JPH0739120A - 巻線体のワニス処理方法並びにワニス処理装置 - Google Patents
巻線体のワニス処理方法並びにワニス処理装置Info
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- JPH0739120A JPH0739120A JP5182284A JP18228493A JPH0739120A JP H0739120 A JPH0739120 A JP H0739120A JP 5182284 A JP5182284 A JP 5182284A JP 18228493 A JP18228493 A JP 18228493A JP H0739120 A JPH0739120 A JP H0739120A
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- tank
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- winding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 巻線体へのワニス付着量を多くして、特に
は、鉄心のスロット内のワニス充填率を高くして、絶縁
特性及び冷却特性を向上させる。 【構成】 本発明の固定子のワニス処理方法において
は、固定子17をワニス含浸槽15内に収容すると共
に、これら固定子17及びワニス含浸槽15を減圧タン
ク11内に収容し、この後、減圧タンク11内を減圧
し、更に、ワニス貯蔵槽21からワニス含浸槽15内へ
ワニスを注入して、減圧下で固定子17にワニスを含浸
させるようにし、加えて、この状態で、固定子17の巻
線19を通電加熱することにより、固定子17にワニス
をゲル化させて付着させるように構成した。
は、鉄心のスロット内のワニス充填率を高くして、絶縁
特性及び冷却特性を向上させる。 【構成】 本発明の固定子のワニス処理方法において
は、固定子17をワニス含浸槽15内に収容すると共
に、これら固定子17及びワニス含浸槽15を減圧タン
ク11内に収容し、この後、減圧タンク11内を減圧
し、更に、ワニス貯蔵槽21からワニス含浸槽15内へ
ワニスを注入して、減圧下で固定子17にワニスを含浸
させるようにし、加えて、この状態で、固定子17の巻
線19を通電加熱することにより、固定子17にワニス
をゲル化させて付着させるように構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば回転電機の固定
子等の巻線体に対してワニスを含浸処理する巻線体のワ
ニス処理方法並びにワニス処理装置に関する。
子等の巻線体に対してワニスを含浸処理する巻線体のワ
ニス処理方法並びにワニス処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転電機においては、鉄心に巻線を巻回
して成る固定子にワニス含浸処理を施すことにより、固
定子の絶縁性、耐熱性及び機械的強度の向上を図るよう
にしている。このワニス含浸処理の方法として、従来よ
り、熱硬化性樹脂からなるワニス中に固定子を浸漬した
後、その固定子を加熱炉に収容してワニスを加熱乾燥さ
せる浸漬法や、固定子に対してワニスを滴下させて含浸
させる滴下含浸法が用いられていた。
して成る固定子にワニス含浸処理を施すことにより、固
定子の絶縁性、耐熱性及び機械的強度の向上を図るよう
にしている。このワニス含浸処理の方法として、従来よ
り、熱硬化性樹脂からなるワニス中に固定子を浸漬した
後、その固定子を加熱炉に収容してワニスを加熱乾燥さ
せる浸漬法や、固定子に対してワニスを滴下させて含浸
させる滴下含浸法が用いられていた。
【0003】ところで、外気を巻線に送風して冷却する
タイプの回転電機では、外気に含まれている汚損物等が
巻線の表面に付着し易いため、巻線の表面にピンホール
や傷があると、絶縁性が低下して短絡事故や焼損事故が
発生することがあった。これの対策としては、巻線体に
対するワニス処理回数を増やしたり、耐汚損特性を向上
させる特殊な絶縁樹脂を追加して付着処理したりするこ
とが行われていた。しかし、このような対策を行うと、
処理工程数が増加するという欠点があった。
タイプの回転電機では、外気に含まれている汚損物等が
巻線の表面に付着し易いため、巻線の表面にピンホール
や傷があると、絶縁性が低下して短絡事故や焼損事故が
発生することがあった。これの対策としては、巻線体に
対するワニス処理回数を増やしたり、耐汚損特性を向上
させる特殊な絶縁樹脂を追加して付着処理したりするこ
とが行われていた。しかし、このような対策を行うと、
処理工程数が増加するという欠点があった。
【0004】これに対して、処理工程数を増加させるこ
となく絶縁特性を向上させる方法として、特開昭61−
214749号公報に記載された通電ゲル処理法があ
る。この方法では、図3に示すように、ワニス含浸槽1
内のワニス2中に固定子3を浸漬させた状態で、通電装
置4により固定子3の巻線5に通電することにより、該
巻線5に発生するジュール熱により巻線5を加熱して、
巻線5に含浸させたワニスをゲル化させるようにしてい
る。この場合、巻線5の温度を温度センサ6により検出
しながら、巻線5の温度が設定温度に保持されるように
通電制御している。そして、ワニスをゲル化させた後、
固定子3を加熱炉に収容してワニスを加熱乾燥させるも
のである。この方法によれば、固定子3に付着させたワ
ニスをゲル化させるので、固定子3をワニス含浸槽1内
から取出したとき、固定子3に付着したワニスが流出し
難くなり、ワニス付着量を多くすることができる。この
ため、絶縁特性が向上する。
となく絶縁特性を向上させる方法として、特開昭61−
214749号公報に記載された通電ゲル処理法があ
る。この方法では、図3に示すように、ワニス含浸槽1
内のワニス2中に固定子3を浸漬させた状態で、通電装
置4により固定子3の巻線5に通電することにより、該
巻線5に発生するジュール熱により巻線5を加熱して、
