JPH0742206Y2 - 直流機の補償巻線 - Google Patents
直流機の補償巻線Info
- Publication number
- JPH0742206Y2 JPH0742206Y2 JP1989135378U JP13537889U JPH0742206Y2 JP H0742206 Y2 JPH0742206 Y2 JP H0742206Y2 JP 1989135378 U JP1989135378 U JP 1989135378U JP 13537889 U JP13537889 U JP 13537889U JP H0742206 Y2 JPH0742206 Y2 JP H0742206Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- insulation
- main
- varnish
- pole core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Dc Machiner (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、直流機の補償巻線に関するものである。
(従来の技術) 周知のように、例えば直流機の補償巻線は、第3図
(a)(b)に示すように平角導体や丸棒導体のような
導体1に、直接マイカテープやノーメックス紙等の絶縁
テープを巻付けて主絶縁2を形成する。この主絶縁2を
形成した導体1は、主極鉄心に設けられたスロット内に
挿入し、ワニスデイップ方法や真空含浸方法によってワ
ニス処理(符号3で示す)した後、主極鉄心外部の両側
端部を図示しない接続銅帯を用いて結線し、補償巻線を
形成する。
(a)(b)に示すように平角導体や丸棒導体のような
導体1に、直接マイカテープやノーメックス紙等の絶縁
テープを巻付けて主絶縁2を形成する。この主絶縁2を
形成した導体1は、主極鉄心に設けられたスロット内に
挿入し、ワニスデイップ方法や真空含浸方法によってワ
ニス処理(符号3で示す)した後、主極鉄心外部の両側
端部を図示しない接続銅帯を用いて結線し、補償巻線を
形成する。
ところが、補償巻線の主絶縁2は、補償巻線に印加され
る電圧が高くなる程厚くなり、かつ、主極鉄心長が長く
なれば、その長さも長くなるので、主絶縁2の表面から
のワニス侵透が不均一となりやすく、又、エアーボイド
を生じ、主極鉄心スロット内での放熱を悪化させ、補償
巻線の導体温度上昇を大きくする。このため、ローカル
ヒートから、絶縁劣化を促進し、かつ、導体と絶縁物の
熱膨張係数の相違から、導体の熱伸びと共に、主極鉄心
のスロット内で動き、その摩擦により特に主極鉄心端部
では、絶縁損傷,絶縁破壊に至る原因となる。
る電圧が高くなる程厚くなり、かつ、主極鉄心長が長く
なれば、その長さも長くなるので、主絶縁2の表面から
のワニス侵透が不均一となりやすく、又、エアーボイド
を生じ、主極鉄心スロット内での放熱を悪化させ、補償
巻線の導体温度上昇を大きくする。このため、ローカル
ヒートから、絶縁劣化を促進し、かつ、導体と絶縁物の
熱膨張係数の相違から、導体の熱伸びと共に、主極鉄心
のスロット内で動き、その摩擦により特に主極鉄心端部
では、絶縁損傷,絶縁破壊に至る原因となる。
そこで、この絶縁損傷を防止する方法について、従来か
ら種々検討されており、現在有効手段の一例として、次
のような構成のものが知られている。
ら種々検討されており、現在有効手段の一例として、次
のような構成のものが知られている。
即ち、第4図に示すように主極鉄心4のスロット5の内
周にスロットライナ6を挿入し、導体1の主絶縁2を保
護し、この主絶縁2の表面にはワニス保持用収縮マイラ
ーテープ等を巻き、主極鉄心4と共に真空タンク内で、
真空含浸方法により主極鉄心4と固着させる方法を採用
している。
周にスロットライナ6を挿入し、導体1の主絶縁2を保
護し、この主絶縁2の表面にはワニス保持用収縮マイラ
ーテープ等を巻き、主極鉄心4と共に真空タンク内で、
真空含浸方法により主極鉄心4と固着させる方法を採用
している。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、この構成でも、主絶縁2の表面と主極鉄
心4のスロット5内の隙間はワニスにより固着されるも
のの、平滑な表面の導体に密着させながら巻かれたマイ
カテープの重ね合せ目を通し、主絶縁2の内部にワニス
が完全に浸透せず、導体1と主絶縁2の内部でローカル
ヒートを生じ、絶縁損傷,絶縁破壊を生じることがあり
得るため、根本的解決策には、ならない。
心4のスロット5内の隙間はワニスにより固着されるも
のの、平滑な表面の導体に密着させながら巻かれたマイ
カテープの重ね合せ目を通し、主絶縁2の内部にワニス
が完全に浸透せず、導体1と主絶縁2の内部でローカル
ヒートを生じ、絶縁損傷,絶縁破壊を生じることがあり
得るため、根本的解決策には、ならない。
