JPH0741344B2 - Fe−Co合金の鍛造方法 - Google Patents
Fe−Co合金の鍛造方法Info
- Publication number
- JPH0741344B2 JPH0741344B2 JP24850587A JP24850587A JPH0741344B2 JP H0741344 B2 JPH0741344 B2 JP H0741344B2 JP 24850587 A JP24850587 A JP 24850587A JP 24850587 A JP24850587 A JP 24850587A JP H0741344 B2 JPH0741344 B2 JP H0741344B2
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- container
- forging
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、熱間加工の難しい、Co:30〜60重量%、残
部:Feおよび不可避不純物からなる組成の合金(以下、
この合金をFe−Co合金という)製棒の製造方法に関する
ものである。
部:Feおよび不可避不純物からなる組成の合金(以下、
この合金をFe−Co合金という)製棒の製造方法に関する
ものである。
上記Fe−Co合金製棒は、適当な長さに切断されて粉砕さ
れ、Fe−Co合金粉末にされる。このFe−Co合金粉末は、
TbおよびGd粉末と共に焼結され、光磁気記録薄膜成形用
スパッタリングターゲットの原料粉末として使用されて
いる。
れ、Fe−Co合金粉末にされる。このFe−Co合金粉末は、
TbおよびGd粉末と共に焼結され、光磁気記録薄膜成形用
スパッタリングターゲットの原料粉末として使用されて
いる。
上記Fe−Co合金は、まず真空溶解され、インゴットと
し、加熱して分塊鍛造し、さらに加熱して熱間鍛造され
る。上記Fe−Co合金は極めて脆いため、上記加熱→熱間
鍛造を注意深く繰り返えし行ったのち熱間仕上鍛造さ
れ、表面加工されて、棒に仕上げられていた。
し、加熱して分塊鍛造し、さらに加熱して熱間鍛造され
る。上記Fe−Co合金は極めて脆いため、上記加熱→熱間
鍛造を注意深く繰り返えし行ったのち熱間仕上鍛造さ
れ、表面加工されて、棒に仕上げられていた。
上記従来のFe−Co合金製棒製造工程においては、加熱→
熱間鍛造工程を注意深く何回も繰り返す必要があるため
に、長時間を要し、上記Fe−Co合金は、きわめて脆く、
加工可能温度範囲も1150℃〜1300℃と狭いため、温度制
御が難しく、上記温度範囲を外れて熱間加工すると熱間
鍛造中に割れが発生し、歩留りが悪いという問題点があ
った。
熱間鍛造工程を注意深く何回も繰り返す必要があるため
に、長時間を要し、上記Fe−Co合金は、きわめて脆く、
加工可能温度範囲も1150℃〜1300℃と狭いため、温度制
御が難しく、上記温度範囲を外れて熱間加工すると熱間
鍛造中に割れが発生し、歩留りが悪いという問題点があ
った。
そこで、本発明者等は、上記問題点を解決し、効率良く
Fe−Co合金丸棒を製造すべく研究を行った結果、 Fe−Co合金を真空溶解し、真空溶解して得られた溶湯
を、できるだけ最終素材製品の形状に近い容器に注入し
て、上記最終素材製品の形状に近いインゴットを作成
し、上記インゴットを上記容器ごと熱間鍛造することに
より、上記加熱→熱間鍛造の繰り返し工程を省略するこ
とができ、Fe−Co合金の表面が容器によって被覆されて
いるために酸化が防止され、表面の冷却による熱間鍛造
中の割れの発生がなく、加工が容易になるという知見を
得たのである。
Fe−Co合金丸棒を製造すべく研究を行った結果、 Fe−Co合金を真空溶解し、真空溶解して得られた溶湯
を、できるだけ最終素材製品の形状に近い容器に注入し
て、上記最終素材製品の形状に近いインゴットを作成
し、上記インゴットを上記容器ごと熱間鍛造することに
より、上記加熱→熱間鍛造の繰り返し工程を省略するこ
とができ、Fe−Co合金の表面が容器によって被覆されて
いるために酸化が防止され、表面の冷却による熱間鍛造
中の割れの発生がなく、加工が容易になるという知見を
得たのである。
この発明は、かかる知見にもとづいてなされたものであ
って、Co:20〜60重量%、残部Feおよび不可避不純物か
らなるFe−Co合金を真空溶解して金属容器に鋳造し、上
記金属容器でパッキングしたインゴットを作成し、上記
インゴットを金属容器ごと熱間鍛造することを特徴とす
るFe−Co合金の鍛造方法に特徴を有するものである。
って、Co:20〜60重量%、残部Feおよび不可避不純物か
らなるFe−Co合金を真空溶解して金属容器に鋳造し、上
記金属容器でパッキングしたインゴットを作成し、上記
インゴットを金属容器ごと熱間鍛造することを特徴とす
るFe−Co合金の鍛造方法に特徴を有するものである。
この発明のFe−Co合金をCo:20〜60重量%に限定した理
由は、Coが20重量%未満、あるいは60重量%を越えて含
有すると熱間加工が容易となり、従来の加工法でも十分
対応可能であるからである。この発明は、Fe−Co合金の
うちでも脆い性質を有するCo:20〜60重量%、そのうち
でもさらに脆いCo:40〜60重量%のFe−Co合金に対して
最も有効な方法である。
由は、Coが20重量%未満、あるいは60重量%を越えて含
有すると熱間加工が容易となり、従来の加工法でも十分
対応可能であるからである。この発明は、Fe−Co合金の
うちでも脆い性質を有するCo:20〜60重量%、そのうち
でもさらに脆いCo:40〜60重量%のFe−Co合金に対して
最も有効な方法である。
さらに、この発明で用いる金属容器の材質の要件は、Fe
−Co合金と反応を起こさないこと、および高温での変形
抵抗がFe−Co合金と似ていることであればよいが、これ
らの条件を満たす材料として炭素鋼、低合金鋼があげら
れる。
−Co合金と反応を起こさないこと、および高温での変形
抵抗がFe−Co合金と似ていることであればよいが、これ
らの条件を満たす材料として炭素鋼、低合金鋼があげら
れる。
つぎに、この発明を実施例にもとづいて具体的に説明す
る。
る。
第1表に示される成分組成のFe−Co合金を、それぞれ15
0kg高周波誘導加熱真空溶解炉を用いて溶解し、内径:20
0mm×高さ:560mm×肉厚:20mmの炭素鋼製円筒容器に真空
鋳造し、上部に生じた引け巣部分を切断して、その上に
蓋をかぶせて溶接し、円筒容器でパッキングしたインゴ
ットを作成した。上記インゴットを温度:1250℃に加熱
して、容器ごと熱間鍛造し、表面温度が800℃になるま
で熱間鍛造を継続し、丸棒に成形した。上記丸棒の炭素
鋼表皮を切削除去してFe−Co合金の丸棒とし、上記Fe−
Co合金の丸棒の表面を検査したが、熱間鍛造による割れ
は発見されなかった。表面の温度は800℃であっても、
炭素鋼表皮内部のFe−Co合金の温度は、熱間鍛造可能な
1150℃以上になっていたものと思われる。
0kg高周波誘導加熱真空溶解炉を用いて溶解し、内径:20
0mm×高さ:560mm×肉厚:20mmの炭素鋼製円筒容器に真空
鋳造し、上部に生じた引け巣部分を切断して、その上に
蓋をかぶせて溶接し、円筒容器でパッキングしたインゴ
ットを作成した。上記インゴットを温度:1250℃に加熱
して、容器ごと熱間鍛造し、表面温度が800℃になるま
で熱間鍛造を継続し、丸棒に成形した。上記丸棒の炭素
鋼表皮を切削除去してFe−Co合金の丸棒とし、上記Fe−
Co合金の丸棒の表面を検査したが、熱間鍛造による割れ
は発見されなかった。表面の温度は800℃であっても、
炭素鋼表皮内部のFe−Co合金の温度は、熱間鍛造可能な
1150℃以上になっていたものと思われる。
一方、比較のために、第1表に示される成分組成のFe−
Co合金を、それぞれ150kg高周波誘導加熱真空炉を用い
て溶解し、直径:200mm×高さ:560mmのインゴットを作成
し、上記インゴットを温度:1250℃に加熱して熱間鍛造
し、表面温度:1000℃になるまで従来法により熱間鍛造
を継続して丸棒を作成した。上記従来法により熱間鍛造
した丸棒には鍛造割れが発生し、加工不能となるものも
あった。鍛造割れの目視による検査結果も第1表に示し
た。
Co合金を、それぞれ150kg高周波誘導加熱真空炉を用い
て溶解し、直径:200mm×高さ:560mmのインゴットを作成
し、上記インゴットを温度:1250℃に加熱して熱間鍛造
し、表面温度:1000℃になるまで従来法により熱間鍛造
を継続して丸棒を作成した。上記従来法により熱間鍛造
した丸棒には鍛造割れが発生し、加工不能となるものも
あった。鍛造割れの目視による検査結果も第1表に示し
た。
なお、この実施例では、容器として円筒容器を用いた
が、容器の形状はこれに限定されるものではなく、角柱
容器等の任意の形状の容器を用いることができ、上記容
器の材質として低合金鋼を用いることも可能である。
が、容器の形状はこれに限定されるものではなく、角柱
容器等の任意の形状の容器を用いることができ、上記容
