JPH0735746Y2 - 食品スライス刃 - Google Patents

食品スライス刃

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JPH0735746Y2
JPH0735746Y2 JP4532392U JP4532392U JPH0735746Y2 JP H0735746 Y2 JPH0735746 Y2 JP H0735746Y2 JP 4532392 U JP4532392 U JP 4532392U JP 4532392 U JP4532392 U JP 4532392U JP H0735746 Y2 JPH0735746 Y2 JP H0735746Y2
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food
blade
cutting edge
slicing
kamaboko
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Inventor
松二 近藤
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カネ上株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は食品スライス刃に関し、
特に食品を波形にスライスするための食品スライス刃に
関する。
【0002】
【従来の技術】今日、ファミリーレストランなどチェー
ン店化されたいわゆる外食産業や、コンビニエンススト
アーなどに弁当などを出荷する弁当の仕出し業などが発
達してきた一方、人件費の高騰と職人不足が顕著になっ
てきた。このため、たとえば蒲鉾やチーズなどをスライ
スして客に提供する場合、外食産業や仕出し業者などが
それぞれ個別に蒲鉾などをスライスするのは効率が悪
く、しかも経費が高く付くだけでなく、熟練者がいない
とスライスされた蒲鉾などに厚みのばらつきなどが生じ
て外観が悪くなるという問題があった。そこで、業務用
の蒲鉾などを出荷する場合、スライスした状態で出荷す
ることが求められている。
【0003】蒲鉾などのスライス方法は主として往復動
させられる刃によってスライスする方法と、回転させら
れる刃によってスライスする方法の2種類がある。この
うち前者は、刃先が俎板などの表面に当接した後、その
刃を引き上げて順次切断していくものである。このた
め、スライスされた食品が刃の表面に付着して刃ととも
に引き上げられ、次に切断しようとする食品の表面に当
たって剥がれることになり、スライスされた食品が飛散
してしまい、その飛散した食品を人為的に並べる必要が
あった。しかも、スライスされた食品同士が当たるた
め、形が崩れてしまうことがあり、不良品の発生が相当
数あった。また、刃先と俎板などの表面との隙間が広い
と食品が完全に切断されないため、1つに繋がった状態
となり、逆に刃先が俎板などの表面に充分当接するよう
に設定すると、刃先あるいは俎板などの表面が破損して
しまうという問題があった。
【0004】他方、後者の回転させられる刃によってス
ライスする方法は前者の問題点を有しない優れたスライ
ス方法である。かかるスライス方法のうち、円盤状の刃
を回転させてスライスする方法は正確で且つ綺麗な切断
面を得ることができるが、切断時間が長くかかるという
問題があった。また、半径方向に形成された刃を回転さ
せてスライスする方法は切断時間が短いという利点があ
るが、被切断物として切断し得る物と切断し得ない物と
があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記各スラ
イス方法によって切断される切断面は全て平面的なもの
ばかりであった。このため、外食産業などが客に提供す
る蒲鉾などは画一的で平面的なものばかりであった。そ
こで、本考案者はスライスされた蒲鉾などに付加価値を
高めるため、波形にスライスすることに想到した。しか
し、上記スライス方法はいずれも平面的にスライスする
ことはできても、波形にスライスすることはできなかっ
た。
【0006】そこで、本考案者は食品を波形にスライス
できると同時に、切断後、スライスされた食品が飛散す
ることのないスライス方法を得るために鋭意研究を重ね
た結果、本考案に至ったのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係る食品スライ
ス刃の要旨とするところは、一定量ずつ送られてくる食
品を、回転軸を中心に回転させられる半径方向の刃によ
り順次スライスする食品スライス刃であって、該食品ス
ライス刃の少なくとも有効な刃先が波形を成し、且つ該
刃先の波形を成す逃げが前記回転軸を中心とする同心円
状に形成されていることにある。
【0008】かかる本考案の食品スライス刃において、
前記波形を成す刃先及び該逃げの形成された長さが有効
な刃先長さに対してほぼ半分としたことにある。
【0009】また、かかる本考案の食品スライス刃にお
いて、前記波形が少なくとも刃先部に形成され、該残部
は平坦面であることにある。
【0010】
【作用】本考案に係る食品スライス刃は回転軸を中心に
回転させられる半径方向の刃を備えており、この半径方
向の刃を回転軸を中心に回転させることにより、一定量
ずつ送られてくる食品を順次スライスする。この食品ス
ライス刃は食品を切断し得る少なくとも有効な刃先が波
形を成し、その波形の刃先に続く波形を成す逃げが食品
スライス刃の回転軸を中心とする同心円状に形成されて
いる。したがって、回転軸を中心に回転させられる食品
スライス刃の刃先により食品が波形に切断される。波形
に切断された食品の表面には波形の凹凸条が同心円状に
形成され、この波形の凹凸条は食品スライス刃に形成さ
れた逃げにより形状が潰されることはない。また、波形
の形成された食品スライス刃の回転軸に近い部分は曲率
半径が小さく、逆に先端側は曲率半径が大きいことを利
用し、回転軸に近い部分で食品をスライスした場合、ス
ライスされた食品に曲率半径の小さい円弧を成す波形の
凹凸条を形成することができる。また、食品を先端側で
スライスした場合、スライスされた食品に曲率半径の大
きい直線を成す波形の凹凸条を形成することができる。
【0011】次に、かかる本考案の食品スライス刃にお
いて、前記波形を成す刃先及び該逃げの形成された長さ
が有効な刃先長さに対してほぼ半分とし、その残りの有
効な刃先部分は直線とすることにより、食品の切断位置
を変更するだけで、波形にスライスしたり、平面状にス
ライスしたり、あるいは波形と平面をほぼ半々にしてス
ライスすることができる。
【0012】また、本考案に係る食品スライス刃におい
て、食品の切断とその成形に寄与するのは刃先部である
ことから、刃先部の逃げは波形の一部を形成する必要は
ない。したがって、逃げを平坦面で形成することによ
り、スライスされた食品に形成された波形の凹凸条を逃
げによって壊さないようにすることができる。
【0013】
【実施例】次に、本考案に係る食品スライス刃の実施例
を図面に基づいて詳しく説明する。
【0014】図1に一実施例を示すように、食品スライ
ス刃10は概略三日月形状を成す板体12により形成さ
れていて、この食品スライス刃10は図示しない回転軸
に固定された回転板に固定され、その回転軸の回転中心
14の回りに回転させられるように構成されている。こ
の食品スライス刃10には回転軸の回転中心14から延
び出す半径方向に対して所定の角度を有して円弧状を成
す刃先16が板体12の端面に形成されている。この刃
先16には図2に拡大して示すように、回転中心14側
に曲線から成る波形の刃先18が形成されており、一
方、刃先16の先端側には直線状の刃先20が形成され
ている。波形の刃先18は板体12の両面に回転中心1
4を中心にして同心円状に曲面形状の溝22を形成し
て、その溝を逃げ(22)とした後、端面を鋭利に形成
して刃先18としたものである。尚、板体12の一端に
はボルトが挿通されるネジ孔24が設けられていて、そ
のネジ孔24を介して回転軸の回転板に固定されるよう
に構成されている。
【0015】このような構成に係る食品スライス刃10
の外形形状は図1に示す実施例に限定されるものではな
く、他の形状をした食品スライス刃であっても良い。た
とえば図3に示すように、食品スライス刃26は回転式
食品スライス装置28の回転軸30に取り付けられた回
転板32に固定され、図示しない駆動装置により回転軸
30の回りに一方向に回転させられる。一方、この食品
スライス刃26によりスライスされる蒲鉾34は回転式
食品スライス装置28の任意に送り量を設定できる送り
装置により一定量ずつ送られる。すなわち、図3に示す
食品スライス装置28には食品スライス刃26が1枚取
り付けられており、この食品スライス刃26の回転速度
と、蒲鉾34の送り速度が設定されて、図4に示すよう
に一定の厚みにスライスされた蒲鉾36が得られるので
ある。尚、同図に示すように、蒲鉾34の送り方向には
受け台38が配設されていて、スライスされた蒲鉾36
はこの受け台38の上にほぼ整列させられることにな
る。したがって、スライスされた蒲鉾36の出荷作業が
容易となる。
【0016】ここで、図3に示すように、食品スライス
刃26に対する蒲鉾34の切断位置は任意に設定するこ
とができるように構成されていて、蒲鉾34を食品スラ
イス刃26の先端側、中央部あるいは根元側のいずれか
に配置することができる。したがって、たとえば蒲鉾3
4を食品スライス刃26の先端側に配置して直線状の刃
先20で切断すれば、図5(a) に示すように通常の平坦
にスライスされた蒲鉾40を得ることができる。また、
蒲鉾34を食品スライス刃26の中央部に配置して直線
状の刃先20と波形の刃先18の連続部で切断すれば、
図5(b) に示すように片側が平坦で且つ他の片側が波形
を成してスライスされた蒲鉾42を得ることができる。
更に、蒲鉾34を食品スライス刃26の根元側に配置し
て波形を成す刃先18で切断すれば、図5(c) に示すよ
うに波形にスライスされた蒲鉾44を得ることができ
る。このように、蒲鉾34の切断位置を任意に変更する
だけで、所望の形状を成すスライスされた蒲鉾を得るこ
とができる。
【0017】以上、本考案の実施例を詳述したが、本考
案は上述の実施例に限定されるものではない。
【0018】たとえば、図6に示すように、食品スライ
ス刃46の刃先48の全領域にわたって波形を形成して
も良い。食品スライス刃46は回転軸30の回りを回転
させられるため、波形を成す逃げ50は同心円を成して
いる。このため、回転軸30側の逃げ50の曲率半径は
小さく、逆に先端側の逃げ50の曲率半径は大きく形成
されている。したがって、食品スライス刃46の根元側
