JPH0742711U - シートのアームレスト構造 - Google Patents
シートのアームレスト構造Info
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- JPH0742711U JPH0742711U JP075497U JP7549793U JPH0742711U JP H0742711 U JPH0742711 U JP H0742711U JP 075497 U JP075497 U JP 075497U JP 7549793 U JP7549793 U JP 7549793U JP H0742711 U JPH0742711 U JP H0742711U
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- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シートバックが傾動してもアームレストの水
平姿勢が維持されるアームレスト構造を、設置スペース
が少なくて済み、組み付け性が良好であり、かつシート
の外観を美麗に保持することができるものにする。 【構成】 アームレスト33に第1作用点7aを設定す
るとともにバックフレームに第2作用点7bを設定し、
バックフレーム3に第1作用点7aに対応した第1固定
点710と第2作用点7bに対応した第2固定点711
とをそれぞれ設定し、第1作用点7aおよび第2作用点
7bにケーブルワイヤ7のワイヤ72両端部をそれぞれ
固定するとともに、ケーブルワイヤ7のチューブ71の
両端部を第1固定点710および第2固定点711に固
定し、上記各作用点7a,7bおよび上記各固定点71
0,711の位置は、バックフレーム3の水平軸回りの
回動によってもアームレストが水平姿勢を維持する位置
に設定されている。
平姿勢が維持されるアームレスト構造を、設置スペース
が少なくて済み、組み付け性が良好であり、かつシート
の外観を美麗に保持することができるものにする。 【構成】 アームレスト33に第1作用点7aを設定す
るとともにバックフレームに第2作用点7bを設定し、
バックフレーム3に第1作用点7aに対応した第1固定
点710と第2作用点7bに対応した第2固定点711
とをそれぞれ設定し、第1作用点7aおよび第2作用点
7bにケーブルワイヤ7のワイヤ72両端部をそれぞれ
固定するとともに、ケーブルワイヤ7のチューブ71の
両端部を第1固定点710および第2固定点711に固
定し、上記各作用点7a,7bおよび上記各固定点71
0,711の位置は、バックフレーム3の水平軸回りの
回動によってもアームレストが水平姿勢を維持する位置
に設定されている。
Description
【0001】
本考案は、シートの両側部に設けられる肘を掛けるためのアームレスト構造に 関するものである。
【0002】
車両用などのシートには、着座時に膝を休めるためのアームレストがシートの 両側部に設けられている場合がある。通常このアームレストは背凭れ(シートバ ック)のバックフレームから前方に突出するように設けられ、通常水平姿勢に設 定されている。
【0003】 一方、シートバックは通常起立姿勢から傾倒姿勢の間で自在に角度調節が可能 に構成されており、適宜シートバックの姿勢変更を行い得るようになっている。 そして、シートバックの姿勢変更を行ってもそれに付設されているアームレスト の水平姿勢は維持されるようになっており、シートバックが如何なる状態でもア ームレストは水平であるから着座者が不具合を感じることはない。
【0004】 従来、上記のようなアームレストの水平姿勢保持機構は、平行リンク方式やド ラムワイヤー方式が採用されていた。平行リンク方式は、シートバックがシート ボトムに回動自在に支持されている支持軸と、アームレストがシートバックに回 動自在に支持されている支持軸とを結ぶ直線に平行にリンク腕を設け、このリン ク腕の上端部をアームレストに軸回りに回動自在に接続することもに、リンク腕 の加担部をシートボトムの適所に軸回りに回動自在に接合して形成されている。
【0005】 また、上記ドラムワイヤー方式は、アームレストの支持軸回りに回動自在にド ラムを設けるとともに、シートボトムの支持軸回りにも回動自在にドラムを設け 、これら両ドラムにワイヤを張設してなるものであり、シートバックの傾動をド ラムの回転に伝達しドラムに固定されたアームレストの水平姿勢を維持させるよ うにしたものである。
