JPH0740760U - 長尺物品用加熱炉 - Google Patents
長尺物品用加熱炉Info
- Publication number
- JPH0740760U JPH0740760U JP7082093U JP7082093U JPH0740760U JP H0740760 U JPH0740760 U JP H0740760U JP 7082093 U JP7082093 U JP 7082093U JP 7082093 U JP7082093 U JP 7082093U JP H0740760 U JPH0740760 U JP H0740760U
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- heating furnace
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 長尺物品12が熱膨張した場合にも長尺物品
12の下面に傷が付くことを防ぐことができる長尺物品
用加熱炉を提供する。 【構成】 バーナー3を備えた加熱炉本体1と、炉内床
面8上に設置された細長い複数の支持台10とを具備
し、支持台10上に加熱すべきビレット12を掛け渡し
て複数載置される加熱炉である。支持台10は、水平な
コロ受け面24を有しコロ受け面24の幅方向両端部に
はストッパ部26Bを備えた下体10Aと、コロ受け面
24上に転動可能に置かれた2本の同径のコロ28と、
コロ28の上に水平に載置された天板30および一対の
ストッパ板32とからなる上体10Bとを具備する。
12の下面に傷が付くことを防ぐことができる長尺物品
用加熱炉を提供する。 【構成】 バーナー3を備えた加熱炉本体1と、炉内床
面8上に設置された細長い複数の支持台10とを具備
し、支持台10上に加熱すべきビレット12を掛け渡し
て複数載置される加熱炉である。支持台10は、水平な
コロ受け面24を有しコロ受け面24の幅方向両端部に
はストッパ部26Bを備えた下体10Aと、コロ受け面
24上に転動可能に置かれた2本の同径のコロ28と、
コロ28の上に水平に載置された天板30および一対の
ストッパ板32とからなる上体10Bとを具備する。
Description
【0001】
本考案は、炉内に平行配置された複数の支持台上に、長尺物品を掛け渡した状 態で載置し、加熱処理するための長尺物品用加熱炉に関する。
【0002】
この種の長尺物品用加熱炉の一例として、長尺の金属ビレット用の均質炉を例 に挙げて説明する。アルミニウム等の金属を鋳造して長尺、例えば数m〜10m 程度の円柱状ビレットを製造した場合、鋳造した直後のビレット内部にはミクロ 的偏析が生じるため、このビレットを多数本まとめて均質炉内に配置し、一定の 温度条件で加熱してミクロ的偏析を除去する処理を行っている。
【0003】 上記均質化処理に際し、従来は、均質炉の内部に金属製のレールを複数平行に 配置し、これらレール上にレールと直交するように一定数のビレットを平行に単 層または積層状に載せ、さらにビレット上に直交状態でレールを並べ、これを繰 り返すことにより多数段に亙ってビレットとレールを交互に積み上げて、加熱す る方法を採っていた。
【0004】
しかしながら、上記のようなビレット支持構造で均質化処理を行うと、加熱中 にビレットが例えば数cm程度熱膨張するため、炉内床面に載置された最下段の レールと、それに接するビレットとの間に擦れが生じて、ビレットのレール接触 箇所が毟れ、深さ数mm程度の傷が生じる問題があった。なお、最下段以外のビ レットは、支えるレールがビレットに載っており、レール位置がビレットの熱膨 張に追従するため、上記のような傷は生じない。
【0005】 上記問題を防ぐため、最下段のレールの代わりに、多数の金属製コロを炉内床 面に配置した枠内に並べ、さらにコロの上に金属板製のスペーサを載せて、これ らスペーサ上にビレットを載せることにより、ビレットの熱膨張に合わせてスペ ーサがコロの上を転がるようにした支持構造も試みられた。
【0006】 しかし上記支持構造では、床面のほぼ全面がコロの転動範囲になるために、広 い転動範囲の全面に亙って平行度および水平度を高めなければならず、そのため の調整に手間とコストがかかる欠点を有していた。また、多数のコロが広範囲に 亙って転動するために、フォークリフトを使用してビレットをスペーサ上に載せ る際に、フォークリフトのリフタ先端でコロを損傷することが多く、搬送作業の 支障になっていた。
【0007】 本考案は、上記課題を解決するためになされたもので、長尺物品が熱膨張した 場合にも物品支持面がスライドすることにより長尺物品の下面に傷が付くことを 防ぐことができ、しかも支持台の平行度および水平度調整が簡単に行え、さらに 支持台上への物品の搬入搬出が容易に行える長尺物品用加熱炉を提供することを 課題としている。
【0008】
本考案に係る長尺物品用加熱炉は、炉内を加熱する加熱手段を備えた加熱炉本 体と、この加熱炉本体の炉内床面上に互いに平行に設置された細長い複数の支持 台とを具備し、これら支持台上に加熱すべき長尺物品を支持台と直交する方向に 掛け渡して複数載置したうえ、これら長尺物品を加熱する長尺物品用加熱炉にお いて、前記支持台は、前記炉内床面上に載置され、支持台の長手方向へ延びる水 平なコロ受け面を有すると共に、このコロ受け面の幅方向両端部には上方へ突出 する一対のストッパ部を備えた下体と、前記下体のコロ受け面上に、コロ受け面 の幅方向へ転動可能に配置された少なくとも2本の同径円柱状のコロと、前記コ ロの上に載置され、その上面が、コロに当接するコロ押さえ面に対し平行な物品 支持面とされると共に、前記コロ押さえ面の幅方向両端には、下方に突出する一 対のストッパ部が形成された上体とを具備することを特徴とする。
