JPH0735718A - アルコール濃度センサ - Google Patents
アルコール濃度センサInfo
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- JPH0735718A JPH0735718A JP17970293A JP17970293A JPH0735718A JP H0735718 A JPH0735718 A JP H0735718A JP 17970293 A JP17970293 A JP 17970293A JP 17970293 A JP17970293 A JP 17970293A JP H0735718 A JPH0735718 A JP H0735718A
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- alcohol concentration
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃料温度の過渡期においても、アルコール濃
度を正確に検出することのできる濃度センサを提供する
ことを目的とする。 【構成】 パルス発振部21により検出用コンデンサ1
13に方形波を印加すると、検出用コンデンサ113は
瞬時に充電される。この後、放電抵抗を通して電流が流
れ、コンデンサ113の電荷が放電される。ところで、
コンデンサ113の容量は、アルコールの濃度に比例
し、放電中の電荷が所定のしきい値になるまでの時間を
検出することで濃度を検出する。抵抗検出用コンデンサ
116を設けることで、所定のしきい値を燃料温度低下
に伴い上昇させることができ、燃料温度が急激に変化し
ても、アルコール濃度を正確に検出することができる。
度を正確に検出することのできる濃度センサを提供する
ことを目的とする。 【構成】 パルス発振部21により検出用コンデンサ1
13に方形波を印加すると、検出用コンデンサ113は
瞬時に充電される。この後、放電抵抗を通して電流が流
れ、コンデンサ113の電荷が放電される。ところで、
コンデンサ113の容量は、アルコールの濃度に比例
し、放電中の電荷が所定のしきい値になるまでの時間を
検出することで濃度を検出する。抵抗検出用コンデンサ
116を設けることで、所定のしきい値を燃料温度低下
に伴い上昇させることができ、燃料温度が急激に変化し
ても、アルコール濃度を正確に検出することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルコール濃度センサに
係わり、特にガソリンとアルコールの混合燃料中のアル
コール濃度を測定するアルコール濃度センサに関するも
のである。
係わり、特にガソリンとアルコールの混合燃料中のアル
コール濃度を測定するアルコール濃度センサに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車用内燃機関の低公害化を図
り、ガソリン消費量を節約するためにメタノール車の開
発が活発化している。特にガソリンとアルコールとを任
意の割合で混合した混合燃料(以下、単に混合燃料と記
す。)を使用することの可能な自動車FFV(Fule
xible Fuel Vehicle)は燃料の自由
度が高いため、実用化のための開発が進んでいる。
り、ガソリン消費量を節約するためにメタノール車の開
発が活発化している。特にガソリンとアルコールとを任
意の割合で混合した混合燃料(以下、単に混合燃料と記
す。)を使用することの可能な自動車FFV(Fule
xible Fuel Vehicle)は燃料の自由
度が高いため、実用化のための開発が進んでいる。
【0003】しかし混合燃料はアルコールの濃度によっ
て最適な空燃比が異なるため、混合燃料内のアルコール
濃度をアルコール濃度センサによって計測して燃料噴射
量および点火時期を制御することが必要となる。アルコ
ール濃度センサとしては光学式と静電容量式の2種類が
提案されているが、構造が簡単であることから静電容量
式が主流となっている。
て最適な空燃比が異なるため、混合燃料内のアルコール
濃度をアルコール濃度センサによって計測して燃料噴射
量および点火時期を制御することが必要となる。アルコ
ール濃度センサとしては光学式と静電容量式の2種類が
提案されているが、構造が簡単であることから静電容量
式が主流となっている。
【0004】即ち静電容量式のアルコール濃度センサ
は、混合燃料のアルコール濃度に応じて混合燃料の誘電
率が相違することを利用し、電極板間に混合燃料を通過
させて、電極間の静電容量を測定することにより混合燃
料中のアルコール濃度を測定する。ところで、混合燃料
の誘電率は、温度依存性をもっているため、アルコール
濃度(混合比)のみならず、燃料温度によっても変化す
る。これは、メタノールの誘電率が温度依存性を有する
ことに起因する。従って、温度センサにより燃料の温度
を計測し、燃料温度に応じて補正を行うことで正確なア
ルコール濃度を求めている。補正はマップデータを基に
行い、マップはセンサ全体の温度と燃料温度が等しい定
常状態での電圧値を補完している。そのため、容量検出
の電極に加え、アルコール濃度センサ内に温度センサを
設け燃料温度を計測している。
は、混合燃料のアルコール濃度に応じて混合燃料の誘電
率が相違することを利用し、電極板間に混合燃料を通過
させて、電極間の静電容量を測定することにより混合燃
料中のアルコール濃度を測定する。ところで、混合燃料
の誘電率は、温度依存性をもっているため、アルコール
濃度(混合比)のみならず、燃料温度によっても変化す
る。これは、メタノールの誘電率が温度依存性を有する
ことに起因する。従って、温度センサにより燃料の温度
を計測し、燃料温度に応じて補正を行うことで正確なア
ルコール濃度を求めている。補正はマップデータを基に
行い、マップはセンサ全体の温度と燃料温度が等しい定
常状態での電圧値を補完している。そのため、容量検出
の電極に加え、アルコール濃度センサ内に温度センサを
設け燃料温度を計測している。
【0005】また、特開平3−215734号公報に
は、アルコール濃度を検出するセンサと検出用回路部の
温度差によるアルコール濃度検出誤差を防ぐために、検
出用回路部を燃料と熱交換してセンサと検出用回路部の
温度差をなくすアルコール濃度センサが開示されてい
る。
は、アルコール濃度を検出するセンサと検出用回路部の
温度差によるアルコール濃度検出誤差を防ぐために、検
出用回路部を燃料と熱交換してセンサと検出用回路部の
温度差をなくすアルコール濃度センサが開示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高温再
始動時に代表されるような燃料温度が過渡的に変化する
場合には、正常な温度補正が行われず、センサの回路温
度特性がマップ補正に大きな影響を与える。何故なら
ば、センサの回路温度は燃料温度を発熱体として変化し
ており、回路温度が燃料温度と等しくなるには時間を要
するからである。従って、回路温度と燃料温度が等しい
定常状態に於ては問題は無いが、過渡状態に於いては回
路温度と燃料温度との間にずれが生じ補正マップから外
れる。言い換えれば、センサ定常値をマップ補完する場
合に於て回路温度特性は問題にならないが、センサの過
渡状態においては回路温度特性の影響が顕著に現れてく
る。
始動時に代表されるような燃料温度が過渡的に変化する
場合には、正常な温度補正が行われず、センサの回路温
度特性がマップ補正に大きな影響を与える。何故なら
ば、センサの回路温度は燃料温度を発熱体として変化し
ており、回路温度が燃料温度と等しくなるには時間を要
するからである。従って、回路温度と燃料温度が等しい
定常状態に於ては問題は無いが、過渡状態に於いては回
路温度と燃料温度との間にずれが生じ補正マップから外
れる。言い換えれば、センサ定常値をマップ補完する場
合に於て回路温度特性は問題にならないが、センサの過
渡状態においては回路温度特性の影響が顕著に現れてく
る。
【0007】また、特開平3−215734号公報のア
ルコール濃度センサにおいても、燃料との熱交換は瞬時
に行われるものではなく、高温再始動時のように燃料温
度が急激に低下する時には、センサと検出用回路の温度
差によるアルコール濃度の検出誤差が生じる恐れがあ
る。その結果、燃料噴射量および点火時期等のエンジン
制御が正常に行われないという問題があった。
ルコール濃度センサにおいても、燃料との熱交換は瞬時
に行われるものではなく、高温再始動時のように燃料温
度が急激に低下する時には、センサと検出用回路の温度
差によるアルコール濃度の検出誤差が生じる恐れがあ
る。その結果、燃料噴射量および点火時期等のエンジン
制御が正常に行われないという問題があった。
【0008】そこで、本発明は燃料温度の過渡期におい
ても、アルコール濃度を正確に検出することのできるア
ルコール濃度センサを提供することを目的とする。
ても、アルコール濃度を正確に検出することのできるア
ルコール濃度センサを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、ガソリンとアルコールとを混合した混
合燃料中にに浸漬けされた一対の電極板で構成される検
出用コンデンサと、この検出用コンデンサに方形波パル
ス状の電力を供給するパルス電源と、このパルス電源に
よって前記一対の検出用コンデンサに蓄積された電荷を
放電する放電抵抗と、混合燃料のアルコール濃度に比例
する信号として、放電電圧が所定しきい値以上である時
間に比例した電圧を出力する出力部と、混合燃料の温度
を計測をする温度センサと、この温度センサにより検出
された混合燃料温度の低下に伴い前記所定しきい値を上
昇させるしきい値設定手段と、を備えるアルコール濃度
センサを採用するものである。
め、本発明では、ガソリンとアルコールとを混合した混
合燃料中にに浸漬けされた一対の電極板で構成される検
出用コンデンサと、この検出用コンデンサに方形波パル
ス状の電力を供給するパルス電源と、このパルス電源に
よって前記一対の検出用コンデンサに蓄積された電荷を
放電する放電抵抗と、混合燃料のアルコール濃度に比例
する信号として、放電電圧が所定しきい値以上である時
間に比例した電圧を出力する出力部と、混合燃料の温度
を計測をする温度センサと、この温度センサにより検出
された混合燃料温度の低下に伴い前記所定しきい値を上
昇させるしきい値設定手段と、を備えるアルコール濃度
センサを採用するものである。
【0010】
【作用】本発明に基づくアルコール濃度センサによれ
ば、パルス電源により検出コンデンサに蓄積された電荷
が、放電抵抗により放電される。この放電電圧が所定の
閾値以上である時間に比例した電圧を出力部で出力す
る。燃料温度低下時には、放電電圧が高電圧側にシフト
するが、閾値設定手段により所定の閾値が上昇せしめら
れるので、高温再始動時のように燃料温度が急激に低下
しても、アルコール濃度を正確に検出できる。
ば、パルス電源により検出コンデンサに蓄積された電荷
が、放電抵抗により放電される。この放電電圧が所定の
閾値以上である時間に比例した電圧を出力部で出力す
る。燃料温度低下時には、放電電圧が高電圧側にシフト
するが、閾値設定手段により所定の閾値が上昇せしめら
れるので、高温再始動時のように燃料温度が急激に低下
しても、アルコール濃度を正確に検出できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明のアルコール濃度センサについ
て図面に基づき説明する。図1は本発明のアルコール濃
度センサの構造を示したものである。筺体11は中空で
あり、燃料ポンプ(図示せず)から吐出された燃料は供
給側燃料通路111を通って筺体11内に入り排出側燃
料流路112介して燃料機関(図示せず)に供給され
る。
て図面に基づき説明する。図1は本発明のアルコール濃
度センサの構造を示したものである。筺体11は中空で
あり、燃料ポンプ(図示せず)から吐出された燃料は供
給側燃料通路111を通って筺体11内に入り排出側燃
料流路112介して燃料機関(図示せず)に供給され
る。
【0012】筺体11の上部にはホルダ13が搭載され
ており、ホルダ13の中には電子回路を形成する基板1
31が収納されている。アルコール濃度を混合燃料の温
度変化により補償するための基板131に取付けられた
温度センサ132および温感素子133はケース134
に格納され、ホルダ13および筺体11を貫通して温度
検出知部分が混合燃料中に浸漬けするように設置されて
いる。
ており、ホルダ13の中には電子回路を形成する基板1
31が収納されている。アルコール濃度を混合燃料の温
度変化により補償するための基板131に取付けられた
温度センサ132および温感素子133はケース134
に格納され、ホルダ13および筺体11を貫通して温度
検出知部分が混合燃料中に浸漬けするように設置されて
いる。
【0013】アルコール濃度検出用の一対の電極板11
3aおよび113bとで構成される検出用コンデンサ1
13は絶縁材料で作られたスタッド114上に同じく絶
縁材料で作られたスペーサ115を介して設置されてい
る。同様にして、燃料抵抗検出用の一対の電極板116
aおよび116bとで構成される抵抗検出用コンデンサ
116も絶縁材料で作られたスタッド117上に同じく
絶縁材料で作られたスペーサ118を介して設置されて
いる。また抵抗検出用コンデンサ116は検出用コンデ
ンサの一対の電極113と同一構造、同一形状となって
いる。
3aおよび113bとで構成される検出用コンデンサ1
13は絶縁材料で作られたスタッド114上に同じく絶
縁材料で作られたスペーサ115を介して設置されてい
る。同様にして、燃料抵抗検出用の一対の電極板116
aおよび116bとで構成される抵抗検出用コンデンサ
116も絶縁材料で作られたスタッド117上に同じく
絶縁材料で作られたスペーサ118を介して設置されて
いる。また抵抗検出用コンデンサ116は検出用コンデ
ンサの一対の電極113と同一構造、同一形状となって
いる。
【0014】検出用コンデンサ113には一対のリード
線119および120が引き出されて、基板131に接
続されホルダ13及び筺体11を貫通する一対の端子1
35および136に接続されている。即ち検出用コンデ
ンサ113は、電極板間に存在するアルコール濃度に依
存する誘電率を測定するために使用される。同様にし
て、抵抗検出用コンデンサ116には一対のリード線1
21および122が引き出されて、基板131に接続さ
れホルダ13及び筺体11を貫通する一対の端子137
および138に接続されている。即ち抵抗検出用コンデ
ンサ116は、電極板間に存在するアルコール濃度に依
存する抵抗率を測定するために使用される。
線119および120が引き出されて、基板131に接
続されホルダ13及び筺体11を貫通する一対の端子1
35および136に接続されている。即ち検出用コンデ
ンサ113は、電極板間に存在するアルコール濃度に依
存する誘電率を測定するために使用される。同様にし
て、抵抗検出用コンデンサ116には一対のリード線1
21および122が引き出されて、基板131に接続さ
れホルダ13及び筺体11を貫通する一対の端子137
および138に接続されている。即ち抵抗検出用コンデ
ンサ116は、電極板間に存在するアルコール濃度に依
存する抵抗率を測定するために使用される。
【0015】基板131上の電子回路出力は、電気信号
としてケーブル125によって外部に取り出される。図
2は基板131上に形成されるアルコール濃度センサの
回路図であって、パルス発生部21、検出部22および
出力部23から構成されている。パルス発生部21は、
インバータ211、212、213と抵抗214および
コンデンサ215で構成されたCR発振回路で、周波数
500kHz以上の方形波パルスを検出部22に印加す
る。
としてケーブル125によって外部に取り出される。図
2は基板131上に形成されるアルコール濃度センサの
回路図であって、パルス発生部21、検出部22および
出力部23から構成されている。パルス発生部21は、
インバータ211、212、213と抵抗214および
コンデンサ215で構成されたCR発振回路で、周波数
500kHz以上の方形波パルスを検出部22に印加す
る。
【0016】検出部22は検出用コンデンサ113、抵
抗検出用コンデンサ116、放電抵抗221、クランプ
ダイオード222、しきい値制御ダイオード223、2
24、コンパレータ225、しきい値調整抵抗226、
227、230、コンデンサ113の寄生燃料抵抗22
8およびコンデンサ116の寄生燃料抵抗229から構