【0006】
ところで、従来のリンク方式においては、リンク腕の設置は必須であり、この リンク腕がシートの側部に突出した状態で付設されるため、シートの外観が見苦 しくなるという不都合を有していた。
【0007】 また、上記従来のドラムワイヤー方式においては、ドラムがシートボトム側と シートバック側に分離して設けられるため、シートの製造工程における組付け性 に難点があるとともに、このようなドラムを設置するためのスペースを確保しな ければならず、シートを狭い車両内には設置できないこともある。
【0008】 本考案は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、シート の外観が美麗になり、設置スペースが少なくて済み、かつ、組み付け性が良好な 、シートバックの傾倒によってもアームレストが水平姿勢を維持するように構成 されたシートのアームレスト構造を提供することを目的としている。
【0009】
本考案の請求項1記載のシートのアームレスト構造は、ボトムフレームの後方 に設けられた左右一対のヒンジ部の水平軸回りに回動自在にバックフレームが軸 支され、このバックフレームの支持軸回りに回動自在にアームレストが軸支され てなるシートのアームレスト構造であって、アームレストに第1作用点を設定す るとともにバックフレームに第2作用点を設定し、上記バックフレームに第1作 用点に対応した第1固定点と第2作用点に対応した第2固定点とをそれぞれ設定 し、上記第1作用点および第2作用点にケーブルワイヤのワイヤ両端部をそれぞ れ固定するとともに、上記ケーブルワイヤのチューブの両端部を第1固定点およ び第2固定点に固定し、上記各作用点および上記各固定点の位置は、バックフレ ームの水平軸回りの回動によってもアームレストが水平姿勢を維持する位置に設 定されていることを特徴とするものである。
【0010】
上記請求項1記載のシートのアームレスト構造によれば、第一作用点および第 2作用点、並びに第1固定点および第2固定点の位置は、バックフレームの水平 軸回りの回動によってもアームレストが水平姿勢を維持する位置に設定されてい るため、バックフレームが水平軸回りに回動することによって、各ワイヤは作用 点の移動範囲内でチューブから出没し、一方の作用点に固定されたワイヤの作用 点と固定点との間の距離が短くなれば、他方の作用点に固定されたワイヤの作用 点と固定点との間の距離は長くなり、その結果バックフレームが水平軸回りに回 動しても、アームレストはバックフレームの回動方向とは逆の相対回動を行って 常に水平姿勢を維持する。
【0011】 そして、ワイヤケーブルを用いてアームレストの水平姿勢を維持させるように しているため、従来のようなリンク方式やドラムワイヤ方式に比較して設置スペ ースが少なくて済み、組み付け性が良好になり、かつシートトリム等で確実に覆 うことが可能になるためシートの外観が美麗になる。
【0012】
図1は、本考案に係るシートのリフター構造の一例を示す斜視図である。なお 、この図においては、シートのフレーム構成のみを示し、フレームが支持するク ッション材は図示を省略している。この図に示すように、シートのフレーム1は 、シートボトム用の左右一対のボトムフレーム2と、シートバック用のバックフ レーム3とから構成されている。上記一対のボトムフレーム2の後方には上方に 膨出した一対のヒンジ部2aが設けられ、これら一対のヒンジ部2a間に水平軸 2bが差し渡され、この水平軸回りに逆U字形状のバックフレーム3が回動自在 に軸支されている。
【0013】 このバックフレーム3は水平軸2b回りに回動自在に軸支された車幅方向一対 のナックル31と、これらナックル31に両側部が固定されたU字パイプ32と から構成されている。上記ナックル31の略中央部からは左右一対のブラケット 310が前方に突出するように設けられ、これらのブラケット310に設けられ た支持軸311回りに回動自在にアームレスト33が設けられている。
【0014】 そして、一対のアームレスト33の後部にはそれぞれに後方アーム34が延設 され、それらの後端部はナックル31よりも後方に延びている。これら一対のナ ックル31の後端部間に架橋ロッド35が差し渡され、この架橋ロッド35によ って左右のアームレスト33は連動するようになっている。