器の材質として低合金鋼を用いることも可能である。
上記第1表によると、パッキングしたインゴットを用い
て熱間鍛造すると、鍛造中のインゴットの表面温度が80
0℃になっても鍛造割れがないのに対し、従来法では、
インゴットの表面温度が1000℃になると製造割れが発生
しており、上記パッキングによりFe−Co合金の鍛造可能
温度範囲が大幅に広がっていることがわかる。
て熱間鍛造すると、鍛造中のインゴットの表面温度が80
0℃になっても鍛造割れがないのに対し、従来法では、
インゴットの表面温度が1000℃になると製造割れが発生
しており、上記パッキングによりFe−Co合金の鍛造可能
温度範囲が大幅に広がっていることがわかる。
パッキングしたFe−Co合金インゴットを用いて熱間鍛造
すると、Fe−Co合金素材表面が露出していないために表
面酸化することがなく、またパッキングされたインゴッ
トの表面温度が1150℃より下がったとしても、鍛造割れ
の発生がなく、鍛造可能温度範囲が大幅に広がるので、
熱間鍛造中の素材の温度管理が極めて容易になり、さら
に金属容器の形状を最終素材製品の形状にできる限り近
い形状とすることにより、製造工程を大幅に短縮できる
等のすぐれた効果がある。
すると、Fe−Co合金素材表面が露出していないために表
面酸化することがなく、またパッキングされたインゴッ
トの表面温度が1150℃より下がったとしても、鍛造割れ
の発生がなく、鍛造可能温度範囲が大幅に広がるので、
熱間鍛造中の素材の温度管理が極めて容易になり、さら
に金属容器の形状を最終素材製品の形状にできる限り近
い形状とすることにより、製造工程を大幅に短縮できる
等のすぐれた効果がある。
Claims (1)
- 【請求項1】Co:20〜60重量%、残部:Feおよび不可避不
純物からなる組成のFe−Co合金を真空溶解し、 上記真空溶解したFe−Co合金を金属容器に鋳造して、上
記金属容器でパッキングしたインゴットを作成し、 上記インゴットを金属容器ごと熱間鍛造することを特徴
とするFe−Co合金の鍛造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24850587A JPH0741344B2 (ja) | 1987-10-01 | 1987-10-01 | Fe−Co合金の鍛造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24850587A JPH0741344B2 (ja) | 1987-10-01 | 1987-10-01 | Fe−Co合金の鍛造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0191927A JPH0191927A (ja) | 1989-04-11 |
| JPH0741344B2 true JPH0741344B2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=17179177
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24850587A Expired - Lifetime JPH0741344B2 (ja) | 1987-10-01 | 1987-10-01 | Fe−Co合金の鍛造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0741344B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002018072A1 (en) * | 2000-09-01 | 2002-03-07 | Showa Denko K.K. | Metal-casting method and apparatus, casting system and cast-forging system |
| CN112719173B (zh) * | 2020-12-18 | 2023-03-14 | 陕西宏远航空锻造有限责任公司 | 一种15-5ph盘轴一体化锻件锻造方法 |
-
1987
- 1987-10-01 JP JP24850587A patent/JPH0741344B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0191927A (ja) | 1989-04-11 |
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