JPH0740097Y2 - ラジアル軸受 - Google Patents
ラジアル軸受Info
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- JPH0740097Y2 JPH0740097Y2 JP1992065980U JP6598092U JPH0740097Y2 JP H0740097 Y2 JPH0740097 Y2 JP H0740097Y2 JP 1992065980 U JP1992065980 U JP 1992065980U JP 6598092 U JP6598092 U JP 6598092U JP H0740097 Y2 JPH0740097 Y2 JP H0740097Y2
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Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、立軸ポンプや横軸斜流
ポンプ等の主軸の軸支部に使用されるラジアル軸受に関
する。
ポンプ等の主軸の軸支部に使用されるラジアル軸受に関
する。
【0002】
【従来の技術】立軸ポンプや横軸斜流ポンプ等の主軸の
軸支部に使用されるラジアル軸受のように、自揚水によ
って潤滑および冷却される揚水運転時と、自揚水による
潤滑および冷却が遮断された初期運転時等のドライ運転
時に、主軸を安定支持する必要のある軸受として、従来
より、図4に示すようなラジアル軸受が知られている。
この種のラジアル軸受は、セラミックスによってなる硬
質軸受部材1にゴム等の弾性部材2を外嵌し、この弾性
部材2を金属製の軸受ケ−シング3に嵌合固定するとと
もに、硬質軸受部材1の内面、つまり硬質軸受部材1の
軸支面1Aには、軸方向にのびるグル−ブ4を円周方向
に等間隔で複数個(ただし、図4では2つのグル−ブ4
のみを示している)形成した構造になっており、硬質軸
受部材1の軸支面1Aで主軸5に外嵌固定されている金
属製の軸スリ−ブ5Aを軸支する。勿論、軸スリ−ブ5
Aの使用を省略して、主軸5を直接硬質軸受部材1で軸
支してもよい。このように構成された従来のラジアル軸
受において、立軸ポンプや横軸斜流ポンプの揚水運転時
には、自揚水Wの一部が複数個のグル−ブ4から軸スリ
−ブ5Aの外周面と硬質軸受部材1の軸支面1Aの間の
小さい隙間C間に注入されて軸支面1Aの潤滑および冷
却を行うとともに、軸支部を通過する自揚水Wによって
ラジアル軸受全体の冷却を行って安定運転させる。一
方、自揚水Wによる軸支面1Aの潤滑および冷却とラジ
アル軸受全体の冷却を期待できない初期運転時等のドラ
イ運転時には、軸スリ−ブ5Aの外周面と硬質軸受部材
1の軸支面1Aを摺動させて、軸支面1Aの熱劣化によ
る焼付けや焼損を防止して安定運転させる。また、運転
中において硬質軸受部材1に負荷される主としてラジア
ル方向の動荷重は、弾性部材2によって吸収することで
緩和することもできる。
軸支部に使用されるラジアル軸受のように、自揚水によ
って潤滑および冷却される揚水運転時と、自揚水による
潤滑および冷却が遮断された初期運転時等のドライ運転
時に、主軸を安定支持する必要のある軸受として、従来
より、図4に示すようなラジアル軸受が知られている。
この種のラジアル軸受は、セラミックスによってなる硬
質軸受部材1にゴム等の弾性部材2を外嵌し、この弾性
部材2を金属製の軸受ケ−シング3に嵌合固定するとと
もに、硬質軸受部材1の内面、つまり硬質軸受部材1の
軸支面1Aには、軸方向にのびるグル−ブ4を円周方向
に等間隔で複数個(ただし、図4では2つのグル−ブ4
のみを示している)形成した構造になっており、硬質軸
受部材1の軸支面1Aで主軸5に外嵌固定されている金
属製の軸スリ−ブ5Aを軸支する。勿論、軸スリ−ブ5
Aの使用を省略して、主軸5を直接硬質軸受部材1で軸
支してもよい。このように構成された従来のラジアル軸
受において、立軸ポンプや横軸斜流ポンプの揚水運転時
には、自揚水Wの一部が複数個のグル−ブ4から軸スリ
−ブ5Aの外周面と硬質軸受部材1の軸支面1Aの間の
小さい隙間C間に注入されて軸支面1Aの潤滑および冷
却を行うとともに、軸支部を通過する自揚水Wによって
ラジアル軸受全体の冷却を行って安定運転させる。一
方、自揚水Wによる軸支面1Aの潤滑および冷却とラジ
アル軸受全体の冷却を期待できない初期運転時等のドラ
イ運転時には、軸スリ−ブ5Aの外周面と硬質軸受部材
1の軸支面1Aを摺動させて、軸支面1Aの熱劣化によ
る焼付けや焼損を防止して安定運転させる。また、運転
中において硬質軸受部材1に負荷される主としてラジア
ル方向の動荷重は、弾性部材2によって吸収することで
緩和することもできる。
【0003】しかし、従来のラジアル軸受では、ポンプ
への組付時における硬質軸受部材1と金属製の軸スリ−
ブ5Aとの衝突、ポンプ輸送時の振動や衝撃による硬質
軸受部材1と軸スリ−ブ5Aの頻繁な当接、ポンプ設置
時における硬質軸受部材1と軸スリ−ブ5Aの当接によ
る衝撃あるいは主軸5に対する負荷変動のきわめて大き
い初期運転時において硬質軸受部材1が軸スリ−ブ5A
から受ける衝撃などにより、脆性の高いセラミックスに
よってなる硬質軸受部材1にクラックが発生してこれを
損傷させ、ラジアル軸受を使用不能にする虞れがある。
また、軸スリ−ブ5Aをセラミックス等の硬質材料によ
って形成している場合には、硬質軸受部材1と軸スリ−
ブ5Aの両者にクラックが発生して損傷させることにな
る。
への組付時における硬質軸受部材1と金属製の軸スリ−
ブ5Aとの衝突、ポンプ輸送時の振動や衝撃による硬質
軸受部材1と軸スリ−ブ5Aの頻繁な当接、ポンプ設置
時における硬質軸受部材1と軸スリ−ブ5Aの当接によ
る衝撃あるいは主軸5に対する負荷変動のきわめて大き
い初期運転時において硬質軸受部材1が軸スリ−ブ5A
から受ける衝撃などにより、脆性の高いセラミックスに
よってなる硬質軸受部材1にクラックが発生してこれを
損傷させ、ラジアル軸受を使用不能にする虞れがある。
また、軸スリ−ブ5Aをセラミックス等の硬質材料によ
って形成している場合には、硬質軸受部材1と軸スリ−
ブ5Aの両者にクラックが発生して損傷させることにな
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来のラジアル軸受では、ポンプへの組付時、ポ
ンプの輸送時、ポンプの設置時あるいは負荷変動の大き
いポンプの初期運転時などにおいて耐摩擦性や耐摩耗性
に優れたセラミック製の硬質軸受部材を用いたとして
も、その硬質軸受部材にクラックを発生して損傷させや
すく、ラジアル軸受の耐用寿命を低下させる虞れを有し
ている点である。
点は、従来のラジアル軸受では、ポンプへの組付時、ポ
ンプの輸送時、ポンプの設置時あるいは負荷変動の大き
いポンプの初期運転時などにおいて耐摩擦性や耐摩耗性
に優れたセラミック製の硬質軸受部材を用いたとして
も、その硬質軸受部材にクラックを発生して損傷させや
すく、ラジアル軸受の耐用寿命を低下させる虞れを有し
ている点である。
【0005】本考案は上記実情に鑑みてなされたもの
で、軸受としての負荷能力を低下させることなく、軸支
面の潤滑および冷却性能を高めることができるととも
に、ポンプの初期運転時などにおいてクラックを発生す
るなどの損傷を防止して耐用寿命の著しい延長化を実現
することができるラジアル軸受を提供することを目的と
している。
で、軸受としての負荷能力を低下させることなく、軸支
面の潤滑および冷却性能を高めることができるととも
に、ポンプの初期運転時などにおいてクラックを発生す
るなどの損傷を防止して耐用寿命の著しい延長化を実現
することができるラジアル軸受を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、軸受ケ−シングに保持された硬質軸受部
材の軸方向両側に、該硬質軸受部材の内径よりも小さい
内径を有する軟質軸受部材が配置されたラジアル軸受に
おいて、前記硬質軸受部材および軟質軸受部材の内周面
には軸方向に連通するグルーブが形成され、かつ、前記
軟質軸受部材の内径が硬質軸受部材の内径の95%〜9
9.9%の範囲に設定されていることを特徴とするもの
である。
に、本考案は、軸受ケ−シングに保持された硬質軸受部
材の軸方向両側に、該硬質軸受部材の内径よりも小さい
内径を有する軟質軸受部材が配置されたラジアル軸受に
おいて、前記硬質軸受部材および軟質軸受部材の内周面
には軸方向に連通するグルーブが形成され、かつ、前記
軟質軸受部材の内径が硬質軸受部材の内径の95%〜9
9.9%の範囲に設定されていることを特徴とするもの
である。
【0007】
【作用】本考案によれば、硬質軸受部材の内径よりも硬
質軸受部材の軸方向両側に配置されている軟質軸受部材
の内径を小さくすることによって、ポンプへの組付時、
ポンプの輸送時、ポンプの設置時あるいは負荷変動の大
きいポンプの初期運転時などにおいて、軸スリ−ブもし
くは主軸が当接または衝突する部材を軟質軸受部材のみ
に特定して、硬質軸受部材への軸スリ−ブもしくは主軸
の当接や衝突にともなうクラックの発生などの損傷を防
止することができる。また、硬質軸受部材および軟質軸
受部材の内周面に軸方向に連通するグルーブが形成され
ていることから、ポンプの揚水運転時には自揚水の一部
をグルーブを通して軸支面に注入させて潤滑性能および
冷却性能を十分に発揮させることが可能である。それで
いて、グルーブを含めて軟質軸受部材の内径を硬質軸受
部材の内径の95%〜99.9%の範囲に設定している
ので、潤滑および冷却のために自揚水の一部がグルーブ
を伝って流動するにもかかわらず、軸受としての負荷能
力の低下を抑えることができる。
質軸受部材の軸方向両側に配置されている軟質軸受部材
の内径を小さくすることによって、ポンプへの組付時、
ポンプの輸送時、ポンプの設置時あるいは負荷変動の大
きいポンプの初期運転時などにおいて、軸スリ−ブもし
くは主軸が当接または衝突する部材を軟質軸受部材のみ
に特定して、硬質軸受部材への軸スリ−ブもしくは主軸
の当接や衝突にともなうクラックの発生などの損傷を防
止することができる。また、硬質軸受部材および軟質軸
受部材の内周面に軸方向に連通するグルーブが形成され
ていることから、ポンプの揚水運転時には自揚水の一部
をグルーブを通して軸支面に注入させて潤滑性能および
冷却性能を十分に発揮させることが可能である。それで
いて、グルーブを含めて軟質軸受部材の内径を硬質軸受
部材の内径の95%〜99.9%の範囲に設定している
ので、潤滑および冷却のために自揚水の一部がグルーブ
を伝って流動するにもかかわらず、軸受としての負荷能
力の低下を抑えることができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本考案に係るラジアル軸受の縦断側面図、
図2は図1のア−ア線断面図であり、前記図4と同一も
しくは相当部分には、同一符号を付して説明する。図1
および図2において、ラジアル軸受は、SiC,WC,
Si3N4,Al2O3,TiCなどのセラミックス系
の材料によって筒状に成型された硬質軸受部材1と、こ
の硬質軸受部材1の軸方向両側に配置されて、硬質軸受
部材1とともに金属製の軸受ケ−シング3に焼嵌めもし
くは圧入嵌合して固定された2つの軟質軸受部材6,6
を具備している。軟質軸受部材6,6は、カ−ボン、P
TFE,カ−ボン配合PTFE,ポリイミド系樹脂,ポ
リアミド系樹脂,超高分子量ポリエチレン樹脂もしくは
銅系合金(たとえば青銅)等の摩擦抵抗が小さく耐熱性
にすぐれ、しかも靭性が高く耐衝撃性にすぐれた軟質材
によってリング状に形成されている。また、図3に示す
ように、硬質軸受部材1の内径D1よりも軟質軸受部材
6,6の内径D2を硬質軸受部材1の内径寸法D1の
0.1〜5.0%程度、好ましくは0.1〜0.5%程
度の範囲で僅かに小さくなるように、つまり、硬質軸受
部材1の内径寸法D1の95〜99.1%の範囲に設定
している。そして、硬質軸受部材1の内周面、つまり軸
支面1Aには、図1および図2のように、軸方向にのび
る4つのグル−ブ4が円周方向に等間隔で形成され、軟
質軸受部材6,6の内周面、つまり軟質軸受部材6,6
それぞれの軸支面6Aには、軸方向にのびる4つのグル
−ブ7が硬質軸受部材1のグル−ブ4に軸方向に連通し
て形成されている。
する。図1は本考案に係るラジアル軸受の縦断側面図、
図2は図1のア−ア線断面図であり、前記図4と同一も
しくは相当部分には、同一符号を付して説明する。図1
および図2において、ラジアル軸受は、SiC,WC,
Si3N4,Al2O3,TiCなどのセラミックス系
の材料によって筒状に成型された硬質軸受部材1と、こ
の硬質軸受部材1の軸方向両側に配置されて、硬質軸受
部材1とともに金属製の軸受ケ−シング3に焼嵌めもし
くは圧入嵌合して固定された2つの軟質軸受部材6,6
を具備している。軟質軸受部材6,6は、カ−ボン、P
TFE,カ−ボン配合PTFE,ポリイミド系樹脂,ポ
リアミド系樹脂,超高分子量ポリエチレン樹脂もしくは
銅系合金(たとえば青銅)等の摩擦抵抗が小さく耐熱性
にすぐれ、しかも靭性が高く耐衝撃性にすぐれた軟質材
によってリング状に形成されている。また、図3に示す
ように、硬質軸受部材1の内径D1よりも軟質軸受部材
6,6の内径D2を硬質軸受部材1の内径寸法D1の
0.1〜5.0%程度、好ましくは0.1〜0.5%程
度の範囲で僅かに小さくなるように、つまり、硬質軸受
部材1の内径寸法D1の95〜99.1%の範囲に設定
している。そして、硬質軸受部材1の内周面、つまり軸
支面1Aには、図1および図2のように、軸方向にのび
る4つのグル−ブ4が円周方向に等間隔で形成され、軟
質軸受部材6,6の内周面、つまり軟質軸受部材6,6
それぞれの軸支面6Aには、軸方向にのびる4つのグル
−ブ7が硬質軸受部材1のグル−ブ4に軸方向に連通し
て形成されている。
【0009】このように構成されたラジアル軸受を立軸
ポンプや横軸斜流ポンプ等の主軸5の軸支部に使用すれ
ば、ポンプの揚水運転時には、自揚水Wの一部が一方
(図1の右側)の軟質軸受部材6のグル−ブ7→硬質軸
受部材1のグル−ブ4→他方(図1の左側)の軟質軸受
部材6のグルーブ7の順路で流動し、かつ図3の軸スリ
−ブ5Aの外周面と硬質軸受部材1の軸支面1Aの間の
隙間C1および軸スリ−ブ5Aの外周面と軟質軸受部材
6,6の軸支面6Aの間の隙間C2に注入されて、軸支
面1A、6Aの潤滑および冷却を行うとともに、軸支部
を通過する自揚水Wによってラジアル軸受全体の冷却を
行いつつ、軸受としての負荷能力を十分に確保して安定
運転を行なえる。一方、自揚水Wによる軸支面1A、6
Aの潤滑および冷却とラジアル軸受全体の冷却を期待で
きない初期運転時等のドライ運転時には、軸スリ−ブ5
Aの外周面と摩擦抵抗が小さく耐熱性にすぐれた軟質軸
受部材6,6の軸支面6Aを摺動させて、軸スリ−ブ5
Aの外周面と硬質軸受部材1の軸支面1Aとの摺動を避
け、軸支面1Aの熱劣化による焼付けや焼損を防止して
安定運転を保持させる。
ポンプや横軸斜流ポンプ等の主軸5の軸支部に使用すれ
ば、ポンプの揚水運転時には、自揚水Wの一部が一方
(図1の右側)の軟質軸受部材6のグル−ブ7→硬質軸
受部材1のグル−ブ4→他方(図1の左側)の軟質軸受
部材6のグルーブ7の順路で流動し、かつ図3の軸スリ
−ブ5Aの外周面と硬質軸受部材1の軸支面1Aの間の
隙間C1および軸スリ−ブ5Aの外周面と軟質軸受部材
6,6の軸支面6Aの間の隙間C2に注入されて、軸支
面1A、6Aの潤滑および冷却を行うとともに、軸支部
を通過する自揚水Wによってラジアル軸受全体の冷却を
行いつつ、軸受としての負荷能力を十分に確保して安定
運転を行なえる。一方、自揚水Wによる軸支面1A、6
Aの潤滑および冷却とラジアル軸受全体の冷却を期待で
きない初期運転時等のドライ運転時には、軸スリ−ブ5
Aの外周面と摩擦抵抗が小さく耐熱性にすぐれた軟質軸
受部材6,6の軸支面6Aを摺動させて、軸スリ−ブ5
Aの外周面と硬質軸受部材1の軸支面1Aとの摺動を避
け、軸支面1Aの熱劣化による焼付けや焼損を防止して
安定運転を保持させる。
