JPH0742058U - ランプソケットの受金構造 - Google Patents

ランプソケットの受金構造

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JPH0742058U
JPH0742058U JP7594893U JP7594893U JPH0742058U JP H0742058 U JPH0742058 U JP H0742058U JP 7594893 U JP7594893 U JP 7594893U JP 7594893 U JP7594893 U JP 7594893U JP H0742058 U JPH0742058 U JP H0742058U
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達二郎 村田
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有限会社三晃電気
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価で、かつ常に安定した接触保持圧が得ら
れるとともに、小形化が可能なランプソケットの受金構
造を提供する。 【構成】 ランプソケット1の凹部7内に、対向し合う
一対の接触片3A,3Bを収納し、かつ前記接触片に付
勢手段により所定圧を加えてなり、ランプ側の口金ピン
61が接触片3A,3B間に圧入されるランプソケット
の受金構造において、前記付勢手段はコイルスプリング
5を用い、コイルスプリング5の略中間にある巻回コイ
ル部間に、このコイルスプリング5と略直角に交差させ
て前記一対の接触片3A,3Bをその巻回コイル部同志
の隙間を押し広げるよう圧入配置した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばハロゲンランプ等、ピン状の口金(以下、本明細書ではこれ を「口金ピン」と言う)を有したランプを取り付けるためのランプソケットの受 金構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ハロゲンランプ等のランプでは口金ピンを使用しているものがあり、ランプソ ケット側の受金に口金ピン(2ピン,3ピン、4ピン等)を圧入させて、この圧 入で電気的な結合(接触)を図っている。
【0003】 図4及び図5は口金ピンを受ける従来のランプソケットにおける受金構造の一 例を示すもので、図4はランプソケット内に受金が収納された状態で示す模式図 、図5はランプソケット内より取り出した状態で示す斜示図である。 同図の受金51は、バネ性を持たせることができる導電板材をプレス成形した 後に熱処理されており、中間51aを折り返して互いに重ねることにより対向し 合う一対の接触片52を形成しているとともに、各接触片52の中間部分をそれ ぞれ外側に膨出させてピン受け部51bが形成されている。ピン受け部51bの 内径は楕円状に形成され、ランプ側の口金ピン61の外径(通常、0.7〜3. 2ミリ)と略同等に設定されている。また上下端51c,51dはラッパ状に外 側に折り曲げられ、この折り曲げにより口金ピン61に対するピン受け部51b 内への圧入口を確保している。なお、このラッパ状の上下端51c,51dがあ ることにより、口金ピン61を挿入するときに圧力が変化し易くなる。このため 、ランプソケットでは上下端51c,51dが0.3〜0.5ミリ程しか挿入時 に開かない。換言すると、ピン61の上部はガラス製の封止部のため、挿入圧を 余り強くすることができないとも言える。
【0004】 そして、この受金51は、その一部に被覆リード線53の芯線53aを圧着し 電気スポット溶接してランプソケットの凹部54内に収納させるとともに、その 接続された被覆リード線53をランプソケットの背面側より導出させ、さらにこ の後から図示せぬピン挿入孔を有したカバーで覆い、このカバーで凹部54内か らの抜け止めがなされる構造になっている。
