JPH0742445A - 自動ドアの安全兼起動装置 - Google Patents

自動ドアの安全兼起動装置

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JPH0742445A
JPH0742445A JP5208124A JP20812493A JPH0742445A JP H0742445 A JPH0742445 A JP H0742445A JP 5208124 A JP5208124 A JP 5208124A JP 20812493 A JP20812493 A JP 20812493A JP H0742445 A JPH0742445 A JP H0742445A
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JP
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door
circuit
proximity switch
person
output
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JP5208124A
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English (en)
Inventor
Kenichi Hayashida
建一 林田
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TSUUDEN KK
Tsuden KK
Original Assignee
TSUUDEN KK
Tsuden KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動ドアの開閉移動扉に人又は障害物の衝突
防止をするための広域/低消費電力形の安全兼起動装置
を提供する。 【構成】 自動ドアの無目側にドア位置計測手段を設
け、ドア位置と共にエネルギーを光信号で移動扉に供給
し、移動扉側では電力受信回路でエネルギーを受信する
と共にドア位置情報も復元し、ドア位置毎に非接触近接
センサの感知レベルを変更して障害物を検知するように
した安全兼起動装置によって上記目的は達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動ドアに人が接近
した時自動ドアを開閉制御したり、自動ドアの扉が開か
れてから人が入出口を通過するまでの間、人または障害
物が扉に挟まれないよう安全を確保するための自動ドア
の安全兼起動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動ドアには、人が入出口に近付いたこ
とを感知してドアを開く近接スイッチ、ドアの一部に人
が接触することによってドアが開かれるタッチスイッチ
等の起動スイッチが用いられている。これらのスイッチ
は、ドアが開かれてから人が入出口を通過するまでの所
定の時間を設定し、この設定時間後にドアを自動的に閉
鎖するようにしている。この他、ドアの入出口で人が立
止まったりした場合にドアが閉まって人が挟まれること
がないように、従来は一般的に入出口に人の有無を検知
する安全光線スイッチが上記起動スイッチとは別に設け
られていた。
【0003】この安全光線スイッチには、例えば図29
に示されるように入出口両側の柱101,102にそれ
ぞれ発光素子103と受光素子104とを対向させて設
け、両者間の光の通路が遮断されることによって人10
5を検知する対向光線スイッチや、図30に示されるよ
うに一方の柱101に発光素子106及び受光素子10
7を併設し、反射光を受光することによって人105を
検知する反射光線スイッチが用いられている。
【0004】これらの安全光線スイッチの中で、対向光
線スイッチは検知距離は比較的長く取れるが検知エリア
が狭く(スポット的)、安全性から考えるとスイッチを
2個以上複数個設ける必要性があって経済的に不利であ
る。一方、反射光線スイッチは、検知エリアは比較的広
く取れるが検知距離が取れない欠点がある。
【0005】また、図31に示すような対向光線スイッ
チ及び反射光線スイッチを組合わせて自動ドアの扉に設
けた安全装置も本出願人による特願平4−239976
で提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上述の光線
式安全装置では、光の直進性のため感知対象空間がどう
しても限定されてしまい、死角空間が生ずるといった問
題点がある。さらに、ドアの開閉制御のためには、起動
スイッチと安全スイッチの2種類のスイッチを用意しな
ければならず、施工工事等が高価/複雑になるという問
題点もある。
【0007】また、検知エリアが広い安全/起動用衝突
防止センサを用いると、扉の動く位置によって他の扉や
柱、建物の壁等を感知してしまう場合があるので、これ
ら扉周辺の装置、構造物には感応せず、出入する人のみ
に感応する安全/起動用広域検知センサが望ましい。
【0008】更にまた、扉は開閉動作により動くので、
扉側に設ける装置はできる限り低消費電力の装置が望ま
しく、扉に供給する電力も非接触で建物側から供給でき
ることが装置の信頼性向上に重要である。
【0009】よって、この発明は上述のような事情によ
り成されたものであり、この発明の目的は、高周波近接
スイッチ等の非接触・広域検知センサを単独で又は複数
個あるいは光線スイッチと共に扉に取付け、出入りする
人を感知すると共に、扉周辺の装置・構造物には感応せ
ず、扉側装置の動作中はできる限り低消費電力動作とな
るような自動ドアの安全兼起動装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は自動ドアの安
全兼起動装置に関するもので、この発明の上記目的は、
自動ドアの開閉扉に、人/障害物を検知し前記扉の開閉
制御/衝突防止をするための1個又は複数個の安全兼起
動用非接触近接スイッチと、前記扉側装置の電源用の電
源回路と、無目側より与えられ無目側に設けられた前記
扉の位置計測手段の光変調された光位置信号を復調する
光信号/電気信号変換回路と、情報を記憶するメモリ
と、前記光信号/電気信号変換回路の位置信号出力に基
づき前記非接触近接スイッチの動作を制御する近接スイ
ッチ制御回路と、無目側へ前記非接触近接スイッチの出
力叉は前記近接スイッチ制御回路の出力に応答して人/
障害物検知信号を伝送するワイヤレス通信手段とを設け
ることによって達成される。
【0011】また、この発明の上記目的は、自動ドアの
