JPH0739090B2 - 無機質パネルの製造方法 - Google Patents

無機質パネルの製造方法

Info

Publication number
JPH0739090B2
JPH0739090B2 JP4098580A JP9858092A JPH0739090B2 JP H0739090 B2 JPH0739090 B2 JP H0739090B2 JP 4098580 A JP4098580 A JP 4098580A JP 9858092 A JP9858092 A JP 9858092A JP H0739090 B2 JPH0739090 B2 JP H0739090B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
reaction mixture
frame
reaction
inorganic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4098580A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05269722A (ja
Inventor
孝 平出
一麿 輿石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa House Industry Co Ltd filed Critical Daiwa House Industry Co Ltd
Priority to JP4098580A priority Critical patent/JPH0739090B2/ja
Publication of JPH05269722A publication Critical patent/JPH05269722A/ja
Publication of JPH0739090B2 publication Critical patent/JPH0739090B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築物に使用される
外壁、間仕切その他の、パーティション、雨戸等の各種
建材、トイレやプールハウス等の屋外施設、プレハブ冷
蔵庫等に使用される不燃性及び断熱性に優れた無機質パ
ネルの製造方法に係り、特に無機質パネルの連続生産が
可能な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、住宅やビル等の冷暖房設備の普及
や冷凍・冷蔵用倉庫等の大型化が進み、軽量で優れた断
熱性を有するだけでなく、可燃性、発煙性、有害ガス発
生性等の問題もなくて防災上の観点からも優れたパネル
の開発が要請されている。そして、このような要請に応
えるものとして、従来においては、粒状の無機質発泡体
に珪酸アルカリ系の無機質系バインダーを添加し、この
無機質発泡体を結合成形して得られる無機質系のパネル
が提案されていたが、このような無機質パネルは、軽量
で断熱性に優れているという点では満足し得るものであ
ったが、圧縮強度や耐水性、耐候性の点で不十分である
という問題があった。そこで、このような問題点を解決
するものとして、粒状の無機質発泡体と、バインダーと
して使用される珪酸アルカリ溶液と、金属硅素粉を主体
とする上記バインダーの硬化剤とを使用し、軽量という
特長を損うことなく、圧縮強度や耐水性を改善し、しか
も、従来の方法に比べて硬化に要する所用時間を短縮し
て生産性の向上を図ることもできる無機質パネルの製造
法を開発し提案した(特開昭62−7,681号公報及
び特開昭63−151,691号公報並びに特開平1−
180,331号公報)。
【0003】これらの方法によって得られる無機質パネ
ルは、その何れも優れた性能を有し、従来法に比べれば
その生産性にも優れているものではあるが、パネル本体
の成形材料となる無機質発泡体、珪酸アルカリ溶液及び
金属硅素粉を主体とする硬化剤からなる反応混合物を調
製すると、この反応混合物は徐々にその反応を開始し、
反応混合物の調製からこの反応混合物を反応させてパネ
ル本体を成形するまでの工程の間の反応制御が難しく、
例えば 型枠内に反応混合物を充填する工程で必要以上の時間
を費やすと、この工程の間に反応が進んでしまい、均一