で蒲鉾34をスライスした場合、図7(a) に示すよう
に、スライスされた蒲鉾52の表面には曲率半径の小さ
い円弧を成す波形が形成されることになる。一方、食品
スライス刃46の先端側で蒲鉾34をスライスした場
合、図7(b) に示すように、スライスされた蒲鉾54の
表面には曲率半径の大きい円弧を成す波形が形成される
ことになる。ここで、食品スライス刃46の刃先48が
充分長い場合、その食品スライス刃46の先端側で蒲鉾
34をスライスすれば、スライスされた蒲鉾の表面には
ほぼ直線状の波形が形成されることになる。このよう
に、食品スライス刃46におけるスライスの位置を適宜
設定することにより、スライスされた蒲鉾に所望の波形
模様を形成することができる。
【0019】次に、食品スライス刃に形成される波形の
形状は曲線形状に限定されるものではなく、たとえば図
8(a) に示すように、台形形状を成した刃先56であっ
ても良く、あるいは同図(b) に示すように、ジグザグ形
状を成した刃先58であっても良い。更に、図示を省略
するが、たとえば曲線形状の波形とジグザグ形状の波形
とを交互に形成した刃先から成る食品スライス刃であっ
ても良いなど、その形状はなんら限定されるものではな
い。
【0020】また、図9に示すように、食品スライス刃
60の刃先62とその逃げ64に形成される波形は少な
くとも刃先62部に形成されていれば足り、波形の逃げ
64は板体66の全域に形成されている必要はない。蒲
鉾を波形にスライスするのは刃先62部であり、逃げ6
4は切断によって形成された波形を破壊しないようにさ
れていれば足りるからである。したがって、波形の逃げ
64は刃先62部の近傍に形成されていれば良い。
【0021】以上、本考案に係る食品スライス刃を図面
に基づいて種々説明したが、本考案はこれらに限定され
るものではない。たとえば波形形状の異なる2種類の食
品スライス刃を1つの食品スライス装置に取り付け、そ
の異なる食品スライス刃で蒲鉾を交互にスライスすれ
ば、スライスされた蒲鉾の両面にはそれぞれ異なる波形
あるいは平坦面が形成されることになる。また、蒲鉾の
向きと食品スライス刃の方向との位置関係、すなわち蒲
鉾に対する食品スライス刃の回転中心の位置を変えるこ
とにより、スライスされた蒲鉾に形成される波形のカー
ブの方向を任意に変えることができ、需要者に異なった
印象を与えることができる。
【0022】更に、食品スライス刃はステンレススチー
ルなどの金属製の他、硬質の樹脂やセラミックなどで構
成しても良く、切削成形あるいは型成形のいずれでも良
い。また、波形の刃先部と逃げが形成されたチップを食
品スライス刃の板体本体に着脱可能に構成し、異なる波
形の形成された刃先チップのみを交換し得るようにして
も良い。
【0023】その他、本考案に係る食品スライス刃は蒲
鉾の他、その他の魚介類煉製品、チーズ、バター、ハ
ム、ソーセージ、こんにゃくなどあらゆる製品のスライ
スに適用することができるなど、本考案はその趣旨を逸
脱しない範囲内で、当業者の知識に基づき種々なる改
良、修正、変形を加えた形態で実施し得るものである。
【0024】
【考案の効果】本考案に係る食品スライス刃は食品を波
形にスライスすることができ、しかも食品のスライスを
高速で行うことができる。波形の形状は用途に応じて任
意に選定でき、加工食品の付加価値を高めることができ
る。特に、食品スライス刃の刃先の全域に波形が形成さ
れている場合、その食品スライス刃の先端側でスライス
するときと、根元側でスライスするときで、スライスさ
れた食品に形成される波形のカーブの曲率を変えること
ができる。また、波形の形成された刃先と直線の刃先と
を形成しておくことにより、食品のスライスの位置を任
意に設定することによって、スライスされた食品に波形
を形成したり、従来の平坦面を形成したり、あるいは波
形と平坦面とを同時に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る食品スライス刃の実施例を示す正
面図である。
【図2】図1に示す食品スライス刃の刃先部の形状を拡
大して示す要部拡大展開底面図である。
【図3】本考案に係る他の形状の食品スライス刃を食品
スライス装置に取り付けた状態を示す正面説明図であ
る。
【図4】図3に示す食品スライス装置の作動を説明する
ための側面説明図である。
【図5】同図(a)(b)(c) はいずれも、図3に示す食品ス
ライス装置に取り付けられた本考案に係る食品スライス
刃によってスライスされた蒲鉾の形状を示す要部斜視図
である。
【図6】本考案に係る更に他の形状の食品スライス刃を
食品スライス装置に取り付けた状態を示す正面説明図で
ある。
【図7】同図(a)(b)はいずれも図6に示す食品スライス
装置によってスライスした蒲鉾の表面形状を示す正面図
である。
【図8】同図(a)(b)はいずれも他の食品スライス刃の刃
先部の形状を拡大して示す要部拡大展開底面図である。
【図9】本考案に係る食品スライス刃の他の実施例を示
す正面図である。
【符号の説明】
10,26,46,60;食品スライス刃 12,66;板体 14;回転中心 16,62;刃先 18,48,56,58;波形の刃先 20;直線状の刃先 22,50,64;逃げ 28;食品スライス装置 30;回転軸 34;蒲鉾 36,40,42,44,52,54;スライスされた
蒲鉾

