記遠心力クラッチ手段(32)が前記出力軸(4
11) の回転に伴う遠心力により係合するクラッチ凸片(3
31) を有し、前記クラッチ盤(33)と前記支持リング(31)
との間に、前記クラッチ盤(33)が正回転(R1)したときの
みに前記支持リング(31)と連結して前記外方ラチェット
(23)を回転駆動するカップリング(30)を設け、前記第2
変速手段(3) の前記第2歯車列は、正回転(R1)するとき
に前記出力軸(411) に固着されたラチェットと係合して
前記出力軸(411) を正回転方向(R1)に回転駆動する係合
爪(351) が設けられた太陽外歯歯車(35)と、固定された
軸ケース(361) の内周面に前記太陽外歯歯車(35)の外周
を覆うように設けられた内歯歯車(36)と、これら太陽歯
車(35,36) に噛み合うと共に前記クラッチ盤(33)に軸支
された複数の遊星歯車(34)とを有している。
【0016】7.また、前記遠心力クラッチ手段(32)
は、前記クラッチ凸片(331) の内周面に当接する弾性材
料からなる摩擦シューライニング(324) の内面に金属板
(323)を一体的に取り付けて構成され、円弧形状を呈す
る複数の膨張クラッチシュー(320) と、隣接する前記膨
張クラッチシュー(320) を相互に連結する弾発手段(32
2) とを有している。
は、前記クラッチ凸片(331) の内周面に当接する弾性材
料からなる摩擦シューライニング(324) の内面に金属板
(323)を一体的に取り付けて構成され、円弧形状を呈す
る複数の膨張クラッチシュー(320) と、隣接する前記膨
張クラッチシュー(320) を相互に連結する弾発手段(32
2) とを有している。
【0017】8.また、前記各膨張クラッチシュー(32
0) の両端部に凹部(321) を形成すると共に、前記膨張
クラッチシュー(320) の前記金属板(323) の内周面に形
成した複数の外方ほぞ穴(323a)と、前記支持リング(31)
の外周面に形成した複数の内方ほぞ穴(313) との間に支
えほぞ(312) を配置し、隣接する前記膨張クラッチシュ
ー(320) の前記凹部(321) の間に挿入される複数の突起
支持ブロック(311) を前記支持リング(31)の外周面に形
成し、前記支持リング(31)が正回転(R1)したときに、前
記膨張クラッチシュー(320) の端部を押圧してこの膨張
クラッチシュー(320) を径方向外方に向けて拡開す
る傾斜面を前記突起支持ブロック(311) に形成してあ
る。
0) の両端部に凹部(321) を形成すると共に、前記膨張
クラッチシュー(320) の前記金属板(323) の内周面に形
成した複数の外方ほぞ穴(323a)と、前記支持リング(31)
の外周面に形成した複数の内方ほぞ穴(313) との間に支
えほぞ(312) を配置し、隣接する前記膨張クラッチシュ
ー(320) の前記凹部(321) の間に挿入される複数の突起
支持ブロック(311) を前記支持リング(31)の外周面に形
成し、前記支持リング(31)が正回転(R1)したときに、前
記膨張クラッチシュー(320) の端部を押圧してこの膨張
クラッチシュー(320) を径方向外方に向けて拡開す
る傾斜面を前記突起支持ブロック(311) に形成してあ
る。
【0018】9.また、前記カップリング(30)は、前記
支持リング(31)の内周面(301) に対向するように設けら
れたクラッチ盤(33)の内環(306) の外周面に、前記内周
面(301) との間の隙間が逆回転方向に沿って小さくなる
複数の楔形部(303) を形成し、この楔形部(303) と前記
内周面(301) との間にボール(304) を配置して構成され
ている。
支持リング(31)の内周面(301) に対向するように設けら
れたクラッチ盤(33)の内環(306) の外周面に、前記内周
面(301) との間の隙間が逆回転方向に沿って小さくなる
複数の楔形部(303) を形成し、この楔形部(303) と前記
内周面(301) との間にボール(304) を配置して構成され
ている。
【0019】10.また、前記第2変速手段(3) に連設
される第2番目の第2変速手段(3')は、前記出力軸(41
1) に回転自在に設けられた第2クラッチ盤(33') と、
この第2クラッチ盤(33') と前記太陽外歯歯車(35)との
間に設けられ、前記出力軸(411) が前記第3の回転速度
よりも速い所定の速度で回転したときに、前記出力軸(4
11) の回転に伴う遠心力により前記太陽外歯歯車(35)と
前記第2クラッチ盤(33') とを係合する第2遠心力クラ
ッチ手段(32') と、この第2遠心力クラッチ手段(32')
により前記太陽外歯歯車(35)と前記第2クラッチ盤(3
3') とが係合されたときに、前記出力軸(411) に設けら
れた第2太陽外歯歯車(35') と、この第2太陽外歯歯車
(35') の外周を覆うように固定された第2太陽内歯歯車
(36') と、これら第2太陽歯車(35',36') に噛み合うと
共に前記第2クラッチ盤(33') に軸支された第2遊星歯
車(34') とを介して前記出力軸(411) を駆動して、当該
出力軸(411) に前記第3の回転速度よりも速い第4の回
転速度を生じさせる歯車列とを有している。
される第2番目の第2変速手段(3')は、前記出力軸(41
1) に回転自在に設けられた第2クラッチ盤(33') と、
この第2クラッチ盤(33') と前記太陽外歯歯車(35)との
間に設けられ、前記出力軸(411) が前記第3の回転速度
よりも速い所定の速度で回転したときに、前記出力軸(4
11) の回転に伴う遠心力により前記太陽外歯歯車(35)と
前記第2クラッチ盤(33') とを係合する第2遠心力クラ
ッチ手段(32') と、この第2遠心力クラッチ手段(32')
により前記太陽外歯歯車(35)と前記第2クラッチ盤(3
3') とが係合されたときに、前記出力軸(411) に設けら
れた第2太陽外歯歯車(35') と、この第2太陽外歯歯車
(35') の外周を覆うように固定された第2太陽内歯歯車
(36') と、これら第2太陽歯車(35',36') に噛み合うと
共に前記第2クラッチ盤(33') に軸支された第2遊星歯
車(34') とを介して前記出力軸(411) を駆動して、当該
出力軸(411) に前記第3の回転速度よりも速い第4の回
転速度を生じさせる歯車列とを有している。
【0020】11.また、前記入力軸(10)は自転車のペ
ダル(11)に連結され、前記出力軸(411) は自転車の後輪
(4) の車軸である。
ダル(11)に連結され、前記出力軸(411) は自転車の後輪
(4) の車軸である。
【0021】
【作用】入力軸が正回転すると、第1変速手段の太陽外
歯歯車も入力軸に駆動されて正回転し、この太陽外歯歯
車と太陽内歯歯車とに噛み合う遊星歯車は、太陽外歯歯
車の回りを正回転方向に回転する。遊星歯車が回転する
ことにより入力軸側ホイルは、入力軸の回転速度よりも
低速に変速されて正回転方向に回転し、この入力軸側ホ
イルに動力伝達部材を介して連結された出力軸側ホイル
も正回転方向に回転する。これにより、出力軸は第1の
回転速度で正回転方向に回転する。また、正回転する入
力軸に駆動されて正回転するラチェット手段を、クラッ
チ手段により入力軸側ホイルの軸直交側面に噛み合わせ
た場合には、入力軸側ホイルは入力軸の回転速度と同じ
速度に変速されて正回転方向に回転する。これにより、
出力軸は前記第1の回転速度よりも高速の第2の回転速
度で正回転方向に回転する。また、出力軸が第2の回転
速度よりも速い所定の速度で回転した場合には、第2変
速手段の遠心力クラッチ手段が作動して、出力軸側ホイ
ルとクラッチ盤とが係合される。クラッチ盤が回転する
ことにより第2変速手段の遊星歯車が出力軸に設けられ
た太陽外歯歯車の回りを正回転方向に回転し、この太陽
外歯歯車が出力軸を回転駆動する。これにより、出力軸
は前記第2の回転速度よりも高速の第3の回転速度に変
速され、正回転方向に回転する。
歯歯車も入力軸に駆動されて正回転し、この太陽外歯歯
車と太陽内歯歯車とに噛み合う遊星歯車は、太陽外歯歯
車の回りを正回転方向に回転する。遊星歯車が回転する
ことにより入力軸側ホイルは、入力軸の回転速度よりも
低速に変速されて正回転方向に回転し、この入力軸側ホ
イルに動力伝達部材を介して連結された出力軸側ホイル
も正回転方向に回転する。これにより、出力軸は第1の
回転速度で正回転方向に回転する。また、正回転する入
力軸に駆動されて正回転するラチェット手段を、クラッ
チ手段により入力軸側ホイルの軸直交側面に噛み合わせ
た場合には、入力軸側ホイルは入力軸の回転速度と同じ
速度に変速されて正回転方向に回転する。これにより、
出力軸は前記第1の回転速度よりも高速の第2の回転速
度で正回転方向に回転する。また、出力軸が第2の回転
速度よりも速い所定の速度で回転した場合には、第2変
速手段の遠心力クラッチ手段が作動して、出力軸側ホイ
ルとクラッチ盤とが係合される。クラッチ盤が回転する
ことにより第2変速手段の遊星歯車が出力軸に設けられ
た太陽外歯歯車の回りを正回転方向に回転し、この太陽
外歯歯車が出力軸を回転駆動する。これにより、出力軸
は前記第2の回転速度よりも高速の第3の回転速度に変
速され、正回転方向に回転する。
【0022】
【実施例】以下、本考案に係る一実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。図1は、駆動軸側ホイルの回転速度
の変速を行う第1変速装置を示す要部断面図、図6は、
従動軸の回転速度の変速を行う第2変速装置を示す要部
断面図である。
て詳細に説明する。図1は、駆動軸側ホイルの回転速度
の変速を行う第1変速装置を示す要部断面図、図6は、
従動軸の回転速度の変速を行う第2変速装置を示す要部
断面図である。
【0023】本考案に係る変速装置は、駆動軸や他の駆
動装置に連設されると共に駆動軸側ホイルの回転速度の
一次変速を行う第1変速手段と、従動軸や他の従動装置
に連設されると共に従動軸の回転速度の二次変速を行う
第2変速手段とを有する。特に、図示する変速装置は、
自転車に適用した場合を示しており、自転車は、図1に
示すように、ペダル11により駆動される駆動軸(入力
