JPH0743442A - 地磁気方位センサー - Google Patents

地磁気方位センサー

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Publication number
JPH0743442A
JPH0743442A JP5190123A JP19012393A JPH0743442A JP H0743442 A JPH0743442 A JP H0743442A JP 5190123 A JP5190123 A JP 5190123A JP 19012393 A JP19012393 A JP 19012393A JP H0743442 A JPH0743442 A JP H0743442A
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JP
Japan
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magnetoresistive effect
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geomagnetic
geomagnetic direction
magnetic field
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Application number
JP5190123A
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English (en)
Inventor
Naoko Kawamura
尚古 川村
Kietsu Iwabuchi
喜悦 岩渕
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全体構成を小型軽量に作製でき、しかも温度
変化が激しい環境下においても、安定に、かつ高精度に
地磁気の方位を検出できるようにする。 【構成】 コイルLが巻回されたフェライトコア3に形
成された第1及び第2のギャップ4a及び4b上にそれ
ぞれ地磁気HE を抵抗変化として検出する第1のMR素
子5a及び5bを形成し、各ギャップ4a及び4b近傍
のフェライトコア3上に温度補償用の第2のMR素子6
a及び6bを形成し、これら第1のMR素子(5a,5
b)と第2のMR素子(6a,6b)を電源及びGND
間において直列接続して地磁気検出部1を構成する。そ
して、この地磁気検出部1の後段に、第1及び第2のM
R素子(5a,5b)及び(6a,6b)間のノード電
位Vn1及びVn2と、第1のMR素子5a及び5bの
配列角αに基づいて、地磁気方位情報Dθを演算する演
算回路12を設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気抵抗効果素子を用
いた地磁気方位センサーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の地磁気方位センサーとしては、図
11に示すような磁石式の地磁気方位センサーが知られ
ている。
【0003】図11に示す地磁気方位センサーは、方位
盤101の中心に、上端に方位を指示する指針を有する
磁針102を回転自在に支持した構成を有する。方位盤
101の周囲には、北,東,南,西を表す記号が時計回
りにN,E,S,Wの英文字で印刷されている。
【0004】この図11で示す磁石式の地磁気方位セン
サーは、方位情報を電気信号として得ることができない
ため、各種電気機器(電子機器)のうち、地磁気による
影響を受け易い機器、例えばカラーテレビジョン受像機
などの陰極線管において、地磁気による影響を低減させ
るための手段として用いることができない。
【0005】即ち、陰極線管は、電子銃から出射された
電子ビームを、ネック管の外周側に設けられたコンバー
ジェンス駆動回路からの磁界印加によって、その進行方
向を補正偏向することにより、陰極線管の蛍光面の一点
に収束させ、映像信号に応じた画像を蛍光面上に表示さ
せるように構成されている。
【0006】ところが、地磁気の影響で、各電子ビーム
がそれぞれ正確に一点に収束しない現象(コンバージェ
ンスドリフト)が生ずる。このコンバージェンスドリフ
トが生ずると蛍光面上に表示される画像に色ずれを生
じ、表示画像が非常に見にくくなる問題が生ずる。ま
た、地磁気の方向は、そのカラーテレビジョン受像機が
設置される場所によって異なる。このため、この設置場
所毎に異なる地磁気に対応して電子ビームの偏向制御を
行うことは困難である。
【0007】そこで、従来では、地磁気の方位を電気信
号として取り出すことができる地磁気方位センサーとし
て、フラックス・ゲート・タイプ等のホール素子で形成
された地磁気方位センサーや直交配列された2つの磁気
抵抗効果素子による地磁気方位センサー(例えば特開昭
61−262613号公報参照)を用い、これらセンサ
ーからの検出信号(方位角)に基づいて、コンバージェ
ンスのドリフトを防止する方法が考えられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フラックス・ゲート・タイプ等のホール素子で形成され
た地磁気方位センサーを用いた場合、このフラックスゲ
ートタイプの地磁気センサーにおいては、地磁気の方位
角を検出するための演算回路の回路構成が複雑であるた
め、どうしてもそのセンサー全体のサイズが大型になっ
てしまい、その結果、陰極線管内に設けることは困難で
ある。即ち、外付けしなければならないという不都合が
ある。しかも、回路構成が複雑になることから製造コス
トが高くなるという問題もある。
【0009】また、フラックスゲートタイプの地磁気セ
ンサーや直交配列された2つの磁気抵抗効果素子による
地磁気方位センサーにおいては、外部磁界の変化を高感
度に検出することができる反面、温度変化に対しても非
常に敏感であるため、陰極線管などのように温度変化の
激しい環境下に設置した場合、検出信号のレベルが温度
の変化によって左右され、そのため、地磁気の方位を安
定に、かつ高精度に検出することができないという問題
がある。
【0010】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、全体構成を小型軽量
に作製でき、製造コストの面でも有利な地磁気方位セン
サーを提供することにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、陰極線管など
の温度変化が激しい環境下においても、安定に、かつ高
精度に地磁気の方位を検出することができる地磁気方位
センサーを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る地磁気方位
センサーは、バイアス磁界HB 中に、少なくとも2方向
にそれぞれ地磁気HE を抵抗変化として検出する第1の
磁気抵抗効果素子5a及び5bを配し、複数の第1の磁
気抵抗効果素子5a及び5bとそれぞれ直列接続される
温度補償用の第2の磁気抵抗効果素子6a及び6bを設
け、更に第1の磁気抵抗効果素子5a及び5bと第2の
