JPH0737281A - 光記録媒体及び光記録媒体再生装置 - Google Patents
光記録媒体及び光記録媒体再生装置Info
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- JPH0737281A JPH0737281A JP5178327A JP17832793A JPH0737281A JP H0737281 A JPH0737281 A JP H0737281A JP 5178327 A JP5178327 A JP 5178327A JP 17832793 A JP17832793 A JP 17832793A JP H0737281 A JPH0737281 A JP H0737281A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 再生時の読出レーザ光波長と対物レンズ開口
数により規定される空間周波数を越える情報が記録され
た光ディスクおよびその再生装置を提供する。 【構成】 第1の発明は、位相ピットによる情報記録媒
体であって、外部から照射された読出光の強度分布、照
射による温度分布に対応して、情報記録面上の読出光ス
ポット内の高温領域と低温領域内の反射光または透過光
の偏光状態が異なるような、補償温度が室温より高くか
つキュリー温度より低い特性を有する偏光状態変化層を
設ける。また、第2の発明は、第1の発明の光記録媒体
に読出光の光照射手段と、読出光の反射光または透過光
のうちから第1の領域もしくは第2の領域からの読出光
のいずれか一方のみを分離する分離手段と、分離された
読出光を受光し読出信号として出力する受光手段と、読
出信号に基づいて光記録媒体の記録情報の再生動作を行
う再生手段と、を備える。
数により規定される空間周波数を越える情報が記録され
た光ディスクおよびその再生装置を提供する。 【構成】 第1の発明は、位相ピットによる情報記録媒
体であって、外部から照射された読出光の強度分布、照
射による温度分布に対応して、情報記録面上の読出光ス
ポット内の高温領域と低温領域内の反射光または透過光
の偏光状態が異なるような、補償温度が室温より高くか
つキュリー温度より低い特性を有する偏光状態変化層を
設ける。また、第2の発明は、第1の発明の光記録媒体
に読出光の光照射手段と、読出光の反射光または透過光
のうちから第1の領域もしくは第2の領域からの読出光
のいずれか一方のみを分離する分離手段と、分離された
読出光を受光し読出信号として出力する受光手段と、読
出信号に基づいて光記録媒体の記録情報の再生動作を行
う再生手段と、を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は位相ピットにより情報が
記録された光記録媒体及びその再生装置に係り、特に再
生時の読出光の波長および対物レンズの開口数により規
定される空間周波数を越える空間周波数を有する情報を
記録した光記録媒体及びその再生装置に関する。
記録された光記録媒体及びその再生装置に係り、特に再
生時の読出光の波長および対物レンズの開口数により規
定される空間周波数を越える空間周波数を有する情報を
記録した光記録媒体及びその再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のCD(Compact Disk)やLD(La
ser Disk)等に代表される光ディスクにおいて、読出レ
ーザ光のビームスポットが(位相)ピットに照射された
時に回折や散乱あるいはピット部分の光学定数の変化に
よって生じる反射光量の減少を光検出器で検出すること
により、ピットの有無に対応した情報を取り出してい
た。より具体的には、ピット上に読出レーザ光のスポッ
トが照射されている場合(図13(a)参照)には、散
乱などにより反射による戻り光量(反射光量)が小さ
く、ピット間に読出レーザ光のスポットが照射されてい
る場合(図13(b)参照)には戻り光量が大きいこと
を利用して情報を読み出している。
ser Disk)等に代表される光ディスクにおいて、読出レ
ーザ光のビームスポットが(位相)ピットに照射された
時に回折や散乱あるいはピット部分の光学定数の変化に
よって生じる反射光量の減少を光検出器で検出すること
により、ピットの有無に対応した情報を取り出してい
た。より具体的には、ピット上に読出レーザ光のスポッ
トが照射されている場合(図13(a)参照)には、散
乱などにより反射による戻り光量(反射光量)が小さ
く、ピット間に読出レーザ光のスポットが照射されてい
る場合(図13(b)参照)には戻り光量が大きいこと
を利用して情報を読み出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来における光ディスクの再生分解能は、読出レーザ光の
波長λと、対物レンズの開口数NAによって制限され、
空間周波数fc =2NA/λを越える周波数成分を有す
る情報を再生することはできないという問題点があっ
た。
来における光ディスクの再生分解能は、読出レーザ光の
波長λと、対物レンズの開口数NAによって制限され、
空間周波数fc =2NA/λを越える周波数成分を有す
る情報を再生することはできないという問題点があっ
た。
【0004】そこで本発明の目的は、再生時の読出レー
ザ光の波長λと、対物レンズの開口数NAによって規定
される空間周波数fc =2NA/λを越える空間周波数
を有する情報が記録された光記録媒体及びその光記録媒
体を分離度良く再生することが可能な光記録媒体再生装
置を提供することにある。
ザ光の波長λと、対物レンズの開口数NAによって規定
される空間周波数fc =2NA/λを越える空間周波数
を有する情報が記録された光記録媒体及びその光記録媒
体を分離度良く再生することが可能な光記録媒体再生装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、第1の発明は、位相ピットによって情報が保持され
た光記録媒体であって、外部から照射された読出光の強
度分布あるいは読出光の照射に伴う温度分布に対応し
て、前記情報記録面上の読出光スポット内の第1の領域
内の反射光または透過光の第1の偏光状態を当該読出光
スポット内の他の領域である第2の領域内の反射光また
は透過光の第2の偏光状態とは異なるように変化させる
磁性層を備え、この磁性層は補償温度が室温より高くか
つキュリー温度より低い特性を有するフェリ磁性材料か
ら成る光記録媒体である。
め、第1の発明は、位相ピットによって情報が保持され
た光記録媒体であって、外部から照射された読出光の強
度分布あるいは読出光の照射に伴う温度分布に対応し
て、前記情報記録面上の読出光スポット内の第1の領域
内の反射光または透過光の第1の偏光状態を当該読出光
スポット内の他の領域である第2の領域内の反射光また
は透過光の第2の偏光状態とは異なるように変化させる
磁性層を備え、この磁性層は補償温度が室温より高くか
つキュリー温度より低い特性を有するフェリ磁性材料か
ら成る光記録媒体である。
【0006】また、第2の発明は、第1の発明の光記録
媒体から記録情報を再生する光記録媒体再生装置であっ
て、光記録媒体に読出光を照射する光照射手段と、照射
された読出光の光記録媒体の反射光または透過光のうち
から、第1の偏光状態を有する読出光または第2の偏光
状態を有する読出光のいずれか一方のみを分離する分離
手段と、分離手段により分離された読出光を受光し読出
信号として出力する受光手段と、読出信号に基づいて光
記録媒体の記録情報の再生動作を行う再生手段とを備え
て構成される。
媒体から記録情報を再生する光記録媒体再生装置であっ
て、光記録媒体に読出光を照射する光照射手段と、照射
された読出光の光記録媒体の反射光または透過光のうち
から、第1の偏光状態を有する読出光または第2の偏光
状態を有する読出光のいずれか一方のみを分離する分離
手段と、分離手段により分離された読出光を受光し読出
信号として出力する受光手段と、読出信号に基づいて光
記録媒体の記録情報の再生動作を行う再生手段とを備え
て構成される。
【0007】
【作用】第1の発明によれば、偏光状態変化層は、外部
から照射された読出光の強度分布あるいは読出光の照射
に伴う温度分布に対応して、情報記録面上の読出光スポ
ット内の第1の領域内の反射光または透過光の偏光状態
である第1の偏光状態を当該読出光スポット内の他の領
域である第2の領域の反射光または透過光の偏光状態で
ある第2の偏光状態とは異なるように変化させる。
から照射された読出光の強度分布あるいは読出光の照射
に伴う温度分布に対応して、情報記録面上の読出光スポ
ット内の第1の領域内の反射光または透過光の偏光状態
である第1の偏光状態を当該読出光スポット内の他の領
域である第2の領域の反射光または透過光の偏光状態で
ある第2の偏光状態とは異なるように変化させる。
【0008】更に、当該磁性層は補償温度が室温より高
くかつキュリー温度より低いため、磁性層の全体磁化が
同じ向きになるようにしておけば前記第1の偏光状態と
前記第2の偏光状態との偏光回転方向が相反する。
くかつキュリー温度より低いため、磁性層の全体磁化が
同じ向きになるようにしておけば前記第1の偏光状態と
前記第2の偏光状態との偏光回転方向が相反する。
【0009】したがって、第1の偏光状態を有する読出
光あるいは第2の偏光状態を有する読出光のいずれか一
方のみを受光することにより、情報記録面上の読出光ス
ポット内の第1の領域内あるいは第2の領域内のいずれ
か一方に記録されている位相ピット(記録情報)のみの
情報を再生することが可能となる。
光あるいは第2の偏光状態を有する読出光のいずれか一
方のみを受光することにより、情報記録面上の読出光ス
ポット内の第1の領域内あるいは第2の領域内のいずれ
か一方に記録されている位相ピット(記録情報)のみの
情報を再生することが可能となる。
【0010】また、第2の発明によれば、光照射手段
は、光記録媒体に読出光を照射し、分離手段は、この照
射された読出光の光記録媒体の反射光または透過光のう
ちから、第1の偏光状態を有する読出光または第2の偏
光状態を有する読出光のいずれか一方のみを分離する。
は、光記録媒体に読出光を照射し、分離手段は、この照
射された読出光の光記録媒体の反射光または透過光のう
ちから、第1の偏光状態を有する読出光または第2の偏
光状態を有する読出光のいずれか一方のみを分離する。
【0011】これにより、受光手段は、分離手段により
分離された読出光を受光し読出信号として再生手段に出
力し、再生手段は読出信号に基づいて光記録媒体の記録
情報の再生動作を行う。
分離された読出光を受光し読出信号として再生手段に出
力し、再生手段は読出信号に基づいて光記録媒体の記録
情報の再生動作を行う。
【0012】したがって、それぞれが読出光スポット内
の一部分である第1の領域からの第1の偏光状態を有す
る読出光または第2の領域からの第2の偏光状態を有す
る読出光のいずれか一方のみに含まれる記録情報のみを
精度良く再生することができ、読出光スポット内に記録
ピットが複数個存在するような場合に高い空間周波数を
有する情報を再生することが可能となる。
の一部分である第1の領域からの第1の偏光状態を有す
る読出光または第2の領域からの第2の偏光状態を有す
る読出光のいずれか一方のみに含まれる記録情報のみを
精度良く再生することができ、読出光スポット内に記録
ピットが複数個存在するような場合に高い空間周波数を
有する情報を再生することが可能となる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例による光記録媒
体及び光記録媒体再生装置を、図面に基づいて説明す
る。 (i)第1実施例 まず、本発明に係る光ディスクの構造について説明す
る。図1に光ディスクの断面図を示す。
体及び光記録媒体再生装置を、図面に基づいて説明す
る。 (i)第1実施例 まず、本発明に係る光ディスクの構造について説明す
る。図1に光ディスクの断面図を示す。
【0014】光ディスク1は、図1(a)に示すよう
に、位相ピットが形成された基板2と、入射した直線偏
光である読出光の偏光状態を、読出光の照射に伴う温度
分布に対応して回転させる偏光状態変化層としての材料
層3と、材料層3を保護する保護層4a、4bと、を備
えて構成されている。なお、以下の説明においては、材
料層3、保護層4a及び保護層4bをまとめて光磁気層
と呼ぶ。
に、位相ピットが形成された基板2と、入射した直線偏
光である読出光の偏光状態を、読出光の照射に伴う温度
分布に対応して回転させる偏光状態変化層としての材料
層3と、材料層3を保護する保護層4a、4bと、を備
えて構成されている。なお、以下の説明においては、材
料層3、保護層4a及び保護層4bをまとめて光磁気層
と呼ぶ。
【0015】光ディスク1の具体的な構成としては、基
板側から見て、誘電体保護層であるSiN層4a(80
nm)、磁気光学効果を示す材料層であるGdFeCo
層3(90nm)、誘電体保護層であるSiN層4b
(50nm)の順番で形成されている。なお、括弧内の
数値は各層の厚さの一例を示している。また、この場合
において、偏光状態の回転は、主として反射による磁気
光学効果の偏光面回転であるカー効果による。
板側から見て、誘電体保護層であるSiN層4a(80
nm)、磁気光学効果を示す材料層であるGdFeCo
層3(90nm)、誘電体保護層であるSiN層4b
(50nm)の順番で形成されている。なお、括弧内の
数値は各層の厚さの一例を示している。また、この場合
において、偏光状態の回転は、主として反射による磁気
光学効果の偏光面回転であるカー効果による。
【0016】また、図1(b)に示す光ディスク1’
も、図1(a)において示したディスク1と同様の層構
成を持ち、基板2と、偏光状態変化層としての材料層3
と、保護層4aおよび4bとを備えて構成されている。
も、図1(a)において示したディスク1と同様の層構
成を持ち、基板2と、偏光状態変化層としての材料層3
と、保護層4aおよび4bとを備えて構成されている。
【0017】光ディスク1’と光ディスク1との相違
は、材料層3にGdFeCoの代わりにTbFeCo層
が使われている点である。この場合における偏光状態の
回転は、光ディスク1と同じカー効果による。
は、材料層3にGdFeCoの代わりにTbFeCo層
が使われている点である。この場合における偏光状態の
回転は、光ディスク1と同じカー効果による。
【0018】図1(a)および(b)に示す光ディスク
1および1’は、材料層であるGdFeCo層3および
TbFeCo層3が厚くて反射率が高く、別に反射層を
設ける必要がなかったが、光磁気層として薄く若しくは
低反射率のものを用いて、反射型の光ディスク1”とし
て用いるには、図1(c)に示すように、反射層5を設
ける必要がある。好適には、反射層5として、AlT
i、Al、Au等を用いることができる。この場合の偏
光状態の回転は、カー効果及び透過偏光面に対する磁気
光学的回転を行うファラデー効果による。
1および1’は、材料層であるGdFeCo層3および
TbFeCo層3が厚くて反射率が高く、別に反射層を
設ける必要がなかったが、光磁気層として薄く若しくは
低反射率のものを用いて、反射型の光ディスク1”とし
て用いるには、図1(c)に示すように、反射層5を設
ける必要がある。好適には、反射層5として、AlT
i、Al、Au等を用いることができる。この場合の偏
光状態の回転は、カー効果及び透過偏光面に対する磁気
光学的回転を行うファラデー効果による。
【0019】具体的には、光ディスク1”は、基板側か
らみて、誘電体保護層であるSiN層4a、磁気光学効
果を示す材料層であるGdFeCo層3、誘電体保護層
であるSiN層4bの順番で形成され、さらに保護層お
よび反射層としてのAlTi層5を設けている。この場
合、ディスク1で用いたGdFeCoは層厚が薄いの
で、低反射率の材料層となっている。
らみて、誘電体保護層であるSiN層4a、磁気光学効
果を示す材料層であるGdFeCo層3、誘電体保護層
であるSiN層4bの順番で形成され、さらに保護層お
よび反射層としてのAlTi層5を設けている。この場
合、ディスク1で用いたGdFeCoは層厚が薄いの
で、低反射率の材料層となっている。
【0020】具体的には、本発明を適応できる補償点材
料として、以下の式(1)〜(3)に挙げるものがあ
る。 TbFe、TbFeCo (Tb > 23〔at% 〕) ……(1) GdFe、GdFeCo (Gd > 24〔at% 〕) ……(2) DyFe、DyFeCo (Dy > 26〔at% 〕) ……(3) その他のものとして、NdTbFeCo、NdDyFe
Co等が考えられる。なお、〔at% 〕は原子パーセント
であり、全体に占める当該原子数量を示す。例えば、 An Bm ……(4) という表示では、 n + m = 100 ……(5) であり、式(4)の意味は、全原子の個数中n%のA原
子およびm%のB原子によってこの物質が組成されると
いう意味である。
料として、以下の式(1)〜(3)に挙げるものがあ
る。 TbFe、TbFeCo (Tb > 23〔at% 〕) ……(1) GdFe、GdFeCo (Gd > 24〔at% 〕) ……(2) DyFe、DyFeCo (Dy > 26〔at% 〕) ……(3) その他のものとして、NdTbFeCo、NdDyFe
Co等が考えられる。なお、〔at% 〕は原子パーセント
であり、全体に占める当該原子数量を示す。例えば、 An Bm ……(4) という表示では、 n + m = 100 ……(5) であり、式(4)の意味は、全原子の個数中n%のA原
子およびm%のB原子によってこの物質が組成されると
いう意味である。
【0021】この表現によれば、本発明のディスク1に
おける偏光状態変化層3の材質は、 Gd25(Fe70Co30)75 〔at% 〕 ……(6) 等で表され、光ディスク1’における偏光状態変化層
3’は、 Tb25(Fe80Co20)75 〔at% 〕 ……(7) 等で表される。
おける偏光状態変化層3の材質は、 Gd25(Fe70Co30)75 〔at% 〕 ……(6) 等で表され、光ディスク1’における偏光状態変化層
3’は、 Tb25(Fe80Co20)75 〔at% 〕 ……(7) 等で表される。
【0022】次に、本実施例における光磁気ディスクに
使われる光磁気材料の特性について図5乃至図7に基づ
いて説明する。最近、多くの光磁気記録材料として、希
土類金属RE(Rare Earth)−遷移金属TM(Transiti
on Metal)アモルファス合金が用いられている。その磁
気的性質として、遷移金属と重希土類金属の持つ部分磁
化が反平行になるフェリ磁性を示す。
使われる光磁気材料の特性について図5乃至図7に基づ
いて説明する。最近、多くの光磁気記録材料として、希
土類金属RE(Rare Earth)−遷移金属TM(Transiti
on Metal)アモルファス合金が用いられている。その磁
気的性質として、遷移金属と重希土類金属の持つ部分磁
化が反平行になるフェリ磁性を示す。
【0023】図5に示すように、これらの部分磁化の大
小関係によって全体の磁化の向きが、図5(a)のよう
に遷移金属の部分磁化方向になったり(TM−rich)、
図5(b)のように、希土類金属の部分磁化方向になっ
たり(RE−rich)する。図5において、実線は遷移金
属の部分磁化であり、破線は希土類金属の部分磁化であ
る。また、矢印の向きは磁化の方向であり矢印の長さは
磁化の強さを表す。
小関係によって全体の磁化の向きが、図5(a)のよう
に遷移金属の部分磁化方向になったり(TM−rich)、
図5(b)のように、希土類金属の部分磁化方向になっ
たり(RE−rich)する。図5において、実線は遷移金
属の部分磁化であり、破線は希土類金属の部分磁化であ
る。また、矢印の向きは磁化の方向であり矢印の長さは
磁化の強さを表す。
【0024】また、上記のようなフェリ磁性体の中には
希土類金属の部分磁化が遷移金属の部分磁化よりも温度
に対する依存性が大きいために、合金の組成によっては
補償温度(Compensation Temperature:Tcomp)という
磁化方向が逆転する温度を持つ場合もある。このような
特性を持つ媒体を補償点材料といい、これを図6に示
す。全体の磁化Msがキュリー温度Tcに近づく前に急
激に減少し、補償温度T compにおいて見かけ上磁化がゼ
ロになり、また保持力Hcが非常に大きくなる。
希土類金属の部分磁化が遷移金属の部分磁化よりも温度
に対する依存性が大きいために、合金の組成によっては
補償温度(Compensation Temperature:Tcomp)という
磁化方向が逆転する温度を持つ場合もある。このような
特性を持つ媒体を補償点材料といい、これを図6に示
す。全体の磁化Msがキュリー温度Tcに近づく前に急
激に減少し、補償温度T compにおいて見かけ上磁化がゼ
ロになり、また保持力Hcが非常に大きくなる。
【0025】希土類REの原子磁気モーメントをμR 、
遷移金属TMの原子磁気モーメントをμT とすると、希
土類金属RE−遷移金属TM合金、RE1 −X TMx に
おける平均原子磁気モーメントμRTは、式(8)とな
る。
遷移金属TMの原子磁気モーメントをμT とすると、希
土類金属RE−遷移金属TM合金、RE1 −X TMx に
おける平均原子磁気モーメントμRTは、式(8)とな
る。
【0026】 μRT = |(1−X )μR ± X μT | ……(8) ここで、複合の+は軽希土類、−は重希土類に対して適
用される。そのため、本発明に適応する光磁気媒体にお
いては、RE、TM両者の磁化モーメントの結合である
全体磁化の向きは補償温度Tcomp以下であっても、ま
た、それ以上であっても変化しないが、部分磁化の向き
のみが互いに反転するのである。これらの性質を示す媒
体には、GdCoやTbCoのように遷移金属としてC
oを用いたものが知られている(1986年12月:日
本応用磁気学会セミナー 名古屋大内山晋氏論文)。こ
れにより、合金全体の磁化Msは遷移金属の部分磁化と
希土類金属の部分磁化との差として観測される。
用される。そのため、本発明に適応する光磁気媒体にお
いては、RE、TM両者の磁化モーメントの結合である
全体磁化の向きは補償温度Tcomp以下であっても、ま
た、それ以上であっても変化しないが、部分磁化の向き
のみが互いに反転するのである。これらの性質を示す媒
体には、GdCoやTbCoのように遷移金属としてC
oを用いたものが知られている(1986年12月:日
本応用磁気学会セミナー 名古屋大内山晋氏論文)。こ
れにより、合金全体の磁化Msは遷移金属の部分磁化と
希土類金属の部分磁化との差として観測される。
【0027】図6下の矢印はこの時の部分磁化の様子
を、図5の表現に基づいて示したものである。さて、本
発明による光磁気媒体はこのような補償点材料におい
て、室温TR および読出光照射時の低温領域温度Tlow
が補償温度Tcomp以下と成るよう、また、読出光照射時
の高温領域温度Thighが補償温度Tcomp以上になるよう
に膜の特性を調節して構成される。図6において、この
様子が室温点TR (*印)および読出光を照射した場合
の高温領域温度Thighおよび低温領域温度Tlow の関係
で示してある。 一方、上記した特性を有する光磁気媒
体におけるフェリ磁性体は、図7に示すカー回転角の波
長依存性を有することが知られている(博士論文:KD
D 田中富士雄氏(早大))。図においては、カー回転
角は希土類元素によらずほぼ同じ位の値で、いずれも波
長に対して僅かに増加している。特に、このようなRE
−TM系光磁気媒体におけるカー回転角は、波長の長い
ところ(波長600〔nm:ナノメートル〕)以上にお
いて遷移金属TMの磁化に依存している。このことによ
り、補償点材料を用いた光磁気媒体においては、読出光
として波長の長いレーザーを用いた時、反射光によるカ
ー回転角は遷移金属TMの部分磁化の向きにほぼ比例し
て変化することがわかる。
を、図5の表現に基づいて示したものである。さて、本
発明による光磁気媒体はこのような補償点材料におい
て、室温TR および読出光照射時の低温領域温度Tlow
が補償温度Tcomp以下と成るよう、また、読出光照射時
の高温領域温度Thighが補償温度Tcomp以上になるよう
に膜の特性を調節して構成される。図6において、この
様子が室温点TR (*印)および読出光を照射した場合
の高温領域温度Thighおよび低温領域温度Tlow の関係
で示してある。 一方、上記した特性を有する光磁気媒
体におけるフェリ磁性体は、図7に示すカー回転角の波
長依存性を有することが知られている(博士論文:KD
D 田中富士雄氏(早大))。図においては、カー回転
角は希土類元素によらずほぼ同じ位の値で、いずれも波
長に対して僅かに増加している。特に、このようなRE
−TM系光磁気媒体におけるカー回転角は、波長の長い
ところ(波長600〔nm:ナノメートル〕)以上にお
いて遷移金属TMの磁化に依存している。このことによ
り、補償点材料を用いた光磁気媒体においては、読出光
として波長の長いレーザーを用いた時、反射光によるカ
ー回転角は遷移金属TMの部分磁化の向きにほぼ比例し
て変化することがわかる。
【0028】よって、再生磁界により全体磁化の向きを
常に一方向に揃えておけば、図6における室温点T
R (*点)および照射光の低温領域温度Tlow における
遷移金属TMの部分磁化の向きと読出光の高温領域温度
Thighとなった媒体上での遷移金属TMの部分磁化の向
きとは、互いに反転しており、したがって、カー回転の
方向性も逆転していることになる。
常に一方向に揃えておけば、図6における室温点T
R (*点)および照射光の低温領域温度Tlow における
遷移金属TMの部分磁化の向きと読出光の高温領域温度
Thighとなった媒体上での遷移金属TMの部分磁化の向
きとは、互いに反転しており、したがって、カー回転の
方向性も逆転していることになる。
【0029】次に、本発明による光磁気媒体の再生原理
について説明する。図2(a)に示す初期状態において
は、永久磁石等の磁化手段MG1により、光磁気ディス
クの光磁気層のすべての領域の垂直磁化方向はすべて同
一方向(図面中、下方向)となるようにする。この時、
高温領域においての磁化は遷移金属TMによって担わ
れ、光スポットが通過し常温に戻った場所での全体磁化
は、希土類金属REによって担われている。
について説明する。図2(a)に示す初期状態において
は、永久磁石等の磁化手段MG1により、光磁気ディス
クの光磁気層のすべての領域の垂直磁化方向はすべて同
一方向(図面中、下方向)となるようにする。この時、
高温領域においての磁化は遷移金属TMによって担わ
れ、光スポットが通過し常温に戻った場所での全体磁化
は、希土類金属REによって担われている。
【0030】そして再生時に、図2(b)に示すよう
に、読出光の出力を調整した光スポットが照射される
と、少なくとも光スポットの照射されている領域のうち
の高温領域の温度が補償温度Tcompを越えるとこの高温
領域の部分磁化構成が変わり、全体磁化は遷移金属TM
によって担われるようになる。
に、読出光の出力を調整した光スポットが照射される
と、少なくとも光スポットの照射されている領域のうち
の高温領域の温度が補償温度Tcompを越えるとこの高温
領域の部分磁化構成が変わり、全体磁化は遷移金属TM
によって担われるようになる。
【0031】この結果、全体のカー効果もしくはファラ
デー効果の磁気光学効果による回転角は遷移金属TMの
スピンによって決まることから、高温領域では−θkaの
偏光状態が与えられ、その他の常温領域や低温領域では
材料に依存した所定角度+θ kbの偏光状態が与えられ
る。
デー効果の磁気光学効果による回転角は遷移金属TMの
スピンによって決まることから、高温領域では−θkaの
偏光状態が与えられ、その他の常温領域や低温領域では
材料に依存した所定角度+θ kbの偏光状態が与えられ
る。
【0032】したがって、入射した読出光は高温領域に
おいて、読出光と−θkaの偏光状態で検出器によって受
光され、また、光スポット内の高温領域を除く低温領域
では、+θkbだけ読出光の偏光状態が回転した偏光状態
を有する再生光が検出器により受光される。
おいて、読出光と−θkaの偏光状態で検出器によって受
光され、また、光スポット内の高温領域を除く低温領域
では、+θkbだけ読出光の偏光状態が回転した偏光状態
を有する再生光が検出器により受光される。
【0033】そこで、偏光状態の異なる2種の再生光
を、偏光フィルタ、差動光学系等の分離手段を用いて分
離すれば、読出光スポット内の一部分に存在するピット
の情報を選択的に検出することができる。
を、偏光フィルタ、差動光学系等の分離手段を用いて分
離すれば、読出光スポット内の一部分に存在するピット
の情報を選択的に検出することができる。
【0034】このことは、光学的には読出光の波長λ及
び対物レンズの開口数NAにより規定される読出光スポ
ットの直径rよりも小さな開口を有するピンホールを光
ディスクの情報記録面上に設けたことと等価となり、読
出光スポット内に複数個存在するような微小サイズの位
相ピット、すなわち、高い空間周波数f(f>fC )を
有する位相ピットの情報を再生することが可能となる。
び対物レンズの開口数NAにより規定される読出光スポ
ットの直径rよりも小さな開口を有するピンホールを光
ディスクの情報記録面上に設けたことと等価となり、読
出光スポット内に複数個存在するような微小サイズの位
相ピット、すなわち、高い空間周波数f(f>fC )を
有する位相ピットの情報を再生することが可能となる。
【0035】なお、必ずしも垂直磁気異方性を持つ必要
は無く、垂直磁化が成されていない時には再生磁界Hr
を印加することによる外部磁界で、幕の磁化を垂直に揃
えられる。
は無く、垂直磁化が成されていない時には再生磁界Hr
を印加することによる外部磁界で、幕の磁化を垂直に揃
えられる。
【0036】図3に光ディスク再生装置の主要部の構成
を示す。光ディスク再生装置10は、読出光であるレー
ザ光を出射するレーザダイオード11と、レーザダイオ
ード11から入射したレーザ光を透過し、後述のミラー
から入射したレーザ光を反射するビームスプリッタ12
と、レーザ光を導くためのミラー13と、レーザ光を光
ディスクDKの情報記録面上に集光する対物レンズ14
と、ビームスプリッタ12により反射されたレーザ光
(再生光)のうち非読出領域(低温領域)からのレーザ
光の後述の偏光ビームスプリッタにおける反射光量と透
過光量の比率を調整する二分の一波長板(halfwave pla
te)15と、所定の偏光状態を有する偏光のみを透過
し、他の光を反射する偏光ビームスプリッタ16と、偏
光ビームスプリッタにより反射された偏光を受光し、第
1読出信号R1 (RF信号)として出力する第1受光素
子17aと、偏光ビームスプリッタ16を透過した偏光
を受光し、第2読出信号R2 (RF信号)として出力す
る第2受光素子17bと、デコーダ、アンプ等を含み読
出信号Rを再生信号Sに変換して出力する再生回路18
と、光ディスクDKの垂直磁化方向を一定方向に揃える
磁石MG1 と、を備えて構成されている。
を示す。光ディスク再生装置10は、読出光であるレー
ザ光を出射するレーザダイオード11と、レーザダイオ
ード11から入射したレーザ光を透過し、後述のミラー
から入射したレーザ光を反射するビームスプリッタ12
と、レーザ光を導くためのミラー13と、レーザ光を光
ディスクDKの情報記録面上に集光する対物レンズ14
と、ビームスプリッタ12により反射されたレーザ光
(再生光)のうち非読出領域(低温領域)からのレーザ
光の後述の偏光ビームスプリッタにおける反射光量と透
過光量の比率を調整する二分の一波長板(halfwave pla
te)15と、所定の偏光状態を有する偏光のみを透過
し、他の光を反射する偏光ビームスプリッタ16と、偏
光ビームスプリッタにより反射された偏光を受光し、第
1読出信号R1 (RF信号)として出力する第1受光素
子17aと、偏光ビームスプリッタ16を透過した偏光
を受光し、第2読出信号R2 (RF信号)として出力す
る第2受光素子17bと、デコーダ、アンプ等を含み読
出信号Rを再生信号Sに変換して出力する再生回路18
と、光ディスクDKの垂直磁化方向を一定方向に揃える
磁石MG1 と、を備えて構成されている。
【0037】次に、図4を参照して本実施例の動作を説
明する。まず、光ディスクDKの光磁気層に磁石MG1
を用いて外部磁界Hi を与え、記録情報読出前の垂直磁
化方向を一定方向(初期化:図面では、下方向。)とす
る初期化を行なう。初期化は、ビームスポットを照射し
媒体の保磁力が低くなったところで行っても良いし、ま
た保磁力を越える強い外部磁界で行っても良い。
明する。まず、光ディスクDKの光磁気層に磁石MG1
を用いて外部磁界Hi を与え、記録情報読出前の垂直磁
化方向を一定方向(初期化:図面では、下方向。)とす
る初期化を行なう。初期化は、ビームスポットを照射し
媒体の保磁力が低くなったところで行っても良いし、ま
た保磁力を越える強い外部磁界で行っても良い。
【0038】以下の説明においては、あらかじめ光ディ
スクDKの全ての領域の垂直磁化方向を磁石MG1 によ
り初期化する場合について説明する。レーザダイオード
11から出射された直線偏光である読出光(レーザ光)
のスポットLBは、ミラー13、ビームスプリッタ1
2、対物レンズ14を介して光ディスクDKの情報記録
面上に集光され、図4(a)に示すように、トラックT
1 上に読出スポットLBを形成し、この読出スポットL
BはディスクDKの回転によりトラックT1 上を移動す
る。
スクDKの全ての領域の垂直磁化方向を磁石MG1 によ
り初期化する場合について説明する。レーザダイオード
11から出射された直線偏光である読出光(レーザ光)
のスポットLBは、ミラー13、ビームスプリッタ1
2、対物レンズ14を介して光ディスクDKの情報記録
面上に集光され、図4(a)に示すように、トラックT
1 上に読出スポットLBを形成し、この読出スポットL
BはディスクDKの回転によりトラックT1 上を移動す
る。
【0039】ところで、トラックT1 上には、読出光の
波長λ及び対物レンズ14の開口数NAで規定される空
間周波数fc =2NA/λを越える空間周波数f(f>
fC)を有する位相ピットが形成されている。具体的に
は、読出光スポットLB内に複数個の位相ピットP2 、
P3 が存在し、このままではそれらの位相ピットP2、
P3 の情報を分離することができず、正しい再生を行な
うことができない。同様にして、図4(b)に示すよう
に、読出光スポットLB内に複数のトラックT 0 ’、T
1 ’、T2 ’が含まれるような場合にも正しい再生を行
なうことができない。
波長λ及び対物レンズ14の開口数NAで規定される空
間周波数fc =2NA/λを越える空間周波数f(f>
fC)を有する位相ピットが形成されている。具体的に
は、読出光スポットLB内に複数個の位相ピットP2 、
P3 が存在し、このままではそれらの位相ピットP2、
P3 の情報を分離することができず、正しい再生を行な
うことができない。同様にして、図4(b)に示すよう
に、読出光スポットLB内に複数のトラックT 0 ’、T
1 ’、T2 ’が含まれるような場合にも正しい再生を行
なうことができない。
【0040】そこで、読出光の出力を調整すると、図4
(c)に示すように、材料層の温度は、読出光スポット
LBの後方部分の領域ARにおいてキュリー温度Tc以
下であって補償温度Tcomp以上(図6におけるThighの
位置)に上昇し、例えば、図4(a)に示すような場
合、位相ピットP2 が存在する領域ARの遷移金属TM
の部分磁化の方向が反転する。
(c)に示すように、材料層の温度は、読出光スポット
LBの後方部分の領域ARにおいてキュリー温度Tc以
下であって補償温度Tcomp以上(図6におけるThighの
位置)に上昇し、例えば、図4(a)に示すような場
合、位相ピットP2 が存在する領域ARの遷移金属TM
の部分磁化の方向が反転する。
【0041】この結果、遷移金属TMの部分磁化が反転
した領域AR内においては、読出光の情報記録面による
反射光である再生光の偏光状態は読出光の偏光状態から
磁気光学効果により材料に依存した角度(−θka)だけ
回転した偏光状態で、受光素子側に戻ることとなる。一
方、領域ARを除く読出光LB内の位相ピットP3 が存
在する領域XARにおいては、再生光の偏光状態は読出
光の偏光状態と比較して、磁気光学効果により材料層に
依存したある角度(+θkb)だけ回転した状態で受光素
子側に戻ることとなる。
した領域AR内においては、読出光の情報記録面による
反射光である再生光の偏光状態は読出光の偏光状態から
磁気光学効果により材料に依存した角度(−θka)だけ
回転した偏光状態で、受光素子側に戻ることとなる。一
方、領域ARを除く読出光LB内の位相ピットP3 が存
在する領域XARにおいては、再生光の偏光状態は読出
光の偏光状態と比較して、磁気光学効果により材料層に
依存したある角度(+θkb)だけ回転した状態で受光素
子側に戻ることとなる。
【0042】領域AR及び領域XARからの再生光は混
合状態で受光素子17a、17bに達するが、二分の一
波長板15等を調節することにより、領域XARからの
再生光量が第1受光素子17aと第2受光素子17bに
等量づつ入射するように設定すると、第1読出信号R1
と第2読出信号R2 の差を取れば(差動出力)、領域X
ARからの再生光による信号成分は相殺され、領域XA
Rはみかけ上遮蔽されることとなる。したがって、再生
回路18においては、領域AR、すなわち、位相ピット
P2 の情報のみを読み出すことが可能となり、再生信号
Sは位相ピットP2 の情報のみを含むこととなる。
合状態で受光素子17a、17bに達するが、二分の一
波長板15等を調節することにより、領域XARからの
再生光量が第1受光素子17aと第2受光素子17bに
等量づつ入射するように設定すると、第1読出信号R1
と第2読出信号R2 の差を取れば(差動出力)、領域X
ARからの再生光による信号成分は相殺され、領域XA
Rはみかけ上遮蔽されることとなる。したがって、再生
回路18においては、領域AR、すなわち、位相ピット
P2 の情報のみを読み出すことが可能となり、再生信号
Sは位相ピットP2 の情報のみを含むこととなる。
【0043】以上の説明のように、本第1実施例によれ
ば、読出光の波長λと対物レンズ14の開口数NAによ
って規定される空間周波数fC (=2NA/λ)を越え
る空間周波数fを有する情報を再生することが可能とな
る。その上、領域ARの再生光と領域XARの再生光と
の間にはθka+θkbもの偏光状態の差が存在するので、
C/N(Carrier to Noise ratio)特性がθkaのみの偏
光角度差を有するシステムよりも良い。
ば、読出光の波長λと対物レンズ14の開口数NAによ
って規定される空間周波数fC (=2NA/λ)を越え
る空間周波数fを有する情報を再生することが可能とな
る。その上、領域ARの再生光と領域XARの再生光と
の間にはθka+θkbもの偏光状態の差が存在するので、
C/N(Carrier to Noise ratio)特性がθkaのみの偏
光角度差を有するシステムよりも良い。
【0044】また、上記実施例における光学系は、現在
広く用いられている書換可能型光磁気ディスクの記録再
生装置と等価であるため、装置を共用することが可能と
なる。
広く用いられている書換可能型光磁気ディスクの記録再
生装置と等価であるため、装置を共用することが可能と
なる。
【0045】さらに、二分の一波長板15等の調節によ
って、見かけ上遮蔽される領域を設定することができる
ので、図4(b)に示すように、ピット列方向ばかりで
なく、トラックピッチ方向にも高密度化された光ディス
クであっても、トラック間クロストーク、ピット間クロ
ストークの発生が減少し、あるいは無視できるため、所
望の位相ピットのみの情報を正確に再生することが可能
となる。 (ii)第2実施例 上記第1実施例の光ディスク再生装置においては、2個
の受光素子を有する差動光学系を用いて記録情報の再生
を行っていたが、本第2実施例は、1個の受光素子を用
いて光学系を構成した場合の実施例である。
って、見かけ上遮蔽される領域を設定することができる
ので、図4(b)に示すように、ピット列方向ばかりで
なく、トラックピッチ方向にも高密度化された光ディス
クであっても、トラック間クロストーク、ピット間クロ
ストークの発生が減少し、あるいは無視できるため、所
望の位相ピットのみの情報を正確に再生することが可能
となる。 (ii)第2実施例 上記第1実施例の光ディスク再生装置においては、2個
の受光素子を有する差動光学系を用いて記録情報の再生
を行っていたが、本第2実施例は、1個の受光素子を用
いて光学系を構成した場合の実施例である。
【0046】図8に光ディスク再生装置の主要部の構成
を示す。図6の第1実施例と同一の部分には同一の符号
を付し、その詳細な説明を省略する。光ディスク再生装
置10Aは、読出光であるレーザ光を出射するレーザダ
イオード11と、レーザダイオード11から入射したレ
ーザ光を透過し、後述のミラーから入射したレーザ光を
反射するビームスプリッタ12と、レーザ光を導くため
のミラー13と、レーザ光を光ディスクDKの情報記録
面状に集光する対物レンズ14と、ビームスプリッタ1
2により反射されたレーザ光(再生光)のうち読出領域
からのレーザ光のみを透過させる偏光板と、偏光板を透
過した偏光を受光し、読出信号R’(RF信号)として
出力する受光素子17’と、デコーダ、アンプ等を含み
読出信号Rを再生信号Sに変換して出力する再生回路1
8と、を備えて構成されている。
を示す。図6の第1実施例と同一の部分には同一の符号
を付し、その詳細な説明を省略する。光ディスク再生装
置10Aは、読出光であるレーザ光を出射するレーザダ
イオード11と、レーザダイオード11から入射したレ
ーザ光を透過し、後述のミラーから入射したレーザ光を
反射するビームスプリッタ12と、レーザ光を導くため
のミラー13と、レーザ光を光ディスクDKの情報記録
面状に集光する対物レンズ14と、ビームスプリッタ1
2により反射されたレーザ光(再生光)のうち読出領域
からのレーザ光のみを透過させる偏光板と、偏光板を透
過した偏光を受光し、読出信号R’(RF信号)として
出力する受光素子17’と、デコーダ、アンプ等を含み
読出信号Rを再生信号Sに変換して出力する再生回路1
8と、を備えて構成されている。
【0047】次に動作を説明する。レーザダイオード1
1を出射したレーザ光はビームスプリッタ12を透過
し、ミラー13により反射され、さらに対物レンズ14
によりレーザ光を光ディスクDKの情報記録面上に集光
される。
1を出射したレーザ光はビームスプリッタ12を透過
し、ミラー13により反射され、さらに対物レンズ14
によりレーザ光を光ディスクDKの情報記録面上に集光
される。
【0048】この時、ビームスポット内の光ディスクD
Kの状態は、図9に示すように、ビームの進行方向前方
の領域が低温領域AL となりカー回転角(+θkb)(ほ
ぼ一定値)となり、進行方向後方の領域が高温領域AH
となりカー回転角(−θka)(ほぼ一定値)となる。
Kの状態は、図9に示すように、ビームの進行方向前方
の領域が低温領域AL となりカー回転角(+θkb)(ほ
ぼ一定値)となり、進行方向後方の領域が高温領域AH
となりカー回転角(−θka)(ほぼ一定値)となる。
【0049】そこで、偏光板15をレーザダイオード側
からの入射光と角度(−θka)の偏光面を有する光を通
すように設定すれば、低温領域AL からの反射光は偏光
板15を透過しづらくなるので、高温領域AH からの反
射光(カー回転角(−θka))のみが偏光板15を透過
し、受光素子R’により受光され、再生回路18によ
り、再生信号Sとして出力されることとなる。
からの入射光と角度(−θka)の偏光面を有する光を通
すように設定すれば、低温領域AL からの反射光は偏光
板15を透過しづらくなるので、高温領域AH からの反
射光(カー回転角(−θka))のみが偏光板15を透過
し、受光素子R’により受光され、再生回路18によ
り、再生信号Sとして出力されることとなる。
【0050】すなわち、低温領域AL がマスク領域とな
り、高温領域AH が読出領域となる。したがって、トラ
ックピッチ方向にも記録密度を向上させることができ、
より高空間周波数を有する記録情報を再生することが可
能となる。 (iii )第3実施例 トラックピッチ方向にも高密度化された光ディスクにお
いては、クロストークを低減し、良好な再生信号を得る
ためには、マスク領域を書換可能型光磁気ディスク再生
装置における読出領域と反転させる必要があるため、二
分の一波長板を調整する必要があり、従来の書換可能型
光磁気ディスク再生装置の光学系と共用することは困難
となっていた。
り、高温領域AH が読出領域となる。したがって、トラ
ックピッチ方向にも記録密度を向上させることができ、
より高空間周波数を有する記録情報を再生することが可
能となる。 (iii )第3実施例 トラックピッチ方向にも高密度化された光ディスクにお
いては、クロストークを低減し、良好な再生信号を得る
ためには、マスク領域を書換可能型光磁気ディスク再生
装置における読出領域と反転させる必要があるため、二
分の一波長板を調整する必要があり、従来の書換可能型
光磁気ディスク再生装置の光学系と共用することは困難
となっていた。
【0051】そこで、本実施例は光学系を書換可能型光
磁気ディスク再生装置の光学系と共通とし、信号処理に
よりトラックピッチ方向にも高密度化された光ディスク
を読取れるようにしたものである。
磁気ディスク再生装置の光学系と共通とし、信号処理に
よりトラックピッチ方向にも高密度化された光ディスク
を読取れるようにしたものである。
【0052】図10に光ディスク再生装置の主要部の構
成を示す。光ディスク再生装置10Bは、読出光である
レーザ光を出射するレーザダイオード11と、レーザダ
イオード11から入射したレーザ光を透過し、後述のミ
ラーから入射したレーザ光を反射するビームスプリッタ
12と、レーザ光を導くためのミラー13と、レーザ光
を光ディスクDKの情報記録面上に集光する対物レンズ
14と、ビームスプリッタ12により反射されたレーザ
光(再生光)のうち非読出領域からのレーザ光の後述の
偏光ビームスプリッタにおける反射光量と透過光量の比
率を調整する二分の一波長板(halfwave plate)15
と、所定の偏光状態を有する偏光のみを透過し、他の光
を反射する偏光ビームスプリッタ16と、偏光ビームス
プリッタにより反射された偏光を受光し、第1読出信号
R1 (RF信号)として出力する第1受光素子17a
と、偏光ビームスプリッタ16を透過した偏光を受光
し、第2読出信号R2 (RF信号)として出力する第2
受光素子17bと、デコーダ、アンプ等を含み読出信号
Rを再生信号Sに変換して出力する再生回路18aと、
光ディスクDKの垂直磁化方向を一定方向に揃える磁石
MG1 と、を備えて構成されている。
成を示す。光ディスク再生装置10Bは、読出光である
レーザ光を出射するレーザダイオード11と、レーザダ
イオード11から入射したレーザ光を透過し、後述のミ
ラーから入射したレーザ光を反射するビームスプリッタ
12と、レーザ光を導くためのミラー13と、レーザ光
を光ディスクDKの情報記録面上に集光する対物レンズ
14と、ビームスプリッタ12により反射されたレーザ
光(再生光)のうち非読出領域からのレーザ光の後述の
偏光ビームスプリッタにおける反射光量と透過光量の比
率を調整する二分の一波長板(halfwave plate)15
と、所定の偏光状態を有する偏光のみを透過し、他の光
を反射する偏光ビームスプリッタ16と、偏光ビームス
プリッタにより反射された偏光を受光し、第1読出信号
R1 (RF信号)として出力する第1受光素子17a
と、偏光ビームスプリッタ16を透過した偏光を受光
し、第2読出信号R2 (RF信号)として出力する第2
受光素子17bと、デコーダ、アンプ等を含み読出信号
Rを再生信号Sに変換して出力する再生回路18aと、
光ディスクDKの垂直磁化方向を一定方向に揃える磁石
MG1 と、を備えて構成されている。
【0053】再生回路18aの主要部の構成を図11に
示す。再生回路18aは、第1読出信号R1 及び第2読
出信号R2 が入力され、両者を加算して加算信号SUM
(=R1 +R2 )を出力する加算器30と、第1読出信
号R1 及び第2読出信号R2 が入力され、第1読出信号
R1 から第2読出信号を減算して減算信号DIFF(=
R1 −R2 )を出力する第1減算器31と、減算信号D
IFFに係数K(=1/tan(θka+θkb))を乗じ
て乗算信号MUL(=K×DIFF)を出力する乗算器
32と、加算信号SUMから乗算信号MULを減算して
再生信号Sを出力する第2減算器33と、を備えて構成
されている。
示す。再生回路18aは、第1読出信号R1 及び第2読
出信号R2 が入力され、両者を加算して加算信号SUM
(=R1 +R2 )を出力する加算器30と、第1読出信
号R1 及び第2読出信号R2 が入力され、第1読出信号
R1 から第2読出信号を減算して減算信号DIFF(=
R1 −R2 )を出力する第1減算器31と、減算信号D
IFFに係数K(=1/tan(θka+θkb))を乗じ
て乗算信号MUL(=K×DIFF)を出力する乗算器
32と、加算信号SUMから乗算信号MULを減算して
再生信号Sを出力する第2減算器33と、を備えて構成
されている。
【0054】次に動作を説明する。図12に示すよう
に、読出信号(カー回転角=−θka)の成分を示すベク
トルをa1 、その第1受光素子17aに入射する成分を
a1 、その第2受光素子17bに入射する成分をa2 と
し、マスクすべき信号(カー回転角=θkb)の成分を示
すベクトルをb、その第1受光素子17aに入射する成
分をb1 、その第2受光素子17bに入射する成分をb
2 とすると、 R1 =a1 +b1 R2 =a2 +b2 が成立する。
に、読出信号(カー回転角=−θka)の成分を示すベク
トルをa1 、その第1受光素子17aに入射する成分を
a1 、その第2受光素子17bに入射する成分をa2 と
し、マスクすべき信号(カー回転角=θkb)の成分を示
すベクトルをb、その第1受光素子17aに入射する成
分をb1 、その第2受光素子17bに入射する成分をb
2 とすると、 R1 =a1 +b1 R2 =a2 +b2 が成立する。
【0055】ここで、加算信号SUM及び減算信号DI
FFを上記各成分で示すと、 SUM=R1 +R2 =(a1 +b1 )+(a2 +b2 ) DIFF=R1 −R2 =(a1 +b1 )−(a2 +b2 ) =b1 −b2 ここで、再生信号Sを S=SUM−K×DIFF と定義すると、 S=2(a1 +a2 )+b1 +b2 −K(b1 −b2 ) となり、読み出したい信号成分は2(a1 +a2 )であ
るので、 b1 +b2 −K(b1 −b2 )=0 を満たすように、定数Kを定めればよいこととなる。す
なわち、 K=(b1 +b2 )/(b1 −b2 ) ……(A) となる。
FFを上記各成分で示すと、 SUM=R1 +R2 =(a1 +b1 )+(a2 +b2 ) DIFF=R1 −R2 =(a1 +b1 )−(a2 +b2 ) =b1 −b2 ここで、再生信号Sを S=SUM−K×DIFF と定義すると、 S=2(a1 +a2 )+b1 +b2 −K(b1 −b2 ) となり、読み出したい信号成分は2(a1 +a2 )であ
るので、 b1 +b2 −K(b1 −b2 )=0 を満たすように、定数Kを定めればよいこととなる。す
なわち、 K=(b1 +b2 )/(b1 −b2 ) ……(A) となる。
【0056】ところで、図12からわかるように tan(θka+θkb+(π/4))=b1 /b2 であるので、 b1/b2 =(1+tan(θka+θkb)) /(1−tan(θka+θkb)) ……(B) となる。
【0057】したがって、(A)式及び(B)式より、 K=1/tan(θka+θkb) ……(C) となる。
【0058】これにより、(C)式で示される係数Kを
用いて図11の再生回路を用いて再生を行えば、従来の
書換可能型光磁気ディスク再生装置の光学系を用いてク
ロストークを生じることなく、確実に記録情報を再生す
ることが可能となる。
用いて図11の再生回路を用いて再生を行えば、従来の
書換可能型光磁気ディスク再生装置の光学系を用いてク
ロストークを生じることなく、確実に記録情報を再生す
ることが可能となる。
【0059】この場合において、係数Kを最適化する方
法としては、 1) 光ディスク内の変動は無視できると仮定し、予め
カー回転角θkaおよびθkbを測定し、係数Kを設定す
る。
法としては、 1) 光ディスク内の変動は無視できると仮定し、予め
カー回転角θkaおよびθkbを測定し、係数Kを設定す
る。
【0060】2) 光ディスク内に無信号部を一定間隔
で設け、これに同期してカー回転角θkaおよびθkbを測
定して、係数Kを設定する。 3) 読出用のビームとは別個にカー回転角θK 測定用
の補助ビームを設けて、カー回転角θkaおよびθkbを測
定し、係数Kを設定する。 等の方法が考えられる。
で設け、これに同期してカー回転角θkaおよびθkbを測
定して、係数Kを設定する。 3) 読出用のビームとは別個にカー回転角θK 測定用
の補助ビームを設けて、カー回転角θkaおよびθkbを測
定し、係数Kを設定する。 等の方法が考えられる。
【0061】なお、光学系によってθK を強調している
場合には、係数Kにこの強調分を加味する必要がある。他の変形例 以上の各実施例においては、光磁気記録材料について述
べたが、光磁気記録材料に限らず、照射する光の強度あ
るいは材料層の温度に依存して偏光状態が初期の偏光状
態に対して変化を生じる材料(例えば、フォトクロミッ
ク材料等)であれば、本発明を適用することが可能であ
る。
場合には、係数Kにこの強調分を加味する必要がある。他の変形例 以上の各実施例においては、光磁気記録材料について述
べたが、光磁気記録材料に限らず、照射する光の強度あ
るいは材料層の温度に依存して偏光状態が初期の偏光状
態に対して変化を生じる材料(例えば、フォトクロミッ
ク材料等)であれば、本発明を適用することが可能であ
る。
【0062】さらに、以上の各実施例においては、レー
ザダイオード11の出射レーザ光をビームスプリッタ1
2、ミラー13、対物レンズ14を介してそのまま光デ
ィスクDKの情報記録面に照射していたが、直線偏光性
をよくするために、レーザダイオード11とビームスプ
リッタ12の間の光路中に偏光板を設け、偏光板を介し
て光ディスクDKに照射させてもよい。
ザダイオード11の出射レーザ光をビームスプリッタ1
2、ミラー13、対物レンズ14を介してそのまま光デ
ィスクDKの情報記録面に照射していたが、直線偏光性
をよくするために、レーザダイオード11とビームスプ
リッタ12の間の光路中に偏光板を設け、偏光板を介し
て光ディスクDKに照射させてもよい。
【0063】さらにまた、以上の各実施例においては、
読出光を直線偏光とする場合について説明したが、楕円
偏光を用いるように構成することも可能である。また、
偏光状態は2種類に限らないので、複数の偏光状態の再
生光から一の偏光状態を有する再生光を分離するように
構成しても良い。
読出光を直線偏光とする場合について説明したが、楕円
偏光を用いるように構成することも可能である。また、
偏光状態は2種類に限らないので、複数の偏光状態の再
生光から一の偏光状態を有する再生光を分離するように
構成しても良い。
【0064】
【発明の効果】第1の発明によれば、偏光状態変化層
は、外部から照射された直線偏光である読出光の強度分
布あるいは読出光の照射に伴う温度分布に対応して、情
報記録面上の読出光スポット内の第1の領域内の反射光
または透過光の偏光状態である第1の偏光状態を当該読
出光スポット内の他の領域である第2の領域の反射光ま
たは透過光の偏光状態である第2の偏光状態とは異なる
ように変化させるので、第1の偏光状態の偏光状態を有
する読出光あるいは第2の偏光状態を有する読出光のい
ずれか一方のみを受光することにより、情報記録面上の
読出光スポット内の第1の領域内あるいは第2の領域内
のいずれか一方に記録されている位相ピット(記録情
報)のみの情報を再生することが可能となる。
は、外部から照射された直線偏光である読出光の強度分
布あるいは読出光の照射に伴う温度分布に対応して、情
報記録面上の読出光スポット内の第1の領域内の反射光
または透過光の偏光状態である第1の偏光状態を当該読
出光スポット内の他の領域である第2の領域の反射光ま
たは透過光の偏光状態である第2の偏光状態とは異なる
ように変化させるので、第1の偏光状態の偏光状態を有
する読出光あるいは第2の偏光状態を有する読出光のい
ずれか一方のみを受光することにより、情報記録面上の
読出光スポット内の第1の領域内あるいは第2の領域内
のいずれか一方に記録されている位相ピット(記録情
報)のみの情報を再生することが可能となる。
【0065】また、第2の発明によれば、それぞれが読
出光スポット内の一部分である第1の領域からの第1の
偏光状態を有する読出光または第2の領域からの第2の
偏光状態を有する読出光のいずれか一方のみに含まれる
記録情報のみを再生することができ、読出光スポット内
に複数個存在するような場合に高い空間周波数を有する
情報を再生することが可能となる。
出光スポット内の一部分である第1の領域からの第1の
偏光状態を有する読出光または第2の領域からの第2の
偏光状態を有する読出光のいずれか一方のみに含まれる
記録情報のみを再生することができ、読出光スポット内
に複数個存在するような場合に高い空間周波数を有する
情報を再生することが可能となる。
【0066】以上の通り、本発明によれば、空間周波数
の高い信号を大きな偏光回転角の差により分解能良く読
出すことが出来る。また、読出光のマスクを1層のみで
実現できるため、光磁気層を薄くして反射膜をつける構
成が実現できる。このようにすれば、カー楕円率の利用
が容易となり、したがって、円偏向を入射しマスクを反
射率変化するものとして使うことができる。よって、通
常のLD,CD用のピックアップを用いて本発明の超解
像光ディスクをも再生できる。
の高い信号を大きな偏光回転角の差により分解能良く読
出すことが出来る。また、読出光のマスクを1層のみで
実現できるため、光磁気層を薄くして反射膜をつける構
成が実現できる。このようにすれば、カー楕円率の利用
が容易となり、したがって、円偏向を入射しマスクを反
射率変化するものとして使うことができる。よって、通
常のLD,CD用のピックアップを用いて本発明の超解
像光ディスクをも再生できる。
【0067】また、光磁気膜を薄くして熱伝導率の大き
な反射膜を媒体の間近に置け、熱マスクの成型をより良
くおこない得る。
な反射膜を媒体の間近に置け、熱マスクの成型をより良
くおこない得る。
【図1】第1実施例の光ディスクの詳細構造を示す断面
図である。
図である。
【図2】本発明の実施例における光ディスクの再生原理
を説明する図である。
を説明する図である。
【図3】第1実施例における光ディスク再生装置の主要
部の構成図である。
部の構成図である。
【図4】第1実施例における再生動作の説明図である。
【図5】フェリ磁性体における部分磁化と全体磁化の向
きの説明図である。
きの説明図である。
【図6】補償点材料における磁化曲線の変化を説明する
図である。
図である。
【図7】フェリ磁性体に置けるカー回転角の波長依存性
を説明する図である。
を説明する図である。
【図8】第2実施例における光ディスク再生装置の主要
部の構成図である。
部の構成図である。
【図9】第2実施例における動作を説明する図である。
【図10】第3実施例における光ディスク再生装置の主
要部の構成図である。
要部の構成図である。
【図11】第3実施例における再生回路の詳細な構成図
である。
である。
【図12】第3実施例における動作を説明する図であ
る。
る。
【図13】従来の情報読出原理の説明図である。
1…光ディスク 2…基板(位相ピット付き) 3…光磁気層(GdFeCo層) 3’…光磁気層(TbFeCo層) 4a…誘電体層(SiN層) 4b…誘電体層(SiN層) 5…反射層(AlTi層) 10…光ディスク再生装置 11…レーザーダイオード 12…ビームスプリッタ 13…ミラー 14…対物レンズ 15…二分の一波長板 16…ビームスプリッタ 17a…第1受光素子 17b…第2受光素子 17’…受光素子 18、18a…再生回路 30…加算器 31…第1減算器 32…乗算器 33…第2減算器 AH …高温領域 AM …中温領域 AL …低温領域 R1 …第1読出信号 R2 …第2読出信号 R’…読出信号 DIFF…減算信号 SUM…加算信号 MUL…乗算信号 MG1 …磁石 LB…読出光スポット P1 〜P4 …位相ピット TC …キュリー温度 Tcomp…補償温度 Tlow …低温領域温度 Thigh…高温領域温度 TR …室温
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 7/135 Z 7247−5D 7/24 511 7215−5D
Claims (2)
- 【請求項1】 位相ピットによって情報が保持された光
記録媒体であって、 外部から照射された読出光の強度分布あるいは前記読出
光の照射に伴う温度分布に対応して、前記情報記録面上
の前記読出光スポット内の第1の領域内の反射光または
透過光の第1の偏光状態を当該読出光スポット内の他の
領域である第2の領域内の反射光または透過光の第2の
偏光状態とは異なるように変化させる磁性層を備え、 上記磁性層は補償温度が室温より高くかつキュリー温度
より低い特性を有するフェリ磁性材料から成ること、 を特徴とする光記録媒体。 - 【請求項2】 請求項1記載の光記録媒体から記録情報
を再生する光記録媒体再生装置であって、 前記光記録媒体に読出光を照射する光照射手段と、 前記照射された読出光の前記光記録媒体の反射光または
透過光のうちから、前記第1の偏光状態を有する読出光
または前記第2の偏光状態を有する読出光のいずれか一
方のみを分離する分離手段と、 前記分離手段により分離された読出光を受光し読出信号
として出力する受光手段と、 前記読出信号に基づいて前記光記録媒体の記録情報の再
生動作を行う再生手段と、 を備えたことを特徴とする光記録媒体再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5178327A JPH0737281A (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 光記録媒体及び光記録媒体再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5178327A JPH0737281A (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 光記録媒体及び光記録媒体再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0737281A true JPH0737281A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16046553
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5178327A Pending JPH0737281A (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 光記録媒体及び光記録媒体再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0737281A (ja) |
-
1993
- 1993-07-19 JP JP5178327A patent/JPH0737281A/ja active Pending
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