【0005】 この受金構造では、カバーのピン挿入孔より口金ピン61を圧入させると、一 対の接触片52,52の間が拡開しながら、この接触片52,52の間に圧入さ れ、この圧入で接触片52と口金ピン61間の面的な接触が得られる。 ところが、この受金構造では、受金51自体の弾性力で口金ピン61に圧接さ れているが、受金61自体の板バネ作用を利用した弾性力が弱いことに加え、良 い板バネは価格が高く、又、プレス後に熱処理や表面酸化を除去するという工程 があって、これらの点からも管理を難しくしている。なお、金属学的にも伝導率 、弾性、耐熱性を具備する上で安価のものでは難しいとされる。また、ランプ交 換等で着脱を繰り返すとへたりが生じて保持力がさらに弱くなってランプが動き 、接触不良の原因など悪い影響を与えると言う恐れがある。
【0006】 そこで、図6に示す如く、受金51の接触片を2つの接触片55a,55bに 完全に折り曲げた状態にし接触片55a,55bの弾性を減じ、各接触片55a ,55bの中間部分に、この中間部分をそれぞれ外側に膨出させてピン受け部5 1bを形成し、これを対向させてランプソケットの凹部54内に収納するととも に、各接触片55a,55bの外側で、この接触片55aと凹部54の内壁及び 接触片55bと凹部54の内壁との空間部分に、それぞれ付勢手段であるコイル スプリング56,57を圧縮させた状態で配置し、この2つのコイルスプリング 56,57で各接触片55a,55b間を互いに当接状態にしておき、カバーの ピン挿入孔より口金ピン61が圧入されると、コイルスプリング56,57のバ ネ圧に抗して一対の接触片55a,55bとの間が拡開しながら、この接触片5 5a,55bとの間に圧入され、この圧入で接触片55a,55bと口金ピン6 1間の面的な接触が得られる構造にしたものも多い。なお、図6において図4及 び図5と同じ符号を付したものは図4及び図5と同じ部材を示しているものであ る。 そして、この受金構造では、ばねのへたりは無くなるが、一対の接触片55a ,55bの両側にコイルスプリング56,57がそれぞれ配設されるので、部品 点数が多くなるとともに、コイルスプリング56,57と接触片55a,55b を配置するためのスペースを広くする必要があり、ランプソケットも大形になる 。また、付勢手段であるコイルスプリング56,57に変えて板バネを用いるこ ともある。なお、以上の両側に配置されたコイルスプリング56,57により付 勢する構成以外にも、片側のみからコイルスプリングで付勢する構造もある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のランプソケットにおいて、前者の受金構造では、受金61自体の弾 性力が弱く、またランプ交換等で着脱を繰り返すとへたりが生じて保持力がさら に弱くなってランプが動き、このランプの口金ピン61と封止部との間に悪い影 響を与えると言う問題点があった。また、接触片に比較的高価な弾性部材を使用 することになり、コストも高くなる。
【0008】 また、後者の受金構造、つまり接触片55a,55bの両側ないしは片側にコ イルスプリング56,57や板バネを配設した構造では、長年使用してもばねの へたりは無くなるが、コイルスプリング56,57の数が多くなり部品点数的な 問題とともに、コイルスプリング56,57を短くする上で制約を受け易いこと から、接触片55a,55bを配置するためのスペースを広く必要とし、ランプ ソケットが大形になると言う問題点があった。また、付勢手段として板バネを用 いるとコストも高くなる。
【0009】 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は安価で、かつ 常に安定した接触保持圧が得られるとともに、小形化が可能なランプソケットの 受金構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】 以上の目的を達成するため本考案は、ランプソケットの凹部内に、対向し合う 一対の接触片を収納し、かつ前記接触片に付勢手段により所定圧を加えてなり、 ランプ側の口金ピンが前記一対の接触片間に圧入されるランプソケットの受金構 造において、前記付勢手段はコイルスプリングを用い、このコイルスプリングの 略中間にある巻回コイル部間に、このコイルスプリングと略直角に交差させて前 記一対の接触片をその巻回コイル部同志の隙間を押し広げるよう圧入配置するこ とを要旨としている。 以上の構成において、前記コイルスプリングは巻数が最低4/3巻であり、前 記一対の接触片を1巻目と残りの1/3巻目との間に圧入配置することも可能で ある。
【0011】
【作用】
