JPH0741082A - 粉体高密度化用粉体供給装置 - Google Patents

粉体高密度化用粉体供給装置

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JPH0741082A
JPH0741082A JP5201180A JP20118093A JPH0741082A JP H0741082 A JPH0741082 A JP H0741082A JP 5201180 A JP5201180 A JP 5201180A JP 20118093 A JP20118093 A JP 20118093A JP H0741082 A JPH0741082 A JP H0741082A
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JP
Japan
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powder
peripheral wall
densification
net body
vibrator
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Application number
JP5201180A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Mitani
哲雄 三谷
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Toyo Hitec KK
Original Assignee
Toyo Hitec KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 原料粉体の嵩比重を高めることができると共
に、この高密度化された粉体をブリッジ現象を生じるこ
となく、円滑に排出できる粉体高密度化用粉体供給装
置。 【構成】 下細りテーパ状に形成されたテーパ周壁5を
有する装置本体と、このテーパ周壁の内面に沿って配置
されるとともに、上記テーパ周壁5に弾性支持される少
なくとも1つの網体8と、この網体8を振動させる少な
くとも1つのバイブレータ9とを備えることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体高密度化用粉体供
給装置に関し、特に粉体の嵩比重を高めると共に、この
高密度化された粉体のブリッジ現象を防止して円滑に取
り出せるようにした粉体高密度化用粉体供給装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】粉末冶金工業、セラミック、窯業、フェ
ライト工業、資源産業、プラスチック工業、触媒工業、
色材工業、肥料工業、農薬工業、資源産業、洗剤工業、
医薬品工業、化粧品、食品工業、飼料工業、バイオ関連
産業及び廃棄物処理産業等、種々の分野で粉体が取り扱
われている。
【0003】これらの粉体は取り扱う際に飛散して作業
環境を汚染し、種々の労働災害の原因となったり、又、
粉体はその供給、包装などの自動化、定量化が困難であ
るうえ、嵩張って、包装コストや輸送コストが高くな
り、しかも取扱性が悪いなどの問題がある。
【0004】又、粉体が複数成分からなる場合、この各
成分の密度差、形状、大きさなどによって、取扱中に偏
析が起き易く、その取扱には相当の注意が必要となる。
【0005】そこで、粉体を造粒したり、予備成形後に
粉砕し、篩で粒度を揃えたりすることによって嵩密度を
向上させてこれらの問題を解決することが行われてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに粉体を造粒する場合、種々の造粒方法、即ち、粉体
材料の特性を把握し、造粒製品の性状に関連せてバイン
ダーを選択し、更に造粒操作時の条件を決定したうえで
種々の方法が採用されている。
【0007】具体的には、例えば転動造粒方法、圧縮型
造粒方法、撹拌型造粒方法、押し出し造粒方法、破砕型
