JPH0740011U - 切削工具保持装置 - Google Patents
切削工具保持装置Info
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- JPH0740011U JPH0740011U JP6990693U JP6990693U JPH0740011U JP H0740011 U JPH0740011 U JP H0740011U JP 6990693 U JP6990693 U JP 6990693U JP 6990693 U JP6990693 U JP 6990693U JP H0740011 U JPH0740011 U JP H0740011U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小形旋盤にも容易に取り付け得る小形の切削
工具取付装置を得る。 【構成】 シリンダハウジング40の圧力室50の圧力
を高め、ピストン34をカバー38側へ前進させた状態
で、ドリル90を保持したドリル保持具92の取付部1
00を、第一係合部80と第二係合部180とが第一位
相となる状態で貫通孔86に挿入する。ドリル保持具9
2を90度回転させ、両係合部80,180の係合面7
0,176を係合可能な状態とした後、圧力室50の圧
力を低下させてスプリング82の付勢力によりピストン
34を底壁42側へ後退させる。両係合部80,180
の係合面70,176が係合してドリル保持具92をシ
リンダハウジング40内へ引き込み、フランジ94がカ
バー38に密着するとともに、テーパ外周面180とテ
ーパ孔部88とが締まり嵌合するため、工具保持具92
がシリンダハウジング40に強固に固定される。
工具取付装置を得る。 【構成】 シリンダハウジング40の圧力室50の圧力
を高め、ピストン34をカバー38側へ前進させた状態
で、ドリル90を保持したドリル保持具92の取付部1
00を、第一係合部80と第二係合部180とが第一位
相となる状態で貫通孔86に挿入する。ドリル保持具9
2を90度回転させ、両係合部80,180の係合面7
0,176を係合可能な状態とした後、圧力室50の圧
力を低下させてスプリング82の付勢力によりピストン
34を底壁42側へ後退させる。両係合部80,180
の係合面70,176が係合してドリル保持具92をシ
リンダハウジング40内へ引き込み、フランジ94がカ
バー38に密着するとともに、テーパ外周面180とテ
ーパ孔部88とが締まり嵌合するため、工具保持具92
がシリンダハウジング40に強固に固定される。
Description
【0001】
本考案は、切削工具を旋盤等の工作機械に取り付けるための切削工具保持装置 に関するものである。
【0002】
切削工具保持装置として、例えば、実開平4−70410号公報に記載された ものがある。 この装置は、(イ)両端が後端壁および前端壁で閉塞されたシリンダボアを備 えたシリンダハウジングと、(ロ)シリンダボアに液密かつ摺動可能に嵌合され 、後端壁との間に圧力室を形成するピストンと、(ハ)そのピストンを前端壁か ら離れる方向に付勢するスプリングと、(二)ピストンに軸方向に相対移動不能 に取り付けられ、前端壁に軸方向に相対移動可能に嵌合されるとともに、シリン ダハウジング外の部分に第一係合部を備えた連結部材と、(ホ)一端部に切削工 具保持部を備える一方、他端部に、シリンダハウジングの前端壁に密着可能な当 接面を備えるとともに、前記連結部材の第一係合部と、第一位相において軸方向 に嵌合し、限られた角度の相対回転により軸方向に離脱不能に係合する第二係合 部を備えた工具保持具とを含むように構成されている。
【0003】 この公報に記載された切削工具保持装置においては、連結部材がピストンに対 して相対回転可能とされるとともに、連結部材を回転させる回転駆動装置が設け られて、連結部材の回転により第一係合部と第二係合部とが第一位相および第二 位相とされるが、作業者あるいは自動工具交換装置により工具保持具が回転させ られることによって第一位相および第二位相とされる場合もある。