以上の構成によれば、付勢手段としてはコイルスプリングを用いている点で従 来と同じであるが、一対の接触片を巻回コイル部間にあってその巻回コイル部の バネ圧に抗して圧入させている点で大きく異なる。換言すると、本願考案は、コ イルスプリングを用いるものの、コイルスプリング全体のバネ圧を利用するので はなく、巻回コイル部間を押し広げるときに作用するバネの捻り応力を専ら利用 するものである。すなわち、この構造では、同じ長さのU字形バネに挟み込むよ り、捻り応力が付加される分だけバネ自体のへたりも少なく、不要に強くなり過 ぎるということも、また微妙なバネ圧調整も不要となることが判明したのである 。また、巻数について長さを変えて試験した結果、巻数が最低5/4だけあれば 1巻目と残りの1/4巻部分で挟み込む可能であった。また、巻回コイル間に挟 み込む構造であるため、例えば、2巻の間(又は2巻き以上)に圧入ないしは挟 み込む場合に対し、4/3巻きの場合(1巻目と残りの1/3巻目に圧入)には 挟み込みが安定しており、小形化に加えて品質向上からも好ましいことも判明し た。
【0012】 したがって、コイルスプリングは1巻と少し、好ましくは4/3巻あればよく 、巻回コイル部間に一対の接触片を強制的に圧入配置することから、例えば市販 のコイルスプリングを4/3巻き毎に切断して使用することが可能であり、また 図3に例示する如くランプソケットの凹部が大きい場合は安定配置する上で2巻 き以上で必要な長さに切断することも可能である。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明する。 図1乃至図3は本考案の一実施例として示すランプソケットを示している。 図1乃至図3において、このランプソケット1は、大きくはソケット本体2と 、一対の接触片3A,3Bとでなる受金4と、コイルスプリング5と、カバー6 等で構成されている。
【0014】 さらに詳述すると、ソケット本体2は、陶磁器でブロック状に形成されており (ハロゲンは基本的に陶磁器製である)、上面には受金4及びコイルスプリング 5を受け入れるための一対の凹部7と、4つの取付孔11が形成されている。こ のうち、各凹部7は、矩形状の第1の凹所7Aと、この第1の凹所7Aより連続 して形成された第2の凹所7Bとでなり、また第2の凹所7B内には背面側に貫 通したリード線導出孔8が形成されている。
【0015】 コイルスプリング5は、凹所7A内の対向している一対の壁7a,7b間の距 離と略等しく形成されており、圧縮させて使用するタイプのスプリングである。 なお、ここでのコイルスプリング5は4巻されているが、この巻回数は4/3巻 以上あれば良いものである。
【0016】 接触片3A,3Bは、導電板材をプレス成形して個々に形成されるもので、各 中間部分にはそれぞれ外側に膨出させてピン受け部3a,3bが設けられている 。また、ピン受け部3a,3bの上下端の一部3cは外側に折り曲げられて拡開 されている。なお、この折り曲げられた部分3cは、上下両端に設けず、口金ピ ン61が挿入されて来る側(本実施例では上側)にだけ設ければ良い。
【0017】 カバー6は、絶縁シート材で、ソケット本体2の上面に密着して取り付けられ る。また、このカバー6のランプ側の口金ピン61と対応する位置(また、ラン プソケット1側の受金4とも対応している)にはピン挿入孔10が設けられてい るとともに、ソケット本体2の取付孔11にそれぞれ対応して4つの孔(不図示 )が設けられている。
【0018】 そして、このランプソケットを組み立てる場合は、ソケット本体2の上面にカ バー6を取り付ける前に、まずピン受け部3a,3bを外側に膨らませた状態に して接触片3A,3Bを互いに対向接触させ、この状態で両接触3A,3Bをコ イルスプリング5の中間に位置する巻回コイル部間に、このコイルスプリング5 と略直角に交差させて圧入配置させる。この状態では図1の如く両接触3A,3 Bが前記巻回コイル部間に圧入するときに巻回コイル部を押し広げる方向のバネ 圧を受けている。
