JPH0735675B2 - 2階建木質ユニット建物 - Google Patents

2階建木質ユニット建物

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JPH0735675B2
JPH0735675B2 JP31673087A JP31673087A JPH0735675B2 JP H0735675 B2 JPH0735675 B2 JP H0735675B2 JP 31673087 A JP31673087 A JP 31673087A JP 31673087 A JP31673087 A JP 31673087A JP H0735675 B2 JPH0735675 B2 JP H0735675B2
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賢範 森田
昭 水野
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は壁パネルと床パネルとを有する木質建物ユニッ
トからなり、壁パネルを耐力壁とする所謂壁式構造の2
階建木質ユニット建物の改良に関し、特に1階層に続き
間を形成することのできるものである。
〔従来の技術〕
従来、壁パネルと床パネルとを有する木質ユニットから
なり、壁パネルを耐力壁とする所謂壁式構造の2階建木
質ユニット建物としては、例えば特公昭61−1583号公報
に記載されているように、床パネルと壁パネルとを有す
る木質小ユニットの複数個からなる木質建物ユニット群
等を重ね合わせて2階建とし、1階層の木質建物ユニッ
ト群の各木質小ユニットの壁パネルの上に2階層の木質
建物ユニット群の各木質小ユニットの壁パネルが来るよ
うにし、1階層の木質建物ユニット群の各木質小ユニッ
トの壁パネルにより2階層を支承するものが知られてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
叙上の従来のユニット建物においては、1階層の木質建
物ユニット群の各木質小ユニットの各壁パネルは2階層
を支承するために不可欠のものであり、一部の壁パネル
を除去して続き間を形成するのは強度上問題がある。従
って、従来は続き間が必要な場所は、例えば第7図に示
すように1階に続き間を形成しようとする小ユニット
U、U間にかけて天井に梁Hを取付けて壁パネルの除去
を補うものであり、この施工は現場で行う必要があるの
で、工期がそれだけ長期化する欠点があり、更に、天井
面から梁Hが垂下する状態で存在するので、続き間の解
放感に乏しい欠点もあった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は従来のユニット建物における問題点を解消し、
1階層に続き間を設けることができ、しかも現場施工で
梁を取付ける必要がなく、工場生産化率を向上できる木
質2階建ユニット建物を提供することを目的とし、その
要旨は、方形の床パネルとこのパネルの前後に方形の壁
パネルとを有する木質接続ユニットと、方形の床パネル
と方形の壁パネルとを有する木質小ユニットの複数個が
前後方向に接続されて箱形に組立てられてなる木質小ユ
ニット体とを有し、木質小ユニット体が木質接続ユニッ
トを間に挟んで左右に配置された組立体が2層に重ね合
わされて2階建とされ、1階層及び2階層の木質接続ユ
ニット同士が重ね合わされ、2階層の木質接続ユニット
の壁パネルの直下に1階層の木質接続ユニットの壁パネ
ルが配置され、1階層及び2階層の木質小ユニット体の
木質小ユニット同士が個々に重ね合わされ、2階層の木
質小ユニットの壁パネルの直下に1階層の木質小ユニッ
トの壁パネルが配置された2階建木質ユニット建物であ
って、2階層における木質接続ユニットの床パネルの側
縁部は耐力を有する梁からなり、この梁に木質小ユニッ
ト体の床パネルが接続されていることを特徴とする2階
建木質ユニット建物に存するものである。
木質接続ユニット及び木質小ユニット体を構成する木質
小ユニットは床パネルと壁パネルのみならず、1階層の
ものであれば、天井パネルをも一体に設けたものでもよ
く、2階層のものであれば、天井パネル、或いは更に屋
根部分をも一体に設けたものでもよい。天井パネル或い
は屋根部分を一体に設けた木質接続ユニット及び木質小
ユニット体を構成する木質小ユニットを工場で生産すれ
ば、建築現場ではそれだけ組立工数が減少して工期短縮
に貢献するが、道路輸送上法規に触れたり、輸送コスト
が増加することもあるので、このような優劣の点を総合
的に勘案していずれが好ましいかを検討の上決定するこ
とが望ましい。
木質接続ユニット、木質小ユニット体を構成する木質小
ユニットを構成する材料としては、主として木材を使用
するものであるが、部材同士の接続のために金具を使用
したり補強の為に若干の鉄筋等を組み合わせて使用して
もよい。
木質接続ユニットと木質小ユニット体を構成する木質小
ユニットとの接続や各木質小ユニット同士の接続は、
釘、ボルト・ナットその他の在来の締結具によればよ
い。
本発明においては、図示の実施例のように1階層と2階
層との建築面積が一致した総2階とする他、1階層に玄
関が存在したり、1階層の木質小ユニット体を構成する
木質小ユニットが2階層の木質小ユニット体を構成する
木質小ユニットよりも多数であったりして1階層の建築
面積が2階層のそれよりも大なるものでもよいが、いず
れにしても1階層と2階層の木質接続ユニット同士が重
なり合い、2階層の木質接続ユニットの壁パネルの直下
に1階層の木質接続ユニットの壁パネルが配置され、1
階層及び2階層の木質小ユニット体の木質小ユニット同
士が個々に重なり合い、2階層の木質小ユニットの壁パ
ネルの直下に1階層の木質小ユニットの壁パネルが配置
されていることが強度上必要である。
〔作用〕
本発明においては、方形の床パネルと前後に方形の壁パ
ネルとを有する木質接続ユニットと、 方形の床パネルと方形の壁パネルとを有する木質小ユニ
ットの複数個が前後方向に接続されて箱形に組立てられ
てなる木質小ユニット体とを有し、 木質小ユニット体が木質接続ユニットを間に挟んで左右
に配置された組立体が2層に重ね合わされて2階建とさ
れているので、1階層と2階層の各々は木質接続ユニッ
トの前後の壁パネル、木質小ユニット体の前壁パネル、
側壁パネル及び後壁パネルからなる外壁パネルにより室
内空間が形成され、木質小ユニット体を居室やサニタリ
ー、キッチン等の用途に使用し、中央の接続ユニットを
玄関やホール、階段等の用途に使用して、建物全体とし
てバランスのとれたレイアウトにすることができる。
又、1階層及び2階層の木質接続ユニット同士が重ね合
わされ、2階層の木質接続ユニットの壁パネルの直下に
1階層の木質接続ユニットの壁パネルが配置され、1階
層及び2階層の木質小ユニット体の木質小ユニット同士
が個々に重ね合わされ、2階層の木質小ユニットの壁パ
ネルの直下に1階層の木質小ユニットの壁パネルが配置
されているので、屋根等の荷重を支承する2階層の壁パ
ネル等を1階層の壁パネルが支承し、強度的に優れたも
のとなる。
又、2階層における接続ユニットの床パネルの両縁部に
梁が設けられているので、1階層の木質建物ユニット群
を構成する木質小ユニットに接続ユニットとの境目に一
部の壁パネルが立設されていなくても、2階層の木質建
物ユニット群を構成する木質小ユニットは2階層の木質
接続ユニットの床パネル両縁部の梁で以て支承され、梁
は木質接続ユニットの前後の壁パネルで支承される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。
第1図は本発明ユニット建物の一例を模式的に示す斜視
図であり、1は2階層の木質接続ユニットであって、平
面形状が長方形であり、第2図の分解斜視図にも示すよ
うに、長方形状の床パネル11と前後の壁パネル12、13と
が一体に設けられている。床パネル11は第4図の拡大斜
視図に示すように根太111、111、……と両縁部の梁11
2、112の木口に端根太113、113が突き付けられ釘打ちさ
れて長方形の枠組みとされ、更に根太111、111、……と
梁112、112との相互間に連結材114、114、……が取付け
られて床枠組が構成され、この床枠組の上面に面材115
が取付けられている。壁パネル12、13は、いずれも縦桟
121、121、……と上桟122と下桟123とによって組立てら
れた壁枠組を有している。壁パネル12、13は床パネル11
の短辺側である一対の平行な側縁に沿ってその下桟123
が床パネル11へ釘打ちされることにより立設されてお
り、その壁枠組の内外両側に石膏ボードや木片セメント
板等の面材124が取付けられて耐力壁とされている。こ
れらの面材124の外側には内装外装の仕上げが施されて
おり、各壁パネルの内部には断熱材等が充填され、又、
必要に応じて出入口、窓等の開口部14が形成されてい
る。
尚、接続ユニット1の高さは2830mm、巾は2464mm、長さ
は5640mm、梁の巾は90mm、高さは140mmである。
2、2は夫々3個の木質小ユニット21、22、23からなる
2階層の木質小ユニット体である。
小ユニット21と小ユニット23は平面形状がコ形の壁パネ
ルを有する点で基本的に同一構造であって、第2図に示
すように、長方形状の床パネル211又は231の三辺におい
て立設された三方の壁パネル212、213、214又は233、23
2、234が設けられている。小ユニット23の床パネル231
は第5図に示すように根太2311、2311、…と両縁部の側