【0004】 この種の切削工具保持装置に工具を取り付ける場合には、まず、工具保持具の 一端部に切削工具を保持させる。次に、シリンダボアの圧力室に圧力を供給し、 スプリングの付勢力に抗してピストンを前端壁側へ移動させる。それにより、連 結部材がピストンと共に移動させられ、シリンダハウジング外の第一係合部側端 部がさらに延び出させられる。この状態で、工具保持具の第二係合部を第一位相 に合わせ、軸方向に移動させて連結部材の第一係合部に嵌合させる。次に、工具 保持具と連結部材とを限られた角度相対回転させ、第二係合部と第一係合部とを 軸方向に離脱不能に係合させた後、圧力室の圧力を抜けば、スプリングの付勢力 によりピストンが後端壁側へ移動させられ、連結部材がハウジング内へ引き込ま れる向きに移動させられる。それにより、工具保持具が連結部材を介してシリン ダハウジング側へ引き付けられ、シリンダハウジングの端面と連結部材との間に 固定される。したがって、工具保持具に保持された工具が切削工具保持装置に固 定される。
【0005】
しかしながら、上記切削工具保持装置においては、ピストンに連結部材が設け られ、その連結部材と工具保持具とを係合させてシリンダハウジングに保持させ るようになっていたため、装置が軸方向に長くなり、部品点数が多くなって、全 体に大形になるという問題があった。そのため、特に、小形の旋盤等に工具を取 り付ける場合に、切削工具保持装置の設置スペースを確保することが困難である という不都合が生じていた。
【0006】 本考案はこの問題に鑑み、部品点数が少なく小形の切削工具保持装置を得るこ とを課題として為されたものである。
【0007】
そして、本考案の要旨は、切削工具保持装置を、(a)両端が後端壁および前 端壁で閉塞されたシリンダボアを備えたシリンダハウジングと、(b)シリンダ ボアに液密,回転不能かつ摺動可能に嵌合され、後端壁との間に圧力室を形成す る一方、前端壁側の面に第一係合部を備えたピストンと、(c)そのピストンを 前端壁から離れる方向に付勢するスプリングと、(d)前端壁の貫通孔に軸方向 に相対移動可能かつ限られた角度回転可能に嵌合され、シリンダハウジング外の 部分に切削工具保持部を備える一方、シリンダハウジング内の端部に、前記第一 係合部と、第一位相において軸方向に嵌合し、前記限られた角度回転させられる ことにより軸方向に離脱不能に係合する第二係合部を備えた工具保持具とを含む ように構成したことにある。
【0008】
上記のように構成された切削工具保持装置に工具を取り付ける場合には、まず 、工具保持具の切削工具保持部に切削工具を保持させる。次に、シリンダボアの 圧力室に圧力を供給して、スプリングの付勢力に抗してピストンを前端壁側へ移 動させる。この状態で、工具保持具の第二係合部をピストンの第一係合部と嵌合 可能な第一位相に合わせ、軸方向に移動させて第一係合部に嵌合する。そして、 工具保持具を限られた角度回転させて、第一係合部に軸方向に離脱不能に係合さ せる。この際、ピストンがシリンダハウジングに対して回転不能となっているた め、工具保持具の回転に連れてピストンが回転するとはなく、第一係合部と第二 係合部とを確実に係合させることができる。
【0009】 両係合部の係合後、圧力室の圧力を抜けば、スプリングの付勢力によってピス トンが後端壁側へ移動させられ、工具保持具がピストンと一体的にシリンダハウ ジング内側へ引き込まれて工具保持具がシリンダハウジングに固定される。した がって、工具保持具に保持された工具を切削工具保持装置に迅速に取り付けるこ とができる。
【0010】 また、工具保持具を取り外す場合には、再び圧力室の圧力を高めてピストンを 前端壁側へ移動させ、工具保持具を取付時とは逆の方向へ回転させれば、ピスト ンの第一係合部と工具保持具の第二係合部とが第一位相に戻る。この状態で、工 具保持具を軸方向に引き抜けば、容易に工具保持具をシリンダハウジングから取 り外すことができる。
【0011】
【考案の効果】 このように、本考案においては、ピストン自体に工具保持具との係合部が設け られ、工具保持具とピストンとが直接係合するようになっているため、連結部材 が不要となり、部品点数が減り、装置コストを低減させることができる。 また、連結部材が不要となることにより、軸方向の長さが従来より短くなり、 小形旋盤等の狭いスペースにも取り付けることができる。
【0012】
以下、本考案をドリル保持装置に適用した場合の一実施例を図面に基づいて詳 細に説明する。 図1ないし図3において、10はシリンダ本体である。図3に示すように、シ リンダ本体10の底部には下方へ延びる嵌合突部14が形成されており、旋盤の 工具取付部16に形成された嵌合溝18に嵌合される。
【0013】 この嵌合突部14には、断面がT字形の溝22が形成されている。溝22は、 シリンダ本体10の後端側(図1,2において右側)から前端側(図1,2にお いて左側)へ延びており、図3に破線で示すクランプ部材24と係合可能とされ ている。シリンダ本体10の嵌合突部14と嵌合溝18との嵌合により左右方向 の位置決めが行われ、シリンダ本体の後端面26と工具取付部16の図示しない 位置決め面との当接により前後方向の位置決めが行われた状態で、クランプ部材 24が図示しない引込装置により溝22の底面側へ引き込まれることにより、シ リンダ本体10が工具取付部16に引き付けられて固定される。なお、嵌合突部 14の左右両側に一対のスペーサ28が配設されており、シリンダ本体10の高 さが調節される。
【0014】 シリンダ本体10には、前端側から後端側へ延びるシリンダボア32が形成さ れており、内部にピストン34が嵌合されている。シリンダボア32の開口部は 、カバー38により閉塞されている。 本実施例においては、シリンダ本体10とカバー38とによってシリンダハウ ジング40が形成され、カバー38とシリンダ本体の底壁42とにより、シリン ダボア32の両端を閉塞する前端壁および後端壁が構成されているのである。
【0015】 ピストン34の外周面にはOリング44が配設されるとともに、シリンダ本体 10の底壁42には油圧供給用の接続ポート48が形成されており、ピストン3 4と底壁42との間の空間が圧力室50とされている。
【0016】 また、ピストン34の底壁42側の端面54にはピン56が立設されている。 ピン56は底壁42に形成された長穴58に嵌入させられており、それによって ピストン34のシリンダハウジング40に対する回転が防止されている。すなわ ち、ピストン34はシリンダボア32に液密,回転不能かつ摺動可能に嵌合され ているのである。
【0017】 一方、ピストン32のカバー38側の端面62には、突部64が形成されてい る。図4に示すように、突部64の先端面には、ピストン34の軸心を通って直 径方向に延びる溝66が形成されるとともに、ピストン34の軸心を中心として 軸方向に延びる有底の係合穴68が形成されている。係合穴68は、溝66が形 成された開口端近傍部が小径穴部、底部近傍が大径穴部である段付き穴とされて おり、溝66を間に挟んで形成された一対の段部がそれぞれ係合面70とされて いる。また、係合穴68の底面74には係合穴68と同心に小径の有底穴76が 形成されている。 本実施例においては、溝66,係合穴68,係合面70等により第一係合部8 0が構成されているのである。
【0018】 ピストン34の端面62とカバー38との間には、スプリング82が配設され ており、スプリング82によってピストン32が底壁42側へ、すなわち前端壁 たるカバー38から離れる方向に付勢されている。
【0019】 カバー38からはピストン32の突部64に対向する状態で、突部64と同心 の突部84が形成されている。突部84には、係合穴68と同心でカバー38を 貫通する貫通孔86が形成されている。貫通孔86の前側の部分は、大径かつ前 部ほど径の大きいテーパ孔部88とされている。 また、カバー38には、シリンダ本体10とは反対側の面に、図1に二点鎖線 で示すピン89が立設されている。
【0020】 カバー38の貫通孔86には切削工具たるドリル90を保持するドリル保持具 92が嵌合されている。ドリル保持具92は、大径のフランジ94,フランジ9 4の後端面96側から延び出させられた取付部100およびフランジ94の前端 面102側から延び出させられたドリル保持部104を備えている。
【0021】 ドリル保持具92には、ドリル保持部104側に開口する有底の軸方向孔10 8が形成されている。図1に示すように、軸方向孔108は、ドリル保持部10 4において、前端側ほど径の大きいテーパ孔112とされており、テーパ孔11 2内には、コレット114が、テーパ孔112の内周面に対応して形成されたテ ーパ外周面116において嵌合されている。コレット114の外周面にはさらに 、テーパ外周面116が形成された部分に隣接して矩形断面の環状溝118が形 成されるとともに、環状溝118を挟んでテーパ外周面116が形成された部分 とは反対側の外周面に、先端側ほど径の小さいテーパ面120が形成されている 。
【0022】 コレット114の先端部には、コレットキャップ124が被せられている。コ レットキャップ124の内周面には、その軸方向のほぼ中間部において矩形断面 の環状溝126が形成されており、この環状溝126を画定する両側の側壁のう ち一方の側壁(前側側壁と称する)の内周面は、コレット114のテーパ面12 0と対応するテーパ面130とされている。
【0023】 したがって、コレット114を縮径させつつ、コレットキャップ124のテー パ面130が形成されていない方の側壁(後側側壁と称する)をコレット114 の環状溝118内に嵌入させた後、コレット114を自然状態に戻せば、コレッ トキャップ124がコレット114から離脱不能となる。
【0024】 このようにしてコレットキャップ124がコレット114に被せられた状態で は、テーパ面130がコレット114のテーパ面120に密着した状態となると ともに、コレット114が縮径されるにつれてコレット114に対して軸方向に 小距離だけ相対移動し得る状態となる。すなわち、コレットキャップ124の後 側側壁の厚さがコレット114の環状溝118の幅より小さくされているのであ る。また、コレット114の長さはコレットキャップ124がドリル保持部10 4の前端から軸方向に一定距離離れた状態となるように決められている。
【0025】 ドリル保持部104の前端部の外周面には雄ねじ部138が形成されており、 クランプナット140が螺合されている。クランプナット140はドリル保持具 92から突出した部分においてコレットキャップ124に嵌合されており、これ らクランプナット140とコレットキャップ124とは、両者の間に配設された 多数のボール142によって相対回転可能かつ軸方向移動不能とされている。
【0026】 したがって、クランプナット140が雄ねじ部138にねじ込まれる方向へ回 転させられれば、コレットキャップ124がドリル保持具92の取付部100側 、すなわち後端側へ移動させられ、テーパ面130によってコレット114のテ ーパ面120が押され、コレット114がテーパ孔112へ押し込まれつつ縮径 させられる。また、クランプナット140が雄ねじ部138から離脱する方向へ 回転させられれば、コレットキャップ124がドリル保持具92の前端側へ移動 させられ、テーパ面130によるコレット114の押圧が解除されるとともに、 コレット114の環状溝118とコレットキャップ124の後側側壁との係合に よってコレット114がテーパ孔112から引き出され、縮径が解除される。 なお、144はボール142の抜け出しを阻止するためのプラグである。
【0027】 ドリル保持具92の取付部100側において、軸方向孔108内にはツールド ライブ150が軸方向に摺動可能に嵌合されている。ツールドライブ150には ドリル保持具92の軸心に直角な方向にピン152が圧入されており、そのピン 152の両端部がドリル保持具92の周壁に形成された軸方向に長い一対の長穴 154にそれぞれ嵌入することにより、ツールドライブ150のドリル保持具9 2に対する相対回転が阻止されている。
【0028】 取付部100の後端部には、軸方向孔108に貫通する雌ねじ孔が形成されて おり、調整用ボルト158が螺合されている。調整用ボルト158の一端面はツ ールドライブ150の端面160に当接させられる一方、他端面には、図示を省 略する工具係合穴が形成されており、ここに工具を係合させて調整用ボルト15 8を回転させることにより、ツールドライブ150がピン152に案内されてド リル保持具92の軸方向に移動させられ、ツールドライブ150のドリル保持部 104に対する位置が変わるようになっている。
【0029】 ツールドライブ150の前端面には、ドリル90の円形シャンク164の後端 面から突出させられた角形突起166が嵌合可能な角溝168が形成されている 。ドリル90の円形シャンク164の後端面がツールドライブ150の前端面に 当接することによってドリル90のドリル保持部104への挿入限度が規定され 、ツールドライブ150の位置を変えることにより、ドリル90のドリル保持部 104からの突出量を調節することができる。
【0030】 ドリル保持具92の取付部100は、カバー38の貫通孔86に挿通されてい る。取付部100の外周面のフランジ94側の部分は、カバー38のテーパ孔部 88に対応するテーパ外周面170とされており、取付部100が貫通孔86に 挿通された後、ドリル保持具92がシリンダハウジング40内へ引き込まれるこ とにより、ドリル保持具92のフランジ94の後端面96がカバー38の前面に 密着するとともに、テーパ孔部88とテーパ外周面170とが締まり嵌合させら れる。
【0031】 取付部100の端部は、カバー38の貫通孔86を貫通してピストン34の第 一係合部80側へ延び出させられている。取付部100の端部には、ピストン3 4の突部64に形成された溝66に嵌入可能な係合突起172が形成されている 。係合突起172は半径方向に延び出ており、係合面176が形成されている。 係合面176は、係合突起172が溝66に嵌入した状態でドリル保持具92が 90度回転させられることにより、係合穴68の一対の係合面70と係合する。 この状態では、係合突起172の係合穴68および溝66からの抜け出しが阻止 され、係合突起172がピストン34の第一係合部80に軸方向に離脱不能に係 合させられる。 すなわち、本実施例においては、係合突起172,係合面176等により、ピ ストン34の第一係合部80と係合可能な第二係合部180が構成されているの である。
【0032】 ドリル保持具92のフランジ94の後端面には円弧状の長穴182が形成され ており、上記のように係合突起172が溝66に嵌入させられる際、ピン89が 長穴182の一方の端面近傍に嵌入し、ドリル保持具92が90度回転させられ た際、長穴182の他方の端面に当接してドリル保持具92のそれ以上の回転を 阻止する。このピン89と長穴182の端面との当接は、切削抵抗によりドリル 90に生じる回転トルクによりドリル保持具92が回転することを防止する機能 も果たす。
【0033】 以上のように構成されたドリル保持装置によりドリル90を旋盤16に取り付 ける場合には、まず、ドリル保持具92のドリル保持部104にドリル90を取 り付ける。クランプナット140を雄ねじ部138から離脱する方向へ回転させ れば、コレットキャップ124がドリル保持具92の前端側へ移動させられ、コ レット114がテーパ孔112から引き出される。このコレット114内へドリ ル90のシャンク164を挿入し、角形突起166をツールドライブ150の角 溝168に嵌入させるとともにシャンク164の後端面をツールドライブ150 の前端面に当接させる。そして、調整用ボルト158を回転させてツールドライ ブ150の位置を調整し、ドリル90の先端の位置決めを行う。
【0034】 位置決め終了後、クランプナット140を螺進させれば、コレットキャップ1 24がドリル保持具92の後端側へ移動させられ、テーパ面130によってコレ ット114のテーパ面120が押される。したがって、コレット114がテーパ 孔112へ押し込まれつつ縮径してドリル90のシャンク164を把持し、ドリ ル90がドリル保持具92に固定される。
【0035】 このようにしてドリル90を取り付けたドリル保持具92のシリンダハウジン グ40への取付は次のようにして行う。 まず、シリンダハウジング40の圧力室50の圧力を高め、スプリング82の 付勢力に抗してピストン34をカバー38側へ前進させる。次に、ピストン34 の第一係合部80とドリル保持具92の第二係合部180とが第一位相にある状 態でドリル保持具92の取付部100をカバー38の貫通孔86に挿入する。こ れにより、第二係合部180の係合突起172が第一係合部80の溝66に嵌入 するとともに、ピン89が長穴182に嵌入する。また、調整用ボルト158は 係合穴68の底面74に形成された有底穴76内に収容される。
【0036】 上記のように両係合部80,180が第一位相にある状態では、係合穴68の 係合面70と係合突起172の係合面176とは係合しないが、ドリル保持具9 2のフランジ94を把持して、長穴182の端面とピン89とが当接するまでド リル保持具92を回転させれば、両係合面70,176が係合可能な状態となる 。
【0037】 この状態で、シリンダハウジングの圧力室50内の圧力を低下させれば、スプ リング82の付勢力によりピストン34がシリンダハウジング40の底壁42側 へ移動させられる。それにより、図2に示すように、第一係合部80の係合面7 0と第二係合部180の係合面176とが係合して、ドリル保持具92がシリン ダハウジング40内へ引き込まれ、フランジ94の後端面96がカバー38の前 面に密着するとともに、ドリル保持具92の取付部100のテーパ外周面170 とカバー38のテーパ孔部88とが締まり嵌合してドリル保持具92がシリンダ ハウジング40に強固に固定される。
【0038】 一方、ドリル保持具92をシリンダハウジング40から取り外す場合には、再 び圧力室50の圧力室を高め、スプリング82の付勢力に抗してピストン34を カバー38に当接するまで前進させれば、ピストン34の第一係合部80の底面 74が、ドリル保持具92の第二係合部180の後端面に当接してこれを押すこ とにより、ピストン34と共にドリル保持具92がカバー38の貫通孔86から 押し出され、テーパ外周面170とテーパ孔部88との締まり嵌合が解除される 。これにより、ドリル保持具92がシリンダハウジング40に対して相対回転可 能な状態となり、ドリル保持具92を取付時とは逆方向に回転させて第一係合部 80と第二係合部180とを第一位相に戻すことができ、ドリル保持具92をシ リンダハウジング40から取り外すことができる。
【0039】 このように、本実施例においては、ピストン34自体にドリル保持具92の第 二係合部180と係合可能な第一係合部80が設けられているため、ドリル保持 具92がピストン34により直接シリンダハウジング40内に引き込まれ、固定 される。したがって、従来のように、連結部材を介してシリンダハウジングの外 部に工具保持具を取り付ける場合に比較して部品点数が少なくて済み、軸方向の 長さが短くなって切削工具保持装置を小形化することができる。
【0040】 なお、本実施例においては、工具保持具がドリルを保持するようになっていた が、その他の切削工具を保持するようにしてもよく、当業者の知識に基づいて種 々の変形,改良を施した態様で、本考案を実施することができる。
【図1】本考案の一実施例である切削工具保持装置を示
す正面断面図である。
す正面断面図である。
【図2】上記装置の図1とは別の作動状態を示す正面断
面図である。
面図である。
【図3】上記装置の正面図である。
【図4】上記装置のピストンを取り出して示す正面図で
ある。
ある。
10 シリンダ本体 32 シリンダボア 34 ピストン 38 カバー 50 圧力室 80 第一係合部 82 スプリング 90 ドリル 92 ドリル保持具 100 取付部 104 ドリル保持部 180 第二係合部
Claims (1)
- 【請求項1】 両端が前端壁および後端壁で閉塞された
シリンダボアを備えたシリンダハウジングと、 シリンダボアに液密,回転不能かつ摺動可能に嵌合さ
れ、後端壁との間に圧力室を形成する一方、前端壁側の
面に第一係合部を備えたピストンと、 そのピストンを前端壁から離れる方向に付勢するスプリ
ングと、 前端壁の貫通孔に軸方向に相対移動可能かつ限られた角
度回転可能に嵌合され、シリンダハウジング外の部分に
切削工具保持部を備える一方、シリンダハウジング内の
端部に、前記第一係合部と、第一位相において軸方向に
嵌合し、前記限られた角度回転させられることにより軸
方向に離脱不能に係合する第二係合部を備えた工具保持
具とを含む切削工具保持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6990693U JPH0740011U (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 切削工具保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6990693U JPH0740011U (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 切削工具保持装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0740011U true JPH0740011U (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=13416214
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6990693U Pending JPH0740011U (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 切削工具保持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0740011U (ja) |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP6990693U patent/JPH0740011U/ja active Pending
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