JPH0741707A - マーキング剤及びシリコーンゴム成形品 - Google Patents

マーキング剤及びシリコーンゴム成形品

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JPH0741707A
JPH0741707A JP20464393A JP20464393A JPH0741707A JP H0741707 A JPH0741707 A JP H0741707A JP 20464393 A JP20464393 A JP 20464393A JP 20464393 A JP20464393 A JP 20464393A JP H0741707 A JPH0741707 A JP H0741707A
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JP
Japan
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silicone rubber
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marking
color
marking agent
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JP20464393A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Yoneyama
勉 米山
Naoto Uchiyama
直人 内山
Akio Nakano
昭生 中野
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Shin-Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin-Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 視点により異なる二色に見える表示部を与
え、シリコーンゴム成形品のマーキングに好適に利用す
ることができる高品質のマーキング剤を得る。 【構成】 粒径5〜140μmの雲母表面上に付着率3
5〜60%の範囲で二酸化チタンが被覆されてなるパー
ル化剤と有色顔料とが均一に分散した硬化性シリコーン
ゴム組成物からなることを特徴とするマーキング剤及び
このマーキング剤で印刷が施されたシリコーンゴム成形
品を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、視点により異なる二色
に見える表示部を与えるマーキング剤及びこのマーキン
グ剤でマーキングが施されたスイミングキャップ等のシ
リコーンゴム成形品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
スイミングキャップ等のシリコーンゴム成形品を装飾す
るなどの目的でその表面に種々の図柄や文字等の表示部
を形成することが行われており、このために用いるマー
キング剤として、透明又は半透明の硬化性シリコーンゴ
ムをベースにしたものに有色顔料、例えばフタロシアン
ブルーなどを添加混合して着色したマーキング剤が知ら
れている。
【0003】しかし、従来のこの種のマーキング剤は、
顔料の選定により表示部(プリント)を得ることができ
るが、単色であり、輝きに欠けるため、プリントが浮き
出るような立体感もなく、興趣に乏しいものであった。
【0004】その改良したものとして、シルバー等の単
色パール化剤を用いてキラキラした表示を与えるものが
知られているが、このようなパール化剤と上記有色顔料
を配合して着色したマーキング剤の輝度は、有色顔料中
に分散したパール化剤によって与えられるため、光が照
射されると無色及び白色等単色の輝度が強調され、有色
顔料による色彩がこれによって薄まる。従って、常態で
は有色顔料の色彩、照射によっては殆んど白色化して見
えることになり、単色パール化剤の添加では輝度が得ら
れるのみで有色顔料による本来の色彩が損なわれ、興味
に乏しいものとなってしまうという欠点があった。従っ
て、より高品質のマーキング剤の開発が望まれる。
【0005】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
視点により有色顔料の色と、鮮明で輝きのある光沢色彩
の異なる色を同時に有するプリントを与えることができ
るマーキング剤及びこのマーキング剤により印刷が施さ
れたシリコーンゴム成形品を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、硬化性シリ
コーンゴム組成物をベースとするマーキング剤中に、粒
径5〜140μmの雲母表面上に付着率35〜60%の
範囲で二酸化チタンが被覆されたパール化剤と有色顔料
とを混合してこれら成分を均一に分散させることによ
り、視点によって上記パール化剤の光の干渉作用で発色
する反射光と有色顔料による透過光との異なる二種類の
色を表示部に同時に与えることができるマーキング剤が
