JPH0712761Y2 - 回転軸用シールリング - Google Patents

回転軸用シールリング

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JPH0712761Y2
JPH0712761Y2 JP8310089U JP8310089U JPH0712761Y2 JP H0712761 Y2 JPH0712761 Y2 JP H0712761Y2 JP 8310089 U JP8310089 U JP 8310089U JP 8310089 U JP8310089 U JP 8310089U JP H0712761 Y2 JPH0712761 Y2 JP H0712761Y2
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JP
Japan
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seal ring
ring
peripheral surface
outer peripheral
oil
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JP8310089U
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登志夫 岡
義則 佐藤
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Riken Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、シールリングと摺接する部材をアルミ合金又
は軟鋼材で構成している回転軸用シールリングに関す
る。
(従来の技術) 自動車や建設機械等のエンジンの出力により回転する部
分を有する油圧機器が多用されているが、これら機器
は、たとえば、第6図に示すように、アルミ合金材又は
軟鋼材からなる軸1を、回転自在なドラム2に配し、軸
1の外周面に離間した溝3を設け、これら溝3に、金属
製のシールリング4を配した構造となっている。図示例
では、軸1及びドラム2に連結した孔6から機器の油圧
回路に、シールリング4間の空間5を経由して油圧を作
用させると共に油漏れを防止して回路の油圧を正常に保
っている。この種の油圧機器は、一般に、軸1又はドラ
ム2を15m/秒を超える周速で回転させ且つ油圧も15kg/c
m2を加えている。
(本考案が解決しようとする課題) 第7図を参照する。この例は、突き合せ合い口部を有す
るシールリング4の右側面に油圧Pが作用し且つドラム
2の回転に追従してシールリング4が矢印方向に回転し
ているものである。油圧Pをその側面に受け、シールリ
ング4の左側面が溝3の壁面8に圧接されながら、シー
ルリング4が矢印方向に回転すると、アルミ合金や軟鋼
材からなる軸1の溝3の壁面8に、合い口端面の縁7が
喰い込みこの部分の油膜を破断し、溝3の壁面の過大摩
耗や壁面の削り取りを作り、特に、軸1を前述した以上
の周速で回転させ且つシールリング4に前述した圧以上
の油圧を作用させる高性能な油圧機器の場合は、過大摩
耗や壁面の削り取りが一層促進される。
この過大摩耗や壁面の削り取りにより溝壁面から分離し
たアルミ材が合い口の縁に付着して、刃先作用をなし、
共材同志の摺動による過大摩耗が増大する。
第8図に示す例は、カギ段付合い口を有するシールリン
グ4が矢印方向に回転した状態を示すが、この例でも縁
7が壁面8につい込み、第7図と同じ不具合を生じる。
それ故に、本考案は前述した従来技術の不具合を解消さ
せることを解決すべき課題とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、前述した課題を解決するために、基本的に
は、シールリングの合い口部の上下面の少くとも一方の
面を外周面側より内周面側へとリング巾を小さくするテ
ーパ面とする技術的手段を用いる。
好ましくは、テーパ面の基点は、合い口部の外周面より
半径方向内方に位置し、テーパ角度を10′≦θ≦2°で
あり、この基点は、合い口部の外周面より半径方向内方
へ、軸の外表面とケース内壁との間の寸法Sを越えない
範囲に位置するようにする。
(作用) リング溝壁面とテーパ面との間のオイル空間は、リング
溝底面に大きく開放された形となり、リング溝底面を通
ってオイル空間へと迂回してオイル空間に入ったオイル
は、潤滑理論にのったクサビ作用によって、オイル空間
と摺動面の境界面の油膜圧力を上昇させ、合い口の縁を
油乗りさせ、リング溝壁面へのくい込みを防止する。
テーパ角度が10′以下では、オイル空間へのオイルの流
入が少なく、合い口の縁のリング溝壁面へのくい込みが
大である。又、テーパ角度が2°以上では、クサビ作用
が充分に働かなく、又、オイルの洩れが多くシール効果
を小さくする。
前述した寸法Sを越えると、テーパ面を設けなかったも
のとほぼ同じ働きをし、基点がリング外周面外だと、オ
イル洩れが多く、シール効果を低減させる。
(実施例) 第1図と第3図のシールリング10は、カギ形合い口11を
有し、厚みがTとなっている。合い口11の外周面から内
周面側へのlの位置を起点として、この起点lから内周
面へと10〜2°のテーパ角で合い口11を含むリング上下
面を研削除去する。第2図の上下面が研削除去された部
分で、この部分がテーパ面12となる。テーパ面12の研削
は、円形グラインダーを用いて行うと良く、このため、
テーパ面12が第1図に示すように円弧面となっている。
第6図に示すように、軸1の外周面と、ドラム2の内周
面との間の寸法をSとすると、起点lを寸法Sとの関係
を、0<l≦Sとする。
第4図にシールリング10をリング溝3に装着した際の合
い口11を示す。テーパ面12とリング溝壁面との間にオイ
ル空間13が形成され、圧力Pを有するオイルはリング溝
底面を迂回してオイル空間13内に入り、合い口11の縁の
油乗りを助成して、壁面の過大摩耗を防止し且つオイル
洩れを防止し、シール効果を高める。
突き合せ合い口を有する従来の金属製のシールリング4
と、本考案による金属製のシールリング10を、第4図の
如く、リング溝3を装着する。
軸1はADC−12のアルミ合金材、ドラム2はS15C材の窒
化層を有するものである。本考案によるシールリング10
は50(D)×2.3(B)×2(T)とし、下記条件を両
者共通とさせた。
(イ)ドラム内径50mm、14秒間でドラム回転数を0〜20
00rpmに変化させ、これを1サイクルとする。
(ロ)油圧0〜20kg/cm2、油温70〜120℃とする。
(ハ)テストは2000∞、約8時間とする。
テスト結果 従来のリング 本考案のリング 溝側面の摩耗量 1.3〜0.8mm 0.0025〜0mm オイル洩れ量 700〜800cc/分 第5図参照 本考案によるリングは、溝側面の摩耗量を極めて小さく
抑えることができる。第5図から明らかなように、オイ
ル洩れ量は、テーパ面12の基点lをリング外周面より半
径方向外方に位置させると、半径方向内方に位置させた
場合より多く、又、テーパ角θを2°以上とするとオイ
ル洩れ量が多くなるので、2°以下がよい。
尚、本考案は、カギ形合い口のものと直角突き合せ合い
口のものも、ほぼ同じ溝側面の摩耗とオイル洩れを示
す。
(効果) 本考案によるシールリングは、合い口部の縁が、溝壁面
にくい込むことなく、油膜に乗るため、軸が軟質材の場
合、きわめて有用である。又、油の洩れ量は、lの選択
によって調整可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一例のシールリングの平面図、第2図
はテーパ面を示す部分斜視図、第3図は合い口部の正面
図、第4図はリング装着時の合い口部の斜視図、第5図
はテーパ面の位置とオイル洩れ量を示すグラフ図、第6
図は油圧機器を示す断面図、第7図は従来の突き合せ合
い口部の詳細図、第8図は従来のカギ段付合い口部の詳
細図である。 図中: 1……軸部、2……ドラム、3……リング溝、8……溝
壁面、10……シールリング、11、11′……合い口 12……テーパ面、13……オイル空間、θ……テーパ角、
l……テーパ面の基点。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールリングを金属で構成し且つ該シール
    リングと摺接する部材の材質がアルミ合金材又は軟鋼材
    で構成される回転軸用シールリングであって、該シール
    リングの合い口部の上下面の少くとも一方の面を外周面
    側より内周面側へとリング巾を小くするテーパ面とした
    ことを特徴とする回転軸用シールリング。
  2. 【請求項2】前記テーパ面の基点は、合い口部の外周面
    より半径方向内方に位置し、テーパ角度を10′≦θ≦2
    °である請求項(1)の回転軸用シールリング。
  3. 【請求項3】前記テーパ面の基点は、合い口部の外周面
    より半径方向内方へ、軸の外表面とケース内壁との間の
    寸法(S)を越えない範囲に位置する請求項(1)の回
    転軸用シールリング。
JP8310089U 1989-07-17 1989-07-17 回転軸用シールリング Expired - Lifetime JPH0712761Y2 (ja)

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JP8310089U JPH0712761Y2 (ja) 1989-07-17 1989-07-17 回転軸用シールリング

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JP8310089U JPH0712761Y2 (ja) 1989-07-17 1989-07-17 回転軸用シールリング

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JPH0322171U JPH0322171U (ja) 1991-03-06
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JP2017101736A (ja) * 2015-12-01 2017-06-08 Nok株式会社 シールリング
CN109882594A (zh) * 2019-04-08 2019-06-14 顾伟 传动盘密封装置

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JPH0322171U (ja) 1991-03-06

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