【0015】 また、上記架橋ロッド35とU字パイプ32の上方水平部との間にコイルバネ 36が設けられ、このコイルバネ36の付勢力によってアームレスト33は支持 軸311回りに反時計方向に回動するように付勢されている。そして、一方の後 方アーム34の支持軸311寄りの部分と他方の後方アーム34を支持している ナックル31の下部後方との間にワイヤケーブル7が張設され、このワイヤケー ブル7のチューブ71の両端部はヒンジ部2aの後部に固定されている。
【0016】 従って、このワイヤケーブル7によってアームレスト33は上記コイルバネ3 6の付勢力に抗して水平姿勢を維持しているとともに、バックフレーム3が水平 軸2b回りに回動しても水平姿勢を維持できるようになっている。
【0017】 一方、上記ボトムフレーム2は、左右一対のリンク機構4を介して車両のフロ アに固定された車幅方向一対のスライド装置Sの上に取り付けられており、上記 スライド装置Sによって前後動が可能になっているとともに、上記リンク機構4 によって上下動が可能になっている。
【0018】 そして、一対のリンク機構4の一方(図1においては左側)には前方ロック機 構51および後方ロック機構52からなるロック機構5が設けられ、このロック 機構5によって所望の高さに調節されたボトムフレーム2の姿勢をロックするよ うになっている。
【0019】 上記リンク機構4は、スライド装置Sの上部に固定されたL型鋼からなる車幅 方向一対の下部支持部材21と、図略のクッション材を備えた座板を支持するL 型鋼によって構成された上部支持部材22とによって挟持された状態で設けられ ている。下部支持部材21はその一側面を外方に向かって配置された状態でスラ イド装置Sに固定されており、上記外方に向かった面でリンク機構4の一方の支 持面210が形成されているとともに、一対の上部支持部材22はその一側面を 内方に向けて互いに対向するように配設され、これらの対向面でリンク機構4の 他方の支持面220が形成されている。
【0020】 そして、下部支持部材21の支持面210前方には軸430回りに回動自在に 第1リンク腕43の一方の先端部が軸支されているとともに、この第1リンク腕 43の他方の先端部は上部支持部材22の支持面220後方に後方軸431回り に回動自在に軸支されている。
【0021】 また、下部支持部材21の支持面210の後方には、軸440回りに回動自在 に第2リンク腕44がその後端部で軸支されている。この第2リンク腕44は上 記第1リンク腕43にクロスするように配設され、その前端部は軸442を介し て短い第3リンク腕45の下端部に結合されている。そして、このように結合さ れた第2リンク腕44と第3リンク腕45とは軸442回りに相対回動可能にな っている。
【0022】 また、上記第3リンク腕45の上端部は回動自在に上部支持部材22の支持面 220に設けられた前方軸441の軸心回りに共回り可能に軸支されている。従 って、上記のように下部支持部材21と上部支持部材22との間に設けられた第 1リンク腕43と第2リンク腕44とは第3リンク腕45を介在させてXリンク が形成された状態になっている。
【0023】 さらに、上記軸440には同軸回りに回動自在に短い第4リンク腕46が設け られているとともに、上記後方軸431の軸心回りに共回り可能に上記第4リン ク腕46と略同寸法の第5リンク腕47が設けられている。これら第4リンク腕 46と第5リンク腕47の先端部は軸460によって互いに軸460回りに相対 回動自在に連結されている。上記後方軸431と第2リンク腕44とで左右一対 の上部支持部材22は互いに結合された状態になっている。
【0024】 本考案のリンク機構4は以上のように構成されているため、通常のXリンクと 同様に上部支持部材22は下部支持部材21に対して略水平状態で上下動が可能 であるとともに、第2リンク腕44と第3リンク腕45とで形成される角度が固 定された状態で軸430回りに第1リンク腕43を回動させることによって上部 支持部材22の後方のみを上下動させること、および第4リンク腕46と第5リ ンク腕47とで形成される角度を固定した状態で軸440回りに第2リンク腕4 4を回動させることによって上部支持部材22の前方のみを上下動させることも 可能である。
【0025】 すなわち、上記第2リンク腕44と第3リンク腕45とで前方リンク要素41 が形成され、第4リンク腕46と第5リンク腕47とで後方リンク要素42が形 成されるのである。