得られ、シリコーンゴム成形品にこのマーキング剤で印
刷を施すことにより、高品質のシリコーンゴム成形品を
得ることができることを知見し、本発明をなすに至っ
た。
【0007】この場合、本発明のマーキング剤は、酸化
チタンの付着率を種々選定することによりパール化剤の
色彩を適宜選定でき、組み合わせる有色顔料により好み
のマーキングを得ることができるもので、特に美麗で輝
くような色彩を与えることが困難であった暗色の基材、
とりわけN1〜N6の明度スケール(JISZ872
1)の色彩の基材へのプリントの効果が大きい。これ
は、上記パール化剤は、入射光の一部が反射しその残り
の補色が透過して反射色と透過色に別れ、反射色を目に
することができるためで、反射性の強い明色基材の場
合、透過成分の補色までも反射するため色が低減するこ
とが多い一方、暗色基材の場合、補色を吸収するため元
来の反射色のみを目にすることができるため、特に有効
なものである。
【0008】なお、二酸化チタンコーティングマイカ箔
をシリコーンゴム組成物に配合すると色彩及び光沢に優
れたシリコーンゴム成形品が得られることは特公昭63
−58924号公報に記載されているが、上記の二酸化
チタン被覆雲母と有色顔料とを併用することで上述した
二色の表示部を与えるマーキング剤が得られるというこ
とは、本発明者の新知見である。
【0009】従って、本発明は、粒径5〜140μmの
雲母表面上に付着率35〜60%の範囲で二酸化チタン
が被覆されてなるパール化剤と有色顔料とが均一に分散
した硬化性シリコーンゴム組成物からなることを特徴と
するマーキング剤、及びこのマーキング剤による印刷が
施されたシリコーンゴム成形品を提供する。
【0010】以下、本発明につき更に詳述すると、本発
明のマーキング剤は、二酸化チタン被覆パール化剤と有
色顔料とが均一に分散した硬化性シリコーンゴム組成物
からなるものである。
【0011】ここで、本発明のマーキング剤のベースと
なる硬化性シリコーンゴム組成物としては、液状シリコ
ーンゴム組成物が好ましく、特に重合度100〜2,0
00の線状シロキサンポリマーを主成分とし、各種充填
剤、添加物を配合したもので、かつ透明又は半透明の被
膜を与えるものが好ましい。このようなシリコーンゴム
組成物は、形態により一成分系、二成分系があり、更に
硬化機構により縮合硬化型、付加硬化型、UV硬化型が
ある。
【0012】縮合硬化型としては、水酸基を分子中に持
つ線状シロキサンポリマーとアルコキシ基、アミノ基、
オキシム基、アセトキシ基、プロペノキシ基などの加水
分解性基を分子中に持つ低分子多官能シロキサンなどを
架橋剤として、フュームドシリカ、石英粉、有機けい素
化合物等の充填剤を充填し、有機錫化合物、有機チタン
化合物を硬化促進剤としたものが例示される。
【0013】付加硬化型としては、アルケニル基を分子
中に持つ線状シロキサンポリマーとけい素原子に結合し
た水酸基を分子中に持つシロキサンポリマーを主成分と
し、フュームドシリカ、石英粉等の充填剤を充填し、白
金又は白金族化合物を触媒として反応させたものが例示
される。
【0014】UV硬化型としては、アルケニル基を分子
中に持つ線状シロキサンポリマーとメルカプト基を分子
中に持つシロキサンポリマーを主成分とし、フュームド
シリカ、石英粉等の充填剤を充填し、開始剤としてベン
ゾフェノン類を含有したものなどが例示される。
【0015】これらの中では、パール光沢効果をより鮮
明に発揮させる点及び成形し易さから付加架橋型のもの
が好適である。
【0016】なお、上記硬化性シリコーンゴム組成物に
は、必要に応じその他の所望の成分を添加しても差し支
えなく、例えばマーキング剤として自己接着性を得るた
め接着助剤等を添加することができる。
【0017】次に、パール化剤としては、雲母表面上が
二酸化チタンで被覆されたパール化剤を使用する。
【0018】この場合、粒径5〜140μm、好ましく
は10〜100μmの雲母表面上に付着率35〜60
%、好ましくは40〜55%の範囲で二酸化チタンを被
覆したパール化剤を用いる。雲母粒径が5μm未満では
光沢が不十分であり、140μmを超えると均一性が得
られない。また、二酸化チタンの付着率が35%未満で
は虹彩色が出ずらくなり、60%を超えるとパール性が
損なわれる。
【0019】なお、上記範囲内で二酸化チタンの被覆率
を調節することにより、種々の色彩のマーキングを施す
ことができる。
【0020】このようなパール化剤として具体的には、
メルクジャパン社製のIriodinシリーズが好適に
用いられる。
【0021】更に、有色顔料としては、例えばフタロシ
アニン系、キナクリドン系、ジスアゾ系、縮合アゾ系、
イソインドリノン系、ペリノン系等の有機顔料、ベンガ
ラ、群青等の無機顔料などが挙げられ、これらのうちで
は有機顔料が好ましい。具体的には山陽色素製ソプロト
ナーB−521、ソプロトナーB−427S等が挙げら
れる。
【0022】上記パール化剤の配合量は、通常硬化性シ
リコーンゴム組成物100部(重量部、以下同様)に対
して0.1〜40部、特に1〜30部とすることが好ま
しく、また、有色顔料の配合量は、硬化性シリコーンゴ
ム組成物100部に対して0.1〜30部、特に0.5
〜20部とすることが好ましい。パール化剤の配合量が
0.1部未満であったり、有色顔料の配合量が0.1部
未満であると、発色が乏しくなる場合があり、パール化
剤の配合量が40部を超えたり、有色顔料が30部を超
えると、マーキング部の機械的強度及び伸びが低下して
割れや剥離が発生してしまう場合がある。なお、選定し
た色の発色の強さによりパール化剤及び有色顔料の配合
量を決めることが望ましい。
【0023】本発明では、上記パール化剤の二酸化チタ
ン付着率を上記範囲内で調整することによりパール化剤
の色彩を適宜選定でき、更に組み合わせる有色顔料の種
類により種々の好みの色のマーキングを得ることができ
る。
【0024】更に、硬化性シリコーンゴム組成物への上
記パール化剤及び有色顔料の分散方法に特に制限はな
く、三本ロールなどを用いて通常の方法で混合・分散さ
せることができる。
【0025】このようなマーキング剤でマーキングを行
う場合、基材の明度は別に限定されないが、基材の明度
をJIS Z8721に準拠してN−1(黒)〜N−6
(グレー)の範囲にすることが特に有効である。
【0026】本発明のマーキング剤は、種々の基材に対
して用い得るが、スイミングキャップ等のシリコーンゴ
ム成形品のマーキングに使用することが好適であり、そ
のマーキング方法には特に制限はなく、成形品の形状に
よりスクリーン印刷、スプレー印刷、ディップ印刷等の
方法を適宜選択することができる。
【0027】更に、本発明のマーキング剤を印刷後は、
室温〜250℃で30秒〜3日加熱硬化させることが望
ましい。
【0028】
【発明の効果】本発明のマーキング剤によれば、視点に
より、パール化剤による鮮明で輝きのある光沢有色と有
色顔料による色の異なる二色を同時に与えるプリントを
得ることができ、本発明のマーキング剤で印刷を施した
シリコーンゴム成形品は非常に高品質である。
【0029】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるもの
ではない。なお、下記の例において部は重量部を示す。
【0030】〔実施例〕両末端がジメチルビニルシリル
基で封鎖された粘度5,000cs(25℃)のジメチ
ルポリシロキサン50部、両末端がジメチルビニルシリ
ル基で封鎖され、ビニル基含有量が総有機基数の0.1
5%であるジメチルシロキサン(粘度5,000,00
0cs)10部、SiO2単位,(CH3)3SiO1/2単
位及び(CH3)2(CH2=CH)SiO1/2単位の合計
量1モルでビニル基含有量が2モル%のポリシロキサン
10部、分子式C6H5Si(OSi(CH3)2H)3で
示されるハイドロジェンポリシロキサン6部、雲母表面
が二酸化チタンで被覆された(粒径10〜60μm、二
酸化チタンの付着率52%)二色性効果を持つパール化
剤Iriodin225(メルクジャパン社製)20
部、有機顔料フタロシアンブルー10部及び塩化白金酸
の0.5重量%(ptとして)エタノール溶液0.00
4部からなる混合物を三本ロールにより均一に混合した
後、これらをトルエンで希釈してマーキング剤を得た。
【0031】〔比較例〕上記パール化剤の代わりにシル
バータイプの単色パール化剤Iriodin103(メ
ルクジャパン社製、粒径5〜25μm、二酸化チタンの
付着率30%)を20部使用した以外は、実施例と同様
にしてマーキング剤を得た。
【0032】実施例及び比較例で得られたマーキング剤
を硬化した黒色のシリコーンゴム板に40μmの厚さに
なるように塗布し、200℃で300秒間加熱硬化させ
色調を評価した。その結果、色調については、実施例で
得られたマーキング剤は、視点が正面からはブルー、斜
面からは赤に近い紫色を示したが、比較例はどの角度か
らも白色がかったブルーであった。更に、実施例は有色
そのものの輝度が強く鮮明であったが、比較例は白色の
輝度は強いものの、有色には輝度はなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 昭生 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒径5〜140μmの雲母表面上に付着
    率35〜60%の範囲で二酸化チタンが被覆されてなる
    パール化剤と有色顔料とが均一に分散した硬化性シリコ
    ーンゴム組成物からなることを特徴とするマーキング
    剤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のマーキング剤による印刷
    が施されたシリコーンゴム成形品。
  3. 【請求項3】 シリコーンゴム成形品がスイミングキャ
    ップである請求項2記載のシリコーンゴム成形品。
JP20464393A 1993-07-27 1993-07-27 マーキング剤及びシリコーンゴム成形品 Pending JPH0741707A (ja)

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