JPH0735164Y2 - シール装置 - Google Patents
シール装置Info
- Publication number
- JPH0735164Y2 JPH0735164Y2 JP1989031397U JP3139789U JPH0735164Y2 JP H0735164 Y2 JPH0735164 Y2 JP H0735164Y2 JP 1989031397 U JP1989031397 U JP 1989031397U JP 3139789 U JP3139789 U JP 3139789U JP H0735164 Y2 JPH0735164 Y2 JP H0735164Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal ring
- casing
- peripheral surface
- rotary shaft
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Sealing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、回転軸とケーシングとの間に使用されるシー
ル装置に関する。
ル装置に関する。
(従来の技術) 自動車及び建設機械に用いられる油圧機器の回転軸、た
とえば、トランスミッションの回転軸の如く、一方の端
部をケーシングに支承させ、他方の端部を自由端部とす
る例が多い。一例を第5図に示す。回転軸1の自由端部
は大径部1′と小径部1″とを有する段差付のもので、
大径部1′のリング溝3にプレーンフェースリング4を
装着し、小径部1″のリング溝3′にプレーンフェース
リング4′を装着する。回転軸1の自由端部は、嵌合空
間を残してほぼ同形のケーシング2内に収納される。シ
ールリング4,4′が、ケーシング2の内壁に接して、油
孔5より嵌合空間に流入する油をシールし、油圧を制御
する。
とえば、トランスミッションの回転軸の如く、一方の端
部をケーシングに支承させ、他方の端部を自由端部とす
る例が多い。一例を第5図に示す。回転軸1の自由端部
は大径部1′と小径部1″とを有する段差付のもので、
大径部1′のリング溝3にプレーンフェースリング4を
装着し、小径部1″のリング溝3′にプレーンフェース
リング4′を装着する。回転軸1の自由端部は、嵌合空
間を残してほぼ同形のケーシング2内に収納される。シ
ールリング4,4′が、ケーシング2の内壁に接して、油
孔5より嵌合空間に流入する油をシールし、油圧を制御
する。
このような油圧機器において、油孔5より嵌合空間に導
入された油圧は、第6図に示すように、リング溝3に入
り、シールリング4,4′の一側及び内周面に圧力Pの力
で作用する。シールリング4,4′の一側に作用する油圧
Pは、シールリング4,4′をリング溝3の側壁に圧接さ
せ且つシールリング4,4′の内周面に作用する油圧P
は、シールリング4,4′の外周面をケーシング2の内壁
に圧接させる。この圧接が液封効果を作る。
入された油圧は、第6図に示すように、リング溝3に入
り、シールリング4,4′の一側及び内周面に圧力Pの力
で作用する。シールリング4,4′の一側に作用する油圧
Pは、シールリング4,4′をリング溝3の側壁に圧接さ
せ且つシールリング4,4′の内周面に作用する油圧P
は、シールリング4,4′の外周面をケーシング2の内壁
に圧接させる。この圧接が液封効果を作る。
(本考案が解決しようとする課題) 第5図に示した如き油圧機器の回転軸1が回転すると、
特に、高速回転すると、自由端部が振動し、第7図や第
8図に示す如く、ケーシング2の中心線まわりに回転軸
の中心が自転することになる。
特に、高速回転すると、自由端部が振動し、第7図や第
8図に示す如く、ケーシング2の中心線まわりに回転軸
の中心が自転することになる。
一方、油圧機器の軽量化とコスト低減は、常に要求され
る設計事項であるから、シールリング4,4′を鉄系材
料、一般には鋳鉄材で製作するが、ケーシング2や回転
軸1をアルミ合金材や軟鋼材で製作することが多い。こ
のため、次のような問題が生じていることに本考案者は
気づいた。
る設計事項であるから、シールリング4,4′を鉄系材
料、一般には鋳鉄材で製作するが、ケーシング2や回転
軸1をアルミ合金材や軟鋼材で製作することが多い。こ
のため、次のような問題が生じていることに本考案者は
気づいた。
(イ)シールリング4,4′の側面の受圧面積が、その内
周面の受圧面積より大きいと、側面に作用する力が内周
面に作用する力より大きくなることから、第7図の如
く、シールリング4,4′はリング溝3の側壁に強く押さ
れ、シールリング4,4′は回転軸1と共に回転しようと
し、シールリング4,4′の外周面が、ケーシング2の内
壁に摺接する。このような条件下で、回転軸1の自由端
部が振れ初めると、シールリング4,4′の外周面の一部
6,6′がケーシング2の内壁に局部接触することにな
り、接触圧はきわめて大となる。この結果、油膜は破
れ、ケーシングの内壁を過大摩耗させ、シール効果の低
下を招く。
周面の受圧面積より大きいと、側面に作用する力が内周
面に作用する力より大きくなることから、第7図の如
く、シールリング4,4′はリング溝3の側壁に強く押さ
れ、シールリング4,4′は回転軸1と共に回転しようと
し、シールリング4,4′の外周面が、ケーシング2の内
壁に摺接する。このような条件下で、回転軸1の自由端
部が振れ初めると、シールリング4,4′の外周面の一部
6,6′がケーシング2の内壁に局部接触することにな
り、接触圧はきわめて大となる。この結果、油膜は破
れ、ケーシングの内壁を過大摩耗させ、シール効果の低
下を招く。
(ロ)シールリングの内周面の受圧面積が、その側面の
受圧面積より大きいと、内周面に作用する力が側面に作
用する力より大きくなることから、第8図の如く、シー
ルリング4,4′は、ケーシング2の内壁に強く押され、
シールリング4,4′はケーシング2側部材となり、シー
ルリング4,4′の側面がリング溝3の側壁に摺接する。
このような条件下で、回転軸1の自由端部が振れ初める
と、シールリング4,4′の側面の一部6,6′がリング溝3
の側壁に局部接触し、接触圧をきわめて大とする。この
結果、油膜は破れ、ケーシングの内壁を過大摩耗させ、
シール効果の低下を招く。
受圧面積より大きいと、内周面に作用する力が側面に作
用する力より大きくなることから、第8図の如く、シー
ルリング4,4′は、ケーシング2の内壁に強く押され、
シールリング4,4′はケーシング2側部材となり、シー
ルリング4,4′の側面がリング溝3の側壁に摺接する。
このような条件下で、回転軸1の自由端部が振れ初める
と、シールリング4,4′の側面の一部6,6′がリング溝3
の側壁に局部接触し、接触圧をきわめて大とする。この
結果、油膜は破れ、ケーシングの内壁を過大摩耗させ、
シール効果の低下を招く。
それ故に、本考案は、前述した従来技術の不具合を解消
させることを解決すべき手段とする。
させることを解決すべき手段とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、前述した課題を解決するためにケーシングと
回転軸の材質を比較し、より軟質材に接するシールリン
グの面をバレルフェースとし、流体圧によりバレルフェ
ースを摺接面とさせる手段を用いる。さらに、本考案
は、シールリングの側面と内周面の受圧面積を比較し、
受圧面積の小さい方にバレルフェースを設け、このバレ
ルフェースをアルミ合金材或いは軟鋼材と摺接させる手
段を用いる。
回転軸の材質を比較し、より軟質材に接するシールリン
グの面をバレルフェースとし、流体圧によりバレルフェ
ースを摺接面とさせる手段を用いる。さらに、本考案
は、シールリングの側面と内周面の受圧面積を比較し、
受圧面積の小さい方にバレルフェースを設け、このバレ
ルフェースをアルミ合金材或いは軟鋼材と摺接させる手
段を用いる。
(作用) 本考案によれば、シールリングのケーシング内壁及び/
又はリング溝側壁への摺接面をバレルフェースとしてい
るので、油膜の破断はない。
又はリング溝側壁への摺接面をバレルフェースとしてい
るので、油膜の破断はない。
(実施例) 第1図(A)に示すシールリング7は、その外周面にバ
レルフェースを半径Rの円弧で形成している。このシー
ルリング7の内周面の受圧面積は、その側面の受圧面積
より小さい。従って、ケーシング2の材質が、シールリ
ング7又は回転軸1の材質より軟質の場合、シールリン
グ7が使用される。第2図は、その使用例で、回転軸1
の自由端部が振動しても、シールリング7は、リング溝
3の一方の側壁に密着しており、その外周面のバレルフ
ェースが、アルミ合金或いは軟鋼材のケーシング2に摺
接する。このため、油膜の破断はない。
レルフェースを半径Rの円弧で形成している。このシー
ルリング7の内周面の受圧面積は、その側面の受圧面積
より小さい。従って、ケーシング2の材質が、シールリ
ング7又は回転軸1の材質より軟質の場合、シールリン
グ7が使用される。第2図は、その使用例で、回転軸1
の自由端部が振動しても、シールリング7は、リング溝
3の一方の側壁に密着しており、その外周面のバレルフ
ェースが、アルミ合金或いは軟鋼材のケーシング2に摺
接する。このため、油膜の破断はない。
第1図(B)示す例は、シールリング8の少くとも一側
面にバレルフェースを設けている。このシールリング8
の側面の受圧面積は、その内周面より小さい。従って、
回転軸1の材質が、シールリング8又はケーシングの材
質より軟質の場合、このシールリング8が使用される。
第3図はその使用例で、回転軸の自由端部が振動して
も、シールリング8の外周面がケーシング2の内壁に密
着しており、その側面のバレルフェースがアルミ合金或
いは軟鋼材の回転軸1のリング溝3の側壁に摺接し、油
膜の破断はない。
面にバレルフェースを設けている。このシールリング8
の側面の受圧面積は、その内周面より小さい。従って、
回転軸1の材質が、シールリング8又はケーシングの材
質より軟質の場合、このシールリング8が使用される。
第3図はその使用例で、回転軸の自由端部が振動して
も、シールリング8の外周面がケーシング2の内壁に密
着しており、その側面のバレルフェースがアルミ合金或
いは軟鋼材の回転軸1のリング溝3の側壁に摺接し、油
膜の破断はない。
第1図(C)に示すシールリング9は、その外周面と少
くとも一方の側面にバレルフェースを設けたもので、リ
ング内周面と側面の受圧面積が略等しく、ケーシング2
と回転軸1の材質がアルミ合金或いは軟鋼材の場合に適
する。
くとも一方の側面にバレルフェースを設けたもので、リ
ング内周面と側面の受圧面積が略等しく、ケーシング2
と回転軸1の材質がアルミ合金或いは軟鋼材の場合に適
する。
従来のシールリングと本考案のシールリングの性能比較
のための試験装置の概略図を第4図に示す。
のための試験装置の概略図を第4図に示す。
回転軸1はADC−12のアルミ材、ケーシング2はS10の軟
鋼材でシールリング溝3には従来形状の矩形断面の鋳鉄
製のシールリング、リング溝3′には本考案による鋳鉄
製シールリング7で外周も円弧形状(バレルフェース)
である。
鋼材でシールリング溝3には従来形状の矩形断面の鋳鉄
製のシールリング、リング溝3′には本考案による鋳鉄
製シールリング7で外周も円弧形状(バレルフェース)
である。
テスト条件.ケーシング内径140mm、シールリング幅3m
m、厚さ4mm、軸回転数2440rpm、油圧15kg/cm2、油温110
℃、テスト時間100時間連続運転。
m、厚さ4mm、軸回転数2440rpm、油圧15kg/cm2、油温110
℃、テスト時間100時間連続運転。
テスト結果を第1表に示した。
(効果) 本考案によれば、シールリングの摺接面をバレルフェー
スとし、このバレルフェースと接する相手方を軟質材と
し、油圧機器の軽量化が可能となる。
スとし、このバレルフェースと接する相手方を軟質材と
し、油圧機器の軽量化が可能となる。
第1図(A),(B)と(C)は本考案の一例に用いら
れるシールリングの部分断面図、第2図と第3図は使用
例を示す部分断面図、第4図はテスト装置の断面図、第
5図は油圧機器の断面図、第6図はリングに作用する油
圧を示す断面図、第7図と第8図は従来装置でのリング
の動きを示す断面図である。 図中:1……回転軸、2……ケーシング、3……リング
溝、7,8,9……シールリング。
れるシールリングの部分断面図、第2図と第3図は使用
例を示す部分断面図、第4図はテスト装置の断面図、第
5図は油圧機器の断面図、第6図はリングに作用する油
圧を示す断面図、第7図と第8図は従来装置でのリング
の動きを示す断面図である。 図中:1……回転軸、2……ケーシング、3……リング
溝、7,8,9……シールリング。
Claims (4)
- 【請求項1】回転軸の一方をケーシングに対し支承させ
他方を自由端部とし、この自由端部をケーシングに対し
回転軸の外周面に設けたリング溝に装着したシールリン
グを用いて密封するシール装置であって、回転軸の材質
をシールリングの材質より軟質とし、シールリング内周
面に作用する流体圧によりシールリングの外周面をケー
シングの内壁に密着させ、かつシールリング側面に作用
する流体圧によりシールリングの側面をリング溝の壁面
に摺接させ、当該シールリングの摺接面をバレルフェー
ス面としたことを特徴とするシール装置。 - 【請求項2】回転軸がアルミ合金材からなり、かつシー
ルリングを鋳鉄製とした請求項1記載のシール装置。 - 【請求項3】回転軸の少なくとも一方をケーシングに対
し支承させ、回転軸とケーシング内周面との間を回転軸
の外周面に設けたリング溝に装着したシールリングによ
り液封するシール装置において、シールリングの側面に
作用する軸線方向の力をシールリングの内周面に作用す
る径方向の力より大となるようシールリング側面の面積
を選択し、かつリング溝壁面と摺接するシールリングの
側面をバレルフェース面としたことを特徴とするシール
装置。 - 【請求項4】回転軸がアルミ合金材からなる請求項3記
載のシール装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989031397U JPH0735164Y2 (ja) | 1989-03-22 | 1989-03-22 | シール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989031397U JPH0735164Y2 (ja) | 1989-03-22 | 1989-03-22 | シール装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02122274U JPH02122274U (ja) | 1990-10-05 |
| JPH0735164Y2 true JPH0735164Y2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=31257232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989031397U Expired - Fee Related JPH0735164Y2 (ja) | 1989-03-22 | 1989-03-22 | シール装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0735164Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5146219A (ja) * | 1974-10-04 | 1976-04-20 | Heiu Ko | Sandanshikiwaeikonbineeshontaipu |
| JPS629759U (ja) * | 1985-07-03 | 1987-01-21 |
-
1989
- 1989-03-22 JP JP1989031397U patent/JPH0735164Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02122274U (ja) | 1990-10-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |