JPH0743541Y2 - 組合せオイルリングのスペーサエキスパンダの合口重なり防止構造 - Google Patents
組合せオイルリングのスペーサエキスパンダの合口重なり防止構造Info
- Publication number
- JPH0743541Y2 JPH0743541Y2 JP1989091547U JP9154789U JPH0743541Y2 JP H0743541 Y2 JPH0743541 Y2 JP H0743541Y2 JP 1989091547 U JP1989091547 U JP 1989091547U JP 9154789 U JP9154789 U JP 9154789U JP H0743541 Y2 JPH0743541 Y2 JP H0743541Y2
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- piece
- abutment
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は内燃機関に使用される組合せオイルリングの断
面略コ字形スペーサエキスパンダの合口重なり防止構造
に関する。
面略コ字形スペーサエキスパンダの合口重なり防止構造
に関する。
組合せオイルリングは通常1ケのスペーサエキスパンダ
の上下面に各1ケのサイドレールを配し、スペーサエキ
スパンダにより前記サイドレールをシリンダ内壁面に押
接して、潤滑油のかき上げ、かき下ろし作用を行い、シ
リンダ内壁面に常に適切な油膜を形成させて、ピストン
リングとシリンダの摩耗を最小限にするものである。
の上下面に各1ケのサイドレールを配し、スペーサエキ
スパンダにより前記サイドレールをシリンダ内壁面に押
接して、潤滑油のかき上げ、かき下ろし作用を行い、シ
リンダ内壁面に常に適切な油膜を形成させて、ピストン
リングとシリンダの摩耗を最小限にするものである。
そして、スペーサエキスパンダとして、断面略コ字形の
ものが知られている。
ものが知られている。
このようなスペーサエキスパンダをピストンのオイルリ
ング溝に装着するときは、スペーサエキスパンダの合口
を拡げてオイルリング溝内に入れ、リング溝内でスペー
サエキスパンダの合口端部を突き合わせ、サイドレール
を正規の位置にセットする。そして、サイドレール合口
を閉じつつピストンをシリンダ内に装着する。
ング溝に装着するときは、スペーサエキスパンダの合口
を拡げてオイルリング溝内に入れ、リング溝内でスペー
サエキスパンダの合口端部を突き合わせ、サイドレール
を正規の位置にセットする。そして、サイドレール合口
を閉じつつピストンをシリンダ内に装着する。
この作業時に、スペーサエキスパンダの一方の合口端部
が他方の合口端部を乗り越えて、合口端部が重なること
がある。
が他方の合口端部を乗り越えて、合口端部が重なること
がある。
このような状態でピストンに組み付けられた場合は、サ
イドレールに張力を与えることができず、スペーサエキ
スパンダの機能を果たさない。
イドレールに張力を与えることができず、スペーサエキ
スパンダの機能を果たさない。
したがって、このような合口端部の重なりを防止するた
めに、コイルをスペーサエキスパンダの合口を挟んだ両
側に溶接等により固定し、その中を挿通するガイド棒を
合口に跨がって設けることにより、合口の開閉時のガイ
ドとなすことが提案された(実開昭64−32447号参
照)。
めに、コイルをスペーサエキスパンダの合口を挟んだ両
側に溶接等により固定し、その中を挿通するガイド棒を
合口に跨がって設けることにより、合口の開閉時のガイ
ドとなすことが提案された(実開昭64−32447号参
照)。
しかしながら、上記ではコイルの外周を溶接等により固
定するため、作業性が悪い面を有している。
定するため、作業性が悪い面を有している。
本考案は以上の事情に鑑みてなされたもので、作業性よ
くガイド部材をスペーサエキスパンダに溶接固定でき
て、合口重なり防止を達成できる組合せオイルリングの
スペーサエキスパンダの合口重なり防止構造を提供する
ことを目的とする。
くガイド部材をスペーサエキスパンダに溶接固定でき
て、合口重なり防止を達成できる組合せオイルリングの
スペーサエキスパンダの合口重なり防止構造を提供する
ことを目的とする。
本考案の構成は、一対の円周方向に延びる上部片と下部
片とが軸方向に離間して配置し、これらの外周端が連結
部片で接続され、前記上部片と下部片の内周端に一対の
起立するサイドレール押圧片を備え、円周方向に多数の
オイル孔を備えた組合せオイルリングの断面略コ字形ス
ペーサエキスパンダにおいて、ガイド棒が挿通されるガ
イド孔を有しているガイド本体と、ガイド本体の端部に
外側に突出して設けられている溶接座とを備えているガ
イド部材が、前記スペーサエキスパンダの合口を挟んだ
両側において上部片と下部片との間に挿入配置されて、
前記溶接座が連結部片の内面に溶接固定されており、こ
れらのガイド部材のガイド本体に設けられているガイド
孔に挿通するガイド棒が合口に跨がって設けられている
ことを特徴とする。
片とが軸方向に離間して配置し、これらの外周端が連結
部片で接続され、前記上部片と下部片の内周端に一対の
起立するサイドレール押圧片を備え、円周方向に多数の
オイル孔を備えた組合せオイルリングの断面略コ字形ス
ペーサエキスパンダにおいて、ガイド棒が挿通されるガ
イド孔を有しているガイド本体と、ガイド本体の端部に
外側に突出して設けられている溶接座とを備えているガ
イド部材が、前記スペーサエキスパンダの合口を挟んだ
両側において上部片と下部片との間に挿入配置されて、
前記溶接座が連結部片の内面に溶接固定されており、こ
れらのガイド部材のガイド本体に設けられているガイド
孔に挿通するガイド棒が合口に跨がって設けられている
ことを特徴とする。
ガイド部材をスペーサエキスパンダの上部片と下部片と
の間に挿入配置して、溶接座を連結部片の内面に溶接固
定する際、溶接座がガイド孔を有しているガイド本体の
外周ではなく、ガイド本体の端部に外側に突出してガイ
ド本体とは別に設けられているので、その溶接作業を容
易に行え、かつ、安定した溶接強度を得るのが容易であ
る。さらには、ガイド孔形状が溶接によって損なわれる
のを防止できる。そして、ガイド棒は、スペーサエキス
パンダの合口を挟んだ両側にそれぞれ溶接固定されたガ
イド部材のガイド孔を挿通して合口に跨がった状態で装
着されており、スペーサエキスパンダをピストンのオイ
ルリング溝に組み付ける際、スペーサエキスパンダの合
口を拡げたとき、スペーサエキスパンダに溶接固定され
たガイド部材がガイド棒に沿って移動し、合口は常にガ
イド棒に案内されて拡がる。そしてピストンのオイルリ
ング溝に挿入された後、スペーサエキスパンダの合口を
閉じると、上記同様、スペーサエキスパンダに溶接固定
されたガイド部材がガイド棒に沿って移動し、合口は常
にガイド棒に案内されて、合口端部が重なることなく、
スペーサエキスパンダは合口を閉じた元の状態に戻る。
の間に挿入配置して、溶接座を連結部片の内面に溶接固
定する際、溶接座がガイド孔を有しているガイド本体の
外周ではなく、ガイド本体の端部に外側に突出してガイ
ド本体とは別に設けられているので、その溶接作業を容
易に行え、かつ、安定した溶接強度を得るのが容易であ
る。さらには、ガイド孔形状が溶接によって損なわれる
のを防止できる。そして、ガイド棒は、スペーサエキス
パンダの合口を挟んだ両側にそれぞれ溶接固定されたガ
イド部材のガイド孔を挿通して合口に跨がった状態で装
着されており、スペーサエキスパンダをピストンのオイ
ルリング溝に組み付ける際、スペーサエキスパンダの合
口を拡げたとき、スペーサエキスパンダに溶接固定され
たガイド部材がガイド棒に沿って移動し、合口は常にガ
イド棒に案内されて拡がる。そしてピストンのオイルリ
ング溝に挿入された後、スペーサエキスパンダの合口を
閉じると、上記同様、スペーサエキスパンダに溶接固定
されたガイド部材がガイド棒に沿って移動し、合口は常
にガイド棒に案内されて、合口端部が重なることなく、
スペーサエキスパンダは合口を閉じた元の状態に戻る。
第1〜2図において、スペーサエキスパンダ1は一対の
円周方向に延びる上部片2と下部片3とが軸方向に離間
して配置し、これらの外周端が連結部片4で接続され、
内周端には外方に起立する一対のサイドレール押圧片5,
6を備えて、軸方向断面が略コ字状をなすものである。
そして、上部片2と連結部片4と下部片3にわたって設
けられたオイル孔7が円周方向に等間隔をおいて多数形
成され、またオイル孔7間において上部のサイドレール
押圧片5と上部片2と連結部片4にかけて、並びに下部
のサイドレール押圧片6と下部片3と連結部片4にかけ
て設けられた一対の対向する切欠部8,9が、円周方向に
等間隔をおいて多数形成されている。
円周方向に延びる上部片2と下部片3とが軸方向に離間
して配置し、これらの外周端が連結部片4で接続され、
内周端には外方に起立する一対のサイドレール押圧片5,
6を備えて、軸方向断面が略コ字状をなすものである。
そして、上部片2と連結部片4と下部片3にわたって設
けられたオイル孔7が円周方向に等間隔をおいて多数形
成され、またオイル孔7間において上部のサイドレール
押圧片5と上部片2と連結部片4にかけて、並びに下部
のサイドレール押圧片6と下部片3と連結部片4にかけ
て設けられた一対の対向する切欠部8,9が、円周方向に
等間隔をおいて多数形成されている。
このスペーサエキスパンダ1は次のようにして形成され
る。
る。
第3図に示すように、スペーサエキスパンダ1の素材10
となる打ち抜き鋼帯は、薄鋼帯の長手方向に等間隔をお
いて亀甲状のオイル孔7を多数列設するとともに、これ
らのオイル孔7の間に幅方向に対向して配置する一対の
略V字状の切欠部8,9を設けたものである。亀甲状のオ
イル孔7の輪郭は、素材10の長手方向の縁辺に平行な一
対の直線部7a,7bと、長手方向に対称的に配置する一対
のく字状部7c,7dとからなる。また略V字状の切欠部8
の輪郭は、長手方向に対向して配置する外広がりのハ字
状の一対の直線部8a,8bと、それらの内端部を接続し素
材10の長手方向の縁辺に平行な直線部8cと、ハ字状の一
対の直線部8a,8bの外端部から素材10の長手方向の縁辺
に垂直に縁辺まで延びる一対の直線部8d,8eとからな
る。前記ハ字状の一対の直線部8a,8bは、オイル孔7の
く字状部7c,7dの隣接する一辺と平行をなす。切欠部9
の輪郭も切欠部8と同一の形状、大きさをなし、ハ字状
の一対の直線部9a,9bと、素材10の長手方向の縁辺に平
行な直線部9cと、素材10の長手方向の縁辺に垂直に縁辺
まで延びる一対の直線部9d,9eとからなる。
となる打ち抜き鋼帯は、薄鋼帯の長手方向に等間隔をお
いて亀甲状のオイル孔7を多数列設するとともに、これ
らのオイル孔7の間に幅方向に対向して配置する一対の
略V字状の切欠部8,9を設けたものである。亀甲状のオ
イル孔7の輪郭は、素材10の長手方向の縁辺に平行な一
対の直線部7a,7bと、長手方向に対称的に配置する一対
のく字状部7c,7dとからなる。また略V字状の切欠部8
の輪郭は、長手方向に対向して配置する外広がりのハ字
状の一対の直線部8a,8bと、それらの内端部を接続し素
材10の長手方向の縁辺に平行な直線部8cと、ハ字状の一
対の直線部8a,8bの外端部から素材10の長手方向の縁辺
に垂直に縁辺まで延びる一対の直線部8d,8eとからな
る。前記ハ字状の一対の直線部8a,8bは、オイル孔7の
く字状部7c,7dの隣接する一辺と平行をなす。切欠部9
の輪郭も切欠部8と同一の形状、大きさをなし、ハ字状
の一対の直線部9a,9bと、素材10の長手方向の縁辺に平
行な直線部9cと、素材10の長手方向の縁辺に垂直に縁辺
まで延びる一対の直線部9d,9eとからなる。
この素材10を長手方向に延びる一対の屈曲線A−A及び
B−Bに沿って同一方向に90度屈曲して、屈曲線A−A
及びB−B間で連結部片4を形成する。次いで、屈曲線
C−C及びD−Dに沿って先端部を外方へ斜めに屈曲し
て、屈曲線A−A及びC−C間、並びに屈曲線B−B及
びD−D間で、上部片2と下部片3を形成し、屈曲線C
−C及び屈曲線D−Dよりも先端部でサイドレール押圧
片5,6を形成する。
B−Bに沿って同一方向に90度屈曲して、屈曲線A−A
及びB−B間で連結部片4を形成する。次いで、屈曲線
C−C及びD−Dに沿って先端部を外方へ斜めに屈曲し
て、屈曲線A−A及びC−C間、並びに屈曲線B−B及
びD−D間で、上部片2と下部片3を形成し、屈曲線C
−C及び屈曲線D−Dよりも先端部でサイドレール押圧
片5,6を形成する。
ガイド部材11,12(第4図参照)はスペーサエキスパン
ダ1の合口を挟んだ両側にそれぞれ溶接固定される。ガ
イド部材11は一本の線材の両端部を溶接座11b,11cとし
て残し、それらの間にコイル状に巻回されたコイル状ガ
イド本体11aを形成したもので、両側の溶接座11b,11cは
同一直線上に配置する。そしてガイド部材11の外径は上
部片2の下面と下部片3の上面との間の寸法よりも小さ
い寸法を備え、また内径はガイド棒15(後述する)の外
径よりも大きい寸法を備え、スペーサエキスパンダ1の
内周側の開口から上部片2と下部片3との間に挿入さ
れ、一方の溶接座11bを一方の合口端部13の連結部片4
の内面にスポット溶接して固定し、もう一方の溶接座11
cを隣接する連結部片4の内面にスポット溶接して固定
する。もう一つのガイド部材12も上記ガイド部材11と同
一の形状、大きさをなし、もう一方の合口端部14側に上
記一方のガイド部材11と同様にして挿入され、ガイド本
体12aの両側の溶接座12b,12cが連結部片4の内面にスポ
ット溶接される。
ダ1の合口を挟んだ両側にそれぞれ溶接固定される。ガ
イド部材11は一本の線材の両端部を溶接座11b,11cとし
て残し、それらの間にコイル状に巻回されたコイル状ガ
イド本体11aを形成したもので、両側の溶接座11b,11cは
同一直線上に配置する。そしてガイド部材11の外径は上
部片2の下面と下部片3の上面との間の寸法よりも小さ
い寸法を備え、また内径はガイド棒15(後述する)の外
径よりも大きい寸法を備え、スペーサエキスパンダ1の
内周側の開口から上部片2と下部片3との間に挿入さ
れ、一方の溶接座11bを一方の合口端部13の連結部片4
の内面にスポット溶接して固定し、もう一方の溶接座11
cを隣接する連結部片4の内面にスポット溶接して固定
する。もう一つのガイド部材12も上記ガイド部材11と同
一の形状、大きさをなし、もう一方の合口端部14側に上
記一方のガイド部材11と同様にして挿入され、ガイド本
体12aの両側の溶接座12b,12cが連結部片4の内面にスポ
ット溶接される。
上記ガイド部材11,12の溶接作業時、ガイド部材11,12の
溶接座11b,11c,12b,12cがコイル状のガイド本体11a,12a
の外周ではなく、ガイド本体11a,12aの両端部に外側に
突出してガイド本体11a,12aとは別に設けられているた
め、スポット溶接作業を容易に行うことができ、かつ、
安定した溶接強度を得るのが容易である。さらには、コ
イル状ガイド本体11a,12aのガイド孔16,17形状が溶接に
よって損なわれるのを防止できる。
溶接座11b,11c,12b,12cがコイル状のガイド本体11a,12a
の外周ではなく、ガイド本体11a,12aの両端部に外側に
突出してガイド本体11a,12aとは別に設けられているた
め、スポット溶接作業を容易に行うことができ、かつ、
安定した溶接強度を得るのが容易である。さらには、コ
イル状ガイド本体11a,12aのガイド孔16,17形状が溶接に
よって損なわれるのを防止できる。
ガイド棒15は断面が円形で、スペーサエキスパンダ1と
略同一曲率をなす湾曲した丸棒であるが、その断面形状
は円形に限らず、またスペーサエキスパンダ1の曲率に
近い曲率で湾曲している程好ましい。このガイド棒15は
高温で弾性を有する鋼線によって作られるが、200℃以
上の耐熱性を有していれば樹脂等でもよく、その材質は
問わない。そして、このガイド棒15はスペーサエキスパ
ンダ1の合口を挟んだ両側に装着されたガイド部材11,1
2のガイド本体11a,12aのガイド孔16,17を挿通し、合口
に跨がった状態でスペーサエキスパンダ1に装着され
る。そしてこのガイド棒15の両端部はプレス加工により
偏平にされ、これらの偏平部18,19がガイド部材11,12に
係止され、ガイド部材11,12から抜けないように構成さ
れている。なお、実際の作業としては、ガイド部材11,1
2をスペーサエキスパンダ1に溶接固定した後、これら
のガイド部材11,12に偏平部18,19を設けていない湾曲し
た丸棒を通し、この丸棒の両端部に偏平部18,19を設け
る。
略同一曲率をなす湾曲した丸棒であるが、その断面形状
は円形に限らず、またスペーサエキスパンダ1の曲率に
近い曲率で湾曲している程好ましい。このガイド棒15は
高温で弾性を有する鋼線によって作られるが、200℃以
上の耐熱性を有していれば樹脂等でもよく、その材質は
問わない。そして、このガイド棒15はスペーサエキスパ
ンダ1の合口を挟んだ両側に装着されたガイド部材11,1
2のガイド本体11a,12aのガイド孔16,17を挿通し、合口
に跨がった状態でスペーサエキスパンダ1に装着され
る。そしてこのガイド棒15の両端部はプレス加工により
偏平にされ、これらの偏平部18,19がガイド部材11,12に
係止され、ガイド部材11,12から抜けないように構成さ
れている。なお、実際の作業としては、ガイド部材11,1
2をスペーサエキスパンダ1に溶接固定した後、これら
のガイド部材11,12に偏平部18,19を設けていない湾曲し
た丸棒を通し、この丸棒の両端部に偏平部18,19を設け
る。
したがって、第2図に示すように、ピストン20に組み付
ける前に、ガイド部材11,12とガイド棒15を上記の如く
スペーサエキスパンダ1に装着しておけば、スペーサエ
キスパンダ1をピストン20のオイルリング溝21に組み付
ける際、スペーサエキスパンダ1の合口を拡げたとき、
スペーサエキスパンダ1に溶接固定されたガイド部材1
1,12のガイド本体11a,12aがガイド棒15に沿って移動
し、合口は常にガイド棒15に案内されて拡がる。そして
オイルリング溝21に装着された後、スペーサエキスパン
ダ1の合口を閉じると、上記同様、スペーサエキスパン
ダ1に溶接固定されたガイド部材11,12のガイド本体11
a,12aがガイド棒15に沿って移動し、合口は常にガイド
棒15に案内されて、合口端部13,14が重なることなく、
スペーサエキスパンダ1は合口を閉じた元の状態に戻
る。
ける前に、ガイド部材11,12とガイド棒15を上記の如く
スペーサエキスパンダ1に装着しておけば、スペーサエ
キスパンダ1をピストン20のオイルリング溝21に組み付
ける際、スペーサエキスパンダ1の合口を拡げたとき、
スペーサエキスパンダ1に溶接固定されたガイド部材1
1,12のガイド本体11a,12aがガイド棒15に沿って移動
し、合口は常にガイド棒15に案内されて拡がる。そして
オイルリング溝21に装着された後、スペーサエキスパン
ダ1の合口を閉じると、上記同様、スペーサエキスパン
ダ1に溶接固定されたガイド部材11,12のガイド本体11
a,12aがガイド棒15に沿って移動し、合口は常にガイド
棒15に案内されて、合口端部13,14が重なることなく、
スペーサエキスパンダ1は合口を閉じた元の状態に戻
る。
なお、第2図において、22,23はスペーサエキスパンダ
1の上下面に配設されたサイドレール、24はシリンダ
で、スペーサエキスパンダ1のサイドレール押圧片5,6
によってサイドレール22,23が押圧されて、シリンダ24
の内壁面に押接される。
1の上下面に配設されたサイドレール、24はシリンダ
で、スペーサエキスパンダ1のサイドレール押圧片5,6
によってサイドレール22,23が押圧されて、シリンダ24
の内壁面に押接される。
なお、上記例では、偏平部18,19をガイド棒15の両端部
に設けたが、これに限るものではなくこの他例えばガイ
ド棒15の中央部に設けるようにしてもよい。また、上記
例では、ガイド棒15にガイド部材11,12との係止部とし
て偏平部18,19を設けたが、係止部はこれに限るもので
はなく、その他例えば屈曲部、せん断によるかえり等を
設けてもよく、あるいは耐熱性樹脂、耐熱性熱収縮チュ
ーブ、鉛等の軟質金属片等を固着してもよい。
に設けたが、これに限るものではなくこの他例えばガイ
ド棒15の中央部に設けるようにしてもよい。また、上記
例では、ガイド棒15にガイド部材11,12との係止部とし
て偏平部18,19を設けたが、係止部はこれに限るもので
はなく、その他例えば屈曲部、せん断によるかえり等を
設けてもよく、あるいは耐熱性樹脂、耐熱性熱収縮チュ
ーブ、鉛等の軟質金属片等を固着してもよい。
また、上記例ではガイド棒15は合口に跨がってスペーサ
エキスパンダ1の全周の一部に配置する長さを備えたも
のを使用したが、スペーサエキスパンダ1の略全周にわ
たる長さ(全周の3分の2以上が好ましい)を備えたガ
イド棒15を使用してもよい。なお、この場合、両端部に
係止部を設けなくともよいが、一端部あるいは両端部等
に係止部を設けるのが好ましい。係止部を設けない場合
は、ガイド棒15の両端は合口と180度反対側位置に配置
するようにするのが好ましい。
エキスパンダ1の全周の一部に配置する長さを備えたも
のを使用したが、スペーサエキスパンダ1の略全周にわ
たる長さ(全周の3分の2以上が好ましい)を備えたガ
イド棒15を使用してもよい。なお、この場合、両端部に
係止部を設けなくともよいが、一端部あるいは両端部等
に係止部を設けるのが好ましい。係止部を設けない場合
は、ガイド棒15の両端は合口と180度反対側位置に配置
するようにするのが好ましい。
また、ガイド部材11,12は上記のように両合口端部13,14
近傍に設けるのが好ましいが、合口端部13,14位置から
離れた位置に設けてもよい。しかしながら、その場合に
は、ガイド棒15の長さが長くなる。
近傍に設けるのが好ましいが、合口端部13,14位置から
離れた位置に設けてもよい。しかしながら、その場合に
は、ガイド棒15の長さが長くなる。
また、ガイド棒15にガイドされるガイド部材は、上記で
示したガイド部材11,12に限ることはなく、この他例え
ば第5〜9図に示すものなどでもよい。
示したガイド部材11,12に限ることはなく、この他例え
ば第5〜9図に示すものなどでもよい。
第5図に示すのは、ガイド部材30のガイド本体30aをな
すコイル線材が長手方向に隙間なく配設され(31はガイ
ド孔)、その両側の溶接座30b,30cをなす線材部分が偏
平につぶされた断面形状をなすものである。
すコイル線材が長手方向に隙間なく配設され(31はガイ
ド孔)、その両側の溶接座30b,30cをなす線材部分が偏
平につぶされた断面形状をなすものである。
第6図に示すものはガイド部材32のガイド本体32aがパ
イプで形成され(33はガイド孔)、その一端部の外周面
に平板片の溶接座32bの一端部を固着したものである。
イプで形成され(33はガイド孔)、その一端部の外周面
に平板片の溶接座32bの一端部を固着したものである。
第7図に示すものは、ガイド部材34が、パイプの一端部
を切欠して、パイプにてなるガイド本体34a(35はガイ
ド孔)の一端側に一体に断面円弧状の溶接座34bを形成
したものである。
を切欠して、パイプにてなるガイド本体34a(35はガイ
ド孔)の一端側に一体に断面円弧状の溶接座34bを形成
したものである。
第8図に示すものは、ガイド部材36が、パイプの両端部
を切欠して、パイプにてなるガイド本体36a(37はガイ
ド孔)の両端側に一体に断面円弧状の溶接座36b,36cを
形成したものである。
を切欠して、パイプにてなるガイド本体36a(37はガイ
ド孔)の両端側に一体に断面円弧状の溶接座36b,36cを
形成したものである。
第9図に示すものは、ガイド部材38が、板の中央部をU
字状に屈曲させて、U字形板にてなるガイド本体38aの
上端に外方に水平に延びる溶接座38b,38cを形成し、ガ
イド本体38aの対向片にガイド孔39を形成したものであ
る。
字状に屈曲させて、U字形板にてなるガイド本体38aの
上端に外方に水平に延びる溶接座38b,38cを形成し、ガ
イド本体38aの対向片にガイド孔39を形成したものであ
る。
以上のものは、スペーサエキスパンダ1の上部片2と下
部片3との間にスムーズに挿入できる大きさを備え、そ
れぞれのガイド孔31,33,35,37,39はガイド棒15がスムー
ズに挿入できる大きさの孔径を有している。
部片3との間にスムーズに挿入できる大きさを備え、そ
れぞれのガイド孔31,33,35,37,39はガイド棒15がスムー
ズに挿入できる大きさの孔径を有している。
また、本考案は上記で示した断面形状のスペーサエキス
パンダ1に限ることはなく、この他例えば第10図に示す
ように、断面略コ字状のスペーサエキスパンダ1のサイ
ドレール押圧片5,6の先端部が内方へ略水平に屈曲した
部分5a,6aを備え、この先端部5a,6aでオイルリング溝21
底とのバッククリアランスを一定に保持するようにし
て、自動組付時の組付性を良好にするようにしたものな
どがある。
パンダ1に限ることはなく、この他例えば第10図に示す
ように、断面略コ字状のスペーサエキスパンダ1のサイ
ドレール押圧片5,6の先端部が内方へ略水平に屈曲した
部分5a,6aを備え、この先端部5a,6aでオイルリング溝21
底とのバッククリアランスを一定に保持するようにし
て、自動組付時の組付性を良好にするようにしたものな
どがある。
以上説明したように本考案によれば、ガイド部材はスペ
ーサエキスパンダに溶接固定されているので、ピストン
のオイルリング溝への装着時等に脱落するおそれがな
い。そして、ガイド部材には溶接座がガイド孔を有して
いるガイド本体とは別に設けられているので、スペーサ
エキスパンダへの溶接作業性が良好であり、かつ、安定
した溶接強度を得るのが容易である。さらには、ガイド
孔形状が溶接によって損なわれるのを防止できる。そし
て、スペーサエキスパンダの合口端部が重なるのを確実
に防止できるものである。
ーサエキスパンダに溶接固定されているので、ピストン
のオイルリング溝への装着時等に脱落するおそれがな
い。そして、ガイド部材には溶接座がガイド孔を有して
いるガイド本体とは別に設けられているので、スペーサ
エキスパンダへの溶接作業性が良好であり、かつ、安定
した溶接強度を得るのが容易である。さらには、ガイド
孔形状が溶接によって損なわれるのを防止できる。そし
て、スペーサエキスパンダの合口端部が重なるのを確実
に防止できるものである。
第1図はガイド部材とガイド棒を装着した本考案に係る
一実施例のスペーサエキスパンダの合口部付近を示す一
部断面平面図、第2図はサイドレールと第1図のスペー
サエキスパンダを組み込んだピストンのオイルリング溝
部分の断面図、第3図はスペーサエキスパンダの素材を
示す平面図、第4図はガイド部材の斜視図、第5〜9図
はガイド部材の別の例を示す斜視図、第10図はスペーサ
エキスパンダの別の断面形状例を示す図である。 1はスペーサエキスパンダ、2は上部片、3は下部片、
4は連結部片、5,6はサイドレール押圧片、7はオイル
孔、8,9は切欠部、11,12,30,32,34,36,38はガイド部
材、11a,12a,30a,32a,34a,36a,38aはガイド本体、11b,1
1c,12b,12c,30b,30c,32b,34b,36b,36c,38b,38cは溶接
座、13,14は合口端部、15はガイド棒、16,17,31,33,35,
37,39はガイド孔、18,19は係止部、20はピストン、21は
オイルリング溝、22,23はサイドレール、24はシリン
ダ。
一実施例のスペーサエキスパンダの合口部付近を示す一
部断面平面図、第2図はサイドレールと第1図のスペー
サエキスパンダを組み込んだピストンのオイルリング溝
部分の断面図、第3図はスペーサエキスパンダの素材を
