JPH0738256U - 竪孔掘削機等の上部旋回体の旋回位置固定装置 - Google Patents

竪孔掘削機等の上部旋回体の旋回位置固定装置

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JPH0738256U
JPH0738256U JP6944293U JP6944293U JPH0738256U JP H0738256 U JPH0738256 U JP H0738256U JP 6944293 U JP6944293 U JP 6944293U JP 6944293 U JP6944293 U JP 6944293U JP H0738256 U JPH0738256 U JP H0738256U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上部旋回体の旋回を任意の位置で固定でき、
かつ、被制動板に局部的な変形が生じても確実に上部旋
回体の旋回を固定する。 【構成】 下部走行体2の旋回装置3外周に、旋回装置
3の旋回中心と同心の円筒体6を固設し、上部旋回体4
に、円筒体6を挟持する左右一対のチャックレバー9,
10と、両チャックレバー9,10間に配設されて両チ
ャックレバー9,10を開閉するシリンダ11とからな
る挟持装置7を、ブラケット8に水平方向に長い長孔8
aに挿通される支軸13に設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、掘削機や杭打機等の下部走行体に対して上部旋回体を水平方向に旋 回可能に設けた竪孔掘削機等の建設機械における上部旋回体の旋回位置固定装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の竪孔掘削機等の建設機械では、上部旋回体と下部走行体との間に旋回 ベアリングを配置し、該旋回ベアリング内周の下部走行体上面に旋回ベアリング と同心の内歯歯車を固設し、上部旋回体に設けた減速機付き旋回駆動モータの出 力軸の小歯車を前記内歯歯車に歯合させ、旋回駆動モータの回転により上部旋回 体を旋回させる旋回装置を搭載しているのが一般的で、この旋回装置には上部旋 回体の旋回を停止するブレーキ装置が設けられている。
【0003】 しかし、ブレーキ装置による上部旋回体の旋回を停止だけでは、小歯車と内歯 歯車のそれぞれのバックラッシュの累積によって遊間が生じ、この累積遊間は、 上部旋回体の旋回の旋回半径に関係するが、特に、同時多孔掘削作業をする竪孔 掘削機では掘削位置での遊間は無視できず重要な問題となる。
【0004】 この遊間による弊害として、掘削孔が斜め掘りになったり楕円孔になるため、 スクリューロッド等に曲げモーメントが負荷されてロッドの強度上不利になる。 また、作業中の掘削力の負荷変動による衝撃によって旋回装置内の旋回ベアリン グへの悪影響及び歯車の噛み合い面の圧痕やへたりが生ずる。
【0005】 このため、上部旋回体の旋回を所定の位置でロックする固定装置を設けたもの がある。例えば、実開平2−106053号公報に示される固定装置は、旋回装 置内輪を支持する下部走行体の円筒状ブラケット外周にリング状の被制動板を固 設し、旋回装置外輪外周の上部旋回体下面に前記被制動板を上下から挟持する挟 持装置を固設している。
【0006】 該挟持装置は、被制動板の上下に対向配置され、先端へ向けて収束するテーパ 面を内側に形成した上下一対の保持部と、該保持部内側を横方向に摺動する上下 一対の楔状の挟持片と、両挟持片を進退させて被制動板を両挟持片にて上下から 挟圧・開放するシリンダとで構成されている。
【0007】 また、実開平3−58351号公報に示される固定装置は、旋回装置外側の下 部走行体に被制動板を数箇所立設し、上部旋回体の下面に、上記挟持装置と同様 の構成で被制動板を両側から挟圧・開放する挟持装置を固設している。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述の構成では、挟持装置の両挟持片間に被制動板を挟んでいるので 、被制動板が外力等により局部的に変形した場合には、被制動板と挟持片が摺動 して旋回動作の抵抗となり、また、変形が大きい場合には、挟持装置が確実に作 動しないおそれがある。さらに、楔状の挟持片が摺動する保持部内に泥等が入り 込むと確実に作動しないおそれがあり、しかも、楔状の挟持片やシリンダが保持 部の内側に設けられているため、保守点検が面倒である。
【0009】 そこで本考案は、被制動板が局部的に変形した場合でも確実に作動し、かつ、 保守点検が容易な竪孔掘削機等の上部旋回体の旋回位置固定装置を提供すること を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため本考案は、旋回装置を介して上部旋回体を下部走 行体に対して水平方向に旋回可能に設け、前記下部走行体または前記上部旋回体 のいずれか一方に、旋回装置の旋回中心と同心の被制動板を、前記下部走行体ま たは前記上部旋回体のいずれか他方に、前記被制動板を挟持する挟持装置を設け た竪孔掘削機等の上部旋回体の旋回位置固定装置において、前記被制動板を、上 下方向に開口する円筒体で形成し、該円筒体を前記旋回装置外周に固設し、前記 挟持装置を、前記円筒体を両側から挟持する左右一対のチャックレバーと、両チ ャックレバー間に配設されて両チャックレバーを開閉するシリンダとで構成し、 該挟持装置を水平方向に移動可能に設けたことを特徴としている。
【0011】
【作 用】
上記構成によれば、シリンダにてチャックレバーを押動することにより円筒体 を両側から挟持して、上部旋回体の旋回を任意の位置で固定できる。また、円筒 体が連続して旋回装置外周に固設されており、かつ、挟持装置が水平方向に移動 可能に設けられているから、円筒体に局部的な倒れ、反り等の変形が生じても、 上部旋回体を下部走行体に対して360度の任意の位置で固定できる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案を掘削機に適用した各実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】 図1乃至図5は本考案の第1実施例を示すもので、掘削機1は、下部走行体2 に旋回装置3を介して上部旋回体4を水平方向に旋回可能に設けており、上部旋 回体4の前部にはリーダ等の作業アタッチメント5を備えている。
【0014】 下部走行体2の旋回装置3外周には、旋回装置3の旋回中心と同心の円筒体6 が上方を開口して固設されている。一方、上部旋回体4の下面には、挟持装置7 が設けられている。
【0015】 この挟持装置7は、上部旋回体4の下面のブラケット8に回動可能に支持され る左右一対のチャックレバー9,10と、両チャックレバー9,10間に配設さ れて両チャックレバー9,10を開閉するシリンダ11と、シリンダ11の上部 に設けられて両チャックレバー9,10を解放方向へ付勢するスプリング12と で構成されている。
【0016】 チャックレバー9,10は、ブラケット8に形成された水平方向に長い長孔8 aに挿通される支軸13に中間部よりもやや下端側を枢着され、支軸13よりも 上部に配設されたシリンダ11のロッド11aの伸長により、下端のチャック部 9a,10aを閉じて円筒体6を挟持する。
【0017】 チャック部9a,10aは、円筒体6の曲率に合わせた円弧面に形成されて、 円筒体6に曲面接触するように加工され、また、その表面には、鉛直方向の溝を 複数本刻設して円筒体6を強固に挟持するための滑り止めとしている。尚、滑り 止めとしての凹凸形状は、各種のものが適用できる。
【0018】 シリンダ11は単動式で、シリンダ11内に圧油が供給されると、ロッド11 aを伸長してスプリング12の引っ張り力に打ち勝ってチャックレバー9,10 の上部の間隔を広げ、支軸13を支点としてチャックレバー9,10下端のチャ ック部9a,10aを閉じ、シリンダ11内の圧油を油圧タンク(図示せず)に 逃がすと、スプリング12がチャックレバー9,10の上部の間隔を狭め、チャ ックレバー9,10下端のチャック部9a,10aを開く。
【0019】 尚、シリンダ11は、ボトム側をチャックレバー9にボルトで固設し、ロッド 11aの先端をチャックレバー10にピン連結し、ロッド11aのピストン側端 面を球面形状にして、チャックレバー9,10の開閉時にコジリが生じないよう にしているが、シリンダ11のボトム側をチャックレバー9にピン連結しても良 い。
【0020】 このように構成することにより、運転席からの操作で上部旋回体4の旋回を旋 回装置3の寸動運転により確定し、シリンダ11内に圧油を供給すればチャック レバー9,10下端のチャック部9a,10aが円筒体6を挟持するから、上部 旋回体4の旋回を所定の位置で強固に固定できる。
【0021】 チャック部9a,10aが挟持する円筒体6は、下部走行体2の旋回装置3外 周に連続して設けられているから、上部旋回体4を下部走行体2に対して360 度の任意の位置で強固に固定できる。
【0022】 また、旋回装置3外周の円筒体6を挟持装置7で挟持するから、挟持装置7は 小さな力で上部旋回体4を固定できると共に、作業による旋回装置3への衝撃的 な負荷が軽減され、旋回装置3の旋回ベアリングの負荷や旋回装置駆動系歯車の 噛み合い面の圧痕やへたりが軽減する。しかも、旋回装置駆動系歯車の累積バッ クラッシュによる掘削位置での遊間が無くなることにより、正確な掘削位置が確 保でき、斜め掘りや楕円孔にならないので、ロッドに無理な曲げモーメントの負 荷がなくなる。
【0023】 このため、旋回装置3やロッドの耐久性が向上する。また、正確な掘削位置が 確保できることにより、特に、同時多孔掘りをする掘削機等にとって、多孔列の 並び角度が確定できるのでその効果は大きい。
【0024】 さらに、チャックレバー9,10の支軸13が挿通されているブラケット8の 長孔8aが水平方向に長く形成されているところから、円筒体6の真円度の狂い や円筒体6の局部的な倒れ、反り等の幅広い変形に対応して、挟持装置7が水平 方向に移動できるので、円筒体6を確実に挟持して、上部旋回体4の旋回を任意 の位置で固定できる。
【0025】 したがって、円筒体6の加工精度や取付け精度は余り要求する必要がなくなる ので、円筒体6自体は半割り状態で後付けが可能となり、挟持装置7自体も簡単 な部品構成のため、全体として低廉なコストとなる。
【0026】 しかも、挟持装置7は、泥等が付着しても確実に作動し、かつ、保守点検も容 易である。
【0027】 図6は、挟持装置7のシリンダ11とスプリング12の位置を上下入れ替えた 本考案の第2実施例を示し、また、図7は、上部旋回体4の下面に円筒体6を固 設し、挟持装置7を下部走行体2に設けた本考案の第3実施例を示すもので、両 実施例とも前記第1実施例と同様の作用効果を奏する。
【0028】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の竪孔掘削機等の上部旋回体の旋回位置固定装置は 、下部走行体または上部旋回体のいずれか一方の旋回装置外周に、旋回装置の旋 回中心と同心の円筒体を固設し、上部旋回体または下部走行体のいずれか他方に 、円筒体を挟持する左右一対のチャックレバーと、両チャックレバー間に配設さ れて両チャックレバーを開閉するシリンダとからなる挟持装置を水平方向に移動 可能に設けたので、シリンダにてチャックレバーを押動することにより円筒体を 挟持して、上部旋回体の旋回を任意の位置でロックでき、また、円筒体の真円度 の狂いや円筒体の局部的な倒れ、反り等の幅広い変形に対応して、挟持装置が水 平方向に移動できるから円筒体を確実に挟持して、上部旋回体の旋回を任意の位 置で固定できる。
【0029】 したがって、円筒体の加工精度や取付け精度は余り要求する必要がなくなるの で、円筒体自体は半割り状態で後付けが可能となり、挟持装置自体も簡単な部品 構成のため、全体として低廉なコストとなる。
【0030】 さらに、円筒体が連続して旋回装置外周に固設されているから、上部旋回体を 下部走行体に対して360度の任意の位置で固定でき、かつ、旋回装置外周の円 筒体を挟持装置で挟持するから、挟持装置は小さな力で上部旋回体を固定できる と共に、作業による旋回装置への衝撃的な負荷が軽減され、旋回装置の旋回ベア リングの負荷や旋回装置駆動系歯車の噛み合い面の圧痕やへたりが軽減し、旋回 装置自体の耐久性が向上する。また、旋回装置駆動系歯車の累積バックラッシュ による掘削位置での遊間が無くなるので、正確な掘削位置が確保でき、斜め掘り や楕円孔にならないので、ロッドに無理な曲げモーメントの負荷がなくなり、ロ ッドの耐久性が向上する。したがって、特に、同時多孔掘りをする掘削機等にと って、多孔列の並び角度が確定できるのでその効果は大きい。
【0031】 しかも、挟持装置は、泥等が付着しても確実に作動し、かつ、保守点検も容易 である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施例を示す掘削機の要部の拡
大側面図である。
【図2】 同じく掘削機の側面図である。
【図3】 挟持装置を支持するブラケットの側面図であ
る。
【図4】 同じく掘削機の要部の平面図である。
【図5】 チャックレバーの斜視図である。
【図6】 本考案の第2実施例を示す要部の拡大側面図
である。
【図7】 本考案の第3実施例を示す掘削機の側面図で
ある。
【符号の説明】
1…掘削機、2…下部走行体、3…旋回装置、4…上部
旋回体、6…円筒体、7…挟持装置、8…ブラケット、
8a…ブラケット8の長孔、9,10…チャックレバ
ー、9a,10a…チャック部、11…シリンダ、12
…スプリング、13…支軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回装置を介して上部旋回体を下部走行
    体に対して水平方向に旋回可能に設け、前記下部走行体
    または前記上部旋回体のいずれか一方に、旋回装置の旋
    回中心と同心の被制動板を、前記下部走行体または前記
    上部旋回体のいずれか他方に、前記被制動板を挟持する
    挟持装置を設けた竪孔掘削機等の上部旋回体の旋回位置
    固定装置において、前記被制動板を、上下方向に開口す
    る円筒体で形成し、該円筒体を前記旋回装置外周に固設
    し、前記挟持装置を、前記円筒体を両側から挟持する左
    右一対のチャックレバーと、両チャックレバー間に配設
    されて両チャックレバーを開閉するシリンダとで構成
    し、該挟持装置を水平方向に移動可能に設けたことを特
    徴とする竪孔掘削機等の上部旋回体の旋回位置固定装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006090080A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Hitachi Constr Mach Co Ltd 旋回式建設機械
KR20100091447A (ko) * 2009-02-10 2010-08-19 볼보 컨스트럭션 이키프먼트 홀딩 스웨덴 에이비 건설장비의 선회장치 로킹 시스템
JP2020094425A (ja) * 2018-12-13 2020-06-18 日本車輌製造株式会社 建設機械及び建設機械の組立方法

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JP2020094425A (ja) * 2018-12-13 2020-06-18 日本車輌製造株式会社 建設機械及び建設機械の組立方法

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