JPH0688041A - マーキング剤及びシリコーンゴム成形品 - Google Patents

マーキング剤及びシリコーンゴム成形品

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JPH0688041A
JPH0688041A JP26317792A JP26317792A JPH0688041A JP H0688041 A JPH0688041 A JP H0688041A JP 26317792 A JP26317792 A JP 26317792A JP 26317792 A JP26317792 A JP 26317792A JP H0688041 A JPH0688041 A JP H0688041A
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JP
Japan
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agent
color
marking
silicone rubber
titanium oxide
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Application number
JP26317792A
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English (en)
Inventor
Naoto Uchiyama
直人 内山
Tsutomu Yoneyama
勉 米山
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Shin-Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin-Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 雲母表面がTiO2-x(但し、0<x≦1)
で示される低次酸化チタン又はこの低次酸化チタンと二
酸化チタンとで被覆された有色の雲母チタン系パール化
剤を均一に分散させたシリコーン生ゴムをベースとして
なることを特徴とするマーキング剤。 【効果】 本発明のマーキング剤によれば、鮮明で輝き
のある光沢有色のプリントを与えることができ、しかも
耐候性に優れ、変褪色し難いので長期に亘り安定した鮮
明さを与えるプリントを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有色の真珠光沢を有する
マーキング剤及びこのマーキング剤によるマーキングが
施されたスイミングキャップ等のシリコーンゴム成形品
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スイミングキャップ等のシリコー
ンゴム成形品を装飾するなどの目的でその表面に種々の
図柄や文字等の表示部を形成することが行われており、
このために用いるマーキング剤として、透明又は半透明
のシリコーン生ゴムをベースにしたものに有色顔料、例
えばフタロシアンブルーなどを添加混合して着色したも
のが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のこの種
のマーキング剤は、顔料の選定により所望する色彩に近
いものを得ることができるが、このマーキング剤を用い
て形成された表示部(プリント)は、色の鮮明さが乏し
く、特に輝度に欠けるものであった。即ち、適正な光線
下でのみ所望の色彩を与えるだけで輝きに欠けるため比
較的暗い場所ではくすんだ色合いとなって所望の色彩が
与えられず、暗い色彩となる一方、明るすぎると光の反
射で同様に所望の色彩が与えられず、またいずれの場所
でもプリントが浮き出るような立体感もなく、興趣に乏
しいものであった。とりわけ色彩が暗色系であると、こ
のように鮮明さ、輝きがないので、上記欠点が強調さ
れ、また適正な光線下でも文字通り暗い感じを与えるも
のであった。
【0004】一方、従来より、雲母表面を二酸化チタン
で被覆したパール化剤を用いてきらきらした表示を与え
ることが知られているが、このようなパール化剤を上記
有色顔料を配合して着色したマーキング剤に添加分散し
た場合、得られるプリントはパール化剤の作用で輝度は
生じるものの、この輝度は有色顔料中に分散したパール
化剤によって与えられ、有色顔料自体からは依然として
輝度が生じるものではないので、プリントに光が照射さ
れるとパール化剤による無色乃至白色の輝度が強調さ
れ、有色顔料による色彩がこれによって薄まり、所望の
色彩を再現し難い。特に、照射量が多いとプリントが殆
んど白色化して見えることになるという問題が生じる。
つまり、通常のパール化剤を分散した有色顔料による着
色マーキング剤は、パール化剤により有色顔料そのもの
に鮮明さ、輝度を与えるものではないので、有色顔料の
みを用いたマーキング剤と同様、依然として色彩の鮮明
さ、色彩の輝きはなく、却って有色顔料による本来の色
彩を損なうものである。
【0005】また、従来の有色顔料を用いたマーキング
剤は、これに上記パール化剤を添加したものも含めて、
そのプリントの耐候性、耐熱性に劣り、褪色し易いとい
う欠点もある。
【0006】本発明は、上記事情を改善するためになれ