造粒方法、真空造粒方法、溶融造粒方法又は噴霧乾燥造
粒方法等が採用され、それぞれの方法に応じた特殊な装
置が用いられている。
【0008】しかしながら、このような方法を採用した
場合、それぞれの方法に応じた装置を利用し、粉体が造
粒されるが、これでは、イニシャルコストが大となるだ
けでなく、複雑な製造工程を経て造粒が行われるため、
造粒コストが大となる。
【0009】一方、粉体を予備成形後に粉砕し、篩で粒
度を揃える方法を採用する場合には、製造工数が大とな
って製造コストが高くなるうえ、この粒度を揃える結
果、歩留りが悪くなる。
【0010】ところで、このように嵩密度を向上させた
粉体を紙やプラスチック等で形成された包装材の中に所
定量入れて小分けする際、一般に、下細りテーパ状のテ
ーパ周壁を備えるホッパーの下端から排出路を経て包装
材中に供給される。
【0011】ところが、これでは、下細りテーパ状のテ
ーパ周壁を備えるホッパーの下端から排出路を経て包装
材中に供給されるので、粉体の間の空間が一定以下に小
さくなり、粉体が互いに牽制しあって凸レンズ状に固ま
り、下方に落下しなくなる、いわゆる、ブリッジ現象が
発生し、粉体を円滑に供給できなくなる結果、このブリ
ッジ現象を防止するために、例えば特公昭43−145
26号公報に開示されているように、上記テーパ周壁の
内面に沿って配置され、該テーパ周壁に弾性支持される
網体と、この網体を振動させるバイブレータとを備える
ことが提案されている。
【0012】上記特公昭43−14526号公報で開示
されているブリッジ現象防止装置では、テーパ周壁を直
接弾性変形させることはなく、直接にブリッジを形成し
ている原料粉体に振動を加えるので、より大きな振動エ
ネルギーを原料粉体に伝達することができる。
【0013】しかしながら、このものは、装置のテーパ
周壁内面に沿って全周にわたって網体を配置するもので
あるので、網体で囲まれた空間内のブリッジの破壊に対
する効果が薄く、嵩密度がある程度以上になれば、原料
粉体の主要な通路となる網体で囲まれた空間内にブリッ
ジが形成されることがある。
【0014】又、この場合においては、原料粉末の圧縮
度、つまりタップ前後の原料粉体の圧縮された割合が大
であると多少の効果が認められるが、原料粉末の圧縮度
が低いと原料粉体の嵩密度は殆ど変化がなく、原料粉体
をそのまま排出するだけであるので、粉体を取り扱う際
に飛散して作業環境を汚染し、種々の労働災害の原因と
なっり、しかも粉体の供給、包装などの自動化、定量化
が困難であるうえ、嵩張って、包装コストや輸送コスト
が高くなり、しかも取扱性が悪いなど、上述の場合と同
様の課題がある。
【0015】即ち、このものは振動伝達面が細い丸棒あ
るいはワイヤ状のスクリーンで形成されているので、粉
体への振動伝達量が少なく、流動効果はある程度期待で
きても、嵩密度を向上させる効果は殆ど期待できず、か
えって、粉体の分散やほぐれが生じる結果、原料粉体の
嵩密度は殆ど変化がなく、原料粉体をそのまま排出する
だけになる恐れが有る。
【0016】ところで、本明細書において、圧縮度[化
学工学辞典(化学工学協会編 丸善株式会社発行)]と
は以下の方法で測定した値である。内径50mm、容積1
00mlの円筒型容器に目開き710μmの篩を通して粉
体を充填し、この円筒型容器上面で粉体をすり切って求
めたときの嵩密度(ゆるみ見掛比重)をAとする。次に、
タッピング装置(ホソカワミクロン製 粉体特性測定装置
パウダーテスタPTーN型)にセットして落下高さ18
mmで60回/1分の条件下3分間、つまり180回タッ
ピングを行った後、枠をはずしてカップ容器上面で粉体
をすり切って求めた嵩密度(固め見掛比重)をPとする
と、圧縮度Cは次式で求めらた値である。
【0017】C=100(P−A)/P(%)
【0018】更に、この装置は一つのホッパーの内面全
周にワイヤ状のスクリーンをはりめぐらし、このスクリ
ーンを一つの振動体で作動させているので、コントロー
ルできない共振が発生し強度上、弱い所に破断現象がお
こり、安定した運転が期待できない恐れがある。
【0019】本発明は、上記技術的課題に鑑み完成され
