JPH0740660U - 糸巻きリール - Google Patents
糸巻きリールInfo
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 正確に測量でき、かつ測量者の負担の少ない
糸巻きリールを提供する。 【構成】 両端フランジ部21の端面から軸線に沿って
延びる孔23、25をリール本体30は有している。そ
の孔23、25の各々に1対の環状部材20が挿嵌され
ている。環状部材20には、貫通孔11が設けられてい
る。この貫通孔11に回動、かつ軸線方向に移動可能に
1対の保持軸10が挿入されている。保持軸10の各々
は、貫通孔11より長い軸部3と、その軸部3の一方端
に形成され、かつリール本体30の端面に接触可能なフ
ランジ部1と、他方端に形成され、かつ環状部材20を
係止させる係止部5とを有している。保持軸10の各々
がリール本体30の各端面に接触した状態で、1対の保
持軸10は、軸線に沿って所定の距離を隔てて配置され
ている。
糸巻きリールを提供する。 【構成】 両端フランジ部21の端面から軸線に沿って
延びる孔23、25をリール本体30は有している。そ
の孔23、25の各々に1対の環状部材20が挿嵌され
ている。環状部材20には、貫通孔11が設けられてい
る。この貫通孔11に回動、かつ軸線方向に移動可能に
1対の保持軸10が挿入されている。保持軸10の各々
は、貫通孔11より長い軸部3と、その軸部3の一方端
に形成され、かつリール本体30の端面に接触可能なフ
ランジ部1と、他方端に形成され、かつ環状部材20を
係止させる係止部5とを有している。保持軸10の各々
がリール本体30の各端面に接触した状態で、1対の保
持軸10は、軸線に沿って所定の距離を隔てて配置され
ている。
Description
【0001】
本考案は、糸巻きリールに関し、より特定的には、軸線を中心として回転可能 であり、かつその回転により糸を巻取りおよび引出し可能な糸巻きリールに関す るものである。
【0002】
土地の測量その他において、たとえば正確な直線をとるために水糸などを巻く ための糸巻きリールが使用される。
【0003】 従来、測量用の糸巻きリールは、リール本体の軸心貫通孔に、一体形状を有す る支軸が遊挿された構成を有していた。以下、その従来の糸巻きリールについて 説明する。
【0004】 図7は、従来の糸巻きリールの構成を概略的に示す分解斜視図である。また図 8および図9は、従来の糸巻きリールを構成する保持軸の非係合状態および係合 状態を示す概略斜視図である。
【0005】 図7、図8および図9を参照して、従来の糸巻きリールは、プラスチック製の リール本体30と、プラスチック製の保持軸110とを有している。
【0006】 リール本体30の両端には1対の両端フランジ部21が設けられている。この リール本体30の軸心には、両端面を貫通する横断面円形の貫通孔23が設けら れている。
【0007】 リール本体30の軸部分(図示せず)には、糸40が巻付け可能である。 保持軸110は、左右同形の半体110a、110bよりなっている。各半体 110a、110bは、各々円筒形の軸部103の一方端に抜止め用のフランジ 部101を有し、他方端に連結部105を有している。連結部105は、それぞ れ円周方向に交互に設けられた複数の凹凸よりなっている。この凸部の内面には 爪部109が設けられ、凹部にはループ部107が設けられている。凸部および 凹部の円周方向の幅は実質的に同一寸法であって、各凹部に各凸部が密に嵌まり 込むように設定されている。
【0008】 そして、左右1対の半体110a、110bは、連結部105、105同士を 突き合わせるように対向状に押圧せられる。その結果、一方の半体の凹部に他方 の半体の凸部が密に嵌め込まれる。これとともに、凹部のループ部107に対向 半体の凸部の爪部109がループ部107の弾性に抗して強制的に掛け留められ る。
【0009】 かくして、左右1対の半体110a、110bは一体的に連結せられ、リール 本体30の軸心貫通孔23に保持軸110が遊挿せられる。またこの遊挿状態に おいてフランジ部101が貫通孔から抜け出さないようになされている。
【0010】 この糸巻きリールを用いて測量を行なう際には、図10に示すように、保持軸 110の両端のフランジ部103を親指と人指し指で挟んでリールを保持し、リ ールを回転自在な状態にしておいて糸40が引き出される。たとえば糸40が矢 印D方向に引き出される場合には、リール本体20は、保持軸110に対して矢 印C方向に回転することとなる。
【0011】