成されており、前述検出用電極間に発生する容量を電気
(電圧)信号に変換する。
抗検出用コンデンサ116、放電抵抗221、クランプ
ダイオード222、しきい値制御ダイオード223、2
24、コンパレータ225、しきい値調整抵抗226、
227、230、コンデンサ113の寄生燃料抵抗22
8およびコンデンサ116の寄生燃料抵抗229から構
成されており、前述検出用電極間に発生する容量を電気
(電圧)信号に変換する。
【0017】アルコール濃度に比例した静電容量を持つ
検出用コンデンサ113と放電抵抗221で構成される
微分回路に、前記パルス発生部21から発生される一定
周波数の方形波パルスを印加すると静電容量に応じた微
分波形が得られる。この波形は、検出用コンデンサ11
3にチャージされた電荷を放電抵抗221によって放電
された場合の放電電流を電圧に変換したものである。そ
して、これが、コンパレータ225の所定電圧に到達す
る時間が静電容量に比例することにより、静電容量を電
気信号(パルス幅)に変換する。この時、検出容量の情
報を持った電気信号は矩形波パルスであり、パルス幅が
検出容量即ちアルコール濃度を表す。ただし、コンパレ
ータ225のしきい値は寄生燃料抵抗229の大きさに
よる可変となっており、電源電圧と接地GND間の電圧
を寄生燃料抵抗229ときい値制御ダイオード223、
224および調整抵抗230で分圧された電圧を基準電
圧として、さらに抵抗226および227で分圧した値
となる。
検出用コンデンサ113と放電抵抗221で構成される
微分回路に、前記パルス発生部21から発生される一定
周波数の方形波パルスを印加すると静電容量に応じた微
分波形が得られる。この波形は、検出用コンデンサ11
3にチャージされた電荷を放電抵抗221によって放電
された場合の放電電流を電圧に変換したものである。そ
して、これが、コンパレータ225の所定電圧に到達す
る時間が静電容量に比例することにより、静電容量を電
気信号(パルス幅)に変換する。この時、検出容量の情
報を持った電気信号は矩形波パルスであり、パルス幅が
検出容量即ちアルコール濃度を表す。ただし、コンパレ
ータ225のしきい値は寄生燃料抵抗229の大きさに
よる可変となっており、電源電圧と接地GND間の電圧
を寄生燃料抵抗229ときい値制御ダイオード223、
224および調整抵抗230で分圧された電圧を基準電
圧として、さらに抵抗226および227で分圧した値
となる。
【0018】こうして得られたパルス信号を、出力部2
3によりアナログ電圧に変換し出力する。変換回路は、
抵抗231と容量232で構成され、信号周波数に対し
て十分大きな時定数を持つ積分回路および、FET23
3および抵抗234、235で構成されるインピーダン
ス変換回路で構成される。次に高温再始動時に代表され
る様な、燃料温度が過渡的に変化する時のアルコール濃
度出力について図3を用いて説明する。
3によりアナログ電圧に変換し出力する。変換回路は、
抵抗231と容量232で構成され、信号周波数に対し
て十分大きな時定数を持つ積分回路および、FET23
3および抵抗234、235で構成されるインピーダン
ス変換回路で構成される。次に高温再始動時に代表され
る様な、燃料温度が過渡的に変化する時のアルコール濃
度出力について図3を用いて説明する。
【0019】パルス発振部21により検出用コンデンサ
113に電圧Vcc、信号幅τの方形波を印加すると、
コンデンサ113は瞬時に充電されA点の電位はVcc
(Hレベル)となる。しかし、放電抵抗221を通して
電流が流れ、コンデンサの電荷が放電され、A点の電位
は徐々に下降する。この電圧の下降割合は、検出用コン
デンサ113と放電抵抗221の積(CR時定数)で決
まり、放電抵抗は固定であるため、結果、容量に比例し
た微分波形となる。そして、時間τ後、電圧がLレベル
となると、A点の電位は反転した時点の電圧をV1とす
ると、V1−Vccとなり、その後、このマイナスの電
圧(電荷)はクランプダイオード222により短時間に
(ほとんど瞬時に)放電され、GNDレベルに戻る。た
だし、クランプダイオード222によるクラップは厳密
にはGNDレベルまで放電されず、次式1に示される様
に順方向電圧Vfの大きさに落ち着く。
113に電圧Vcc、信号幅τの方形波を印加すると、
コンデンサ113は瞬時に充電されA点の電位はVcc
(Hレベル)となる。しかし、放電抵抗221を通して
電流が流れ、コンデンサの電荷が放電され、A点の電位
は徐々に下降する。この電圧の下降割合は、検出用コン
デンサ113と放電抵抗221の積(CR時定数)で決
まり、放電抵抗は固定であるため、結果、容量に比例し
た微分波形となる。そして、時間τ後、電圧がLレベル
となると、A点の電位は反転した時点の電圧をV1とす
ると、V1−Vccとなり、その後、このマイナスの電
圧(電荷)はクランプダイオード222により短時間に
(ほとんど瞬時に)放電され、GNDレベルに戻る。た
だし、クランプダイオード222によるクラップは厳密
にはGNDレベルまで放電されず、次式1に示される様
に順方向電圧Vfの大きさに落ち着く。
【0020】
【数1】 ただし、m:定数、k:ボルツマン定数、T:絶対温
度、q0:電子の電荷、Is:逆方向飽和電流、Id:
順方向電流である。
度、q0:電子の電荷、Is:逆方向飽和電流、Id:
順方向電流である。
【0021】この順方向電圧Vfは順方向電流Idの大
きさで決まり、この順方向電流Idは検出用コンデンサ
113の寄生燃料抵抗228の大きさに依存する。ま
た、寄生燃料抵抗228は図4に示す様に燃料温度に比
例した大きさを持つ。従って、燃料温度が急激にT1
(高温)→T2(低温)に変化すると、寄生燃料抵抗値
はR1→R2へと大きく変化するため、順方向電流が
(V1−Vcc)/R1→(V1−Vcc)/R2と変
わり、クランプダイオード222による順方向電圧がV
f1→Vf2へとΔVf分小さくなる。
きさで決まり、この順方向電流Idは検出用コンデンサ
113の寄生燃料抵抗228の大きさに依存する。ま
た、寄生燃料抵抗228は図4に示す様に燃料温度に比
例した大きさを持つ。従って、燃料温度が急激にT1
(高温)→T2(低温)に変化すると、寄生燃料抵抗値
はR1→R2へと大きく変化するため、順方向電流が
(V1−Vcc)/R1→(V1−Vcc)/R2と変
わり、クランプダイオード222による順方向電圧がV
f1→Vf2へとΔVf分小さくなる。
【0022】この結果、A点に於ける微分波形はVf1
−Vf2分だけ正方向にシフトされ、コンパレータ22
5のしきい値Vth1を基準としてバルス幅を求めるΔ
tの出力誤差が生じる。従って、この出力誤差を補正す
るために、検出用コンデンサ113と同一構造、同一形
状の抵抗検出用コンデンサを筺体11内に設け、このコ
ンデンサに寄生する燃料抵抗229を利用して、微分波
形がシフトした分しきい値をシフトさせる。
−Vf2分だけ正方向にシフトされ、コンパレータ22
5のしきい値Vth1を基準としてバルス幅を求めるΔ
tの出力誤差が生じる。従って、この出力誤差を補正す
るために、検出用コンデンサ113と同一構造、同一形
状の抵抗検出用コンデンサを筺体11内に設け、このコ
ンデンサに寄生する燃料抵抗229を利用して、微分波
形がシフトした分しきい値をシフトさせる。
【0023】図5に前述の抵抗検出用コンデンサ11
6、寄生燃料抵抗229、しきい値制御ダイオード22
3、224、調整抵抗226、227およびコンパレー
タ225で構成される可変しきい値回路を示す。コンバ
レータ225のしきい値は、B点とGND間の電圧を調
整抵抗226および227による分圧値となり、B点の
電圧は、電源電圧VccとGND間の電圧を寄生燃料抵
抗229としきい値制御ダイオード223、224およ
び調整抵抗230による分圧値となる。
6、寄生燃料抵抗229、しきい値制御ダイオード22
3、224、調整抵抗226、227およびコンパレー
タ225で構成される可変しきい値回路を示す。コンバ
レータ225のしきい値は、B点とGND間の電圧を調
整抵抗226および227による分圧値となり、B点の
電圧は、電源電圧VccとGND間の電圧を寄生燃料抵
抗229としきい値制御ダイオード223、224およ
び調整抵抗230による分圧値となる。
【0024】抵抗検出用コンデンサ116は検出用コン
