JPH073635A - けん切紡用ポリエステルトウ - Google Patents
けん切紡用ポリエステルトウInfo
- Publication number
- JPH073635A JPH073635A JP16496693A JP16496693A JPH073635A JP H073635 A JPH073635 A JP H073635A JP 16496693 A JP16496693 A JP 16496693A JP 16496693 A JP16496693 A JP 16496693A JP H073635 A JPH073635 A JP H073635A
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- JP
- Japan
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- tow
- spinning
- polyester
- fine particles
- cutting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】けん切時の集団切れ、ローラー巻き付き等の生
産トラブルを解消し、生産能力を向上できるけん切紡用
ポリエステルトウを提供する。 【構成】単繊維の切断伸度が55%以下であり、単繊維
の表層に界面活性剤を介して無機微粒子が付着している
けん切紡用ポリエステルトウ。
産トラブルを解消し、生産能力を向上できるけん切紡用
ポリエステルトウを提供する。 【構成】単繊維の切断伸度が55%以下であり、単繊維
の表層に界面活性剤を介して無機微粒子が付着している
けん切紡用ポリエステルトウ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、けん切紡用ポリエステ
ルトウに関するものであり、更に詳しくは、良好なけん
切性を有し、かつ獣毛繊維様な優れた風合を持ち、また
混紡においても獣毛繊維の持つ風合を活かしつつポリエ
ステル繊維の持つ機械的性質を兼ね備えた布帛を提供す
るためのけん切紡用ポリエステルトウに関するものであ
る。
ルトウに関するものであり、更に詳しくは、良好なけん
切性を有し、かつ獣毛繊維様な優れた風合を持ち、また
混紡においても獣毛繊維の持つ風合を活かしつつポリエ
ステル繊維の持つ機械的性質を兼ね備えた布帛を提供す
るためのけん切紡用ポリエステルトウに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】天然繊維の中でもウールは最もポピュラ
ーな獣毛繊維であり、これを用いたコート、背広、セー
ターなど単に秋冬用素材としてばかりでなく、薄手の春
夏用素材としても広く浸透している。また、高級獣毛繊
維素材としてカシミヤやビキューナなどは繊度が細く
(2.5d以下)、繊維長も比較的長い(50〜130
mm)ため通常のウール素材では表現できない、しなや
かで、かつ、暖かい織編物を提供できる。しかしなが
ら、これら天然繊維のみで紡績した紡績糸は、素材自身
強力が比較的低いため耐久性が劣り、アフターケアが困
難だったりすることがある。また、比較的細番手の紡績
糸を得ようとすると繊度が細く、繊維長の長い獣毛原料
を使用する必要があり、これらは値段が高いという問題
があった。
ーな獣毛繊維であり、これを用いたコート、背広、セー
ターなど単に秋冬用素材としてばかりでなく、薄手の春
夏用素材としても広く浸透している。また、高級獣毛繊
維素材としてカシミヤやビキューナなどは繊度が細く
(2.5d以下)、繊維長も比較的長い(50〜130
mm)ため通常のウール素材では表現できない、しなや
かで、かつ、暖かい織編物を提供できる。しかしなが
ら、これら天然繊維のみで紡績した紡績糸は、素材自身
強力が比較的低いため耐久性が劣り、アフターケアが困
難だったりすることがある。また、比較的細番手の紡績
糸を得ようとすると繊度が細く、繊維長の長い獣毛原料
を使用する必要があり、これらは値段が高いという問題
があった。
【0003】ポリエステル繊維は価格、強度面でのバッ
クアップ、張り腰等風合面で獣毛繊維の混紡相手として
提案されかつ利用されてきた。しかしながら、細繊度で
かつ比較的繊維長の長いポリエステルステープルは紡績
性が大幅に劣り、特にカード工程においてシリンダー巻
き付きによる生産性の低下、ネップ発生によるスライバ
ーの品質低下が大きな問題となり、満足のいく紡績糸を
得るに至っていない。一方、細繊度繊維の紡績性向上を
狙いとした紡績方法として、けん切紡があり、トウをけ
ん切しながら直接スライバーとした後、バルキースパン
糸や高強度スパン糸などを得ることが広く行われてい
る。この方法は比較的細繊度で繊維長が長いスライバー
を容易に得ることができることから、アクリル系繊維な
どで用いられている。ポリエステル繊維では、酸化チタ
ンを0.2%以上含有しているポリマー使いの品種では
ほぼ安定生産が可能であるが、それでも、生産能力の面
ではアクリル系繊維の50%程度でしかない。まして酸
化チタンを含まないスーパーブライトポリマー使いの細
繊度品種では安定生産することは困難であった。
クアップ、張り腰等風合面で獣毛繊維の混紡相手として
提案されかつ利用されてきた。しかしながら、細繊度で
かつ比較的繊維長の長いポリエステルステープルは紡績
性が大幅に劣り、特にカード工程においてシリンダー巻
き付きによる生産性の低下、ネップ発生によるスライバ
ーの品質低下が大きな問題となり、満足のいく紡績糸を
得るに至っていない。一方、細繊度繊維の紡績性向上を
狙いとした紡績方法として、けん切紡があり、トウをけ
ん切しながら直接スライバーとした後、バルキースパン
糸や高強度スパン糸などを得ることが広く行われてい
る。この方法は比較的細繊度で繊維長が長いスライバー
を容易に得ることができることから、アクリル系繊維な
どで用いられている。ポリエステル繊維では、酸化チタ
ンを0.2%以上含有しているポリマー使いの品種では
ほぼ安定生産が可能であるが、それでも、生産能力の面
ではアクリル系繊維の50%程度でしかない。まして酸
化チタンを含まないスーパーブライトポリマー使いの細
繊度品種では安定生産することは困難であった。
【0004】その理由として繊維の表面状態に着目し
て、その原因を追及したところ、酸化チタンを含有して
いないスーパーブライト繊維は酸化チタンを含有してい
る繊維に対しより平滑な表面を有し、摩擦抵抗が大きく
なるため、トウを構成する繊維の分繊性が不良となり、
けん切時の集団切れ、あるいは静電気発生などのトラブ
ルが発生しやすい傾向にあり、低伸度化や界面活性剤の
選択をを適正化するだけでは、けん切時に発生する集団
切れや静電気発生によるローラー巻き付きなどの生産ト
ラブルを同時に解消することは困難であることがわかっ
た。もちろん、けん切時にベビーパウダーやフレンチチ
ョークなどを添加することにより上記トラブルを改善す
ることも可能であるが、作業性は悪化し、通常の生産に
採用することはできない。
て、その原因を追及したところ、酸化チタンを含有して
いないスーパーブライト繊維は酸化チタンを含有してい
る繊維に対しより平滑な表面を有し、摩擦抵抗が大きく
なるため、トウを構成する繊維の分繊性が不良となり、
けん切時の集団切れ、あるいは静電気発生などのトラブ
ルが発生しやすい傾向にあり、低伸度化や界面活性剤の
選択をを適正化するだけでは、けん切時に発生する集団
切れや静電気発生によるローラー巻き付きなどの生産ト
ラブルを同時に解消することは困難であることがわかっ
た。もちろん、けん切時にベビーパウダーやフレンチチ
ョークなどを添加することにより上記トラブルを改善す
ることも可能であるが、作業性は悪化し、通常の生産に
採用することはできない。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】本発明における課題
は、前述の従来技術ではなし得なかったけん切紡用ポリ
エステルトウのけん切時の集団切れ、ローラー巻き付き
等の生産トラブルを解消し、生産能力を向上することに
ある。
は、前述の従来技術ではなし得なかったけん切紡用ポリ
エステルトウのけん切時の集団切れ、ローラー巻き付き
等の生産トラブルを解消し、生産能力を向上することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、 1.単繊維の切断伸度が55%以下であって、単繊維の
表層に界面活性剤を介して無機微粒子が付着しているこ
とを特徴とするけん切紡用ポリエステルトウ。 2.無機微粒子の平均径が1mμ〜200mμであるこ
とを特徴とする上記1記載のけん切紡用ポリエステルト
ウ。 3.無機微粒子の平均径がシリカであることを特徴とす
る上記1記載のけん切紡用ポリエステルトウ。 4.単繊維の繊度が2.5デニール以下であることを特
徴とする上記1記載のけん切紡用ポリエステルトウ。 とすることによって目的を達成するものである。