開閉扉に、人/障害物を検知し前記扉の開閉制御/衝突
防止をするための1個又は複数個の安全兼起動用非接触
近接スイッチと、前記扉側装置の電源用の電源回路と、
無目側より与えられ無目側に設けられた前記扉の位置計
測手段の光変調された光位置/制御信号を復調する光信
号/電気信号変換回路と、情報を記憶するメモリと、前
記光信号/電気信号変換回路の位置/制御信号出力に基
づき前記非接触近接スイッチの動作を制御する近接スイ
ッチ制御回路と、無目側へ人/障害物検知信号を伝送す
るワイヤレス通信手段とを設け、前記扉のテスト運転時
には、移動空間又はその近傍に感知物体がない状態で前
記扉を移動せしめ、前記非接触近接スイッチの出力デー
タを所定の間隔の移動位置毎に計測して背景データとし
て前記メモリに記憶すると共に、前記扉の自動運転中
は、前記非接触近接スイッチの出力データと現在位置に
おける前記背景データとの差データにより前記感知物体
の有無を検知し、この人/障害物検知信号を前記ワイヤ
レス通信手段により伝送することによって達成される。
【0012】さらに、この発明の上記目的は、自動ドア
の開閉扉に、人/障害物を検知し前記扉の衝突防止をす
るための1個又は複数個の安全兼起動用非接触近接スイ
ッチと、前記扉側装置の電源用の電源回路と、前記扉の
位置計測手段と、この位置計測手段の出力に基づき前記
非接触近接スイッチの動作を制御する近接スイッチ制御
回路と、無目側へ前記非接触近接スイッチの出力叉は前
記近接スイッチ制御回路の出力に応答して人/障害物検
知信号を伝送するワイヤレス通信手段とを設けることに
よっても達成される。
【0013】更にまた、この発明の上記目的は、自動ド
アの開閉扉に、人/障害物を検知し前記扉の開閉制御/
衝突防止をするための1個又は複数個の安全兼起動用非
接触近接スイッチと、前記扉側装置の電源用の電源回路
と、前記扉の位置計測手段と、この位置計測手段の出力
に基づき前記非接触近接スイッチの動作を制御する近接
スイッチ制御回路と、前記非接触近接スイッチの出力を
各位置毎に記憶するメモリと、無目側へ人/障害物検知
信号を伝送するワイヤレス通信手段とを設け、前記扉の
テスト運転時には、移動空間又はその近傍に感知物体が
ない状態で前記扉を移動せしめ、前記非接触近接スイッ
チの出力データを所定の間隔の移動位置毎に計測して背
景データとして前記メモリに記憶すると共に、前記扉の
自動運転中は、前記非接触近接スイッチの出力データと
現在位置における前記背景データとの差データにより前
記感知物体の有無を検知し、この人/障害物検知信号を
前記ワイヤレス通信手段により伝送することによっても
達成される。
【0014】
【作用】この発明では、非接触・広域検知センサを単独
で又は複数個、あるいは光線式センサ等と共に開閉移動
する扉に取付け、出入りする人を感知するようにしてい
るので、光線式センサだけを設置した場合のような死角
空間をなくすことができると共に、マットスイッチ等を
床部に設置する工事を省略することができる。
【0015】また、扉の各移動位置毎に予め非接触近接
スイッチの出力を記憶手段に記憶しておくことにより、
壁や相手扉の接近による背景ノイズを除去することがで
き、扉周辺の環境に影響されない近接スイッチの感知動
作を実現できる。
【0016】更に、無目側から扉側に非接触で電力供給
すると共に、扉側から無目側に人/障害物検知信号をワ
イヤレス通信手段により伝送することによって、高信頼
性の安全兼起動装置を提供することができる。
【0017】更にまた、扉の現在位置データを無目側か
ら光学的に伝送すると共に電力受信も光電変換により同
時に実行でき、扉側から無目側への信号伝達は反射形光
変調回路を用いることにより、低消費電力形安全兼起動
装置を実現することができる。
【0018】
【実施例】この発明の一実施例を図1乃至図4を参照し
て説明すると、先ず、自動ドアの構造は、図1のように
構成され、建物側に固定した無目(チャンネル,ベー
ス)1にスライド用ローラ2,3を介してドア4,5を
懸架し、更に無目1内の両端部にプーリー6,7を軸架
してベルト8を張設する。そして、ベルト8の下側の一
部をドア4に、また、上側の一部をドア5にそれぞれ係
合させると共に、モータ及び減速機構から成るモータユ
ニット9によりプーリー6を回転駆動することによって
ドア4,5を開閉するようになっており、その制御はド
ア4,5の入出口の床部に配設されたマットスイッチ
(電子マット等)10,10’の出力をモータ制御回路
32に入力して実行されるようになっている。
【0019】また、無目1には電磁誘導式電力送信回路
を構成する一次コイル31が設けられ、ドア4,5の上
部には電磁誘導式電力受信回路を構成する二次コイル4
1,41’がそれぞれ配設され、その出力は電源用直流
電力を生成する電力変換回路42,42’にそれぞれ入
力されるようになっている。
【0020】一方、自動ドアの合せ側(図3)又はその
近傍(図4)に配設され、安全兼起動装置のセンサとし
て働く高周波近接スイッチ20,20’の出力は近接ス
イッチ制御回路45,45’にそれぞれ入力され、例え
ば、磁気式位置計測手段44−44a(無目側のマグネ
ット),又は44’−44a’により扉位置が計測さ
れ、所定のドア範囲の時のみ近接スイッチ20又は2
0’の出力が切換え制御されて、その出力が、投光手段
46及び受光手段33、又は、46’−33’から成る
ワイヤレス光通信手段によりドア側から無目側に伝送さ
れ、モータ制御回路32に入力されて、自動ドアの安全
装置として働くようになっている。
【0021】このような構成において、その動作を図2
のブロック図を参照して説明すると、通常の状態では、
ドアの入出口の床部に配設されたマットスイッチ10,
10’により人の有無が検知され、その出力がモータ制
御回路32に入力されて、ドア4,5が開閉制御され
る。
【0022】しかして、ドアの入出口近くに人が立止ま
った場合には、ドアの合せ側近傍に配設された安全用高
周波近接スイッチ20又は20’により立止まっている
人が感知され、その出力が近接スイッチ制御回路45又
は45’を介して送信手段46又は46’に入力され、
無目側の受光手段33又は33’に伝送され、その出力
がモータ制御回路32に入力されて自動ドア4,5の閉
まり動作が人が立止まっている間中断されたり開放制御
される。
【0023】ところで、人又は障害物がドアの入出口近
くに無い場合、安全兼起動用高周波近接スイッチ20又
は20’がそれぞれ、近づいて来る相手ドア5又は4を
感知して自動ドアが完全に閉まり切らない場合が発生す