軸に相当する)10に取り付けられた駆動側スプロケッ
ト(入力軸側ホイルに相当する)15と、図6に示すよ
うに、後輪4の車軸42が挿通された芯軸(出力軸に相
当する)411に取り付けられた従動側スプロケット
(出力軸側ホイルに相当する)21とを有し、両スプロ
ケット15、21の間には、動力伝達部材としてのチェ
ーン2が掛け渡されている。
動装置に連設されると共に駆動軸側ホイルの回転速度の
一次変速を行う第1変速手段と、従動軸や他の従動装置
に連設されると共に従動軸の回転速度の二次変速を行う
第2変速手段とを有する。特に、図示する変速装置は、
自転車に適用した場合を示しており、自転車は、図1に
示すように、ペダル11により駆動される駆動軸(入力
軸に相当する)10に取り付けられた駆動側スプロケッ
ト(入力軸側ホイルに相当する)15と、図6に示すよ
うに、後輪4の車軸42が挿通された芯軸(出力軸に相
当する)411に取り付けられた従動側スプロケット
(出力軸側ホイルに相当する)21とを有し、両スプロ
ケット15、21の間には、動力伝達部材としてのチェ
ーン2が掛け渡されている。
【0024】図1に示すように、駆動側スプロケット1
5の回転速度を変速する第1変速装置1は、駆動側スプ
ロケット15に第1の回転速度を生じさせる第1歯車列
12と、第2の回転速度を生じさせるラチェット手段1
6と、駆動側スプロケット15における第1と第2の回
転速度を切り換えるクラッチ手段17とを有する。
5の回転速度を変速する第1変速装置1は、駆動側スプ
ロケット15に第1の回転速度を生じさせる第1歯車列
12と、第2の回転速度を生じさせるラチェット手段1
6と、駆動側スプロケット15における第1と第2の回
転速度を切り換えるクラッチ手段17とを有する。
【0025】前記第1歯車列12は、図1、図2に示す
ように、駆動軸10に固着された第1ラチェット131
と係合する複数の係合爪132が設けられた太陽外歯歯
車13と、この太陽外歯歯車13の外周を覆うように設
けられた内歯歯車リング141と、太陽外歯歯車13と
内歯歯車リング141とに噛み合う遊星歯車14とを有
している。係合爪132は、駆動軸10と同心円上で太
陽外歯歯車13にばね付勢されて軸支され、太陽外歯歯
車13は、駆動軸10が図2中矢印R1 で示す正回転方
向に回転すると、係合爪132が第1ラチェット131
と係合することによって、同じ正回転方向R1 に回転す
るようになっている。内歯歯車リング141は、駆動軸
10を保持するボス部10aに固定された円盤140の
外周縁部に、太陽外歯歯車13の外周を覆うように設け
られている。また、遊星歯車14は、両太陽歯車13、
141と噛み合って、駆動軸10を中心に回転運動を行
うようになっている。この遊星歯車14は、駆動側スプ
ロケット15に設けられている。
ように、駆動軸10に固着された第1ラチェット131
と係合する複数の係合爪132が設けられた太陽外歯歯
車13と、この太陽外歯歯車13の外周を覆うように設
けられた内歯歯車リング141と、太陽外歯歯車13と
内歯歯車リング141とに噛み合う遊星歯車14とを有
している。係合爪132は、駆動軸10と同心円上で太
陽外歯歯車13にばね付勢されて軸支され、太陽外歯歯
車13は、駆動軸10が図2中矢印R1 で示す正回転方
向に回転すると、係合爪132が第1ラチェット131
と係合することによって、同じ正回転方向R1 に回転す
るようになっている。内歯歯車リング141は、駆動軸
10を保持するボス部10aに固定された円盤140の
外周縁部に、太陽外歯歯車13の外周を覆うように設け
られている。また、遊星歯車14は、両太陽歯車13、
141と噛み合って、駆動軸10を中心に回転運動を行
うようになっている。この遊星歯車14は、駆動側スプ
ロケット15に設けられている。
【0026】駆動側スプロケット15は、図1、図3に
示すように、ベアリング等からなる軸受151を介して
駆動軸10に対して回転自在に取り付けられ、外周にチ
ェーンと噛み合うスプロケット歯152が形成されてい
る。この駆動側スプロケット15の軸直交両側面のうち
前記太陽歯車13、141に対向する図1中左側面に軸
142が設けられ、この軸142に前記遊星歯車14が
軸支されている。また、駆動側スプロケット15の図1
中右側面には、ラチェット手段16と噛み合うスプロケ
ット側噛合部材153が形成されている。このスプロケ
ット側噛合部材153は、図3に示すように、弧形又は
サイクロイド形状に刻まれた平板状ラチェット歯より構
成され、径方向に沿った壁部と、隣り合う壁部の間で正
回転方向R1 に上り傾斜する傾斜面とが形成されてい
る。
示すように、ベアリング等からなる軸受151を介して
駆動軸10に対して回転自在に取り付けられ、外周にチ
ェーンと噛み合うスプロケット歯152が形成されてい
る。この駆動側スプロケット15の軸直交両側面のうち
前記太陽歯車13、141に対向する図1中左側面に軸
142が設けられ、この軸142に前記遊星歯車14が
軸支されている。また、駆動側スプロケット15の図1
中右側面には、ラチェット手段16と噛み合うスプロケ
ット側噛合部材153が形成されている。このスプロケ
ット側噛合部材153は、図3に示すように、弧形又は
サイクロイド形状に刻まれた平板状ラチェット歯より構
成され、径方向に沿った壁部と、隣り合う壁部の間で正
回転方向R1 に上り傾斜する傾斜面とが形成されてい
る。
【0027】前記ラチェット手段16は、図1、図4に
示すように、駆動軸10に摺動自在に設けられた第2ラ
チェット161と、この第2ラチェット161と係合す
る複数の係合爪162が設けられた輪盤160とを有し
ている。この輪盤160は駆動側スプロケット15とほ
ぼ同じ直径を有し、第2ラチェット161は輪盤160
と同心円でその中央部分に配置されている。係合爪16
2は、駆動軸10と同心円上で輪盤160にばね付勢さ
れて軸支され、この輪盤160は、駆動軸10が正回転
方向R1 に回転すると、係合爪162が第2ラチェット
161と係合することによって、同じ正回転方向R1 に
回転するようになっている。一方、第2ラチェット16
1が逆回転する際には、第2ラチェット161と係合爪
162との係合は解除される。また、輪盤160の軸直
交両側面のうち前記駆動側スプロケット15に対向する
図1中左側面には、スプロケット側噛合部材153と噛
み合う輪盤側噛合部材163が形成されている。この輪
盤側噛合部材163は、図4に示すように、弧形又はサ
イクロイド形状に刻まれた平板状ラチェット歯より構成
され、径方向に沿った壁部と、隣り合う壁部の間で正回
転方向R1 に下り傾斜する傾斜面とが形成されている。
これにより、ラチェット手段16と駆動側スプロケット
15は、正回転方向R1 に回転する場合に両噛合部材1
53、163が係合することになる。ラチェット手段1
6は、クラッチ手段17によって駆動軸10に沿って摺
動され、駆動側スプロケット15に対する両噛合部材1
53、163の噛み合い及びその解除が切り換えられる
ようになっている。
示すように、駆動軸10に摺動自在に設けられた第2ラ
チェット161と、この第2ラチェット161と係合す
る複数の係合爪162が設けられた輪盤160とを有し
ている。この輪盤160は駆動側スプロケット15とほ
ぼ同じ直径を有し、第2ラチェット161は輪盤160
と同心円でその中央部分に配置されている。係合爪16
2は、駆動軸10と同心円上で輪盤160にばね付勢さ
れて軸支され、この輪盤160は、駆動軸10が正回転
方向R1 に回転すると、係合爪162が第2ラチェット
161と係合することによって、同じ正回転方向R1 に
回転するようになっている。一方、第2ラチェット16
1が逆回転する際には、第2ラチェット161と係合爪
162との係合は解除される。また、輪盤160の軸直
交両側面のうち前記駆動側スプロケット15に対向する
図1中左側面には、スプロケット側噛合部材153と噛
み合う輪盤側噛合部材163が形成されている。この輪
盤側噛合部材163は、図4に示すように、弧形又はサ
イクロイド形状に刻まれた平板状ラチェット歯より構成
され、径方向に沿った壁部と、隣り合う壁部の間で正回
転方向R1 に下り傾斜する傾斜面とが形成されている。
これにより、ラチェット手段16と駆動側スプロケット
15は、正回転方向R1 に回転する場合に両噛合部材1
53、163が係合することになる。ラチェット手段1
6は、クラッチ手段17によって駆動軸10に沿って摺
動され、駆動側スプロケット15に対する両噛合部材1
53、163の噛み合い及びその解除が切り換えられる
ようになっている。
【0028】前記クラッチ手段17は、図1に示すよう
に、駆動軸10の軸方向に沿ってスライド自在に設けら
れ、前記輪盤160の外周縁部に形成された突縁164
に係合する係合凹部171が設けられている。図5に示
すように、駆動軸10に形成したボール穴168内に
は、スプリング167により駆動軸10の径方向外方に
向けてばね付勢されたボール166が収納されており、
ラチェット手段16の基端部には、前記ボール166と
係合するリング状の2つの凹溝165が軸方向に沿って
形成されている。図5に示すように、ボール166が図
中左側の凹溝165と係合することによって、ラチェッ
ト手段16は、駆動側スプロケット15との噛み合いを
解除した状態で固定される。また、ボール166が図中
右側の凹溝165と係合することによって、ラチェット
手段16は、駆動側スプロケット15に噛み合った状態
で固定されるようになっている。クラッチ手段17は、
例えば自転車ハンドル等に取り付けたレバー(図示せ
ず)とワイヤー等を介して連結され、乗員がレバーを手
動操作することによって、このクラッチ手段17が作動
するようになっている。
に、駆動軸10の軸方向に沿ってスライド自在に設けら
れ、前記輪盤160の外周縁部に形成された突縁164
に係合する係合凹部171が設けられている。図5に示
すように、駆動軸10に形成したボール穴168内に
は、スプリング167により駆動軸10の径方向外方に
向けてばね付勢されたボール166が収納されており、
ラチェット手段16の基端部には、前記ボール166と
係合するリング状の2つの凹溝165が軸方向に沿って