従来の糸巻きリールでは、保持軸110の長さL10は一定であり、この保持軸 110に回転可能にリール本体30が支持されているのみである。このため、糸 40の引出し時において、一旦、リール本体30が回転し始めると、その回転を 停止させ難い。そのため、引出したい糸の長さに対して、糸40が過剰に引き出 されてしまい、引き出された糸40が弛んだ状態となる。糸40が弛んでしまっ ては、測量時に正確な直線をとることが困難となる。一方、糸40の弛みを解消 するには、リール本体30を逆方向に回転させて糸40を巻取らねばならず、測 量者に多大な負担(手間)を強いるという問題点があった。
【0012】 それゆえ、本考案の目的は、正確に測量でき、かつ測量者の負担の少ない糸巻 きリールを提供することである。
【0013】
本考案の糸巻きリールは、軸線を中心として回転可能であり、かつその回転に より糸を巻取りおよび引出し可能な糸巻きリールであって、リール本体と、環状 部材と、1対の保持軸とを備えている。リール本体は、両端面から軸線に沿って 延びる孔を有している。1対の環状部材は、リール本体の両端面側から孔にそれ ぞれ挿嵌され、かつ軸線に沿う貫通孔を有している。1対の保持軸は、リール本 体の両端面側から回動可能にかつ軸線方向に移動可能に貫通孔にそれぞれ挿入さ れている。また保持軸の各々は、軸部分と、フランジ部分と、係止部分とを含ん でいる。軸部分は、貫通孔より長い寸法を有している。フランジ部分は、軸部分 の一方端に形成され、かつリール本体の各端面に接触可能に配置されている。係 止部分は、軸部分の他方端に形成され、かつ環状部材を係止させる役割をなして いる。また保持軸の各々がリール本体の各端面に接触した状態で、1対の保持軸 は、軸線に沿って所定の距離を隔てて配置される。
【0014】
本考案の糸巻きリールでは、1対の保持軸は軸線方向に移動可能なように貫通 孔に挿入されており、その移動によって保持軸のフランジ部の各々がリール本体 の各端面に接触可能である。このため、糸の引出し時にリール本体が回転しても 、1対の保持軸をリール本体側へ押圧することでリール本体の回転を停止させる ことができる。すなわち、回転するリール本体の各端面に保持軸の各フランジ部 が接することにより摩擦力が生じ、その摩擦力によりリール本体の回転が停止せ られる。よって、引出し時において保持軸をリール本体側へ押圧するだけで容易 に所望量の糸の引出しが可能となり、糸の弛みは生じなくなる。また、弛みが生 じないため測量者がリール本体を逆方向へ回転させて糸を巻取るという労力も不 要となる。したがって、正確に測量でき、かつ測量者の負担の少ない糸巻きリー ルを実現することができる。
【0015】
以下、本考案の実施例について図に基づいて説明する。
【0016】 図1および図2は、本考案の一実施例における糸巻きリールの構成を概略的に 示す分解斜視図および組立斜視図である。また図3および図4は、本考案の一実 施例における糸巻きリールを構成する保持軸と環状部材の構成を概略的に示す分 解斜視図および組立斜視図である。
【0017】 図1、図2、図3および図4を参照して、本考案の一実施例における糸巻きリ ールは、各々プラスチック製の保持軸10と、環状部材20と、リール本体30 とを有している。
【0018】 主に図1を参照して、リール本体30は、その両端に、1対の両端フランジ部 21を有している。この1対の両端フランジ部21の表面には、各々横断面が正 五角形の孔23が軸線に沿って設けられている。また1対の孔23に連結するよ うに横断面が円形の連通孔25が設けられている。このリール本体30には、そ の軸線を中心として糸40が巻付け可能である。
【0019】 環状部材20は、リール本体30の孔23に挿嵌可能なように五角柱形状を有 している。また環状部材20には、その両端を貫通するように横断面が円形の貫 通孔11が設けられている。
【0020】 保持軸10は、フランジ部1と、軸部3と、係止部5とを有している。軸部3 の一方端部には、円板形状のフランジ部1が設けられている。また軸部3の他方 端には環状部材20を係止するための係止部5が設けられている。また係止部5 の端部から軸部3の長さ方向に沿って複数個の切欠部7が設けられている。軸部 3は略円筒形状を有し、貫通孔11よりも長い寸法を有し、また軸部3の径は、 貫通孔11の径よりも若干小さくなるように設定されている。
【0021】 主に図3を参照して、保持軸10と環状部材20との嵌め合わせにおいては、 まず環状部材20の貫通孔11端部に保持軸10の係止部5が当てがわれる。こ の状態で保持軸10が環状部材20側へ押圧せられる。その結果、係止部5の径 が切欠部7の働きにより縮小せられ、径止部5が貫通孔11内へ挿入される。
【0022】 主に図4を参照して、さらに保持軸10を環状部材20側へ押圧することによ り、係止部5が貫通孔11の他方端より突出し、軸部3の弾性力により元の形状 に復帰する。すなわち、係止部5の径が広がり、貫通孔11の径よりも大きくな る。これにより、軸部3が貫通孔11内に挿嵌され、かつ係止部5により環状部 材20が軸部3から抜けることが防止される。
【0023】 主に図2を参照して、このように環状部材20に保持軸10が嵌め込まれた状 態で、環状部材20はリール本体30の孔23に嵌合されている。この状態にお いて、リール本体30は、保持軸10に対して、矢印E、F方向に回転自在に支 持されている。また環状部材20も、リール本体30とともに回転可能なように 保持軸10に支持されている。
【0024】 図5は、図2の矢印V−V線に沿う概略断面図である。図5を参照して、保持 軸1は、環状部材20に回動可能に、かつ軸線方向(矢印A、B方向)に移動可 能に挿入されている。また軸部3の長さ方向の寸法は、貫通孔11の寸法よりも 大きくなるように設定されている。それゆえ、軸部3が貫通孔11に挿入された 状態では、環状部材20の一方端面とフランジ部1との間、および環状部材20 の他方端面と係止部5との間にいわゆる遊びL1 、L2 が生ずる。また1対の保 持軸10は、所定の寸法L0 を介在して軸線方向に沿って配置されている。
【0025】 このため、1対の保持軸10は、リール本体30に対して矢印A、B方向に移 動可能である。この移動により、保持軸10のフランジ部1がリール本体30の 両端フランジ部21もしくは環状部材20の一方端面に接触可能である。それゆ え、図2に示すようにリール本体30が矢印EもしくはF方向に回転せられた場 合、保持軸10をリール本体30側へ押圧することにより、リール本体30の回 転を停止させることができる。すなわち、回転するリール本体30の両端フラン ジ部21に保持軸10のフランジ部1が接触することによりその接触面に摩擦力 が生じ、その摩擦力によりリール本体30の回転が停止せられる。よって、糸引 出し時もしくは糸巻取り時において、保持軸10をリール本体30側へ押圧する だけで、容易に所望量の糸の引出しおよび巻取りが可能となり、引き出された糸 40の弛みは生じない。また糸40の弛みが生じないため、測量者がリール本体 30を逆方向へ回転させて糸40を巻取るという労力も不要となる。したがって 、正確に測量でき、かつ測量者の負担が少ない糸巻きリールを実現することがで きる。
【0026】 なお本実施例では、保持軸10のフランジ部1の形状は円板形状であるが、こ れに限られない。具体的には、フランジ部1は、図6に示すように八角形の平板 形状を有していてもよい。
【0027】 また本実施例では、環状部材11は、横断面が五角形の形状を有しているが、 これに限られるものではない。具体的には、環状部材20の横断面は三角形、四 角形、六角形などの多角形もしくは円形であってもよい。
【0028】 また本実施例では、リール本体30に設けられた1対の孔23、23と連通孔 25とによりリール本体30を貫通する貫通孔が構成されているが、これに限ら れず、リール本体30に設けられる孔はリール本体30を貫通していなくてもよ い。
【0029】 また本実施例においては、環状部材20とリール本体30とが別体として設け られているが、これに限定されるものではなく、リール本体30と環状部材20 とが一体的に設けられていてもよい。なお、この場合のリール本体は、1対の保 持軸10が互いに所定の距離を隔てるように、かつ軸線方向に移動可能なように 、かつリール本体から抜けないように、1対の保持軸10を保持できる構成を有 していればよい。
【0030】
本考案の糸巻きリールでは、1対の保持軸は軸線方向に移動可能なように貫通 孔に挿入されており、その移動によってフランジ部の各々がリール本体の各端面 に接触可能である。このため、容易に所望量の糸の引出しおよび巻取りが可能と なり、引き出された糸の弛みは生じない。また糸の弛みが生じないため、測量者 がリール本体を逆方向へ回転させて糸を巻取るという労力も不要となる。したが って、正確に測量でき、かつ測量者の負担の少ない糸巻きリールを実現すること ができる。
【図1】本考案の一実施例における糸巻きリールの構成
を概略的に示す分解斜視図である。
を概略的に示す分解斜視図である。
【図2】本考案の一実施例における糸巻きリールの構成
を概略的に示す組立斜視図である。
を概略的に示す組立斜視図である。