【0026】 そして、本考案は上記前方リンク要素41の固定(具体的には第2リンク腕4 4と第3リンク腕45とで形成される角度の固定)、および後方リンク要素42 の固定(具体的には第2リンク腕44と第3リンク腕45とで形成される角度の 固定)に着目し、それらの固定および固定解除を行うべく一方のリンク機構4( 図1においては左側のリンク機構4)に前方ロック機構51、および後方ロック 機構52からなるロック機構5が設けられている。
【0027】 図2は、図1の要部の部分拡大図であり、上記ロック機構5を示している。こ の図に示すように、前方ロック機構51は、第3リンク腕45の上端部が延設さ れて形成された前方扇形ギヤ510と、上部支持部材22の支持面220に設け られた前軸513回りに回動自在に軸支されかつ上端部に上記前方扇形ギヤ51 0の歯面に噛合する歯面の形成された前方ロック片511とから構成されている 。
【0028】 上記前方扇形ギヤ510の歯面は、前方軸441の軸心を中心とする円周上に 形成されているとともに、前方軸441と前方扇形ギヤ510とは一体に結合さ れており、前方扇形ギヤ510が前方軸441の軸心回りに回動すると、同時に 前方軸441も軸心回りに共回りするようになっている。
【0029】 また、後方ロック機構52は、上記後方軸431と軸心回りに共回りするよう に設けられた後方扇型ギヤ520、および、上部支持部材22の支持面220に 設けられた後軸523回りに回動自在に軸支されかつ上端部に上記後方扇型ギヤ 520の歯面に噛合する歯面の形成された後方ロック片521から構成されてい る。従って、後方扇型ギヤ520が後方軸431の軸心回りに回動すると、この 回動力は後方軸431を介してそれと一体の第5リンク腕47を後方軸431の 軸心回りに回動させることになる。
【0030】 従って、上記前方ロック機構51を構成する前方扇形ギヤ510と前方ロック 片511との噛合および噛合解除で前方ロック機構51によるロックおよびロッ ク解除が行われるとともに、上記後方ロック機構52を構成する後方扇型ギヤ5 20と後方ロック片521との噛合および噛合解除で後方ロック機構52による ロックおよびロック解除が行われるようになっている。
【0031】 そして、本考案においては、上記のようなロック機構5のロックおよびロック 解除を行うために、一方の上部支持部材22に沿うようにロック操作手段6が設 けられている。このロック操作手段6を上部支持部材22に沿って配設するため に、一方の上部支持部材22の中央部よりもやや前方部分に上部支持部材22の 水平部分が切り起され、かつ支持面220に面一に切り起し片221が設けられ ている。
【0032】 そして、上記ロック操作手段6は、中央部が山形になった異形平板からなりか つ上部支持部材22の下部外方に支持面220に沿うように配設された操作板6 1と、上記起し片221から水平に内側に突設された前方支持軸62回りに揺動 自在に軸支された前方揺動板63と、上部支持部材22の中央部よりもやや後方 の支持面220から水平に内側に突設された後方支持軸64回りに揺動自在に軸 支された後方揺動板65とから構成されている。
【0033】 上記前方揺動板63の右上端部と後方揺動板65の左上端部との間にはスプリ ング67が張設され、それぞれの揺動板63,65が支持軸62,64回りに時 計回りおよび反時計回りに回動する方向に付勢されている。上記操作板61の前 方には円柱状の把持部60を有するロックレバー66が設けられており、このロ ックレバー66を上下動させることによって操作板61を操作するようになって いる。
【0034】 そして、上記操作板61には支持面220に向かって前方ロッド610が突設 されているとともにこの前方ロッド610よりも後方側に後方ロッド611が突 設されている。一方、前方支持軸62よりも後方であって切り起し片221から 支持面220にかけた部分に上下方向に長い前方貫通孔230が穿設され、この 前方貫通孔230よりも後方側であって、かつ後方支持軸64よりも前方側に上 下方向に長い後方貫通孔231が穿設されている。
【0035】 そして、上記前方ロッド610は、上記前方貫通孔230を貫通して前方揺動 板63に固定されているとともに、後方ロッド611は後方貫通孔231を貫通 して後方支持軸64に固定されている。従って、把持部60を操作して操作板6 1を上下動させると前方揺動板63は前方支持軸62回りに揺動するとともに、 後方揺動板65は後方支持軸64回りに揺動する。
