JPH0740501A - 加工性に優れた黒色鋼板およびその製造方法 - Google Patents
加工性に優れた黒色鋼板およびその製造方法Info
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- JPH0740501A JPH0740501A JP18518193A JP18518193A JPH0740501A JP H0740501 A JPH0740501 A JP H0740501A JP 18518193 A JP18518193 A JP 18518193A JP 18518193 A JP18518193 A JP 18518193A JP H0740501 A JPH0740501 A JP H0740501A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 有機樹脂皮膜で保護されている黒色化処理鋼
板の加工性を向上させる皮膜の提案。 【構成】 陽極酸化黒色皮膜を有するZn−Ni合金めっき
鋼板の表面に、アクリル樹脂100 重量部に対しポリオレ
フィンワッスを 1〜20重量部およびクロム酸を0.2 〜1.
0 重量部含有する厚み0.5 〜2 μm の有機樹脂皮膜を形
成する。
板の加工性を向上させる皮膜の提案。 【構成】 陽極酸化黒色皮膜を有するZn−Ni合金めっき
鋼板の表面に、アクリル樹脂100 重量部に対しポリオレ
フィンワッスを 1〜20重量部およびクロム酸を0.2 〜1.
0 重量部含有する厚み0.5 〜2 μm の有機樹脂皮膜を形
成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車、家電、建材等の
分野の材料として好適な加工性に優れた黒色鋼板および
その製造方法に関するものである。
分野の材料として好適な加工性に優れた黒色鋼板および
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車、家電、建材等に用いられている
黒色化処理鋼板は、黒色化処理後の着色皮膜を保護する
ため透明な有機樹脂皮膜をあるいは特開平2-217480号公
報に開示されているように着色顔料を添加した有機樹脂
皮膜を数μm 施している。また耐蝕性を得るために樹脂
塗布前にクロメート処理したり、樹脂中にクロム酸を含
有させたりしている。
黒色化処理鋼板は、黒色化処理後の着色皮膜を保護する
ため透明な有機樹脂皮膜をあるいは特開平2-217480号公
報に開示されているように着色顔料を添加した有機樹脂
皮膜を数μm 施している。また耐蝕性を得るために樹脂
塗布前にクロメート処理したり、樹脂中にクロム酸を含
有させたりしている。
【0003】このようにして製造された鋼板は美麗な黒
色外観を呈しているが、実際にユーザーで打ち抜きや折
り曲げ、さらには絞り等の加工を施すと、かじりを生じ
たり、絞りきれずに加工の途中で鋼板が割れるなどの不
具合を生じることが多々あった。
色外観を呈しているが、実際にユーザーで打ち抜きや折
り曲げ、さらには絞り等の加工を施すと、かじりを生じ
たり、絞りきれずに加工の途中で鋼板が割れるなどの不
具合を生じることが多々あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、これ
らの問題点を解決し、加工性に優れた黒色鋼板およびそ
の製造方法を提供することである。
らの問題点を解決し、加工性に優れた黒色鋼板およびそ
の製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、陽極酸化黒色
皮膜を有するZn−Ni合金めっき鋼板の表面に、アクリル
樹脂 100重量部に対しポリオレフィンワックスを 1〜20
重量部およびクロム酸を 0.2〜 1.0重量部含有する厚み
0.5〜 2μm の有機樹脂複合皮膜を有することを特徴と
する加工性に優れた黒色鋼板であり、また本発明は、水
分散型アクリル樹脂からなる溶液の不揮発分 100重量部
に対して、平均粒子径が 0.5〜10μm のポリオレフィン
ワックスを 1〜20重量部およびクロム酸を 0.2〜 1.0重
量部添加した水溶液を陽極電解処理したZn−Ni合金めっ
き鋼板上に塗布し、到達板温80〜150℃で乾燥処理し、
厚み 0.5〜 2μm の有機樹脂複合皮膜を形成したことを
特徴とする加工性に優れた黒色鋼板の製造方法である。
皮膜を有するZn−Ni合金めっき鋼板の表面に、アクリル
樹脂 100重量部に対しポリオレフィンワックスを 1〜20
重量部およびクロム酸を 0.2〜 1.0重量部含有する厚み
0.5〜 2μm の有機樹脂複合皮膜を有することを特徴と
する加工性に優れた黒色鋼板であり、また本発明は、水
分散型アクリル樹脂からなる溶液の不揮発分 100重量部
に対して、平均粒子径が 0.5〜10μm のポリオレフィン
ワックスを 1〜20重量部およびクロム酸を 0.2〜 1.0重
量部添加した水溶液を陽極電解処理したZn−Ni合金めっ
き鋼板上に塗布し、到達板温80〜150℃で乾燥処理し、
厚み 0.5〜 2μm の有機樹脂複合皮膜を形成したことを
特徴とする加工性に優れた黒色鋼板の製造方法である。
【0006】Zn−Ni合金めっき鋼板の陽極電解処理は、
塩素酸塩溶液中で通常の陽極電解処理を施せばよい。
塩素酸塩溶液中で通常の陽極電解処理を施せばよい。
【0007】
【作用】本発明者らは、樹脂中にポリオレフィンワック