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定量ずつ送られてくる食品を、回転軸
    を中心に回転させられる半径方向の刃により順次スライ
    スする食品スライス刃であって、該食品スライス刃の少
    なくとも有効な刃先が波形を成し、且つ該刃先の波形を
    成す逃げが前記回転軸を中心とする同心円状に形成され
    ていることを特徴とする食品スライス刃。
  2. 【請求項2】 前記波形を成す刃先及び該逃げの形成さ
    れた長さが有効な刃先長さに対してほぼ半分であること
    を特徴とする請求項1に記載する食品スライス刃。
  3. 【請求項3】 前記波形が少なくとも刃先部に形成さ
    れ、該残部は平坦面であることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載する食品スライス刃。
JP4532392U 1992-06-04 1992-06-04 食品スライス刃 Expired - Lifetime JPH0735746Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4532392U JPH0735746Y2 (ja) 1992-06-04 1992-06-04 食品スライス刃

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JP4532392U JPH0735746Y2 (ja) 1992-06-04 1992-06-04 食品スライス刃

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JPH06689U JPH06689U (ja) 1994-01-11
JPH0735746Y2 true JPH0735746Y2 (ja) 1995-08-16

Family

ID=12716105

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JP4532392U Expired - Lifetime JPH0735746Y2 (ja) 1992-06-04 1992-06-04 食品スライス刃

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010120149A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Steffens Michael カッターブレード及びカッターヘッド
KR101024377B1 (ko) * 2009-04-16 2011-03-25 남다겸 회전칼날식 고기 절단 장치
JP2011019807A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Shimomura Kogyo Kk パン成型器
JP5305407B2 (ja) * 2009-09-24 2013-10-02 純夫 須田 大福餅の製造方法及び大福餅

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JPH06689U (ja) 1994-01-11

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