JPH0741619Y2 - プラグドアのロック装置 - Google Patents

プラグドアのロック装置

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JPH0741619Y2
JPH0741619Y2 JP1990070090U JP7009090U JPH0741619Y2 JP H0741619 Y2 JPH0741619 Y2 JP H0741619Y2 JP 1990070090 U JP1990070090 U JP 1990070090U JP 7009090 U JP7009090 U JP 7009090U JP H0741619 Y2 JPH0741619 Y2 JP H0741619Y2
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一玉 高橋
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はプラグドアのロック装置に係り、特に車両の走
行時に車内外気圧差や故意の外力が作用する場合におい
ても扉を全閉位置に確実に保持させるための技術に関す
る。
〔従来の技術〕
一般に、扉上部に設けられた開閉装置と扉下部に設けら
れたガイド装置との動作によって、扉を車両側壁(車両
側壁の開口部)に対する持ち出し引き込み方向と車両側
壁に沿った開閉方向とに移動させるように構成したプラ
グドアは公知のものとなっている。
この種のプラグドアの具体例として、例えば実開昭53-5
7412号公報に開示のものは、第6図に示すように一端部
が車両100に連結され且つ他端部が第1案内レール(支
持枠)101に連結された結合リンク102を有するリンク機
構103と、第7図に示すように扉105を第2案内レール10
4に移動自在に保持させ且つ該第2案内レール104を前記
第1案内レール101にスライド可能に保持させてなるス
ライド機構106とを備えたものである。そして、第8図
に示すように、扉105の戸先側端部の内側には長穴107を
有する案内金108が固設されており、この長穴107に摺動
自在に嵌入されたピン109が開閉シリンダ110(後述す
る)のピストンロッド110a先端に取り付けられている。
従って、扉閉作動時には前記ピストンロッド110aが第8
図右方に後退動することにより扉105も右方に移動し、
然る後、リンク機構103の結合リンク102が第6図に実線
で示す状態から鎖線で示す状態となるまで回動し、これ
に伴って、各案内レール101,104及び扉105が引き込み方
向(第6図a方向)に平行移動し、その移動端に達した
時点で扉105は全閉状態となる。一方、扉開作動時には
前記ピストンロッド110aが第8図左方に突出動すること
により扉105に左方への押圧力が作用し、この押圧力に
よって前記結合リンク102が第6図に鎖線で示す状態か
ら実線で示す状態となるまで回動し、これに伴って、各
案内レール101,104及び扉105が持ち出し方向(第6図b
方向)に平行移動し、その移動端に達した時点で扉105
は車両100の外側所定位置に持ち出された状態となる。
このような状態から前記ピストンロッド110aが更に左方
に突出動することにより、扉105が第2案内レール104に
沿って左方に移動し、且つ第2案内レール104が第1案
内レール101に沿って左方に移動し、その移動端に達し
た時点で扉105は全開状態となる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記公報に開示のプラグドアは、第9図に示
すように、開閉シリンダ110でなる開閉装置が扉上部に
設けられるものであり、詳しくは、開閉シリンダ110本
体が車両側の部材(車両側壁100x)における開口部Xの
一側部上方に固定設置されて、そのピストンロッド110a
の先端が既述のようにして扉105の上部に連結されるも
のである。一方、扉105の下部については、既述のスラ
イド機構106とリンク機構103とからなるガイド装置を介
して車両側の部材に連結された状態にある。
然るに、車両側の部材に対する扉105の連結状態が上記
の如きであると、当該車両の走行時に全閉位置にある扉
105の下部が車外側に持ち出されるといった問題を招来
する。即ち、扉上部(戸先側)については、車両側の部
材に対して固定状態にある開閉シリンダ110(ピストン
ロッド110a)と連結されていることにより、扉105に車
外側への力が作用しても扉上部は全閉状態に保持される
のであるが、扉下部については、自己固定保持力を有し
ないリンク機構103を介して車両側の部材と連結された
状態にあるため、扉105に車外側への力が作用した場合
にはリンク機構103の結合リンク102が第6図b方向に容
易に回動することとなり、このため扉105の下部が車外
側に持ち出されるのである。そして、このような不具合
は、主として、当該車両の走行中におけるトンネル通過
時に車外側の気圧が車内側の気圧よりも低くなるという
現象や、扉105に車外側への故意の外力が作用すること
等に起因して生じるものである。
本考案は、上記諸事情に鑑みてなされたものであり、扉
の下部が自己固定保持力を有しないリンク機構を介して
車両側の部材に連結されている構成においても、所要時
には扉の下部を堅固に全閉状態に保持することを可能な
らしめ、もって、車両の走行中におけるトンネル通過時
や故意の外力による扉の車外側への持ち出し移動を確実
に防止することを技術的課題とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記技術的課題を達成するための具体的手段とするとこ
ろは、扉上方に設けられた開閉装置と扉下部に設けられ
たガイド装置とにより、扉を車両側壁に対する持ち出し
引き込み方向と車両側壁に沿った開閉方向とに移動させ
るように構成すると共に、前記ガイド装置が、車両側の
部材に一端部が連結されたリンク部材と該リンク部材の
他端部に連結された支持枠とを有するリンク機構と、前
記支持枠と扉との間に設けられたスライド機構とを備え
てなるプラグドアにおいて、前記車両側壁下方に固定状
態の箱体の上面に固設された扉の開閉方向に延びる一対
の補助レールと、この両補助レールの間に保持されて駆
動装置により扉の開閉方向にのみスライド可能で且つ先
端が幅狭の台形状凸部となるように形成された係止部材
と、前記リンク機構に固定され且つ前記係止部材と係合
可能な先端が幅狭の台形凹部となるように形成された被
係止部材と、当該車両の車速が所定値以上の時に前記係
止部材を前進位置に移動させて前記被係止部材に係合さ
せるように前記駆動装置を制御する制御手段と、からな
るプラグドアのロック装置としたところにある。
上記手段によると、当該車両の停車中における扉の開作
動時には、扉上部の開閉装置の駆動により扉が持ち出し
方向に移動した後に開閉方向の開側に移動すると同時
に、扉下部はリンク機構の動作により持ち出し方向に案
内された後にスライド機構の動作により開閉方向の開側
に案内されるが、その一方において、扉の閉作動時に
は、開閉装置が上記とは逆の駆動を行って扉を移動させ
ると同時に、スライド機構及びリンク機構が上記とは逆
の動作を行って扉下部を案内移動させる。
そして、扉閉時においては、ロック装置の係止部材と被
係止部材とが係合状態となることによりリンク機構ひい
ては扉下部の車外側への持ち出し移動が阻止されること
となる。
より詳細な構成によれば、扉が全閉状態となった後に車
両が走行して車速が所定値(例えば5km/h)以上となっ
た場合には、制御手段が駆動装置を作動させることによ
り係止部材を前進位置に移動させ、これにより係止部材
を被係止部材に係合させる。この場合、係止部材は補助
レールにより車外側への移動を阻止されており、且つ被
係止部材はリンク機構の支持枠に固定されているので、
扉の下部ひいてはリンク機構にに車外側への力が作用し
ても、この力は被係止部材及び係止部材を介して箱体に
固定の補助レールにより受止されることとなり、これに
より当該車両の所定車速以上の走行時における扉の下部
の車外側への持ち出し移動が確実に防止される。そし
て、当該車両の車速が上述の所定値以下となった時に
