JPH0741445U - シートの横荷重支持性能試験装置 - Google Patents

シートの横荷重支持性能試験装置

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JPH0741445U
JPH0741445U JP7082693U JP7082693U JPH0741445U JP H0741445 U JPH0741445 U JP H0741445U JP 7082693 U JP7082693 U JP 7082693U JP 7082693 U JP7082693 U JP 7082693U JP H0741445 U JPH0741445 U JP H0741445U
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史郎 武田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 背型の移動に対してシートバック以外の余分
な抵抗が作用せず、移動量/荷重特性を正確に計測でき
るようにする。 【構成】 人体の背部を模した背型17に支柱15を取
付け、この支柱17をブラケット13および支軸12を
介して両側架台11,11に、支軸12まわりに前後方
向に回動可能で、かつ、支柱取付軸16まわりに左右方
向に回動可能に取付けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車用シートをはじめとする各種シートにおいて、横荷重に対する シートバックの支持性能を試験するためのシートの横荷重支持性能試験装置に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、横荷重(左右方向の荷重)に対するシートバックの支持性能を試験し評 価する手段として、多くの場合、人間による官能検査を行っていたが、被検者の 感覚や体格の個人差等があるため、定量的かつ正確な試験結果を得ることは困難 であった。
【0003】 一方、各種性能試験に用いられる公知の人体モデルを着座させ、上半身に横荷 重をかけてシートバックの支持性能を試験する方法も考えられる。
【0004】 これを図8,9によって説明すると、人体モデル1は、人体の臀部を模した尻 型2と、背部を模した背型3と、これら両型2,3を連結する連結バー4とから 成り、尻型2がシートクッションS1に、背型3がシートバックS2にそれぞれ 配置される。
【0005】 この状態で、連結バー4が図示しない駆動装置によって横方向に引っ張られ( あるいは押され)て背型3がシートクッションS2の側縁部に押し付けられ、そ のときの背型3の移動量と荷重が計測される。6は背型3の移動量を検出する変 位計である。
【0006】 なお、連結バー4は尻型2に対し、左右方向軸5を中心として前後方向に回動 可能に連結され、この回動作用により背型3がシートバックS2の表面に沿って 移動しうるようになっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、この構成によると、尻型2と背型3が横荷重に対して一体運動を行 う(背型3が単独で左右方向に移動しない)ため、図8仮想線で示すように背型 3に加えられる荷重によってモデル1全体が傾動し、図8中矢印で示すように尻 型2にシートクッションS1からの反力が作用する。
【0008】 このため、この反力が背型3の移動抵抗となって、正確な移動量/荷重特性を 計測することができず、従って的確な評価を下し難いという欠点があった。
【0009】 そこで本考案は、背型の移動に対してシートバック以外の余分な抵抗が作用せ ず、正確な移動量/荷重特性を計測することができるシートの横荷重支持性能試 験装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、シートバックに配置される背型に支柱が取付けられ、この 支柱が支柱支持体に対し、前後方向軸を中心として左右方向に回動可能で、かつ 、左右方向軸を中心として前後方向に回動可能に支持されてなるものである。
【0011】 請求項2の考案は、請求項1の構成において、支柱の左右方向の回動中心が、 人体の着座姿勢での腰椎とほぼ同じ高さ位置に設定されたものである。
【0012】 請求項3の考案は、請求項1または2の構成において、背型が支柱に対して左 右方向軸を中心として前後方向に回動可能に取付けられたものである。
【0013】 請求項4の考案は、請求項1乃至3のいずれかの構成において、背型が支柱に 対して前後方向軸を中心として左右方向に回動可能に取付けられたものである。
【0014】
【作用】 上記構成によると、背型のみが左右方向に回動し、シートバック以外に背型の 移動抵抗となるものがないため、移動量/荷重特性が正確に計測される。このた め、シートの横荷重支持性能について適正な評価を下すことができる。
【0015】 また、請求項2の構成によると、背型が、人体の側湾支点である腰椎とほぼ同 じ位置を中心として左右方向に回動するため、すなわち、背型の回動運動が人体 の側湾運動に近いものとなるため、実際のシートの使用に即した移動量/荷重特 性を計測することができる。
【0016】 一方、請求項3の構成によると、背型が、支柱に対する前後方向の回動作用に よってシートバックの表面にフィットし、より人間の背部に近い動きを行う。
【0017】 さらに、請求項4の構成によると、支柱支持体に対する支柱の左右方向の回動 作用と、支柱に対する背型の左右方向の回動作用の組合せによって背型が左右方 向に平行移動するため、背型の動きが人体の脊椎の動きにより近いものとなる。
【0018】 とくに、請求項3の構成との組合せによると、背型が左右に平行移動しながら 前後に傾動するという細かな動きによってより正確な試験結果を得ることができ る。
【0019】
【実施例】
本考案の実施例を図1〜図7によって説明する。
【0020】 第1実施例(図1〜図3参照) 11,11は支柱支持体としての左右一対の架台で、この両架台11,11間 に水平な支軸12が取付けられ、この支軸12のほぼ中央部に円筒状のブラケッ ト13が支軸12を中心として前後方向(矢印イ方向)に回動可能に取付けられ ている。
【0021】 また、ブラケット13には上向きに支柱取付部14が設けられ、この支柱取付 部14に支柱15の下端部が、前後方向の支柱取付軸16によって同軸16まわ りに左右方向(矢印ロ方向)に回動可能に取付けられている。
【0022】 この支柱15には、人体の背部を模して形成された背型17が一体運動可能に 取付けられている。
【0023】 この試験装置を使用するときは、図1,2に示すように、支軸12がシートク ッションS1上を横断し、かつ、背型17の中心が正面視でシートバックS2の 中心線X(トルソ基準線、図1に示す)と重なる状態で両架台11,11をシー トクッションS1の両側に置き、背型17をシートバックS2の表面に当接させ る。
【0024】 ここで、この装置においては、 背型17の前後方向の回動中心となる支軸12が、被検シートにおける人 体着座姿勢での脊柱の後湾支点(所謂ヒップポイント)とほぼ同じ高さ位置とな り、 背型17の左右方向の回動中心となる支柱取付軸16が、脊柱の側湾支点 である腰椎とほぼ同じ位置となる ように、これら両軸12,16の位置が設定されている。
【0025】 この状態で、支柱15を介して背型17に横荷重を加えることにより、背型1 7をシートバックS2の表面に沿って片側に移動させ、この背型17の移動量と 、この背型17の移動によってシートバックS2が受ける荷重との関係を計測す る。
【0026】 図2には、この計測手段の一例として、油圧シリンダ18によって支柱15を 横に引っ張り、そのときの背型移動量を変位計19で計測するとともに、シート バック荷重をロードセル等の荷重センサ20によって計測し、これら計測された 移動量と荷重を記録計21に表示し記録する構成を示している。
【0027】 また、図3には、この装置による試験によって得られる背型移動量Dとシート バックS2が受ける荷重Fの関係を示し、曲線Aが、背型移動量に対する荷重の 立上りが大きくなる良好な横荷重支持特性、曲線Bが荷重の立上りが鈍い不良横 荷重支持特性をそれぞれ示している。
【0028】 この試験装置によると、人体の背部に相当する背型17のみが左右方向に移動 し、シートバックS2以外の余分な抵抗(図5,6に示す従来装置における人体 モデル1の尻型2とシートクッションS1とによる抵抗)が一切作用しないため 、移動量/荷重特性を正確に計測することができる。このため、シートの横荷重 支持性能について適正な評価を下すことができる。
【0029】 また、試験時に、 背型17が、人体の側湾支点である腰椎とほぼ同じ位置(支柱取付軸16 )を中心として回動すること、 背型17の前後方向の回動運動が、人体の前、後湾支点であるヒップポイ ントとほぼ同じ位置(支軸12)を中心として行われること により、背型17の動きが人体の動きに近いものとなる。
【0030】 このため、実際のシートの使用に即した移動量/荷重特性を計測することがで きる。
【0031】 第2実施例(図4参照) 第1実施例との相違点のみを説明すると、第2実施例では、支柱15にウェイ ト取付軸22が左右両側に向けて突設され(片側のみ示す)、このウェイト取付 軸22にウェイト23…が着脱自在に取付けられている。
【0032】 この構成によると、試験したい人体の体重に応じて、ウェイト23を取付け、 あるいは増減調整して背型17の重量を種々調整することができる。
【0033】 あるいは、他の実施例として、ウェイト23に代えて、バネ力の調整が可能な バネを用い、背型17に後向き(シートバックS2に押し付ける方向)の荷重を 加えるようにしてもよい。
【0034】 第3実施例(図5〜図7参照) 第3実施例では、背型17が支柱15に対して前後方向軸24を中心として左 右方向に回動可能で、かつ、左右方向軸25を中心として前後に回動可能な状態 で取付けられている。
【0035】 詳述すると、背型17の前面に一対のブラケット26,26が設けられ、この ブラケット26,26にコの字形の連結具27が左右方向軸25まわりに回動可 能に取付けられている。
【0036】 また、連結具27には、前向きに前後方向軸24が突設され、この軸24が支 柱15にその軸心まわりに回動可能に取付けられている。
【0037】 この構成によると、シートバックS1の表面形状に対応して背型17が図6矢 印で示す前後方向の傾動運動を行い、背型17がより人間の背部に近い動きをし てシートバックS1表面にフィットすることとなる。
【0038】 さらに、図7に示すように、支柱15の支柱取付軸16を中心とする左右回動 運動と、背型17の前後方向軸24まわりの左右回動運動とが組み合わされて背 型17が左右方向に平行移動を行うため、この背型17の動きが人体の脊椎の動 きにより近いものとなる。
【0039】 また、上記前後傾動運動との組合せによって、背型17が左右に平行移動しな がら前後に傾動するという細かな動きを行い、これによってより正確な試験結果 を得ることができる。
【0040】
【考案の効果】
上記のように本考案によるときは、人体の背部を模した背型に支柱を取付け、 この支柱を支柱支持体に対して左右方向軸を中心として前後方向に回動可能で、 かつ、前後方向軸を中心として左右方向に回動可能に取付けて試験装置を構成し たから、試験時に、背型のみが左右方向に移動し、従来装置における人体モデル の尻型とシートクッションのようなシートバック以外の余分な移動抵抗となるも のがなくなる。
【0041】 従って、移動量/荷重特性を正確に計測することができるため、シートの横荷 重支持性能について適正な評価を下すことができる。
【0042】 また、請求項2の考案によると、上記基本的効果に加えて、背型が、人体の側 湾支点である腰椎とほぼ同じ位置を中心として左右方向に回動するため、すなわ ち、背型の回動運動が人体の横移動に近いものとなるため、実際のシートの使用 に即した移動量/荷重特性を計測することができる。
【0043】 一方、請求項3の考案によると、背型が、支柱に対する前後方向の回動作用に よってシートバックの表面にフィットし、より人間の背部に近い動きを行う。
【0044】 さらに、請求項4の考案によると、支柱支持体に対する支柱の左右方向の回動 作用と、支柱に対する背型の左右方向の回動作用の組合せによって背型が左右方 向に平行移動するため、背型の動きが人体の脊椎の動きにより近いものとなる。
【0045】 とくに、請求項3の構成との組合せによると、背型が左右に平行移動しながら 前後に傾動するという細かな動きによってより正確な試験結果を得ることができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例にかかる試験装置の斜視図
である。
【図2】同装置による試験状態を示す正面図である。
【図3】同装置による移動量/荷重特性を示す図であ
る。
【図4】本考案の第2実施例にかかる試験装置の斜視図
である。
【図5】本考案の第3実施例にかかる試験装置の部分斜
視図である。
【図6】同装置の側断面図である。
【図7】同装置の部分正面図である。
【図8】従来技術とその問題点を説明するための正面図
である。
【図9】同平面図である。
【符号の説明】
S1 シートクッション S2 シートバック 11,11 支柱支持体としての架台 12 支軸(前後方向回動中心となる左右方向軸) 13 支柱取付用のブラケット 14 同ブラケットの支柱取付部 15 支柱 16 支柱取付軸(左右方向の回動中心となる前後方向
軸) 17 背型 24 背型を支柱に対して左右方向に回動させるための
軸 25 背型を支柱に対して前後方向に回動させるための

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックに配置される背型に支柱が
    取付けられ、この支柱が支柱支持体に対し、前後方向軸
    を中心として左右方向に回動可能で、かつ、左右方向軸
    を中心として前後方向に回動可能に支持されてなること
    を特徴とするシートの横荷重支持性能試験装置。
  2. 【請求項2】 支柱の左右方向の回動中心が、人体の着
    座姿勢での腰椎とほぼ同じ高さ位置に設定されたことを
    特徴とする請求項1記載のシートの横荷重支持性能試験
    装置。
  3. 【請求項3】 背型が支柱に対して左右方向軸を中心と
    して前後方向に回動可能に取付けられたことを特徴とす
    る請求項1または2記載のシートの横荷重支持性能試験
    装置。
  4. 【請求項4】 背型が支柱に対して前後方向軸を中心と
    して左右方向に回動可能に取付けられたことを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれかに記載のシートの横荷重支
    持性能試験装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN119827166A (zh) * 2024-12-30 2025-04-15 无锡众得鑫精密机械制造有限公司 一种汽车座椅骨架检测装置及检测方法

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