【図3】本考案の一実施例における糸巻きリールを構成
する保持軸と環状部材の構成を概略的に示す分解斜視図
である。
する保持軸と環状部材の構成を概略的に示す分解斜視図
である。
【図4】本考案の一実施例における糸巻きリールを構成
する保持軸と環状部材の構成を概略的に示す組立斜視図
である。
する保持軸と環状部材の構成を概略的に示す組立斜視図
である。
【図5】図2のV−V線に沿う概略断面図である。
【図6】保持軸のフランジ部が八角形の場合の構成を示
す概略斜視図である。
す概略斜視図である。
【図7】従来の糸巻きリールの構成を概略的に示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図8】従来の糸巻きリールを構成する保持軸の構成を
概略的に示す分解斜視図である。
概略的に示す分解斜視図である。
【図9】従来の糸巻きリールを構成する保持軸の構成を
概略的に示す組立斜視図である。
概略的に示す組立斜視図である。
【図10】糸巻きリールの使用方法を説明するための概
略斜視図である。
略斜視図である。
1 フランジ部 3 軸部 5 係止部 7 切欠部 10 保持軸 11 貫通孔 20 環状部材 21 両端フランジ部 23 孔 25 連通孔 30 リール本体
Claims (1)
- 【請求項1】 軸線を中心として回転可能であり、かつ
その回転により糸を巻取りおよび引出し可能な糸巻きリ
ールであって、 両端面から前記軸線に沿って延びる孔を有するリール本
体と、 前記リール本体の両端面側から前記孔にそれぞれ挿嵌さ
れ、かつ前記軸線に沿う貫通孔を有する1対の環状部材
と、 前記リール本体の両端面側から、回動可能にかつ前記軸
線方向に移動可能に前記貫通孔にそれぞれ挿入される1
対の保持軸とを備え、 前記保持軸の各々は、 前記貫通孔より長い軸部分と、 その軸部分の一方端に形成され、かつ前記リール本体の
各端面に接触可能に配置されたフランジ部分と、 前記軸部分の他方端に形成され、かつ前記環状部材を係
止させる係止部分とを含み、 前記保持軸の各々が前記リール本体の各端面に接触した
状態で、前記1対の保持軸は前記軸線に沿って所定の距
離を隔てて配置される、糸巻きリール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7062893U JPH0750379Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 糸巻きリール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7062893U JPH0750379Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 糸巻きリール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0740660U true JPH0740660U (ja) | 1995-07-21 |
| JPH0750379Y2 JPH0750379Y2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=13437091
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7062893U Expired - Fee Related JPH0750379Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 糸巻きリール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0750379Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP7062893U patent/JPH0750379Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0750379Y2 (ja) | 1995-11-15 |
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Legal Events
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| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960514 |
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