は、制御手段が駆動装置を上記とは逆に作動させて係止
部材を退避位置に移動させることにより該係止部材を被
係止部材から抜脱させれば、扉の開閉動に何ら支障を来
すことはなくなる。
また、上記係止部材は先端が幅狭の台形状凸部となるよ
う形成され、一方、被係止部材の先端も幅狭の台形状凹
部となるように形成されていることから、これら係止部
材と被係止部材との係合によって、両部材の引き込み力
が生じ、これによって、扉下部が確実に閉位置に保持さ
れる。
尚、制御手段が上記のように係止部材と被係止部材とを
係合させておく期間は、車速が所定値(例えば0km/hで
もよい)以上の時つまり車両の走行時全般にわたる期間
であっても差し支えはなく、更には扉開閉動時を除く全
ての期間であっても差し支えない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図乃至第5図に基づいて説
明する。
先ず、本考案に係るプラグドアのロック装置の説明に先
立って、このプラグドアの扉上部に設けられる開閉装置
の概略構造を説明する。
即ち、このプラグドアの開閉装置は、第5図に示すよう
に、車両側壁1の開口部2上方に備えられて扉3の持ち
出し引き込み方向(同図a−b方向)への移動を案内す
る第1ガイド機構4,4と、該第1ガイド機構4,4に吊設さ
れて扉3の開閉方向(同図c−d方向)への移動を案内
する第2ガイド機構5,5とを有する。前記第1ガイド機
構4は、車両上壁部の取付基盤(不図示)に固定されて
車両側壁1に対して45度の傾斜角で配設されたガイド体
4aと、該ガイド体4aにスライド可能に保持された摺動体
4bとからなり、また前記第2ガイド機構5は、扉3と平
行に且つ水平方向に延びるガイドレール5aと、該ガイド
レール5aに沿って摺動可能に保持された一対の摺動片5
b,5bとからなる。そして、前記第1ガイド機構4,4の摺
動体4b,4bには、ブラケット6,6を介して前記第2ガイド
機構5のガイドレール5aが取り付けられていると共に、
前記第2ガイド機構5の摺動片5b,5bには、扉3の戸先
側端部の上部に固設されたドアブラケット7が連結金具
8を介して取り付けられている。更に、前記第1ガイド
機構4,4の直下方には、扉3と平行に且つ水平方向に延
びる開閉シリンダ9が保持ブラケット10,10を介して車
両上壁部の取付基盤に固定支持されており、この開閉シ
リンダ9のピストンロッド9a先端に取り付けられた先端
金具11には、補助ガイドローラ12が支承されていると共
に、この補助ガイドローラ12は、前記連結金具8の一端
部(右端部)に取り付けられた補助ガイドレール13に前
後移動可能に挟持されている。また、前記一対の第1ガ
イド機構4,4間には、車両側壁1に対して45度の傾斜角
で配設された出入シリンダ14が保持ブラケット15を介し
て車両上壁部の取付基盤に固定支持されており、この出
入シリンダ14のピストンロッド14a先端は、前記第2ガ
イド機構5のガイドレール5aに連結されている。尚、同
図において、斜線を付した箇所は、車両上壁部の取付基
盤への固定箇所を示すものである。
従って、扉3が全閉位置から開作動を開始する場合に
は、開閉シリンダ9及び出入シリンダ14の双方のピスト
ンロッド9a,14aが各々の速度を調整されながら突出動す
ることにより、扉3及び第2ガイド機構5が第1ガイド
機構4,4により案内されて第5図a方向に持ち出され
る。そして、出入シリンダ14のピストンロッド14aが所
定位置に達した時点つまり持ち出し方向の移動端に達し
た時点で、扉3は同図に符号(イ)で示す状態となり且
つ第2ガイド機構5は同図に符号(ロ)で示す状態とな
る。この扉3の持ち出し移動時においては、ガイドレー
ル5aと連結金具8とが相対移動しないことから、リミッ
トバルブ31のローラプランジャ31aはリミット板32によ
り押し縮められた状態を維持する。このように、扉3が
持ち出し方向に所定寸法だけ移動した後は、開閉シリン
ダ9のピストンロッド9aのみが継続して突出動すること
により、第2ガイド機構5の摺動片5b,5b及び連結金具
8はガイドレール5aに沿って開方向に移動し、これに伴