デンサ113と同一構造であり、筺体11中の燃料内に
浸漬けされているので、寄生燃料抵抗229の大きさは
寄生燃料抵抗228と同一になるため順方向電流は等し
くなり(id1=id2)、しきい値調整ダイオード2
23、224にはクランプダイオード222と同一の順
方向電圧効果が生じる。これにより、B点の電位は2*
ΔVfだけ大きくなるため、調整抵抗226および22
7を同一にすることでコンバレータ225のしきい値を
ΔVf分正方向にシフトできる。
デンサ113と同一構造であり、筺体11中の燃料内に
浸漬けされているので、寄生燃料抵抗229の大きさは
寄生燃料抵抗228と同一になるため順方向電流は等し
くなり(id1=id2)、しきい値調整ダイオード2
23、224にはクランプダイオード222と同一の順
方向電圧効果が生じる。これにより、B点の電位は2*
ΔVfだけ大きくなるため、調整抵抗226および22
7を同一にすることでコンバレータ225のしきい値を
ΔVf分正方向にシフトできる。
【0025】従って、本発明の可変しきい値コンパレー
タ225を用いることで、燃料温度(燃料抵抗)が急激
に変化しても、その燃料抵抗の大きさによりシフトした
微分波形を連動してしきい値を変化させることで補正で
きる。また、温度センサ132、クランプダイオード2
22及びしきい値調整ダイオード223、224がケー
ス34に格納され、温度検知部分が燃料中に浸漬けされ
ているため、温感素子への温度応答性は問題にならな
い。
タ225を用いることで、燃料温度(燃料抵抗)が急激
に変化しても、その燃料抵抗の大きさによりシフトした
微分波形を連動してしきい値を変化させることで補正で
きる。また、温度センサ132、クランプダイオード2
22及びしきい値調整ダイオード223、224がケー
ス34に格納され、温度検知部分が燃料中に浸漬けされ
ているため、温感素子への温度応答性は問題にならな
い。
【0026】また、温感(測温)素子への温度応答性を
向上される方法として図6に示す様な構造としても良
い。図中の10は、センサのケースであり、中を混合燃
料が通過する。円筒電極20は、電極を固定及び絶縁す
るため絶縁樹脂で作られ電極ステイ30に外側電極21
と内側電極22が装着され、構成される。この外側電極
及び21には軸に直交して穴が設けてあり、これによっ
て、混合燃料を電極間に導く。そして、この円筒電極2
0は、ケース10の通路に、絶縁樹脂31を介して装着
される。一方、このケース10の固定されたホルダ40
により、容量変換機能及び容量温度依存性補正機能を有
するアルコール検出回路を配した回路基板50が装着さ
れている。そして、回路基板50を含めた構成部品を保
護するためのカバー60がつけられる。(尚、カバー6
0とケース10は静電シールドの機能を兼ねている。)
ここで、内側電極22について熱的にみてみると、外側
電極21或いはケース10との、電気絶縁及び電極間の
電気絶縁のための絶縁樹脂30、31に囲まれている。
この樹脂材は、電気的な絶縁材であると共に、熱的にも
良好な絶縁であり、ケース10即ちセンサ取付け環境、
或いは回路基板50とは熱的に絶縁状態となる。する
と、内側電極22の温度は、燃料温度とほぼ同じ温度に
できる。従って、測温素子70を内側電極22に取付け
て電極の温度を測定することで、燃料温度を容易に計測
することが出来る。よって、温感素子への温度応答性は
問題にならない。
向上される方法として図6に示す様な構造としても良
い。図中の10は、センサのケースであり、中を混合燃
料が通過する。円筒電極20は、電極を固定及び絶縁す
るため絶縁樹脂で作られ電極ステイ30に外側電極21
と内側電極22が装着され、構成される。この外側電極
及び21には軸に直交して穴が設けてあり、これによっ
て、混合燃料を電極間に導く。そして、この円筒電極2
0は、ケース10の通路に、絶縁樹脂31を介して装着
される。一方、このケース10の固定されたホルダ40
により、容量変換機能及び容量温度依存性補正機能を有
するアルコール検出回路を配した回路基板50が装着さ
れている。そして、回路基板50を含めた構成部品を保
護するためのカバー60がつけられる。(尚、カバー6
0とケース10は静電シールドの機能を兼ねている。)
ここで、内側電極22について熱的にみてみると、外側
電極21或いはケース10との、電気絶縁及び電極間の
電気絶縁のための絶縁樹脂30、31に囲まれている。
この樹脂材は、電気的な絶縁材であると共に、熱的にも
良好な絶縁であり、ケース10即ちセンサ取付け環境、
或いは回路基板50とは熱的に絶縁状態となる。する
と、内側電極22の温度は、燃料温度とほぼ同じ温度に
できる。従って、測温素子70を内側電極22に取付け
て電極の温度を測定することで、燃料温度を容易に計測
することが出来る。よって、温感素子への温度応答性は
問題にならない。
【0027】以上の構成により温感素子の燃料温度応答
性が向上し、高温再始動の様な燃料温度が急激に変化す
る場合に於ても、センサの回路温度時性が瞬時に燃料温
度に一致した特性になることで、センサ出力は耐えず定
常状態(燃料温度と回路温度が等しい)になり、マップ
による正確な燃料温度補正が可能になる。
性が向上し、高温再始動の様な燃料温度が急激に変化す
る場合に於ても、センサの回路温度時性が瞬時に燃料温
度に一致した特性になることで、センサ出力は耐えず定
常状態(燃料温度と回路温度が等しい)になり、マップ
による正確な燃料温度補正が可能になる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明で明らかな様に、本発明のア
ルコール濃度センサによれば、高温再始動時のように燃
料温度が急激変化してもアルコール濃度を正確検出する
ことができる。
ルコール濃度センサによれば、高温再始動時のように燃
料温度が急激変化してもアルコール濃度を正確検出する
ことができる。
【図1】本発明のアルコール濃度センサの実施例を示す
構造図である。
構造図である。
【図2】本発明のアルコール濃度センサの実施例を示す
回路図である。
回路図である。
【図3】本発明のアルコール濃度センサの実施例の回路
動作を示す信号波形図である。
動作を示す信号波形図である。
【図4】本発明のアルコール濃度センサに於ける、燃料
温度−抵抗値特性を示す図ある。
温度−抵抗値特性を示す図ある。
【図5】本発明のアルコール濃度センサの実施例を示す
検出部回路図である。
検出部回路図である。
【図6】本発明のアルコール濃度センサの他の実施例を
示す温感(測温)部の構造図である。
示す温感(測温)部の構造図である。
11 筺体 113 検出用コンデンサ 116 抵抗検出用コンデンサ 131 基板 132 温度センサ 21 パルス発振部(パルス電源) 22 検出部 221 放電抵抗 222 クランプダイオード 223、224 しきい値制御ダイオード 225 コンパレータ(しきい値設定手段) 23 出力部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 アルコール濃度センサ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルコール濃度センサに
係わり、特にガソリンとアルコールの混合燃料中のアル
コール濃度を測定するアルコール濃度センサに関するも
のである。
係わり、特にガソリンとアルコールの混合燃料中のアル
コール濃度を測定するアルコール濃度センサに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車用内燃機関の低公害化を図
り、ガソリン消費量を節約するためにメタノール車の開
発が活発化している。特にガソリンとアルコールとを任
意の割合で混合した混合燃料(以下、単に混合燃料と記
す。)を使用することの可能なFFV(Flexibl
e Fuel Vehicle)は燃料の自由度が高い
ため、実用化のための開発が進んでいる。
り、ガソリン消費量を節約するためにメタノール車の開
発が活発化している。特にガソリンとアルコールとを任
意の割合で混合した混合燃料(以下、単に混合燃料と記
す。)を使用することの可能なFFV(Flexibl
e Fuel Vehicle)は燃料の自由度が高い
ため、実用化のための開発が進んでいる。
【0003】しかし混合燃料はアルコールの濃度によっ