さたもので、鮮明で輝きのある光沢色彩を有する表示部
(プリント)を与えることができ、しかも耐候性に優
れ、褪色し難いプリントを形成することができるマーキ
ング剤及びこのマーキング剤によるマーキングが施こさ
れたシリコーンゴム成形品を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は上記目
的を達成するため、雲母表面がTiO2-x(但し、0<
x≦1)で示される低次酸化チタン又はこの低次酸化チ
タンと二酸化チタンとで被覆された有色の雲母チタン系
パール化剤を均一に分散させたシリコーン生ゴムをベー
スとしてなることを特徴とするマーキング剤及びこのマ
ーキング剤によるマーキングが施こされたスイミングキ
ャップ等のシリコーンゴム成形品を提供する。
【0008】本発明によれば、このようにシリコーン生
ゴムをベースとするマーキング剤中に上記有色の雲母チ
タン系パール化剤を分散せたことにより、これを用いて
形成したプリントは、別途有色顔料を添加しなくとも上
記パール化剤の光の干渉作用で発色し、有色性を与え
る。この場合、上記低次酸化チタンのxの値を種々選定
したり、低次酸化チタンと二酸化チタンの被覆量を適宜
選定したりすることにより、種々の色彩のマーキングを
得ることができる。
【0009】本発明のマーキング剤は、このように光の
干渉作用だけで発色するプリントを形成するものである
ため、このプリントは色調が鮮明で輝きを有し、浮き出
すような立体感のある表示を形成すると共に、暗い光線
下においてもこのような鮮明さを持ち、所望の色彩を与
え、また明るすぎる光線下でも光を良好に吸収し、同様
に鮮明な色彩を与える。この場合、本発明のマーキング
剤によるプリントは、従来の雲母表面を二酸化チタンで
被覆したパール化剤と異なり、無色乃至白色の輝度を与
えるものではなく、所望の色彩の有色輝度を与えるもの
であるので、該色彩が白色光線で薄まったり、乏しい光
線下で暗色を付与することがなく、いずれの光線量下に
おいても優れた鮮明さを与え、特に従来美麗で輝くよう
な色彩を与えることが困難であった暗色、とりわけN1
〜N6の明度スケール(JISZ8721)の色彩のプ
リントを得る場合、プリントがかかる暗色であっても明
瞭、鮮明な色彩を与えることができるので、本発明のマ
ーキング剤は暗色系プリントを得る場合に有効である。
【0010】しかも、本発明のマーキング剤が与えるプ
リントは、耐薬品性、耐候性、耐熱性に優れ、長期に亘
り変色、褪色のない鮮明な表示を安定して与えるもので
ある。
【0011】以下、本発明を更に詳述すると、本発明の
マーキング剤は雲母表面がTiO2-x(但し、0<x≦
1)で示される低次酸化チタン又はこの低次酸化チタン
と二酸化チタンとで被覆された有色の雲母チタン系パー
ル化剤を均一に分散させたシリコーン生ゴムベースのマ
ーキング剤である。
【0012】ここで、本発明のマーキング剤のベースと
なるシリコーン生ゴムとしては、液状シリコーンゴム組
成物が好ましく、これは重合度100〜2000の線状
シロキサンポリマーを主成分とし、各種充填剤、添加剤
を配合したもので、このシリコーン生ゴムは透明被膜を
与えるものが好ましい。このようなシリコーン生ゴム
は、形態により一成分系、二成分系があり、更に硬化機
構により縮合硬化型、付加硬化型、UV硬化型がある。
【0013】縮合硬化型としては、水酸基を分子中に持
つ線状シロキサンポリマーとアルコキシ基、アミノ基、
オキシム基、アセトン基、アミド基を分子中に持つ低分
子多官能シロキサンを架橋剤として、フュームドシリ
カ、石英粉、炭酸カルシウム、セライト、ラジオライト
等の充填剤を充填し、有機錫化合物、有機チタン化合物
を硬化促進剤としたものが例示される。
【0014】付加硬化型としては、アルケニル基を分子
中に持つ線状シロキサンポリマーと水素基を分子中に持
つシロキサンポリマーを主成分とし、フュームドシリ
カ、石英粉等の充填剤を充填し、白金又は白金族化合物
を触媒として反応させたものが例示される。
【0015】UV硬化型としては、アルケニル基を分子
中に持つ線状シロキサンポリマーと水素基、メルカプト
基を分子中に持つシロキサンポリマーを主成分とし、フ
ュームドシリカ、石英粉の充填剤を充填し、開始剤とし
てベンゾフェノン類を含有したものなどが例示される。
【0016】これらの中では、有色パール光沢効果をよ
り鮮明に発揮させる点などから、付加架橋型、UV硬化
型、とりわけ付加硬化型のものが好適である。
【0017】一方、このシリコーン生ゴムベースに配合
される上記パール化剤は、雲母表面に二酸化チタンを被
覆した通常のパール化剤を還元処理し、二酸化チタンの
一部又は全部を還元する等の方法で得ることができる
(特開昭59−126468号公報等)。またこの場
合、雲母表面に被覆した低次酸化チタン又は低次酸化チ
タンと二酸化チタンとの上に更に二酸化チタンを被覆し
たものも好適に用いられる。このパール化剤の平均粒径
は5〜200μmであることが好ましい。
【0018】なお、低次酸化チタンとしては、xを0<
x≦1、特に0.25≦x≦1の範囲とすることが色彩
等の点から必要である。かかる低次酸化チタンとして
は、Ti2O3(黒紫色,菱面体)、Ti3O5(ブルーブ
ラック,斜方系)、Ti4O7(ブルブラック,三斜
形)、Ti20O39(グレー,正方柱)などが挙げられ
る。本発明のマーキング剤は、別途着色顔料を添加しな
くても上記パール化剤の光の緩衝作用で発色し、有色の
マーキングが得られる。この場合、上記低次酸化チタン
のxの値を種々選定したり、低次酸化チタンと二酸化チ
タンの被覆量を適宜選定したりすることにより、種々の
色彩のマーキングを施すことができるが、本発明のマー
キング剤は、上述したように、そのプリントの明度をJ
IS Z8721に準拠してN−1(黒)〜N−6(グ
レー)の範囲にすることが有効であるので、かかる明度
を持つ色彩を与えるようにxの範囲を選定することが推
奨される。
【0019】なお、このようなパール化剤としては、市
販品として資生堂社製INFINITE COLORが
好適に用いられる。
【0020】また、パール化剤の配合量は、通常マーキ
ング剤のシリコーン生ゴムベース100重量部に対して
0.1〜20重量部、好ましくは0.5〜10重量部で
ある。このパール化剤の配合量が0.1重量部未満では
発色が乏しくなる場合があり、20重量部を超えるとマ
ーキング部の機械的強度及び伸びが低下して割れや剥離
が発生する場合がある。
【0021】なお、本発明のマーキング剤には、更に必
要に応じ所望の成分を添加しても差支えない。例えば、
自己接着性を与えるため、接着助剤を配合することがで
きる。
【0022】このようにして得られたマーキング剤は、
スイミングキャップ等のシリコーンゴム成形品のマーキ
ングに使用することが好適であり、そのマーキング方法
には特に制限はなく、成形物の形状によりその方法を適
宜に選択することができ、その常法によりマーキングす
ることができる。。
【0023】
【発明の効果】本発明のマーキング剤によれば、鮮明で
輝きのある光沢有色のプリントを与えることができ、し
かも耐候性に優れ、変褪色し難いので長期に亘り安定し
た鮮明さを与えるプリントを得ることができる。
【0024】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるもの
ではない。なお、下記の例において部は重量部を示す。
【0025】〔実施例〕両末端がジメチルビニルシリル
基で封鎖された粘度5,000cs(25℃)のジメチ
ルポリシロキサン50部、両末端がジメチルビニルシリ
ル基で封鎖され、ビニル基含有量が総有機基数の0.1
5モル%であるジメチルシロキサン(粘度5,000,
000cs)10部、SiO2単位,(CH3)3SiO
1/2単位及び(CH3)2(CH2=CH)SiO1/2単位
の合計量1モルでビニル基含有量が2重量%のポリシロ
キサン10部、分子式C6H5Si(OSi(CH3)
2H)3で示されるシロキサン6部、表1に示す雲母表面
がそれぞれ低次酸化チタンと二酸化チタンとで被覆され
たパール化剤(平均粒径5〜200μm,資生堂製IN
FINITE COLOR)6部、及び塩化白金酸の
0.5重量%(ptとして)エタノール溶液0.004
部から成る混合物を三本ロールにより均一に混合した
後、これらをトルエンで希釈してマーキング剤を得た。
【0026】
【表1】
【0027】〔比較例〕上記パール化剤に代わりにオキ
シ塩化ビスマス系顔料(平均粒径6〜15μm,マリン
クロット社製)を2部、有機顔料フタロシアンブルー
0.03部を使用した以外は実施例と同様にしてマーキ
ング剤(青色)を得た。
【0028】実施例及び比較例で得られたマーキング剤
を加硫硬化したシリコーンゴム板に40μmの厚さにな
るように塗布し、150〜200℃で300秒間加熱硬
化させ、色調、耐熱性、耐候性を評価した。
【0029】その結果、色調については、実施例で得ら
れたマーキング剤の色調の方が比較例に比べて鮮明であ
った。特に、比較例のものは暗い光線下において暗い色
調となったが、実施例のものは輝度を有し、そのベース
色の色調を鮮明に顕出した。
【0030】耐熱性については、200℃の乾燥機中で
240時間放置するという試験を行った結果、初期の色
調に比べて実施例では変化はみられなかったが、比較例
では色調の褪行が見られた。
【0031】耐候性については、ウエザーメーターWE
L−SON−HC型〔スガ試験機(株)製〕中で300
時間放置するという試験を行った結果、初期の色調に比
べ、実施例での色調にはほとんど変化がみられなかった
が、比較例では色調にやや低下がみられた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雲母表面がTiO2-x(但し、0<x≦
    1)で示される低次酸化チタン又はこの低次酸化チタン
    と二酸化チタンとで被覆された有色の雲母チタン系パー
    ル化剤を均一に分散させたシリコーン生ゴムをベースと
    してなることを特徴とするマーキング剤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のマーキング剤によるマー
    キングが施されたシリコーンゴム成形品。
  3. 【請求項3】 シリコーンゴム成形品がスイミングキャ
    ップである請求項2記載のシリコーンゴム成形品。
JP26317792A 1992-09-04 1992-09-04 マーキング剤及びシリコーンゴム成形品 Pending JPH0688041A (ja)

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