巻線5に含浸させたワニスをゲル化させるようにしてい
る。この場合、巻線5の温度を温度センサ6により検出
しながら、巻線5の温度が設定温度に保持されるように
通電制御している。そして、ワニスをゲル化させた後、
固定子3を加熱炉に収容してワニスを加熱乾燥させるも
のである。この方法によれば、固定子3に付着させたワ
ニスをゲル化させるので、固定子3をワニス含浸槽1内
から取出したとき、固定子3に付着したワニスが流出し
難くなり、ワニス付着量を多くすることができる。この
ため、絶縁特性が向上する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成においては、図4及び図5に示すように、固定子
3の鉄心7のスロット7a内部におけるワニス含浸量、
即ち、ワニス充填率に注目すると、そのワニス充填率は
十分なものとはいえなかった。というのは、スロット7
a内における巻線5の素線5aの間や、スロット絶縁紙
8とスロット7aとの間の隙間はかなり狭く、それらの
間から空気が抜け難く、ワニスが含浸し難いので、ワニ
ス充填率が低くなるのであった。この場合、ワニス充填
率が低くなると、巻線5から鉄心7への熱の伝導性が悪
くなることから、巻線5の冷却特性が悪くなるという不
具合があった。
来構成においては、図4及び図5に示すように、固定子
3の鉄心7のスロット7a内部におけるワニス含浸量、
即ち、ワニス充填率に注目すると、そのワニス充填率は
十分なものとはいえなかった。というのは、スロット7
a内における巻線5の素線5aの間や、スロット絶縁紙
8とスロット7aとの間の隙間はかなり狭く、それらの
間から空気が抜け難く、ワニスが含浸し難いので、ワニ
ス充填率が低くなるのであった。この場合、ワニス充填
率が低くなると、巻線5から鉄心7への熱の伝導性が悪
くなることから、巻線5の冷却特性が悪くなるという不
具合があった。
【0006】一方、固定子3をワニス含浸槽1のワニス
中に浸漬しているときに、巻線5を通電加熱すると、こ
の加熱によりワニスが暖められる。そして、暖められた
ワニスは、対流によりワニス含浸槽1内の上部へ移動す
るから、ワニス含浸槽1内の上部のワニスの温度が他の
部分に比べて高くなり、ゲル化の進行も局部的に早くな
る。このため、図4に示すように、巻線5の上部のコイ
ルエンド部5bに付着するワニスの付着量が多くなり、
ワニス付着量が不均一になるという欠点があった。この
場合、固定子3のコイルエンド部5bに付着するワニス
の付着量が多くなると、冷却風の通風抵抗が大きくなっ
て冷却特性が悪くなったり、厚く付着したワニスにはク
ラックが発生し易くなって品質が悪くなったりするとい
う欠点があった。
中に浸漬しているときに、巻線5を通電加熱すると、こ
の加熱によりワニスが暖められる。そして、暖められた
ワニスは、対流によりワニス含浸槽1内の上部へ移動す
るから、ワニス含浸槽1内の上部のワニスの温度が他の
部分に比べて高くなり、ゲル化の進行も局部的に早くな
る。このため、図4に示すように、巻線5の上部のコイ
ルエンド部5bに付着するワニスの付着量が多くなり、
ワニス付着量が不均一になるという欠点があった。この
場合、固定子3のコイルエンド部5bに付着するワニス
の付着量が多くなると、冷却風の通風抵抗が大きくなっ
て冷却特性が悪くなったり、厚く付着したワニスにはク
ラックが発生し易くなって品質が悪くなったりするとい
う欠点があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、巻線体へのワニ
ス付着量を多くすることができ、特には、鉄心のスロッ
ト内におけるワニス充填率を高くすることができ、絶縁
特性及び冷却特性を向上し得る巻線体のワニス処理方法
並びにワニス処理装置を提供するにある。また、本発明
の他の目的は、巻線体にワニスを均一に付着させること
ができて品質を向上できる巻線体のワニス処理装置を提
供するにある。
ス付着量を多くすることができ、特には、鉄心のスロッ
ト内におけるワニス充填率を高くすることができ、絶縁
特性及び冷却特性を向上し得る巻線体のワニス処理方法
並びにワニス処理装置を提供するにある。また、本発明
の他の目的は、巻線体にワニスを均一に付着させること
ができて品質を向上できる巻線体のワニス処理装置を提
供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の巻線体のワニス
処理方法は、鉄心とこの鉄心に巻回された巻線とから成
る巻線体を、ワニスを収容したワニス含浸槽内に浸漬さ
せてワニスを含浸させる方法において、前記巻線体を前
記ワニス含浸槽内に収容すると共にこれら巻線体及びワ
ニス含浸槽を減圧タンク内に収容する工程と、前記減圧
タンク内を減圧する工程と、前記ワニス含浸槽内へワニ
スを注入して減圧下で前記巻線体にワニスを含浸させる
工程と、前記巻線を通電加熱することにより前記巻線体
にワニスをゲル化させて付着させる工程とを備えたとこ
ろに特徴を有する。この場合、前記巻線体にワニスをゲ
ル化させて付着させた後、加熱乾燥装置により前記巻線
体に付着させたワニスを加熱硬化させる工程を備えるこ
とも好ましい。
処理方法は、鉄心とこの鉄心に巻回された巻線とから成
る巻線体を、ワニスを収容したワニス含浸槽内に浸漬さ
せてワニスを含浸させる方法において、前記巻線体を前
記ワニス含浸槽内に収容すると共にこれら巻線体及びワ
ニス含浸槽を減圧タンク内に収容する工程と、前記減圧
タンク内を減圧する工程と、前記ワニス含浸槽内へワニ
スを注入して減圧下で前記巻線体にワニスを含浸させる
工程と、前記巻線を通電加熱することにより前記巻線体
にワニスをゲル化させて付着させる工程とを備えたとこ
ろに特徴を有する。この場合、前記巻線体にワニスをゲ
ル化させて付着させた後、加熱乾燥装置により前記巻線
体に付着させたワニスを加熱硬化させる工程を備えるこ
とも好ましい。
【0009】また、本発明の巻線体のワニス処理装置
は、減圧タンク及びこの減圧タンク内に設けられ巻線体
を収容してワニスを含浸させるワニス含浸槽を備え、ま
た、前記減圧タンクの外部に設けられワニスを貯留する
ワニス貯蔵槽を備え、このワニス貯蔵槽内のワニスを前
記ワニス含浸槽へ送出する送出手段を備え、前記ワニス
含浸槽内のワニスを前記ワニス貯蔵槽へ回収する回収手
段を備え、そして、前記巻線体を通電加熱する通電加熱
手段を備えて成るところに特徴を有する。この場合、前
記ワニス含浸槽内のワニスの温度が均一になるように前
記ワニス含浸槽と前記ワニス貯蔵槽との間でワニスを循
環させる循環手段を備える構成とすることもより一層好
ましい。
は、減圧タンク及びこの減圧タンク内に設けられ巻線体
を収容してワニスを含浸させるワニス含浸槽を備え、ま
た、前記減圧タンクの外部に設けられワニスを貯留する
ワニス貯蔵槽を備え、このワニス貯蔵槽内のワニスを前
記ワニス含浸槽へ送出する送出手段を備え、前記ワニス
含浸槽内のワニスを前記ワニス貯蔵槽へ回収する回収手
段を備え、そして、前記巻線体を通電加熱する通電加熱
手段を備えて成るところに特徴を有する。この場合、前
記ワニス含浸槽内のワニスの温度が均一になるように前
記ワニス含浸槽と前記ワニス貯蔵槽との間でワニスを循
環させる循環手段を備える構成とすることもより一層好
ましい。
【0010】
【作用】上記手段によれば、減圧タンク内において減圧
下で巻線体にワニスを含浸させる構成としたので、鉄心
のスロット内における巻線の素線の間や、スロット絶縁
紙とスロットとの間の隙間が狭くても、それらの間に空
気がほとんど存在しないことから、ワニスが大幅に含浸
し易くなる。このため、鉄心のスロット内のワニス充填
率を大幅に高くすることができる。そして、巻線を通電
加熱して巻線体に含浸させたワニスをゲル化させるよう
に構成したので、巻線体に付着したワニスが流出し難く
なり、ワニス付着量を多くすることができる。
下で巻線体にワニスを含浸させる構成としたので、鉄心
のスロット内における巻線の素線の間や、スロット絶縁
紙とスロットとの間の隙間が狭くても、それらの間に空
気がほとんど存在しないことから、ワニスが大幅に含浸
し易くなる。このため、鉄心のスロット内のワニス充填
率を大幅に高くすることができる。そして、巻線を通電
加熱して巻線体に含浸させたワニスをゲル化させるよう
に構成したので、巻線体に付着したワニスが流出し難く
なり、ワニス付着量を多くすることができる。
【0011】また、循環手段によってワニス含浸槽とワ
ニス貯蔵槽との間でワニスを循環させることにより、ワ
ニス含浸槽内のワニスの温度が均一になるように構成し
たので、巻線体に付着するワニスのゲル化の進行が局部
的に早くなることがなくなる。このため、巻線体にワニ
スが均一に付着するようになり、冷却特性が良好に保持
されると共に、巻線体の品質が向上する。
ニス貯蔵槽との間でワニスを循環させることにより、ワ
ニス含浸槽内のワニスの温度が均一になるように構成し
たので、巻線体に付着するワニスのゲル化の進行が局部
的に早くなることがなくなる。このため、巻線体にワニ
スが均一に付着するようになり、冷却特性が良好に保持
されると共に、巻線体の品質が向上する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1及び図
2を参照しながら説明する。まず、ワニス処理装置の全
体構成を示す図1において、減圧タンク11は、全体と
してほぼ円筒状をなし上面部に開口部を有する容器から
なり、その開口部が上蓋12により開閉可能に構成され
ている。上記減圧タンク11内は、パイプ13を通して
減圧装置である例えば真空ポンプ(図示しない)により
真空引きされて減圧される構成となっている。上記パイ
プ13には、バルブ14が配設されている。
2を参照しながら説明する。まず、ワニス処理装置の全
体構成を示す図1において、減圧タンク11は、全体と
してほぼ円筒状をなし上面部に開口部を有する容器から
なり、その開口部が上蓋12により開閉可能に構成され
ている。上記減圧タンク11内は、パイプ13を通して
減圧装置である例えば真空ポンプ(図示しない)により
真空引きされて減圧される構成となっている。上記パイ
プ13には、バルブ14が配設されている。
【0013】また、減圧タンク11内には、上面部が開
口したほぼ円筒容器状をなすワニス含浸槽15が収容さ
れている。このワニス含浸槽15の内部は、仕切り壁1
6により、含浸部15aと、この含浸部15aから溢れ
たワニスを受けるオーバーフロー部15bとに仕切られ
ている。上記ワニス含浸槽15の含浸部15a内には、
巻線体である例えば回転電機の固定子17が収容されて
いる。この固定子17は、環状の鉄心18に巻線19を
巻回して構成されている。ここで、固定子17をワニス
含浸槽15の含浸部16a内に収納するに際しては、含
浸部16aの内底部に、円筒状部20aを有する載置台
20を配設し、この載置台20の円筒状部20a上に鉄
心18の下端面部を載せるようにしている。これによ
り、固定子17の巻線19の下部側コイルエンド19a
部分が傷付くことがないようになっている。
口したほぼ円筒容器状をなすワニス含浸槽15が収容さ
れている。このワニス含浸槽15の内部は、仕切り壁1
6により、含浸部15aと、この含浸部15aから溢れ
たワニスを受けるオーバーフロー部15bとに仕切られ
ている。上記ワニス含浸槽15の含浸部15a内には、
巻線体である例えば回転電機の固定子17が収容されて
いる。この固定子17は、環状の鉄心18に巻線19を
巻回して構成されている。ここで、固定子17をワニス
含浸槽15の含浸部16a内に収納するに際しては、含
浸部16aの内底部に、円筒状部20aを有する載置台
20を配設し、この載置台20の円筒状部20a上に鉄
心18の下端面部を載せるようにしている。これによ
り、固定子17の巻線19の下部側コイルエンド19a
部分が傷付くことがないようになっている。
【0014】そして、上記減圧タンク11の外部には、
例えば上面部が開口した円筒容器状のワニス貯蔵槽21
が配設されている。このワニス貯蔵槽21内には、ワニ
ス22が貯留されている。上記ワニス貯蔵槽21の外周
面部には、冷却装置23が配設されており、この冷却装
置23によりワニス貯蔵槽21内のワニス22が冷却さ
れるようになっている。
例えば上面部が開口した円筒容器状のワニス貯蔵槽21
が配設されている。このワニス貯蔵槽21内には、ワニ
ス22が貯留されている。上記ワニス貯蔵槽21の外周
面部には、冷却装置23が配設されており、この冷却装
置23によりワニス貯蔵槽21内のワニス22が冷却さ
れるようになっている。
【0015】さて、上記ワニス貯蔵槽21の側壁部下部
には、送出パイプ24が連通するように設けられてお
り、この送出パイプ24を通してワニス貯蔵槽21内の
ワニス22が送り出されるようになっている。上記送出
パイプ24には、送出ポンプ25及びバルブ26が配設
されている。また、ワニス貯蔵槽21の底壁部には、回
収パイプ27が連通するように設けられており、この回
収パイプ27を通してワニス貯蔵槽21内へワニス22
が回収されるようになっている。上記回収パイプ27に
は、回収ポンプ28及びバルブ29が配設されている。
には、送出パイプ24が連通するように設けられてお
り、この送出パイプ24を通してワニス貯蔵槽21内の
ワニス22が送り出されるようになっている。上記送出
パイプ24には、送出ポンプ25及びバルブ26が配設
されている。また、ワニス貯蔵槽21の底壁部には、回
収パイプ27が連通するように設けられており、この回
収パイプ27を通してワニス貯蔵槽21内へワニス22
が回収されるようになっている。上記回収パイプ27に
は、回収ポンプ28及びバルブ29が配設されている。
【0016】一方、ワニス含浸槽15の含浸部15aの
底壁部には、第1のパイプ30が連通するように設けら
れており、この第1のパイプ30の先端側は減圧タンク
11の側壁を貫通して外部へ突出してから二股に分岐
し、各分岐パイプは上記送出パイプ24のバルブ26及
び回収パイプ27のバルブ29に連結されている。ま
た、ワニス含浸槽15のオーバーフロー部15bの底壁
部には、第2のパイプ31が連通するように設けられて
おり、この第2のパイプ31の先端側は減圧タンク11
の側壁を貫通して外部へ突出しており、その突出部位に
バルブ32が設けられている。そして、この第2のパイ
プ31のうちのバルブ32の更に先端側は、上記回収パ
イプ27のうちのポンプ28とバルブ29との中間部分
に連結されている。
底壁部には、第1のパイプ30が連通するように設けら
れており、この第1のパイプ30の先端側は減圧タンク
11の側壁を貫通して外部へ突出してから二股に分岐
し、各分岐パイプは上記送出パイプ24のバルブ26及
び回収パイプ27のバルブ29に連結されている。ま
た、ワニス含浸槽15のオーバーフロー部15bの底壁
部には、第2のパイプ31が連通するように設けられて
おり、この第2のパイプ31の先端側は減圧タンク11
の側壁を貫通して外部へ突出しており、その突出部位に
バルブ32が設けられている。そして、この第2のパイ
プ31のうちのバルブ32の更に先端側は、上記回収パ
イプ27のうちのポンプ28とバルブ29との中間部分
に連結されている。
【0017】この場合、ワニス含浸槽15内へワニス2
2を供給するには、バルブ26を開放し且つバルブ29
を閉塞した状態で、送出ポンプ25を駆動する。これに
より、ワニス貯蔵槽21内のワニス22が送出パイプ2
4及び第1のパイプ30を通してワニス含浸槽15の含
浸部15a内へ送り出される。また、ワニス貯蔵槽21
内へワニス22を回収するには、バルブ26を閉塞し、
バルブ29又はバルブ32を開放した状態で、回収ポン
プ28を駆動する。これにより、ワニス含浸槽15の含
浸部15a又はオーバーフロー部15b内に貯留されて
いるワニス22が第1のパイプ30又は第2のパイプ3
1、更に回収パイプ27を通してワニス貯蔵槽21内へ
回収されるように構成されている。更に、ワニス含浸槽
15とワニス貯蔵槽21との間でワニス22を循環させ
るには、バルブ26を開放し、バルブ29を閉塞し、バ
ルブ32を開放した状態で、送出ポンプ25及び回収ポ
ンプ28を駆動する。これにより、ワニス貯蔵槽21内
のワニス22が送出パイプ24及び第1のパイプ30を
通してワニス含浸槽15の含浸部15a内へ送り出され
ると共に、ワニス含浸槽15の含浸部15aからオーバ
ーフロー部15b内へあふれたワニス22が第2のパイ
プ31及び回収パイプ27を通してワニス貯蔵槽21内
へ回収され、もって、ワニス22がワニス含浸槽15と
ワニス貯蔵槽21との間で循環するように構成されてい
る(図2参照)。
2を供給するには、バルブ26を開放し且つバルブ29
を閉塞した状態で、送出ポンプ25を駆動する。これに
より、ワニス貯蔵槽21内のワニス22が送出パイプ2
4及び第1のパイプ30を通してワニス含浸槽15の含
浸部15a内へ送り出される。また、ワニス貯蔵槽21
内へワニス22を回収するには、バルブ26を閉塞し、
バルブ29又はバルブ32を開放した状態で、回収ポン
プ28を駆動する。これにより、ワニス含浸槽15の含
浸部15a又はオーバーフロー部15b内に貯留されて
いるワニス22が第1のパイプ30又は第2のパイプ3
1、更に回収パイプ27を通してワニス貯蔵槽21内へ
回収されるように構成されている。更に、ワニス含浸槽
15とワニス貯蔵槽21との間でワニス22を循環させ
るには、バルブ26を開放し、バルブ29を閉塞し、バ
ルブ32を開放した状態で、送出ポンプ25及び回収ポ
ンプ28を駆動する。これにより、ワニス貯蔵槽21内
のワニス22が送出パイプ24及び第1のパイプ30を
通してワニス含浸槽15の含浸部15a内へ送り出され
ると共に、ワニス含浸槽15の含浸部15aからオーバ
ーフロー部15b内へあふれたワニス22が第2のパイ
プ31及び回収パイプ27を通してワニス貯蔵槽21内
へ回収され、もって、ワニス22がワニス含浸槽15と
ワニス貯蔵槽21との間で循環するように構成されてい
る(図2参照)。
【0018】上記送出ポンプ25、バルブ26、送出パ