形成されている。図5に示すように、ボール166が図
中左側の凹溝165と係合することによって、ラチェッ
ト手段16は、駆動側スプロケット15との噛み合いを
解除した状態で固定される。また、ボール166が図中
右側の凹溝165と係合することによって、ラチェット
手段16は、駆動側スプロケット15に噛み合った状態
で固定されるようになっている。クラッチ手段17は、
例えば自転車ハンドル等に取り付けたレバー(図示せ
ず)とワイヤー等を介して連結され、乗員がレバーを手
動操作することによって、このクラッチ手段17が作動
するようになっている。
【0029】前記第1ラチェット131は、図2に示し
たように、径方向に沿ったラチェット歯と、隣り合うラ
チェット歯の間で正回転方向R1 に上り傾斜する傾斜面
とが形成されており、この第1ラチェット131は、駆
動軸10が正回転R1 すると、太陽外歯歯車13の係合
爪132と係合し、太陽外歯歯車13を正回転方向R1
に回転駆動することになる。一方、駆動軸10が逆回転
するとき、あるいは、太陽外歯歯車13の正回転方向R
1 の回転速度が第1ラチェット131の正回転方向R1
の回転速度よりも速い場合には、第1ラチェット131
と係合爪132との係合が解除されるため、太陽外歯歯
車13の係合爪132が駆動軸10を回転駆動すること
はない。このような第1ラチェット131と係合爪13
2との関係により、駆動軸10が正回転方向にのみ駆動
作用を行い、ラチェット手段16の輪盤160が駆動側
スプロケット15と噛み合って高速回転したときには、
駆動軸10及び輪盤160の回転は、太陽外歯歯車13
と駆動軸10との回転関係を干渉することはない。
たように、径方向に沿ったラチェット歯と、隣り合うラ
チェット歯の間で正回転方向R1 に上り傾斜する傾斜面
とが形成されており、この第1ラチェット131は、駆
動軸10が正回転R1 すると、太陽外歯歯車13の係合
爪132と係合し、太陽外歯歯車13を正回転方向R1
に回転駆動することになる。一方、駆動軸10が逆回転
するとき、あるいは、太陽外歯歯車13の正回転方向R
1 の回転速度が第1ラチェット131の正回転方向R1
の回転速度よりも速い場合には、第1ラチェット131
と係合爪132との係合が解除されるため、太陽外歯歯
車13の係合爪132が駆動軸10を回転駆動すること
はない。このような第1ラチェット131と係合爪13
2との関係により、駆動軸10が正回転方向にのみ駆動
作用を行い、ラチェット手段16の輪盤160が駆動側
スプロケット15と噛み合って高速回転したときには、
駆動軸10及び輪盤160の回転は、太陽外歯歯車13
と駆動軸10との回転関係を干渉することはない。
【0030】そして、駆動軸10が正回転R1 すると、
太陽歯車13、141と遊星歯車14とを備えた第1歯
車列12を介して、駆動側スプロケット15は、駆動軸
10の回転速度よりも低速に変速されて正回転R1 し、
この駆動側スプロケット15にチェーン2を介して連結
された従動側スプロケット21も正回転方向に回転す
る。これにより、芯軸411は第1の回転速度で正回転
方向に回転する。また、クラッチ手段によりラチェット
手段16を駆動側スプロケット15の軸直交側面に噛み
合わせた場合には、駆動側スプロケット15は駆動軸1
0の回転速度と同じ速度に変速されて正回転R1 する。
これにより、芯軸411は前記第1の回転速度よりも高
速の第2の回転速度で正回転方向に回転する。このと
き、第1歯車列12を介して太陽外歯歯車13の回転速
度が駆動軸10の回転速度よりも速くなるため、第1ラ
チェット131は空転するようになっている。
太陽歯車13、141と遊星歯車14とを備えた第1歯
車列12を介して、駆動側スプロケット15は、駆動軸
10の回転速度よりも低速に変速されて正回転R1 し、
この駆動側スプロケット15にチェーン2を介して連結
された従動側スプロケット21も正回転方向に回転す
る。これにより、芯軸411は第1の回転速度で正回転
方向に回転する。また、クラッチ手段によりラチェット
手段16を駆動側スプロケット15の軸直交側面に噛み
合わせた場合には、駆動側スプロケット15は駆動軸1
0の回転速度と同じ速度に変速されて正回転R1 する。
これにより、芯軸411は前記第1の回転速度よりも高
速の第2の回転速度で正回転方向に回転する。このと
き、第1歯車列12を介して太陽外歯歯車13の回転速
度が駆動軸10の回転速度よりも速くなるため、第1ラ
チェット131は空転するようになっている。
【0031】図6、7に示すように、駆動側スプロケッ
ト15に噛み合ったチェーン2は、後輪4の車軸42に
設けられた従動側スプロケット21に掛け渡されてい
る。この従動側スプロケット21は、図7に示すよう
に、車軸42が挿通された中空の芯軸411に固着され
た内方ラチェット25と、正回転方向で前記内方ラチェ
ット25と係合する係合爪24が設けられた外方ラチェ
ット23と、この外方ラチェット23と正回転方向で係
合する係合爪22が設けられた外側リングとを有する。
前記芯軸411は、後部車輪4の車軸42の軸ボス部4
1に連設して設けられている。また、外側リング、両ラ
チェット23、25は、同心円上に設けられ、外側リン
グの外周には、チェーン2と噛み合うスプロケット歯2
11が形成されている。各係合爪22、24のそれぞれ
は、車軸42と同心円上で外側リング、外方ラチェット
23にばね付勢されて軸支されている。外方ラチェット
23、内方ラチェット25のそれぞれは、径方向に沿っ
たラチェット歯と、隣り合うラチェット歯の間で図中時
計回りの正回転方向に沿って下り傾斜する傾斜面とが形
成されている。従って、従動側スプロケット21が図中
時計回りの正回転方向に回転すると、外方ラチェット2
3は、外側リングの係合爪22が係合することによっ
て、同じ正回転方向に回転する。また、外方ラチェット
23が正回転方向に回転することにより、内方ラチェッ
ト25は、外方ラチェット23の係合爪24が係合して
同じ正回転方向に回転し、これに伴い車軸42が正回転
方向に回転することになる。一方、各ラチェット23、
25と各係合爪22、24との関係により、従動側スプ
ロケット21とこれに噛み合ったチェーン2とは、図中
反時計回り方向に自由に逆回転できるようになってい
る。また、従動側スプロケット21の外方ラチェット2
3は、図6に示すように、その軸直交側面にリング状に
突出する支持リング31が形成されている。
ト15に噛み合ったチェーン2は、後輪4の車軸42に
設けられた従動側スプロケット21に掛け渡されてい
る。この従動側スプロケット21は、図7に示すよう
に、車軸42が挿通された中空の芯軸411に固着され
た内方ラチェット25と、正回転方向で前記内方ラチェ
ット25と係合する係合爪24が設けられた外方ラチェ
ット23と、この外方ラチェット23と正回転方向で係
合する係合爪22が設けられた外側リングとを有する。
前記芯軸411は、後部車輪4の車軸42の軸ボス部4
1に連設して設けられている。また、外側リング、両ラ
チェット23、25は、同心円上に設けられ、外側リン
グの外周には、チェーン2と噛み合うスプロケット歯2
11が形成されている。各係合爪22、24のそれぞれ
は、車軸42と同心円上で外側リング、外方ラチェット
23にばね付勢されて軸支されている。外方ラチェット
23、内方ラチェット25のそれぞれは、径方向に沿っ
たラチェット歯と、隣り合うラチェット歯の間で図中時
計回りの正回転方向に沿って下り傾斜する傾斜面とが形
成されている。従って、従動側スプロケット21が図中
時計回りの正回転方向に回転すると、外方ラチェット2
3は、外側リングの係合爪22が係合することによっ
て、同じ正回転方向に回転する。また、外方ラチェット
23が正回転方向に回転することにより、内方ラチェッ
ト25は、外方ラチェット23の係合爪24が係合して
同じ正回転方向に回転し、これに伴い車軸42が正回転
方向に回転することになる。一方、各ラチェット23、
25と各係合爪22、24との関係により、従動側スプ
ロケット21とこれに噛み合ったチェーン2とは、図中
反時計回り方向に自由に逆回転できるようになってい
る。また、従動側スプロケット21の外方ラチェット2
3は、図6に示すように、その軸直交側面にリング状に
突出する支持リング31が形成されている。
【0032】図6に示すように、芯軸411の回転速度
を変速する第2変速装置3は、芯軸411に回転自在に
設けられたクラッチ盤33と、車軸42の回転に伴う遠
心力により従動側スプロケット21とクラッチ盤33と
を係合する遠心力クラッチ手段32と、従動側スプロケ
ット21に第3の回転速度を生じさせる第2歯車列3
4、35、36とを有している。
を変速する第2変速装置3は、芯軸411に回転自在に
設けられたクラッチ盤33と、車軸42の回転に伴う遠
心力により従動側スプロケット21とクラッチ盤33と
を係合する遠心力クラッチ手段32と、従動側スプロケ
ット21に第3の回転速度を生じさせる第2歯車列3
4、35、36とを有している。
【0033】前記クラッチ盤33は、図6〜図9に示す
ように、ベアリング等の軸受を介して芯軸411に対し
て回転自在に取り付けられており、その外周縁部には、
外方ラチェット23に設けた支持リング31に対向する
ようにクラッチ凸片331が形成されている。このクラ
ッチ凸片331と支持リング31との間に遠心力クラッ
チ手段32が配置されている。この遠心力クラッチ手段
32は、芯軸411が前記第2の回転速度よりも速い所
定の速度で回転したときに芯軸411の回転に伴う遠心
力によって作動し、クラッチ凸片331の内周面に係合
して、従動側スプロケット21とクラッチ盤33とを係
合するようになっている。また、クラッチ盤33は、支
持リング31よりも内方の部位で、この支持リング31
の内周面301(図10参照)に対向する内環306が
形成されている。この内環306と支持リング31との
間にカップリング30が配置されており、このカップリ
ング30は、クラッチ盤33が図9中で矢印で示される
正回転方向に回転したときのみ作動し、支持リング31
と連結して外方ラチェット23を回転駆動するようにな
っている。
ように、ベアリング等の軸受を介して芯軸411に対し
て回転自在に取り付けられており、その外周縁部には、
外方ラチェット23に設けた支持リング31に対向する
ようにクラッチ凸片331が形成されている。このクラ
ッチ凸片331と支持リング31との間に遠心力クラッ
チ手段32が配置されている。この遠心力クラッチ手段
32は、芯軸411が前記第2の回転速度よりも速い所
定の速度で回転したときに芯軸411の回転に伴う遠心
力によって作動し、クラッチ凸片331の内周面に係合
して、従動側スプロケット21とクラッチ盤33とを係
合するようになっている。また、クラッチ盤33は、支
持リング31よりも内方の部位で、この支持リング31
の内周面301(図10参照)に対向する内環306が
形成されている。この内環306と支持リング31との
間にカップリング30が配置されており、このカップリ
ング30は、クラッチ盤33が図9中で矢印で示される
正回転方向に回転したときのみ作動し、支持リング31
と連結して外方ラチェット23を回転駆動するようにな
っている。
【0034】前記第2歯車列は、図6に示すように、芯
軸411に固着された芯軸ラチェットと係合する複数の
係合爪351が設けられた太陽外歯歯車35と、この太
陽外歯歯車35の外周を覆うように設けられた内歯歯車
36と、太陽外歯歯車35と内歯歯車36とに噛み合う
遊星歯車34とを有している。内歯歯車36は、車体側
に固定された軸ケース361の内周面に、太陽外歯歯車
35の外周を覆うように設けられている。また、遊星歯
車34は、両太陽歯車35、36と噛み合って、芯軸4
11を中心に回転運動を行うようになっている。この遊
星歯車34は、クラッチ盤33に設けた軸341に軸支
されている。係合爪351は、芯軸411と同心円上で
太陽外歯歯車35にばね付勢されて軸支されている。そ
して、クラッチ盤33が正回転してこれに軸支された遊
星歯車34によって太陽外歯歯車35が正回転方向に駆
動されると、係合爪351が芯軸ラチェットと係合し
て、芯軸411が正回転方向R1 に回転駆動されるよう
になっている。
軸411に固着された芯軸ラチェットと係合する複数の
係合爪351が設けられた太陽外歯歯車35と、この太
陽外歯歯車35の外周を覆うように設けられた内歯歯車
36と、太陽外歯歯車35と内歯歯車36とに噛み合う
遊星歯車34とを有している。内歯歯車36は、車体側
に固定された軸ケース361の内周面に、太陽外歯歯車
35の外周を覆うように設けられている。また、遊星歯
車34は、両太陽歯車35、36と噛み合って、芯軸4
11を中心に回転運動を行うようになっている。この遊
星歯車34は、クラッチ盤33に設けた軸341に軸支
されている。係合爪351は、芯軸411と同心円上で
太陽外歯歯車35にばね付勢されて軸支されている。そ
して、クラッチ盤33が正回転してこれに軸支された遊
星歯車34によって太陽外歯歯車35が正回転方向に駆
動されると、係合爪351が芯軸ラチェットと係合し
て、芯軸411が正回転方向R1 に回転駆動されるよう
になっている。
【0035】前記遠心力クラッチ手段32は、図8、図
10に示すように、遠心力により拡開してクラッチ凸片
331の内周面に当接する複数の膨張クラッチシュー3
20を有し、各膨張クラッチシュー320は、弾性材料
からなる摩擦シューライニング324の内面に、金属板
323を一体的に取り付けて構成されている。各膨張ク
ラッチシュー320は円弧形状を呈し、隣接する膨張ク
ラッチシュー320は弾発手段としての引張スプリング
322によって相互に連結されている。また、各膨張ク
ラッチシュー320の両端部には凹部321が形成さ
れ、隣接する膨張クラッチシュー320の凹部321の
間に挿入される突起支持ブロック311が支持リング3
1の外周面に複数個形成されている。また、膨張クラッ
チシュー320の金属板323の内周面には複数の外方
ほぞ穴323aが形成され、支持リング31の外周面に
は複数の内方ほぞ穴313が形成されている。両ほぞ穴
323a、313の間には、拡開した膨張クラッチシュ
ー320を支持リング31上に支持する支えほぞ312
が配置されている。
10に示すように、遠心力により拡開してクラッチ凸片
331の内周面に当接する複数の膨張クラッチシュー3
20を有し、各膨張クラッチシュー320は、弾性材料
からなる摩擦シューライニング324の内面に、金属板
323を一体的に取り付けて構成されている。各膨張ク
ラッチシュー320は円弧形状を呈し、隣接する膨張ク
ラッチシュー320は弾発手段としての引張スプリング
322によって相互に連結されている。また、各膨張ク
ラッチシュー320の両端部には凹部321が形成さ
れ、隣接する膨張クラッチシュー320の凹部321の
間に挿入される突起支持ブロック311が支持リング3
1の外周面に複数個形成されている。また、膨張クラッ
チシュー320の金属板323の内周面には複数の外方
ほぞ穴323aが形成され、支持リング31の外周面に
は複数の内方ほぞ穴313が形成されている。両ほぞ穴
323a、313の間には、拡開した膨張クラッチシュ
ー320を支持リング31上に支持する支えほぞ312
が配置されている。
【0036】また、図9に示されるように、突起支持ブ
ロック311の両端面のうち、矢印で示す正回転方向側
の端面は傾斜面に形成されている。支持リング31が正
回転したときには、突起支持ブロック311の前記傾斜
面が膨張クラッチシュー320の端部を押圧して、この
膨張クラッチシュー320を径方向外方に向けて拡開す
るようになっている。また、自転車の速度が加速されて
遠心力クラッチ手段32に所定以上の遠心力が作用する
と、拡開した膨張クラッチシュー320が支えほぞ31
2によって支持リング31上に支持されることから、遠
心力クラッチ手段32とクラッチ凸片331の内周面と
の係合が一層強められることになる。
ロック311の両端面のうち、矢印で示す正回転方向側
の端面は傾斜面に形成されている。支持リング31が正
回転したときには、突起支持ブロック311の前記傾斜
面が膨張クラッチシュー320の端部を押圧して、この
膨張クラッチシュー320を径方向外方に向けて拡開す
るようになっている。また、自転車の速度が加速されて
遠心力クラッチ手段32に所定以上の遠心力が作用する
と、拡開した膨張クラッチシュー320が支えほぞ31
2によって支持リング31上に支持されることから、遠
心力クラッチ手段32とクラッチ凸片331の内周面と
の係合が一層強められることになる。
【0037】前記カップリング30は、図8、図10に
示すように、支持リング31の内周面301に対向する
複数のカム輪302と、前記内周面301との間の隙間
が変化する複数の楔形部303とを有し、これらカム輪
302、楔形部303は、クラッチ盤33の中央部に設
けられた内環306の外周面にそれぞれ形成されてい
る。楔形部303は、図9の矢印で示される正回転方向
とは逆方向に沿って前記内周面301との間の隙間を小
さくするように傾斜している。そして、カップリング3
0は、この隙間内に、スプリング305により保持され
たボール304を配置することにより構成されている。
示すように、支持リング31の内周面301に対向する
複数のカム輪302と、前記内周面301との間の隙間
が変化する複数の楔形部303とを有し、これらカム輪
302、楔形部303は、クラッチ盤33の中央部に設
けられた内環306の外周面にそれぞれ形成されてい
る。楔形部303は、図9の矢印で示される正回転方向
とは逆方向に沿って前記内周面301との間の隙間を小
さくするように傾斜している。そして、カップリング3
0は、この隙間内に、スプリング305により保持され
たボール304を配置することにより構成されている。
【0038】このカップリング30は、クラッチ盤33
が正回転して内環306も駆動されると、ボール304
を介して支持リング31に係合して、この支持リング3
1を正回転するが、外部から支持リング31を駆動する
ことによりカップリング30を介して内環306を連動
させようとしても、楔形部303の斜面とボール304
との関係で外部の支持リング31は直接内環306を連
動させることができない。この点については自転車が走
行中においてペダル11を踏む足を休めた場合に特に重
要なことであり、内環306、カム輪302と支持リン
グ31と車輪が回転した慣性力によって引き続き係合し
あって回転し、再びペダル11を踏んでチェーン2と従
動側スプロケット21を駆動させたときも、従動側スプ
ロケット21は直ちに駆動されることになる。従って、
従来の変速装置でチェーンが掛けられるスプロケットの
位置を移動する際に良く見受けられるいわゆる「空踏
み」の不快感が生じることはない。
が正回転して内環306も駆動されると、ボール304
を介して支持リング31に係合して、この支持リング3
1を正回転するが、外部から支持リング31を駆動する
ことによりカップリング30を介して内環306を連動
させようとしても、楔形部303の斜面とボール304
との関係で外部の支持リング31は直接内環306を連
動させることができない。この点については自転車が走
行中においてペダル11を踏む足を休めた場合に特に重
要なことであり、内環306、カム輪302と支持リン
グ31と車輪が回転した慣性力によって引き続き係合し
あって回転し、再びペダル11を踏んでチェーン2と従
動側スプロケット21を駆動させたときも、従動側スプ
ロケット21は直ちに駆動されることになる。従って、
従来の変速装置でチェーンが掛けられるスプロケットの
位置を移動する際に良く見受けられるいわゆる「空踏
み」の不快感が生じることはない。
【0039】そして、芯軸411が第2の回転速度より
も速い所定の速度で正回転した場合には、第2変速手段
3の遠心力クラッチ手段32が作動し、クラッチ盤33
が正回転する。クラッチ盤33が回転することにより、
太陽歯車35、36と遊星歯車34とを備えた第2歯車
列を介して、芯軸411は、前記第2の回転速度よりも
高速の第3の回転速度に変速され、正回転方向に回転駆
動される。このように第2歯車列を介して芯軸411の
回転速度が外方ラチェット23の回転速度よりも速くな
るため、内方ラチェット25は空転するようになってい
る。
も速い所定の速度で正回転した場合には、第2変速手段