磁気抵抗効果素子6a及び6bとのノード電位Vn1及
びVn2と、複数の第1の磁気抵抗効果素子5a及び5
bの配列角αに基づいて、地磁気方位情報Dθを取り出
す検出回路2を設けて構成する。
【0013】この場合、第1の磁気抵抗効果素子5a及
び5bを、コイルLが巻回された円環状コア3に形成さ
れたギャップ4a及び4b上に配し、第2の磁気抵抗効
果素子6a及び6bを、各ギャップ4a及び4bの近傍
における円環状コア3上に配して構成することができ
る。
【0014】また、複数の第1の磁気抵抗効果素子5a
及び5bを、それぞれ容易軸が互いに180°となる方
向に配して構成してもよい。
【0015】また、本発明に係る地磁気方位センサーと
しては、第1の磁気抵抗効果素子を、それぞれ4つ(5
a〜5d)設け、かつ互いに対を構成する2つの第1の
磁気抵抗効果素子(5a,5b)及び(5c,5d)が
180°対向となるように配し、更に、検出回路2とし
て、互いに対を構成する2つの第1の磁気抵抗効果素子
(5a,5b)及び(5c,5d)に関するノード電位
(Vn1,Vn2)及び(Vn3,Vn4)が入力され
る差動増幅器をそれぞれ2つ(21a及び21b)設
け、各差動増幅器21a及び21bからの出力V1及び
V2と、一方の対を構成する2つの第1の磁気抵抗効果
素子5a及び5bと他方の対を構成する2つの第1の磁
気抵抗効果素子5c及び5dとの配列角αに基づいて地
磁気方位情報Dθを取り出すように構成してもよい。
【0016】また、本発明においては、複数の第1の磁
気抵抗効果素子5a〜5dを、それぞれ容易軸が互いに
90°となる方向に配して構成してもよい。
【0017】なお、上記第1及び第2の磁気抵抗効果素
子(5a〜5d)及び(6a〜6d)を、同一の強磁性
体膜で形成することができる。
【0018】
【作用】本発明に係る地磁気方位センサーにおいては、
まず、第1の磁気抵抗効果素子5a及び5bに対してバ
イアス磁界HB が印加されることにより、第1の磁気抵
抗効果素子5a及び5bにおける抵抗−磁界特性上の動
作点が決定される。
【0019】この状態で、地磁気HE による外部磁界が
加わると、第1の磁気抵抗効果素子5a及び5bは、上
記外部磁界HE 中、その困難軸方向の磁界成分のレベル
に応じた分、その抵抗値が変化することになり、第1及
び第2の磁気抵抗効果素子(5a,5b)及び(6a,
6b)間のノード電位Vn1及びVn2は、変化した抵
抗値に応じた電位となり、後段の検出回路2に供給され
ることになる。即ち、この検出回路2は、少なくとも2
方向に配された第1の磁気抵抗効果素子5a及び5bに
おけるノード電位Vn1及びVn2が供給されることに
なる。
【0020】検出回路2は、供給されたノード電位Vn
1及びVn2と、第1の磁気抵抗効果素子5a及び5b
の配列角αに基づいて地磁気HE の方位θを演算し、出
力する。
【0021】この場合、従来の磁石式地磁気方位センサ
ー(磁気コンパス)と異なり、上記検出回路2から、地
磁気方位情報が電気信号Dθとして出力されるため、こ
の検出回路2からの地磁気方位情報Dθに基づいて、例
えば陰極線管のコンバージェンスのドリフトを防止する
ことが可能となる。
【0022】ところで、陰極線管は、電子銃から出射さ
れた電子を、高電圧が印加された蛍光体に衝突させるこ
とで、色発光させることにより、画面上に画像を表示さ
せることから、陰極線管の周囲は、温度変化の激しい環
境となっている。
【0023】このような温度変化の激しい環境下に高感
度のセンサーを配した場合、センサーの検出信号が、そ
の温度変化によってレベルが変化することになり、誤動
作を招来させるおそれがある。しかし、本発明に係る地
磁気方位センサーにおいては、磁界に感応する第1の磁
気抵抗効果素子5a及び5bと温度補償用の第2の磁気
抵抗効果素子6a及び6bとの直列接続点のノード電位
Vn1及びVn2を検出回路2に供給するようにしてい
るため、環境温度の変化を第2の磁気抵抗効果素子6a
及び6bが吸収するかたちとなり、その検出レベルは、
温度の変化には左右されないものとなる。
【0024】従って、この本発明に係る地磁気方位セン
サーを、例えば陰極線管内あるいはその周囲に配置した
としても、その温度変化には感応せず、安定に地磁気方
位情報Dθを得ることができる。
【0025】また、第1の磁気抵抗効果素子5a及び5
bを、コイルLが巻回された円環状コア3に形成された
ギャップ4a及び4b上に配し、第2の磁気抵抗効果素
子6a及び6bを、各ギャップ4a及び4bの近傍にお
ける円環状コア3上に配することにより、簡単な構成
で、第1の磁気抵抗効果素子5a及び5bに対してバイ
アス磁界HB を印加させることができ、地磁気方位セン
サー自体の小型化を達成させることが可能となる。
【0026】そして、上記第1の磁気抵抗効果素子を、
それぞれ4つ(5a〜5d)設け、かつ互いに対を構成
する2つの第1の磁気抵抗効果素子(5a,5b)及び
(5c,5d)が180°対向となるように配し、更
に、検出回路12として、互いに対を構成する2つの第
1の磁気抵抗効果素子(5a,5b)及び(5c,5
d)に関するノード電位(Vn1,Vn2)が入力され
る差動増幅器をそれぞれ2つ(21a及び21b)設
け、各差動増幅器21a及び21bからの出力V1及び
V2と、一方の対を構成する2つの第1の磁気抵抗効果
素子5a及び5bと他方の対を構成する2つの第1の磁
気抵抗効果素子5c及び5dとの配列角αに基づいて地
磁気方位情報Dθを取り出すように構成した場合におい
ては、まず、一方の対を構成する180°対向の2つの
第1の磁気抵抗効果素子5a及び5bにおける各ノード
電位Vn1及びVn2が一方の差動増幅器21aに供給
され、他方の対を構成する180°対向の2つの第1の
磁気抵抗効果素子5c及び5dにおける各ノード電位V
n3及びVn4が他方の差動増幅器21bに供給される
ことになる。
【0027】上記2つの差動増幅器21a及び21bに
おいては、供給された各ノード電位(Vn1,Vn2)
及び(Vn3,Vn4)の差分をとり、その差分V1及
びV2を出力することから、配線経路を通して混入した
同相ノイズや第1の磁気抵抗効果素子5a〜5d自体が
有する磁界の感応に伴うノイズを除去することができ、
しかも差動増幅器21a及び21bに入力される信号
は、180°対向の第1の磁気抵抗効果素子(5a,5
b)及び(5c,5d)におけるノード電位(Vn1,
Vn2)及び(Vn3,Vn4)であることから、この
差動増幅器21a及び21bから出力される信号V1及
びV2は、各第1の磁気抵抗効果素子(5a,5b)及
び(5c,5d)におけるノード電位(Vn1,Vn
2)及び(Vn3,Vn4)を加え合わせた信号レベル
を有する信号となる。
【0028】即ち、各差動増幅器21a及び21bから
は、ノイズ成分が抑圧され、かつ信号成分が増大された
信号が出力されることになり、後段において地磁気方位
θを演算するための信号のS/Nを向上させることがで
きる。このことから、検出回路2における地磁気方位θ
の演算を高精度に行わせることができ、方位検出に関す
る高信頼性を達成させることができる。
【0029】また、4つの第1の磁気抵抗効果素子5a
〜5dを、それぞれ容易軸が互いに90°となる方向に
配することにより、検出回路2での地磁気方位θの演算
が簡単になり、その結果、メモリや複雑な制御回路等を
搭載させる必要がなくなり、簡単なアナログ回路あるい
はディジタル回路にて構成することが可能となる。
【0030】
【実施例】本発明に係る磁気抵抗効果素子(以下、単に
MR素子と記す)を用いた地磁気方位センサーは、超高
精細度陰極線管において、地磁気によって発生するミス
ランディングを自動的に補正するシステムにおける地磁
気検出用センサーとして使用される。
【0031】通常、カラー陰極線管では、電子銃から出
射された電子ビームが、地磁気により、その軌道が曲げ
られ、蛍光面上でのビーム到達位置(ランディング)が
変化する。特に、高精細度陰極線管においては、ランデ
ィング余裕度が小さいため、このランディングの位置ず
れが色純度の劣化等の問題を引き起こす。
【0032】これを補正するために、ランディング補正
コイルが陰極線管に取り付けられ、このランディング補
正コイルに地磁気の方位・強度に応じて自動的にランデ
ィング補正に必要な最適電流を流すことにより、電子ビ
ームを制御して、ミスランディングを防止するようにし
ている。
【0033】本発明に係る地磁気方位センサーは、この
ようなミスランディング補正における地磁気方位検出用
として使用されるものである。
【0034】また、本発明に係る地磁気方位センサー
は、携帯型の方位計として、従来から用いられてきた磁
石式の地磁気方位センサー(磁気コンパス)の代替とし
ても使用されるものであり、また、自動車等の進路指標
として使用されるナビゲータ装置の方位検出用としても
使用されるものである。
【0035】以下、本発明に係る地磁気方位センサーの
いくつかの実施例を図1〜図9を参照しながら説明す
る。
【0036】まず、第1実施例に係る地磁気方位センサ
ーは、図1に示すように、地磁気検出部1と検出回路部
2とから構成されており、地磁気検出部1は、コイルL
が巻回された円環状のフェライトコア3を有する。この
フェライトコア3には、2つのギャップ(便宜的に第1
のギャップ4a及び第2のギャップ4bと記す)がフェ
ライトコア3の輻方向に、円環を切断するかたちに形成
されている。これら第1及び第2のギャップ4a及び4
bは、フェライトコア3に形成された溝(図示せず)内
に例えばガラス等の非導電部材が充填されて構成されて
いる。
【0037】図示の例では、第1及び第2のギャップ4
a及び4bは、第1のギャップ4aの長手方向に延長さ
せた線mと第2のギャップ4bの長手方向に延長させた
線nとのなす角が任意の角度αとなるように形成されて
いる。
【0038】そして、この第1実施例に係る地磁気方位
センサーは、フェライトコア3に形成された第1及び第
2のギャップ4a及び4b上にそれぞれMR素子5a及
び5bが形成され、更に各ギャップ4a及び4b近傍の
フェライトコア3上に同じくMR素子6a及び6bが形
成されている。ここで、便宜的に第1及び第2のギャッ
プ4a及び4b上に形成されたMR素子5a及び5bを
第1のMR素子と記し、第1及び第2のギャップ4a及
び4b近傍のフェライトコア3上に形成されたMR素子
6a及び6bを第2のMR素子と記す。
【0039】各MR素子(5a,5b)又は(6a,6
b)は、図2に示すように、ギャップ(4a,4b)又
はフェライトコア3上に、FeNi系の強磁性体膜(抵
抗変化率3%)を蒸着法等にて形成した後、フォトリソ
グラフィ等のドライプロセスによりパターニングを行っ
て短冊状に形成されて構成され、各MR素子(5a,5
b)又は(6a,6b)の両端にはCuによる電極導体
(7a,7b)又は(8a,8b)がそれぞれ形成され
る。なお、各MR素子(5a,5b)又は(6a,6
b)は、その長軸方向に誘導磁気異方性を有するように
磁界中にて蒸着される。本実施例において、各MR素子
(5a,5b)又は(6a,6b)の感知部の長さLは
3mm、幅wは20μm、厚さは50nmである。な
お、図1においては、各MR素子(5a,5b)又は
(6a,6b)の表示を簡単に抵抗表示として記してあ
る。
【0040】そして、第1のMR素子(5a及び5b)
の各一方の電極7aには、電源(電圧Vcc)が接続さ
れ、各他方の電極7bには、それぞれ第2のMR素子
(6a及び6b)の各一方の電極8aが導線を介して接
続され、第2のMR素子(6a及び6b)の各他方の電
極8bはGNDに接続されている。即ち、電源Vccと
GND間に第1のMR素子(5a及び5b)と第2のM
R素子(6a及び6b)が直列接続された抵抗回路が挿
入された構成となり、第1のMR素子(5a及び5b)
及び第2のMR素子(6a及び6b)には、一定電流が
流れるかたちとなる。
【0041】一方、検出回路部2は、第1のギャップ4
a上の第1のMR素子5aとその近傍の第2のMR素子
6aとの直列接続点の電位、即ち第1のノード電位Vn
1が供給される第1のアンプ11aと、第2のギャップ
4b上の第1のMR素子5bとその近傍の第2のMR素
子6bとの直列接続点の電位、即ち第2のノード電位V
n2が供給される第2のアンプ11bと、これら第1及
び第2のアンプ11a及び11bからの増幅信号が供給
される演算回路12が接続されて構成されている。ま
た、この実施例においては、第1及び第2のアンプ11
a及び11bの各後段に各アンプ11a及び11bから
のDC的なドリフト成分を除去する結合コンデンサCが
接続されている。なお、上記演算回路12での具体的な
演算手法は後述する。
【0042】そして、フェライトコア3に巻回されてい
るコイルLに端子φin及びφoutを通して例えば直
流電流を供給することにより、フェライトコア3の第1
及び第2のギャップ4a及び4b上に形成されている第
1のMR素子5a及び5bに対して、その短軸方向にバ
イアス磁界が印加されることになる。
【0043】一般に、FeNi系の強磁性体膜にて形成
されたMR素子5a及び5bの抵抗−磁界(R−H)特
性は、図3に示すように、困難軸(短軸)方向の磁界成
分の絶対値が大きくなるに従って、抵抗値Rが徐々に減
少する特性を有する。そして、実際にMR素子5a及び
5bにて、地磁気方位を検出する場合には、MR素子5
a及び5bの困難軸方向に予めバイアス磁界HB を印加
することにより、その動作点AをR−H特性曲線の直線
部分の中央にもってくるようにしている。これは、検出
感度を高めるためである。
【0044】従って、この実施例においても、バイアス
磁界HB は、第1のMR素子5a及び5bのR−H特性
上、最も感度が高くなる直線領域の中心位置に設定さ
れ、その位置がこの第1のMR素子5a及び5bの動作
点となる。
【0045】そして、実際に、図1に示すように、例え
ば第1のギャップ4a上の第1のMR素子5aに対して
ある角度から外部磁界(地磁気)HE が印加された場合
は、第1のMR素子5aの長軸方向と地磁気HE のなす
角(方位)をθとしたとき、第1のMR素子5aの抵抗
変化に寄与する磁界は、バイアス磁界HB と地磁気H E
の短軸方向成分 HEsinθとの合成成分(HB + HE
sinθ)となり、第1のMR素子5aの抵抗値は、図
3のR−H特性上、磁界(HB + HEsinθ)に対応
した値Raとなる。