【0036】 また、前方揺動板63と切り起し片221との間の部分に位置する上記前方支 持軸62には、前方ロック片511の後部背面に先端部が当接した前方揺動板6 3と前方支持軸62の軸心回りに共回りする前方カム620が設けられており、 この前方カム620の当止によって前方ロック片511は前方扇形ギヤ510に 噛合するようになっている。同様に、後方支持軸64と支持面220との間の部 分に位置する上記後方支持軸64には、後方ロック片521の前部背面に先端部 が当接した後方揺動板65と共回りする後方カム640が設けられており、この 後方カム640の当止によって後方ロック片521は後方扇型ギヤ520に噛合 するようになっている。
【0037】 一方、上記前方ロック片511の上部には前方案内突起512が前方揺動板6 3に向かって突設されているとともに、後方ロック片521の上部には後方揺動 板65に向かって後方案内突起522が突設されており、これら案内突起512 ,522に対応して両揺動板63,65にはそれぞれ前方案内孔630および後 方案内孔650が設けられている。
【0038】 そして、前方案内孔630の下縁部が前方案内突起512に当止することによ ってスプリング67の付勢力で前方揺動板63が前方支持軸62回りに時計方向 に回動されるのが阻止されているとともに、後方案内孔650の下縁部に後方案 内突起522が当止して後方揺動板65が後方支持軸64回りに反時計方向に回 動するのが阻止されている。
【0039】 また、前方ロック片511の後方背面部には切込み部621が設けられており 、この切込み部621は前方カム620が前方支持軸62回りに反時計方向に回 動したとき、その先端部が上記切込み部621に位置するように寸法設定されて おり、この位置で前方ロック片511は前軸513回りに時計方向に回動して前 方ロック片511と前方扇形ギヤ510との噛合が解除されるようになっている 。
【0040】 同様に後方ロック片521にも切込み部651が設けられており、後方カム6 40の時計方向の回動で後方揺動板65と後方扇型ギヤ520との噛合が解除さ れるようになっている。
【0041】 そして、前方軸441には下方に延びる舌片48が設けられており、この舌片 48と後方軸431との間にはコイルバネ49が張設されており、このコイルバ ネ49の付勢力によって前方軸441は軸心回りに反時計方向に回動するように 付勢されている。従って、前方軸441と一体の前方扇形ギヤ510は軸心回り に反時計方向に回動する方向に常に付勢されている。そして普段は前方ロック機 構51は前方扇形ギヤ510と前方ロック片511とが噛合してロック状態であ り、後方ロック機構52は後方扇型ギヤ520と後方ロック片521とが噛合し てロック状態であるため、両扇形ギヤ510,520は上記コイルバネ49の付 勢力に抗してそれぞれの軸心回りに回動せず、リンク機構4は固定された状態に なり、設定されたボトムフレーム2の姿勢は安定する。
【0042】 以下図3を基にロックレバー66の作用について説明する。図3は、ロックレ バーの動作原理を例示する説明図であり、説明を容易にするために簡略化して表 している。同図の(イ)前後のロック機構がロックされている状態、(ロ)はレ バーが前方ロック機構のロックを解除した状態、(ハ)はレバーが後方ロック機 構のロックを解除した状態をそれぞれ示している。また、図4は前方ロック機構 がロックされた状態、図5は前方ロック機構のロックが解除された状態を示す説 明図である。
【0043】 まず図3の(イ)に示す状態においては、ロックレバー66は中立の略水平姿 勢になっている。すなわち、前方揺動板63と後方揺動板65とはスプリング6 7によって互いに引き寄せられる方向に付勢されているが、上部支持部材22と 一体の前方案内突起512が前方揺動板63に設けられた前方案内孔630の下 縁部に当止して前方支持軸62回りの時計方向の回動が阻止されているとともに 、同様に後方支持軸64も案内突起522が後方案内孔650の下縁部に当止し て後方支持軸64回りの反時計方向の回動が阻止されているからである。
【0044】 この状態では、図4に示すように前方ロック機構51はロック状態でありリン ク機構4はロックされて動かない。図は略しているが後方ロック機構52につい ても同様である。
【0045】 つぎに図3の(ロ)に示すようにロックレバー66を上方に引き上げると、後 方ロッド611を支点としてロックレバー66は後方ロッド611回りに時計方 向に回動し、前方ロッド610も同様に回動するため、それと一体の前方揺動板 63は前方支持軸62の軸心回りに反時計方向に回動する。そして、図5に示す ように前方揺動板63と一体の前方カム620が前方支持軸62の軸心回りに反 時計方向に回動してその先端部が前方ロック片511の切込み部621に対向し た位置にくるため、前方ロック片511は前軸513回りにわずかな角度だけ時 計方向に回動可能になり、前方ロック片511と前方扇形ギヤ510との噛合、 すなわちロック機構51のロックが解除された状態になる。
【0046】 また、図10の(ハ)に示すように、ロックレバー66を下方に押圧すると、 ロックレバー66は前方ロッド610を支点として前方ロッド610回りに反時 計方向に回動し、上記(ロ)の場合と同様に後方揺動板65は後方支持軸64回 りに時計方向に回動し、図示は省略しているが後方扇型ギヤ520と後方ロック 片521との噛合状態は解消され、ロック機構52のロックは解除された状態に なる。
【0047】 本考案のロック機構5およびロック操作手段6は以上のように構成されている ので、ロックレバー66の把持部60を略水平状態の中立位置から上方に引き上 げることによって前方ロック機構51のロック状態が解除され、第2リンク腕4 4および第3リンク腕45からなる前方リンク要素41の角度は自在に変化させ ることができ、その結果ボトムフレーム2の前方のみの高さ調節を行うことが可 能になる。
【0048】 また、ロックレバー66の把持部60を下方に押し下げると、後方ロック機構 52のロック状態が解除され、第4リンク腕46および第5リンク腕47からな る後方リンク要素42のロック状態が解除され、ボトムフレーム2の後方のみの 高さ調節が可能になる。そして、上記前方ロック機構51および後方ロック機構 52のロックおよびロック解除をロックレバー66を適宜上下させることによっ て種々組み合わせてボトムフレーム2の高さ調節を行うことにより、着座者にと って最適の着座姿勢を得ることが可能になる。
【0049】 因に図6は、シートが最低位の基準位置に位置している状態を例示するリンク 機構のスケルトン図である。そして、図7は、後方ロック機構52がロックされ た状態において前方ロック機構51のロック状態が解除され、シートの前方のみ が上昇させられた状態を例示するリンク機構のスケルトン図である。また、図8 は、前方ロック機構51がロックされた状態で後方ロック機構52のロック状態 が解除され、シートの後方のみが上昇させられた状態を例示するリンク機構のス ケルトン図である。さらに図9は、シートの後方が最大高さまで上昇させられ、 かつシートの前方が上昇させられた状態を例示するリンク機構のスケルトン図で ある。
【0050】 そして、上記リンク機構4は、単なるXリンクではなくボトムフレーム2の前 方に第2リンク腕44および第3リンク腕45からなる前方リンク要素41が採 用されているため、Xリンクの一方のリンク腕はその長さを略第2リンク腕44 の長さから第2リンク腕44の長さに第3リンク腕45の長さを加えた長さの範 囲で変化させることが可能であり、シートの前方の高さ調節の自由度を非常に大 きなものにすることが可能である。
【0051】 つぎに、バックフレーム3に設けられたアームレスト33の水平姿勢保持機構 についてさらに詳細に説明する。図10は、アームレスト33が水平姿勢を維持 することを説明するためのシートのフレーム1を示す側面視の説明図であり、バ ックフレーム3が起立している状態を描いている。この図に示すようにアームレ スト33の後方に延設された後方アーム34には支持軸311よりも若干後方に 第1作用点7aが設定され、ナックル31にはその基端側であって水平軸2bよ りも上方でかつ支持軸311よりも下方の部分に第2作用点7bが設定されてい る。
【0052】 これらの作用点7a,7bは、いずれもフレーム1の一方の側に設けてもよい し、第1作用点7aを一方の側の後方アーム34に設定し、第2作用点7bを他 方の側のナックル31に設定するようにしてもよい。因に、本実施例においては 、第1作用点7aは一方の側の後方アーム34に設定され、第2作用点7bを他 方の側のナックル31に設定されている。
【0053】 そして、これらの作用点7a,7bにワイヤケーブル7のワイヤ72の両端部 が接続されているとともに、ワイヤケーブル7のチューブ71の両端部はヒンジ 部2aの略頂部の第1固定点710およびヒンジ部2aの背面部であって水平軸 2bよりも下方の部分の第2固定点711に固定されている。上記第1固定点7 10から出たワイヤ72は第1作用点7aに接続されているとともに、上記第2 固定点711からでたワイヤ72は第2作用点7bに接続されている。