るので、ドア4,5が所定の範囲内(例えば10cm以
内)に接近したら、磁気式位置計測手段44又は44’
によりこれを検知して、近接スイッチ制御回路45又は
45’の入力を無信号側に切替えると、上述の問題点を
解決できる。
【0024】なお、安全兼起動用高周波近接スイッチは
図3に示すようにドアの合せ側に配設するよりも図4に
示すようにドアの内側及び外側に配設した方が、近づい
て来る相手側ドアの影響を低減できると共に、ドアが完
全に閉まった状態でも起動スイッチとして作動させるこ
とができ効果的である。
【0025】図1及び図2に対応させて示す図5及び図
6はこの発明の別の実施例として、床部のマットスイッ
チを省略し、電力送受信回路を光エネルギー伝送方式に
置換えると共に、位置計測手段をローラ2,3等に結合
した回転式エンコーダ(磁気式又は光電式パルス発生
器)に置替えた自動ドアの安全兼起動装置について示し
ており、図1及び図2と同一の番号を付した装置はそれ
ぞれ同一の機能を果たすと共に、無目側に投光式電力送
信回路31a及び31a’を設け、ドア4,5の上部に
は光電式電力受信回路41a及び41a’をそれぞれ設
け、その出力は電源用直流電力を生成する電力変換回路
42,42’にそれぞれ入力されるようになっている。
【0026】また、ローラ2或いは3に結合され回転式
エンコーダ等で構成された位置計測手段44b又は44
b’の出力は、マイクロプロセッサ(以下、MPUと略
す)450等で構成された近接スイッチ制御装置45a
又は45a’に入力され、位置計測手段44b又は44
b’から出力されるパルス数を計数してドア4又は5の
現在位置を計測すると共に、ドア4又は5の現在位置に
応じて高周波近接スイッチ20a及び20b等の感知レ
ベルを変更するようになっている。
【0027】図7は上述の近接スイッチ制御装置45a
の更に詳細な構成の一例であり、回転式エンコーダ44
bからの位置計測パルスはMPU450で計数され、自
動ドア4又は5の位置がパルス数の変化がある毎に加算
又は減算処理され現在位置カウンタ451に記憶される
と共に、自動ドアの移動距離をm箇の区間に分割し、こ
れらの分割区間毎に予め近接センサ20a〜20nの各
レベル判定値をレベル・テーブル452に登録してお
き、所定の周期(例えば1msec毎)で現在位置に対
応した区間のレベル判定値を、MPU450によりレベ
ル・テーブル452から読出し、読出データをMPU4
50により出力インタフェース453a〜453nに設
定して、各安全兼起動用近接センサ20a〜20nに出
力するようになっている。なお、出力インタフェース4
53a〜453nの出力はデジタル値でもDA変換手段
を介したアナログ値でもどちらの信号も利用することが
できる。
【0028】図8は近接スイッチとして高周波近接スイ
ッチを使用した時の回路構成の一例で、2枚の感知板か
ら成りコンデンサC20を形成する感知部21が高周波
発振回路23に結合され、その出力が検波部24を介し
て直流増幅回路50の非反転増幅端に入力され、その出
力V50は比較器53の反転入力端に入力されて、近接
センサ制御装置45aから出力されたレベル判定値と比
較されるようになっている。図8の例ではドアの移動距
離を4つの区間に分割すると共に、レベル判定指令TH
1iをデジタル信号で出力した例を示しているが、レベ
ル判定指令TH1iがアナログ信号で出力される場合に
は、この信号を直接比較器53の非反転入力端に接続す
れば良い。
【0029】このような構成において、その動作を図6
のブロック図及び図9の近接センサ特性図を参照して説
明すると、先ずドア4,5の近くに人及び障害物が存在
しない状態でドア4,5を開閉制御し、安全兼起動用近
接センサiの各ドア位置における出力特性を測定する
(図9)。
【0030】次に、各センサの出力特性を比較し、ドア
の移動距離をm区間に分割すると共に、各分割区間毎に
各センサのレベル判定値を図7のレベル・テーブル45
2に図9の特性図を参照しながら設定する。
【0031】かくして、レベル・テーブル452にレベ
ル判定値の登録が終了すると、自動ドアの自動運転が開
始され、通常の状態では、ドアの現在位置に対応したレ
ベル判定値がMPU450によりレベル・テーブル45
2を介して各安全兼起動用高周波近接スイッチに設定さ
れ、ドアの合せ側周辺に配設された安全兼起動用高周波
近接スイッチ20a,20b又は20a’,20b’の
感知出力がチェックされ、ドアの入出口に人が近づくと
起動用高周波近接スイッチ20a及び20b等により人
の有無が検知され、その出力がOR回路47を介してワ
イヤレス通信手段の投光手段46に入力され、さらに光
信号を介して無目側の受光手段33又は33’に伝送さ
れ、その出力がモータ制御回路32に入力されて、自動
ドア4,5が開閉制御される。
【0032】しかして、ドアの入出口に人が立止まった
場合には、上述と同様にしてドアの現在位置に対応した
レベル判定値がMPU450によりレベル・テーブル4
52を介して各安全兼起動用高周波近接スイッチに設定
され、ドアの合せ側周辺に配設された安全兼起動用高周
波近接スイッチ20a,20b又は20a’,20b’
の感知出力変化により立止まっている人が感知され、そ
の出力がOR回路47を介してワイヤレス通信手段の投
光手段46に入力され、無目側の受光手段33又は3
3’に光信号により伝送され、その出力がモータ制御回
路32に入力されて、自動ドア4,5の閉まり動作が中
断されたり開放制御される。
【0033】なお、本実施例では、人又は障害物がドア
の入出口近くに無い場合でも、安全兼起動用高周波近接
スイッチが近づいて来る相手ドアの影響を受けて出力レ
ベルが低下するが、この影響をレベル・テーブル452
にドアの移動位置データと共に登録することにより除去
できるので、自動ドアが完全に閉まっていても安定的に
安全兼起動スイッチを作動させることができる。また、
本実施例では、図1に示すようなマットスイッチ10、
10’が不用となるので、床工事等が省略でき、設置工
事が非常に簡単である。なお、マットスイッチ10、1
0’を併用した装置も図1、図2の装置と同様に考えら
れることは、当業者には明かである。
【0034】図5及び図6に対応させて示す図10及び
図11は、この発明のまた別の実施例として、所定の間
隙dφ(例えば1mm)毎に全ての安全兼起動用近接ス
イッチの出力を背景データとして記憶手段48に予めテ
スト運転モードでサンプリングして記憶しておき、この
背景データと現在位置における近接スイッチの出力デー
タとの差データから人/障害物の有無を判定するように