て最適な空燃比が異なるため、混合燃料内のアルコール
濃度をアルコール濃度センサによって計測して燃料噴射
量および点火時期を制御することが必要となる。アルコ
ール濃度センサとしては光学式と静電容量式の2種類が
提案されているが、構造が簡単であることから静電容量
式が主流となっている。
て最適な空燃比が異なるため、混合燃料内のアルコール
濃度をアルコール濃度センサによって計測して燃料噴射
量および点火時期を制御することが必要となる。アルコ
ール濃度センサとしては光学式と静電容量式の2種類が
提案されているが、構造が簡単であることから静電容量
式が主流となっている。
【0004】即ち静電容量式のアルコール濃度センサ
は、混合燃料のアルコール濃度に応じて混合燃料の誘電
率が相違することを利用し、電極板間に混合燃料を通過
させて、電極間の静電容量を測定することにより混合燃
料中のアルコール濃度を測定する。ところで、混合燃料
の誘電率は、温度依存性をもっているため、アルコール
濃度(混合比)のみならず、燃料温度によっても変化す
る。これは、メタノールの誘電率が温度依存性を有する
ことに起因する。従って、温度センサにより燃料の温度
を計測し、燃料温度に応じて補正を行うことで正確なア
ルコール濃度を求めている。補正はマップデータを基に
行い、マップはセンサ全体の温度と燃料温度が等しい定
常状態での電圧値を補完している。そのため、容量検出
の電極に加え、アルコール濃度センサ内に温度センサを
設け燃料温度を計測している。
は、混合燃料のアルコール濃度に応じて混合燃料の誘電
率が相違することを利用し、電極板間に混合燃料を通過
させて、電極間の静電容量を測定することにより混合燃
料中のアルコール濃度を測定する。ところで、混合燃料
の誘電率は、温度依存性をもっているため、アルコール
濃度(混合比)のみならず、燃料温度によっても変化す
る。これは、メタノールの誘電率が温度依存性を有する
ことに起因する。従って、温度センサにより燃料の温度
を計測し、燃料温度に応じて補正を行うことで正確なア
ルコール濃度を求めている。補正はマップデータを基に
行い、マップはセンサ全体の温度と燃料温度が等しい定
常状態での電圧値を補完している。そのため、容量検出
の電極に加え、アルコール濃度センサ内に温度センサを
設け燃料温度を計測している。
【0005】また、特開平3−215734号公報に
は、アルコール濃度を検出するセンサと検出用回路部の
温度差によるアルコール濃度検出誤差を防ぐために、検
出用回路部を燃料と熱交換してセンサと検出用回路部の
温度差をなくすアルコール濃度センサが開示されてい
る。
は、アルコール濃度を検出するセンサと検出用回路部の
温度差によるアルコール濃度検出誤差を防ぐために、検
出用回路部を燃料と熱交換してセンサと検出用回路部の
温度差をなくすアルコール濃度センサが開示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高温再
始動時に代表されるような燃料温度が過渡的に変化する
場合には、正常な温度補正が行われず、センサの回路温
度特性がマップ補正に大きな影響を与える。何故なら
ば、センサの回路温度は燃料温度を発熱体として変化し
ており、回路温度が燃料温度と等しくなるには時間を要
するからである。従って、回路温度と燃料温度が等しい
定常状態に於ては問題は無いが、過渡状態に於いては回
路温度と燃料温度との間にずれが生じ補正マップから外
れる。言い換えれば、センサ定常値をマップ補完する場
合に於て回路温度特性は問題にならないが、センサの過
渡状態においては回路温度特性の影響が顕著に現れてく
る。
始動時に代表されるような燃料温度が過渡的に変化する
場合には、正常な温度補正が行われず、センサの回路温
度特性がマップ補正に大きな影響を与える。何故なら
ば、センサの回路温度は燃料温度を発熱体として変化し
ており、回路温度が燃料温度と等しくなるには時間を要
するからである。従って、回路温度と燃料温度が等しい
定常状態に於ては問題は無いが、過渡状態に於いては回
路温度と燃料温度との間にずれが生じ補正マップから外
れる。言い換えれば、センサ定常値をマップ補完する場
合に於て回路温度特性は問題にならないが、センサの過
渡状態においては回路温度特性の影響が顕著に現れてく
る。
【0007】また、特開平3−215734号公報のア
ルコール濃度センサにおいても、燃料との熱交換は瞬時
に行われるものではなく、高温再始動時のように燃料温
度が急激に低下する時には、センサと検出用回路の温度
差によるアルコール濃度の検出誤差が生じる恐れがあ
る。その結果、燃料噴射量および点火時期等のエンジン
制御が正常に行われないという問題があった。
ルコール濃度センサにおいても、燃料との熱交換は瞬時
に行われるものではなく、高温再始動時のように燃料温
度が急激に低下する時には、センサと検出用回路の温度
差によるアルコール濃度の検出誤差が生じる恐れがあ
る。その結果、燃料噴射量および点火時期等のエンジン
制御が正常に行われないという問題があった。
【0008】そこで、本発明は燃料温度の過渡期におい
ても、アルコール濃度を正確に検出することのできるア
ルコール濃度センサを提供することを目的とする。
ても、アルコール濃度を正確に検出することのできるア
ルコール濃度センサを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、ガソリンとアルコールとを混合した混
合燃料中に浸漬けされた一対の電極板で構成される検出
用コンデンサと、この検出用コンデンサに方形波パルス
状の電力を供給するパルス電源と、このパルス電源によ
って前記一対の検出用コンデンサに蓄積された電荷を放
電する放電抵抗と、混合燃料のアルコール濃度に比例す
る信号として、放電電圧が所定しきい値以上である時間
に比例した電圧を出力する出力部と、前記混合燃料の温
度の低下に伴い前記所定しきい値を上昇させるしきい値
設定手段と、を備えるアルコール濃度センサを採用する
ものである。
め、本発明では、ガソリンとアルコールとを混合した混
合燃料中に浸漬けされた一対の電極板で構成される検出
用コンデンサと、この検出用コンデンサに方形波パルス
状の電力を供給するパルス電源と、このパルス電源によ
って前記一対の検出用コンデンサに蓄積された電荷を放
電する放電抵抗と、混合燃料のアルコール濃度に比例す
る信号として、放電電圧が所定しきい値以上である時間
に比例した電圧を出力する出力部と、前記混合燃料の温
度の低下に伴い前記所定しきい値を上昇させるしきい値
設定手段と、を備えるアルコール濃度センサを採用する
ものである。
【0010】
【作用】本発明に基づくアルコール濃度センサによれ
ば、パルス電源により検出コンデンサに蓄積された電荷
が、放電抵抗により放電される。この放電電圧が所定の
閾値以上である時間に比例した電圧を出力部で出力す
る。燃料温度の低下時には、放電電圧が高電圧側にシフ
トするが、閾値設定手段により所定の閾値が上昇せしめ
られる。
ば、パルス電源により検出コンデンサに蓄積された電荷
が、放電抵抗により放電される。この放電電圧が所定の
閾値以上である時間に比例した電圧を出力部で出力す
る。燃料温度の低下時には、放電電圧が高電圧側にシフ
トするが、閾値設定手段により所定の閾値が上昇せしめ
られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明のアルコール濃度センサの第1
実施例について図面に基づき説明する。図1は本発明の
アルコール濃度センサの構造を示したものである。筺体
11は中空であり、燃料ポンプ(図示せず)から吐出さ
れた燃料は供給側燃料通路111を通って筺体11内に
入り排出側燃料流路112を介して燃料機関(図示せ
ず)に供給される。
実施例について図面に基づき説明する。図1は本発明の
アルコール濃度センサの構造を示したものである。筺体
11は中空であり、燃料ポンプ(図示せず)から吐出さ
れた燃料は供給側燃料通路111を通って筺体11内に
入り排出側燃料流路112を介して燃料機関(図示せ
ず)に供給される。
【0012】筺体11の上部にはホルダ13が搭載され
ており、ホルダ13の中には電子回路を形成する基板1
31が収納されている。アルコール濃度を混合燃料の温
度変化により補償するための基板131に取付けられた