【0046】この場合、他の第1のMR素子5b、即ち
第2のギャップ4b上の第1のMR素子5bにおいて
は、この第2のギャップ4bが第1のギャップ4aに対
して角度α(以下、単に配列角と記す)ほどフェライト
コア3の円周に沿って離間した位置にあることから、こ
の第1のMR素子5bに加わる抵抗変化に寄与する磁界
は、バイアス磁界HB と地磁気HE の短軸方向成分 HE
sin(α−θ)との合成成分(HB + HEsin(α
−θ))となり、この第1のMR素子5bの抵抗値は、
図3のR−H特性上、磁界(HB + HEsin(α−
θ))に対応した値Rbとなる。
【0047】一方、第2のMR素子6a及び6bは、ギ
ャップ4a及び4b近傍のフェライトコア3上に配され
ていることから、バイアス磁界HB は加わらず、抵抗変
化に寄与する磁界としては、微小磁界の地磁気HE だけ
である。従って、この第2のMR素子6a及び6bにお
いては、図3のR−H特性上、極大点付近の不感帯BZ
内での抵抗変化のみとなり、その抵抗変化は、ほとんど
無視できる程度である。このことから、この第2のMR
素子6a及び6bは、固定抵抗として機能することにな
る。
【0048】そして、第1及び第2のギャップ4a及び
4b上に配された各第1のMR素子5a及び5bと、こ
れら第1及び第2のギャップ4a及び4b近傍に配され
た第2のMR素子6a及び6bとのノード電位Vn1及
びVn2は、電源電圧Vccを、バイアス磁界HB 及び
地磁気HE によって抵抗変化した第1のMR素子5a及
び5bの抵抗値Raと第2のMR素子6a及び6bにお
ける固定抵抗値とで抵抗分割した電位となる。このこと
から、上記ノード電位Vn1及びVn2は、第1のMR
素子5a及び5bの抵抗変化に依存した電位であり、地
磁気HE の方位θに関する電位を示すことになる。
【0049】これらのノード電位Vn1及びVn2は、
後段の検出回路部2における第1及び第2のアンプ11
a及び11bにてそれぞれ増幅されて演算回路12に供
給される。
【0050】ここで、横軸に方位θをとり、縦軸に増幅
後のノード電位Vn1及びVn2の出力レベルをとる
と、その特性曲線は、図4に示すように、一方のノード
電位Vn1に関しては、 KHEsinθで示すサインカ
ーブ(実線で示す)を描くことになり、他方のノード電
位に関しては、 KHEsin(α−θ)で示すサインカ
ーブ(破線で示す)を描くことになる。ここで、Kは比
例定数である。
【0051】従って、地磁気HE の方位θは、以下の手
順にて求めることができる。まず、第1のギャップ4a
上の第1のMR素子5aに関し、一方のノード電位Vn
1に基いて、以下の(1)式から第1のギャップ4a上
の第1のMR素子5aにかかる地磁気HE の方位θ1
求める。 θ1 = sin-1(Vn1/KHE) …………(1) 0°≦θ1≦360°
【0052】次に、第2のギャップ4b上の第1のMR
素子5bに関し、他方のノード電位Vn2及び第1のギ
ャップ4a上の第1のMR素子5aに対する配列角αに
基いて、以下の(2)式から第2のギャップ4b上の第
1のMR素子5bにかかる地磁気HE の方位θ2 を求め
る。 θ2 = α − sin-1(Vn2/KHE) …………(2) 0°≦θ2≦360°
【0053】上記方位θ1及びθ2は、0°から360°
の間において、それぞれ2種類の値が算出されるため、
θ1=θ2となる方位を地磁気の方位θとする。
【0054】この第1実施例においては、上記演算を行
うために、上述したように、各アンプ11a及び11b
の後段に演算回路12を接続し、この演算回路12にて
上記演算を行わせて、地磁気HE の方位θを求める。具
体的には、例えば、各アンプ11a及び11bからの増
幅されたノード電位Vn1及びVn2をそれぞれディジ
タル信号に変換し、この変換されたディジタル信号に基
づいて上記演算を行って出力端子φより地磁気方位情報
Dθを出力する。
【0055】このように、上記第1実施例に係る地磁気
方位センサーは、従来の磁石式地磁気方位センサー(磁
気コンパス)と異なり、検出回路部2の演算回路12か
ら、地磁気方位情報Dθが電気信号として出力されるた
め、この演算回路12からの地磁気方位情報Dθに基づ
いて、例えば陰極線管のコンバージェンスのドリフトを
防止することが可能となる。特に、この第1実施例にお
いては、地磁気HE の方位θが0≦θ≦{360°−
(90°−α)}の範囲で変化する場合に有効であり、
この範囲で地磁気HE が変化する環境下での陰極線管に
おける地磁気HEの影響によるコンバージェンスのドリ
フトを防止する場合に有効となる。
【0056】ところで、陰極線管は、電子銃から出射さ
れた電子を、高電圧が印加された蛍光体に衝突させるこ
とで、色発光させることにより、画面上に画像を表示さ
せることから、陰極線管の周囲は、温度変化の激しい環
境となっている。
【0057】このような温度変化の激しい環境下に高感
度のセンサーを配した場合、センサーの検出信号が、そ
の温度変化によってレベルが変化することになり、誤動
作を招来させるおそれがある。しかし、この第1実施例
に係る地磁気方位センサーにおいては、磁界に感応する
第1のMR素子5a及び5bと温度補償用の第2のMR
素子6a及び6bとの直列接続点のノード電位Vn1及
びVn2を検出回路部2に供給するようにしているた
め、環境温度の変化を第2のMR素子6a及び6bが吸
収するかたちとなり、その検出レベルは、温度の変化に
は左右されないものとなる。
【0058】従って、この第1実施例に係る地磁気方位
センサーを、例えば陰極線管内あるいはその周囲に配置
したとしても、その温度変化には感応せず、安定に地磁
気方位情報Dθを得ることができる。
【0059】また、第1のMR素子5a及び5bを、コ
イルLが巻回されたフェライトコア3に形成された第1
及び第2のギャップ4a及び4b上にそれぞれ配し、上
記第2のMR素子6a及び6bを、各ギャップ4a及び
4bの近傍におけるフェライトコア3上に配することに
より、簡単な構成で、第1のMR素子5a及び5bに対
してバイアス磁界HB を印加させることができ、地磁気
方位センサー自体の小型化を達成させることが可能とな
る。従って、陰極線管内への地磁気方位センサーの設置
が容易になり、コンバージェンスのドリフト防止用のセ
ンサーとして十分機能させることが可能となる。
【0060】次に、上記第1実施例に係る地磁気方位セ
ンサーの第1の変形例を図5に基づいて説明する。な
お、図1と対応するものについては同符号を記す。
【0061】この第1の変形例に係る地磁気方位センサ
ーは、図5に示すように、上記図1で示す第1実施例と
ほぼ同じ構成を有するが、第1のギャップ4aの長手方
向に延長させた線mと第2のギャップ4bの長手方向に
延長させた線nとのなす角、即ち第1のギャップ4a上
における第1のMR素子5aと第2のギャップ4b上に
おける第1のMR素子5bとの配列角が90°である点
で異なる。
【0062】この場合、第2のギャップ4b上の第1の
MR素子5bが、第1のギャップ4a上の第1のMR素
子5aに対して角度90°ほどフェライトコア3の円周
に沿って離間した位置にあることから、第2のギャップ
4b上の第1のMR素子5bに加わる抵抗変化に寄与す
る磁界は、バイアス磁界HB と地磁気HE の短軸方向成
分 HEsin(90°−θ)=HE cosθとの合成成
分(HB + HEcosθ)となり、この第1のMR素子
5bの抵抗値は、R−H特性上、磁界(HB +HEco
sθ)に対応した値となる。
【0063】ここで、横軸に方位θをとり、縦軸に増幅
後のノード電位Vn1及びVn2の出力レベルをとる
と、その特性曲線は、図4に示すように、一方のノード
電位Vn1に関しては、 KHEsinθで示すサインカ
ーブ(実線で示す)を描くことになり、他方のノード電
位Vn2に関しては、 KHEcosθで示すコサインカ
ーブ(一点鎖線で示す)を描くことになる。
【0064】従って、地磁気HE の方位θは、以下の
(3)式から求めることができる。 θ = tan-1(Vn1/Vn2) …………(3)
【0065】そして、この第1の変形例においては、演
算回路12にて上記演算を行うことにより、地磁気HE
の方位θを求める。
【0066】このように、上記第1の変形例において
は、第1のギャップ4a上における第1のMR素子5a
の容易軸と第2のギャップ4b上における第1のMR素
子5bの容易軸とが互いに90°となる方向に配される
ことから、上記(3)式に示すように、演算回路12で
の地磁気HE の方位θの演算が簡単になり、その結果、
メモリや複雑な制御回路等を搭載させる必要がなくな
り、簡単なアナログ回路あるいはディジタル回路にて構
成することが可能となる。
【0067】なお、この第1実施例においては、地磁気
E の方位θが0≦θ≦360°の範囲で変化する場合
に有効であり、例えば船や車等の移動するものに設けら
れるテレビジョン受像機等の陰極線管におけるコンバー
ジェンスのドリフトを防止する場合に有効となる。
【0068】次に、上記第1実施例に係る地磁気方位セ
ンサーの第2の変形例を図6に基づいて説明する。な
お、図1と対応するものについては同符号を記す。
【0069】この第2の変形例に係る地磁気方位センサ
ーは、図6に示すように、上記図1で示す第1実施例と
ほぼ同じ構成を有するが、第1のギャップ4a上におけ
る第1のMR素子5aと第2のギャップ4b上における
第1のMR素子5bとの配列角が180°である点と、
第1及び第2のアンプ11a及び11bと結合コンデン
サCの代わりに差動増幅器21を挿入した点で異なる。
【0070】この場合、第2のギャップ4b上の第1の
MR素子5bが、第1のギャップ4a上の第1のMR素
子5aに対して角度180°ほどフェライトコア3の円
周に沿って離間した位置、即ち180°対向の位置にあ
ることから、第2のギャップ4b上の第1のMR素子5
bに加わる抵抗変化に寄与する磁界は、負方向のバイア
ス磁界−HB と地磁気HE の短軸方向成分 HEsinθ
との合成成分(−HB+ HEsinθ)となり、この第
1のMR素子5bの抵抗値は、R−H特性上、磁界(−
B + HEsinθ)に対応した値となる。
【0071】ここで、横軸に方位θをとり、縦軸に各ノ
ード電位Vn1及びVn2の出力レベルをとると、その
特性曲線は、図4に示すように、一方のノード電位Vn
1に関しては、 kHEsinθで示すサインカーブ(実
線で示す)を描くことになり、他方のノード電位Vn2
に関しては、−kHEsinθで示す負方向のサインカ
ーブ(二点鎖線で示す)を描くことになる。なお、kは
比例定数である。
【0072】従って、差動増幅器21からの出力信号V
nのレベルは、kHEsinθ−(−kHEsinθ)=
2kHE sinθとなり、地磁気HE の方位θは、以下
の(4)式から求めることができる。 θ = sin-1(Vn/2kHE) …………(4)
【0073】そして、この第2の変形例においては、演
算回路12にて上記演算を行うことにより、地磁気HE
の方位θを求める。
【0074】このように、上記第2の変形例において
は、第1のギャップ4a上における第1のMR素子5a
の容易軸と第2のギャップ4b上における第1のMR素
子5bの容易軸とを互いに180°となる方向に配し、
各ノード電位Vn1及びVn2を後段の差動増幅器21
にて差分をとるようにしたので、配線経路を通して混入
した同相ノイズや第1のMR素子5a及び5b自体が有
する磁界の感応に伴うノイズを除去することができ、し
かも差動増幅器21に入力される信号は、180°対向
の第1のMR素子5a及び5bにおけるノード電位Vn
1及びVn2であることから、この差動増幅器21から
出力される信号Vnは、各第1のMR素子5a及び5b
におけるノード電位Vn1及びVn2を加え合わせた信
号レベルを有する信号となる。
【0075】即ち、差動増幅器21からは、ノイズ成分
が抑圧され、かつ信号成分が増大された信号Vnが出力
されることになり、後段において地磁気HE の方位θを
演算するための信号のS/Nを向上させることができ
る。このことから、演算回路12における地磁気方位θ
の演算を高精度に行わせることができ、方位検出に関す
る高信頼性を達成させることができる。
【0076】なお、この第2の変形例においては、地磁
気HE の方位θが0≦θ≦90°の範囲で変化する場合
に有効であり、例えば頻繁に移動することの無い備え付
け型の陰極線管における地磁気HE の影響によるコンバ
ージェンスのドリフトを防止する場合に有効となる。
【0077】次に、第2実施例に係る地磁気方位センサ
ーを図7〜図9に基づいて説明する。なお、図1と対応
するものについては同符号を記す。
【0078】この第2実施例に係る地磁気方位センサー
は、図7に示すように、上記第1実施例に係る地磁気方
位センサーとほぼ同じ構成を有するが、円環状のフェラ
イトコア3に4つのギャップ(第1〜第4のギャップ4
a〜4d)が形成されている点と、検出回路部2が、2
つの差動増幅器(第1及び第2の差動増幅器21a及び
21b)と1つの演算回路12にて構成されている点で
異なる。
【0079】第1〜第4のギャップ4a〜4d中、第1
及び第2のギャップ4a及び4bは、互いに一方の対を
構成するように180°対向でフェライトコア3上に形
成され、第3及び第4のギャップ4c及び4dは、互い
に他方の対を構成するように180°対向でフェライト
コア3上に形成されている。
【0080】各ギャップ4a〜4d上には、それぞれ第
1のMR素子5a〜5dが形成され、各ギャップ4a〜
4d近傍のフェライトコア3上にはそれぞれ第2のMR
素子6a〜6dが形成されている。そして、これら第1
及び第2のMR素子(5a,5b〜5d)及び(6a,
6b〜6d)は、電源VccとGND間において直列接
続されて各MR素子(5a,5b〜5d)及び(6a,
6b〜6d)に一定電流が流れるように構成されてい
る。また、互いに180°対向の第1及び第2のギャッ
プ4a及び4b上に形成された第1のMR素子5a及び
5bを結ぶ線mと、互いに180°対向の第3及び第4
のギャップ4c及び4d上に形成された第1のMR素子
5c及び5dを結ぶ線nとのなす角(配列角)は任意の
角度αとされている。
【0081】そして、第1のギャップ4aに関する第1
のMR素子5aと第2のMR素子6a間のノード電位V
n1が、検出回路部2における第1の差動増幅器21a
の+側端子に供給されるように配線され、第2のギャッ