【0054】 このような第1作用点7a、第2作用点7b、第1固定点710および第2固 定点711の位置は、第1作用点7aと第1固定点710との間の距離と、第2 作用点7bと第2固定点711との間の距離とがそれぞれ作用点の移動距離より 大きくなるように設定される。
【0055】 上記アームレストの水平姿勢保持機構は以上のように構成されているので、例 えば、図10に示すようにバックフレーム3が起立姿勢にあるときは、コイルバ ネ36の付勢力によってアームレスト33は支持軸311回りに反時計方向に回 動しようとするが、ヒンジ部2aに固定されたワイヤケーブル7に阻止され、水 平姿勢を保っている。
【0056】 このように、アームレスト33の水平姿勢保持機構にワイヤケーブル7を適用 することにより、従来のリンク機構やプーリー機構に比べて組み付け操作が容易 になるとともに、場所をとらずトリム等で確実に覆い隠すことが容易であり、シ ートが外観上美麗になる。
【0057】
本考案のシートのアームレスト構造によれば、第一作用点および第2作用点、 並びに第1固定点および第2固定点の位置は、バックフレームの水平軸回りの回 動によってもアームレストが水平姿勢を維持する位置に設定されているため、バ ックフレームが水平軸回りに回動することによって、各ワイヤは作用点の移動範 囲内でチューブから出没し、一方の作用点に固定されたワイヤの作用点と固定点 との間の距離が短くなれば、他方の作用点に固定されたワイヤの作用点と固定点 との間の距離は長くなり、その結果バックフレームが水平軸回りに回動しても、 アームレストはバックフレームの回動方向とは逆の相対回動を行って常に水平姿 勢が維持される。
【0058】 そして、ワイヤケーブルを用いてアームレストの水平姿勢を維持させるように しているため、従来のようなリンク方式やドラムワイヤ方式に比較して設置スペ ースが少なくて済み、組み付け性が良好になり、シートトリム等で確実に覆うこ とが可能になり、その結果シートの外観が美麗になり好都合である。
【図1】本考案に係るシートのリフター構造の一例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】図1の要部の部分拡大図である。
【図3】ロックレバーの動作原理を例示する説明図であ
り、(イ)は前後のロック機構がロックされている状
態、(ロ)はレバーが前方ロック機構のロックを解除し
た状態、(ハ)はレバーが後方ロック機構のロックを解
除した状態をそれぞれ示している。
り、(イ)は前後のロック機構がロックされている状
態、(ロ)はレバーが前方ロック機構のロックを解除し
た状態、(ハ)はレバーが後方ロック機構のロックを解
除した状態をそれぞれ示している。
【図4】前方ロック機構がロック状態であることを示す
説明図である。
説明図である。
【図5】前方ロック機構のロックが解除された状態を示
す説明図である。
す説明図である。
【図6】シートが基準位置に位置している状態を例示す
るリンク機構のスケルトン図である。
るリンク機構のスケルトン図である。
【図7】後方ロックレバーがロックされた状態で前方ロ
ック機構のロック状態が解除され、シートの前方のみが
上昇させられた状態を例示するリンク機構のスケルトン
図である。
ック機構のロック状態が解除され、シートの前方のみが
上昇させられた状態を例示するリンク機構のスケルトン
図である。
【図8】前方ロックレバーがロックされた状態で後方ロ
ック機構のロック状態が解除され、シートの後方のみが
上昇させられた状態を例示するリンク機構のスケルトン
図である。
ック機構のロック状態が解除され、シートの後方のみが
上昇させられた状態を例示するリンク機構のスケルトン
図である。
【図9】シートの後方が最大高さまで上昇させられ、か
つシートの前方が上昇させられた状態を例示するリンク
機構のスケルトン図である。
つシートの前方が上昇させられた状態を例示するリンク
機構のスケルトン図である。
【図10】アームレストが水平姿勢を維持することを説
明するためのシートのフレームを示す側面視の説明図で
あり、バックフレームが起立した状態を描いている。
明するためのシートのフレームを示す側面視の説明図で
あり、バックフレームが起立した状態を描いている。
【図11】アームレストが水平姿勢を維持することを説