って扉3も開方向(同図c方向)に移動する。この時、
リミット板32はリミットバルブ31のローラプランジャ31
aから離反することによりこのローラプランジャ31aがバ
ネ力によって突出動し、これにより図外のシリンダ用空
気圧回路の通路状態が変化して、出入シリンダ14のピス
トンロッド14aは停止状態となって開閉シリンダ9のピ
ストンロッド9aのみが突出動し、その突出端に達した時
点つまり全開状態となった時点で、扉3は同図に符号
(イ′)で示す状態となり且つ第2ガイド機構5は同図
に符号(ロ′)で示す状態となる。尚、扉3の閉作動時
には、上記と逆の動作が行われる。
次に、プラグドアのガイド装置について説明する。
即ち、扉下部に備えられるプラグドアのガイド装置は、
第1図乃至第4図に示すように、車両下壁1aに固定され
た箱体40の上面に支軸41a,41bを介してその一端が回動
可能に連結され且つ相互に平行に配置された一対のリン
ク部材42a,42bと、この一対のリンク部材42a,42bの他端
部に支軸43a,43bを介して回動可能に連結された支持枠4
4とからなるリンク機構45を有する。前記支持枠44に
は、開閉方向(第1図c−d方向)に延びる断面L字型
のレール形成板46が固定されており、このレール形成板
46には、開閉方向に直線状に延びる第1ガイドレール部
47が形成されていると共に、前記箱体40には、その扉閉
側端部が持ち出し引き込み方向(第1図a−b方向)に
延びる屈曲部48aとされた第2ガイドレール部48が形成
されている。そして、扉3の戸先側端部には、階段状の
ブラケット49が固設されており。このブラケット49の高
段部位には前記第1ガイドレール部47に係合(当接)す
る第1係合体51が取り付けられ且つ低段部位には前記第
2ガイドレール部48に係合する第2係合体52が取り付け
られている。また、前記支持枠44に固定されたレール形
成板46(第1ガイドレール部47)の扉閉側端部には平面
視コ字型のストッパ部材53が固設されており、このスト
ッパ部材53には、扉全閉時に支持枠44の持ち出し方向
(第1図a方向)への移動を規制する規制面53aが形成
されている。更に、このプラグドアのガイド装置は、前
記支持枠44(レール形成板46)の扉開側端部に固定され
たスライドブロック54と、扉3に固定され且つ開閉方向
に延びる直線状レール体55とを具備してなるスライド機
構56を有し、前記直線状レール体55にスライドブロック
54が開閉方向に対してのみスライド可能に係合してい
る。従って、スライドブロック54は、直線状レール体55
に対して第3図左右方向に相対移動できない構成とされ
ている。
然して、本考案の特徴として、このプラグドアのガイド
装置には、所定の時期に前記リンク機構45の車外側への
持ち出し移動を阻止するロック装置60が備えられてい
る。
このロック装置60は、車両下壁1aに固定状態の箱体40の
上面に固設された開閉方向に延びる一対の補助レール6
1,61と、この両補助レール61,61間に保持されて開閉方
向にのみスライド可能な係止部材62と、前記箱体40の上
面に固定設置されてそのピストンロッド63a先端が前記
係止部材62に連結された流体シリンダ(駆動装置)63
と、前記リンク機構45の支持枠44に固定された被係止部
材64と、当該車両の車速に応じて前記流体シリンダ63に
供給される作動流体の給排経路を可変制御する制御手段
とから構成されている。そして、前記係止部材62の上面
部には、先端(第2図左端)が幅狭の台形状凸部62aが
形成されていると共に、前記被係止部材64の下面部に
は、同様に先端が幅狭の台形状凹部64aが形成されてお
り、この両者は係脱可能とされている。また、前記制御
手段は、流体シリンダ63に作動流体を給排する流体給排
回路の通路状態を、ピストンロッド63aを突出動させる
通路状態と、ピストンロッド63aを後退動させる通路状
態とに切り換える切換弁(例えば車速が所定値以上であ
るか否かに応じて動作する車速検知弁)を有しており、
当該車両の車速等に応じて前記切換弁を切り換え動作さ
せるものである。
このようなロック装置60の構成によれば、扉3が全閉状
態にある場合の走行中に車速が所定値(例えば5km/h)
以上である場合には、制御手段が流体シリンダ63のピス
トンロッド63aを突出動させて係止部材62を前進位置に
移動させており、従って係止部材62の台形状凸部62aは
第1,3図に示すように被係止部材64の台形状凹部64aに係
合された状態となっている。そして、係止部材62は補助
レール61により車外側への移動を阻止されており、且つ
被係止部材64はリンク機構45の支持枠44に固定されてい
るので、扉3の下部ひいてはリンク機構45の支持枠44に
車外側への力が作用しても、この力は被係止部材64及び
係止部材62を介して箱体40に固定の補助レール61により
受止されることとなり、これにより当該車両の所定車速
以上の走行時における扉3の下部の車外側への持ち出し
移動が確実に防止されると共に、例えばゴムパッキン3a
の弾性力や艤装時の取付誤差により扉下部が第1図に示
す閉位置に保持されていなくても、前記被係止部材64及
び係止部材62の引き込み力により扉下部が確実に閉位置
に保持されることとなる。
一方、当該車両の車速が所定値(例えば5km/h)以下で
あって停車直前或いは走行開始直後である場合には、制
御手段が流体シリンダ63のピストンロッド63aを退避位
置に後退動させて係止部材62を被係止部材64から抜脱さ
せる。これにより、被係止部材64は係止部材62によりそ
の移動を拘束されることがなくなり、被係止部材64ひい
てはリンク機構45の支持枠44が移動可能な状態となる。
そして、このような状態で当該車両が停車して扉3が開
作動した場合には、扉3はリンク機構45に案内されなが
ら車外側に持ち出されて、第2,4図に示す状態となる。
なお、駆動装置ついては、上記のように流体シリンダ63
に限定されるものではなく、係止部材62を前進位置と退
避位置との間で移動させることが可能なものであればよ
い。
また、図示例のものは、被係止部材64をリンク機構45の
支持枠44に固定したものであるが、これとは別に、被係
止部材64をリンク機構45のリンク部材42a及び/又は42b
に固定してもよく、但しこの場合には、補助レール61,
係止部材62及び流体シリンダ63の配置或いはレイアウト
等を適宜変更する必要がある。
更に、制御手段が係止部材62と被係止部材64とを係合状
態とする時期は、上記に限定されるものではなく、当該
車両の車速が所定値(例えば0km/h)以上の時つまり車
両の走行時全般にわたって係合状態としてもよく、更に
は、扉開作動時及び閉作動時以外の全ての期間中におい
て係合状態としてもよい。
そして、係止部材62が被係止部材64から抜脱してロック
装置60が非ロック状態にある場合には、扉3の下部は以
下のようにして案内される。
即ち、前述の扉上部の開閉装置(出入シリンダ14及び開
閉シリンダ9)の動作により扉3が第1図及び第3図に
示す全閉位置から開作動を開始する場合には、扉下部の
ブラケット49に取り付けられた第2係合体52が第2ガイ
ドレール部48の屈曲部48aに沿って持ち出し方向に移動
する共に、同じく扉下部のブラケット49に取り付けられ
た第1係合体51も持ち出し方向に移動するが、この時、
第1係合体51はレール形成板46の第1ガイドレール部47
に当接した状態で移動することになるので、このレール
形成板46が固定されている支持枠44は一対のリンク部材
42a,42bを回動させながら持ち出し方向に平行移動す
る。そして、扉3の持ち出し方向への移動が完了した時
点つまり第2係合体52の屈曲部48aに沿う移動が完了し
た時点で、扉3は第2図に符号(イ)で示す状態とな
り、この時点においては、第1係合体51は第1ガイドレ
ール部47に対して僅かに扉開方向に相対移動しており、
且つリンク部材41a,42bは車両側壁1に対して直交する
状態となっている。
このような状態から扉3が開方向に移動した場合には、
第2係合体52が第2ガイドレール部48の直線状部分に沿
って移動すると同時に第1係合体51も第1ガイドレール
部47に沿って移動し、且つ扉3の直線状レール体55は支
持枠44(レール形成板46)のスライドブロック54に案内
されて移動する。そして、開方向への移動端に達した時
点で、扉3は第2図に符号(イ′)で示す状態つまり全
開状態となる。
一方、このような全開状態から扉3が閉作動する場合に
は、上記と逆の動作が行われることになるが、この閉作
動時において扉3が引き込み方向に移動する場合つまり
第2図に符号(イ)で示す状態から第1図に示す状態に
移行する場合には、ストッパ部材53の規制面53aと第1
ガイドレール部47との間に第1係合体51が嵌り込み、全
閉状態となった時点で第1係合体51と規制面53aとは密
接した状態となる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、扉開閉作動が行われない
所定期間においては、ロック装置の構成要素である係止
部材と被係止部材とが係合状態となることにより、被係
止部材を取り付けてなるリンク機構が係止部材を取り付
けてなる車両側の部材に堅固にロックされた状態とな
り、これにより当該車両の走行中のトンネル通過時にお
ける車両内外の気圧差や故意に起因して扉下部ひいては
リンク機構に車外側への力が作用しても、この力は車両
側の補助レールにより確実に受止されることとなり、当
該車両の走行時に全閉位置にある扉の下部が車外側に持
ち出されるといった不具合が確実に回避されることとな
る。
また、係合部材と被係合部材が共に先端が幅狭の台形状
の凸部及び凹部とからなるために、係合した状態では引
き込み力が発生することから、ゴムパッキンの弾力性や
艤装時の取付誤差により扉下部が正確に閉位置に保持さ
れていなくても、扉下部が確実に閉位置に保持される。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の実施例を示すもので、第1
図は扉全閉時におけるプラグドアのロック装置を示す平
面図、第2図は扉開時におけるプラグドアのロック装置
を示す平面図、第3図は前記第1図に対応するロック装
置の拡大側面図、第4図は前記第2図に対応するロック
装置の拡大側面図、第5図はプラグドアを駆動するため
の開閉装置の構成を示す平面図である。また、第6図は
従来例のリンク機構を示す概略平面図、第7図は従来例
のスライド機構を示す縦断側面図、第8図は従来例のプ
ラグドアの開閉装置の要部構成を示す概略平面図、第9
図は従来例の扉の周辺構造を示す概略正面図である。 1……車両側の部材(車両側壁) 1a……車両側の部材(車両下壁) 3……扉 43a,43b……リンク部材 44……支持枠 45……リンク機構 56……スライド機構 60……ロック装置 62……係止部材 63……駆動装置(流体シリンダ) 64……被係止部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉上方に設けられた開閉装置と扉下部に設
    けられたガイド装置とにより、扉を車両側壁に対する持
    ち出し引き込み方向と車両側壁に沿った開閉方向とに移
    動させるように構成すると共に、前記ガイド装置が、車
    両側の部材に一端部が連結されたリンク部材と該リンク
    部材の他端部に連結された支持枠とを有するリンク機構
    と、前記支持枠と扉との間に設けられたスライド機構と
    を備えてなるプラグドアにおいて、 前記車両側壁下方に固定状態の箱体の上面に固設された
    扉の開閉方向に延びる一対の補助レールと、 この両補助レールの間に保持されて駆動装置により扉の
    開閉方向にのみスライド可能で且つ先端が幅狭の台形状
    凸部となるように形成された係止部材と、 前記リンク機構に固定され且つ前記係止部材と係合可能
    な先端が幅狭の台形凹部となるように形成された被係止
    部材と、 当該車両の車速が所定値以上の時に前記係止部材を前進
    位置に移動させて前記被係止部材に係合させるように前
    記駆動装置を制御する制御手段と、 からなるプラグドアのロック装置。
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