【0009】
本考案に係る長尺物品用加熱炉によれば、長尺物品を支える支持台が、コロを 挟んでスライド可能に配置された上体および下体から構成されているので、長尺 物品が熱膨張した際には、コロが転動して上体がスライドし、上体と長尺物品と の間に擦れが生じず、長尺物品の下面に傷が付くことが防止できる。また、上体 の下面および下体の上面にそれぞれストッパ部が形成されているから、上体が下 体上から脱落することがなく、しかもコロの本数は2本以上であるから、上体と 下体との平行度を常に高く維持できる。さらに、支持台の設置時には、各下体の 接地面のみを全て同一平面に合わせるだけで平行度および水平度調整が完了する ので、炉内床面のほぼ全面にコロを敷き詰めた場合のように炉内床面の広範に亙 って調整を行う必要がなく、設置が容易である。さらにまた、支持台と支持台と の間には常に一定の間隙が空くので、この間隙を利用すればフォークリフト等に より長尺物品の搬送が容易に行える。
【0010】
図1および図2はそれぞれ、本考案に係る長尺物品用加熱炉の一実施例として 長尺ビレット用の均質炉を示す正断面図および側断面図である。符号1は炉本体 1であり、この炉本体1の両端壁面にはそれぞれ物品搬入搬出用の扉2、4が設 けられている。また、炉本体1の天井部には循環ファン6、側壁面にはバーナー 3がそれぞれ設置されている。
【0011】 炉本体1の内部には、炉内床面を構成する床板8が設置され、この床板8上に は、長細い直方体状の支持台10が多数、互いに間隔を空けて平行に設置されて いる。なお、均質化処理を行う場合には、図示するように支持台10上に多数の ビレット12が直交方向へ向けて単層または2〜3層に並べて載置され(図示の 例では単層)、さらにこれらビレット12上にスペーサ14が直交方向へ向けて 載置され、以下同様にビレット12、スペーサ14が交互に直交した状態で一定 高さまで積み上げられる。最下段のビレット12以外では傷発生の問題がないか ら、スペーサ14は従来から使用されている単純な金属製レール等でよい。
【0012】 本考案の特徴点は支持台10の構造にあり、図3は支持台10の正断面図、図 4は側面図、図5は平面図である。支持台10は、床板8上に載置される下体1 0Aと、その上方に配置される上体10Bと、これら下体10Aと上体10Bと の間に転動可能に介装された2本のコロ28とから構成され、いずれも鋼鉄等の 金属で形成されている。コロ28の本数はこの例では2本であるが、3本以上で あってもよい。またこの例では、図4に示すように、上体10Bの全長が下体1 0Aの約1/2とされ、1つの下体10A上に2つの上体10Bが設置されてい る。ただし、上体10Bは2つに分割されていなくてもよいし、3つ以上に分割 されていてもよい。
【0013】 下体10Aは、矩形状の底板20と、この底板20上に長手方向一定間隔を空 けて垂直に立てられた型板26と、型板26上に底板20と平行に配置された上 板24と、上板24の下面を支えるために各型板26間に垂直に固定された補強 板22とから構成され、これらは相互に固定されている。型板26の両端部には 、それぞれ上方に突出するストッパ部26Bが形成され、コロ28がこれらスト ッパ部26Bを乗り越えないようになっている。
【0014】 ストッパ部26Bのコロ28側の端面は傾斜面とされ、ストッパ部26Bに当 たった状態でもコロ28が空転できるようになっている。また、型板26のスト ッパ部26B間の部分は、上板24を支える上板支持面26Aとなっており、こ の上板支持面26Aの精度により、上板24の平行度が決定されるようになって いる。すなわち、型板26の下端面および上板支持面26Aのみを精度よく加工 するだけで、コロの転動面となる上板24の水平度を決定することができるから 、比較的安い加工コストで高精度が得られる利点を有する。
【0015】 一方、上体10Bは、矩形状の天板30と、この天板30の幅方向両側に垂直 に固定された一対のストッパ板32とから構成され、これらストッパ板32によ りコロ28が天板30から外れないように係止されている。なお、天板30およ び上板24の幅は、コロ28が上体10Bと下体10Aの間で片側に寄った場合 にも、上体10Bが重心を崩してコロ28から落下しないような値に設定されて いる。また、ストッパ板32とストッパ部26Bは、上体10Bがどの位置にス ライドしても、互いに干渉しないように突出量が設定されている。
【0016】 上記構成からなる均質炉によれば、ビレット12を支える支持台10が、2本 のコロ28を挟んでビレット12の長手方向へスライド可能に配置された上体1 0Bと下体10Aとから構成されているから、ビレット12が熱膨張すると、コ ロ28が転動して上体10Bがスライドし、上体10Bとビレット12との間に 擦れが起こらず、ビレット12の下面に傷が付くことが防止できる。また、上体 10Bのストッパ板32、および下体10Aのストッパ部26Bによって、上体 10Bが下体10Aから転落することがなく、しかもコロ28の本数は2本であ るから、上体10Bと下体10Aとの平行度は常に高く維持できる。