【0019】 次いで、ソケット本体2の上面側より被覆リード線9をリード線導出孔8に通 してソケット本体2の背面より導出させ、かつコイルスプリング5を圧縮させて 第1の凹所7A内に接触片3A,3Bと共に挿入させる。なお、この場合、接触 片3Bの一部3dは第2の凹所7B内に配置される。すると、一対の接触片3A ,3Bは、第1の凹所7A内で前述の如く巻回コイル部間に所定のバネ圧を受け て挟み込まれていることに加え、コイルスプリング5の両端部が凹所7Aの対応 壁面7a,7bに圧接して係止するときに受けるバネ圧も作用して互いに当接し 合う方向に押された状態で保持される。また、このときにピン受け部3a,3b で形成されるピン受け部の内径は楕円状を成し、ランプ60(図2参照)側の口 金61の外径と略等しくなっている。
【0020】 このようにして、各凹部に受金4及びコイルスプリング5を各々収納させたら 、次にソケット本体2の上面にカバー6を密着させて配置し、ソケット本体2の 取付孔11及びカバー6の孔12にハトメ部材14を挿入させて加締める。する と、カバー6がソケット本体2の凹部7を覆った状態で固定して取り付けられる 。 また、このように構成されたランプソケット1では、カバー6のピン挿入孔1 0より口金ピン61を圧入させると、コイルスプリング5における前述の巻回コ イル部間及び両端部の各バネ圧に抗して一対の接触片3A,3B間が拡開しなが ら、この接触片3A,3B間に圧入され、この接触片3A,3Bと口金ピン61 間の面的な接触が確実に得られる。
【0021】 したがって、本実施例のランプソケット1では、一対の接触片3A,3Bを1 つのコイルスプリング5の中間にある巻回コイル部間に圧入させているので、こ の1つのコイルスプリング5で前記巻回コイル部間に作用するバネ圧及び両端部 に作用するバネ圧を受けて、一対の接触片3A,3Bを互いに強制的に圧接させ ることができる。なお、一対の接触片3A,3B間に当接力を付与するコイルス プリング5は、線材のバネ条数やコイルピッチ等に応じて選択されるとともに、 コイル径が接触片3A,3Bの高さよりも小さいものであればよく、全体の巻数 としては少なくとも4/3巻以上であれば良いものである。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したとおり、本考案に係るランプソケットの受金構造によれば、コイ ルスプリングを用いる点では従来と同じであるが、コイルスプリング全体のバネ 圧を利用するのではなく、巻回コイル部間を押し広げるときに作用するバネの捻 り応力を専ら利用するものである。 そして、コイルスプリングは、一対の接触片をコイルスプリングの中間に挿入 させているので、最低4/3巻あればよい。したがって、本考案は、従来構造に 対して部品点数及びコストを減少でき、ランプソケットの凹部を小さくすること も可能であることからランプソケットの小型化に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例として示すランプソケットの
正面図である。
【図2】本実施例におけるランプソケットの一部を破断
して示す側面図である。
【図3】前記ランプソケットの一部を破断し、かつ要部
を分解して示す斜示図である。
【図4】従来の受金構造の一例をランプソケットに収納
された状態で示す模式図である。
【図5】前記受金構造を説明するための模式図である。
【図6】従来の受金構造の他の例を説明するための模式
図である。
【符号の説明】
1 ランプソケット 2 ソケット本体 3A 接触片 3B 接触片 4 受金 5 コイルスプリング 6 カバー 7 凹部 61 口金ピン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプソケットの凹部内に、対向し合う
    一対の接触片を収納し、かつ前記接触片に付勢手段によ
    り所定圧を加えてなり、ランプ側の口金ピンが前記一対
    の接触片間に圧入されるランプソケットの受金構造にお
    いて、 前記付勢手段はコイルスプリングを用い、このコイルス
    プリングの略中間にある巻回コイル部間に、このコイル
    スプリングと略直角に交差させて前記一対の接触片をそ
    の巻回コイル部同志の隙間を押し広げるよう圧入配置し
    たことを特徴とするランプソケットの受金構造。
  2. 【請求項2】 前記コイルスプリングは巻数が最低4/
    3巻であり、前記一対の接触片を1巻目と残りの1/3
    巻目との間に圧入配置する請求項1に記載のランプソケ
    ットの受金構造。
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