表層に界面活性剤を介して無機微粒子が付着しているこ
とを特徴とするけん切紡用ポリエステルトウ。 2.無機微粒子の平均径が1mμ〜200mμであるこ
とを特徴とする上記1記載のけん切紡用ポリエステルト
ウ。 3.無機微粒子の平均径がシリカであることを特徴とす
る上記1記載のけん切紡用ポリエステルトウ。 4.単繊維の繊度が2.5デニール以下であることを特
徴とする上記1記載のけん切紡用ポリエステルトウ。 とすることによって目的を達成するものである。
【0007】以下詳細説明する。本発明においてトウは
ポリエステル系ポリマーを主成分とする繊維からなるも
のである。また、トウの総繊度は操業性、生産性、けん
切装置の能力、梱包形態などの観点から10万〜100
万デニールが好ましく、さらに、30万〜60万デニー
ルが好ましい。さらに、トウを構成する単繊維の平均強
度は、ピル性を優れたものにする観点から、2.3〜9
g/dが好ましい。単繊維の断面形状に関しては、丸断
面のほか三角断面、四角断面等の多角形断面、扁平断
面、中空断面などであっても良い。また、異種のポリマ
ー同志による複合化された繊維であっても良く、複合形
態は、芯鞘型構造、サイドバイサイド型構造、分割型構
造、海島型構造であっても良い。
ポリエステル系ポリマーを主成分とする繊維からなるも
のである。また、トウの総繊度は操業性、生産性、けん
切装置の能力、梱包形態などの観点から10万〜100
万デニールが好ましく、さらに、30万〜60万デニー
ルが好ましい。さらに、トウを構成する単繊維の平均強
度は、ピル性を優れたものにする観点から、2.3〜9
g/dが好ましい。単繊維の断面形状に関しては、丸断
面のほか三角断面、四角断面等の多角形断面、扁平断
面、中空断面などであっても良い。また、異種のポリマ
ー同志による複合化された繊維であっても良く、複合形
態は、芯鞘型構造、サイドバイサイド型構造、分割型構
造、海島型構造であっても良い。
【0008】トウを構成する単繊維の切断伸度の平均値
は、55%以下とするものである。単繊維の切断伸度の
平均値が、55%を超えるとけん切性不良となり、本発
明の目的を達成できない。また、本発明においてトウを
構成する単繊維は表層に界面活性剤を介して無機微粒子
が付着しているものである。ここで無機微粒子として
は、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化亜鉛などの金
属酸化物や、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、シリ
カ、タルク、ジルコニア、窒化珪素などの微粒子が挙げ
られ、中でもシリカが好ましい。
は、55%以下とするものである。単繊維の切断伸度の
平均値が、55%を超えるとけん切性不良となり、本発
明の目的を達成できない。また、本発明においてトウを
構成する単繊維は表層に界面活性剤を介して無機微粒子
が付着しているものである。ここで無機微粒子として
は、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化亜鉛などの金
属酸化物や、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、シリ
カ、タルク、ジルコニア、窒化珪素などの微粒子が挙げ
られ、中でもシリカが好ましい。
【0009】無機微粒子の平均径は1〜200mμ、さ
らには5〜50mμが好ましい。1mμ未満の場合は、
粒子添加による摩擦抵抗低下の効果が減滅することとな
り易く、200mμを超えると、構成する単繊維を損傷
する可能性が生じやすい。さらに、添加した微粒子が脱
落しやすくなるという欠点が顕在化しやすい。無機微粒
子の形状は、略球状、針状、板状など特に限定するもの
ではないが、摩擦抵抗低減効果、構成する単繊維表面へ
の傷付き難さ等の観点から略球状の微粒子が好ましい。
また、無機微粒子が繊維表面に界面活性剤を介して付着
している際、可能な限り凝集せず均一に付着しているこ
とが好ましいが、凝集しても、本発明においては特に差
し支えはない。
らには5〜50mμが好ましい。1mμ未満の場合は、
粒子添加による摩擦抵抗低下の効果が減滅することとな
り易く、200mμを超えると、構成する単繊維を損傷
する可能性が生じやすい。さらに、添加した微粒子が脱
落しやすくなるという欠点が顕在化しやすい。無機微粒
子の形状は、略球状、針状、板状など特に限定するもの
ではないが、摩擦抵抗低減効果、構成する単繊維表面へ
の傷付き難さ等の観点から略球状の微粒子が好ましい。
また、無機微粒子が繊維表面に界面活性剤を介して付着
している際、可能な限り凝集せず均一に付着しているこ
とが好ましいが、凝集しても、本発明においては特に差
し支えはない。
【0010】界面活性剤については適度なぬめり性を付
与し、しかも、けん切時の静電気発生などを防止し、界
面活性剤を介して単繊維表面に付着している無機微粒子
と共にローラー巻き付きなどのけん切時のトラブルが出
ないものであれば、用いることができる。界面活性剤の
トウへの付着量は、0.1重量%〜3.0重量%が好ま
しい。0.1重量%未満の場合、けん切性を向上する効
果が、不十分になる可能性があり、また、3.0重量%
を超える場合は、けん切時にローラーへの界面活性剤脱
落が生じやすくなり、巻き付きなどのトラブルの原因と
なる可能性がある。
与し、しかも、けん切時の静電気発生などを防止し、界
面活性剤を介して単繊維表面に付着している無機微粒子
と共にローラー巻き付きなどのけん切時のトラブルが出
ないものであれば、用いることができる。界面活性剤の
トウへの付着量は、0.1重量%〜3.0重量%が好ま
しい。0.1重量%未満の場合、けん切性を向上する効
果が、不十分になる可能性があり、また、3.0重量%
を超える場合は、けん切時にローラーへの界面活性剤脱
落が生じやすくなり、巻き付きなどのトラブルの原因と
なる可能性がある。
【0011】次に、本発明のトウを製造する方法の一例
について説明する。ポリマーとして通常使用されている
ポリエチレンテレフタレートからなるポリマーを用い、
適宜の紡糸機を用い、口金を介して吐出し、繊維状化す
る。吐出された繊維状化したものをキャプスタンローラ
ーで引き取り、缶に収容した後、トウを引き揃え延伸す
る。トウの引き揃えに際しては、延伸後の総繊度が10
万〜100万デニールになるように引き揃える。延伸方
法は通常用いる延伸方法が使用できる。本発明にかかる
トウは、単繊維の切断伸度を55%以下とするものであ
るが、このような物性のトウを得る方法の一つとして熱
板あるいは熱ドラム上で収縮を制限しながら熱処理する
方法がある。熱処理温度は100℃〜230℃程度が好
ましく、この熱処理の際、若干の延伸あるいは弛緩を行
っても良い。熱処理後、捲縮付与装置により捲縮を付与
し、必要により、さらに50℃〜150℃程度の温度で
乾燥を施し、単繊維の切断伸度が55%以下のトウを製
造することができる。
について説明する。ポリマーとして通常使用されている
ポリエチレンテレフタレートからなるポリマーを用い、
適宜の紡糸機を用い、口金を介して吐出し、繊維状化す
る。吐出された繊維状化したものをキャプスタンローラ
ーで引き取り、缶に収容した後、トウを引き揃え延伸す
る。トウの引き揃えに際しては、延伸後の総繊度が10
万〜100万デニールになるように引き揃える。延伸方
法は通常用いる延伸方法が使用できる。本発明にかかる
トウは、単繊維の切断伸度を55%以下とするものであ
るが、このような物性のトウを得る方法の一つとして熱
板あるいは熱ドラム上で収縮を制限しながら熱処理する
方法がある。熱処理温度は100℃〜230℃程度が好
ましく、この熱処理の際、若干の延伸あるいは弛緩を行
っても良い。熱処理後、捲縮付与装置により捲縮を付与
し、必要により、さらに50℃〜150℃程度の温度で
乾燥を施し、単繊維の切断伸度が55%以下のトウを製
造することができる。
【0012】本発明にかかるトウは、無機微粒子および
界面活性剤を付与されているが、夫々単独あるいは混合
した状態で付与することができる。単独あるいは混合し
た状態でトウに無機微粒子および界面活性剤を付与する
方法は、浸漬法、噴霧法により、付与するのが一般的で
ある。付与する時期は、延伸前、延伸後、定長熱処理
後、捲縮付与後、乾燥後、等のいずれでも良く、これら
工程の内1ヶ所あるいは複数箇所で付与を実施する。以
下、実施例を説明する。
界面活性剤を付与されているが、夫々単独あるいは混合
した状態で付与することができる。単独あるいは混合し
た状態でトウに無機微粒子および界面活性剤を付与する
方法は、浸漬法、噴霧法により、付与するのが一般的で
ある。付与する時期は、延伸前、延伸後、定長熱処理
後、捲縮付与後、乾燥後、等のいずれでも良く、これら
工程の内1ヶ所あるいは複数箇所で付与を実施する。以
下、実施例を説明する。
【0013】
【実施例1】285℃に加熱された口金から酸化チタン
を含まないスーパーブライトポリエステルポリマーを繊
維状に吐出し、1130m/分で引き取った未延伸糸
を、最終的な総繊度が50万デニールになるように引き
揃えた。この未延伸糸トウを油剤浴中を通過させて、加
熱液体中にて3.6倍に延伸した。その後、170℃の
熱ドラム上で熱処理し、押し込み型捲縮付与装置により
捲縮を付与した。捲縮付与後、1.3重量%の界面活性
剤に粒子径の平均が10〜20mμのシリカを0.5重
量%添加した混合液をスプレーによる噴霧法で付与し、
90℃の熱風乾燥機で乾燥し、本発明のトウを得た。
を含まないスーパーブライトポリエステルポリマーを繊
維状に吐出し、1130m/分で引き取った未延伸糸
を、最終的な総繊度が50万デニールになるように引き
揃えた。この未延伸糸トウを油剤浴中を通過させて、加
熱液体中にて3.6倍に延伸した。その後、170℃の
熱ドラム上で熱処理し、押し込み型捲縮付与装置により
捲縮を付与した。捲縮付与後、1.3重量%の界面活性
剤に粒子径の平均が10〜20mμのシリカを0.5重
量%添加した混合液をスプレーによる噴霧法で付与し、
90℃の熱風乾燥機で乾燥し、本発明のトウを得た。
【0014】得られたトウをオーエム製作所製トウリア
クターでけん切性の評価を行った。トウをけん切する領
域は6段階の多段延伸型になっており、その領域内で予
めけん切をスムースに行うように徐々に延伸が行われ、
次いでけん切されるようになっており、延伸、けん切を
含めた全延伸倍率は6.9倍であった。評価の結果、ト
ウリアクター速度100m/分でけん切性良好で静電気
の発生や集団切れなどのトラブルもなくけん切できた。
条件および評価結果を表1に示す。
クターでけん切性の評価を行った。トウをけん切する領
域は6段階の多段延伸型になっており、その領域内で予
めけん切をスムースに行うように徐々に延伸が行われ、
次いでけん切されるようになっており、延伸、けん切を
含めた全延伸倍率は6.9倍であった。評価の結果、ト
ウリアクター速度100m/分でけん切性良好で静電気
の発生や集団切れなどのトラブルもなくけん切できた。
条件および評価結果を表1に示す。
【0015】〔比較例1〕実施例1と同様のポリマーを
用い、同様の装置、条件により紡糸、延伸、熱処理、捲
縮付与を行った。界面活性剤の噴霧法での付与にあた
り、シリカを添加せず他の条件は実施例1と同様に処理
した。得られトウを実施例1と同様の装置、条件により
評価した結果、集団切れ多発し、トウリアクター倍率変
更および速度ダウン(100m/分から80m/分)し
たが安定生産は困難であった。条件および評価結果を表
1に併せて示す。
用い、同様の装置、条件により紡糸、延伸、熱処理、捲
縮付与を行った。界面活性剤の噴霧法での付与にあた
り、シリカを添加せず他の条件は実施例1と同様に処理
した。得られトウを実施例1と同様の装置、条件により
評価した結果、集団切れ多発し、トウリアクター倍率変
更および速度ダウン(100m/分から80m/分)し
たが安定生産は困難であった。条件および評価結果を表
1に併せて示す。
【0016】
【実施例2】酸化チタンを0.4%含有するセミダルポ
リエステルポリマーを使用し、実施例1と同様の装置、
条件により、紡糸、延伸、熱処理、捲縮付与、混合液の
噴霧法付与を行い、トウを得た。得られたトウを実施例
1で用いたのと同じトウリアクターを用いてけん切評価
を行った。延伸、けん切を含めた全延伸倍率は6.4倍
であった。評価の結果、トウリアクター速度100m/
分でけん切性良好で静電気の発生や集団切れなどのトラ
ブルもなくけん切できた。また、生産性向上のため延伸
倍率ダウンを実施した結果、全延伸倍率6.4倍でも問
題なくけん切できた。さらに、アクリル系トウ並みの生
産性を確認すべく、トウリアクター速度100m/分5
0万デニールトウの2本掛けについても短時間であった
がけん切可能であることを確認した。条件および評価結
果を表2に示す。
リエステルポリマーを使用し、実施例1と同様の装置、
条件により、紡糸、延伸、熱処理、捲縮付与、混合液の
噴霧法付与を行い、トウを得た。得られたトウを実施例
1で用いたのと同じトウリアクターを用いてけん切評価
を行った。延伸、けん切を含めた全延伸倍率は6.4倍
であった。評価の結果、トウリアクター速度100m/
分でけん切性良好で静電気の発生や集団切れなどのトラ
ブルもなくけん切できた。また、生産性向上のため延伸
倍率ダウンを実施した結果、全延伸倍率6.4倍でも問
題なくけん切できた。さらに、アクリル系トウ並みの生
産性を確認すべく、トウリアクター速度100m/分5
0万デニールトウの2本掛けについても短時間であった
がけん切可能であることを確認した。条件および評価結
果を表2に示す。
【0017】〔比較例2〕実施例2と同様のポリマーを
用い、同様の装置、条件により紡糸、延伸、熱処理、捲
縮付与を行った。界面活性剤の噴霧法での付与にあた
り、シリカを添加せず他の条件は実施例2と同様に処理
した。得られトウを実施例2と同様の装置、条件により
評価した結果、けん切ゾーンで若干波打ち現象が認めら
れスライバーの太さ斑がでた。さらに集団切れが発生し
た。条件および評価結果を表2に併せて示す。
用い、同様の装置、条件により紡糸、延伸、熱処理、捲
縮付与を行った。界面活性剤の噴霧法での付与にあた
り、シリカを添加せず他の条件は実施例2と同様に処理
した。得られトウを実施例2と同様の装置、条件により
評価した結果、けん切ゾーンで若干波打ち現象が認めら
れスライバーの太さ斑がでた。さらに集団切れが発生し
た。条件および評価結果を表2に併せて示す。
【0018】
【発明の効果】本発明により、従来困難であった酸化チ
タンを含まないスーパーブライトポリマー使いの細繊度
けん切紡用ポリエステルトウのけん切性が向上し、集団
切れや静電気発生によるローラー巻き付きなどのトラブ
ルが発生しにくい、けん切紡用ポリエステルントウを提
供することが可能になった。また、酸化チタンを含有し
ているポリエステルトウについても、アクリル系トウ並
みの生産性向上を得ることができる、けん切紡用ポリエ
ステルトウを提供することが可能になった。
タンを含まないスーパーブライトポリマー使いの細繊度
けん切紡用ポリエステルトウのけん切性が向上し、集団
切れや静電気発生によるローラー巻き付きなどのトラブ
ルが発生しにくい、けん切紡用ポリエステルントウを提
供することが可能になった。また、酸化チタンを含有し
ているポリエステルトウについても、アクリル系トウ並
みの生産性向上を得ることができる、けん切紡用ポリエ
ステルトウを提供することが可能になった。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
Claims (4)
- 【請求項1】単繊維の切断伸度が55%以下であって、
単繊維の表層に界面活性剤を介して無機微粒子が付着し
ていることを特徴とするけん切紡用ポリエステルトウ。 - 【請求項2】無機微粒子の平均径が1mμ〜200mμ
であることを特徴とする請求項1記載のけん切紡用ポリ
エステルトウ。 - 【請求項3】無機微粒子の平均径がシリカであることを
特徴とする請求項1記載のけん切紡用ポリエステルト
ウ。 - 【請求項4】単繊維の繊度が2.5デニール以下である
ことを特徴とする請求項1記載のけん切紡用ポリエステ
ルトウ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16496693A JPH073635A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | けん切紡用ポリエステルトウ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16496693A JPH073635A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | けん切紡用ポリエステルトウ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH073635A true JPH073635A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15803261
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16496693A Pending JPH073635A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | けん切紡用ポリエステルトウ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH073635A (ja) |
-
1993
- 1993-06-11 JP JP16496693A patent/JPH073635A/ja active Pending
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