イプ24及び第1のパイプ30等から送出手段33が構
成されている。また、回収ポンプ28、バルブ29、3
2、回収パイプ27、第1のパイプ30及び第2のパイ
プ31等から回収手段34が構成されている。更に、送
出ポンプ25、バルブ26、送出パイプ24、第1のパ
イプ30、回収ポンプ28、バルブ29、32、回収パ
イプ27、第2のパイプ31等から循環手段35が構成
されている。
イプ24及び第1のパイプ30等から送出手段33が構
成されている。また、回収ポンプ28、バルブ29、3
2、回収パイプ27、第1のパイプ30及び第2のパイ
プ31等から回収手段34が構成されている。更に、送
出ポンプ25、バルブ26、送出パイプ24、第1のパ
イプ30、回収ポンプ28、バルブ29、32、回収パ
イプ27、第2のパイプ31等から循環手段35が構成
されている。
【0019】一方、固定子17の巻線19は、通電加熱
手段である例えば電源装置36により通電されて加熱さ
れるように構成されている。具体的には、電源装置36
から導出された電源ライン37は、減圧タンク11の側
壁上部に設けられた中継端子38の電源接続端子を介し
て巻線19から導出されたリード線39に接続されてい
る。また、巻線19のコイルエンド部19aには、温度
センサ40が取付けられており、この温度センサ40
は、リード線41、中継端子38のセンサ接続端子及び
リード線42を介して電源装置36へ接続されている。
この場合、電源装置36は、温度センサ40からの温度
検出信号に基づいて、巻線19の温度が予め決めた設定
温度に保持されるように通電制御する構成となってい
る。
手段である例えば電源装置36により通電されて加熱さ
れるように構成されている。具体的には、電源装置36
から導出された電源ライン37は、減圧タンク11の側
壁上部に設けられた中継端子38の電源接続端子を介し
て巻線19から導出されたリード線39に接続されてい
る。また、巻線19のコイルエンド部19aには、温度
センサ40が取付けられており、この温度センサ40
は、リード線41、中継端子38のセンサ接続端子及び
リード線42を介して電源装置36へ接続されている。
この場合、電源装置36は、温度センサ40からの温度
検出信号に基づいて、巻線19の温度が予め決めた設定
温度に保持されるように通電制御する構成となってい
る。
【0020】次に、上記構成の作用を図2も参照して説
明する。まず、図1に示すように、固定子17をワニス
含浸槽15の含浸部15a内の載置台20上に立て置き
状態で載置させて収容し、固定子17の巻線19のリー
ド線39を中継端子38の電源接続端子に接続すると共
に、巻線19のコイルエンド部19aに取付けられた温
度センサ40のリード線41を中継端子38のセンサ接
続端子に接続する工程を行う。続いて、減圧タンク11
の上面開口部を上蓋12で閉塞した後、減圧装置を駆動
して減圧タンク11内を真空引きして減圧する工程を行
う。
明する。まず、図1に示すように、固定子17をワニス
含浸槽15の含浸部15a内の載置台20上に立て置き
状態で載置させて収容し、固定子17の巻線19のリー
ド線39を中継端子38の電源接続端子に接続すると共
に、巻線19のコイルエンド部19aに取付けられた温
度センサ40のリード線41を中継端子38のセンサ接
続端子に接続する工程を行う。続いて、減圧タンク11
の上面開口部を上蓋12で閉塞した後、減圧装置を駆動
して減圧タンク11内を真空引きして減圧する工程を行
う。
【0021】この後、減圧タンク11内が設定圧力以下
まで減圧したら、バルブ26を開放すると共に、送出ポ
ンプ25を駆動して、ワニス貯蔵槽21内のワニスを送
出パイプ24及び第1のパイプ30を通してワニス含浸
槽15の含浸部15a内へ注入し、含浸部15a内のワ
ニス液面を徐々に上昇させていき、固定子17が完全に
浸漬するまで上昇させる工程を行う(図2参照)。この
とき、減圧下で固定子17にワニスを含浸させるので、
鉄心18のスロット内における巻線19の素線の間や、
スロット絶縁紙とスロットとの間の隙間が狭くても、そ
れらの間に空気がほとんど存在しないことから、ワニス
が速やかに含浸していく。
まで減圧したら、バルブ26を開放すると共に、送出ポ
ンプ25を駆動して、ワニス貯蔵槽21内のワニスを送
出パイプ24及び第1のパイプ30を通してワニス含浸
槽15の含浸部15a内へ注入し、含浸部15a内のワ
ニス液面を徐々に上昇させていき、固定子17が完全に
浸漬するまで上昇させる工程を行う(図2参照)。この
とき、減圧下で固定子17にワニスを含浸させるので、
鉄心18のスロット内における巻線19の素線の間や、
スロット絶縁紙とスロットとの間の隙間が狭くても、そ
れらの間に空気がほとんど存在しないことから、ワニス
が速やかに含浸していく。
【0022】そして、送出ポンプ25によるワニスの注
入を継続することにより、ワニスがワニス含浸槽15の
含浸部15aからオーバーフロー部15b内へあふれる
ようになったら、バルブ29を開放すると共に回収ポン
プ28を駆動することにより、オーバーフロー部15b
内へあふれたワニスを第2のパイプ31及び回収パイプ
27を通してワニス貯蔵槽21内へ回収する。これによ
り、図2に示すように、ワニスがワニス含浸槽15とワ
ニス貯蔵槽21との間で循環する。このとき、含浸部1
5a内においては、ワニスが下部から上部へ向けて流動
することから、固定子17へのワニスの含浸がより一層
効果的になされる。
入を継続することにより、ワニスがワニス含浸槽15の
含浸部15aからオーバーフロー部15b内へあふれる
ようになったら、バルブ29を開放すると共に回収ポン
プ28を駆動することにより、オーバーフロー部15b
内へあふれたワニスを第2のパイプ31及び回収パイプ
27を通してワニス貯蔵槽21内へ回収する。これによ
り、図2に示すように、ワニスがワニス含浸槽15とワ
ニス貯蔵槽21との間で循環する。このとき、含浸部1
5a内においては、ワニスが下部から上部へ向けて流動
することから、固定子17へのワニスの含浸がより一層