温度センサ132および温感素子133はケース134
に格納され、ホルダ13および筺体11を貫通して温度
検出知部分が混合燃料中に浸漬けするように設置されて
いる。
ており、ホルダ13の中には電子回路を形成する基板1
31が収納されている。アルコール濃度を混合燃料の温
度変化により補償するための基板131に取付けられた
温度センサ132および温感素子133はケース134
に格納され、ホルダ13および筺体11を貫通して温度
検出知部分が混合燃料中に浸漬けするように設置されて
いる。
【0013】アルコール濃度検出用の一対の電極板11
3aおよび113bとで構成される検出用コンデンサ1
13は絶縁材料で作られたスタッド114上に同じく絶
縁材料で作られたスペーサ115を介して設置されてい
る。同様にして、燃料抵抗検出用の一対の電極板116
aおよび116bとで構成される抵抗検出用コンデンサ
116も絶縁材料で作られたスタッド117上に同じく
絶縁材料で作られたスペーサ118を介して設置されて
いる。また抵抗検出用コンデンサ116は検出用コンデ
ンサの一対の電極113と同一構造、同一形状となって
いる。
3aおよび113bとで構成される検出用コンデンサ1
13は絶縁材料で作られたスタッド114上に同じく絶
縁材料で作られたスペーサ115を介して設置されてい
る。同様にして、燃料抵抗検出用の一対の電極板116
aおよび116bとで構成される抵抗検出用コンデンサ
116も絶縁材料で作られたスタッド117上に同じく
絶縁材料で作られたスペーサ118を介して設置されて
いる。また抵抗検出用コンデンサ116は検出用コンデ
ンサの一対の電極113と同一構造、同一形状となって
いる。
【0014】検出用コンデンサ113には一対のリード
線119および120が引き出されて、基板131に接
続されホルダ13及び筺体11を貫通する一対の端子1
35および136に接続されている。即ち検出用コンデ
ンサ113は、電極板間に存在するアルコール濃度に依
存する誘電率を測定するために使用される。同様にし
て、抵抗検出用コンデンサ116には一対のリード線1
21および122が引き出されて、基板131に接続さ
れホルダ13及び筺体11を貫通する一対の端子137
および138に接続されている。即ち抵抗検出用コンデ
ンサ116は、電極板間に存在するアルコール濃度に依
存する抵抗率を測定するために使用される。
線119および120が引き出されて、基板131に接
続されホルダ13及び筺体11を貫通する一対の端子1
35および136に接続されている。即ち検出用コンデ
ンサ113は、電極板間に存在するアルコール濃度に依
存する誘電率を測定するために使用される。同様にし
て、抵抗検出用コンデンサ116には一対のリード線1
21および122が引き出されて、基板131に接続さ
れホルダ13及び筺体11を貫通する一対の端子137
および138に接続されている。即ち抵抗検出用コンデ
ンサ116は、電極板間に存在するアルコール濃度に依
存する抵抗率を測定するために使用される。
【0015】基板131上の電子回路出力は、電気信号
としてケーブル125によって外部に取り出される。図
2は基板131上に形成されるアルコール濃度センサの
回路図であって、パルス発振部21、検出部22および
出力部23から構成されている。パルス発振部21は、
インバータ211、212、213と抵抗214および
コンデンサ215で構成されたCR発振回路で、周波数
500kHz以上の方形波パルスを検出部22に印加す
る。
としてケーブル125によって外部に取り出される。図
2は基板131上に形成されるアルコール濃度センサの
回路図であって、パルス発振部21、検出部22および
出力部23から構成されている。パルス発振部21は、
インバータ211、212、213と抵抗214および
コンデンサ215で構成されたCR発振回路で、周波数
500kHz以上の方形波パルスを検出部22に印加す
る。
【0016】検出部22は検出用コンデンサ113、抵
抗検出用コンデンサ116、放電抵抗221、クランプ
ダイオード222、しきい値制御ダイオード223、2
24、コンパレータ225、しきい値調整抵抗226、
227、230、コンデンサ113の寄生燃料抵抗22
8、コンデンサ116の寄生燃料抵抗229、及び電源
236から構成されており、前述検出用電極間に発生す
る容量を電気(電圧)信号に変換する。
抗検出用コンデンサ116、放電抵抗221、クランプ
ダイオード222、しきい値制御ダイオード223、2
24、コンパレータ225、しきい値調整抵抗226、
227、230、コンデンサ113の寄生燃料抵抗22
8、コンデンサ116の寄生燃料抵抗229、及び電源
236から構成されており、前述検出用電極間に発生す
る容量を電気(電圧)信号に変換する。
【0017】アルコール濃度に比例した静電容量を持つ
検出用コンデンサ113と放電抵抗221で構成される
微分回路に、前記パルス発振部21から発生される一定
周波数の方形波パルスを印加すると静電容量に応じた微
分波形が得られる。この波形は、検出用コンデンサ11
3にチャージされた電荷を放電抵抗221によって放電
された場合の放電電流を電圧に変換したものである。そ
して、これが、コンパレータ225の所定電圧に到達す
る時間が静電容量に比例することにより、静電容量を電
気信号(パルス幅)に変換する。この時、検出容量の情
報を持った電気信号は矩形波パルスであり、パルス幅が
検出容量即ちアルコール濃度を表す。ただし、コンパレ
ータ225のしきい値は寄生燃料抵抗229の大きさに
より可変となっており、電源電圧と接地GND間の電圧
を寄生燃料抵抗229としきい値制御ダイオード22
3、224および調整抵抗230で分圧された電圧を基
準電圧として、さらに抵抗226および227で分圧し
た値となる。
検出用コンデンサ113と放電抵抗221で構成される
微分回路に、前記パルス発振部21から発生される一定
周波数の方形波パルスを印加すると静電容量に応じた微
分波形が得られる。この波形は、検出用コンデンサ11
3にチャージされた電荷を放電抵抗221によって放電
された場合の放電電流を電圧に変換したものである。そ
して、これが、コンパレータ225の所定電圧に到達す
る時間が静電容量に比例することにより、静電容量を電
気信号(パルス幅)に変換する。この時、検出容量の情
報を持った電気信号は矩形波パルスであり、パルス幅が
検出容量即ちアルコール濃度を表す。ただし、コンパレ
ータ225のしきい値は寄生燃料抵抗229の大きさに
より可変となっており、電源電圧と接地GND間の電圧
を寄生燃料抵抗229としきい値制御ダイオード22
3、224および調整抵抗230で分圧された電圧を基
準電圧として、さらに抵抗226および227で分圧し
た値となる。
【0018】こうして得られたパルス信号を、出力部2
3によりアナログ電圧に変換し出力する。変換回路は、
抵抗231と容量232で構成され、信号周波数に対し
て十分大きな時定数を持つ積分回路および、FET23
3および抵抗234、235で構成されるインピーダン
ス変換回路で構成される。次に高温再始動時に代表され
る様な、燃料温度が過渡的に変化する時のアルコール濃
度出力について図3を用いて説明する。
3によりアナログ電圧に変換し出力する。変換回路は、
抵抗231と容量232で構成され、信号周波数に対し
て十分大きな時定数を持つ積分回路および、FET23
3および抵抗234、235で構成されるインピーダン
ス変換回路で構成される。次に高温再始動時に代表され
る様な、燃料温度が過渡的に変化する時のアルコール濃
度出力について図3を用いて説明する。
【0019】パルス発振部21により検出用コンデンサ
113に電圧Vcc、信号幅τの方形波を印加すると、
コンデンサ113は瞬時に充電されA点の電位はVcc
(Hレベル)となる。しかし、放電抵抗221を通して
電流が流れ、コンデンサの電荷が放電され、A点の電位
は徐々に下降する。この電圧の下降割合は、検出用コン
デンサ113と放電抵抗221の積(CR時定数)で決
まり、放電抵抗は固定であるため、結果、容量に比例し
た微分波形となる。そして、時間τ後、電圧がLレベル
となると、A点の電位は反転した時点の電圧をV1とす
ると、V1−Vccとなり、その後、このマイナスの電
圧(電荷)はクランプダイオード222により短時間に
(ほとんど瞬時に)放電され、GNDレベルに戻る。た
だし、クランプダイオード222によるクランプは厳密
にはGNDレベルまで放電されず、次式に示される様に
順方向電圧Vfの大きさに落ち着く。
113に電圧Vcc、信号幅τの方形波を印加すると、
コンデンサ113は瞬時に充電されA点の電位はVcc
(Hレベル)となる。しかし、放電抵抗221を通して
電流が流れ、コンデンサの電荷が放電され、A点の電位
は徐々に下降する。この電圧の下降割合は、検出用コン
デンサ113と放電抵抗221の積(CR時定数)で決
まり、放電抵抗は固定であるため、結果、容量に比例し
た微分波形となる。そして、時間τ後、電圧がLレベル
となると、A点の電位は反転した時点の電圧をV1とす
ると、V1−Vccとなり、その後、このマイナスの電
圧(電荷)はクランプダイオード222により短時間に
(ほとんど瞬時に)放電され、GNDレベルに戻る。た
だし、クランプダイオード222によるクランプは厳密
にはGNDレベルまで放電されず、次式に示される様に
順方向電圧Vfの大きさに落ち着く。
【0020】
【数1】 ただし、m:定数、k:ボルツマン定数、T:絶対温
度、q0:電子の電荷、Is:逆方向飽和電流、Id:
順方向電流である。
度、q0:電子の電荷、Is:逆方向飽和電流、Id:
順方向電流である。
【0021】この順方向電圧Vfは順方向電流Idの大
きさで決まり、この順方向電流Idは検出用コンデンサ
113の寄生燃料抵抗228の大きさに依存する。ま
た、寄生燃料抵抗228は図4に示す様に燃料温度に比
例した大きさを持つ。従って、燃料温度が急激にT1
(高温)→T2(低温)に変化すると、寄生燃料抵抗値
はR1→R2へと大きく変化するため、順方向電流が
(V1−Vcc)/R1→(V1−Vcc)/R2と変
わり、クランプダイオード222による順方向電圧がV
f1→Vf2へとΔVf分小さくなる。なお、図4中の
M0は混合燃料中のアルコール濃度が0%であることを
意味し、M100はアルコール濃度が100%であるこ
とを意味する。
きさで決まり、この順方向電流Idは検出用コンデンサ
113の寄生燃料抵抗228の大きさに依存する。ま
た、寄生燃料抵抗228は図4に示す様に燃料温度に比
例した大きさを持つ。従って、燃料温度が急激にT1
(高温)→T2(低温)に変化すると、寄生燃料抵抗値
はR1→R2へと大きく変化するため、順方向電流が
(V1−Vcc)/R1→(V1−Vcc)/R2と変
わり、クランプダイオード222による順方向電圧がV
f1→Vf2へとΔVf分小さくなる。なお、図4中の
M0は混合燃料中のアルコール濃度が0%であることを
意味し、M100はアルコール濃度が100%であるこ
とを意味する。
【0022】この結果、A点に於ける微分波形はVf1
−Vf2分だけ正方向にシフトされ、コンパレータ22
5のしきい値Vth1を基準としてバルス幅を求めるΔ
tの出力誤差が生じる。従って、この出力誤差を補正す
るために、検出用コンデンサ113と同一構造、同一形
状の抵抗検出用コンデンサ116を筺体11内に設け、
このコンデンサに寄生する燃料抵抗229を利用して、
微分波形がシフトした分しきい値をシフトさせる。
−Vf2分だけ正方向にシフトされ、コンパレータ22
5のしきい値Vth1を基準としてバルス幅を求めるΔ
tの出力誤差が生じる。従って、この出力誤差を補正す
るために、検出用コンデンサ113と同一構造、同一形
状の抵抗検出用コンデンサ116を筺体11内に設け、
このコンデンサに寄生する燃料抵抗229を利用して、
微分波形がシフトした分しきい値をシフトさせる。
【0023】図5に前述の抵抗検出用コンデンサ11
6、寄生燃料抵抗229、しきい値制御ダイオード22
3、224、調整抵抗226、227およびコンパレー
タ225で構成される可変しきい値回路を示す。コンバ
レータ225のしきい値は、B点とGND間の電圧の調
整抵抗226および227による分圧値となり、B点の
電圧は、電源電圧VccとGND間の電圧の寄生燃料抵
抗229としきい値制御ダイオード223、224およ
び調整抵抗230による分圧値となる。
6、寄生燃料抵抗229、しきい値制御ダイオード22
3、224、調整抵抗226、227およびコンパレー
タ225で構成される可変しきい値回路を示す。コンバ
レータ225のしきい値は、B点とGND間の電圧の調
整抵抗226および227による分圧値となり、B点の
電圧は、電源電圧VccとGND間の電圧の寄生燃料抵
抗229としきい値制御ダイオード223、224およ
び調整抵抗230による分圧値となる。
【0024】抵抗検出用コンデンサ116は検出用コン
デンサ113と同一構造であり、筺体11中の燃料内に
浸漬けされているので、寄生燃料抵抗229の大きさは
寄生燃料抵抗228と同一になるため順方向電流は等し
くなり(id1=id2)、しきい値調整ダイオード2
23、224にはクランプダイオード222と同一の順
方向電圧降下が生じる。これにより、B点の電位は2Δ
Vfだけ大きくなるため、調整抵抗226および227
を同一にすることでコンバレータ225のしきい値をΔ
Vf分正方向にシフトできる。
デンサ113と同一構造であり、筺体11中の燃料内に
浸漬けされているので、寄生燃料抵抗229の大きさは
寄生燃料抵抗228と同一になるため順方向電流は等し
くなり(id1=id2)、しきい値調整ダイオード2
23、224にはクランプダイオード222と同一の順
方向電圧降下が生じる。これにより、B点の電位は2Δ
Vfだけ大きくなるため、調整抵抗226および227
を同一にすることでコンバレータ225のしきい値をΔ
Vf分正方向にシフトできる。
【0025】従って、本発明の可変しきい値コンパレー
タ225を用いることで、燃料温度(燃料抵抗)が急激
に変化しても、その燃料抵抗の大きさによりシフトした
微分波形を連動してしきい値を変化させることで補正で
きる。また、温度センサ132、クランプダイオード2
22及びしきい値調整ダイオード223、224がケー
ス34に格納され、温度検知部分が燃料中に浸漬けされ
ているため、温感素子への温度応答性は問題にならな
い。
タ225を用いることで、燃料温度(燃料抵抗)が急激
に変化しても、その燃料抵抗の大きさによりシフトした
微分波形を連動してしきい値を変化させることで補正で
きる。また、温度センサ132、クランプダイオード2
22及びしきい値調整ダイオード223、224がケー
ス34に格納され、温度検知部分が燃料中に浸漬けされ
ているため、温感素子への温度応答性は問題にならな
い。
【0026】また、温感(測温)素子への温度応答性を
向上させる方法として図6に示す様な第2実施例の構造
としても良い。図中の10は、センサのケースであり、
円筒電極20が配された部分を混合燃料が通過する。円
筒電極20は、電極を固定及び絶縁するため絶縁樹脂で
作られた電極ステイ30に外側電極21と内側電極22
が装着され、構成される。この外側電極及び21には軸
に直交して穴が設けてあり、これによって、混合燃料を
電極間に導く。そして、この円筒電極20は、ケース1
0の通路に、絶縁樹脂31を介して装着される。一方、
このケース10の固定されたホルダ40により、容量変
換機能及び容量温度依存性補正機能を有するアルコール
検出回路を配した回路基板50が装着されている。そし
て、回路基板50を含めた構成部品を保護するためのカ
バー60がつけられる。(尚、カバー60とケース10
は静電シールドの機能を兼ねている。)ここで、内側電
極22について熱的にみてみると、外側電極21或いは
ケース10との、電気絶縁及び電極間の電気絶縁のため
の絶縁樹脂30、31に囲まれている。この樹脂材は、
電気的な絶縁材であると共に、熱的にも良好な絶縁であ
り、ケース10即ちセンサ取付け環境、或いは回路基板
50とは熱的に絶縁状態となる。すると、内側電極22
の温度は、燃料温度とほぼ同じ温度にできる。従って、
測温素子70を内側電極22に取付けて電極の温度を測
定することで、燃料温度を容易に計測することが出来
る。よって、温感素子への温度応答性は問題にならな
い。なお、この第2実施例においても、第1実施例と同
様に2つの検出用コンデンサを配することで、しきい値
を変化させ、急激な温度の変化があっても正確にアルコ
ール濃度を検出することができる。
