JPH0739535Y2 - 丸 鋸 - Google Patents
丸 鋸Info
- Publication number
- JPH0739535Y2 JPH0739535Y2 JP1990088722U JP8872290U JPH0739535Y2 JP H0739535 Y2 JPH0739535 Y2 JP H0739535Y2 JP 1990088722 U JP1990088722 U JP 1990088722U JP 8872290 U JP8872290 U JP 8872290U JP H0739535 Y2 JPH0739535 Y2 JP H0739535Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base metal
- slit
- outermost peripheral
- circular saw
- linear
- Prior art date
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- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、丸鋸の改良に関する。
従来、円板状の台金と、この台金の外周に取付けられた
多数のチップ刃とにより構成された丸鋸においては、炭
素工具鋼鋼材製等の円板状の台金の外周に、チップ刃を
ロー付により固定している。ところが、このロー付けを
行うと、ロー付の熱により炭素工具鋼鋼材製等の台金が
一時的に延び、そして、その熱が冷めるとロー付け前よ
りも縮むという現象が現れる。この現象により、台金に
歪みが発生する。この歪みは、ロー付け後、台金の周辺
部分をハンマーで叩いて延ばしたり、ロール掛けをする
ことにより、幾分修正されるが、完全にこの歪みを取る
ことは不可能である。又、この歪み取りの作業中に、チ
ップ刃に割れが生じたり、チップ刃が台金より外れたり
してしまう。
多数のチップ刃とにより構成された丸鋸においては、炭
素工具鋼鋼材製等の円板状の台金の外周に、チップ刃を
ロー付により固定している。ところが、このロー付けを
行うと、ロー付の熱により炭素工具鋼鋼材製等の台金が
一時的に延び、そして、その熱が冷めるとロー付け前よ
りも縮むという現象が現れる。この現象により、台金に
歪みが発生する。この歪みは、ロー付け後、台金の周辺
部分をハンマーで叩いて延ばしたり、ロール掛けをする
ことにより、幾分修正されるが、完全にこの歪みを取る
ことは不可能である。又、この歪み取りの作業中に、チ
ップ刃に割れが生じたり、チップ刃が台金より外れたり
してしまう。
より詳しくは、上記のように、ロー付けの熱が冷める
際、収縮作用が生じ、特に周方向の収縮によって、台金
が側面から見て、第4図の点線で示すように、太鼓のよ
うに張り出した状態となる。従って、この縮んだ台金の
周辺部分100をハンマーで叩いて延ばすこととなるが、
このとき、第1図のC部分に示すように、チップ刃2と
チップ刃2との間隔が比較的広いと、台金の外周を充分
に延ばすことができ、歪みを修正することができる。し
かしながら、第1図のD部分に示すように、チップ刃2
とチップ刃2との間隔が狭いと、台金の外周を充分に延
ばすことができず、台金が側面から見て、太鼓のように
張り出した状態のままとなり、丸鋸として使用出来なく
なってしまう。この解消方法としては、台金の中心に熱
を当てれば良いが、材質に変化を与えてしまい、丸鋸と
して良好なものとは言いがたい。
際、収縮作用が生じ、特に周方向の収縮によって、台金
が側面から見て、第4図の点線で示すように、太鼓のよ
うに張り出した状態となる。従って、この縮んだ台金の
周辺部分100をハンマーで叩いて延ばすこととなるが、
このとき、第1図のC部分に示すように、チップ刃2と
チップ刃2との間隔が比較的広いと、台金の外周を充分
に延ばすことができ、歪みを修正することができる。し
かしながら、第1図のD部分に示すように、チップ刃2
とチップ刃2との間隔が狭いと、台金の外周を充分に延
ばすことができず、台金が側面から見て、太鼓のように
張り出した状態のままとなり、丸鋸として使用出来なく
なってしまう。この解消方法としては、台金の中心に熱
を当てれば良いが、材質に変化を与えてしまい、丸鋸と
して良好なものとは言いがたい。
そのため、ロー付けの前作業として、台金にスリットを
形成しておくことが、行われている。これは、第1図の
E部分に示すように、台金1の外周から径内方向に向け
て、スリット101,102を形成しておくもので、これによ
り、ロー付けの際の台金の膨張、収縮を吸収せんとする
ものである。このスリットは、半径方向に形成されてい
るため、特に問題となる周方向の収縮を吸収することが
できる。
形成しておくことが、行われている。これは、第1図の
E部分に示すように、台金1の外周から径内方向に向け
て、スリット101,102を形成しておくもので、これによ
り、ロー付けの際の台金の膨張、収縮を吸収せんとする
ものである。このスリットは、半径方向に形成されてい
るため、特に問題となる周方向の収縮を吸収することが
できる。
ところが、スリット101のように、スリットの部分にチ
ップ刃2が位置すると、ロー付け後の収縮の際に、チッ
プ刃に割れが発生してしまう。他方、チップ刃2とチッ
プ刃2との間にスリット102が来ると、このスリット内
に切り粉が入り、目詰まりを起こして、切断能力が減少
してしまう。又、台金の膨張、収縮を良好に吸収するた
めには、数多くのスリットを形成する必要があるが、余
りに多くのスリットを形成すると台金の強度が低下して
しまう。又、周方向の収縮のみを吸収するのでは、完全
に歪みの発生を防止することが出来ず、ハンマー等によ
る修正を完全に不必要なものとすることはできない。
ップ刃2が位置すると、ロー付け後の収縮の際に、チッ
プ刃に割れが発生してしまう。他方、チップ刃2とチッ
プ刃2との間にスリット102が来ると、このスリット内
に切り粉が入り、目詰まりを起こして、切断能力が減少
してしまう。又、台金の膨張、収縮を良好に吸収するた
めには、数多くのスリットを形成する必要があるが、余
りに多くのスリットを形成すると台金の強度が低下して
しまう。又、周方向の収縮のみを吸収するのでは、完全
に歪みの発生を防止することが出来ず、ハンマー等によ
る修正を完全に不必要なものとすることはできない。
そこで本考案は、次の構成からなる丸鋸を提供すること
により上記の課題を解決するものである。
により上記の課題を解決するものである。
本考案の丸鋸においては、丸鋸の台金が、チップ刃2の
基部21が固定される肉薄の最外周部分11と、この最外周
部分11の内側に位置すると共に最外周部分11の厚み並び
にチップ刃2の基部21の厚みよりも大きな厚みを有する
肉厚の主体部分12とから構成されている。この最外周部
分11と主体部分12との境界から内側に向けて、複数の直
線スリット4が、周方向に複数個、配位形成されてい
る。各直線スリット4は、台金の表裏を貫くものである
と共に、その長手方向が台金の径方向と略平行であり、
これらの直線スリット4,4間に、補助スリット6が、配
位形成されている。この補助スリット6は、台金の中心
から直線スリット4の一端までの長さと略等しい半径を
有する円弧と、直線スリット4の他端までの長さと略等
しい半径を有する円弧とにより規定される領域内に、配
位形成されたものである。そしてさらに各補助スリット
6は、台金の表裏を貫くものであると共に、その長手方
向が台金の径方向と角度をもって交差するものである。
尚、上記の最外周部分(11)は主体部分(12)の全外周
に渡って形成されているものである。
基部21が固定される肉薄の最外周部分11と、この最外周
部分11の内側に位置すると共に最外周部分11の厚み並び
にチップ刃2の基部21の厚みよりも大きな厚みを有する
肉厚の主体部分12とから構成されている。この最外周部
分11と主体部分12との境界から内側に向けて、複数の直
線スリット4が、周方向に複数個、配位形成されてい
る。各直線スリット4は、台金の表裏を貫くものである
と共に、その長手方向が台金の径方向と略平行であり、
これらの直線スリット4,4間に、補助スリット6が、配
位形成されている。この補助スリット6は、台金の中心
から直線スリット4の一端までの長さと略等しい半径を
有する円弧と、直線スリット4の他端までの長さと略等
しい半径を有する円弧とにより規定される領域内に、配
位形成されたものである。そしてさらに各補助スリット
6は、台金の表裏を貫くものであると共に、その長手方
向が台金の径方向と角度をもって交差するものである。
尚、上記の最外周部分(11)は主体部分(12)の全外周
に渡って形成されているものである。
本考案においては、台金の主体部分12の厚みを、チップ
刃の取り付けられる台金の最外周部分11の厚みよりも大
きく、且つ、チップ刃2の少なくとも基部21の厚みより
も大きなものとすることによって、丸鋸を被切削物より
抜き取る際に、被切削物にチップ刃2が引っ掛かってし
まうことを防止でき、刃トビの発生をなくすことができ
る。
刃の取り付けられる台金の最外周部分11の厚みよりも大
きく、且つ、チップ刃2の少なくとも基部21の厚みより
も大きなものとすることによって、丸鋸を被切削物より
抜き取る際に、被切削物にチップ刃2が引っ掛かってし
まうことを防止でき、刃トビの発生をなくすことができ
る。
そして、このチップ刃の取り付けられる台金の肉薄の最
外周部分11のすぐ内側、即ち、最外周部分11と主体部分
12との境界から内側に向けて、直線スリット4が形成さ
れており、且つ、直線スリット4,4間に径方向と角度を
もって交差する補助スリット6が形成されている。この
ように、チップ刃の取り付け位置に極力近い位置に、各
スリット4,6が設けられているため、チップ刃取り付け
のためのロー付け後の熱収縮を、チップ刃の取り付け位
置に極力近い位置にて吸収する。即ち、前記のように、
ロー付けの熱が冷める際、全方向に収縮作用が生ずる
が、この収縮は台金の外周に近づくにつれて大きくな
る。従って、より大きな収縮の生ずる台金の最外周に極
力近い位置である、台金の最外周部分11と主体部分12と
の境界から、直線スリット4を内側に向けて形成するこ
とにより、良好な収縮吸収作用を発揮させる。また径方
向と角度をもって交差する補助スリット6が、円周方向
以外の方向の収縮をも吸収する。したがって、台金に歪
みが生ずることを、より確実に防止することができるも
のである。
外周部分11のすぐ内側、即ち、最外周部分11と主体部分
12との境界から内側に向けて、直線スリット4が形成さ
れており、且つ、直線スリット4,4間に径方向と角度を
もって交差する補助スリット6が形成されている。この
ように、チップ刃の取り付け位置に極力近い位置に、各
スリット4,6が設けられているため、チップ刃取り付け
のためのロー付け後の熱収縮を、チップ刃の取り付け位
置に極力近い位置にて吸収する。即ち、前記のように、
ロー付けの熱が冷める際、全方向に収縮作用が生ずる
が、この収縮は台金の外周に近づくにつれて大きくな
る。従って、より大きな収縮の生ずる台金の最外周に極
力近い位置である、台金の最外周部分11と主体部分12と
の境界から、直線スリット4を内側に向けて形成するこ
とにより、良好な収縮吸収作用を発揮させる。また径方
向と角度をもって交差する補助スリット6が、円周方向
以外の方向の収縮をも吸収する。したがって、台金に歪
みが生ずることを、より確実に防止することができるも
のである。
他方、肉薄の最外周部分11には、スリットを形成しない
ため、これらのスリット4,6による収縮の吸収作用が、
チップ刃2に悪影響を及ぼすことはなく、チップ刃に割
れを発生させることもない。また、台金の外周縁には、
スリットが及ばないため、スリット内に切り粉が入り、
目詰まりを起こして、切断能力が減少してしまうという
こともない。
ため、これらのスリット4,6による収縮の吸収作用が、
チップ刃2に悪影響を及ぼすことはなく、チップ刃に割
れを発生させることもない。また、台金の外周縁には、
スリットが及ばないため、スリット内に切り粉が入り、
目詰まりを起こして、切断能力が減少してしまうという
こともない。
以下、図面に基づき、本考案の実施例を説明する。
第1図のA部分は、一実施例の丸鋸の部分平面図であ
り、この丸鋸は、中央に取付け孔3を有する円板状の台
金1と、この台金1の外周に取付けられた多数のチップ
刃2…とにより構成されている。このチップ刃2…は、
従来と同様、ロー付けにより取付けられている。
り、この丸鋸は、中央に取付け孔3を有する円板状の台
金1と、この台金1の外周に取付けられた多数のチップ
刃2…とにより構成されている。このチップ刃2…は、
従来と同様、ロー付けにより取付けられている。
この台金1の外周付近には、複数の直線スリット4が、
周方向に複数個、配位形成されている。各直線スリット
4は、台金の表裏を貫くもので、レーザー加工等の適宜
手段で加工されている。そして、各直線スリット4は、
その長手方向が半径方向と平行となっているものであ
る。又、各直線スリット4の両端には、割れ止め用の小
孔5,5が形成されている。
周方向に複数個、配位形成されている。各直線スリット
4は、台金の表裏を貫くもので、レーザー加工等の適宜
手段で加工されている。そして、各直線スリット4は、
その長手方向が半径方向と平行となっているものであ
る。又、各直線スリット4の両端には、割れ止め用の小
孔5,5が形成されている。
上記の直線スリット4,4間には、補助スリット6が、配
位形成されている。この補助スリット6は、直線スリッ
ト4と同様レーザー加工等により形成され、台金の表裏
を貫くものであり、又、補助スリット6の両端には、割
れ止め用の小孔7,7が形成されている。この補助スリッ
ト6の長手方向は、半径方向と角度をもつて交差するも
のであり、この実施例では、交差角度が漸次変化する略
S字形状をなしている。この略S字形状の他、半径方向
と角度をもって交差するものであれば、直線状、曲線状
を問わず、適宜形状に変更し得る。
位形成されている。この補助スリット6は、直線スリッ
ト4と同様レーザー加工等により形成され、台金の表裏
を貫くものであり、又、補助スリット6の両端には、割
れ止め用の小孔7,7が形成されている。この補助スリッ
ト6の長手方向は、半径方向と角度をもつて交差するも
のであり、この実施例では、交差角度が漸次変化する略
S字形状をなしている。この略S字形状の他、半径方向
と角度をもって交差するものであれば、直線状、曲線状
を問わず、適宜形状に変更し得る。
又、実施例では、直線スリット4と補助スリット6と
を、交互に1本づつ形成しているが、直線スリット4を
1本と補助スリット6を2本とを、交互に形成するよう
にする等、その数は適宜変更し得る。
を、交互に1本づつ形成しているが、直線スリット4を
1本と補助スリット6を2本とを、交互に形成するよう
にする等、その数は適宜変更し得る。
次に、台金1の厚みは、第5図に示す従来例と同様、均
等な厚みとせず、第2図、第3図に示すように、台金の
主体部分12の厚みを、チップ刃の取り付けられる台金の
最外周部分11の厚みよりも大きく、且つ、チップ刃2の
少なくとも基部21の厚みよりも大きなものとした。
等な厚みとせず、第2図、第3図に示すように、台金の
主体部分12の厚みを、チップ刃の取り付けられる台金の
最外周部分11の厚みよりも大きく、且つ、チップ刃2の
少なくとも基部21の厚みよりも大きなものとした。
第5図の如き従来例では、台金1全体の厚みが、チップ
刃2の厚みよりも小さい結果、切断後、丸鋸を被切削物
より抜き取る際、被切削物にチップ刃2が引っ掛かり、
チップ刃2に先端方向(矢印方向)の力が加わり、チッ
プ刃2に刃トビが生じてしまう場合があった。ところ
が、第2図、第3図に示すように、この実施例では、台
金の主体部分12の厚みを、チップ刃の取り付けられる台
金の最外周部分11の厚みよりも大きく、且つ、チップ刃
2の少なくとも基部21の厚みよりも大きなものとするこ
とによって、丸鋸を被切削物より抜き取る際に、被切削
物にチップ刃2が引っ掛かってしまうことを防止でき、
刃トビの発生をなくすことができる。
刃2の厚みよりも小さい結果、切断後、丸鋸を被切削物
より抜き取る際、被切削物にチップ刃2が引っ掛かり、
チップ刃2に先端方向(矢印方向)の力が加わり、チッ
プ刃2に刃トビが生じてしまう場合があった。ところ
が、第2図、第3図に示すように、この実施例では、台
金の主体部分12の厚みを、チップ刃の取り付けられる台
金の最外周部分11の厚みよりも大きく、且つ、チップ刃
2の少なくとも基部21の厚みよりも大きなものとするこ
とによって、丸鋸を被切削物より抜き取る際に、被切削
物にチップ刃2が引っ掛かってしまうことを防止でき、
刃トビの発生をなくすことができる。
さらに、直線スリット4は、第1図に示すように、台金
の最外周部分11と主体部分12との境界から内側に向けて
形成した。この直線スリット4の長さは、台金1の収縮
により生ずる歪みを吸収し得る長さとする。即ち、前記
のように、ロー付けの熱が冷める際、全方向に収縮作用
が生ずるが、この収縮は台金の外周に近づくにつれて大
きくなり、内周部分では、さほど問題とならない。従っ
て、より大きな収縮の生ずる台金の外周に極力近い位置
である、台金の最外周部分11と主体部分12との境界か
ら、直線スリット4を内側に向けて形成することによ
り、良好な収縮吸収作用を発揮させる。他方、内側方向
には、この歪みを吸収し得るに足る範囲で直線スリット
4を形成すればよく、内周部分にまて及ぶ必要はない。
の最外周部分11と主体部分12との境界から内側に向けて
形成した。この直線スリット4の長さは、台金1の収縮
により生ずる歪みを吸収し得る長さとする。即ち、前記
のように、ロー付けの熱が冷める際、全方向に収縮作用
が生ずるが、この収縮は台金の外周に近づくにつれて大
きくなり、内周部分では、さほど問題とならない。従っ
て、より大きな収縮の生ずる台金の外周に極力近い位置
である、台金の最外周部分11と主体部分12との境界か
ら、直線スリット4を内側に向けて形成することによ
り、良好な収縮吸収作用を発揮させる。他方、内側方向
には、この歪みを吸収し得るに足る範囲で直線スリット
4を形成すればよく、内周部分にまて及ぶ必要はない。
又、台金の半径方向における、補助スリット6の形成位
置は、直線スリット4と、略同一範囲に形成すれば足
る。詳しくは、台金の中心から直線スリット4の一端ま
での長さと略等しい半径を有する円弧と、同中心から直
線スリット4の他端までの長さと略等しい半径を有する
円弧とにより規定される領域内に形成すればよい。尚、
この領域は歪みを吸収するのに有利であることを示すに
すぎないため、この領域以外にスリットを形成、延設し
ても差し支えない。又、チップ刃2,2間の間隔は適宜設
定可能であり、第1図のB部分に示すように、比較的間
隔の大きなものとしてもよい。
置は、直線スリット4と、略同一範囲に形成すれば足
る。詳しくは、台金の中心から直線スリット4の一端ま
での長さと略等しい半径を有する円弧と、同中心から直
線スリット4の他端までの長さと略等しい半径を有する
円弧とにより規定される領域内に形成すればよい。尚、
この領域は歪みを吸収するのに有利であることを示すに
すぎないため、この領域以外にスリットを形成、延設し
ても差し支えない。又、チップ刃2,2間の間隔は適宜設
定可能であり、第1図のB部分に示すように、比較的間
隔の大きなものとしてもよい。
以上、上記の台金1にあっては、直線スリット4の間に
補助スリット6を形成してあるため、チップ刃のロー付
時に、ロー付の熱により炭素工具鋼鋼材製等の台金が一
時的に延び、そして、その熱が冷めるとロー付け前より
も縮む際にも、歪みの発生を防止することができる。詳
しくは、直線スリット4は、その長手方向が径方向と略
平行であるため、円周方向の収縮を最も良好に吸収する
ことができる。他方、補助スリット6は、その長手方向
が径方向と角度をもって交差するものであるため、円周
方向以外の方向の収縮をも吸収することができる。した
がって、台金1に歪みが生ずることを防止することがで
きるものである。そして、歪みの発生を完全に防止する
ことができなくとも、発生する歪みは部分的で極めて小
さなものにすぎないため、ハンマー等で簡単に修正する
ことができる。特に、補助スリット6を半円形をつない
だ略S字状としておくと、全方向の収縮を吸収すること
ができるため、有利である。
補助スリット6を形成してあるため、チップ刃のロー付
時に、ロー付の熱により炭素工具鋼鋼材製等の台金が一
時的に延び、そして、その熱が冷めるとロー付け前より
も縮む際にも、歪みの発生を防止することができる。詳
しくは、直線スリット4は、その長手方向が径方向と略
平行であるため、円周方向の収縮を最も良好に吸収する
ことができる。他方、補助スリット6は、その長手方向
が径方向と角度をもって交差するものであるため、円周
方向以外の方向の収縮をも吸収することができる。した
がって、台金1に歪みが生ずることを防止することがで
きるものである。そして、歪みの発生を完全に防止する
ことができなくとも、発生する歪みは部分的で極めて小
さなものにすぎないため、ハンマー等で簡単に修正する
ことができる。特に、補助スリット6を半円形をつない
だ略S字状としておくと、全方向の収縮を吸収すること
ができるため、有利である。
しかも、台金のチップ刃取付け箇所である最外周部分11
より内側に、直線スリット4及び補助スリット6が位置
するため、これらのスリットによる収縮の吸収作用が、
チップ刃に悪影響を及ぼすことはなく、チップ刃に割れ
を発生させることもない。また、台金の外周縁には、ス
リットが及ばないため、スリット内に切り粉が入り、目
詰まりを起こして、切断能力が減少してしまうというこ
ともない。
より内側に、直線スリット4及び補助スリット6が位置
するため、これらのスリットによる収縮の吸収作用が、
チップ刃に悪影響を及ぼすことはなく、チップ刃に割れ
を発生させることもない。また、台金の外周縁には、ス
リットが及ばないため、スリット内に切り粉が入り、目
詰まりを起こして、切断能力が減少してしまうというこ
ともない。
さらに有利なことには、丸鋸の使用時において、丸鋸を
高速回転させると、金属音が発生してしまうが、これら
のスリットを形成しておくことにより、金属音の発生を
極めて良好に防止し得ることが確認できたものである。
高速回転させると、金属音が発生してしまうが、これら
のスリットを形成しておくことにより、金属音の発生を
極めて良好に防止し得ることが確認できたものである。
本考案の丸鋸においては、ロー付けに伴う収縮による歪
みの発生を、直線スリットと補助スリットとの共同作用
により、確実に防止することができる。しかも、これら
のスリットによる収縮の吸収作用が、チップ刃に悪影響
を及ぼすことはなく、又、スリット内に切り粉が入り、
目詰まりを起こして、切断能力が減少してしまうという
こともない。また、台金の主体部分12の厚みを、チップ
刃の取り付けられる台金の最外周部分11の厚みよりも大
きく、且つ、チップ刃2の少なくとも基部21の厚みより
も大きなものとすることによって、丸鋸を被切削物より
抜き取る際に、被切削物にチップ刃2が引っ掛かってし
まうことを防止でき、刃トビの発生をなくすことができ
たものである。
みの発生を、直線スリットと補助スリットとの共同作用
により、確実に防止することができる。しかも、これら
のスリットによる収縮の吸収作用が、チップ刃に悪影響
を及ぼすことはなく、又、スリット内に切り粉が入り、
目詰まりを起こして、切断能力が減少してしまうという
こともない。また、台金の主体部分12の厚みを、チップ
刃の取り付けられる台金の最外周部分11の厚みよりも大
きく、且つ、チップ刃2の少なくとも基部21の厚みより
も大きなものとすることによって、丸鋸を被切削物より
抜き取る際に、被切削物にチップ刃2が引っ掛かってし
まうことを防止でき、刃トビの発生をなくすことができ
たものである。
第1図は丸鋸の部分平面図、第2図は丸鋸の要部拡大断
面図、第3図は丸鋸の要部拡大断面図、第4図は従来の
丸鋸の側面から見た説明図、第5図は従来の丸鋸の要部
拡大断面図である。 1……台金、2……チップ刃、4……直線スリット、6
……補助スリット、11……最外周部分、12……主体部
分。
面図、第3図は丸鋸の要部拡大断面図、第4図は従来の
丸鋸の側面から見た説明図、第5図は従来の丸鋸の要部
拡大断面図である。 1……台金、2……チップ刃、4……直線スリット、6
……補助スリット、11……最外周部分、12……主体部
分。
Claims (1)
- 【請求項1】円板状の台金と、この台金の外周に取付け
られた多数のチップ刃とにより構成された丸鋸におい
て、 この台金は、チップ刃(2)の基部(21)が固定される
肉薄の最外周部分(11)と、この最外周部分(11)の内
側に位置すると共に最外周部分(11)の厚み並びにチッ
プ刃(2)の基部(21)の厚みよりも大きな厚みを有す
る肉厚の主体部分(12)とから構成され、 主体部分(12)の全外周に渡って最外周部分(11)が形
成され、最外周部分(11)と主体部分(12)との境界か
ら内側に向けて、複数の直線スリット(4)が、周方向
に複数個、配位形成され、 各直線スリット(4)が、台金の表裏を貫くものである
と共に、その長手方向が台金の径方向と略平行であり、 これらの直線スリット(4)(4)間に、補助スリット
(6)が、配位形成され、 この補助スリット(6)は、台金の中心から直線スリッ
ト(4)の一端までの長さと略等しい半径を有する円弧
と、直線スリット(4)の他端までの長さと略等しい半
径を有する円弧とにより規定される領域内に、配位形成
されたものであり、 さらに各補助スリット(6)は、台金の表裏を貫くもの
であると共に、その長手方向が台金の径方向と角度をも
って交差するものであることを特徴とする丸鋸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990088722U JPH0739535Y2 (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | 丸 鋸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990088722U JPH0739535Y2 (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | 丸 鋸 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0445623U JPH0445623U (ja) | 1992-04-17 |
| JPH0739535Y2 true JPH0739535Y2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=31822192
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990088722U Expired - Fee Related JPH0739535Y2 (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | 丸 鋸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0739535Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5397251B2 (ja) * | 2010-02-10 | 2014-01-22 | 日立工機株式会社 | チップソー及びそれを備えた電動工具 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1990
- 1990-08-24 JP JP1990088722U patent/JPH0739535Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0445623U (ja) | 1992-04-17 |
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