明するためのシートのフレームを示す側面視の説明図で
あり、バックフレームが後方に傾倒した状態を描いてい
る。
明するためのシートのフレームを示す側面視の説明図で
あり、バックフレームが後方に傾倒した状態を描いてい
る。
1 フレーム 2 ボトムフレーム 2a ヒンジ部 2b 水平軸 3 バックフレーム 21 下部支持部材 210 支持面 22 上部支持部材 220 支持面 3 バックフレーム 31 ナックル 32 U字パイプ 33 アームレスト 34 後方アーム 35 架橋ロッド 36 コイルバネ 4 リンク機構 41 前方リンク要素 42 後方リンク要素 43 第1リンク腕 431 後方軸 44 第2リンク腕 441 前方軸 45 第3リンク腕 46 第4リンク腕 47 第5リンク腕 48 舌片 5 ロック機構 51 前方ロック機構 511 前方ロック片 513 前軸 52 後方ロック機構 521 後方ロック片 523 後軸 6 ロック操作手段 61 操作板 62 前方支持軸 63 前方揺動板 64 後方支持軸 65 後方揺動板 66 ロックレバー 67 スプリング 7 ワイヤケーブル 71 チューブ 72 ワイヤ
Claims (1)
- 【請求項1】 ボトムフレームの後方に設けられた左右
一対のヒンジ部の水平軸回りに回動自在にバックフレー
ムが軸支され、このバックフレームの支持軸回りに回動
自在にアームレストが軸支されてなるシートのアームレ
スト構造であって、アームレストに第1作用点を設定す
るとともにバックフレームに第2作用点を設定し、上記
バックフレームに第1作用点に対応した第1固定点と第
2作用点に対応した第2固定点とをそれぞれ設定し、上
記第1作用点および第2作用点にケーブルワイヤのワイ
ヤ両端部をそれぞれ固定するとともに、上記ケーブルワ
イヤのチューブの両端部を第1固定点および第2固定点
に固定し、上記各作用点および上記各固定点の位置は、
バックフレームの水平軸回りの回動によってもアームレ
ストが水平姿勢を維持する位置に設定されていることを
特徴とするシートのアームレスト構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP075497U JPH0742711U (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | シートのアームレスト構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP075497U JPH0742711U (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | シートのアームレスト構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0742711U true JPH0742711U (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=13577971
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP075497U Pending JPH0742711U (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | シートのアームレスト構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0742711U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20240001462A (ko) * | 2022-06-27 | 2024-01-03 | 현대트랜시스 주식회사 | 자동차용 암레스트 컨트롤 장치 |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP075497U patent/JPH0742711U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20240001462A (ko) * | 2022-06-27 | 2024-01-03 | 현대트랜시스 주식회사 | 자동차용 암레스트 컨트롤 장치 |
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