した自動ドアの安全兼起動装置について示しており、図
5及び図6と同一の番号を付した装置はそれぞれ同一の
機能を果たすと共に、テスト運転/自動運転のモード切
換スイッチ37を無目側に設け、投光手段34a又は3
4a’及び受光手段49a又は49a’を介してこの運
転モードを移動ドア4又は5に伝送すると共に、簡略化
した高周波近接スイッチ28a〜28nをドアの合せ側
周辺に配設し、近接スイッチ制御装置45bによりドア
側に設けられた各装置をそれぞれ制御するようになって
いる。
【0035】図7に対応させて示す図12は上述の近接
スイッチ制御装置45bの更に詳細な構成の一例であ
り、スイッチ37のテスト/自動運転指令は受光手段4
9aを介してMPU450に入力され、安全兼起動用近
接スイッチ28a〜28nに対してDA変換手段45
4,マルチプレクサ455及びサンプルホールド456
a〜456nを介してアナログ信号のレベル判定値TH
1a〜TH1nがそれぞれ出力されると共に、近接スイ
ッチ28a〜28nの出力V50a〜V50nがマルチ
プレクサ457及びAD変換手段458を介してMPU
450に入力され、MPU450により平均化等の統計
処理をされて記憶手段48に記憶されるようになってい
る。又、人/障害物有無はMPU450で判定され、そ
の判定結果はデジタル出力手段459を介してワイヤレ
ス通信手段の投光手段46に出力されるようになってい
る。
【0036】図8に対応させて示す図13は安全兼起動
用高周波近接スイッチの別の回路構成の一例で、それぞ
れ同一の番号を付した装置は同一の機能を果たすと共
に、レベル判定値TH1iが電圧フォロワ52の非反転
入力端に入力され、演算増幅器51の出力V50iがア
ナログ信号のまま近接スイチ制御装置45bに入力され
るようになっている。
【0037】このような構成において、その動作を図1
4,図15のフローチャート及び図16の背景データテ
ーブルを参照して説明すると、先ず、スイッチ37をテ
スト運転モードに設定し、ドア4,5の近くに人及び障
害物が存在しない状態で、ドア4,5を全閉状態から全
開状態にモータ制御回路32の制御のもとに移動させ
る。
【0038】しかして、この開閉動作中、スイッチ37
から投光手段34a及び受光手段49aを介してテスト
運転指令が近接スイッチ制御装置45bに伝送されると
(ステップS1)、MPU450によりテスト運転中使
用するパラメータの値が初期化され(ステップS1
0)、各近接スイッチ28a〜28nに対するレベル判
定値TH1a〜TH1nが初期化され(ステップS1
1)、サンプリング地点通過チェックが実行される(ス
テップS12)。
【0039】このサンプリング地点通過チェックはMP
U450により現在位置カウンタ44bの値CPを監視
し、現在位置CPが数式1を満足した時、i番目のサン
プリングを実行すると良い。
【0040】
【数1】i*dφ−△dφ≦CP≦i*dφ+△dφ i:サンプリング地点番号 dφ:位置サンプリングの間隔 △dφ:位置マージン CP:現在位置
【0041】かくして、ドアがサンプリング地点iを通
過すると、マルチプレクサ457を順次切換え、近接ス
イッチ28a〜28nの出力V50a〜V50nをAD
変換手段458によりデジタル化すると共に、平均化等
の統計処理をMPU450により実行し、その結果b1
i〜bniを順次記憶手段48へ図16のフォーマット
で記憶する(ステップS13)。しかして、全閉状態の
i=0から全開状態のi=N+1迄全地点サンプリング
が終了すると(ステップS14)、次に全開状態(i=
N+1)から全閉状態(i=0)迄、上記サンプリング
を図16のテーブルの下から上の方向に実行し(ステッ
プS11〜S14)、以上の背景データサンプリングを
指定回数、例えば20回、実行するとテスト運転モード
を終了する(ステップS15)。
【0042】次に、スイッチ37を自動運転モードに切
換えると、MPU450に受光手段49aを介して自動
運転指令が伝送され(ステップS1)、MPU450に
より自動運転中使用するパラメータの値が初期化され
(ステップS30)、所定の時間幅(例えば1mse
c)毎に、各近接スイッチの検知レベルが更新されると
共に、人/障害物有無の判定がMPU450により実行
される。
【0043】すなわち、自動運転モードでは上述の時間
幅毎に現在位置カウンタ451から現在位置CPが読出
され(ステップS31)、次式による現在位置の割出し
が実行される。
【0044】
【数2】 (2j−1)/2*dφ≦CP<(2j+1)/2*dφ j:位置ブロック番号 dφ:位置サンプリングの間隔 CP:現在位置 かくして、現在位置のブロック番号jが算出されると、
このブロックでの近接スイッチ背景データbji(i=
a〜n)が記憶手段48から読出される(ステップS3
2)。
【0045】次に、背景データbjiを基準として、直
流増幅器50aのレベル判定値TH1iが次式により計
算され、DA変換手段454、マルチプレクサ455及
びサンプルホールド手段456iを介して近接スイッチ
28iに出力される(ステップS33)。
【0046】
【数3】TH1i=bji*thrφ bji:背景データ thrφ:判定比率(0.0〜1.0) 同様にして、近接スイッチ28a〜28n迄全ての近接
スイッチに対する検知レベル設定処理が終了すると(ス
テップS34)、近接スイッチ28a〜28nの人/障
害物検出処理に移る。
【0047】かかる人/障害物検出処理では、先ず近接
スイッチ28iの現在出力V50iがマルチプレクサ4
57及びAD変換手段458を介してMPU450に入
力され(ステップS35)、次式により人/障害物判定
が行なわれる。
【0048】
【数4】V50i−TH1i<chφ V50i:近接スイッチ28iの現在出力 TH1i:レベル判定値 chφ:人/障害物判定閾値 すなわち、式4が成立した場合は、人/障害物が近接ス
イッチ28iの近くにあることが感知されたので(ステ
ップS36)、MPU450によりデジタル出力手段4
59を介して人/障害物感知信号V45がONされ(ス
テップS37)、投光手段46及び受光手段33を介し
てモータ制御回路32に人/障害物有り信号が出力され
て、自動ドア4,5が閉止中であれば開閉制御され、自
動ドア4、5が閉まり動作中の場合は閉まり動作が中断
されて開放制御される。
【0049】かかる近接スイッチの現在出力値のチェッ
クが近接スイッチ28a〜28nに対して実行され、全
ての近接スイッチに対する出力チェックが終了するとス
テップS31に戻る(ステップS38)。
【0050】本実施例では、相手ドアの影響や開閉ドア
周辺の空間的構造の影響を背景データとしてドアの位置
データに対応してきめ細かく登録できるので、自動ドア
の安全兼起動装置を極めて安定的に作動させることがで
きる。また、本実施例では、図1に示すようなマットス
イッチ10、10’が不用となるので、床工事等が省略
でき、設置工事が非常に簡単である。なお、マットスイ
ッチ10、10’を併用した装置も図1、図2の装置と
同様に考えられることは、当業者には明かである。
【0051】図1及び図2に対応させて示す図17及び
図18は、この発明の更にまた別の実施例として、ドア
側に設けられていたワイヤレス通信手段の投光手段46
を反射形光変調回路50で置換え、ドア側の消費電力を
低減させた自動ドアの安全兼起動装置について示してお
り、図1及び図2と同一の番号を付した装置はそれぞれ
同一の機能を果たすと共に、無目側に投光式電力送信回
路31a及び31a’を設け、ドア4,5の上部には光
電式電力受信回路41a及び41a’をそれぞれ設け、
安全兼起動用高周波近接スイッチはドア4,5の内側及
び外側にそれぞれ2箇所ずつ配設すると共に、無目側の
投光手段35又は35’から照射される光線OPTiを
ドア側に設けた反射形光変調回路50又は50’で反射
させ、この反射光OPToを無目側に設けられた光信号
復調回路33a又は33a’でもとの信号に復調するよ
うになっている。このような構成において、その動作を
図18のブロック図を参照して説明すると、通常の状態
ではドアの入出口の床部に配設されたマットスイッチ1
0,10’により人等の有無が検知され、その出力がモ
ータ制御回路32に入力されて、ドア4,5が開閉制御
される。
【0052】しかして、ドアの入出口近くに人が立止ま
った場合には、安全兼起動用高周波近接スイッチ20
a,20b又は20a’,20b’により立止まってい
る人が感知され、その出力が近接スイッチ制御回路45
又は45’を介して反射形光変調回路50又は50’に
入力され、投光手段35又は35’から照射された光線
が変調されて伝送され、光信号復調回路33a又は33
a’によりもとの人/障害物検知信号に復調され、その
出力がモータ制御回路32に入力されて、自動ドア4,
5の閉まり動作が人が立止まっている間中断されたり開
放制御される。
【0053】ところで、人又は障害物がドアの入出口近
くに無い場合、安全兼起動用高周波近接スイッチにより
近づいて来る相手側ドアが感知され、自動ドアが完全に
閉まり切らない場合が発生するので、ドア4,5が所定
の範囲内(例えば5cm以内)に接近したら、位置計測
手段44又は44’によりこれを検知して、近接スイッ
チ制御回路45又は45’の入力を無信号側に切替える
と、上述の問題点を解決することができる。
【0054】図5及び図6に対応させて示す図19及び
図20は、この発明のまた別の実施例としてドアの現在
位置計測手段を無目側に設け、電力送信回路にドアの現
在位置情報を重畳してドア側に送信し、ドア側では電力
受信回路の出力を復調してドアの現在位置を復元すると
共に、ドア側に設けられていた投光手段46を光変調回
路50aで置換え、ドア側の消費電力を一段と低減させ
た自動ドアの安全兼起動装置について示しており、図5
及び図6と同一の番号を付した装置はそれぞれ同一の機
能を果たすと共に、無目側のプーリー6またはドア駆動
機構9に結合させて回転式エンコーダ44bを取付け、
エンコーダ44bの出力をモータ制御回路32aに入力
して自動ドアの扉位置計測を実行し、この計測結果が扉
位置計測手段36に保持されるようになっている。
【0055】更に、光源を電力供給と位置信号伝送で共
用するため、投光手段としての電気信号/光信号変換回
路34又は34’は扉位置計測手段36の出力である位
置信号POSを光伝送用光位置信号に変調する変調回路
(MOD)34−1、発光素子駆動回路34−2,変調
信号を光Wに変換するガスレーザ、発光ダイオード等の
発光素子34−3,及びレンズ34−4で構成されてお
り、そのうち駆動回路34−2,発光素子34−3及び
レンズ34−4により図20の投光手段35が構成され
ている。
【0056】また、受光手段としての光信号復調回路3
3a又は33a’は、レンズ33−1,ホトダイオード
等の受光素子33−2,及び復調回路(DET)33−
3で構成されている。
【0057】一方、ドア側では電力受信回路と光信号/
電気信号変換回路とが共用され、光Wを電気信号に変換
する太陽電池(SC)41bとその電気信号をもとの位
置信号に復調する復調回路49bとで構成され、投光手
段46の替わりとなった光変調回路50aは、液晶ライ
トバルブ駆動回路50−1と、反射形液晶ライトバルブ
50−2とで構成されている。また、近接スイッチ制御
回路45cは図7に示す近接スイッチ制御装置45a,
45a’とほとんど同一の構成であり、図7から回転式
エンコーダ44b及び現在位置カウンタ451を削除
し、復調回路49bがMPU450に結合され、現在位
置カウンタの機能を果たす構成になっている。
【0058】このような構成において、近接スイッチ制
御装置45cの動作は図6に示した近接スイッチ制御装
置の動作とほとんど同一の動作であるが、ドアの現在位
置計測は無目側に設けられた扉位置計測手段36で絶え
ず実行されているので、制御装置45cのMPU450
の負荷が軽減されると共に、ドアの現在位置信号POS
は変調回路34−1で変調され、駆動回路34−2,発
光素子34−3及びレンズ34−4により光Wの形で太
陽電池41bに照射される。光Wは太陽電池41bで電
気信号に変換された後、電力変換回路42で直流電圧V
dcに変換されると共に、復調回路49bでもとの位置
信号POSに変換されて、現在位置カウンタ出力として
MPU450に入力される。このようにして電力とドア
の現在位置信号POSが無目側からドア4又は5側に供
給されるので、位置計測手段で消費した電力を全て削減
した状態で電力受信できると共にドアの位置情報も入手
することが可能である。
【0059】また、近接スイッチ20a,20b等の人
/障害物検知出力によって駆動回路50−1及び液晶ラ
イトバルブ50−2が動作し、光源35から照射された
OPTiが変調されて、その反射光OPToがレンズ3
3−1を通して受光素子33−2に与えられる。受光素
子33−2に与えられた反射光OPToは、その受光素
子33−2で電気信号に変換された後、復調回路33−
3で復調され人/障害物検知出力としてモータ制御回路
32aに入力され、自動ドアが開放制御されたり、人が
立止まっている間ドア閉まり動作が中断され開放制御さ
れる。