根太2312、2312の木口に端根太2313、2313が突き付けら
れ釘打ちされて長方形の枠組みとされ、更に根太2313、
2313…と側根太2312、2312の相互間に連結材2314、2314
…も取付けられて床枠組が構成され、この床枠組の上面
に面材2315が取付けられて構成されている。壁パネル23
2、233、234は、いずれも縦桟2321、2321、…と上桟232
2と下桟2323とによって組立てられた壁枠組を有してい
る。壁パネル232、233、234は床パネル231の3辺に沿っ
てその下桟2323が床パネル231へ釘打ちされることによ
り立設されており、その壁枠組の内外両側に石膏ボード
や木片セメント板等の面材2324が設けられて耐力壁とさ
れている。尚、235は壁パネル232に設けられた窓等の開
口部である。
小ユニット22は、第2図に示すように、長方形状床パネ
ル221の相互に平行な2辺に壁パネル222、223が立設さ
れている。小ユニット22の床パネル221及び壁パネル22
2、223の構造は小ユニット23のそれと略同一である。
3個の小ユニット21、22、23の高さは2830mm、巾の寸法
は2464mm、長さは3840mmであり、3個の小ユニット21、
22、23からなる建物ユニット群2、2の前後間の長さは
3個の小ユニット21、22、23の夫々の巾の長さ2464mmを
3倍した長さである7392mmである。
小ユニット体2、2は夫々小ユニット21の壁パネル213
により前壁パネルが形成され、小ユニット21、22、23の
壁パネル212、222、232により側壁パネルが形成され、
小ユニット23の壁パネル233により後壁パネルが形成さ
れている。
小ユニット体2、2は接続ユニット1を間に挟んで左右
に配置され、小ユニット体2、2の後壁パネル233、233
と接続ユニット1の後壁パネル13とが同一立面上に一致
されており、従って、小ユニット体2、2の前後端間の
長さよりも短い前後端間の長さを有する接続ユニット1
の前壁12は小ユニット体2、2の前壁パネル213、213よ
りも後退した位置に配置されている。
3は2階層の各ユニットからは独立した木質壁パネルで
あり、壁パネル3は接続ユニット1の前壁パネル12より
も間隔をおいて前方に設けられ、小ユニット体2、2の
前壁パネル213、213と同一立面上に一致されている。
1aは1階層の木質接続ユニットであって、2階層の接続
ユニット1と同様に、平面形状が長方形であり、前後の
壁パネル12a、13aが一体に設けられ、構造及び高さ、巾
等の寸法も2階層の接続ユニット1と略同一である。
2a、2aは夫々3個の小ユニット21a、22a、23aからなる
1階層の木質小ユニット体であり、2個の小ユニット21
a、22aは2階層の小ユニット21、22と同一構造、同一寸
法を有する。
小ユニット23aは、第3図にも示すように、小ユニット2
3とは小ユニット23の壁パネル234を除去した点で相違
し、床パネル231aの隣接する2辺において壁パネル232
a、233aが設けられたものであり、構造、寸法等は小ユ
ニット23とは大差がない。
小ユニット体2a、2aは、1階層と同様に、接続ユニット
1aを間に挟んで左右に配置され、小ユニット体2a、2aの
後壁パネル233aと接続ユニット1aの後壁パネル13aとが
同一立面上に一致されており、従って、小ユニット体2a
の前後端間の長さよりも短い前後端間の長さを有する接
続ユニット1aの前壁パネル12aは小ユニット体2aの前壁
パネル213aよりも後退した位置に配置されている。
3aは1階層の各ユニットからは独立した木質壁パネルで
あり、壁パネル3aは接続ユニット1aの前壁パネル12aよ
りも間隔をおいて前方に設けられ、小ユニット体2a、2a
の前壁パネル213aと同一立面上に一致されており、接続
ユニット1aの前壁パネル12aと壁パネル3aとの間には玄
関タタキ4が設けられ、その上方は2階層の接続ユニッ
ト1の前壁パネル12と壁パネル3との間に形成された吹
き抜け5に通じている。
1階層の接続ユニット1aと小ユニット23aとの間には壁
パネルが存在しないので、ここに続き間が形成される。
各ユニットを適宜接続手段により相互に接続し、壁パネ
ルに採光用窓を取付けたり、入口を設けたり、或いは、
玄関開口部及び扉等を取りつけたり、天井、屋根その他
の必要な備品を取付けて建物とする。
尚、2階層の接続ユニット1と小ユニット23との床パネ
ル同士の接続部分は第6図に示すように、接続ユニット
1の床パネル11に設けられた梁112と小ユニット23の床
パネル231に設けられた側根太2312とはボルト・ナット
6により締結されている。
〔発明の効果〕
本発明においては、方形の床パネルと前後に方形の壁パ
ネルとを有する木質接続ユニットと、方形の床パネルと
方形の壁パネルとを有する木質小ユニットの複数個が前
後方向に接続されて箱形に組立てられてなる木質小ユニ
ット体とを有し、木質小ユニット体が木質接続ユニット
を間に挟んで左右に配置された組立体が2層に重ね合わ
されて2階建とされているので、1階層と2階層の各々
は木質接続ユニットの前後の壁パネル、木質小ユニット
体の前壁パネル、側壁パネル及び後壁パネルからなる外
壁パネルにより室内空間が形成され、木質小ユニット体
を居室やサニタリー、キッチン等の用途に使用し、中央
の接続ユニットを玄関やホール、階段等の用途に使用し
て、建物全体としてバランスのとれたレイアウトにする
ことができる。
又、1階層及び2階層の木質接続ユニット同士が重ね合
わされ、2階層の木質接続ユニットの壁パネルの直下に
1階層の木質接続ユニットの壁パネルが配置され、1階
層及び2階層の木質小ユニット体の木質小ユニット同士
が個々に重ね合わされ、2階層の木質小ユニットの壁パ
ネルの直下に1階層の木質小ユニットの壁パネルが配置
されているので、屋根等の荷重を支承する2階層の壁パ
ネル等を1階層の壁パネルが支承し、強度的に優れたも
のとなる。
又、2階層における接続ユニットの床パネルの側縁部の
梁と木質小ユニット体の床パネルとが接続されているの
で、1階層の木質小ユニット体と接続ユニットとの境目
に壁パネルが立設されていない場合であっても、2階層
の木質小ユニット体は2階層の接続ユニットの床パネル
の梁によって支承され、梁は1階層の接続ユニットの前
後の壁パネルにより支承されるので安全である。
このように、1階層の木質小ユニット体と接続ユニット
との境目に壁パネルが立設されていない場合であっても
安全であるので、1階層の木質小ユニットと接続ユニッ
トとの境目に壁パネルが立設されていない続き間を形成
することも可能である。
床パネル両縁部に梁が設けられた接続ユニットは工場に
おいて生産できるので、従来のユニット建物のように組
立現場で梁を取付ける場合に比し工場生産化率を高める
ことができ、工期短縮、品質安定等の工場生産による特
長を一層発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明木質2階建ユニット建物の一例を示す分
解斜視図、第2図は第1図に示す本発明木質2階建ユニ
ット建物の2階層を分解して示す斜視図、第3図は1階
層の小ユニットの一例を示す斜視図、第4図は接続ユニ
ットの一例を示す一部切欠斜視図、第5図は小ユニット
の一例を示す一部切欠斜視図、第6図は第1図において
VI−VI線における断面図、第7図は従来例を示す一部切
欠斜視図である。 1、1a:木質接続ユニット 11、11a:床パネル 12、13、12a、13a:壁パネル 2、2a:木質小建物体 21、22、23、21a、22a、23a:木質小ユニット 211、221、231:床パネル 212、213、214、222、223、232:壁パネル 233、234:壁パネル 112:梁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若林 英美 千葉県東金市大豆谷9番地

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形の床パネルとこの床パネルの前後に方
    形の壁パネルとを有する木質接続ユニットと、 方形の床パネルと方形の壁パネルとを有する木質小ユニ
    ットの複数個が前後方向に接続されて箱形に組立てられ
    てなる木質小ユニット体とを有し、 木質小ユニット体が木質接続ユニットを間に挟んで左右
    に配置された組立体が2層に重ね合わされて2階建とさ
    れ、1階層及び2階層の木質接続ユニット同士が重ね合
    わされ、2階層の木質接続ユニットの壁パネルの直下に
    1階層の木質接続ユニットの壁パネルが配置され、1階
    層及び2階層の木質小ユニット体の木質小ユニット同士
    が個々に重ね合わされ、2階層の木質小ユニットの壁パ
    ネルの直下に1階層の木質小ユニットの壁パネルが配置
    された2階建木質ユニット建物であって、 2階層における木質接続ユニットの床パネルの側縁部は
    耐力を有する梁からなり、この梁に木質小ユニット体の
    床パネルが接続されていることを特徴とする2階建木質
    ユニット建物。
  2. 【請求項2】木質小ユニット体は3個の木質小ユニット
    からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    2階建木質ユニット建物。
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