【0017】 また、支持台10の設置時には、各下体10Aの接地面のみを同一平面に合わ せるだけで水平度調整が完了するので、炉内床面のほぼ全面にコロを敷いた場合 のように炉内床面全面の水平度調整を行う必要がなく、設置作業が容易である。 さらに、支持台10同士の間には常に広い間隙が空くので、この間隙を用いれば フォークリフト等によりビレット12の搬送が容易に行える。
【0018】 なお、本考案は上記のようなビレット12の均質炉に限らず、長尺の物品を加 熱する用途であれば、いかなる加熱炉にも適用可能である。
【0019】
以上説明したように、本考案に係る長尺物品用加熱炉は、長尺物品を支持する 支持台がコロを挟んで長尺物品の長手方向にスライド可能に配置された上体と下 体とから構成されているので、長尺物品が熱膨張しても、コロが転動して上体が スライドし、上体と長尺物品との間に擦れが起こらず、長尺物品の下面に傷が付 くことが防止できる。
【0020】 また、上体および下体にそれぞれ形成されたストッパによって、コロが上体と 下体の間から外れて上体が下体から転落することがなく、しかもコロの本数は2 本以上であるから、物品支持面と炉内床面との平行度を高く維持できる。さらに 支持台の設置時には、炉内床面の各下体の設置面のみを全て同一平面に合わせる だけで平行度および水平度調整が完了するので、炉内床面のほぼ全面にコロを敷 き詰めた場合のように炉内床面全面の上記調整を行う必要がなく、設置が容易で ある。さらにまた、支持台同士の間には常に一定の間隙が空くので、支持台と干 渉することなくフォークリフト等により長尺物品の搬送が容易に行える。
【図1】本考案に係る長尺物品用加熱炉の一実施例を示
す正断面図である。
す正断面図である。
【図2】同加熱炉の側断面図である。
【図3】本考案の特徴である支持台の正断面図である。
【図4】同支持台の側面図である。
【図5】同支持台の平面図である。
1 加熱炉本体 2,4 搬入搬出扉 3 バーナー(加熱手段) 8 床板 10 支持台 10A 下体 10B 上体 12 ビレット(長尺物品) 14 スペーサ 20 底板 22 補強板 24 上板(コロ受け面) 26 型板 26B ストッパ部 28 コロ 30 天板(コロ押さえ面および物品支持面を有する) 32 ストッパ板(ストッパ部)
Claims (1)
- 【請求項1】 炉内を加熱する加熱手段を備えた加熱炉
本体と、この加熱炉本体の炉内床面上に互いに平行に設
置された細長い複数の支持台とを具備し、これら支持台
上に加熱すべき長尺物品を支持台と直交する方向に掛け
渡して複数載置したうえ、これら長尺物品を加熱する長
尺物品用加熱炉において、 前記支持台は、 前記炉内床面上に載置され、支持台の長手方向へ延びる
水平なコロ受け面を有すると共に、このコロ受け面の幅
方向両端部には上方へ突出する一対のストッパ部を備え
た下体と、 前記下体のコロ受け面上に、コロ受け面の幅方向へ転動
可能に配置された少なくとも2本の同径円柱状のコロ
と、 前記コロの上に載置され、その上面が、コロに当接する
コロ押さえ面に対し平行な物品支持面とされると共に、
前記コロ押さえ面の幅方向両端には、下方に突出する一
対のストッパ部が形成された上体と、 を具備することを特徴とする長尺物品用加熱炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7082093U JPH0740760U (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 長尺物品用加熱炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7082093U JPH0740760U (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 長尺物品用加熱炉 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0740760U true JPH0740760U (ja) | 1995-07-21 |
Family
ID=13442599
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7082093U Withdrawn JPH0740760U (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 長尺物品用加熱炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0740760U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2024174861A (ja) * | 2020-05-08 | 2024-12-17 | オートテック・エンジニアリング・ソシエダッド・リミターダ | 変形補償のためのシステムおよび方法 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP7082093U patent/JPH0740760U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2024174861A (ja) * | 2020-05-08 | 2024-12-17 | オートテック・エンジニアリング・ソシエダッド・リミターダ | 変形補償のためのシステムおよび方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980305 |