示す平面図、第4図はガイド部材の斜視図、第5〜9図
はガイド部材の別の例を示す斜視図、第10図はスペーサ
エキスパンダの別の断面形状例を示す図である。 1はスペーサエキスパンダ、2は上部片、3は下部片、
4は連結部片、5,6はサイドレール押圧片、7はオイル
孔、8,9は切欠部、11,12,30,32,34,36,38はガイド部
材、11a,12a,30a,32a,34a,36a,38aはガイド本体、11b,1
1c,12b,12c,30b,30c,32b,34b,36b,36c,38b,38cは溶接
座、13,14は合口端部、15はガイド棒、16,17,31,33,35,
37,39はガイド孔、18,19は係止部、20はピストン、21は
オイルリング溝、22,23はサイドレール、24はシリン
ダ。
Claims (1)
- 【請求項1】一対の円周方向に延びる上部片と下部片と
が軸方向に離間して配置し、これらの外周端が連結部片
で接続され、前記上部片と下部片の内周端に一対の起立
するサイドレール押圧片を備え、円周方向に多数のオイ
ル孔を備えた組合せオイルリングの断面略コ字形スペー
サエキスパンダにおいて、 ガイド棒が挿通されるガイド孔を有しているガイド本体
と、ガイド本体の端部に外側に突出して設けられている
溶接座とを備えているガイド部材が、前記スペーサエキ
スパンダの合口を挟んだ両側において上部片と下部片と
の間に挿入配置されて、前記溶接座が連結部片の内面に
溶接固定されており、これらのガイド部材のガイド本体
に設けられているガイド孔に挿通するガイド棒が合口に
跨がって設けられていることを特徴とする組合せオイル
リングのスペーサエキスパンダの合口重なり防止構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989091547U JPH0743541Y2 (ja) | 1989-08-03 | 1989-08-03 | 組合せオイルリングのスペーサエキスパンダの合口重なり防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989091547U JPH0743541Y2 (ja) | 1989-08-03 | 1989-08-03 | 組合せオイルリングのスペーサエキスパンダの合口重なり防止構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0330658U JPH0330658U (ja) | 1991-03-26 |
| JPH0743541Y2 true JPH0743541Y2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=31641022
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989091547U Expired - Lifetime JPH0743541Y2 (ja) | 1989-08-03 | 1989-08-03 | 組合せオイルリングのスペーサエキスパンダの合口重なり防止構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0743541Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0521652Y2 (ja) * | 1987-08-21 | 1993-06-03 | ||
| JPH0532690Y2 (ja) * | 1987-10-15 | 1993-08-20 |
-
1989
- 1989-08-03 JP JP1989091547U patent/JPH0743541Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0330658U (ja) | 1991-03-26 |
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