JPH074152Y2 - 傾斜形食肉スライサーの肉箱の肉押さえ装置 - Google Patents

傾斜形食肉スライサーの肉箱の肉押さえ装置

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JPH074152Y2
JPH074152Y2 JP2944488U JP2944488U JPH074152Y2 JP H074152 Y2 JPH074152 Y2 JP H074152Y2 JP 2944488 U JP2944488 U JP 2944488U JP 2944488 U JP2944488 U JP 2944488U JP H074152 Y2 JPH074152 Y2 JP H074152Y2
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哲夫 江幡
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株式会社日立工機原町
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、肉塊の側面部を側板側に向けて押しつけるよ
うにした幅寄せ板を有する傾斜形食肉スライサーの肉箱
の肉押さえ装置に関するものである。
〔考案の背景〕
傾斜形食肉スライサーは、機械本体の斜め上方に取付ら
れた肉箱に納められている食肉が、その自重等により降
下してくるのをこれと直角方向に回転する丸刃によって
スライスするものである。
従来の肉押さえ装置を第6図〜第9図を用いて説明す
る。
第6図、第7図における肉押さえ装置は肉箱8の側板14
とほぼ平行な幅寄せ板18が設けられ、幅寄せ板18には、
その面に垂直にガイドバー27が固定され、ガイドバー27
は肉箱8の底板15の側板14と反対側の端部に立設された
ブラケット17に穿設された横嵌合孔28に摺動可能に挿入
されている。
また、ブラケット17の横嵌合孔28の位置にはノブ29が螺
合され、ノブ29の締付により幅寄せ板18の位置を固定す
ることができる。
肉箱8内に載せられた肉塊16は、側板14側に押し付け、
幅寄せ板18でその反対側を押えるよう幅寄せ板18を移動
させて、ノブ29を締付て幅寄せ板18を固定する作業を行
なう。
肉塊16は大小さまざまでありB寸法が変わる。従って、
幅寄せ板18は第6図に示すA寸法の範囲で移動可能とし
なければならないため、ガイドバー27が長くなる。肉箱
8の往復動のストロークは、普通、肉箱8の往復動方向
の幅寸法で定まり、機体1もそのストロークに見合った
ように設定される。
B寸法の大きな肉塊16の場合、ガイドバー27の幅寄せ板
18と反対側の端部は肉箱8より大きく突き出し、肉箱8
がD寸法だけ大きくなったようになってしまう。これに
より、肉箱8を往復動させると、機体1よりE寸法分ガ
イドバー27が出張ってしまうことになり、機械のそばに
いる人に当り、ケガをしてしまう危険がある。
さらに、幅寄せ板18のB方向移動の操作及びノブ29の締
付、緩めの操作において、肉箱8内に作業者が手を差し
のべることになり、この時、誤って肉箱8が動き出すと
非常に危険である。
第8図、第9図における肉押さえ装置は、肉箱8の底板
15の丸刃2と反対側の外端にガイドレール30が架設さ
れ、ガイドレール30にガイドブロック31が遊嵌されてい
る。ガイドブロック31には、肉箱8の側板14と平行な幅
寄せ板18が装着され、さらに、ガイドブロック31のガイ
ドレール30と係合する部分にロックレバー32が螺合し、
ロックレバー32の操作により、ガイドブロック31はガイ
ドレール30に固定できるようになっている。
この方式の肉押さえ装置は、第6図、第7図で示したよ
うに、ガイドバー27に相当する部分が肉箱8の底板15の
反丸刃2側の端部に位置させたガイドレール30とガイド
ブロック31になる。ガイドレール30の長さは、底板15の
肉箱8の往復方向の幅寸法と同じであり、肉押さえ装置
を構成する部材の一部が肉箱8より大きく突き出すこと
はない。
しかし、幅寄せ板18は片持ち構造であり、しかも、肉塊
16はスライスしていくとだんだん小さくなり、丸刃2側
にその重心が移動し、肉箱8の往復動での戻り行程、即
ち丸刃2側から当て板6側への移動時は、肉塊16の慣性
力が幅寄せ板18の丸刃2側の端部に矢印M方向に衝撃的
に加わる。この力により幅寄せ板18の先端がたわみ、肉
塊16が肉箱8の中でおどってしまい、正確な厚さにスラ