な反応混合物の充填が困難であること、 反応工程では、反応混合物の反応に伴って激しくガス
が発生するため、この発生するガスにより未反応反応混
合物が吹き飛ばされて型枠内に充填された反応混合物の
充填状態に乱れが生じ、均一な成形が困難になり、これ
を防止するために型枠の上方から通気孔を有する上型を
被せて成形する必要が生じ、このためにバッチ式反応を
余儀なくされ、また上型からのガス抜きを行うため大掛
かりな固定治具が必要となり、加熱が充分行えないとい
う問題があること、 ダブルコンベアを用いて加圧、反応を行わせる場合、
上面からのガス抜きがスムースに行えない、等の問題が
あり、連続生産が困難であるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、粒状の無機質発泡体、バインダーとして使用される
珪酸アルカリ溶液及び金属珪素粉を主体とする上記バイ
ンダーの硬化剤を含有する反応混合物を反応させ、成形
してなるパネル本体と、このパネル本体の表裏両面に貼
着される金属板と、必要によりパネル本体の周縁端面に
貼着される枠材とからなる無機質パネルを製造するに際
し、上述したような問題点を解決し、無機質パネルを連
続的に効率良く製造することができる方法について鋭意
研究を重ねた結果、表裏いずれか一方の金属板及び必要
により使用される枠材とをセットして反応混合物の成形
用パネル枠を形成し、パネル1枚毎に反応混合物を調製
してこのパネル枠内に加圧下に充填し、好ましくは上面
側に多数の通気孔を有するダブルベルトコンベアに挟ん
で反応炉内に導入してこの反応混合物を反応させて成形
することにより、連続生産が可能になることを見出し、
本発明方法を完成した。
【0005】従って、本発明の目的は、粒状の無機質発
泡体、バインダーとして使用される珪酸アルカリ溶液及
び金属珪素粉を主体とする上記バインダーの硬化剤を含
有する反応混合物を反応させ、成形してなるパネル本体
と、このパネル本体の表裏両面に貼着される金属板と、
必要によりパネル本体の周縁端面に貼着される枠材とか
らなる無機質パネルを高い寸法精度で連続的に製造する
ことができる方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、粒
状の無機質発泡体、バインダーとして使用される珪酸ア
ルカリ溶液及び金属珪素粉を主体とする上記バインダー
の硬化剤を含有する反応混合物を反応させ、成形してな
るパネル本体と、このパネル本体の表裏両面に貼着され
る金属板と、必要によりパネル本体の周縁端面に貼着さ
れる枠材とからなる無機質パネルを製造するに際し、表
裏いずれか一方の金属板及び必要により使用される枠材
とをセットして反応混合物の成形用パネル枠を形成する
枠形成工程と、このパネル枠の内面に熱硬化型接着剤を
塗布する接着剤塗布工程と、パネル1枚毎に反応混合物
を調整してパネル枠内に加圧下に充填する反応混合物充
填工程と、上面側に位置するベルトが多数の通気孔を有
しているダブルベルトコンベアによって加圧しながら上
記反応混合物が充填されたパネル枠を挟んで反応炉内に
導入し、加熱によって反応を促進させて完全な反応生成
物を成形すると同時に上記熱硬化型接着剤でパネル枠の
内面に成形されたパネル本体を接着する反応工程と、次
いでパネル枠内に成形されたパネル本体の上面を研削す
る研削工程と、内面側に熱硬化型接着剤が塗布された表
裏いずれか他方の金属板をパネル本体の上面側にセット
してホットプレスで加圧加熱下に貼着するホットプレス
工程とを含む無機質パネルの製造方法である。
【0007】本発明において、使用する粒状の無機質発
泡体としては、それが従来公知の如何なるものであって
もよいが、好ましくは黒曜石、蛭石、真珠岩又は松脂岩
であり、これらの無機質発泡体はその1種のみを使用で
きるほか、2種以上の混合物としても使用することがで
きる。この無機質発泡体の粒径及び密度については、目
的とする製品パネルの種類、用途等によって異なるが、
通常0.5〜10mmの粒径及び通常0.1〜0.25
g/cm3 の密度のものが使用される。また、特に軽量
で断熱性に優れたものが要求される場合には密度0.1
〜0.16g/cm3 のものを使用するのが好ましい。
更に、成形されたパネル本体の密度を適正な値に調製す
るために、好ましくは3種類程度の複数種類の粒径の異
なる無機質発泡体を用意しておき、これらを適宜の割合
で配合して使用するのが望ましい。
【0008】また、本発明方法でバインダーとして使用
する硅酸アルカリ溶液としては、通常、硅酸ナトリウム
水溶液や硅酸カリウム水溶液が使用されるが、水に対す
る溶解性や原料コストの点から好ましくは硅酸ナトリウ
ム水溶液である。この硅酸ナトリウムとしては、SiO
2 とNa2 Oのモル比が通常2.0〜3.5の範囲のも
のであるが、好ましくは2.3〜2.7のものであり、
その水溶液の濃度は通常35〜42重量%、好ましくは
40〜42重量%である。また、この硅酸アルカリ溶液
の使用量については、その濃度によって異なるが、無機
質発泡体100重量部に対して、通常30〜120重量
部、好ましくは50〜100重量部である。硅酸アルカ
リ溶液の使用量が30重量部より少ないと結合力が小さ
く、強度の低下という問題が生じ、また、120重量部
より多いとバインダーが過剰になり、発熱・脱水硬化反
応の段階でバインダー分を流出してしまう結果となり、
有効に作用しないという問題が生じる。なお、本発明で
使用する硅酸アルカリは、単一物質としての硅酸アルカ
リに限らず、メタ硅酸ナトリウム、オルト硅酸ナトリウ
ム、二硅酸ナトリウム、四硅酸ナトリウム等の混合物で
あってもよい。
【0009】更に、本発明で使用するバインダーの硬化
剤としては、例えば、金属硅素、鉄と硅素との合金であ
るフェロシリコン、金属硅素と二酸化硅素の混合物等、
金属硅素としての性質を有する金属硅素粉を単独又は2
種以上の混合物として使用することができるが、好まし
くは圧縮強度や耐水性の改善を目的に硬化剤の他の成分
として燐酸塩を併用使用する。この目的で使用する燐酸
塩としては、硬化反応時にそれが硅酸アルカリと反応し
て水難溶性で熱安定性に優れたバインダー物質を生成す
るものであればよく、好ましくは燐酸アルミニウム、燐
酸マグネシウム、燐酸鉄、燐酸亜鉛等の燐酸金属塩や、
ポリ燐酸の金属塩や、金属酸化物と五酸化リンとが所定
の比率で結合している縮合燐酸金属塩等があり、より好
ましくは縮合燐酸アルミニウムで代表される縮合燐酸金
属塩である。この金属硅素粉の使用量は、硅酸アルカリ
溶液の種類や濃度によっても異なるが、この硅酸アルカ
リ100重量部に対して、通常10〜20重量部、好ま
しくは13〜15重量部である。金属硅素粉の使用量が
10重量部より少ないと圧縮強度や耐水性の改善が不十
分になり、また、20重量部より多いと金属硅素粉が酸
化し有効に作用しないという問題が生じる。また、圧縮
強度や耐水性の改善を目的として添加する燐酸塩の使用
量は、硅酸アルカリ溶液のアルカリ量によって決まり、
硅酸アルカリ溶液の種類や濃度によっても異なるが、こ
の硅酸アルカリ溶液100重量部に対して、通常2〜3
0重量部、好ましくは10〜20重量部である。燐酸塩
の使用量が2重量部より少ないとこの燐酸塩を添加する
効果がなく、また、30重量部より多くしても圧縮強度
や耐水性に対する改善効果の向上がみられない。
【0010】なお、本発明方法においては、必要に応じ
て補強用添加材を配合し、製造される製品の機械的強
度、例えば引張り強度等の向上を図ることができ、この
目的で使用される補強用添加材としては、例えばスチー
ルファイバー、ガラス繊維、ロックウール等の鉱物質繊
維を挙げることができ、その配合割合については、製品
無機質パネルの用途等に応じて適宜選択することができ
る。なお、この補強用添加材を配合した場合における上
記珪酸アルカリ溶液及び硬化剤の使用量は、この補強用
添加材を無機質発泡体の一部として考慮し、補強用添加
材の種類によって異なるが、若干の増量を必要とする。
【0011】本発明においては、上記無機質発泡体、珪
酸アルカリ溶液及び硬化剤からなる反応混合物を反応さ
せ、成形してパネル本体とするための型枠として、表裏
いずれか一方の金属板及び必要により使用される枠材と
をセットして形成された成形用パネル枠が使用される。
この枠形成工程で使用する金属板としては、以後の製造
工程で傷がついたり小さな変形が招じることもあるの
で、好ましくは製品パネルの裏面金属板であるのがよ
い。
【0012】ここで、この枠形成工程で組み立てられる
成形用パネル枠については、少なくともその外周につい
ては正確に寸法出しが行われる必要があり、そのため
に、パネル枠を構成する枠材をそれぞれマイナス誤差と
なるように作成し、外周寸法出し用のストッパーを備え
た枠組立治具を使用し、連結金具やポップリベット等の
マイナス誤差を吸収できる固定手段でパネル枠の組立を
行うのが望ましい。
【0013】次に、この様にして形成された成形用パネ
ル枠の内面に熱硬化型接着剤が塗布される。この接着剤
塗布工程で使用される熱硬化型接着剤としては、例えば
ポリウレタン系、ユリア系、フェノール系、レゾルシノ
ール系、エポキシ系、ポリエステル系、ポリイミド系等
の種々のものが挙げられるが、好ましくはポリウレタン
系のものである。
【0014】内面側に熱硬化型接着剤が塗布された後、
成形用パネル枠内には無機質発泡体、珪酸アルカリ溶液
及び硬化剤を含有する反応混合物が充填される。この反
応混合物の充填に際しては、パネル1枚毎の量の反応混
合物を調製して加圧下に充填する必要があり、これによ
って反応混合物が調製された後にこの反応混合物が長時
間放置されることがなく、反応混合物の充填過程で反応
が開始して発熱、硬化が起こり始めるという問題が生じ
たり、一度硬化したものを充填するという問題が生じる
ようなことがない。
【0015】また、この反応混合物充填工程は、好まし
くは、無機質発泡体、バインダー及び硬化剤をパネル1
枚当りの分量を計量してミキサーに供給する原料供給工
程と、このミキサーで原料を混合して反応混合物を調製
する原料混合工程と、調製された反応混合物を成形用パ
ネル枠内に移送し、移送された反応混合物をパネル枠内
に平均に分配しかつ加圧しながら充填する充填工程と、
各反応混合物を調製する間のタイミングでミキサー内を
水洗し、エアーにて強制乾燥するミキサー洗浄工程とを
有するのがよく、この様にパネル1枚当りの反応混合物
を調製した後にミキサー内を水洗することにより、次に
調製される反応混合物内にその前に調製されてミキサー
内に残留し、硬化反応が始まっていたりあるいは既に終
了して硬化した硬化物が混ざり込み、反応混合物の硬化
反応が不均一になって製造されるパネル本体の品質、性
能に悪影響を及ぼすようなことがなくなる。
【0016】成形用パネル枠内に反応混合物が充填され
た後、このパネル枠は、好ましくは上面側が多数の通気
孔を有する通気性ベルトで構成されたダブルベルトコン
ベアに挟まれて反応炉内に導入され、反応混合物はこの
反応炉内で反応してパネル本体に成形されると同時に上
記熱硬化型接着剤でパネル枠の内面に接着される。ここ
で、ダブルベルトコンベアの上面側の通気性ベルトは、
好ましくは弾力がある、多孔性のゴムベルトが有効であ
る。また、通気性ベルトの通気孔の孔径が大きい場合に
は、上記反応混合物とその上面側に位置するダブルベル
トコンベアの通気性ベルトとの間に目の細かい布状又は
網状の介装物を介在させるのが望ましい。この様に反応
混合物と通気性ベルトを用いることにより、反応混合物
はその上面全面が均一に開放された状態になり、これに
よって反応によって発生したガスが反応混合物内を通過
する際に真っ直ぐ上方に抜けることができ、全体に均一
な品質、性能のパネル本体が成形される。ここで使用す
る目の細かい布状又は網状の介装物ついては、目の荒さ
が0.5〜1.5mmであるのがよく、反応によるガス
発生時に粉粒物(未反応混合物)の飛散を防止できるも
のであればよい。また、ここで使用する反応炉には、通
常、その後半部分に反応終了後の成形されたパネル本体
を養生し、乾燥する養生乾燥領域が設けられる。
【0017】そして、このパネル本体の成形の際には、
反応炉内で反応混合物を適当な加熱手段により外部から
積極的に加熱して硬化させる。この際に外部から加熱す
る加熱温度については、成形時における種々の条件、例
えば外気温度、反応混合物の配合あるいは使用する成形
用パネル枠の種類や大きさ等、更には使用する熱硬化型
接着剤の種類やその硬化温度等によって異なるが、通常
50〜120°Cであり、好ましくは60〜100°C
の範囲である。そして、反応炉内においてパネル枠内の
反応混合物を加熱するための加熱手段としては、例えば
加熱室内に設置して熱風により加熱する熱風加熱機や高
周波加熱あるいは遠赤外線加熱等の従来公知の如何なる
手段であってもよいが、好ましくは遠赤外線加熱であ
る。なお、製品のパネル本体中にその強度向上のための
ラス網を入れる場合には、このラス網に通電して加熱す
ることもできる。なお、反応混合物が充填されたパネル
枠を反応炉内で搬送するダブルベルトコンベアの速度
は、反応炉内の加熱領域の長さと必要な加熱時間とを考
慮して決定される。
【0018】成形用パネル枠内で成形されたパネル本体
は、反応炉内および養生乾燥炉内を通過した後、その上
面が研削され、平らに仕上げられる。この研削工程にお
いてはパネルの厚さ寸法が決定されるため、好ましく
は、下面のベルトのフラット性を高め上部から押圧しな
がら研削を行うことができる高速回転ドラム型研磨機が
用いられる。また、研削作業によって発生した削り粉を
パネル本体上面から吹き飛ばし、吸引ダクトで回収する
作業を除塵装置等により行っている。
【0019】この様にして成形用パネル枠内に成形され
たパネル本体の上面を研削した後、このパネル本体の上
面側には、内面側に熱硬化型接着剤が塗布された表裏い
ずれか他方の金属板がセットされ、ホットプレスで加圧
加熱下に貼着される。このホットプレス工程での条件、
すなわち加熱温度、圧力、プレス時間等は、使用する接
着剤の種類に応じて適宜選定する。
【0020】本発明方法においては、好ましくは、この
ホットプレス工程の後に、パネル本体に貼着された金属
板の周縁部を成形用パネル枠にビス止めするのがよい。
従ってこのビス止め工程で金属板をパネル枠にビス止め
することにより、パネル本体を覆う表裏両面の金属板及
び必要により使用される枠材がこのビス止めによって一
体的に結合され、パネル全体の強度が向上し、また、火
災時に剥離落下するような問題を引き起こすことがな
い。
【0021】
【作用】本発明方法によれば、表裏いずれか一方の金属
板及び必要により使用される枠材とをセットして反応混
合物の成形用パネル枠を形成し、パネル1枚毎に反応混
合物を調製してこのパネル枠内に加圧下に充填し、上面
側に多数の通気孔を有するダブルベルトコンベアに挟ん
で反応炉内に導入してこの反応混合物を反応させて成形
しているので、反応混合物が調製されてから反応工程に
送り込まれるまでに長時間放置されることがなく、均一
な品質、性能のパネル本体を成形することができ、これ
によって連続生産も可能になる。
【0022】
【実施例】以下、実施例及び比較例に基いて、本発明方
法を具体的に説明する。
【0023】実施例1 図1に示すように、製造ラインには、粒径の異なる3種
の無機質発泡体を収容できるホッパー1と、珪酸アルカ
リ水溶液を収容するバインダータンク2と、金属珪素粉
を主体とするバインダーの硬化剤を収容する硬化剤ホッ
パー3とが配設され、これらホッパー1、バインダータ
ンク2及び硬化剤ホッパー3からはそれぞれパネル1枚
分の量の無機質発泡体、バインダー及び硬化剤が間欠的
に計量されてミキサー4に供給され、このミキサー4で
混合されてパネル1枚分の反応混合物が調製されるよう
になっている。
【0024】また、この製造ラインの近傍には、反応混
合物を反応させ、成形して得られるパネル本体の裏面側
に貼着される金属板5aとこのパネル本体の周縁端面に
貼着される枠材5bとをビス止め等の手段で固定して形
成された成形用パネル枠5には、その内面に熱硬化型接
着剤を塗布する接着剤塗布装置6が配設され、この接着
剤塗布装置6で接着剤が塗布されたパネル枠5は所定の
時間の間隔をおいて次の反応混合物充填装置7に移送さ
れるようになっている。
【0025】この反応混合物充填装置7に接着剤塗布後
の成形用パネル枠5が移送されると、そのタイミングに
合わせて調製された上記反応混合物がこのパネル枠5内
に供給され、図示外の均し装置及び押圧装置により供給
された反応混合物がパネル枠5内に均一にかつ気密に充
填される。ここで、反応混合物の充填作業は、例えば始
めに反応混合物の充填量の半分だけパネル枠5内に供給
し、これを均し装置及び押圧装置により平らに均しかつ
押圧しながらパネル枠5内に半分だけ充填し、次に残り
の充填量の半分を同様にして充填する等、多段回で充填
するのがよく、これによってパネル枠5内への反応混合
物の充填がより気密に行われる。
【0026】この様にして反応混合物が充填された成形
用パネル枠5は、反応養生炉8の入口に配設された網状
介装物をセットするための介装物セット装置8aでその
上面側に網状介装物がセットされ、その状態で反応養生
炉8内に送り込まれ、この反応養生炉8内では、図2に
示すように、上面側が多数の通気孔10を有する通気性
ベルト9aで構成されたダブルベルトコンベア9に上記
反応混合物11を充填したパネル枠5が挟み込まれ、通
気性ベルト9aと反応混合物11を充填したパネル枠5
との間に網状介装物12が介装されるようになってい
る。この反応養生炉8内での反応が終了し、所定時間加
熱下に養生され乾燥されて成形されたパネル本体はパネ
ル枠5内面に塗布された熱硬化型接着剤により同時にこ
のパネル枠5内面に接着される。
【0027】この様にして成形用パネル枠5内に成形さ
れたパネル本体は、網状介装物が取り除かれた後、高速
回転ドラム型研磨機等の研削装置13でその上面が平ら
に研削される。この研削装置13は下面側ベルトの平滑
性精度が極めて高く、また研削されるパネルを上から押
さえて研磨を行うため、厚さ精度が±0.2mm以下と
なる。また研削装置13には、図示外の吸引ダクトが設
けられており、研削作業によって発生した削り粉がパネ
ル本体上面に残留しないように回収される。
【0028】この様にしてパネル本体の上面が平らに研
削されると、このパネル本体が収容された成形用パネル
枠5は次の面材接合装置14に送られる。そして、この
製造ラインには、表面側の金属板15に熱硬化型接着剤
を塗布する接着剤塗布装置16と、この接着剤塗布装置
16でその内面に熱硬化型接着剤が塗布された金属板1
5を反転させて面材接合装置14に送り込む反転装置1
7とが併設されており、この反転装置17から供給され
る金属板15が上記面材接合装置14でパネル枠5の上
面に被覆される。
【0029】この様にして表面側の金属板15が被覆さ
れ、内部にパネル本体を収容した成形用パネル枠5は、
次に、ホットプレス18に送られ、そこで加圧加熱下に
パネル本体及びパネル枠5の上面に金属板15が貼着す
る。このホットプレス工程の後には、パネル本体に貼着
された表面側の金属板15の周縁部をパネル枠5にビス
止めする図示外のビス止め工程を設け、この金属板15
をパネル枠5にビス止めし、これにより、例えば火災時
における金属板の剥離落下を防止できるようになってい
る。そして、このビス止め工程を経て製造された製品パ
ネルは、製品チェックを受けて市場に出される。
【0030】製品パネルは建設省告示に耐火時間外壁の
耐火試験に合格するものであり、また、その外観、強
度、耐候性等が優れているものであった。因みに、製品
パネルの曲げ強度はJIS A 1414に準じて測定
した場合、単純曲げ強度で2000〜2400kgの測
定結果が得られるものであり、これは基準設計強度の約
3倍の値である。
【0031】
【発明の効果】本発明方法によれば、粒状の無機質発泡
体と、バインダーとして使用される珪酸アルカリ溶液
と、金属硅素粉を主体とする上記バインダーの硬化剤と
を使用し、軽量という特長を損うことなく、圧縮強度や
耐水性に優れた無機質パネルを効率良く連続的に製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施例に係る無機質パネルの
製造ラインを示す説明図である。
【図2】 図2は図1に示す反応養生炉内のダブルベル
トコンベアを示す断面図である。
【符号の説明】 1 ホッパー 2 バインダータンク 3 硬化剤ホッパー 4 ミキサー 5 成形用パネル枠 5a 裏面側の金属板 5b 枠材 6 接着剤塗布装置 7 反応混合物充填装置 8 反応養生炉 8a 介装物セット装置 9 ダブルベルトコンベア 9a 通気性ベルト 10 通気孔 11 反応混合物 12 網状介装物 13 研削装置 14 面材接合装置 15 表面側金属板 16 接着剤塗布装置 17 反転装置 18 ホットプレス
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒状の無機質発泡体、バインダーとして
    使用される珪酸アルカリ溶液及び金属珪素粉を主体とす
    る上記バインダーの硬化剤を含有する反応混合物を反応
    させ、成形してなるパネル本体と、このパネル本体の表
    裏両面に貼着される金属板と、必要によりパネル本体の
    周縁端面に貼着される枠材とからなる無機質パネルを製
    造するに際し、表裏いずれか一方の金属板及び必要によ
    り使用される枠材とをセットして反応混合物の成形用パ
    ネル枠を形成する枠形成工程と、このパネル枠の内面に
    熱硬化型接着剤を塗布する接着剤塗布工程と、パネル1
    枚毎に反応混合物を調整してパネル枠内に加圧下に充填
    する反応混合物充填工程と、上面側に位置するベルトが
    多数の通気孔を有しているダブルベルトコンベアによっ
    て加圧しながら上記反応混合物が充填されたパネル枠を
    挟んで反応炉内に導入し、加熱によって反応を促進させ
    て完全な反応生成物を成形すると同時に上記熱硬化型接
    着剤でパネル枠の内面に成形されたパネル本体を接着す
    る反応工程と、次いでパネル枠内に成形されたパネル本
    体の上面を研削する研削工程と、内面側に熱硬化型接着
    剤が塗布された表裏いずれか他方の金属板をパネル本体
    の上面側にセットしてホットプレスで加圧加熱下に貼着
    するホットプレス工程とを含むことを特徴とする無機質
    パネルの製造方法。
  2. 【請求項2】 反応混合物充填工程は、粒径の異なる複
    数の無機質発泡体、バインダー及び硬化剤をパネル1枚
    当りの分量を計量してミキサーに供給する原料供給工程
    と、このミキサーで原料を混合して反応混合物を調製す
    る原料混合工程と、調製された反応混合物を成形用パネ
    ル枠内に移送し、移送された反応混合物をパネル枠内に
    平均に分配しかつ加圧しながら充填する充填工程と、各
    反応混合物を調製する間のタイミングでミキサー内を水
    洗し、エアーにて強制乾燥するミキサー洗浄工程を有す
    る請求項1記載の無機質パネルの製造方法。
  3. 【請求項3】 反応工程におけるダブルベルトコンベア
    の上面側に位置するベルトを、弾力のある多孔性のゴム
    ベルトとした請求項1記載の無機質パネルの製造方法。
  4. 【請求項4】 研削工程において連続的に流れてくるパ
    ネル半製品の片面を完全に平坦にするとともに一定厚さ
    に研磨する、除塵装置を装備した高速回転ドラム型研磨
    機を用いる請求項1記載の無機質パネルの製造方法。
  5. 【請求項5】 ホットプレス工程の後に、パネル本体に
    貼着された金属板の周縁部をパネル枠にビス止めするビ
    ス止め工程で金属板をパネル枠にビス止めする請求項1
    記載の無機質パネルの製造方法。
JP4098580A 1992-03-26 1992-03-26 無機質パネルの製造方法 Expired - Lifetime JPH0739090B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4098580A JPH0739090B2 (ja) 1992-03-26 1992-03-26 無機質パネルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4098580A JPH0739090B2 (ja) 1992-03-26 1992-03-26 無機質パネルの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05269722A JPH05269722A (ja) 1993-10-19
JPH0739090B2 true JPH0739090B2 (ja) 1995-05-01

Family

ID=14223599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4098580A Expired - Lifetime JPH0739090B2 (ja) 1992-03-26 1992-03-26 無機質パネルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0739090B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3266333B2 (ja) * 1992-10-23 2002-03-18 住友大阪セメント株式会社 シリカ成形硬化体の製造方法
MX367591B (es) 2007-03-21 2019-08-27 Ash Tech Ind L L C Materiales utilitarios que incorporan una matriz de micropartículas.
US8445101B2 (en) 2007-03-21 2013-05-21 Ashtech Industries, Llc Sound attenuation building material and system
EP2262960B1 (en) * 2008-03-21 2019-12-18 Ash Tech Industries, L.L.C. Wallboard materials incorporating a microparticle matrix
WO2010126024A1 (ja) * 2009-04-28 2010-11-04 旭化成建材株式会社 熱硬化性樹脂発泡板の成形装置及び熱硬化性樹脂発泡板の製造方法
JP6901818B2 (ja) * 2015-06-16 2021-07-14 日鉄鋼板株式会社 パネルの製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57178807A (en) * 1981-04-30 1982-11-04 Asahi Chemical Ind Method and device for manufacturing foamed shape
JPH01180331A (ja) * 1988-01-12 1989-07-18 Shin Nikkei Co Ltd 無機質パネルの製造法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05269722A (ja) 1993-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CZ320496A3 (en) Process for producing synthetic foam, and synthetic foam and its use
JPH0739090B2 (ja) 無機質パネルの製造方法
CN110331829B (zh) 一种保温装饰夹心板结构及其制造方法
CN105819722A (zh) 一种利用改性碳酸钙制备的石英石板材及其制备方法
JPH03115643A (ja) 耐火性断熱パネル
US4334941A (en) Multiple glazed unit bonded with silicate cement
CA2044168A1 (en) Plaster foam with porous structure, a process for its preparation and its use
US4433016A (en) Multiple glazed unit bonded with fiber-reinforced silicate cement
CN110077058B (zh) 一种多层结构墙体阻燃板材及其制备方法
KR100696290B1 (ko) 중공의 단열합판, 중공의 단열합판의 제조를 위한 금형과성형장치 및 중공의 단열합판의 제조방법
CN101698998B (zh) 幕墙
CN118878299A (zh) 一种防火隔音煤矸石板材及其生产方法
RU2759994C1 (ru) Способ изготовления плиты из минеральной ваты
JP2006063573A (ja) 建築用板
JPH10217216A (ja) 無機質板状体の製造方法
JPH0511758B2 (ja)
JP4303019B2 (ja) サンドイッチ構造体用ハニカム芯材および遮音パネル
JPH05178651A (ja) 無機建築板の製造方法
CN106639066B (zh) 一体化防火保温板及其制备方法
JP5137353B2 (ja) 無機質板及びその製造方法
KR100582922B1 (ko) 폐 스티로폴과 폴리우레탄 복합체를 이용한 난연 샌드위치패널 및 그 제조방법.
CN120862838A (zh) 超高性能外墙板的生产工艺
JP5060824B2 (ja) 繊維板の製造方法
JP5137364B2 (ja) 無機質板及びその製造方法
CN112873468A (zh) 一种隔音木质墙板的生产工艺