たものであって、下細りテーパ状に形成されたテーパ周
壁を有する装置本体と、このテーパ周壁の内面に沿って
配置されてなり、しかも上記テーパ周壁に弾性支持され
る少なくとも1つの網体と、この網体を振動させる少な
くとも1つのバイブレータとを備えることにより、原料
粉体の嵩密度を高めることができると共に、この高密度
化された粉体をブリッジ現象を生じることなく、円滑に
排出できる粉体高密度化用粉体供給装置を提供すること
を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、下細りテーパ状に形成されたテーパ周
壁を有する装置本体と、このテーパ周壁の内面に沿って
配置されるとともに、上記テーパ周壁に弾性支持される
少なくとも1つの網体と、この網体を振動させる少なく
とも1つのバイブレータとを備える、という技術的手段
を講じたものである。
【0021】しかしながら、本発明の粉体高密度化用粉
体供給装置において、1つの網体と、この網体を振動さ
せる1つのバイブレータとを備える場合には、バイブレ
ータによって駆動される網体が1つであり、粉体に方向
が異なる振動を重畳的に与えることができない結果、粉
体の嵩密度をさ程向上させることができないので、粉体
の嵩密度の向上に時間がかかったり、粉体によっては、
所望の嵩密度の向上を図ることができない場合がある。
【0022】この場合において、特に、原料粉末の圧縮
度が高いと効果が認められるが、原料粉末の圧縮度が低
いと、粉体の嵩密度の向上に時間がかかったり、粉体に
よっては、所望の嵩密度の向上を図ることができないこ
とがある。
【0023】従って、本発明においては、特に網体が複
数であり、この複数の網体がテーパ周壁の内面に沿って
適当な間隔を置き、かつ、異なる方向に面するように配
置されるとともに、上記テーパ周壁に弾性支持されてな
り、この各網体を個別に振動させる複数のバイブレータ
とを備え、これによって、粉体に方向が異なる振動を重
畳的に与えることができるようにしたものが最も望まし
い。
【0024】本発明における網体の配置は、複数の網体
がテーパ周壁の内面に沿って適当な間隔を置いて、か
つ、異なる方向に面するように配置されておればよく、
例えば複数の網体が周方向に等間隔を置いて配置された
り、一対又は複数対の網体を各対ごとに互いに対向して
配置したりすることができる。
【0025】又、本発明の網体の材質は、特に限定され
ないが、薄肉で所要の機械的強度が得られるとともに、
剛性と弾性とを調和的に備える金属を用いることが好ま
しく、例えば、鉄、ニッケル、コバルト等の単一金属材
料、或いはステンレス、13−クロム鋼等の合金材料、
更に、例えば表面焼き入れ、浸炭、クロムメッキ等の耐
摩耗性を高める表面処理を施した金属材料を使用するこ
とができる。
【0026】更に、本発明における各網体は、例えば金
属線を格子状に配置し、或いは金属線を編成し、金属線
の各交点を互いに溶接した網体や、有孔金属板からなる
網板を用いることができる。
【0027】これらの中では、金属断片や溶接スラグ
粉、溶接材粉などの異物が発生せず、網体の洗浄ないし
清掃が容易で、しかも、簡単に、かつ、安価に製造でき
る有孔金属板からなる網板を用いることが推奨される。
【0028】本発明において、各バイブレータは、各網
体を個別に振動させるように構成してあればよく、例え
ば各網体を周壁に沿う方向に振動させるように構成した
り、周壁の軸心に向かって直線往復振動させるように構
成したり、各網体を周壁の軸心に向かって揺動振動させ
るように構成したりすることができる。
【0029】ここで、各バイブレータの振動周期は同じ
にしたり、異ならせてもよく、また、各バイブレータの
振動位相は同じにしても異ならせてもよく、更に、各バ
イブレータの振動周期及び振動位相を同期させてもよ
く、しかも各網体の振幅は同じにしても異ならせてもよ
い。
【0030】ところで、本発明においては、一度装置内
で嵩密度を向上した粉体を取り出す際、高密度の粉体が
ほぐれて嵩密度が低下する恐れがある場合には、装置本
体の排出部内に縦軸に高密度化粉体を強制排出するスク