効果的になされる。
【0023】この後、図2に示すように、ワニスを循環
させる状態を所定時間続けることにより、固定子17に
十分含浸させた後、電源装置36を駆動して固定子17
の巻線19に通電する工程を行う。これにより、巻線1
9自身に発生するジュール熱により巻線19が加熱され
る。この場合、電源装置36は、巻線19の温度を検出
する温度センサ40からの温度検出信号に基づいて、巻
線19の温度が設定温度に保持されるように通電制御す
る。上記巻線19の通電加熱により、巻線19周辺のワ
ニスの粘度が低下することから、鉄心18のスロット内
へのワニスの含浸が十分に進行し、固定子17へのワニ
スの含浸がより一層十分なものとなる。また、巻線19
の通電加熱がこのまま継続すると、コイルエンド部19
a及び鉄心のスロット内に含浸したワニスのゲル化の進
行が始まる。
させる状態を所定時間続けることにより、固定子17に
十分含浸させた後、電源装置36を駆動して固定子17
の巻線19に通電する工程を行う。これにより、巻線1
9自身に発生するジュール熱により巻線19が加熱され
る。この場合、電源装置36は、巻線19の温度を検出
する温度センサ40からの温度検出信号に基づいて、巻
線19の温度が設定温度に保持されるように通電制御す
る。上記巻線19の通電加熱により、巻線19周辺のワ
ニスの粘度が低下することから、鉄心18のスロット内
へのワニスの含浸が十分に進行し、固定子17へのワニ
スの含浸がより一層十分なものとなる。また、巻線19
の通電加熱がこのまま継続すると、コイルエンド部19
a及び鉄心のスロット内に含浸したワニスのゲル化の進
行が始まる。
【0024】このとき、含浸部15a内のワニスは、巻
線19の通電加熱によりその温度が上昇し、対流が生じ
て含浸部15a内の上部に温度の高いワニスが集まるよ
うになる。これに対して、本実施例では、含浸部15a
の上部のワニスをあふれさせてオーバーフロー部15b
内へ入れ、該オーバーフロー部15b内へ入れたワニス
をワニス貯蔵槽21内へ戻すように循環させている。こ
のため、含浸部15a内のワニスの温度をほぼ一定の温
度(比較的低温)に保持することができる。従って、巻
線19の上下のコイルエンド部19aにワニスをほぼ均
等に付着させることが可能になる。また、ワニスの温度
を低温に保持できるので、いわゆるポットライフを長く
することができる。この場合、本実施例では、ワニスを
貯蔵するワニス貯蔵槽21を冷却装置23により冷却す
ることにより、ワニス貯蔵槽21とワニス含浸槽15と
の間で循環するワニスの温度を低く保持する構成とした
ので、ポットライフをより一層長くすることが可能であ
る。
線19の通電加熱によりその温度が上昇し、対流が生じ
て含浸部15a内の上部に温度の高いワニスが集まるよ
うになる。これに対して、本実施例では、含浸部15a
の上部のワニスをあふれさせてオーバーフロー部15b
内へ入れ、該オーバーフロー部15b内へ入れたワニス
をワニス貯蔵槽21内へ戻すように循環させている。こ
のため、含浸部15a内のワニスの温度をほぼ一定の温
度(比較的低温)に保持することができる。従って、巻
線19の上下のコイルエンド部19aにワニスをほぼ均
等に付着させることが可能になる。また、ワニスの温度
を低温に保持できるので、いわゆるポットライフを長く
することができる。この場合、本実施例では、ワニスを
貯蔵するワニス貯蔵槽21を冷却装置23により冷却す
ることにより、ワニス貯蔵槽21とワニス含浸槽15と
の間で循環するワニスの温度を低く保持する構成とした
ので、ポットライフをより一層長くすることが可能であ
る。
【0025】この後、巻線19のコイルエンド部19a
及び鉄心18のスロット内に含浸したワニスのゲル化を
十分に進行させて、巻線19に均等に適当量だけワニス
を付着させたら、電源装置26からの通電を停止させ、
巻線19の通電加熱を止める。そして、固定子17をワ
ニス含浸槽15内から取出し、この取出した固定子17
を図示しない加熱乾燥炉へ投入してワニスを加熱乾燥さ
せる。ここで、固定子17を取出すとき、固定子17に
含浸させたワニスは、ゲル化して付着しているので、コ
イルエンド部19a及び鉄心18のスロット内からワニ
スが流出することをほとんど防止することができる。そ
して、加熱乾燥炉で固定子17を加熱乾燥させるときに
も、ワニスが流出しないので、固定子17に対するワニ
スの充填率を高くすることができる。
及び鉄心18のスロット内に含浸したワニスのゲル化を
十分に進行させて、巻線19に均等に適当量だけワニス
を付着させたら、電源装置26からの通電を停止させ、
巻線19の通電加熱を止める。そして、固定子17をワ
ニス含浸槽15内から取出し、この取出した固定子17
を図示しない加熱乾燥炉へ投入してワニスを加熱乾燥さ
せる。ここで、固定子17を取出すとき、固定子17に
含浸させたワニスは、ゲル化して付着しているので、コ
イルエンド部19a及び鉄心18のスロット内からワニ
スが流出することをほとんど防止することができる。そ
して、加熱乾燥炉で固定子17を加熱乾燥させるときに
も、ワニスが流出しないので、固定子17に対するワニ
スの充填率を高くすることができる。
【0026】尚、次の固定子17のワニス処理を行なう
場合には、その前に、バルブ25を閉塞し、バルブ29
及びバルブ32を開放した状態で、回収ポンプ28を駆
動することにより、ワニス含浸槽15の含浸部15a及
びオーバーフロー部15b内に残っているワニスを、第
1のパイプ30及び第2のパイプ31、更に回収パイプ
27を通してワニス貯蔵槽21内へ回収しておく。そし
て、ワニス含浸槽15の含浸部15a及びオーバーフロ
ー部15b内をからにした状態で、次の固定子17を含
浸部15a内に前述したと同様にして収容する。以下、
前述した方法で固定子17にワニスを付着させる処理を
繰り返し行なう。
場合には、その前に、バルブ25を閉塞し、バルブ29
及びバルブ32を開放した状態で、回収ポンプ28を駆
動することにより、ワニス含浸槽15の含浸部15a及