3の遠心力クラッチ手段32が作動し、クラッチ盤33
が正回転する。クラッチ盤33が回転することにより、
太陽歯車35、36と遊星歯車34とを備えた第2歯車
列を介して、芯軸411は、前記第2の回転速度よりも
高速の第3の回転速度に変速され、正回転方向に回転駆
動される。このように第2歯車列を介して芯軸411の
回転速度が外方ラチェット23の回転速度よりも速くな
るため、内方ラチェット25は空転するようになってい
る。
【0040】前記第2変速手段3に連設される別の1組
である第2番目の第2変速手段3´は、前述したものと
相似したものであり、図6に示すように、太陽外歯歯車
35に連設された支持盤352には、その軸直交側面に
リング状に突出する第2支持リング31´が形成されて
おり、芯軸411に回転自在に設けられた第2クラッチ
盤33´と、車軸42の回転に伴う遠心力により太陽外
歯歯車35と第2クラッチ盤33´とを係合する第2遠
心力クラッチ手段32´と、歯車列34´、35´、3
6´とを有している。
である第2番目の第2変速手段3´は、前述したものと
相似したものであり、図6に示すように、太陽外歯歯車
35に連設された支持盤352には、その軸直交側面に
リング状に突出する第2支持リング31´が形成されて
おり、芯軸411に回転自在に設けられた第2クラッチ
盤33´と、車軸42の回転に伴う遠心力により太陽外
歯歯車35と第2クラッチ盤33´とを係合する第2遠
心力クラッチ手段32´と、歯車列34´、35´、3
6´とを有している。
【0041】第2クラッチ盤33´は、芯軸411に対
して回転自在に取り付けられ、その外周縁部には、第2
支持リング31´に対向するようにクラッチ凸片331
´が形成されている。このクラッチ凸片331´と第2
支持リング31´との間に第2遠心力クラッチ手段32
´が配置されており、この第2遠心力クラッチ手段32
´は、芯軸411が前記第3の回転速度よりも速い所定
の速度で回転したときに回転に伴う遠心力によって作動
し、クラッチ凸片331´の内周面に係合するようにな
っている。また、第2クラッチ盤33´は、第2支持リ
ング31´よりも内方の部位でこの支持リング31´に
対向する内環が形成されている。この内環と第2支持リ
ング31´との間に第2カップリング30´が配置され
ており、この第2カップリング30´は、第2クラッチ
盤33´が正回転したときのみ作動し、第2支持リング
31´を駆動するようになっている。
して回転自在に取り付けられ、その外周縁部には、第2
支持リング31´に対向するようにクラッチ凸片331
´が形成されている。このクラッチ凸片331´と第2
支持リング31´との間に第2遠心力クラッチ手段32
´が配置されており、この第2遠心力クラッチ手段32
´は、芯軸411が前記第3の回転速度よりも速い所定
の速度で回転したときに回転に伴う遠心力によって作動
し、クラッチ凸片331´の内周面に係合するようにな
っている。また、第2クラッチ盤33´は、第2支持リ
ング31´よりも内方の部位でこの支持リング31´に
対向する内環が形成されている。この内環と第2支持リ
ング31´との間に第2カップリング30´が配置され
ており、この第2カップリング30´は、第2クラッチ
盤33´が正回転したときのみ作動し、第2支持リング
31´を駆動するようになっている。
【0042】歯車列は、芯軸411に固着された第2太
陽外歯歯車35´と、この第2太陽外歯歯車35´の外
周を覆うように設けられた第2内歯歯車36´と、これ
らに噛み合って回転すると共に第2クラッチ盤33´に
軸支された第2遊星歯車34´とを有している。
陽外歯歯車35´と、この第2太陽外歯歯車35´の外
周を覆うように設けられた第2内歯歯車36´と、これ
らに噛み合って回転すると共に第2クラッチ盤33´に
軸支された第2遊星歯車34´とを有している。
【0043】そして、芯軸411が第3の回転速度より
も速い所定の速度で正回転した場合には、第2遠心力ク
ラッチ手段32´が作動し、第2クラッチ盤33´が正
回転する。第2クラッチ盤33´が回転することによ
り、太陽歯車35´、36´と遊星歯車34´とを備え
た歯車列を介して、芯軸411は、前記第3の回転速度
よりも高速の第4の回転速度に変速され、正回転方向に
回転駆動される。このように歯車列を介して芯軸411
の回転速度が太陽歯車35の回転速度よりも速くなるた
め、太陽外歯歯車35は空転するようになっている。
も速い所定の速度で正回転した場合には、第2遠心力ク
ラッチ手段32´が作動し、第2クラッチ盤33´が正
回転する。第2クラッチ盤33´が回転することによ
り、太陽歯車35´、36´と遊星歯車34´とを備え
た歯車列を介して、芯軸411は、前記第3の回転速度
よりも高速の第4の回転速度に変速され、正回転方向に
回転駆動される。このように歯車列を介して芯軸411
の回転速度が太陽歯車35の回転速度よりも速くなるた
め、太陽外歯歯車35は空転するようになっている。
【0044】第2太陽外歯歯車35´は、芯軸411に
固着されていることから、自転車が走行中に乗員がペダ
ル11を踏まないときには、自転車はその慣性力で第2
太陽外歯歯車35´を連動し、2組の変速装置3、3´
が係合しあって回転する。この場合、ペダル11を踏ん
でチェーン2とスプロケット21とを働かせると、直ち
に駆動されるため、「空踏み」が生じることはない。
固着されていることから、自転車が走行中に乗員がペダ
ル11を踏まないときには、自転車はその慣性力で第2
太陽外歯歯車35´を連動し、2組の変速装置3、3´
が係合しあって回転する。この場合、ペダル11を踏ん
でチェーン2とスプロケット21とを働かせると、直ち
に駆動されるため、「空踏み」が生じることはない。
【0045】従動側スプロケット21の直径は、クラッ
チ盤33、33´の直径とほぼ同じであり、後輪4側に
設けられた遊星歯車装置を回転させると自転車の走行速
度が自動的に増加されることになる。
チ盤33、33´の直径とほぼ同じであり、後輪4側に
設けられた遊星歯車装置を回転させると自転車の走行速
度が自動的に増加されることになる。
【0046】次に、本実施例の作用を説明する。
【0047】先ず、図1に示されるように、ラチェット
手段16が駆動側スプロケット15から離間した状態を
説明する。この場合、ペダル11を踏んで駆動軸10を
回転させると、図2に示すように、第1ラチェット13
1が太陽外歯歯車13の係合爪132に係合し、太陽外
歯歯車13は正回転方向R1 に回転する。太陽外歯歯車
13の回転に伴って遊星歯車14が内歯歯車リング14
1との間で回転し、遊星歯車14を軸支する駆動側スプ
ロケット15も正回転方向R1 に回転する。そして、駆
動側スプロケット15の回転は、チェーン2を介して従
動側スプロケット21に伝達される。図7に示すよう
に、従動側スプロケット21が図中時計回り方向の正回
転方向に回転すると、外側リングの係合爪22が外方ラ
チェット23に係合し、更に外方ラチェット23の係合
爪24が内方ラチェット25に係合して、車軸42が正
回転方向に回転する。これにより、後輪4が回転して自
転車は、低速(第1の速度)で走行することになる。
手段16が駆動側スプロケット15から離間した状態を
説明する。この場合、ペダル11を踏んで駆動軸10を
回転させると、図2に示すように、第1ラチェット13
1が太陽外歯歯車13の係合爪132に係合し、太陽外
歯歯車13は正回転方向R1 に回転する。太陽外歯歯車
13の回転に伴って遊星歯車14が内歯歯車リング14
1との間で回転し、遊星歯車14を軸支する駆動側スプ
ロケット15も正回転方向R1 に回転する。そして、駆
動側スプロケット15の回転は、チェーン2を介して従
動側スプロケット21に伝達される。図7に示すよう
に、従動側スプロケット21が図中時計回り方向の正回
転方向に回転すると、外側リングの係合爪22が外方ラ
チェット23に係合し、更に外方ラチェット23の係合
爪24が内方ラチェット25に係合して、車軸42が正
回転方向に回転する。これにより、後輪4が回転して自
転車は、低速(第1の速度)で走行することになる。
【0048】次いで、クラッチ手段17を作動させてラ
チェット手段16を駆動軸10に沿って摺動させ、ラチ
ェット手段16の輪盤側噛合部材163を駆動側スプロ
ケット15のスプロケット側噛合部材153に噛み合わ
せる。ラチェット手段16が駆動側スプロケット15に
噛み合った状態は、駆動軸10のボール穴168内に収
納したボール166が図5中右側の凹溝165と係合す
ることによって固定されている。これにより、駆動軸1
0の回転が駆動側スプロケット15にそのまま伝達され
てチェーン2が駆動されることになり、自転車の速度が
加速されることになる。このようにラチェット手段16
で駆動側スプロケット15を駆動するときには、第1歯
車列12を介して、太陽外歯歯車13の回転速度が駆動
軸10の回転速度よりも速くなるため、第1ラチェット
131は空転する。
チェット手段16を駆動軸10に沿って摺動させ、ラチ
ェット手段16の輪盤側噛合部材163を駆動側スプロ
ケット15のスプロケット側噛合部材153に噛み合わ
せる。ラチェット手段16が駆動側スプロケット15に
噛み合った状態は、駆動軸10のボール穴168内に収
納したボール166が図5中右側の凹溝165と係合す
ることによって固定されている。これにより、駆動軸1
0の回転が駆動側スプロケット15にそのまま伝達され
てチェーン2が駆動されることになり、自転車の速度が
加速されることになる。このようにラチェット手段16
で駆動側スプロケット15を駆動するときには、第1歯
車列12を介して、太陽外歯歯車13の回転速度が駆動
軸10の回転速度よりも速くなるため、第1ラチェット
131は空転する。
【0049】例えば坂道を登るときには、クラッチ手段
17を作動させてラチェット手段16を図1に示される
右側まで移動し、ラチェット手段16と駆動側スプロケ
ット15との噛み合いを解除する。ペダル11を踏んで
駆動軸10を回転させると、第1ラチェット131が太
陽外歯歯車13の係合爪132に係合して、太陽外歯歯
車13が駆動軸10により回転駆動され、この太陽外歯
歯車13が遊星歯車14を回転駆動する。そして、自転
車は、駆動側スプロケット15が遊星歯車14を介して
駆動されて走行することになる。このとき、駆動側スプ
ロケット15の回転速度が太陽外歯歯車13及び駆動軸
10の回転速度よりも遥かに遅くなるため、駆動側スプ
ロケット15を駆動する力つまりペダルを踏む力は非常
に軽くなる。
17を作動させてラチェット手段16を図1に示される
右側まで移動し、ラチェット手段16と駆動側スプロケ
ット15との噛み合いを解除する。ペダル11を踏んで
駆動軸10を回転させると、第1ラチェット131が太
陽外歯歯車13の係合爪132に係合して、太陽外歯歯
車13が駆動軸10により回転駆動され、この太陽外歯
歯車13が遊星歯車14を回転駆動する。そして、自転
車は、駆動側スプロケット15が遊星歯車14を介して
駆動されて走行することになる。このとき、駆動側スプ
ロケット15の回転速度が太陽外歯歯車13及び駆動軸
10の回転速度よりも遥かに遅くなるため、駆動側スプ
ロケット15を駆動する力つまりペダルを踏む力は非常
に軽くなる。
【0050】次ぎに、第2変速装置3、3´の作用を説
明する。
明する。
【0051】従動側スプロケット21が未だクラッチ盤
33に係合しておらず、遊星歯車34や太陽外歯歯車3
5が従動側スプロケット21と連動しない場合を説明す
る。この場合には、図7に示すように、従動側スプロケ
ット21が図中時計回り方向の正回転方向に回転してお
り、外側リングの係合爪22が外方ラチェット23に係
合し、更に外方ラチェット23の係合爪24が内方ラチ
ェット25に係合して、芯軸411が正回転方向に回転
する。これにより、芯軸411に連設された軸ボス部4
1に取り付けられた後輪4が回転して、自転車が走行す
る。このときの速度は、第2変速装置3による「第1速
度(低速)」に相当する。
33に係合しておらず、遊星歯車34や太陽外歯歯車3
5が従動側スプロケット21と連動しない場合を説明す
る。この場合には、図7に示すように、従動側スプロケ
ット21が図中時計回り方向の正回転方向に回転してお
り、外側リングの係合爪22が外方ラチェット23に係
合し、更に外方ラチェット23の係合爪24が内方ラチ
ェット25に係合して、芯軸411が正回転方向に回転
する。これにより、芯軸411に連設された軸ボス部4
1に取り付けられた後輪4が回転して、自転車が走行す
る。このときの速度は、第2変速装置3による「第1速
度(低速)」に相当する。
【0052】次いで、自転車の速度が前記「第1速度
(低速)」よりも更に加速されて遠心力クラッチ手段3
2に所定以上の遠心力が作用すると、図9に示すよう
に、第2変速装置3の遠心力クラッチ手段32が作動
し、膨張クラッチシュー320が拡開してクラッチ凸片
331の内周面に当接すると共に支えほぞ312によっ
て支持され、従動側スプロケット21の外方ラチェット
23に連設した支持リング31と、クラッチ盤33とが
係合する。これにより、クラッチ盤33が従動側スプロ
ケット21によって回転駆動され、クラッチ盤33に軸
支された遊星歯車34は、これに噛み合う太陽外歯歯車
35を加速して回転駆動する。この太陽外歯歯車35の
回転は、係合爪351が芯軸ラチェットと係合すること
によって芯軸411に伝達され、自転車の速度が加速さ
れることになる。このときの速度は、第2変速装置3、
3´による「第2速度」に相当する。このように、遊星
歯車34及び太陽外歯歯車35等を介して芯軸411を
駆動するときには、内方ラチェット25の回転速度が外
方ラチェット23の回転速度よりも早くなるため、外方
ラチェット23の係合爪24は内方ラチェット25と係
合せず、内方ラチェット25は空転することになる。
(低速)」よりも更に加速されて遠心力クラッチ手段3
2に所定以上の遠心力が作用すると、図9に示すよう
に、第2変速装置3の遠心力クラッチ手段32が作動
し、膨張クラッチシュー320が拡開してクラッチ凸片
331の内周面に当接すると共に支えほぞ312によっ
て支持され、従動側スプロケット21の外方ラチェット
23に連設した支持リング31と、クラッチ盤33とが
係合する。これにより、クラッチ盤33が従動側スプロ
ケット21によって回転駆動され、クラッチ盤33に軸
支された遊星歯車34は、これに噛み合う太陽外歯歯車
35を加速して回転駆動する。この太陽外歯歯車35の
回転は、係合爪351が芯軸ラチェットと係合すること
によって芯軸411に伝達され、自転車の速度が加速さ
れることになる。このときの速度は、第2変速装置3、
3´による「第2速度」に相当する。このように、遊星
歯車34及び太陽外歯歯車35等を介して芯軸411を
駆動するときには、内方ラチェット25の回転速度が外
方ラチェット23の回転速度よりも早くなるため、外方
ラチェット23の係合爪24は内方ラチェット25と係
合せず、内方ラチェット25は空転することになる。
【0053】自転車の速度が更に加速されると、2つ目
の第2変速装置3´が働くことになる。この場合も前述
した1つ目の第2変速装置3と同様にして作動する。つ
まり、所定以上の遠心力が作用すると遠心力クラッチ手
段32´が作動して、太陽外歯歯車35に連設された支
持盤352に設けた支持リング31´と、クラッチ盤3
3´とが係合する。これにより、クラッチ盤33´が太
陽外歯歯車35によって回転駆動され、クラッチ盤33
´に軸支された遊星歯車34´は、これに噛み合う太陽
外歯歯車35´を加速して回転駆動する。太陽外歯歯車
35´は芯軸411に固着されていることから、太陽外
歯歯車35´の回転は芯軸411にそのまま伝達され、
自転車の速度が更に加速されることになる。このときの
速度は、第2変速装置3、3´による「第3速度」に相
当する。このように、遊星歯車34´及び太陽外歯歯車
35´を介して芯軸411を駆動するときには、芯軸4
11の回転速度が太陽外歯歯車35の回転速度よりも早
くなるため、太陽外歯歯車35の係合爪351は芯軸ラ
チェットと係合せず、太陽外歯歯車35は空転すること
になる。
の第2変速装置3´が働くことになる。この場合も前述
した1つ目の第2変速装置3と同様にして作動する。つ
まり、所定以上の遠心力が作用すると遠心力クラッチ手
段32´が作動して、太陽外歯歯車35に連設された支
持盤352に設けた支持リング31´と、クラッチ盤3
3´とが係合する。これにより、クラッチ盤33´が太
陽外歯歯車35によって回転駆動され、クラッチ盤33
´に軸支された遊星歯車34´は、これに噛み合う太陽
外歯歯車35´を加速して回転駆動する。太陽外歯歯車
35´は芯軸411に固着されていることから、太陽外
歯歯車35´の回転は芯軸411にそのまま伝達され、
自転車の速度が更に加速されることになる。このときの
速度は、第2変速装置3、3´による「第3速度」に相
当する。このように、遊星歯車34´及び太陽外歯歯車
35´を介して芯軸411を駆動するときには、芯軸4
11の回転速度が太陽外歯歯車35の回転速度よりも早
くなるため、太陽外歯歯車35の係合爪351は芯軸ラ
チェットと係合せず、太陽外歯歯車35は空転すること
になる。
【0054】上述したように、従動側スプロケット21
が図7中時計回り方向の正回転方向に回転する場合に
は、各係合爪22、24が各ラチェット23、25に係
合して、芯軸411を正回転方向に回転駆動し得るが、
逆に、芯軸411が正回転方向に回転する場合には、各
ラチェット23、25は各係合爪22、24と係合せず
に空転するので、従動側スプロケット21を回転駆動す
ることはできない。このことより、第2変速装置3、3
´のそれぞれが作動して芯軸411の回転速度が自動的
に変速され加速されたときには、各ラチェット23、2
5が空転することになり、従動側スプロケット21とチ
ェーン2との回転動に芯軸411の回転動が影響を及ぼ
すことはない。
が図7中時計回り方向の正回転方向に回転する場合に
は、各係合爪22、24が各ラチェット23、25に係
合して、芯軸411を正回転方向に回転駆動し得るが、
逆に、芯軸411が正回転方向に回転する場合には、各
ラチェット23、25は各係合爪22、24と係合せず
に空転するので、従動側スプロケット21を回転駆動す
ることはできない。このことより、第2変速装置3、3
´のそれぞれが作動して芯軸411の回転速度が自動的
に変速され加速されたときには、各ラチェット23、2
5が空転することになり、従動側スプロケット21とチ
ェーン2との回転動に芯軸411の回転動が影響を及ぼ
すことはない。
【0055】本実施例における第1変速装置1の変速比
は、次式で与えられる。 N=B/P −1 ここに、Bは固定された内歯歯車リング14の歯数、P
は太陽外歯歯車13の歯数である。
は、次式で与えられる。 N=B/P −1 ここに、Bは固定された内歯歯車リング14の歯数、P
は太陽外歯歯車13の歯数である。
【0056】例えば、内歯歯車リング14の歯数B=4
8、太陽外歯歯車13の歯数P=36の場合には、 N
=1/3 となる。これは、駆動側スプロケット15の
回転速度が1/3減じることを示しており、それだけ自
転車の速度が遅くなる。
8、太陽外歯歯車13の歯数P=36の場合には、 N
=1/3 となる。これは、駆動側スプロケット15の
回転速度が1/3減じることを示しており、それだけ自
転車の速度が遅くなる。
【0057】また、ラチェット手段16と駆動側スプロ
ケット15とが係合したときには、駆動側スプロケット
15の回転速度(N15)は、ラチェット手段16の回転
速度(N16)と同じ、つまり、N15=N16であるので、
駆動側スプロケット15から出力される回転速度は減速
されない。
ケット15とが係合したときには、駆動側スプロケット
15の回転速度(N15)は、ラチェット手段16の回転
速度(N16)と同じ、つまり、N15=N16であるので、
駆動側スプロケット15から出力される回転速度は減速
されない。
【0058】また、同様に、遊星歯車装置の変速原理の
応用により、第2変速装置3、3´の太陽外歯歯車3
5、35´は、スプロケット15、21によって駆動さ
れる遊星歯車34、34´の回転動によって加速され
る。
応用により、第2変速装置3、3´の太陽外歯歯車3
5、35´は、スプロケット15、21によって駆動さ
れる遊星歯車34、34´の回転動によって加速され
る。
【0059】従って、仮に第1変速装置1の変速比が2
で、第2変速装置3、3´の変速比が3であるならば、
本実施例における変速比の合計は、2×3=6となる。
で、第2変速装置3、3´の変速比が3であるならば、
本実施例における変速比の合計は、2×3=6となる。
【0060】尚、上述した実施例では、第2変速装置に
よる速度を「第1速度」、「第2速度」及び「第3速
度」に自動変速すべく第2変速装置3、3´を2組設け
た場合を図示したが、自転車に応用する場合にあって
は、少なくとも1つの第2変速装置3で「第1速度」、
「第2速度」の自動変速を実現する程度で十分である。
よる速度を「第1速度」、「第2速度」及び「第3速
度」に自動変速すべく第2変速装置3、3´を2組設け
た場合を図示したが、自転車に応用する場合にあって
は、少なくとも1つの第2変速装置3で「第1速度」、
「第2速度」の自動変速を実現する程度で十分である。
【0061】また、自転車に適用した場合を示したが、
本考案はこの場合に限定されるものではなく、その他の
車両や動力伝達装置に適宜改変を加えて応用することが
可能である。
本考案はこの場合に限定されるものではなく、その他の
車両や動力伝達装置に適宜改変を加えて応用することが
可能である。
【0062】上述したように、本実施例によれば以下の
利点がある。
利点がある。
【0063】1.車の走行速度によって自動的に変速し
得るので変速が便利でチェーンの入れ替えや移動によら
ず、チェーンが外れる虞がなく、自転車の走行効率が高
められる。
得るので変速が便利でチェーンの入れ替えや移動によら
ず、チェーンが外れる虞がなく、自転車の走行効率が高
められる。
【0064】2.太陽外歯歯車13、遊星歯車14及び
駆動側スプロケット15の操作により、坂道を登るとき
には、低速で駆動力が軽くなる。また、ラチェット手段
16を駆動側スプロケット15に噛み合わせたときには
速度が増し、更に第2変速装置3、3´を組み合わせる
ことによって一層速度が増すことになり、低速から高速
にわたる広範囲の制御が自在となる。
駆動側スプロケット15の操作により、坂道を登るとき
には、低速で駆動力が軽くなる。また、ラチェット手段
16を駆動側スプロケット15に噛み合わせたときには
速度が増し、更に第2変速装置3、3´を組み合わせる
ことによって一層速度が増すことになり、低速から高速
にわたる広範囲の制御が自在となる。
【0065】3.遊星歯車と太陽歯車との間の歯数比を
適宜変更することにより、変速し得る範囲が大きく変更
できるため、最高速と最低速の変速比が大幅に高めら
れ、スプロケット等の直径の制限を受けることはない。
適宜変更することにより、変速し得る範囲が大きく変更
できるため、最高速と最低速の変速比が大幅に高めら
れ、スプロケット等の直径の制限を受けることはない。
【0066】4.遠心力を利用して変速を行うため、変
速に伴う振動や機械応力による瞬間的に負荷が増大する
ことが軽減される。また、拡開した膨張クラッチシュー
320が支えほぞ312によって支持リング31上に支
持されることから、遠心力クラッチ手段32とクラッチ
凸片331の内周面との係合が一層強められ、高速運転
時の係合状態が極めて安定することになる。
速に伴う振動や機械応力による瞬間的に負荷が増大する
ことが軽減される。また、拡開した膨張クラッチシュー
320が支えほぞ312によって支持リング31上に支
持されることから、遠心力クラッチ手段32とクラッチ
凸片331の内周面との係合が一層強められ、高速運転
時の係合状態が極めて安定することになる。
【0067】5.従来の変速ギア・ボックス等に応用さ
れるような油圧システムを用いることなく変速できるた
め、構造が簡単で占有する体積も小さくコスト的にも優
れ、保守・修理がし易くなり、また動力を伝達する際の
損失が小さくなる。
れるような油圧システムを用いることなく変速できるた
め、構造が簡単で占有する体積も小さくコスト的にも優
れ、保守・修理がし易くなり、また動力を伝達する際の
損失が小さくなる。
【0068】6.自動変速と手動変速とが互いに補い合
って操作の選択の幅と利便性とが増すため、レジャー活
動が多くなった現今に適した変速装置となり、変速の選
択幅が増し、趣味に富み、また品位も高くなる。
って操作の選択の幅と利便性とが増すため、レジャー活
動が多くなった現今に適した変速装置となり、変速の選
択幅が増し、趣味に富み、また品位も高くなる。
【0069】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
入力軸の駆動力を出力軸に伝達する動力伝達機構に組み
込まれる変速装置であって、自動変速の機能を有すると
共に変速比の範囲も制限されず、また、簡単な構造で占
有体積も小さくコスト的にも優れ、更に、保守・修理に
際しての利便性を達成し得る変速装置を提供することが
できるという効果を奏する。
入力軸の駆動力を出力軸に伝達する動力伝達機構に組み
込まれる変速装置であって、自動変速の機能を有すると
共に変速比の範囲も制限されず、また、簡単な構造で占
有体積も小さくコスト的にも優れ、更に、保守・修理に
際しての利便性を達成し得る変速装置を提供することが
できるという効果を奏する。
【図1】 本考案に係る変速装置における第1変速手段
を示す要部断面図
を示す要部断面図
【図2】 図1の矢印2−2線に沿う矢視側面図
【図3】 図1の矢印3−3線に沿う矢視側面図
【図4】 図1の矢印4−4線に沿う矢視側面図
【図5】 駆動軸へのラチェット手段の取り付け構造を
示す要部拡大断面図
示す要部拡大断面図
【図6】 本考案に係る変速装置における第2変速手段
を示す要部断面図
を示す要部断面図
【図7】 図6に示される従動側スプロケットを示す断
面図
面図
【図8】 図6に示される遠心力クラッチ手段を示す図
であり、特に、この遠心力クラッチ手段が作動する前の
状態を示す断面図
であり、特に、この遠心力クラッチ手段が作動する前の
状態を示す断面図
【図9】 図6に示される遠心力クラッチ手段を示す図
であり、特に、この遠心力クラッチ手段が作動した状態
を示す断面図
であり、特に、この遠心力クラッチ手段が作動した状態
を示す断面図
【図10】図6に示される遠心力クラッチ手段及び支持
リングの一部を示す分解斜視図
リングの一部を示す分解斜視図
1…第1変速装置(第1変速手段) 2…チェーン
(動力伝達部材) 3…第2変速装置(第2変速手段) 10…駆動軸
(入力軸) 12…第1歯車列 13…太陽外
歯歯車 14…遊星歯車 15…駆動側スプロケット
(入力軸側ホイル) 16…ラチェット手段 17…クラッ
チ手段 21…従動側スプロケット(出力軸側ホイル) 32…
遠心力クラッチ手段 33…クラッチ盤 34…遊星歯
車 35…太陽外歯歯車 36…内歯歯
車(太陽内歯歯車) 141…内歯歯車リング(太陽内歯歯車) 411…
芯軸(出力軸)
(動力伝達部材) 3…第2変速装置(第2変速手段) 10…駆動軸
(入力軸) 12…第1歯車列 13…太陽外
歯歯車 14…遊星歯車 15…駆動側スプロケット
(入力軸側ホイル) 16…ラチェット手段 17…クラッ
チ手段 21…従動側スプロケット(出力軸側ホイル) 32…
遠心力クラッチ手段 33…クラッチ盤 34…遊星歯
車 35…太陽外歯歯車 36…内歯歯
車(太陽内歯歯車) 141…内歯歯車リング(太陽内歯歯車) 411…
芯軸(出力軸)
Claims (11)
- 【請求項1】入力軸(10)に対して回転自在に取り付けら
れた入力軸側ホイル(15)と、出力軸(411) に設けられた
出力軸側ホイル(21)とが動力伝達部材(2) を介して連結
される動力伝達機構に組み込まれ、前記入力軸(10)と前
記入力軸側ホイル(15)との間に設けられて前記入力軸側
ホイル(15)の回転速度の変速を行う第1変速手段(1)
と、前記出力軸側ホイル(21)と前記出力軸(411) との間
に設けられて前記出力軸(411) の回転速度の変速を行う
少なくとも1つの第2変速手段(3) とを有する変速装置
であって、 前記第1変速手段(1) は、 正回転(R1)する前記入力軸(10)に駆動されて正回転(R1)
する太陽外歯歯車(13)と、この太陽外歯歯車(13)の外周
を覆うように固定された太陽内歯歯車(141) と、これら
太陽歯車(13,141)に噛み合うと共に前記入力軸側ホイル
(15)に軸支された遊星歯車(14)とを介して前記入力軸側
ホイル(15)を駆動して、前記出力軸(411) に第1の回転
速度を生じさせる第1歯車列(12)と、 正回転(R1)する前記入力軸(10)に駆動されて正回転(R1)
すると共に前記入力軸側ホイル(15)の軸直交側面に噛み
合い自在及び解除自在となるように前記入力軸(10)に摺
動自在に設けられ、前記入力軸側ホイル(15)と噛み合っ
て前記入力軸(10)に駆動されて正回転(R1)するときに前
記入力軸側ホイル(15)を駆動して、前記出力軸(411) に
前記第1の回転速度よりも速い第2の回転速度を生じさ
せるラチェット手段(16)と、 前記入力軸側ホイル(15)の軸直交側面に対する前記ラチ
ェット手段(16)の噛み合い及び解除を切り換えるクラッ
チ手段(17)とを有し、 前記第2変速手段(3) は、 前記出力軸(411) に回転自在に設けられたクラッチ盤(3
3)と、 このクラッチ盤(33)と前記出力軸側ホイル(21)との間に
設けられ、前記出力軸(411) が前記第2の回転速度より
も速い所定の速度で回転したときに、前記出力軸(411)
の回転に伴う遠心力により前記出力軸側ホイル(21)と前
記クラッチ盤(33)とを係合する遠心力クラッチ手段(32)
と、 この遠心力クラッチ手段(32)により前記出力軸側ホイル
(21)と前記クラッチ盤(33)とが係合されたときに、前記
出力軸(411) に設けられた太陽外歯歯車(35)と、この太
陽外歯歯車(35)の外周を覆うように固定された太陽内歯
歯車(36)と、これら太陽歯車(35,36) に噛み合うと共に
前記クラッチ盤(33)に軸支された遊星歯車(34)とを介し
て前記出力軸(411) を駆動して、当該出力軸(411) に前
記第2の回転速度よりも速い第3の回転速度を生じさせ
る第2歯車列とを有してなる変速装置。 - 【請求項2】前記第1変速手段(1) の前記第1歯車列(1
