JPH0737109B2 - ホイールカバー - Google Patents

ホイールカバー

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JPH0737109B2
JPH0737109B2 JP62108104A JP10810487A JPH0737109B2 JP H0737109 B2 JPH0737109 B2 JP H0737109B2 JP 62108104 A JP62108104 A JP 62108104A JP 10810487 A JP10810487 A JP 10810487A JP H0737109 B2 JPH0737109 B2 JP H0737109B2
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JP
Japan
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metal layer
wheel cover
sprayed metal
glossy
peripheral
Prior art date
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康彦 荻巣
国芳 近藤
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は自動車のホイールカバーに関するものである。
(従来の技術) 合成樹脂製のホイールカバーは軽量でデザインの自由度
も高いという特長があるが、合成樹脂が表面に現れた外
観では自動車のボディや需要者の趣味に適合しない場合
もある。そこで、従来より合成樹脂製のホイールカバー
基材上にメタリック塗装をしたり、金属を真空蒸着、ス
パッタリング等の物理蒸着(PVD)法によって付着させ
たりして、金属的外観を付与したホイールカバーが実用
化されている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、前記ホイールカバーによっても、アルミニウ
ム合金やマグネシウム合金を鋳造又は鍜造してなるディ
スクホイールに匹敵する程の美しさと高級感をもった金
属的外観は得られていない。なぜなら、メタリック塗装
はそのメタリック材による光の弱い乱反射によって金属
感を付加するものにすぎないし、金属の物理蒸着は一様
な鏡面を形成するので、金属を加工した後のような自然
な感じが得られないためである。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) そこで、本発明は前記問題点を解決するために、合成樹
脂材料からなり、環状をなす周縁平面部と、該周縁平面
部から中心部に向かって延び互いに結合する複数の突条
と、前記周縁平面部と突条とに囲まれた凹所とを備える
ホイールカバーにおいて、前記周縁平面部と突条及び凹
所の各表面上に粗面状の溶射金属層を設けると共に、前
記周縁平面部と突条の上面に設けられた溶射金属層の表
面を研削して前記凹所表面の溶射金属層よりも表面粗さ
の細かい光沢面とした。
(作用) 即ち、凹所内の溶射金属層は研磨布紙のような表面あら
さ(起伏)と金属特有の色彩及び反射率とを有する独特
の粗面なので、これに光が当たると強く乱反射してやや
白味がかった金属色を呈する。
一方、周縁平面部と突条上面の光沢面に光が当たると一
定の反射角で強く反射するとともに、前記溶射金属層と
は異なるその表面あらさに応じて多少の乱反射もする。
又、凹所内における溶射金属層の粗面と、周縁平面部及
び突条上面の光沢面とは、各々の対照的な外観を相互に
強調して浮き上がらせるという相乗的作用をする。
(第一実施例) 以下、本発明を自動車のディスクホイールに装着するホ
イールカバーに具体化した第一実施例を第1図及び第2
図に従って説明する。
合成樹脂により一体成形されたホイールカバー本体1の
中心部には中央平面部2が設けられ、さらにその中央に
は浅い円形凹部2aが形成されており、該円形凹部2aの周
上にはホイールナット挿通用の5つの貫通孔4が形成さ
れている。また、ホイールカバー本体1の周縁部には環
状の周縁平面部3が形成され、前記中央平面部2から周
縁平面部3にかけては断面矩形状の8本の突条5が放射
状に設けられている。これらの突条5の上面は中央平面
部2の縁部及び周縁平面部3と面一に連続している。
各突条5の間には正面略三角形状の凹所6が形成され、
同凹所6の周縁部には放熱用のスリット7が設けられて
いる。さらに、前記ホイールカバー本体1の裏面にはホ
イールカバー本体1をディスクホイールに装着するため
の図示しない嵌合爪が突設されている。
上記のような構成のホイールカバー本体1の合成樹脂材
料には、ABS樹脂、フェニレンオキサイド樹脂、ポリア
ミド樹脂、ポリロピレン樹脂その他の耐衝撃性の良い各
種合成樹脂を採用することができる。
さて、ホイールカバー本体1の表面には後述する溶射金
属層12の付着性を高めるためのベースコート層11が設け
られている。本実施例では、同ベースコート層11の材料
にウレタン系二液型塗料を用い、主剤/硬化剤/シンナ
ーの配合比(重量比)を15:1:8〜10とした。同ウレタン
系二液型塗料をホイールカバー本体1の表面に適当量ス
プレー塗装した後、80℃で30分焼き付けしたところ、層
厚20μmのベースコート層11が得られた。
続いて、ベースコート層11の表面にはアルミニウム、亜
鉛、すず等の低融点金属を溶射してなる粗面状の溶射金
属層12が設けられ、同溶射金属層12は前記ベースコート
層11のプライマ作用によりホイールカバー本体1に対し
て強固に付着している。
本実施例では、溶射金属としてアルミニウムを用い、溶
射法としてアーク溶射を用いた。具体的には、ワイヤ状
のアルミニウムの先端にアークを発生させ、このアーク
熱で溶融したアルミニウムを圧縮空気によりホイールカ
バー本体1のベースコート層11の表面に吹き付けて溶射
金属層12を形成した。同溶射金属層12は#100〜#200の
サンドペーパとほぼ同等の起伏(表面あらさ)を有した
粗面になった。
また、溶射金属層12のうち円形凹所2a以外の中央平面部
2、周縁平面部3及び突条5の上面部には、それらの表
面を砥石、研摩布紙、遊離砥粒、その他の工具を用いた
研削法によって研削してなる第一光沢面13が形成されて
いる。本実施例では研摩布紙による手作業研削を行うこ
とにより、表面あらさがやや粗くヘアーラインの残る第
一光沢面13が得られた。
さらに、溶射金属層12のうち円形凹所2aの内底面には、
その表面を上記研削法によって研削してなる第二光沢面
14が形成されている。本実施例ではバフ加工による手作
業研削を行うことにより、表面あらさが細かく鏡面に近
い第二光沢面14が得られた。
次に、溶射金属層12(第一光沢面13及び第二光沢面14を
含む)の表面には同溶射金属層12の剥離や汚れや錆等を
防ぐための透明なトップコート層15が設けられている。
本実施例では、同トップコート層15の材料にウレタン系
二液型クリヤ塗料を用い、主剤/硬化剤/シンナーの配
合比(重量比)を100:7:40とした。同ウレタン系二液型
クリヤ塗料をホイールカバー本体1の表面に適当量スプ
レー塗装した後、70℃で60分焼き付けしたところ、層厚
30μmで無色透明のトップコート層15が得られた。
以上のように構成されたホイールカバーによれば、ホイ
ールカバー本体1にベースコート層11が強く接着し、ベ
ースコート層11に溶射金属層12が強く付着することで、
同ベースコート層11がプライマ作用をするため、溶射金
属層12はホイールカバー本体1に対して強力に付着し、
ホイールカバーに多少の衝撃力が加わっても溶射金属層
12の剥離が防止される。
また、溶射金属層12のうち凹所6の内底面及び突条5の
両側壁面は、前述の通りの研摩布紙のような表面あらさ
(起伏)と金属特有の色彩及び反射率とを有する独特の
粗面となっており、これに光が当たると第1図の右側に
矢印で示すように強く乱反射してやや白味がかった金属
色を呈するので、金属肉厚感に富んだ美しい外観が得ら
れる。
一方、円形凹所2a以外の中央平面部2、周縁平面部3及
び突条5の上面部には表面あらさが粗くヘアーラインの
残る第一光沢面13が形成されており、これに光が当たる
と第1図の中ほどに矢印で示すように一定の反射角で強
く反射するとともにヘアラインにおいて多少の乱反射も
するため、金属光沢に富み、しかも研削加工を施したデ
ィスクホイールのような自然な金属外観が得られる。
また、円形凹所2aの内底面には表面あらさが細かく鏡面
に近い第二光沢面14が形成されており、これに光が当た
ると第1図の左側に矢印で示すように一定の反射角で強
く反射するとともにわずかに乱反射もするが、第一光沢
面13とは表面あらさが異なり鏡面に近いので乱反射の度
合は極めて少なく、より高い光揮性が得られる。
さらに、互いに隣接した前記溶射金属層12の粗面、第一
光沢面13及び第二光沢面14は、上述した各々の対照的な
外観を相互に強調して浮き上がらせるという相乗的作用
をする。このような溶射による粗面と2種類以上の光沢
面の組み合わせは、合成樹脂成形品(特にホイールカバ
ー)の分野においては初めての試みであり、斬新でアク
セントと高級感に富む美しい外観が得られる。
また、第一光沢面13及び第二光沢面14は溶射金属層12を
研削して形成しているので、その加工が容易で、別のめ
っき工程等を必要としない。
ここで、トップコート層15は透明なので、溶射金属層1
2、第一光沢面13及び第二光沢面14による上記外観を遮
らない。本明細書において「透明」の語は、無色透明の
みならず、有色透明や半透明も含む意味で使用してい
る。本実施例のようにトップコート層15を無色透明とす
れば溶射金属層12等の色彩がそのまま外部に現れるし、
有色透明とすればその色彩と溶射金属層12等との混合色
が現れるので、色々な色調を得ることができる。
また、トップコート層15は溶射金属層12(第一光沢面13
及び第二光沢面14を含む)に強く接着して、溶射金属層
12を異物や外気から保護する。従って、ホイールカバー
に石等の異物が当たっても溶射金属層12が剥離すること
はほとんどない。また、溶射金属層12に泥や油が付着し
て汚れたり、溶射金属層12が錆たり腐蝕したりすること
もほとんどない。
(第二実施例) 本発明の第二実施例は、第3図に示すように、第二光沢
面14を無電解めっき法、物理蒸着(PVD)法等のめっき
法により形成した点において、前記第一実施例と相違し
ている。
すなわち、本実施例ではホイールカバー本体1の表面全
体にPVD法の一つであるスパッタリング法によってアル
ミニウムのめっき層16が形成され、前記円形凹所2aに形
成されためっき層16の表面は鏡面状の第二光沢面14を構
成している。なお、円形凹部2a以外の部分については、
前記めっき層16上に第一実施例と同様の構成が設けられ
ている。
従って、本実施例も第一実施例と同様の作用効果を奏す
るほか、第二光沢面14の光輝性が高いので第一光沢面13
とのコントラストが強くなり、さらに斬新でアクセント
のある外観が得られる。
なお、本発明は前記実施例の構成に限定されるものでは
なく、例えば以下のように発明の趣旨から逸脱しない範
囲で任意に変更して具体化することもできる。
(1) 溶射金属層12の金属材料を変更すること。特
に、亜鉛、すず又はそれらの合金等の低融点金属は容易
に変更採用することができる。また、銅、ニッケル、ク
ロム又はそれらの合金、ステンレス鋼等のように融点の
高い金属はそのまま溶射することも不可能ではないが、
ホイールカバー本体1が熱によって焼けやすいので、低
融点金属を溶射した上に重ねて溶射することが望まし
い。
さらに、溶射金属層12の金属材料を2種以上使用して、
それらの異なる色彩が隣り合うように溶射してもよい。
(2) 溶射法には前記アーク溶射以外にも、フレーム
溶射、爆発溶射、プラズマ溶射、線爆溶射等の各種方法
を採用することもできる。
(3) 溶射金属層12は粗面状のものであれば、その表
面あらさは特に限定されない。
(4) 第一光沢面13及び第二光沢面14は、いずれも溶
射金属層12の粗面より光沢性の高いものであって、かつ
互いに表面あらさの異なるものであれば、その光沢度の
程度は限定されない。また、第一光沢面13の表面あらさ
の方が第二光沢面14のそれより細かくてもよい。
(5) 表面あらさが異なる2種類以上の第二光沢面14
を設けてもよい。
(6) ホイールカバーの各部分に応じて無色透明のト
ップコート層を設けたり、有色透明のトップコート層を
設けたり、その有色透明の色彩を変えたりしてもよい。
発明の効果 以上詳述したように、本発明によれば凹所内の粗面状を
なす溶射金属層による金属肉厚感と、周縁平面部及び突
条上面の前記溶射金属層よりも表面粗さの細かい光沢面
による金属光沢とが相乗的に作用するので、斬新でアク
セントと高級感に富む美しい金属的外観を得ることがで
きるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明をホイールカバーに具体化した第一実施
例を示す要部拡大断面図、第2図は同ホイールカバーの
全体を示す斜視図、第3図は第二実施例を示す要部拡大
断面図である。 1……ホイールカバー本体、11……ベースコート層、12
……溶射金属層、13……第一光沢面、14……第二光沢
面、15……トップコート層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂材料からなり、環状をなす周縁平
    面部(3)と、該周縁平面部(3)から中心部に向かっ
    て延び互いに結合する複数の突条(5)と、前記周縁平
    面部(3)と突条(5)とに囲まれた凹所(6)とを備
    えるホイールカバーにおいて、 前記周縁平面部(3)と突条(5)及び凹所(6)の各
    表面上に粗面状の溶射金属層(12)を設けると共に、前
    記周縁平面部(3)と突条(5)の上面に設けられた溶
    射金属層(12)の表面を研削して前記凹所(6)表面の
    溶射金属層(12)よりも表面粗さの細かい光沢面(13)
    としたホイールカバー。
JP62108104A 1987-01-31 1987-04-30 ホイールカバー Expired - Lifetime JPH0737109B2 (ja)

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JPS63272544A JPS63272544A (ja) 1988-11-10
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