プ4bに関する第1のMR素子5bと第2のMR素子6
b間のノード電位Vn2が、第1の差動増幅器21aの
−側端子に供給されるように配線され、更に第3のギャ
ップ4cに関する第1のMR素子5cと第2のMR素子
6c間のノード電位Vn3が、第2の差動増幅器21b
の+側端子に供給されるように配線され、第4のギャッ
プ4dに関する第1のMR素子5dと第2のMR素子6
d間のノード電位Vn4が、第2の差動増幅器21bの
−側端子に供給されるように配線されている。
【0082】この第2実施例に係る地磁気方位センサー
においては、まず、第1及び第2のギャップ4a及び4
b上における各第1のMR素子5a及び5bに関してみ
ると、第2のギャップ4b上の第1のMR素子5bが、
第1のギャップ4a上の第1のMR素子5aに対して角
度180°ほどフェライトコア3の円周に沿って離間し
た位置、即ち180°対向の位置にあることから、第1
のギャップ4a上の第1のMR素子5aに加わる抵抗変
化に寄与する磁界は、正方向のバイアス磁界H B と地磁
気HE の短軸方向成分 HEsinθとの合成成分(HB
+ HEsinθ)となり、また、第2のギャップ4b上
の第1のMR素子5bに加わる抵抗変化に寄与する磁界
は、負方向のバイアス磁界−HB と地磁気HE の短軸方
向成分HEsinθとの合成成分(−HB + HEsin
θ)となる。従って、第1及び第2のギャップ4a及び
4b上の各第1のMR素子5a及び5bの抵抗値は、そ
れぞれR−H特性上、磁界(HB + HEsinθ)及び
磁界(−HB + HEsinθ)に対応した値となる。
【0083】ここで、横軸に方位θをとり、縦軸に各ノ
ード電位の出力レベルをとると、その特性曲線は、図8
に示すように、一方のノード電位Vn1に関しては、
kHEsinθで示すサインカーブ(実線で示す)を描
くことになり、他方のノード電位Vn2に関しては、−
kHEsinθで示す負方向のサインカーブ(破線で示
す)を描くことになる。
【0084】このことから、第1の差動増幅器21aか
らの出力信号のレベルV1は、kH Esinθ−(−k
Esinθ)=2kHE sinθとなり、第1及び第
2のギャップ4a及び4b上における各MR素子5a及
び5bに対する地磁気HE の方位θ1 は、以下の(5)
式から求めることができる。
【0085】 θ1 = sin-1(V1/2kHE) …………(5) 0°≦θ1≦360°
【0086】次に、第3及び第4のギャップ4c及び4
d上における各第1のMR素子5c及び5dに関してみ
ると、第4のギャップ4d上の第1のMR素子5dが、
第3のギャップ4c上の第1のMR素子5cに対して角
度180°ほどフェライトコア3の円周に沿って離間し
た位置、即ち180°対向の位置にあり、更にこれら第
1のMR素子5c及び5dを結ぶ線nと、第1及び第2
のギャップ4a及び4b上における各第1のMR素子5
a及び5bを結ぶ線mとのなす角が任意の角度αである
ことから、第3のギャップ4c上の第1のMR素子5c
に加わる抵抗変化に寄与する磁界は、正方向のバイアス
磁界HB と地磁気HE の短軸方向成分HEsin(α−
θ)との合成成分(HB + HEsin(α−θ))とな
り、また、第4のギャップ4d上の第1のMR素子5d
に加わる抵抗変化に寄与する磁界は、負方向のバイアス
磁界−HB と地磁気HE の短軸方向成分 HEsin(α
−θ)との合成成分(−HB + HEsin(α−θ))
となる。従って、第3及び第4のギャップ4c及び4d
上の各第1のMR素子5c及び5dの抵抗値は、それぞ
れR−H特性上、磁界(HB + HEsin(α−θ))
及び磁界(−HB+ HEsin(α−θ))に対応した
値となる。
【0087】ここで、横軸に方位θをとり、縦軸に各ノ
ード電位Vn3及びVn4の出力レベルをとると、その
特性曲線は、図8に示すように、一方のノード電位Vn
3に関しては、 kHEsin(α−θ)で示すサインカ
ーブ(一点鎖線で示す)を描くことになり、他方のノー
ド電位Vn4に関しては、−kHEsin(α−θ)で
示す負方向のサインカーブ(二点鎖線で示す)を描くこ
とになる。
【0088】従って、第2の差動増幅器21bからの出
力信号V2のレベルは、kHEsin(α−θ)−(−
kHEsin(α−θ))=2kHE sin(α−θ)
となり、第3及び第4のギャップ4c及び4d上におけ
る各MR素子5c及び5dに対する地磁気HE の方位θ
2 は、以下の(6)式から求めることができる。 θ2 = α − sin-1(Sv2/2kHE) …………(6) 0°≦θ2≦360°
【0089】上記方位θ1及びθ2は、0°から360°
の間において、それぞれ2種類の値が算出されるため、
θ1=θ2となる方位を地磁気の方位θとする。
【0090】この第2実施例においては、上記演算を行
うために、第1実施例と同様に、第1及び第2の差動増
幅器21a及び21bの後段に演算回路12を接続し、
この演算回路12にて上記演算を行わせて、地磁気HE
の方位θを求める。具体的には、例えば、各差動増幅器
21a及び21bからの増幅されたノード電位V1及び
V2をそれぞれディジタル信号に変換し、この変換され
たディジタル信号に基づいて上記演算を行う。
【0091】このように、上記第2実施例に係る地磁気
方位センサーは、第1のギャップ4a上における第1の
MR素子5aの容易軸と第2のギャップ4b上における
第1のMR素子5bの容易軸とを互いに180°となる
方向に配し、各ノード電位Vn1及びVn2を後段の第
1の差動増幅器21aにて差分をとるようにしたので、
配線経路を通して混入した同相ノイズや第1のMR素子
5a及び5b自体が有する磁界の感応に伴うノイズを除
去することができ、しかも第1の差動増幅器21aに入
力される信号は、180°対向の第1のMR素子5a及
び5bにおけるノード電位Vn1及びVn2であること
から、この第1の差動増幅器21aから出力される信号
V1は、各第1のMR素子5a及び5bにおけるノード
電位Vn1及びVn2を加え合わせた信号レベルを有す
る信号となる。これは、第3及び第4のギャップ4c及
び4d上における各第1のMR素子5c及び5dについ
ても同様である。
【0092】即ち、第1及び第2の差動増幅器21a及
び21bからは、ノイズ成分が抑圧され、かつ信号成分
が増大された信号V1及びV2が出力されることにな
り、後段において地磁気方位θを演算するための信号の
S/Nを向上させることができる。このことから、演算
回路12における地磁気方位θの演算を高精度に行わせ
ることができ、方位検出に関する高信頼性を達成させる
ことができる。
【0093】しかも、磁界に感応する第1のMR素子
(5a,5b〜5d)と温度補償用の第2のMR素子
(6a,6b〜6d)との直列接続点のノード電位Vn
1,Vn2〜Vn4をそれぞれ第1及び第2の差動増幅
器21a及び21bを介して演算回路12に供給するよ
うにしているため、環境温度の変化を第2のMR素子6
a,6b〜6dが吸収するかたちとなり、その検出レベ
ルは、温度の変化には左右されないものとなる。
【0094】従って、この第2実施例に係る地磁気方位
センサーを、例えば陰極線管内あるいはその周囲に配置
したとしても、その温度変化には感応せず、安定に地磁
気方位情報を得ることができる。
【0095】また、第1のMR素子5a〜5dを、コイ
ル3が巻回されたフェライトコア3に形成された各ギャ
ップ4a〜4d上にそれぞれ配し、上記第2のMR素子
6a〜6dを、上記各ギャップ4a〜4dの近傍におけ
るフェライトコア3上にそれぞれ配することにより、簡
単な構成で、第1のMR素子5a〜5dに対してバイア
ス磁界HB を印加させることができ、地磁気方位センサ
ー自体の小型化を達成させることが可能となる。従っ
て、陰極線管内への地磁気方位センサーの設置が容易に
なり、コンバージェンスのドリフト防止用のセンサーと
して十分機能させることが可能となる。
【0096】この第2実施例においては、上記第1実施
例と同様に、地磁気HE の方位θが0≦θ≦360°の
範囲で変化する場合に有効であり、例えば船や車等の移
動するものに設けられるテレビジョン受像機等の陰極線
管におけるコンバージェンスのドリフトを防止する場合
に有効となる。
【0097】次に、上記第2実施例に係る地磁気方位セ
ンサーの変形例を図9に基づいて説明する。なお、図7
と対応するものについては同符号を記す。
【0098】この変形例に係る地磁気方位センサーは、
図9に示すように、上記第2実施例に係る地磁気方位セ
ンサーとほぼ同じ構成を有するが、第1及び第2のギャ
ップ4a及び4b上に形成された第1のMR素子5a及
び5bを結ぶ線mと、第3及び第4のギャップ4c及び
4d上に形成された第1のMR素子5c及び5dを結ぶ
線nとのなす角(配列角)が90°である点で異なる。
【0099】この変形例においては、まず、第1及び第
2のギャップ4a及び4b上における各第1のMR素子
5a及び5bに関してみると、上記第2実施例と同様
に、第2のギャップ4b上の第1のMR素子5bが、第
1のギャップ4a上の第1のMR素子5aに対して角度
180°ほどフェライトコア3の円周に沿って離間した
位置、即ち180°対向の位置にあることから、第1の
ギャップ4a上の第1のMR素子5aに加わる抵抗変化
に寄与する磁界は、正方向のバイアス磁界HB と地磁気
E の短軸方向成分 HEsinθとの合成成分(HB
Esinθ)となり、また、第2のギャップ4b上の
第1のMR素子5bに加わる抵抗変化に寄与する磁界
は、負方向のバイアス磁界−HB と地磁気HE の短軸方
向成分 HEsinθとの合成成分(−HB + HEsin
θ)となる。従って、第1及び第2のギャップ4a及び
4b上の各第1のMR素子5a及び5bの抵抗値は、そ
れぞれR−H特性上、磁界(HB + HEsinθ)及び
磁界(−HB + HEsinθ)に対応した値となる。
【0100】ここで、横軸に方位θをとり、縦軸に各ノ
ード電位Vn1及びVn2の出力レベルをとると、その
特性曲線は、図8に示すように、一方のノード電位Vn
1に関しては、 kHEsinθで示すサインカーブ(実
線で示す)を描くことになり、他方のノード電位Vn2
に関しては、−kHEsinθで示す負方向のサインカ
ーブ(破線で示す)を描くことになる。
【0101】従って、第1の差動増幅器21aからの出
力信号V1のレベルは、kHEsinθ−(−kHEsi
nθ)=2kHE sinθとなる。
【0102】次に、第3及び第4のギャップ4c及び4
d上における各第1のMR素子5c及び5dに関してみ
ると、第4のギャップ4d上の第1のMR素子5dが、
第3のギャップ4c上の第1のMR素子5cに対して角
度180°ほどフェライトコア3の円周に沿って離間し
た位置、即ち180°対向の位置にあり、更にこれら第
1のMR素子5c及び5dを結ぶ線nと、第1及び第2
のギャップ4a及び4b上における各第1のMR素子5
a及び5bを結ぶ線mとのなす角が90°であることか
ら、第3のギャップ4c上の第1のMR素子5cに加わ
る抵抗変化に寄与する磁界は、正方向のバイアス磁界H
B と地磁気HE の短軸方向成分 HEsin(90°−
θ)=HE cosθとの合成成分(HB + HEcos
θ)となり、また、第4のギャップ4d上の第1のMR
素子5dに加わる抵抗変化に寄与する磁界は、負方向の
バイアス磁界−HB と地磁気HE の短軸方向成分 HE
in(90°−θ)=HE cosθとの合成成分(−H
B + HEcosθ)となる。従って、第3及び第4のギ
ャップ4c及び4d上の各第1のMR素子5c及び5d
の抵抗値は、それぞれR−H特性上、磁界(HB + HE
cosθ)及び磁界(−HB + HEcosθ)に対応し
た値となる。
【0103】ここで、横軸に方位θをとり、縦軸に各ノ
ード電位Vn3及びVn4の出力レベルをとると、その
特性曲線は、図10に示すように、一方のノード電位V
n3に関しては、 kHEcosθで示すコサインカーブ
(一点鎖線で示す)を描くことになり、他方のノード電
位Vn4に関しては、−kHEcosθで示す負方向の
コサインカーブ(二点鎖線で示す)を描くことになる。
【0104】従って、第2の差動増幅器21bからの出
力信号V2のレベルは、kHEcosθ−(−kHEco
sθ)=2kHE cosθとなる。
【0105】以上のことから、地磁気HE の方位θは、
以下の(7)式から求めることができる。 θ = tan-1(V1/V2) …………(7)
【0106】そして、この第1の変形例においては、演
算回路12にて上記演算を行うことにより、地磁気HE
の方位θを求める。
【0107】このように、上記変形例においては、第1
及び第2のギャップ4a及び4b上に形成された第1の
MR素子5a及び5bを結ぶ線mと、第3及び第4のギ
ャップ4c及び4d上に形成された第1のMR素子5c
及び5dを結ぶ線nとのなす角(配列角)が90°であ
ることから、上記(7)式に示すように、演算回路12
での地磁気方位θの演算が簡単になり、その結果、メモ
リや複雑な制御回路等を搭載させる必要がなくなり、簡
単なアナログ回路あるいはディジタル回路にて構成する
ことが可能となる。
【0108】もちろん、この変形例においても、上記第
2実施例と同様に、第1及び第2の差動増幅器21a及
び21bからは、ノイズ成分が抑圧され、かつ信号成分
が増大された信号が出力されることになり、後段におい
て地磁気方位θを演算するための信号のS/Nを向上さ
せることができる。このことから、演算回路12におけ
る地磁気方位θの演算を高精度に行わせることができ、
方位検出に関する高信頼性を達成させることができる。
【0109】また、磁界に感応する第1のMR素子5a
〜5dと温度補償用の第2のMR素子6a〜6dとの直
列接続点のノード電位Vn1〜Vn4をそれぞれ第1及
び第2の差動増幅器21a及び21bを介して演算回路
12に供給するようにしているため、環境温度の変化を
第2のMR素子6a〜6dが吸収するかたちとなり、そ
の検出レベルは、温度の変化には左右されないものとな
る。
【0110】従って、この変形例に係る地磁気方位セン
サーを、例えば陰極線管内あるいはその周囲に配置した
としても、その温度変化には感応せず、安定に地磁気方
位情報を得ることができる。
【0111】また、第1のMR素子5a〜5dを、コイ
ルLが巻回されたフェライトコア3に形成されたギャッ
プ4a〜4d上にそれぞれ配し、上記第2のMR素子6
a〜6dを、上記各ギャップ4a〜4dの近傍における
フェライトコア3上にそれぞれ配することにより、簡単
な構成で、第1のMR素子5a〜5dに対してバイアス
磁界HB を印加させることができ、地磁気方位センサー
自体の小型化を達成させることが可能となる。従って、
陰極線管内への地磁気方位センサーの設置が容易にな
り、コンバージェンスのドリフト防止用のセンサーとし
て十分機能させることが可能となる。
【0112】この変形例においては、上記第1実施例と
同様に、地磁気の方位θが0≦θ≦360°の範囲で変
化する場合に有効であり、例えば船や車等の移動するも
のに設けられるテレビジョン受像機等の陰極線管におけ
るコンバージェンスのドリフトを防止する場合に有効と
なる。
【0113】上記第1実施例及び第2実施例において
は、第1及び第2のMR素子(5a〜5d)及び(6a
〜6d)を、例えばFeNi系の強磁性体膜にて形成す
るようにしたが、その他CoNi系の強磁性体膜にて形
成するようにしてもよい。また、InSb,InAs,
InAsP,GaAs,Si,Ge等の磁電半導体素子
で形成するようにしてもよい。この場合、抵抗変化に寄
与するバイアス磁界HB及び地磁気HE の印加方向は、
上記磁電半導体素子の板面を垂直方向に貫く方向とな
る。
【0114】また、上記例では、コイルLに直流電流を
供給して直流のバイアス磁界HB を発生させるようにし
たが、その他コイルLに交流電流を供給して交流のバイ
アス磁界を発生させるようにしてもよい。
【0115】
【発明の効果】本発明に係る地磁気方位センサーによれ
ば、バイアス磁界中に、少なくとも2方向にそれぞれ地
磁気を抵抗変化として検出する第1の磁気抵抗効果素子
を配し、上記複数の第1の磁気抵抗効果素子とそれぞれ
直列接続される温度補償用の第2の磁気抵抗効果素子を
設け、更に上記第1の磁気抵抗効果素子と上記第2の磁
気抵抗効果素子とのノード電位と、上記複数の第1の磁
気抵抗効果素子の配列角に基づいて、地磁気方位情報を
取り出す検出回路を設けるようにしたので、全体構成を
小型軽量に作製でき、製造コストの面でも有利になる。
また、陰極線管などの温度変化が激しい環境下において
も、安定に、かつ高精度に地磁気の方位を検出すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地磁気方位センサーの第1実施例
を示す構成図である。
【図2】第1実施例に係る地磁気方位センサーに用いら
れる第1のMR素子及び第2のMR素子を模式的に示す
平面図である。
【図3】第1のMR素子及び第2のMR素子の外部磁界
に対する抵抗値の変化(R−H特性)を示す特性図であ
る。
【図4】第1実施例に係る地磁気方位センサーにおい
て、その地磁気の方位の変化に対するノード電位の出力
レベルの変化を示す特性図である。
【図5】第1実施例の第1の変形例に係る地磁気方位セ
ンサーを示す構成図である。
【図6】第1実施例の第2の変形例に係る地磁気方位セ
ンサーを示す構成図である。
【図7】本発明に係る地磁気方位センサーの第2実施例
を示す構成図である。
【図8】第2実施例に係る地磁気方位センサーにおい
て、その地磁気の方位の変化に対するノード電位の出力
レベルの変化を示す特性図である。
【図9】第2実施例の変形例に係る地磁気方位センサー
を示す構成図である。
【図10】第2実施例の変形例に係る地磁気方位センサ
ーにおいて、その地磁気の方位の変化に対するノード電
位の出力レベルの変化を示す特性図である。
【図11】従来例に係る磁石式の地磁気方位センサー
(磁気コンパス)を示す平面図である。
【符号の説明】
1 地磁気検出部 2 検出回路部 L コイル 3 フェライトコア 4a〜4d 第1〜第4のギャップ 5a〜5d 第1のMR素子 6a〜6d 第2のMR素子 7a,7b,8a,8b 電極 11a及び11b 第1及び第2のアンプ 12 演算回路 21 差動増幅器 21a及び21b 第1及び第2の差動増幅器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイアス磁界中に、少なくとも2方向に
    それぞれ地磁気を抵抗変化として検出する第1の磁気抵
    抗効果素子が配され、 上記複数の第1の磁気抵抗効果素子とそれぞれ直列接続
    される温度補償用の第2の磁気抵抗効果素子を有し、 上記第1の磁気抵抗効果素子と上記第2の磁気抵抗効果
    素子とのノード電位と、上記複数の第1の磁気抵抗効果
    素子の配列角に基づいて、地磁気方位情報を取り出す検
    出回路を有することを特徴とする地磁気方位センサー。
  2. 【請求項2】 上記第1の磁気抵抗効果素子は、コイル
    が巻回された円環状コアに形成されたギャップ上に配さ
    れ、 上記第2の磁気抵抗効果素子は、上記ギャップの近傍に
    おける上記円環状コア上に配されていることを特徴とす
    る請求項1記載の地磁気方位センサー。
  3. 【請求項3】 上記複数の第1の磁気抵抗効果素子は、
    それぞれ容易軸が互いに180°となる方向に配されて
    いることを特徴とする請求項1又は2記載の地磁気方位
    センサー。
  4. 【請求項4】 上記第1の磁気抵抗効果素子は、それぞ
    れ4つ設けられ、かつ互いに対を構成する2つの上記第
    1の磁気抵抗効果素子が180°対向で配され、 上記検出回路は、互いに対を構成する2つの上記第1の
    磁気抵抗効果素子に関するノード電位が入力される差動
    増幅器をそれぞれ2つ有し、各差動増幅器からの出力
    と、一方の対を構成する2つの上記第1の磁気抵抗効果
    素子と他方の対を構成する2つの上記第1の磁気抵抗効
    果素子との配列角に基づいて地磁気方位情報を取り出す
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の地磁気方位セン
    サー。
  5. 【請求項5】 上記複数の第1の磁気抵抗効果素子は、
    それぞれ容易軸が互いに90°となる方向に配されてい
    ることを特徴とする請求項1、2又は4のいずれか1記
    載の地磁気方位センサー。
  6. 【請求項6】 上記第1及び第2の磁気抵抗効果素子
    は、同一の強磁性体膜で形成されていることを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれか1記載の地磁気方位センサ
    ー。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7496206B2 (en) * 2003-09-24 2009-02-24 Siemens Audiologische Technik Gmbh Hearing aid with a magnetic field-controlled switch, and operating method therefor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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