スを添加することにより加工性に優れた性状を確保する
ことができることを見出した。ポリオレフィンワックス
の平均粒子径を 0.5〜10μm に限定したのは、 0.5μm
未満では加工性に効果がなく、10μm を超えると水分散
性が悪く沈降しやすくなり好ましくないからである。
スを添加することにより加工性に優れた性状を確保する
ことができることを見出した。ポリオレフィンワックス
の平均粒子径を 0.5〜10μm に限定したのは、 0.5μm
未満では加工性に効果がなく、10μm を超えると水分散
性が悪く沈降しやすくなり好ましくないからである。
【0008】ポリオレフィンワックスの添加量はベース
樹脂固形分 100重量部に対して、 1〜20重量部である。
1 重量部未満では加工性に効果がなく、20重量部を超え
ると成形時にパウダリングが生じやすくなり、型に付着
したりして好ましくない。ベース樹脂の水分散型アクリ
ル樹脂は特に指定されるものではないが、水分散のため
に用いられている乳化剤が塗装後の耐蝕性に悪影響を及
ぼさないよう、あるいはクロム酸を添加した場合樹脂が
固化したり、膜張りなどの悪影響のないものを選ぶ必要
がある。
樹脂固形分 100重量部に対して、 1〜20重量部である。
1 重量部未満では加工性に効果がなく、20重量部を超え
ると成形時にパウダリングが生じやすくなり、型に付着
したりして好ましくない。ベース樹脂の水分散型アクリ
ル樹脂は特に指定されるものではないが、水分散のため
に用いられている乳化剤が塗装後の耐蝕性に悪影響を及
ぼさないよう、あるいはクロム酸を添加した場合樹脂が
固化したり、膜張りなどの悪影響のないものを選ぶ必要
がある。
【0009】本発明では、さらにクロム酸を 0.2〜 1.0
重量部添加する。 0.2重量部未満では耐食性が不足し、
1.0重量部を超えると導電性がなくなりスポット溶接が
出来なくなったり、アース性がなくなるなどの不都合が
生じるので好ましくない。以上の組成の溶液を陽極電解
処理後のZn−Ni合金めっき鋼板上にロールコータ等で塗
布し、到達板温80〜 150℃で乾燥処理する。80℃未満で
は乾燥が不充分で密着性が劣化する。また 150℃超えで
は樹脂の劣化が早まるので好ましくない。
重量部添加する。 0.2重量部未満では耐食性が不足し、
1.0重量部を超えると導電性がなくなりスポット溶接が
出来なくなったり、アース性がなくなるなどの不都合が
生じるので好ましくない。以上の組成の溶液を陽極電解
処理後のZn−Ni合金めっき鋼板上にロールコータ等で塗
布し、到達板温80〜 150℃で乾燥処理する。80℃未満で
は乾燥が不充分で密着性が劣化する。また 150℃超えで
は樹脂の劣化が早まるので好ましくない。
【0010】このような樹脂皮膜を厚み 0.5〜 2μm 形
成する。 0.5μm 未満では美麗な外観に仕上がらない。
また 2μm を超えるとスポット溶接を行う場合にナゲッ
トが形成されないばかりでなく、パウダリングも発生し
やすくなり加工性の点でも好ましくない。以下に本発明
の効果について実施例を以て説明する。
成する。 0.5μm 未満では美麗な外観に仕上がらない。
また 2μm を超えるとスポット溶接を行う場合にナゲッ
トが形成されないばかりでなく、パウダリングも発生し
やすくなり加工性の点でも好ましくない。以下に本発明
の効果について実施例を以て説明する。
【0011】
1、黒色化処理 Zn−Ni合金めっき鋼板(付着量20g/m2 、Ni含有率12
%、下地鋼板SPCC相当 板厚 0.7mm)を用い、NaCl
O3 50 g/l、Na2SO4 100g/l、pH1.5 、50℃の黒
化処理液で75A/dm2 、150 C/dm2 の条件で陽極電解
を行い黒化させたものを樹脂皮覆に供した。樹脂皮覆前
のL値=8 、G値=0.5 であった。 2、樹脂被覆 水分散型アクリル樹脂として、日本パーカライジング
(株)製の3966AX(商品名)を使用した。ポリオレフィ
ンワックスは、サンノプコ(株)製、三洋化成(株)
製、旭化成(株)製のものを使用した。
%、下地鋼板SPCC相当 板厚 0.7mm)を用い、NaCl
O3 50 g/l、Na2SO4 100g/l、pH1.5 、50℃の黒
化処理液で75A/dm2 、150 C/dm2 の条件で陽極電解
を行い黒化させたものを樹脂皮覆に供した。樹脂皮覆前
のL値=8 、G値=0.5 であった。 2、樹脂被覆 水分散型アクリル樹脂として、日本パーカライジング
(株)製の3966AX(商品名)を使用した。ポリオレフィ
ンワックスは、サンノプコ(株)製、三洋化成(株)
製、旭化成(株)製のものを使用した。
【0012】表1に実施例、比較例ならびに耐食性、溶
接性、加工性を示した。耐食性は塩水噴霧試験(JIS Z2
371)により行い 200時間後の白錆発生率5%を基準とし
た。溶接性は加圧力 150Kg 40RのR型Cu−Cr電極で7.5k
A の電流を流したときに、通電されてナッゲトが形成さ
れたか否かにより評価した。
接性、加工性を示した。耐食性は塩水噴霧試験(JIS Z2
371)により行い 200時間後の白錆発生率5%を基準とし
た。溶接性は加圧力 150Kg 40RのR型Cu−Cr電極で7.5k
A の電流を流したときに、通電されてナッゲトが形成さ
れたか否かにより評価した。
【0013】加工性のうち絞り性は無塗油の試験片を円
筒深絞り試験機で、しわ押え圧 1.0kg、ポンチ径33mm、
絞り比2.18で加工し割れの有無で、一方パウダリング性
はその時の壁面の樹脂の剥がれの有無で評価した。
筒深絞り試験機で、しわ押え圧 1.0kg、ポンチ径33mm、
絞り比2.18で加工し割れの有無で、一方パウダリング性
はその時の壁面の樹脂の剥がれの有無で評価した。
【0014】
【表1】
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、加工性が
著しく改善され、耐食性、溶接性も損なうことがない。
これによって家電、建材、自動車用品の生産性が著しく
向上する。
著しく改善され、耐食性、溶接性も損なうことがない。
これによって家電、建材、自動車用品の生産性が著しく
向上する。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C25D 11/34 303
Claims (2)
- 【請求項1】 陽極酸化黒色皮膜を有するZn−Ni合金め
っき鋼板の表面に、アクリル樹脂 100重量部に対しポリ
オレフィンワックスを 1〜20重量部およびクロム酸を
0.2〜 1.0重量部含有する厚み 0.5〜 2μm の有機樹脂
複合皮膜を有することを特徴とする加工性に優れた黒色
鋼板。 - 【請求項2】 水分散型アクリル樹脂からなる溶液の不
揮発分 100重量部に対して、平均粒子径が 0.5〜10μm
のポリオレフィンワックスを 1〜20重量部およびクロム
酸を 0.2〜 1.0重量部添加した水溶液を陽極電解処理し
たZn−Ni合金めっき鋼板上に塗布し、到達板温80〜 150
℃で乾燥処理し、厚み 0.5〜 2μm の有機樹脂複合皮膜
を形成したことを特徴とする加工性に優れた黒色鋼板の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18518193A JP3256339B2 (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 加工性および溶接性に優れた黒色鋼板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18518193A JP3256339B2 (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 加工性および溶接性に優れた黒色鋼板およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0740501A true JPH0740501A (ja) | 1995-02-10 |
| JP3256339B2 JP3256339B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=16166264
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18518193A Expired - Fee Related JP3256339B2 (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 加工性および溶接性に優れた黒色鋼板およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3256339B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1028177A1 (de) * | 1999-02-09 | 2000-08-16 | Walter Hillebrand Gmbh & Co, KG | Passivierungsverfahren |
| EP1165857A4 (en) * | 1999-03-04 | 2003-08-13 | Henkel Corp | COMPOSITION AND METHOD FOR TREATING METAL SURFACES |
| US6899770B1 (en) | 1999-03-04 | 2005-05-31 | Henkel Corporation | Composition and process for treating metal surfaces |
-
1993
- 1993-07-27 JP JP18518193A patent/JP3256339B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1028177A1 (de) * | 1999-02-09 | 2000-08-16 | Walter Hillebrand Gmbh & Co, KG | Passivierungsverfahren |
| EP1165857A4 (en) * | 1999-03-04 | 2003-08-13 | Henkel Corp | COMPOSITION AND METHOD FOR TREATING METAL SURFACES |
| US6899770B1 (en) | 1999-03-04 | 2005-05-31 | Henkel Corporation | Composition and process for treating metal surfaces |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3256339B2 (ja) | 2002-02-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |