JPH0739351B2 - 家畜又はペットの水摂取意欲を旺盛にし飲水量を増大する方法 - Google Patents

家畜又はペットの水摂取意欲を旺盛にし飲水量を増大する方法

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JPH0739351B2 JP60119523A JP11952385A JPH0739351B2 JP H0739351 B2 JPH0739351 B2 JP H0739351B2 JP 60119523 A JP60119523 A JP 60119523A JP 11952385 A JP11952385 A JP 11952385A JP H0739351 B2 JPH0739351 B2 JP H0739351B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、家畜、ペット等の動物の水摂取意欲を旺盛に
し引水量を増大せしめて前記動物の脱水症罹患を防止す
る方法に関する。より詳しくは、本発明は、飲水または
薬剤を含有する液に、少なくとも0.5%(重量、以下同
じ)の蛋白質の分解物を添加し、溶解、分散し、前記動
物に投与して前記動物の水摂取意欲を旺盛にし飲水量を
増大せしめて前記動物の脱水症罹患を防止する前記動物
の飼育方法に関する。
〔技術の背景および先行技術の説明〕
家畜、ペット用動物等において充分な飲水を与え、正常
な飼育を行なうことは重要である。特に家畜において
は、ほ乳期、離乳期または疾病時に充分な飲水または必
要な薬剤を含有する液(以下飲水等と記載することもあ
る)を投与することは家畜の正常発育または治療に極め
て重要である。
一般に家畜またはペットにおいて、下痢、栄養不良もし
くは移送または飼育環境の変化等の原因により、飲水量
が極度に減少し、脱水症からへい死する場合がしばしば
認められる。この場合、飲水量の減少のため、抗生物質
等の薬剤を飲水に溶解して投与することも困難となる。
例えば、養豚において飼育中の豚のへい死を防止するこ
とは経営の効率化に極めて重要である。豚のへい死には
種々の原因があるが、ほ乳期または離乳期における下痢
または栄養不良による衰弱が過半を占めており、全出生
頭数の10〜15%にも達するといわれている。そのため幼
弱な仔豚の栄養生理状態を良好に維持すること、および
衰弱した仔豚に対して適切な借置を講じて早期に体力回
復を図ること、に細心の注意が払われ、特に飲水等の投
与は重要な意味を有している。
従来、このような場合の対策として飲水に溶解して動物
に投与する種々の経口補液製剤が市販され、例えばエン
ビガー〔日清製粉(株)製〕、エレクトロプラスA〔共
立商事(株)製〕等が知られている。これらの市販品は
ミネラル、グリコース、グリシンおよびデキストリンか
らなっている。これら市販の経口補液製剤にはグリコー
スおよびグリシンが添加されているので、飲水に溶解し
て動物に投与することによって栄養面はもとよりし好性
を高め、飲水量を増加させる効率を有している。
しかしながら、従来の製品を用いた動物の飼育方法は、
飲水のし好性の向上という点では満足できる方法ではな
く、充分な飲水量の増加が認められない場合も多い。
本発明者らは、幼弱な仔豚の飼育法に関して研究を重
ね、蛋白質の分解物を溶解したし好性の高い水溶液を仔
豚への補給水として使用することにより、その飲水量が
増加し、正常な仔豚においては体重増加率が向上し、衰
弱した仔豚においては、顕著に体力が回復することを見
出し、これらの知見に基づいて本発明を完成した。
〔発明の目的および要約〕
本発明の目的は、動物(家畜、ヘット等)について、水
摂取意欲を旺盛にし飲水量を増大せしめて該動物の脱水
症罹患を防止し、体重の増大をはかる動物の飼育方法を
提供することにある。
本発明の他の目的は、体の衰弱した幼動物(家畜、ペッ
ト等)について、当該幼動物の水摂取意欲を旺盛にし飲
水量を増大せしめて体力の回復をはかる動物の飼育方法
を提供することにある。
上記目的を達成する本発明は、飲水または薬剤を含有す
る液に、少なくとも0.5%(重量)の蛋白質の分解物を
添加し、溶解、分散し、動物(家畜、ペット等)に投与
することを特徴とする動物の飼育方法である。
〔発明の具体的な説明〕
本発明の方法を実施する対象となる動物は、業として飼
育する牛、豚、鶏等の家畜、家庭で飼育する犬、猫等の
いわゆるペットである。
本発明の方法に使用する蛋白質の分解物は、次のように
して製造される。
酸カゼイン、レンネット・カゼイン、アルカリ・カゼイ
ン等のカゼイン、ホエーから分離した乳清蛋白質、分離
大豆等の大豆蛋白質、卵白、魚肉から分離した魚肉蛋白
質、酵母等から分離した微生物蛋白質、またはこれらの
1種または2種以上の混合物を、5〜15%の濃度で水に
分散または溶解(必要に応じて塩を加えて溶解すること
もでき、またpHを調整することもできる)する。次いで
常法により加水分解される。市販の蛋白分解酵素を加
え、その酵素の至適温度に保持して、蛋白質を加水分解
する。加水分解はホルモル態窒素量が全窒素量の少なく
とも25%、好ましくは30〜45%に達するまで継続され
る。加水分解終了後、反応液を加熱(例えば85℃で10分
間)して酵素を失活させ、必要に応じてミネラル、糖等
の栄養素を添加し、以下常法により濃縮、乾燥し、粉末
状の蛋白質の分解物を得る。なお、必要に応じ粉末状の
蛋白質の分解物にミネラル、ビタミン、糖等の栄養素を
粉末状で添加することもできる。
このようにして得られた粉末状の分解物を飲水等に少な
くとも0.5%、好ましくは1〜5%の濃度において分
散、溶解し、動物に投与する。飲水に分散、溶解した場
合には自由に、また薬剤を含有する液に分散、溶解した
場合には所定量をそれぞれ動物に与える。
以下に実験例および実施例を示して本発明の方法を更に
詳述する。
実験例1 カゼイン分解物とし好性の関係およびカゼイン分解物の
ホルモン態窒素量とし好性の関係について試験を行なっ
た。
(1)試料の調製 1−1)カゼイン分解物 市販のカゼインナトリウムの10%水溶液 100に市販のパンクレアチン〔4.5倍局方力価品、天野
製約(株)製〕300gおよびアマノA〔商品名、天野製薬
(株)製〕300gを添加し、50℃において30時間保持した
後、反応液を85℃において10分間加熱して、酵素を失活
させた。得られたカゼイン分解液を真空濃縮機を用いる
常法により固形分含量40%(重量)に濃縮した後、噴霧
乾燥機によってカゼイン分解物の粉末を得た。
1−2)カゼイン分解物 反応時間を20時間としたこと以外は1−1)と同様にし
てカゼイン分解物の粉末を得た。
1−3)カゼイン分解物 反応時間を14時間としたこと以外は1−1)と同様にし
てカゼイン分解物の粉末を得た。
1−4)カゼイン分解物 反応時間を6時間としたこと以外は1−1)と同様にし
てカゼイン分解物の粉末を得た。
1−5)カゼイン分割物 反応時間を2時間としたこと以外は1−1)と同様にし
てカゼイン分解物の粉末を得た。
各カゼイン分割物の成分の分解値は第1表に示すとおり
であった。
(2)実験方法 生後6週令の健常なほ乳中の仔豚15頭に、(1)の各カ
ゼイン分解物またはグルコースをそれぞれ3%の濃度に
おいて含有する飲水、および水をキャフェテリア方式
〔森本宏監修「動物栄養試験法」第1版、第186頁、
(株)養賢堂発行(1971年)〕によって8時間自由に摂
取させ、それぞれの飲水の摂取量を2時間毎に経時的に
測定した。
(3)実験結果 実験結果は図1に示すとおりであった。
図1において、縦軸は飲水の摂取量、そして横軸は経過
時間であり、Aはカゼイン分解物を含有する飲水、B
はカゼイン分解物を含有する飲水、Cはカゼイン分解
物を含有する飲水、Dはカゼイン分解物を含有する
飲水、Eはカゼイン分解物を含有する飲水、Fはグル
コースを含有する飲水およびGは何も含有しない飲水の
それぞれの摂取量を示す。
各飲水の経時的摂取量の多いものから並べると次の順序
になるが、カゼイン分解物を含有する飲水とグルコー
スを含有する飲水の摂取量はほとんど差異はない。
カゼイン分解物を含有する飲水、 カゼイン分解物を含有する飲水、 カゼイン分解物を含有する飲水、 カゼイン分解物を含有する飲水、 カゼイン分解物を含有する飲水、 グルコースを含有する飲水、 何も含有していない飲水、 グルコースは、しばしば補液のし好性を高めるために、
従来より添加されている甘味料であるが、カゼイン分解
物、、およびは、グリコースよりも高いし好性
を有することがわかる。
ホルモル態窒素量が25.1%のカゼイン分解物を含有す
る飲水の摂取量は、グルコースを含有する飲水の摂取量
とほぼ同等であるから、グルコースを含有する飲水より
も摂取量を増加するには、蛋白質分解物中のホルモル態
窒素量を25%よりも多くする必要があるが、ホルモル態
窒素量が49.2%のカゼイン分解物を含有する飲水の摂
取量はホルモル態窒素量が44.7%のカゼイン分解物を
含有する飲水の摂取量を下廻り、さらに蛋白質分解物中
のホルモル態窒素量が増加すると、浸透圧が高くなり、
それによって下痢を起す可能性があることから、蛋白質
分解物中のホルモル態窒素量を45%程度に抑える必要の
あることがわかる。
実験例2 蛋白質分解物の濃度とし好性の関係について試験を行な
った。
(1)実験方法 実験例1の仔豚に、実験例1の1−3)と同様にして調
製したカゼイン分解物を5%、3%、1%、0.5%お
よび0.1%の濃度において含有する飲水および水を、実
験例1のキャフェテリア方式によって8時間自由に摂取
させ、各飲水の摂取量を2時間毎に経時的に測定した。
(2)実験結果 実験結果は図2に示すとおりであった。
図2において、縦軸は飲水の摂取量、そして横軸は経過
時間であり、Aは3%のカゼイン分解物を含有する飲
水、Bは5%のカゼイン分解物を含有する飲水、Cは
1%のカゼイン分解物を含有する飲水、Dは0.5%の
カゼイン分解物を含有する飲水、Eは0.1%のカゼイ
ン分解物を含有する飲水およびFは何も含有しない飲
水のそれぞれの摂取量を示す。
図2において、3%のカゼイン分解物を含有する飲水
の摂取量が最も多く、0.1%のカゼイン分解物を含有
する飲水の摂取量は何も含有しない飲水を摂取量とほぼ
同等であった。またカゼイン分解物を5%以上含有する
飲水を与えても、その摂取量は増加しなかった。
またカゼインの代りに他の蛋白質を使用し、またパンク
レアチンの代りに他の蛋白分解酵素を使用して、同様の
実験を行なったが、いずれの場合も、カゼイン分解物
と同様の結果が得られた。
このことから、蛋白質分解物を少なくとも0.5%(好ま
しくは1〜5%)の濃度において含有する飲水を与える
のがよいことがわかる。
実験例3 蛋白質分解物と体重の増加について試験を行なった。
(1)供試試料 1−1)実験例1の1−3)と同様にして調製されたカ
ゼイン分解物を3%の濃度において含有する飲水、 1−2)グルコースを3%の濃度において含有する飲
水、 1−3)何も含有しない飲水、 (2)実験方法 市販の人工乳によって飼育された生後3週令の離乳期の
健常な仔豚30頭を1群10等ずつの3群に分け、各群のそ
れぞれに供試試料の飲水を与え、7日後の体重を測定
し、次式から体重増加率(%)を算出した。
体重増加率(%)=〔(W−S)/S〕×100 W:7日後の体重(Kg) S:試験開始時の体重(Kg) (3)実験結果 実験結果は第2表に示すとおりであった。
カゼイン分解物を含有する飲水を与えた投与群の体重
増加率は、他の2群のそれと比べて、5%の危険率で有
意に高いものであった。
実験例4 カゼイン分解物の投与と虚弱仔豚のへい死の関係につい
て試験を行なった。
(1)供試試料 1−1)実験例1の1−3)と同様にして調製されたカ
ゼイン分解物を3%の濃度において含有する飲水、 1−2)下記の組成を有する市販の経口補液製剤を3%
の濃度において含有する飲水、 (経口補液製剤の組成) 塩化ナトリウム 7.02g クエン酸ナトリウム 5.16g 重炭酸ナトリウム 5.04g リン酸水素二カリウム 1.38g 硫酸マグネシウム 0.60g グルコース 21.60g グリシン 9.00g デキストリン 10.20g (2)実験方法 市販の人工乳によって飼育された生後3週令の衰弱した
離乳期の仔豚10頭を5頭ずつ2群に分け、各群のそれぞ
れに供試試料を与えて、20日間飼育し、20日後の体重を
測定し、実験例3と同様にして体重増加率(%)を算出
した。
(3)実験結果 実験結果は第3表に示すとおりであった。
カゼイン分解物を含有する飲水の投与群のへい死率は
0%であったのに対して、市販の経口補液製剤を含有す
る飲水の投与群のへい死率は40%であった。また体重増
加率についても、カゼイン分解物を含有する飲水の投
与群が市販の経口補液製剤を含有する飲水の投与群より
も高い傾向を示した。
実験例5 各種の蛋白質分解物とし好性の関係について試験を行な
った。
(1)供試試料およびその調製 1−1)実験例1のカゼイン分解物を含有する飲水 実験例1の1−4)と同様にして調製したカゼイン分解
物の粉末を水に溶解して、3%の濃度においてカゼイ
ン分解物を含有する飲水を得た。
1−2)大豆蛋白質分解物を含有する飲水 市販のカゼインナトリウムの代りに市販の大豆蛋白質を
使用したこと以外は、実験例1の1−3)と同様にして
調製した大豆蛋白質分解物の粉末を次に溶解して、3%
の濃度において大豆蛋白質分解物を含有する飲水を得
た。
1−3)乳清蛋白質分解物を含有する飲水 市販のカゼインナトリウムの代りに市販の乳製蛋白質を
使用したこと以外は、実験例1の1−3)と同様にして
調製した乳清蛋白質分解物の粉末を水に溶解して、3%
の濃度において乳清蛋白質分解物を含有する飲水を得
た。
1−4)何も含有しない飲水 大豆蛋白質分解物の粉末および乳清蛋白質分解物の粉末
の成分の分析値は第4表に示すとおりであった。
(2)実験方法 上記の供試試料を使用し、実験例1の(2)と同様にし
て、それぞれの供試試料の飲水の摂取量を測定した。
(3)実験結果 実験結果は図3に示すとおりであった。
図3において、縦軸は飲水の摂取量、そして横軸は経過
時間であり、Aは乳清蛋白質分解物を含有する飲水、B
はカゼイン分解物を含有する飲水、Cは大豆蛋白質分
解物を含有する飲水、およびDは何も含有しない飲水の
それぞれの摂取量を示す。
図3によると、以上の3種の蛋白質の分解物は、いずれ
も仔豚が同等のし好性を有するものであることがわか
る。
実施例1 市販の分離大豆蛋白質(商品名:フジプロD、フジピュ
ーリナ製)5Kgを水95に溶解し、75℃において10分間
加熱殺菌し、50℃に冷却した。この溶液にパンクレアチ
ン〔4.5倍局方力価品。天野製薬(株)製〕300gを添加
し、50℃において24時間保持して、蛋白質を加水分解し
た(分解物のホルモル態窒素量:32.6%)。次いで、80
℃において10分間加熱して酵素を失活させ、常法により
真空濃縮機を用いて固形分含量30%に濃縮し、噴霧乾燥
した。この大豆蛋白質の分解物を3.0%において含有す
る飲水を生後6週令、平均体重5.7Kgの発育不良の仔豚
7頭に市販の試料(商品名:マルヒ印ほ乳期仔豚育成用
配合試料リードミルクA。日和産業製)の補液として投
与して飼育したところ、4週間後に平均体重が19.3Kg
(体重増加率:240%)と、ほぼ正常体重に回復し、へい
死は皆無であった。
実施例2 市販のカゼイン(カゼインナトリウム、ニュージーラン
ド産)10Kgを80℃の温湯90に溶解し、85℃において10
分間加熱殺菌し、50℃に冷却した。この溶液にプロナー
ゼAS〔商品名、科研化学(株)製〕300gを加え、50℃に
おいて12時間保持し、蛋白質を加水分解した(ホルモル
態窒素量:36.7%)。次いで、85℃において10分間加熱
して酵素を失活させ、常法により真空濃縮機を用いて固
形分含有量34%に濃縮し、噴霧乾燥した。このカゼイン
分解物を1%の濃度において含有する飲水を生後12週
令、平均体重3.2Kgの発育不良なビーグル犬5匹、市販
のドッグフード(商品名:ワンラックミール、森乳ペッ
トフード製)の哺液として自由に摂取させて飼育したと
ころ、カゼイン分解物液を含有する飲水をよく摂取し、
それに伴い食欲も増し、4週間後には、平均体重4.8Kg
とほぼ正常域に達するまでの回復が認められた。
実施例3 市販の乳清蛋白質(ニュージーランド産、蛋白質含量:7
6.5%)10Kgを水90に溶解し、75℃において10分間加
熱殺菌し、50℃に冷却した。この溶液にコクラーゼSS
(商品名、三共製)250gを加え、50℃において12時間保
持し、蛋白質を加水分解した(ホルモル態窒素量:26.3
%)。次いで80℃において10分間加熱して酵素を失活さ
せ、常法により真空濃縮機を用いて固形分含量30%に濃
縮し、噴霧乾燥した。この乳清蛋白質の分解物を市販の
経口補液製剤〔商品名:エレクトロプラスA、共立商事
(株)製〕を2.5%の濃度において含有する飲水に1%
の濃度において溶解し、更に市販のテトラサイクリンお
よびペニシリンを適量溶解し、1頭当り2の割合で下
痢症の生後6〜12日令の仔牛15頭に投与して飼育した。
投与開始後2日間はこの溶液のみを1日2〜3回与え、
それ以後は必要に応じ、代用乳を加えた。その結果、下
痢回復に要した平均治療日数は4.8日、へい死率は0%
であり、極めて良好であった。
実施例4 市販の卵白(商品名:卵白粉末、太陽化学製)7Kgを水9
3に溶解し、60℃において10分間加熱殺菌し、50℃に
冷却した。この溶液にパンクレアチン〔4.5倍局方力価
品、天野製薬(株)製〕175gおよびプロザイム〔商品
名、天野製薬(配)製〕170gを加え、47℃において15時
間保持し、蛋白質を加水分解した(ホルモル態窒素量:3
0.2%)。次いで85℃において10分間加熱して酵素を失
活させ、分解液の沈デンをセライトを濾過助剤として濾
過機で濾過し、得られた透明液を常法により真空濃縮機
を用いて固形分含量30%に濃縮し、噴霧乾燥した。この
卵白の分解物を2.0%の濃度において含有する飲水およ
び粉末状の市販配合試料(商品名:マルヒ印仔豚育成用
配合試料リードグロア、日和産業製)を平均体重43.5Kg
の豚12頭に4週間投与し、飼育したところ、平均体重が
71.3Kgとなり、良好な発育が認められた。
〔発明の効果〕
本発明によって奏せられる効果は次のとおりである。
(1)下痢および栄養不良の家畜およびペットの飲水量
を増し、症状の回復を促進する。
(2)成長期の家畜あるいはペットの飲水量を増し、生
育を促進する。
(3)薬剤等を含有した飲水のし好性を増加し、薬剤投
与を容易ならしめ、治療効果を高める。
【図面の簡単な説明】
図1は各種物質を添加した飲水の経時的飲水量を示す図
表、図2はカゼイン分解物を含有する濃度による飲水の
経時的摂取量を示す図表および図3は各種蛋白質の分解
物を含有する飲水の経時的摂取量を示す図表である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 38/17 (72)発明者 大泉 三郎 神奈川県横須賀市船越町8−7−4 (72)発明者 高瀬 光徳 埼玉県大宮市南中丸138−10 (72)発明者 田中 義行 東京都中央区日本橋堀留町1−10−8 安 藤化成品株式会社内 (72)発明者 中島 亨 鹿児島県鹿児島市南栄4丁目17番地 日和 産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−1355(JP,A) 特開 昭59−102383(JP,A) 特開 昭57−186233(JP,A) 特開 昭56−123921(JP,A) 特開 昭52−122400(JP,A) 特開 昭52−96776(JP,A) 特公 昭48−1483(JP,B1)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】飲水又は薬剤を含有する液に、全窒素量に
    対するホルモン態窒素量の百分率が30〜45%である乳蛋
    白質の分解物を、1〜5%(重量)の濃度で添加し、溶
    解し、分散し、家畜又はペットに投与して前記動物の水
    摂取意欲を旺盛にして飲水量を増大させ、前記動物の脱
    水症罹患を防止することを特徴とする動物の飼育方法。
  2. 【請求項2】乳蛋白質が、カゼイン、乳清蛋白質及びこ
    れらの混合物からなる群より選択されたものであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の動物の飼育
    方法。
  3. 【請求項3】飲水に、全窒素量に対するホルモル態窒素
    量の百分率が30〜45%であるカゼイン分解物を、1〜5
    %(重量)の濃度で添加し、溶解し、分散し、家畜又は
    ペットに投与して前記動物の水摂取意欲を旺盛にして飲
    水量を増大させ、前記動物の脱水症罹患を防止すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の動物の飼育
    方法。
  4. 【請求項4】家畜又はペットが、牛、豚、鶏、犬及び猫
    からなる群より選択されたものであることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の動
    物飼育方法。
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