びオーバーフロー部15b内に残っているワニスを、第
1のパイプ30及び第2のパイプ31、更に回収パイプ
27を通してワニス貯蔵槽21内へ回収しておく。そし
て、ワニス含浸槽15の含浸部15a及びオーバーフロ
ー部15b内をからにした状態で、次の固定子17を含
浸部15a内に前述したと同様にして収容する。以下、
前述した方法で固定子17にワニスを付着させる処理を
繰り返し行なう。
【0027】このような構成の本実施例によれば、減圧
タンク11内において減圧下で固定子17にワニスを含
浸させる構成としたので、固定子17の鉄心18のスロ
ット内における巻線19の素線の間や、スロット絶縁紙
とスロットとの間の隙間が狭くても、それらの間に空気
がほとんど存在しないことから、ワニスが大幅に含浸し
易くなる。このため、鉄心18のスロット内のワニス充
填率を大幅に高くすることができる。そして、巻線19
を通電加熱して固定子17に含浸させたワニスをゲル化
させて付着させるように構成したので、固定子17に付
着したワニスが流出し難くなり、ワニス付着量を多くす
ることができる。
タンク11内において減圧下で固定子17にワニスを含
浸させる構成としたので、固定子17の鉄心18のスロ
ット内における巻線19の素線の間や、スロット絶縁紙
とスロットとの間の隙間が狭くても、それらの間に空気
がほとんど存在しないことから、ワニスが大幅に含浸し
易くなる。このため、鉄心18のスロット内のワニス充
填率を大幅に高くすることができる。そして、巻線19
を通電加熱して固定子17に含浸させたワニスをゲル化
させて付着させるように構成したので、固定子17に付
着したワニスが流出し難くなり、ワニス付着量を多くす
ることができる。
【0028】また、循環手段35によってワニス含浸槽
15とワニス貯蔵槽21との間でワニスを循環させるこ
とにより、ワニス含浸槽15内のワニスの温度が均一に
なるように構成したので、従来構成(図3及び図4参
照)とは異なり、固定子17に付着するワニスのゲル化
の進行が局部的に早くなることがなくなる。このため、
固定子17にワニスが均一に付着するようになり、冷却
風の通風抵抗が大きくなることがなくなって冷却特性を
良好に保持できると共に、ワニスの付着量が均一になっ
てクラックが生じ難くなるから固定子17の品質を向上
させ得る。
15とワニス貯蔵槽21との間でワニスを循環させるこ
とにより、ワニス含浸槽15内のワニスの温度が均一に
なるように構成したので、従来構成(図3及び図4参
照)とは異なり、固定子17に付着するワニスのゲル化
の進行が局部的に早くなることがなくなる。このため、
固定子17にワニスが均一に付着するようになり、冷却
風の通風抵抗が大きくなることがなくなって冷却特性を
良好に保持できると共に、ワニスの付着量が均一になっ
てクラックが生じ難くなるから固定子17の品質を向上
させ得る。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、減圧タンク内において減圧下で巻線体にワニスを含
浸させる構成としたので、鉄心のスロット内における巻
線の素線の間や、スロット絶縁紙とスロットとの間の隙
間が狭くても、それらの間に空気がほとんど存在しない
ことから、ワニスが大幅に含浸し易くなり、鉄心のスロ
ット内のワニス充填率を大幅に高くすることができ、絶
縁特性及び冷却特性を向上させ得るという優れた効果を
奏する。また、循環手段によってワニス含浸槽とワニス
貯蔵槽との間でワニスを循環させることにより、ワニス
含浸槽内のワニスの温度が均一になるように構成したの
で、巻線体に付着するワニスのゲル化の進行が局部的に
早くなることがなくなり、巻線体にワニスを均一に付着
させることが可能になり、冷却特性を向上できると共
に、巻線体の品質を向上できる。
に、減圧タンク内において減圧下で巻線体にワニスを含
浸させる構成としたので、鉄心のスロット内における巻
線の素線の間や、スロット絶縁紙とスロットとの間の隙
間が狭くても、それらの間に空気がほとんど存在しない
ことから、ワニスが大幅に含浸し易くなり、鉄心のスロ
ット内のワニス充填率を大幅に高くすることができ、絶
縁特性及び冷却特性を向上させ得るという優れた効果を
奏する。また、循環手段によってワニス含浸槽とワニス
貯蔵槽との間でワニスを循環させることにより、ワニス
含浸槽内のワニスの温度が均一になるように構成したの
で、巻線体に付着するワニスのゲル化の進行が局部的に
早くなることがなくなり、巻線体にワニスを均一に付着
させることが可能になり、冷却特性を向上できると共
に、巻線体の品質を向上できる。
【図1】本発明の一実施例を示すワニス処理装置の概略
縦断面図
縦断面図
【図2】ワニス含浸槽とワニス貯蔵槽との間でワニスを
循環させている状態を示す図1相当図
循環させている状態を示す図1相当図
【図3】従来構成を示す図1相当図
【図4】固定子の縦断側面図
【図5】固定子の部分横断面図
【符号の説明】 11は減圧タンク、12は上蓋、15はワニス含浸槽、
15aは含浸部、15bはオーバーフロー部、17は固
定子(巻線体)、18は鉄心、19は巻線、21はワニ
ス貯蔵槽、22はワニス、23は冷却装置、25は送出
ポンプ、28は回収ポンプ、33は送出手段、34は回
収手段、35は循環手段、36は電源装置(通電加熱手
段)、40は温度センサを示す。
15aは含浸部、15bはオーバーフロー部、17は固
定子(巻線体)、18は鉄心、19は巻線、21はワニ
ス貯蔵槽、22はワニス、23は冷却装置、25は送出
ポンプ、28は回収ポンプ、33は送出手段、34は回
収手段、35は循環手段、36は電源装置(通電加熱手
段)、40は温度センサを示す。
Claims (4)
- 【請求項1】 鉄心とこの鉄心に巻回された巻線とから
成る巻線体を、ワニスを収容したワニス含浸槽内に浸漬
させてワニスを含浸させる巻線体のワニス処理方法にお
いて、 前記巻線体を前記ワニス含浸槽内に収容すると共に、こ
れら巻線体及びワニス含浸槽を減圧タンク内に収容する
工程と、 前記減圧タンク内を減圧する工程と、 前記ワニス含浸槽内へワニスを注入して減圧下で前記巻
線体にワニスを含浸させる工程と、 前記巻線を通電加熱することにより前記巻線体にワニス
をゲル化させて付着させる工程とを備えたことを特徴と
する巻線体のワニス処理方法。 - 【請求項2】 前記巻線体にワニスをゲル化させて付着
させた後、加熱乾燥装置により前記巻線体に付着させた
ワニスを加熱硬化させる工程を備えたことを特徴とする
請求項1記載の巻線体のワニス処理方法。 - 【請求項3】 減圧タンクと、 この減圧タンク内に設けられ巻線体を収容してワニスを
含浸させるワニス含浸槽と、 前記減圧タンクの外部に設けられワニスを貯留するワニ
ス貯蔵槽と、 このワニス貯蔵槽内のワニスを前記ワニス含浸槽へ送出
する送出手段と、 前記ワニス含浸槽内のワニスを前記ワニス貯蔵槽へ回収
する回収手段と、 前記巻線体を通電加熱する通電加熱手段とを備えて成る
巻線体のワニス処理装置。 - 【請求項4】 前記ワニス含浸槽内のワニスの温度が均
一になるように前記ワニス含浸槽と前記ワニス貯蔵槽と
の間でワニスを循環させる循環手段を備えたことを特徴
とする請求項3記載の巻線体のワニス処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5182284A JPH0739120A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 巻線体のワニス処理方法並びにワニス処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5182284A JPH0739120A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 巻線体のワニス処理方法並びにワニス処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0739120A true JPH0739120A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16115589
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5182284A Pending JPH0739120A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 巻線体のワニス処理方法並びにワニス処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0739120A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7231060B2 (en) | 1997-08-26 | 2007-06-12 | Color Kinetics Incorporated | Systems and methods of generating control signals |
| US9955541B2 (en) | 2000-08-07 | 2018-04-24 | Philips Lighting Holding B.V. | Universal lighting network methods and systems |
| CN108282061A (zh) * | 2018-01-04 | 2018-07-13 | 赵文英 | 绕组内加热真空及真空压力浸漆设备 |
| US10321528B2 (en) | 2007-10-26 | 2019-06-11 | Philips Lighting Holding B.V. | Targeted content delivery using outdoor lighting networks (OLNs) |
| CN109889000A (zh) * | 2019-03-18 | 2019-06-14 | 开勒环境科技(上海)股份有限公司 | 一种电机铁芯线圈的浸漆结构 |
| US10727713B2 (en) | 2016-06-01 | 2020-07-28 | Mitsubishi Electric Corporation | Rotary electric machine |
| CN114421726A (zh) * | 2022-02-09 | 2022-04-29 | 浙江露通机电有限公司 | 一种无刷电机外壳与磁铁固定浸漆工艺及加工槽 |
| US20240364195A1 (en) * | 2023-04-28 | 2024-10-31 | Hanon Systems | Varnish impregnation method of stator coil winding |
| US20240364191A1 (en) * | 2023-04-28 | 2024-10-31 | Hanon Systems | Varnish impregnation device of stator coil winding |
| WO2025140813A1 (de) | 2023-12-28 | 2025-07-03 | Sew-Eurodrive Gmbh & Co Kg | Vorrichtung und verfahren zur imprägnierung eines stators für einen elektromotor |
| WO2025163703A1 (ja) * | 2024-01-29 | 2025-08-07 | 株式会社日立インダストリアルプロダクツ | 回転電機の固定子の絶縁処理方法、回転電機の固定子の絶縁処理システム、及び回転電機の製造方法 |
-
1993
- 1993-07-23 JP JP5182284A patent/JPH0739120A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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