【0010】他方、硬質軸受部材1の内径D1よりも硬
質軸受部材1の軸方向両側に配置されている軟質軸受部
材6,6の内径D2を0.5〜5.0%の範囲で小さく
設定してあるので、ラジアル軸受をポンプに組付ける場
合やラジアル軸受を組付けたポンプの輸送時、ポンプの
設置時あるいはポンプの初期運転時などにおいて、軸ス
リ−ブ5Aが当接または衝突する部材を靭性が高く耐衝
撃性にすぐれた軟質軸受部材6,6に特定することがで
きる。したがって、軸スリ−ブ5Aが軟質軸受部材6,
6に当接または衝突したとしても、その衝撃によって硬
質軸受部材1が損傷することはない。しかも、硬質軸受
部材1の内径D1が軟質軸受部材6,6の内径D2より
も僅かに大きく設定されていることで、硬質軸受部材1
と軸スリ−ブ5Aとの当接または衝突を回避することが
できるから、硬質軸受部材1が耐摩擦性および耐摩耗性
に優れている反面、脆性の高いセラミックス系の材料に
よって構成されていても、クラックが発生して損傷する
ようなことはない。
質軸受部材1の軸方向両側に配置されている軟質軸受部
材6,6の内径D2を0.5〜5.0%の範囲で小さく
設定してあるので、ラジアル軸受をポンプに組付ける場
合やラジアル軸受を組付けたポンプの輸送時、ポンプの
設置時あるいはポンプの初期運転時などにおいて、軸ス
リ−ブ5Aが当接または衝突する部材を靭性が高く耐衝
撃性にすぐれた軟質軸受部材6,6に特定することがで
きる。したがって、軸スリ−ブ5Aが軟質軸受部材6,
6に当接または衝突したとしても、その衝撃によって硬
質軸受部材1が損傷することはない。しかも、硬質軸受
部材1の内径D1が軟質軸受部材6,6の内径D2より
も僅かに大きく設定されていることで、硬質軸受部材1
と軸スリ−ブ5Aとの当接または衝突を回避することが
できるから、硬質軸受部材1が耐摩擦性および耐摩耗性
に優れている反面、脆性の高いセラミックス系の材料に
よって構成されていても、クラックが発生して損傷する
ようなことはない。
【0011】なお、前記実施例では、硬質軸受部材1の
軸支面1Aと軟質軸受部材6,6の軸支面6Aで主軸5
に外嵌固定されている金属製の軸スリ−ブ5Aを軸支す
る構成で説明しているが、軸スリ−ブ5Aの使用を省略
して、主軸5を直接硬質軸受部材1の軸支面1Aと軟質
軸受部材6,6の軸支面6Aで軸支するように構成して
もよい。
軸支面1Aと軟質軸受部材6,6の軸支面6Aで主軸5
に外嵌固定されている金属製の軸スリ−ブ5Aを軸支す
る構成で説明しているが、軸スリ−ブ5Aの使用を省略
して、主軸5を直接硬質軸受部材1の軸支面1Aと軟質
軸受部材6,6の軸支面6Aで軸支するように構成して
もよい。
【0012】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、硬質軸
受部材の軸方向両側に配置している軟質軸受部材の内径
を硬質軸受部材の内径よりも小さくしているので、ポン
プへの組付時、ポンプの輸送時、ポンプの設置時あるい
はポンプの初期運転時などにおいて、軸スリ−ブもしく
は主軸が当接または衝突する部材を軟質軸受部材に特定
して、硬質軸受部材への当接や衝突を回避し、硬質軸受
部材が脆性の高いセラミックス系の材料によって構成さ
れていても、クラックの発生などの損傷を防止して耐用
寿命を延長化することができる。しかも、硬質軸受部材
および軟質軸受部材の内周面に軸方向に連通するグルー
ブが形成されていることから、ポンプの揚水運転時には
自揚水の一部をグルーブを通して軸支面に注入させて潤
滑および冷却機能を十分に発揮させることができるもの
でありながら、グルーブを含めて軟質軸受部材の内径を
硬質軸受部材の内径の95%〜99.9%の範囲に設定
しているので、潤滑および冷却のために自揚水の一部が
グルーブを伝って流動するにもかかわらず、軸受として
の負荷能力の低下を抑え、したがって、高い負荷能力を
保ちつつ、潤滑性能および冷却性能を高めることができ
る。
受部材の軸方向両側に配置している軟質軸受部材の内径
を硬質軸受部材の内径よりも小さくしているので、ポン
プへの組付時、ポンプの輸送時、ポンプの設置時あるい
はポンプの初期運転時などにおいて、軸スリ−ブもしく
は主軸が当接または衝突する部材を軟質軸受部材に特定
して、硬質軸受部材への当接や衝突を回避し、硬質軸受
部材が脆性の高いセラミックス系の材料によって構成さ
れていても、クラックの発生などの損傷を防止して耐用
寿命を延長化することができる。しかも、硬質軸受部材
および軟質軸受部材の内周面に軸方向に連通するグルー
ブが形成されていることから、ポンプの揚水運転時には
自揚水の一部をグルーブを通して軸支面に注入させて潤
滑および冷却機能を十分に発揮させることができるもの
でありながら、グルーブを含めて軟質軸受部材の内径を
硬質軸受部材の内径の95%〜99.9%の範囲に設定
しているので、潤滑および冷却のために自揚水の一部が
グルーブを伝って流動するにもかかわらず、軸受として
の負荷能力の低下を抑え、したがって、高い負荷能力を
保ちつつ、潤滑性能および冷却性能を高めることができ
る。
【図1】本考案の一実施例を示す縦断側面図である。
【図2】図1のア−ア線断面図である。
【図3】要部の拡大断面図である。
【図4】従来例の縦断側面図である。
1 硬質軸受部材 3 軸受ケ−シング 4,7 グルーブ 6 軟質軸受部材 D1 硬質軸受部材の内径 D2 軟質軸受部材の内径
Claims (1)
- 【請求項1】 軸受ケ−シングに保持された硬質軸受部
材の軸方向両側に、該硬質軸受部材の内径よりも小さい
内径を有する軟質軸受部材が配置されたラジアル軸受に
おいて、前記硬質軸受部材および軟質軸受部材の内周面
には軸方向に連通するグルーブが形成され、かつ、前記
軟質軸受部材の内径が硬質軸受部材の内径の95%〜9
9.9%の範囲に設定されていることを特徴とするラジ
アル軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992065980U JPH0740097Y2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | ラジアル軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992065980U JPH0740097Y2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | ラジアル軸受 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0630526U JPH0630526U (ja) | 1994-04-22 |
| JPH0740097Y2 true JPH0740097Y2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=13302665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992065980U Expired - Lifetime JPH0740097Y2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | ラジアル軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0740097Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2664146B2 (ja) * | 1987-03-20 | 1997-10-15 | 株式会社日立製作所 | セラミツク軸受 |
-
1992
- 1992-09-22 JP JP1992065980U patent/JPH0740097Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0630526U (ja) | 1994-04-22 |
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