そこで、本考案の目的は、導体の主絶縁内部にワニスを
完全に浸透させ、導体の発熱を熱伝導により主極鉄心に
放熱してローカルヒートを防ぎ、導体の熱伸びによる絶
縁損傷を低減する直流機の補償巻線を提供することにあ
る。
完全に浸透させ、導体の発熱を熱伝導により主極鉄心に
放熱してローカルヒートを防ぎ、導体の熱伸びによる絶
縁損傷を低減する直流機の補償巻線を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、導体に絶縁テープを巻回して主絶縁を形成
し、主極鉄心のスロットに挿入し、ワニスで固着させる
直流機の補償巻線に於て、導体に主絶縁の長さよりも長
い凹状の溝を設け、この溝の表面側に主絶縁を形成する
ようにしたものである。
し、主極鉄心のスロットに挿入し、ワニスで固着させる
直流機の補償巻線に於て、導体に主絶縁の長さよりも長
い凹状の溝を設け、この溝の表面側に主絶縁を形成する
ようにしたものである。
(作用) 導体と主絶縁の間には、導体に設けた凹状の溝を通して
導体内側より主絶縁内部にワニスが浸透する。又、主極
鉄心のスロットと主絶縁の表面側もワニスによって固着
される。従って、補償巻線に発生した熱は、ワニスによ
って主極鉄心に熱伝導され放熱される為、温度上昇を低
減させローカルヒートを防止し、導体の熱伸びにより絶
縁損傷,絶縁破壊を防止することができる。
導体内側より主絶縁内部にワニスが浸透する。又、主極
鉄心のスロットと主絶縁の表面側もワニスによって固着
される。従って、補償巻線に発生した熱は、ワニスによ
って主極鉄心に熱伝導され放熱される為、温度上昇を低
減させローカルヒートを防止し、導体の熱伸びにより絶
縁損傷,絶縁破壊を防止することができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。第
1図(a),(b)は、本考案の一実施例を示す正面図
およびA−A線断面である。
1図(a),(b)は、本考案の一実施例を示す正面図
およびA−A線断面である。
第1図(a),(b)において、補償巻線は、平角導体
のような導体1の主絶縁2を形成する部分の一片に凹状
の溝7を加工又は引抜きによって形成した後、表面にマ
イカーテープやノーメックス紙のような絶縁テープを重
ね合せながら巻付けて主絶縁2を形成する。ここで、溝
7は、主絶縁2の長さより長くし、主絶縁2の両側端部
より適宜突出するようにする。尚、符号3は、主極鉄心
のスロットに挿入後のワニス処理によるワニスを示す。
のような導体1の主絶縁2を形成する部分の一片に凹状
の溝7を加工又は引抜きによって形成した後、表面にマ
イカーテープやノーメックス紙のような絶縁テープを重
ね合せながら巻付けて主絶縁2を形成する。ここで、溝
7は、主絶縁2の長さより長くし、主絶縁2の両側端部
より適宜突出するようにする。尚、符号3は、主極鉄心
のスロットに挿入後のワニス処理によるワニスを示す。
つまり、本考案の補償巻線は、導体1に主絶縁2を形成
することは従来と同様であるが、この主絶縁2を形成す
る前に、導体1と主絶縁2の間に凹状の溝7を形成し、
この溝7が主絶縁2の両側端部より突出するようにして
おく点が相違する。
することは従来と同様であるが、この主絶縁2を形成す
る前に、導体1と主絶縁2の間に凹状の溝7を形成し、
この溝7が主絶縁2の両側端部より突出するようにして
おく点が相違する。
以上のように主絶縁2を形成した導体1を、第2図に示
すように主極鉄心4のスロット5に挿入した後、真空含
浸方法によって主極鉄心4と共にワニス処理し、この後
主極鉄心4の外部の両側端部を図示しない接続銅帯で結
線し、補償巻線を形成する。
すように主極鉄心4のスロット5に挿入した後、真空含
浸方法によって主極鉄心4と共にワニス処理し、この後
主極鉄心4の外部の両側端部を図示しない接続銅帯で結
線し、補償巻線を形成する。
これにより、主絶縁2の表面は、主極鉄心4のスロット
5の内面にワニスを介して固着される。又、導体1と主
絶縁2の内側の間には、凹状の溝7を通して十分なワニ
スが入り、均一に主絶縁2の内部に容易に浸透できる。
5の内面にワニスを介して固着される。又、導体1と主
絶縁2の内側の間には、凹状の溝7を通して十分なワニ
スが入り、均一に主絶縁2の内部に容易に浸透できる。
従って、導体1に発生した熱は、ワニスによって密着さ
れた主極鉄心4に熱伝導され放熱されるため、過大な温
度上昇による熱伸びやローカルヒートの発生もなく、絶
縁損傷を防止することができる。又、スロットライナを
不要とし、この製作,スロットへの挿入作業も不要とな
り、製作費を低減することができる。
れた主極鉄心4に熱伝導され放熱されるため、過大な温
度上昇による熱伸びやローカルヒートの発生もなく、絶
縁損傷を防止することができる。又、スロットライナを
不要とし、この製作,スロットへの挿入作業も不要とな
り、製作費を低減することができる。
尚、以上の実施例では、導体1に平角導体を用いたが、