2)は、 前記入力軸(10)が正回転(R1)するときにこの入力軸(10)
に固着された第1ラチェット(131) と係合する係合爪(1
32) が設けられた太陽外歯歯車(13)と、 前記入力軸(10)を保持するボス部(10a) に前記太陽外歯
歯車(13)の外周を覆うように固定された内歯歯車リング
(141) と、 これら太陽歯車(13,141)に噛み合う複数の遊星歯車(14)
とを有し、 前記入力軸側ホイル(15)は、 動力伝達部材としてのチェーン(2) と噛み合うスプロケ
ットから構成されると共に軸受(151) を介して入力軸(1
0)に対して回転自在に取り付けられ、この入力軸側ホイ
ル(15)の軸直交両側面のうち前記太陽歯車(13,141)に対
向する一方の側面に前記遊星歯車(14)が軸支され、他方
の軸直交側面に前記ラチェット手段(16)と噛み合う噛合
部材(153) が形成され、 前記ラチェット手段(16)は、 前記入力軸(10)に摺動自在に設けられた第2ラチェット
(161) と、 前記入力軸(10)が正回転(R1)するときに前記第2ラチェ
ット(161) と係合する係合爪(162) が設けられた輪盤(1
60) とを備え、 この輪盤(160) の軸直交両側面のうち前記入力軸側ホイ
ル(15)に対向する側面に前記入力軸側ホイル(15)の噛合
部材(153) と噛み合う噛合部材(163) が形成され、 前記クラッチ手段(17)は、 前記入力軸(10)の軸方向に沿ってスライド自在に設けら
れ、前記輪盤(160) の外周縁部(164) に係合する係合凹
部(171) を有してなる請求項1記載の変速装置。 - 【請求項3】前記入力軸側ホイル(15)の前記噛合部材(1
53) 、及び、前記ラチェット手段(16)の前記噛合部材(1
63) のそれぞれは、前記正回転(R1)の回転方向で相互に
噛み合う平板状ラチェット歯より構成してなる請求項2
記載の変速装置。 - 【請求項4】前記入力軸(10)に形成したボール穴(168)
内に、前記入力軸(10)の径方向外方に向けてばね付勢さ
れたボール(166) を収納し、 前記ラチェット手段(16)の基端部に、前記ボール(166)
と係合するリング状を呈する2つの凹溝(165,165) を前
記入力軸(10)の軸方向に沿って形成してなる請求項2記
載の変速装置。 - 【請求項5】前記第1ラチェット(131) は、前記入力軸
(10)が正回転(R1)するときには前記太陽外歯歯車(13)の
前記係合爪(132) と係合して前記太陽外歯歯車(13)を正
回転方向(R1)に駆動する一方、前記太陽外歯歯車(13)が
前記入力軸(10)の回転速度よりも速い速度で正回転方向
(R1)に回転するときには前記係合爪(132) と係合しない
ことを特徴とする請求項2記載の変速装置。 - 【請求項6】前記出力軸側ホイル(21)は、 前記出力軸(411) に固着された内方ラチェット(25)と、 正回転(R1)するときに前記内方ラチェット(25)と係合し
て前記出力軸(411) を正回転方向(R1)に回転駆動する係
合爪(24)が設けられ、リング状に突出する支持リング(3
1)が軸直交側面に形成された外方ラチェット(23)と、 正回転(R1)するときに前記外方ラチェット(23)と係合し
て当該外方ラチェット(23)を正回転方向(R1)に回転駆動
する係合爪(22)が設けられ、動力伝達部材としてのチェ
ーン(2) と噛み合うスプロケットとから構成され、 前記クラッチ盤(33)は、 その外周縁部に前記支持リング(31)に対向するように設
けられると共にこの支持リング(31)との間に設けた前記
遠心力クラッチ手段(32)が前記出力軸(411) の回転に伴
う遠心力により係合するクラッチ凸片(331) を有し、 前記クラッチ盤(33)と前記支持リング(31)との間に、前
記クラッチ盤(33)が正回転(R1)したときのみに前記支持
リング(31)と連結して前記外方ラチェット(23)を回転駆
動するカップリング(30)を設け、 前記第2変速手段(3) の前記第2歯車列は、 正回転(R1)するときに前記出力軸(411) に固着されたラ
チェットと係合して前記出力軸(411) を正回転方向(R1)
に回転駆動する係合爪(351) が設けられた太陽外歯歯車
(35)と、 固定された軸ケース(361) の内周面に前記太陽外歯歯車
(35)の外周を覆うように設けられた内歯歯車(36)と、 これら太陽歯車(35,36) に噛み合うと共に前記クラッチ
盤(33)に軸支された複数の遊星歯車(34)とを有してなる
請求項1記載の変速装置。 - 【請求項7】前記遠心力クラッチ手段(32)は、 前記クラッチ凸片(331) の内周面に当接する弾性材料か
らなる摩擦シューライニング(324) の内面に金属板(32
3) を一体的に取り付けて構成され、円弧形状を呈する
複数の膨張クラッチシュー(320) と、 隣接する前記膨張クラッチシュー(320) を相互に連結す
る弾発手段(322) とを有してなる請求項6記載の変速装
置。 - 【請求項8】前記各膨張クラッチシュー(320) の両端部
に凹部(321) を形成すると共に、前記膨張クラッチシュ
ー(320) の前記金属板(323) の内周面に形成した複数の
外方ほぞ穴(323a)と、前記支持リング(31)の外周面に形
成した複数の内方ほぞ穴(313) との間に支えほぞ(312)
を配置し、 隣接する前記膨張クラッチシュー(320) の前記凹部(32
1) の間に挿入される複数の突起支持ブロック(311) を
前記支持リング(31)の外周面に形成し、 前記支持リング(31)が正回転(R1)したときに、前記膨張
クラッチシュー(320)の端部を押圧してこの膨張クラッ
チシュー(320) を径方向外方に向けて拡開する傾斜面を
前記突起支持ブロック(311) に形成してなる請求項6記
載の変速装置。 - 【請求項9】前記カップリング(30)は、 前記支持リング(31)の内周面(301) に対向するように設
けられたクラッチ盤(33)の内環(306) の外周面に、前記
内周面(301) との間の隙間が逆回転方向に沿って小さく
なる複数の楔形部(303) を形成し、 この楔形部(303) と前記内周面(301) との間にボール(3
04) を配置して構成されてなる請求項6記載の変速装
置。 - 【請求項10】前記第2変速手段(3) に連設される第2
番目の第2変速手段(3')は、 前記出力軸(411) に回転自在に設けられた第2クラッチ
盤(33') と、 この第2クラッチ盤(33') と前記太陽外歯歯車(35)との
間に設けられ、前記出力軸(411) が前記第3の回転速度
よりも速い所定の速度で回転したときに、前記出力軸(4
11) の回転に伴う遠心力により前記太陽外歯歯車(35)と
前記第2クラッチ盤(33') とを係合する第2遠心力クラ
ッチ手段(32') と、 この第2遠心力クラッチ手段(32') により前記太陽外歯
歯車(35)と前記第2クラッチ盤(33') とが係合されたと
きに、前記出力軸(411) に設けられた第2太陽外歯歯車
(35') と、この第2太陽外歯歯車(35') の外周を覆うよ
うに固定された第2太陽内歯歯車(36') と、これら第2
太陽歯車(35',36') に噛み合うと共に前記第2クラッチ
盤(33') に軸支された第2遊星歯車(34') とを介して前
記出力軸(411) を駆動して、当該出力軸(411) に前記第
3の回転速度よりも速い第4の回転速度を生じさせる歯
車列とを有してなる請求項1記載の変速装置。 - 【請求項11】前記入力軸(10)は自転車のペダル(11)に
連結され、前記出力軸(411) は自転車の後輪(4) の車軸
である請求項1記載の変速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30592U JPH0735152Y2 (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30592U JPH0735152Y2 (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 変速装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH068847U JPH068847U (ja) | 1994-02-04 |
| JPH0735152Y2 true JPH0735152Y2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=11470193
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30592U Expired - Lifetime JPH0735152Y2 (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 変速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0735152Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2479453C2 (ru) * | 2008-07-17 | 2013-04-20 | Чжаохуань ХУАН | Автоматическая ступенчатая коробка передач транспортного средства |
| CN109340336B (zh) * | 2018-12-03 | 2023-08-22 | 李正华 | 一种摆动旋转组件 |
| KR102465412B1 (ko) * | 2021-10-26 | 2022-11-09 | 대구가톨릭대학교산학협력단 | 자동변속제어가 가능한 초소형차량용 2단 변속기구 |
-
1992
- 1992-01-09 JP JP30592U patent/JPH0735152Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH068847U (ja) | 1994-02-04 |
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