向上させる方法として図6に示す様な第2実施例の構造
としても良い。図中の10は、センサのケースであり、
円筒電極20が配された部分を混合燃料が通過する。円
筒電極20は、電極を固定及び絶縁するため絶縁樹脂で
作られた電極ステイ30に外側電極21と内側電極22
が装着され、構成される。この外側電極及び21には軸
に直交して穴が設けてあり、これによって、混合燃料を
電極間に導く。そして、この円筒電極20は、ケース1
0の通路に、絶縁樹脂31を介して装着される。一方、
このケース10の固定されたホルダ40により、容量変
換機能及び容量温度依存性補正機能を有するアルコール
検出回路を配した回路基板50が装着されている。そし
て、回路基板50を含めた構成部品を保護するためのカ
バー60がつけられる。(尚、カバー60とケース10
は静電シールドの機能を兼ねている。)ここで、内側電
極22について熱的にみてみると、外側電極21或いは
ケース10との、電気絶縁及び電極間の電気絶縁のため
の絶縁樹脂30、31に囲まれている。この樹脂材は、
電気的な絶縁材であると共に、熱的にも良好な絶縁であ
り、ケース10即ちセンサ取付け環境、或いは回路基板
50とは熱的に絶縁状態となる。すると、内側電極22
の温度は、燃料温度とほぼ同じ温度にできる。従って、
測温素子70を内側電極22に取付けて電極の温度を測
定することで、燃料温度を容易に計測することが出来
る。よって、温感素子への温度応答性は問題にならな
い。なお、この第2実施例においても、第1実施例と同
様に2つの検出用コンデンサを配することで、しきい値
を変化させ、急激な温度の変化があっても正確にアルコ
ール濃度を検出することができる。
【0027】以上の構成により温感素子の燃料温度応答
性が向上し、高温再始動の様な燃料温度が急激に変化す
る場合に於ても、センサの回路温度特性が瞬時に燃料温
度に一致した特性になることで、センサ出力は耐えず定
常状態(燃料温度と回路温度が等しい)になり、マップ
による正確な燃料温度補正が可能になる。
性が向上し、高温再始動の様な燃料温度が急激に変化す
る場合に於ても、センサの回路温度特性が瞬時に燃料温
度に一致した特性になることで、センサ出力は耐えず定
常状態(燃料温度と回路温度が等しい)になり、マップ
による正確な燃料温度補正が可能になる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明で明らかな様に、本発明のア
ルコール濃度センサによれば、燃料温度が低下し、放電
電圧が高電圧側にシフトした時に、しきい値設定手段に
よりしきい値が上昇されるので、高温再始動時のように
燃料温度が急激に変化してもアルコール濃度を正確に検
出することができる。
ルコール濃度センサによれば、燃料温度が低下し、放電
電圧が高電圧側にシフトした時に、しきい値設定手段に
よりしきい値が上昇されるので、高温再始動時のように
燃料温度が急激に変化してもアルコール濃度を正確に検
出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアルコール濃度センサの実施例を示す
構造図である。
構造図である。
【図2】本発明のアルコール濃度センサの実施例を示す
回路図である。
回路図である。
【図3】本発明のアルコール濃度センサの実施例の回路
動作を示す信号波形図である。
動作を示す信号波形図である。
【図4】本発明のアルコール濃度センサに於ける、燃料
温度−抵抗値特性を示す図である。
温度−抵抗値特性を示す図である。
【図5】本発明のアルコール濃度センサの実施例を示す
検出部回路図である。
検出部回路図である。
【図6】本発明のアルコール濃度センサの他の実施例を
示す温感(測温)部の構造図である。
示す温感(測温)部の構造図である。
【符号の説明】 11 筺体 113 検出用コンデンサ 116 抵抗検出用コンデンサ 131 基板 132 温度センサ 21 パルス発振部(パルス電源) 22 検出部 221 放電抵抗 222 クランプダイオード 223、224 しきい値制御ダイオード 225 コンパレータ(しきい値設定手段) 23 出力部
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊奈 敏和 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 細谷 伊知郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 ガソリンとアルコールとを混合した混合
燃料中にに浸漬けされた一対の電極板で構成される検出
用コンデンサと、 この検出用コンデンサに方形波パルス状の電力を供給す
るパルス電源と、 このパルス電源によって前記一対の検出用コンデンサに
蓄積された電荷を放電する放電抵抗と、 混合燃料のアルコール濃度に比例する信号として、放電
電圧が所定しきい値以上である時間に比例した電圧を出
力する出力部と、 混合燃料の温度を計測をする温度センサと、 この温度センサにより検出された混合燃料温度の低下に
伴い前記所定しきい値を上昇させるしきい値設定手段
と、 を備えるアルコール濃度センサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17970293A JPH0735718A (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | アルコール濃度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17970293A JPH0735718A (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | アルコール濃度センサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0735718A true JPH0735718A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16070387
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17970293A Withdrawn JPH0735718A (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | アルコール濃度センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0735718A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102023125A (zh) * | 2010-11-09 | 2011-04-20 | 泸州品创科技有限公司 | 白酒在货架期是否产生沉淀的检测方法 |
| JP2017006132A (ja) * | 2010-10-28 | 2017-01-12 | ディーエヌエー エレクトロニクス エルティーディー | 化学的検出デバイス |
| CN112415089A (zh) * | 2019-08-21 | 2021-02-26 | 格兰富控股联合股份公司 | 泵系统 |
-
1993
- 1993-07-21 JP JP17970293A patent/JPH0735718A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017006132A (ja) * | 2010-10-28 | 2017-01-12 | ディーエヌエー エレクトロニクス エルティーディー | 化学的検出デバイス |
| CN102023125A (zh) * | 2010-11-09 | 2011-04-20 | 泸州品创科技有限公司 | 白酒在货架期是否产生沉淀的检测方法 |
| CN112415089A (zh) * | 2019-08-21 | 2021-02-26 | 格兰富控股联合股份公司 | 泵系统 |
| CN112415089B (zh) * | 2019-08-21 | 2024-05-14 | 格兰富控股联合股份公司 | 泵系统 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001003 |