【0060】図10及び図11に対応させて示す図21
及び図22は、この発明のまた別の実施例として、ドア
の現在位置計測手段及び運転モード切換手段を無目側に
設け、電力送信回路とドアの位置/制御情報伝送回路と
を共用せしめ、ドア側では電力受信回路の出力を復調し
てドアの位置/制御情報を復元すると共に、ドア側に設
けられていた投光手段46を光変調回路50aで置換
え、ドア側の消費電力を低減させると共に無目側の消費
電力も低減させたリモートコントロール形の自動ドアの
安全兼起動装置について示しており、図10及び図11
と同一の番号を付した装置はそれぞれ同一の機能を果た
すと共に、無目側のプーリー6またはドア駆動機構9に
結合させて回転式エンコーダ44bを取付け、エンコー
ダ44bの出力をモータ制御回路32aに入力して自動
ドアの扉位置計測を実行し、この計測結果を扉位置計測
手段36に保持すると共に光伝送して扉側に扉の現在位
置を伝送するようになっている。
【0061】また、安全兼起動用近接スイッチの背景デ
ータを収集するための扉のテスト運転モードと自動運転
モードとを選択する切換スイッチ37の出力と、扉位置
計測手段の出力POSとが混合器(MIX)38で合成
され、図23に示すような同期信号(sync)+制御
信号(cont)+位置信号(POS)の形式で投光手
段としての電気信号/光信号変換回路34又は34’に
所定の周期(例えば0.5msec)で入力されるよう
になっている。
【0062】図22の電気信号/光信号変換回路34及
び光信号復調回路33aは図20においてそれぞれ同一
の番号を付した装置と同一の機能を果たすと共に、電力
供給と位置/制御情報の伝送で光源が共用され、この実
施例では、更にドア側の光変調回路50aに照射する投
光手段35の光源と電気信号/光信号変換回路34の光
源とが共用されている。
【0063】一方、ドア側では図11の電力受信回路4
1aと受光手段49aとが共用され、光Wを電気信号に
変換する太陽電池(SC)41bと、その電気信号をも
との制御信号及び位置信号に復調する復調回路49cと
で構成され、その出力は近接スイッチ制御装置45dに
入力されるようになっている。ここで、近接スイッチ制
御装置45dは図12に示す近接スイッチ制御装置45
b,45b’とほとんど同一の構成であり、図12から
位置計測手段44b及び現在位置カウンタ451を削除
し、受光手段49aを復調回路49cに置換え、扉の現
在位置信号POS及び制御信号の一例として運転モード
信号が所定の周期(例えば0.5msec毎)で制御装
置45dのMPU450に入力されるようになってい
る。また、消費電力低減のため投光手段46の替わりに
図20と同一の光変調回路50aが設けられ、駆動回路
50−1と液晶ライトバルブ50−2で電気信号/光信
号変換回路50aが構成され、駆動回路50−1と液晶
ライトバルブ50−2とで電気信号/光信号変換回路3
4から照射される投射光OPTiを反射するようになっ
ている。
【0064】このような構成において、近接スイッチ制
御装置45dの動作は図12に示した近接スイッチ制御
装置45bの動作とほとんど同一で、テスト運転中の動
作は図14のフローチャートと同一であり、また、自動
運転中の動作は図15のフローチャートと同一である
が、ドアの現在位置計測は無目側に設けられた扉位置計
測手段36で絶えず実行されているので、制御装置45
dのMPU450の負荷が軽減されると共に、運転モー
ド制御信号及びドアの現在位置信号が図23に示すよう
な伝達フォーマットで所定の周期(例えば0.5mse
c)毎に電気信号/光信号変換回路34で変換され無目
側から光エネルギーの形で太陽電池41bに照射され
る。
【0065】かかる光エネルギーは太陽電池41bで電
気信号に変換された後、電力変換回路42で直流電圧V
dcに変換されると共に、復調回路49cによりもとの
位置信号及び制御信号に変換されてMPU450に入力
される。
【0066】しかして、テスト運転中はモータ制御回路
32aによりドア4,5が所定の回数開閉制御されると
共に、各サンプル地点毎に安全兼起動用近接スイッチ2
8a〜28nの出力データが図16のフォーマットで背
景データとして記憶手段48に記憶され、自動運転時
に、各安全兼起動用近接スイッチ28iの出力データV
50iと現在位置における背景データbjiとが比較さ
れ、人/障害物の有無が近接スイッチ制御装置45dに
より判定されて駆動回路50−1に出力され、液晶ライ
トバルブ50−2が動作し、光源34−3から照射され
たOPTiが変調されて、その反射光OPToが無目側
のレンズ33−1を通して受光素子33−2に与えられ
る。受光素子33−2に与えられた反射光OPToは、
その受光素子33−2で電気信号に変換された後、復調
回路33−3で復調され人/障害物検知出力としてモー
タ制御回路32aに入力され、ドアが開放制御された
り、人が立止まっている間ドア閉まり動作が中断され開
放制御される。
【0067】なお、上述の説明で安全兼起動用近接スイ
ッチとして高周波近接スイッチを例に説明したが、反射
光線スイッチ、超音波近接スイッチ,磁気的近接スイッ
チ等も使用できることは明らかである。また、図6の実
施例で位置計測手段44bをドア側に設けたが、位置計
測手段を無目側に設け、位置情報伝送と電力送信を光源
により共用できることは図20又は図22の回路構成例
から明らかである。
【0068】また、以上の説明では、扉側の電源回路を
無目側より供給される電力エネルギーを受信する電力受
信回路41等とこの電力受信回路41等で受信した電力
エネルギーを直流電力に変換する電力変換回路42とで
構成した二次電池なしの電源回路構成例で示したが、こ
の他、扉側電源回路としては、本出願人による特願平4
−120137公報に開示された電源回路のように電力
を供給する一次側回路を無目側に、二次側回路を扉側に
それぞれ設け、扉の閉止または開放位置で両者は対向す
るようにし、一次側回路と二次側回路との間を電磁誘導
または光エネルギー伝送または接触接点部により結合
し、扉側に設けた二次電池に上記位置にて充電するよう
にした電源回路も利用することができる。
【0069】以下、二次電池充電式電源回路の例を図2
4乃至図28を参照して説明すると、先ず、図24は接
点式電源回路の概略を示す図であり、図25は図24に
おける接点部の構造を示す斜視図である。
【0070】図24及び図25においてドア閉止時のス
トッパとして無目側にはストッパ410、扉4側にはス
トッパ420が設けられている。ストッパ410は図示
されていない外部の充電用直流電源に接続されたソケッ
ト型または板バネ式のプラス及びマイナス接点411を
有し、また、ストッパ420は扉4に装着した装置を動
作させる二次電池422に接続したプラグ型または板バ
ネ式のプラス及びマイナス接点421を有している。そ
して、ドア閉止時には、ストッパ420がストッパ41
0に当接することによって接点411と接点421とが
接続され、二次電池422が外部電源により充電され
る。
【0071】図26は電磁誘導方式を用いた二次電池充
電式電源回路の実施例のうちトランスの原理を応用した
例を示すもので、同図(A)は扉閉止時、同図(B)は
扉開放時の状態を示す。トランスを分割して一次巻線側
413を無目1側に、二次巻線側423をドア4側にそ
れぞれ配設し、ドア4が閉止位置にあるときは両者は1
個のトランスを形成するようにする。すなわち、ドア閉
止中には図26(A)のように外部交流電源412の電
力は形成された環状コアを介して二次巻線側423に供
給され、整流されて二次電池422を充電する。ドア4
が開けば同図(B)のように上記トランスは形成されな
い。あるいは、逆にドア開放時に上記トランスを形成す
るようにしても良いし、閉止時及び開放時の2箇所で上
記トランスを形成するようにしても良い。
【0072】電力供給電源は上述の例のように商用周波
数でも良いが、誘導し易くするには周波数を高くすれば
良い。図27は高周波を用いた電源回路の一例で、無目
1側に高周波を発振する一次側回路414を設け、ドア
4側には発振周波数に同調して共振する二次側回路42
4を設け、ドア4が閉止位置にあるとき二次側回路42
4に誘導電流を発生させる。この誘導電流を検波した後
二次電池422を充電させるようにする。あるいは、逆
にドア開放時に上記共振回路を形成するようにしても良
いし、閉止時及び開放時の2箇所で上記共振回路を形成
するようにしても良い。
【0073】図22に対応させて示す図28はこの発明
のまた別の実施例として、扉側電源回路を図27の二次
電池充電式電源回路と図22の二次電池なし電源回路と
を併用して構成すると共に、人/障害物検知信号をワイ
ヤレス通信手段の一例である無線識別コード発振手段4
6c及び無線識別コード受信手段33cを介して伝送す
るようにした自動ドアの安全兼起動装置について示して
おり、図22と同一の番号を付した装置はそれぞれ同一
の機能を果たすと共に、二次電池422の電池容量を電
力変換回路42を介して充電することにより小型化で
き、また、人/障害物検知信号はこの例では光ではなく
無線周波数で伝送され、例えば、予め設定した特定の識
別コードが電源422a、スイッチ460及び無線送信
手段461を介して人/障害物が検知されている間だけ
無目側に設けた無線識別コード受信手段33cに伝送さ
れるようになっている。
【0074】なお、上述のワイヤレス通信手段として
は、無線送受信手段または光学的送受信手段の他に赤外
線送受信手段も使用できることは当業者には明らかであ
る。
【0075】
【発明の効果】以上に述べたようにこの発明の自動ドア
の安全兼起動装置によれば、非接触・広域検知センサを
単独で又は複数個、あるいは光線スイッチと共に開閉移
動する扉に取付け、出入りする人を感知するようにして
いるので、光線スイッチだけを設置した場合のような死
角空間をなくすことができる。さらに、マットスイッチ
10、10’が不用となるので、床工事等が省略でき、
設置工事が非常に簡単である。
【0076】また、扉の各移動位置毎に予め非接触近接
スイッチの出力を記憶しておくことにより、壁や相手扉
の接近による背景ノイズを除去することができ、扉周辺
の環境に影響されない近接スイッチの感知動作を実現で
きる。
【0077】更にまた、扉の現在位置データを無目側か
ら光学的に伝送すると共に電力受信も光電変換により同
時に実行でき、扉側から無目側への信号伝達は反射形光
変調回路を用いることにより、低消費電力形安全兼起動
装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の最も簡単な構成例を示す図である。
【図2】図1のブロック図である。
【図3】非接触近接センサの自動ドアへの取付例を示す
図である。
【図4】非接触近接センサの自動ドアへの別の取付例を
示す図である。
【図5】移動ドアに位置計測手段を設けたこの発明の別
の構成例を示す図である。
【図6】図5のブロック図である。
【図7】近接スイッチ制御装置の一例を示すブロック図
である。
【図8】高周波近接スイッチの一回路例を示す図であ
る。
【図9】高周波近接スイッチの出力特性の一例を示す図
である。
【図10】背景データ収録方式のこの発明の一構成例を
示す図である。
【図11】図10のブロック図である。
【図12】近接スイッチ制御装置の他の一例を示すブロ
ック図である。
【図13】簡略形高周波近接スイッチの一回路例を示す
図である。
【図14】安全兼起動装置のテスト運転モードのフロー
チャートである。
【図15】安全兼起動装置の自動運転モードのフローチ
ャートである。
【図16】非接触近接スイッチの背景データの記憶フォ
ーマットの一例である。
【図17】光変調回路で障害物検知信号を伝送するよう
にしたこの発明のまた別の構成例を示す図である。
【図18】図17のブロック図である。
【図19】この発明の更にまた別の構成例を示す図であ
る。
【図20】図19のブロック図である。
【図21】最も消費電力を低減したこの発明の構成の一
例を示す図である。
【図22】図21のブロック図である。
【図23】制御信号及び位置信号を伝送する時のデータ
フォーマットの一例である。
【図24】接点式電源回路の一例を示す図である。
【図25】図24の接点部の構造を示す斜視図である。
【図26】トランスを利用した電源回路の一例を示す図
であり、同図(A)は扉閉止時、同図(B)は扉開放時
の状態を示す。
【図27】高周波を利用した電源回路の一例を示す図で
ある。
【図28】この発明のまた別の一実施例を示す図であ
る。
【図29】対向光線スイッチの原理を説明するための図
である。
【図30】反射光線スイッチの原理を説明するための図
である。
【図31】安全光線スイッチの原理を説明するための図
である。
【符号の説明】
1 無目 4,5 扉(ドア) 10,10’ マットスイッチ 20,20a,20b〜20n,28a〜28n 非接
触近接スイッチ 31,31a 電力送信回路 32,32a モータ制御回路 33,33a 受光手段 33c 受信手段 34,35,46 投光手段 46c 送信手段 36,44,44b 扉位置計測手段 37 運転モードスイッチ 41,41a,41b,423,424 電力受信回路 42 電力変換回路 422 二次電池 45,45a,45b,45c,45d 近接スイッチ
制御回路 48 記憶手段 49,49a 光信号/電気信号変換回路 50 光変調回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動ドアの開閉扉に、人/障害物を検知
    し前記扉の開閉制御/衝突防止をするための1個又は複
    数個の安全兼起動用非接触近接スイッチと、前記扉側装
    置の電源用の電源回路と、無目側より与えられ無目側に
    設けられた前記扉の位置計測手段の光変調された光位置
    信号を復調する光信号/電気信号変換回路と、情報を記
    憶するメモリと、前記光信号/電気信号変換回路の位置
    信号出力に基づき前記非接触近接スイッチの動作を制御
    する近接スイッチ制御回路と、無目側へ前記非接触近接
    スイッチの出力叉は前記近接スイッチ制御回路の出力に
    応答して人/障害物検知信号を伝送するワイヤレス通信
    手段とを設けたことを特徴とする自動ドアの安全兼起動
    装置。
  2. 【請求項2】 自動ドアの開閉扉に、人/障害物を検知
    し前記扉の開閉制御/衝突防止をするための1個又は複
    数個の安全兼起動用非接触近接スイッチと、前記扉側装
    置の電源用の電源回路と、無目側より与えられ無目側に
    設けられた前記扉の位置計測手段の光変調された光位置
    /制御信号を復調する光信号/電気信号変換回路と、情
    報を記憶するメモリと、前記光信号/電気信号変換回路
    の位置/制御信号出力に基づき前記非接触近接スイッチ
    の動作を制御する近接スイッチ制御回路と、無目側へ人
    /障害物検知信号を伝送するワイヤレス通信手段とを設
    け、前記扉のテスト運転時には、移動空間又はその近傍
    に感知物体がない状態で前記扉を移動せしめ、前記非接
    触近接スイッチの出力データを所定の間隔の移動位置毎
    に計測して背景データとして前記メモリに記憶すると共
    に、前記扉の自動運転中は、前記非接触近接スイッチの
    出力データと現在位置における前記背景データとの差デ
    ータにより前記感知物体の有無を検知し、この人/障害
    物検知信号を前記ワイヤレス通信手段により伝送するよ
    うにしたことを特徴とする自動ドアの安全兼起動装置。
  3. 【請求項3】 自動ドアの開閉扉に、人/障害物を検知
    し前記扉の開閉制御/衝突防止をするための1個又は複
    数個の安全兼起動用非接触近接スイッチと、前記扉側装
    置の電源用の電源回路と、前記扉の位置計測手段と、こ
    の位置計測手段の出力に基づき前記非接触近接スイッチ
    の動作を制御する近接スイッチ制御回路と、無目側へ前
    記非接触近接スイッチの出力叉は前記近接スイッチ制御
    回路の出力に応答して人/障害物検知信号を伝送するワ
    イヤレス通信手段とを設けたことを特徴とする自動ドア
    の安全兼起動装置。
  4. 【請求項4】 自動ドアの開閉扉に、人/障害物を検知
    し前記扉の開閉制御/衝突防止をするための1個又は複
    数個の安全兼起動用非接触近接スイッチと、前記扉側装
    置の電源用の電源回路と、前記扉の位置計測手段と、こ
    の位置計測手段の出力に基づき前記非接触近接スイッチ
    の動作を制御する近接スイッチ制御回路と、前記非接触
    近接スイッチの出力を各位置毎に記憶するメモリと、無
    目側へ人/障害物検知信号を伝送するワイヤレス通信手
    段とを設け、前記扉のテスト運転時には、移動空間又は
    その近傍に感知物体がない状態で前記扉を移動せしめ、
    前記非接触近接スイッチの出力データを所定の間隔の移
    動位置毎に計測して背景データとして前記メモリに記憶
    すると共に、前記扉の自動運転中は、前記非接触近接ス
    イッチの出力データと現在位置における前記背景データ
    との差データにより前記感知物体の有無を検知し、この
    人/障害物検知信号を前記ワイヤレス通信手段により伝
    送するようにしたことを特徴とする自動ドアの安全兼起
    動装置。
  5. 【請求項5】 前記電源回路が、電力を供給する一次側
    回路を無目側に、二次側回路を前記扉側にそれぞれ設
    け、扉の閉止または開放位置で両者は対向するように
    し、前記一次側回路と二次側回路との間を電磁誘導また
    は光エネルギー伝送または接触接点部により結合し、前
    記扉側に設けた二次電池に前記位置にて給電するように
    した電源回路、または、無目側より供給される電力エネ
    ルギーを受信する電力受信回路と、この電力受信回路で
    受信した電力エネルギーを直流電力に変換する電力変換
    回路とからなる電源回路で構成され、これらの電源回路
    を、単独で、または、併用して用いるようにしたことを
    特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の自動ドアの安
    全兼起動装置。
  6. 【請求項6】 前記ワイヤレス通信手段が、無線送受信
    手段または光学的送受信手段または赤外線送受信手段で
    ある請求項1乃至請求項5に記載の自動ドアの安全兼起
    動装置。
  7. 【請求項7】 前記ワイヤレス通信手段が、無目側より
    照射される光線を前記非接触近接スイッチの出力または
    前記近接スイッチ制御装置の出力により変調し、無目側
    へ障害物検知信号として反射する反射形の光変調回路で
    ある請求項1乃至請求項5に記載の自動ドアの安全兼起
    動装置。
  8. 【請求項8】 前記電力受信回路を前記光信号/電気信
    号変換回路と共用した請求項7に記載の自動ドアの安全
    兼起動装置。
  9. 【請求項9】 前記光信号/電気信号変換回路は、太陽
    電池及び復調回路で、前記光変調回路は液晶ライトバル
    ブ駆動回路及び反射形液晶ライトバルブで、それぞれ構
    成した請求項8に記載の自動ドアの安全兼起動装置。
  10. 【請求項10】 前記非接触近接スイッチが高周波近接
    スイッチ、光学式近接スイッチ、超音波近接スイッチで
    ある請求項1乃至請求項9に記載の自動ドアの安全兼起
    動装置。
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