イスできない。
この欠点を解消するためには、幅寄せ板18をはじめとし
て、肉押さえ装置全ての剛性を向上させなくてはなら
ず、製造コストが上ってしまう。従って、現実的にはこ
の構造で厚みむらをなくすことは困難である。
さらに、第6図、第7図の構造の肉押さえ装置と同様
に、肉箱8の内側に幅寄せ板19を固定する操作部があ
り、作業中に丸刃2に触れたり、誤って肉箱8が起動し
た時に、丸刃2等でケガをしやすく非常に危険であると
いう欠点を有している。
〔考案の目的〕
本考案の目的は上記した従来技術の欠点をなくし、この
種の傾斜形食肉スライサーの安全性を高め、併せて肉押
さえ装置の操作性を良くすることである。
〔考案の概要〕
本考案は、2つのリンクをその長さの中央部でピンで軸
支させX字形に形成し、リンクの一端をそれぞれ2つの
部材に軸支させ、リンクの他端をそれぞれ2つの部材に
摺動可能に支承させると、2つの部材は互いに平行に保
持しながら近づいたり離れたりすることができる。
また、リンクの摺動可能に支承された部分の1つの部材
にリンクの端が摺動する方向と平行にネジ軸を設け、該
ネジ軸に上記部材に対して摺動可能な摺動子を螺合させ
て上記リンクの一端を軸支させ、ネジ軸を回転させると
前記同様2つの部材が近づいたり離れたりし、ネジ軸の
回転を止めると、その場所で2つの部材の間隔を保てる
ことに着目し、幅寄せ板が肉箱の側板に対し平行に進退
するように、幅寄せ板、ブラケット、リンク、摺動子の
関係を工夫したものである。
〔考案の実施例〕
本考案の実施例を第1図〜第5図を用いて説明する。
図において、機台1上には水平面に対し刃面を傾斜させ
た丸刃2を軸支した丸刃ベース3が立設している。丸刃
2はベルト4を介しモートル5により回転駆動される。
当て板6はスライドバー7を案内として、丸刃2の刃面
に対しほぼ平行に進退可能に設けられ、かつ丸刃2の刃
先に近接して設けられている。肉箱8は機台1に固定さ
れたレール9を案内とし、丸刃2の刃先に向けて往復動
可能に設けられている。肉箱8はクランク装置10、減速
装置11、ベルト12を介し、モートル13により往復駆動さ
れる。肉箱8は側板14と底板15からなり、断面はL字形
を形成している。通常、肉塊を切断する場合、肉塊16を
肉箱8にセットし、モートル5,13を駆動させると、丸刃
2が回転を開始し、肉箱3がクランク装置10により往復
運動を開始する。肉塊16は肉箱8がレール9を通って、
丸刃2を通過する毎に切断されることになる。このと
き、当て板6は肉塊16の先端を支えているが、肉塊16が
切断されると、スライドバー7を滑りつつ下降する。
このように、肉箱8にセットされた肉塊16は肉箱8が往
復動作を行なうたびに、丸刃2により一枚ずつ切断され
ることになる。
肉箱8の底板15には、側板14が立設している側と反対側
の端部にブラケット17が立設している。肉箱8には側板
14と平行に幅寄せ板18が配設され、幅寄せ板18とブラケ
ット17の丸刃2側に近い方の端部には、それぞれリンク
19とリンク20の一端が枢支されている。リンク19とリン
ク20は同一長さであり、その中央部を軸支させてX字形
に形成されている。リンク20の他端部は幅寄せ板18に設
けた長穴21に摺動可能に支承されている。長穴21の方向
は側板14の長手方向、即ち、第2図に示すC方向と平行
である。一方、リンク19の他端部は摺動子23に支承さ
れ、摺動子23はブラケット17に設けたC方向の案内溝22
に摺動可能に支持されている。さらに、ブラケット17の
案内溝22の部分には、C方向にネジシャフト24が枢支さ
れ、ネジシャフト24は摺動子23とネジ嵌合している。
ネジシャフト24の端部からハンドル25軸端の間は、次の
ような伝達装置26で構成されている。ネジシャフト24の
端部にスプロケット33が嵌着し、チェーン34を介して肉
箱8の底板15裏面側に軸支されたスプロケット35に連結
されているスプロケット35の軸端部にはギヤ36が固着さ
れ、側板14の外側部に配置され、底板15の裏面側に軸支
されたハンドル25の軸端にはギヤ37が固着されている。
ギヤ36とギヤ37はかみ合うようになっている。
上記構成において、ハンドル25を回すと、ギヤ37、ギヤ
36を介し、その回転がスプロケット35に伝達され、チェ
ーン34を介してスプロケット33を回転させ、ネジシャフ
ト24が回転する。ネジシャフト24の回転により、摺動子
23は案内溝22の中を矢印C方向へ移動する。これによ
り、リンク19とリンク20のブラケット17側の支点の間隔
が変わり、これと同時に、リンク19とリンク20の幅寄せ
板18側の支点の間隔も変わる。従って、幅寄せ板18はブ
ラケット17に対し、矢印G方向に側板14とほぼ平行に移
動する。ハンドル25の回転を止め、ハンドル25から手を
離すと、幅寄せ板18は任意の位置で固定できる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、肉箱の肉押さえ装置にリンク機構を取
り入れることにより、下記効果を奏することができる。
(1)肉箱に載せる肉塊の大きさにより、肉塊を押さえ
る幅寄せ板の支持部材が肉箱より突き出すことがなくな
ったので、肉箱の往復動時に機体より肉箱の一部がはみ
出すことがなく、安全に作業を行うことができる。
(2)幅寄せ板を固定する操作部を肉箱の外側に配設し
たので、肉箱内に手を差しのべることがなく、また、肉
箱の側板の外側部は、この種のスライサーの正面側位置
に位置しているため、作業者が無理な姿勢で肉箱の中に
手を伸ばして作業しなくても済み、より安全に容易に操
作できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる傾斜形食肉スライサーの肉押さえ
装置の実施例を示す正面図、第2図は第1図におけるI
から見た矢視図、第3図は第1図におけるHから見た矢
視図、第4図は第2図におけるJ−J線横断面図、第5
図は第2図におけるK−K線縦断面図、第6図は第1図
におけるIから見た従来技術を示す矢視図、第7図は第
1図におけるHから見た従来技術を示す矢視図、第8図
は第1図におけるIから見た他の従来技術を示す矢視
図、第9図は第8図におけるN−N線縦断面図である。 図において、8は肉箱、14は側板、16は肉塊、17はブラ
ケット、18は幅寄せ板、19,20はリンク、21は長穴、22
は案内溝、23は摺動子、24はネジシャフト、25はハンド
ル、26は伝達装置、27はガイドバー、33はスプロケッ
ト、34はチェーン、35はスプロケット、36,37はギヤで
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平面に対し刃面を傾斜させた丸刃2を、
    機台1上に軸支させ、断面がL字形をした側板14と底板
    15から成る肉箱8を前記丸刃2の刃先に向け、往復動自
    在に機台1上に設け、肉箱8内に載せた肉塊16を肉箱8
    の側板14側へ押しつける肉押さえ装置を有する傾斜形食
    肉スライサーにおいて、 肉箱8の底板15の側板14と反対側の端部にはブラケット
    17を側板14とほぼ平行に立設し、かつ肉箱8の側板14と
    ほぼ平行に幅寄せ板18を配設し、幅寄せ板18とブラケッ
    ト17の丸刃2側に近い方の端部にそれぞれリンク19とリ
    ンク20の一端を枢支させ、それぞれリンク19とリンク20
    の中央部を軸支してX字形に交差させて、幅寄せ板18の
    リンク19と枢支させた端と反対の端部に長穴21を幅寄せ
    板18の長手方向と平行となるように設け、リンク20の他
    端部を長穴21に摺動可能に支承させ、ブラケット17のリ
    ンク20と枢支させた端と反対の端部に案内溝22を側板14
    と平行となるように設け、該案内溝22に摺動子23を遊嵌
    させ、更に案内溝22に平行でブラケット17に枢支させた
    ネジシャフト24を案内溝22に設けて前記摺動子23とネジ
    嵌合させ、この摺動子23とリンク19の他端部を枢支さ
    せ、肉箱8の外側部にハンドル25を軸支させ、ネジシャ
    フト24に伝達装置26を介してハンドル25の回転を伝達
    し、ネジシャフト24を回転させ、幅寄せ板18を側板14に
    対しほぼ平行に進退させるようにしたことを特徴とする
    傾斜形食肉スライサーの肉箱の肉押さえ装置。
JP2944488U 1988-03-04 1988-03-04 傾斜形食肉スライサーの肉箱の肉押さえ装置 Expired - Lifetime JPH074152Y2 (ja)

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JPH01132398U JPH01132398U (ja) 1989-09-08
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