リューを設けたり、装置本体の排出部下方に横方向に高
密度化粉体を強制的に移送させるスクリューを設けても
良いのである。
【0031】
【作用】本発明は、下細りテーパ状に形成されたテーパ
周壁を有する装置本体と、このテーパ周壁の内面に沿っ
て配置されるとともに、上記テーパ周壁に弾性支持され
る少なくとも1つの網体と、この網体を振動させる少な
くとも1つのバイブレータとを備えている。
【0032】しかしながら、本発明の粉体高密度化用粉
体供給装置において、1つの網体と、この網体を振動さ
せる1つのバイブレータとを備える場合には、粉体のブ
リッジ現象は防止されるが、バイブレータによって駆動
される網体が1つであり、粉体に方向が異なる振動を重
畳的に与えることができない結果、粉体によっては、粉
体の嵩密度をさ程向上させることができず、粉体の嵩密
度の向上に時間がかかったり、所望の嵩密度の向上を図
ることができない場合がある。
【0033】従って、本発明において、網体が複数であ
り、この複数の網体がテーパ周壁の内面に沿って適当な
間隔を置き、かつ、異なる方向に面するように配置され
るとともに、上記テーパ周壁に弾性支持されてなり、こ
の各網体を個別に振動させる複数のバイブレータとを備
えると、複数の網体がバイブレータに駆動されて互いに
独立して、振動するので、その振動方向が異なり、原料
粉末に方向が異なる振動を重畳的に与える結果、粉体の
嵩密度が著しく向上する作用を有するのである。
【0034】又、本発明においては、このように構成さ
れているので、粉体の嵩密度が著しく高くなり、しかも
一方向に加えられる振動に対しては力学的バランスが破
れない場合でも、他の方向に加えられる振動、あるいは
これらが重畳された複合方向に加えられる振動によって
原料粉体間の力学的バランスが崩され、ブリッジを形成
する事なく、高密度化された粉体を円滑に排出できる作
用を有するのである。
【0035】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る粉体高密度化
用粉体供給装置を図面に基づいて具体的に説明する。図
1の正面図に示すように、本発明の一実施例に係る粉体
高密度化用粉体供給装置は装置本体1と、これを所定の
高さに支持する前後2対の支柱2と、左右1対のブリッ
ジブレーカ3とを備えている。
【0036】上記装置本体1は円筒部4と、これに下端
に連続する下細りテーパ状のテーパ周壁5と、このテー
パ周壁5の下端に連続する排出部6と、この排出部6を
開閉するシャッタ7とを備える。
【0037】上記テーパ周壁5の断面形状は、四角形、
六角形、八角形などの多角形、円形、楕円形など任意の
閉鎖幾何図形状に形成すればよいが、この実施例では、
内面での原料粉末の流れを均一にし、均質な状態で原料
粉末が排出されるようにするために、円形に形成されて
いる。
【0038】また、テーパ周壁5の軸心は傾斜させても
よいが、この実施例では、内面での原料粉末の流れを均
一にし、均質な状態で原料粉末が排出されるようにする
ために軸心を垂直にしている。
【0039】更に、上記排出部6から排出される原料粉
末の均質性を保持するために、上記排出部6はテーパ周
壁5と同軸心状に配置される。
【0040】又、各ブリッジブレーカ3は1枚の網体8
と、各網体8を振動させるバイブレータ9とを備えてお
り、図1及び図2の配置図に示すように、両網体8は装
置本体1内に上記テーパ周壁5の内面に沿って互いに対
向する位置に配置されている。
【0041】この各網体8の材質は、特に限定されない
が、薄肉で所要の機械的強度が得られるとともに、剛性
と弾性とを調和的に備える金属を用いることが好まし
く、例えば、鉄、ニッケル、コバルト等の単一金属材
料、或いはステンレス、13−クロム鋼等の合金材料、
更に、例えば表面焼き入れ、浸炭、クロムメッキ等の耐
摩耗性を高める表面処理を施した金属材料を使用するこ
とができ、この実施例では、ステンレスで網体8を構成
している。
【0042】各網体8は例えば金属線を適当な間隔に格
子状に配置したり、編成したりして、その交点を溶接す
ることにより形成してもよいが、この実施例では、金属
断片や溶接スラグ粉、溶接材粉などの異物が発生せず、
網体の洗浄ないし清掃が容易で、しかも、簡単に、か
つ、安価に製造できる有孔金属板で網板8を構成してい
る。
【0043】即ち、図2及び図3の正面図に示すよう
に、各網体8は、テーパ周壁5の内面に沿う扇形曲面に
形成された主面10と、その両端縁を内側に折り曲げて
形成したリブ11とを備え、主面10には打ち抜き加工
により形成された多数の透孔10aが設けられている。
【0044】そして、この主面10の下中央部が弾性支
持装置12を介して、又、上部の左右両側部が弾性体3
3を介して、それぞれテーパ周壁5に弾性支持されると
ともに、バイブレータ9に連結される。
【0045】主面10と弾性支持装置12とは互いに固
定してもよいが、この実施例では、網体8を装置本体1
から取り出して簡単に清掃できるようにするために、主
面10が弾性支持装置12から簡単に分解できるように
連結されている。
【0046】即ち、上記弾性支持装置12は、例えば図
4の断面図に示すように、テーパ周壁5に固定される弾
性体13と、この弾性体13を介してテーパ周壁5に弾
性支持される係合部材14とを備える。
【0047】上記弾性体13は、円錐台形のカップ部1
5とその大径端部から外向きに連出されたつば部16と
を備え、このカップ部15をテーパ周壁5に形成された
孔17に挿通して装置本体1内に突入させ、つば部16
をテーパ周壁5の外側面に座金18及び押さえ金19と
ともに固定することにより、カップ部15の先端に固定
された係合部材14を装置本体1内でテーパ周壁5の内
面から所定の距離だけ内側に位置させるようにしてい
る。
【0048】上記係合部材14は、上記網体8の主面1
0の板厚よりも僅かに大きい間隔を置いて互いに対向さ
せた内外1対の円板状のつば20・21と両つば20・
21の中央部同士を連結する軸部22とを備える。
【0049】これに対して、図3に示すように、網体8
の主面10の中央下部には、つば20よりも僅かに大径
の円孔23と、この円孔23の上縁から連出され、軸部
22よりも僅かに広幅の溝24とからなる係合孔25が
形成される。
【0050】そして、この円孔23に係合部材14の内
側のつば20を通して両つば部20・21の間に主面1
0を位置させた後、網体8を下げて係合部材14の軸部
22を係合孔25の溝24の中に入れることにより、網
体8の下部が弾性支持装置12に連結され、網体8が弾
性体13を介してテーパ周壁5に弾性支持される。
【0051】逆に、この状態から網体8を上方に引き上
げ、内側のつば20を円孔23から抜け出させることに
より、網体8の下部が弾性体13及びテーパ周壁5から
分解される。
【0052】上記バイブレータ9は、図1に示すよう
に、例えばテーパ周壁5の外側に配置されるT字形の振
動枠26と、この振動枠26の各端部に連結される3本
の連結軸27・28と、振動枠26に固定されるととも
に、スプリング29及びブラケット30を介してテーパ
周壁5に弾性支持される、例えば電動式の起振機31と
を備える。
【0053】上記振動枠26の下端部に連結される連結
軸27は、図4に示すように、テーパ周壁5の孔16及
び弾性支持装置12のカップ部15を貫通して係合部材
14に連結される。
【0054】また、振動枠26の上部の両端部に連結さ
れる連結軸28は、例えば図6の断面図に示すように、
テーパ周壁5の孔32及びこれを塞ぐハット状の弾性体
33を貫通して装置本体1で主面10を上端部に連結さ
れる。
【0055】この連結軸28の先端は、網体8に固定し
てもよいが。この実施例では、網体8を装置本体1から
取り出して簡単に清掃できるようにするために、主面1
0を連結軸28から簡単に分解できるように連結され
る。
【0056】即ち、図5の断面図に示すように、この連
結軸28の内側の端部にはヒンジ34の一方の蝶板35
が固定され、この蝶板35の上縁にピン36を介して揺
動可能に連結された他方の蝶板37の先端部にボルト3
8を回転可能に支持させ、このボルト38を上記一方の
蝶板35の先端部に螺合することにより、ヒンジ34を
閉じた状態に保持できるようにしている。
【0057】上記ボルト38を上記一方の蝶板35から
螺解し、ヒンジ34を開いた状態でヒンジ34の上記一
方の蝶板35に主面10の上縁部を受け止めさせてから
ヒンジ34を閉じ、上記ボルト38の先端を主面10に
形成した挿通孔39に挿通し、更に、上記一方の蝶板3
5に螺締して両蝶板35・37間に主面10を挟持する
ことにより、網体8の上縁部がバイブレータ9の連結軸
28に連結されている。
【0058】また、この状態から、ボルト38を緩め、
ヒンジ34を開くことにより、網板7を連結軸28から
開放できるようになる。
【0059】なお、図3に示すように、網体8の主面1
0の内側面(外側面でもよい。)には、必要に応じてヒン
ジ34の横ずれを防止するストッパ40が設けられる。
【0060】また、上記弾性体33は図4に示す弾性体
13と同様に構成され、テーパ周壁5の外側面に座金4
1及び押さえ金42とともに固定されて、この弾性体3
3に固定された上記ヒンジ34を装置本体1内でテーパ
周壁5の内面から所定の距離だけ内側に位置させるよう
にしている。
【0061】この粉体高密度化用粉体供給装置におい
て、両バイブレータ9の起振機31を作動させると、振
動枠26、連結軸27・28及び網体8がスプリング2
9とブラケット30との接続点を交点とし、各弾性体1
3・33が弾性変形する範囲内で上下方向、左右方向及
びテーパ周壁5の軸心に向かう方向に振動し、テーパ周
壁5内でブリッジを形成している原料粉末に左右両側か
らその振動を伝達する。
【0062】両起振機31の振動周期、振動位相及び振
幅のいずれか一つを異ならせておけば、両網板7の間
隔、傾きなどが微妙にずれ、原料粉末に複雑な方向の力
が重畳的に作用し、原料粉末間の力学的バランスが簡単
に破られて、ブリッジが崩壊し、高密度化された原料粉
末、つまり嵩密度の大きい原料粉末が排出部6を介して
排出されるようになる。
【0063】もっとも、両起振機31の振動周期、周期
位相及び振幅全て同じにしても、内部の原料粉末の嵩密
度のばらつきにより各網体8が受ける反力の方向にばら
つきが生じ、この反力のばらつきに対応するように原料
粉末間の力学的バランスを破らせることができる。
【0064】また、特に、両起振機31の振動周期を同
じにして、振動位相を180度異ならせる場合には、両
側から加えられる振動が互いに倍加されるようになり、
原料粉末のブリッジを強力に破壊できるとともに、その
嵩密度を効率良く高めることができる。
【0065】上記の実施例では、網体8の主面10の形
状が扇形曲面に形成されているが、本発明においては、
主面10の形状を正方形、長方形、三角形、円形、楕円
形等の他の形状に形成することは妨げない。
【0066】更に、上記の実施例では、網体8が有孔金
属板で形成されているが、本発明においては、線部材を
編成したり、格子状に配列したりして互いに溶接した網
体を用いてもよい。
【0067】加えて、上記の実施例では、2枚の網体8
を装置本体1内で互いに対向する位置に配置している
が、例えば図6の配置図に示すように、2枚の網体8を
装置本体1内でそれらの主面10が互いに直交する方向
に向けて配置したり、図7の配置図に示すように、3枚
の網体8を装置本体1の軸心を中心として、互いに12
0度置きに配置したり、図8の配置図に示すように、4
枚の網体8を装置本体1の軸心を中心として順に90度
置きに配置したりすることが可能である。
【0068】この場合において、例えば全周にスクリー
ンを張り巡らすに当たり、直径1000mmホッパーで
は3台、1500mmホッパーでは4台、2000mm
ホッパーでは6台の振動体をとりつけることが可能であ
り、このように構成することにより、粉体に与える振動
エネルギーは数倍になり、嵩密度は短時間で向上する。
【0069】そして、このように構成することにより、
振動体1ケ当たりの振動伝達面積をコントロールし、振
動体と網目構造、網目の支持構造との間で不要振動が発
生しないように、全体的なバランスと強度保持に充分設
計することが至極容易に可能になる。
【0070】ところで、本発明においては、一度装置内
で嵩密度を向上した粉体を取り出す際、高密度の粉体が
ほぐれて嵩密度が低下する恐れがある場合には、図示し
ないが、装置本体の排出部内に縦軸に高密度化粉体を強
制排出するスクリューを設けたり、装置本体の排出部下
方に横方向に高密度化粉体を強制的に移送させるスクリ
ューを設けても良いのである。
【0071】次に、図1及び図2に示す、本発明の粉体
高密度化用粉体供給装置を用い、以下に示す原料粉末の
高密度化実験を行った。
【0072】試験1 即ち、図1及び図2に示す装置に、ステアリン酸マグネ
シウム(日東化成社製、 平均粒径18.55μm、圧
縮度46.2%)320lを投入した後、この装置にお
ける各バイブレータ9を連続作動させた場合の容積変化
と時間の関係を図9に示す。この場合は、篩をかけなが
ら投入したものではなく、従って、この嵩密度は動的見
掛け比重の段階、つまりゆるみ見掛け比重よりしまって
いる段階で行った(以下同じ。)。
【0073】尚、図9に示すデータは装置に窓を設け、
所定の時間毎にステアリン酸マグネシウム粉面の位置か
ら体積を求めたものである。
【0074】試験2 又、図1及び図2に示す装置に、炭酸カルシウム(白石
工業社製 Pー30、平均粒径7.4μm、圧縮度2
2.8%)367lに篩をかけながら投入した後、この
装置における各バイブレータ9を連続作動させた場合の
容積変化と時間の関係を図10に示す。
【0075】尚、図10に示すデータは装置に窓を設
け、所定の時間毎に炭酸カルシウム粉面の位置から体積
を求めたものである。
【0076】試験3 従来のブリッジ現象防止装置を用い、上記の試験1及び
試験2の実験を同様に行ったところ、粉体のほぐれ現象
が生じて体積変化、つまり嵩密度の向上は殆ど認められ
なかった。
【0077】上記結果より、本発明の粉体高密度化用粉
体供給装置は粉体の嵩密度の向上に至極有効であること
が認められる。
【0078】
【発明の効果】本発明の粉体高密度化用粉体供給装置
は、下細りテーパ状に形成されたテーパ周壁を有する装
置本体と、このテーパ周壁の内面に沿って配置されると
ともに、上記テーパ周壁に弾性支持される少なくとも1
つの網体と、この網体を振動させる少なくとも1つのバ
イブレータとを備えているので、原料粉体の嵩密度を高
めることができると共に、この高密度化された粉体をブ
リッジ現象を生じることなく、円滑に排出できる効果を
有するのである。
【0079】本発明の粉体高密度化用粉体供給装置にお
いて、特に、1つの網体と、この網体を振動させる1つ
のバイブレータとを備える場合には、粉体のブリッジ現
象は防止されるが、バイブレータによって駆動される網
体が1つであり、粉体に方向が異なる振動を重畳的に与
えることができない結果、粉体によっては、粉体の嵩密
度をさ程向上させることができず、粉体の嵩密度の向上
に時間がかかったり、所望の嵩密度の向上を図ることが
できない場合がある。
【0080】従って、本発明において、網体が複数であ
り、この複数の網体がテーパ周壁の内面に沿って適当な
間隔を置き、かつ、異なる方向に面するように配置され
るとともに、上記テーパ周壁に弾性支持されてなり、こ
の各網体を個別に振動させる複数のバイブレータとを備
えると、複数の網体がバイブレータに駆動されて互いに
独立して、振動するので、その振動方向が異なり、原料
粉末に方向が異なる振動を重畳的に与える結果、粉体の
嵩密度が著しく向上するのである。
【0081】そして、本発明の粉体高密度化用粉体供給
装置においては、この装置だけで、粉体の高密度化と、
この高密度化された粉体をブリッジ現象を生じる事なく
円滑に排出できるのであり、又、この装置は、このよう
に粉体の嵩密度を向上させることができるので、粉体が
しまり、これを取り扱う際に飛散し難いので作業環境を
汚染しない結果、労働災害を極力防止できるのであり、
更に、粉体はその供給、包装などの自動化、定量化、コ
ンパクト化が容易であるうえ、包装コストや輸送コスト
が廉価になり、しかも取扱性が良好になるなどの効果を
有するのである。
【0082】又、本発明においては、粉体が複数成分か
らなり、この各成分に密度差があっても、当該粉体がし
まっているので、その取扱中に偏析が起きることがな
く、容易に取り扱うことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の正面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す網体の配置図である。
【図3】本発明の一実施例に好適に用いられる網体の正
面図である。
【図4】本発明の一実施例に好適に用いられる網体の取
り付け部の縦断面図である。
【図5】本発明に好適に用いられる他の網体の取り付け
部の縦断面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す網体の配置図であ
る。
【図7】本発明の又他の実施例を示す網体の配置図であ
る。
【図8】本発明の更に他の実施例を示す網体の配置図で
ある。
【図9】本発明の一実施例の装置における各バイブレー
タを連続作動させた場合の粉体の容積変化と時間の関係
を示す特性図である。
【図10】本発明の一実施例の装置における各バイブレ
ータを連続作動させた場合の他の粉体の容積変化と時間
の関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1 装置本体 5 テーパ周壁 8 網体 9 バイブレータ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下細りテーパ状に形成されたテーパ周壁
    を有する装置本体と、このテーパ周壁の内面に沿って配
    置されるとともに、上記テーパ周壁に弾性支持される少
    なくとも1つの網体と、この網体を振動させる少なくと
    も1つのバイブレータとを備えることを特徴とする粉体
    高密度化用粉体供給装置。
  2. 【請求項2】 網体が複数であり、この複数の網体がテ
    ーパ周壁の内面に沿って適当な間隔を置き、かつ、異な
    る方向に面するように配置されているとともに、上記テ
    ーパ周壁に弾性支持されてなり、この各網体を個別に振
    動させる複数のバイブレータとを備える請求項1に記載
    の粉体高密度化用粉体供給装置。
  3. 【請求項3】 複数の網体が周方向に等間隔を置いて配
    置されている請求項1又は2に記載の粉体高密度化用粉
    体供給装置。
  4. 【請求項4】 一対または複数対の網体がその対をなす
    ごとに互いに対向して配置されている請求項1ないし3
    のいずれかに記載の粉体高密度化用粉体供給装置。
  5. 【請求項5】 網体が有孔金属板からなる請求項1ない
    し4のいずれかに記載の粉体高密度化用粉体供給装置。
  6. 【請求項6】 バイブレータが網体を周壁の軸心に向か
    って往復振動させる請求項1ないし5のいずれかに記載
    の粉体高密度化用粉体供給装置。
  7. 【請求項7】 バイブレータが網体を周壁の軸心に向か
    って揺動振動させる請求項1ないし5のいずれかに記載
    の粉体高密度化用粉体供給装置。
  8. 【請求項8】 各バイブレータの振動周期が異なる請求
    項1ないし7のいずれかに記載の粉体高密度化用粉体供
    給装置。
  9. 【請求項9】 各バイブレータの振動位相が異なる請求
    項1ないし7のいずれかに記載の粉体高密度化用粉体供
    給装置。
  10. 【請求項10】 各バイブレータの振動周期及び振動位
    相を同期させる請求項1ないし7のいずれかに記載の粉
    体高密度化用粉体供給装置。
  11. 【請求項11】 各網体の振幅が異なる請求項1ないし
    10のいずれかに記載の粉体高密度化用粉体供給装置。
  12. 【請求項12】 各網体の振幅が同じである請求項1な
    いし10のいずれかに記載の粉体高密度化用粉体供給装
    置。
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