丸棒導体を用いても同様に実施でき。又、ワニス処理
は、主極鉄心4のスロット5に挿入した後に真空含浸に
よって行うようにしたが、スロット5に挿入前に導体1
と主絶縁2の内部をワニス処理し、この後スロット5に
挿入し、ワニスを再含浸させても同様の効果が得られ
る。
丸棒導体を用いても同様に実施でき。又、ワニス処理
は、主極鉄心4のスロット5に挿入した後に真空含浸に
よって行うようにしたが、スロット5に挿入前に導体1
と主絶縁2の内部をワニス処理し、この後スロット5に
挿入し、ワニスを再含浸させても同様の効果が得られ
る。
以上説明したように本考案によれば、導体に凹状の溝を
加工しているので、容易にワニスを主絶縁内部に浸透さ
せることができ、過大な温度上昇による導体の熱伸びや
ローカルヒートを発生することもない。従って、絶縁損
傷を低減し、絶縁破壊による短絡事故を防止し、絶縁寿
命を長くし保守点検も容易とした直流機の補償巻線を提
供することができる。
加工しているので、容易にワニスを主絶縁内部に浸透さ
せることができ、過大な温度上昇による導体の熱伸びや
ローカルヒートを発生することもない。従って、絶縁損
傷を低減し、絶縁破壊による短絡事故を防止し、絶縁寿
命を長くし保守点検も容易とした直流機の補償巻線を提
供することができる。
第1図(a),(b)は本考案の一実施例を示す正面図
及びA−A線断面図、第2図は本考案の一実施例を主極
鉄心のスロットに挿入した状態を示す斜視図、第3図
(a),(b)は従来の直流機の補償巻線を示す正面図
及びA−A線断面図、第4図は第3図に示す従来の補償
巻線を主極鉄心のスロットに挿入した状態を示す斜視図
である。 1……導体、2……主絶縁 3……ワニス、4……主極鉄心 5……スロット、7……凹状の溝
及びA−A線断面図、第2図は本考案の一実施例を主極
鉄心のスロットに挿入した状態を示す斜視図、第3図
(a),(b)は従来の直流機の補償巻線を示す正面図
及びA−A線断面図、第4図は第3図に示す従来の補償
巻線を主極鉄心のスロットに挿入した状態を示す斜視図
である。 1……導体、2……主絶縁 3……ワニス、4……主極鉄心 5……スロット、7……凹状の溝
Claims (1)
- 【請求項1】断面形状が長辺と短辺で形成された角形導
体の外周に両端の露出部を残して絶縁テープが巻回され
絶縁樹脂が真空含浸される直流機の補償巻線において、
前記角形導体の短辺側の片側に、前記絶縁テープの端部
から露出する一条の溝を前記露出部の端部を除いて形成
したことを特徴とする直流機の補償巻線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989135378U JPH0742206Y2 (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | 直流機の補償巻線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989135378U JPH0742206Y2 (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | 直流機の補償巻線 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0374180U JPH0374180U (ja) | 1991-07-25 |
| JPH0742206Y2 true JPH0742206Y2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=31682648
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989135378U Expired - Fee Related JPH0742206Y2 (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | 直流機の補償巻線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0742206Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58140101A (ja) * | 1982-02-16 | 1983-08-19 | Toshiba Corp | 電機巻線の絶縁接続導体 |
-
1989
- 1989-11-24 JP JP1989135378U patent/JPH0742206Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0374180U (ja) | 1991-07-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323111 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |