JPH0743836A - 投写スクリーン - Google Patents
投写スクリーンInfo
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- JPH0743836A JPH0743836A JP18638793A JP18638793A JPH0743836A JP H0743836 A JPH0743836 A JP H0743836A JP 18638793 A JP18638793 A JP 18638793A JP 18638793 A JP18638793 A JP 18638793A JP H0743836 A JPH0743836 A JP H0743836A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strands
- light
- projection screen
- light transparent
- nozzle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 投写スクリーンの製造に使用するノズルのオ
リフィスの間隔を広くでき、ノズルの強度低下を招くこ
となく、ノズルの加工も容易となる投写スクリーンを提
供する。 【構成】 透光性ストランドが多数本並列して配置さ
れ、隣接する透光性ストランドが接合されてシート状に
一体化されてなる投写スクリーンにおいて、透光性スト
ランドがポリカーボネート系樹脂を主成分とするととも
に、フッ素系樹脂粒子を0.05〜1.5重量%含有す
る投写スクリーン。
リフィスの間隔を広くでき、ノズルの強度低下を招くこ
となく、ノズルの加工も容易となる投写スクリーンを提
供する。 【構成】 透光性ストランドが多数本並列して配置さ
れ、隣接する透光性ストランドが接合されてシート状に
一体化されてなる投写スクリーンにおいて、透光性スト
ランドがポリカーボネート系樹脂を主成分とするととも
に、フッ素系樹脂粒子を0.05〜1.5重量%含有す
る投写スクリーン。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロジェクションテレ
ビやマイクロフィルムリーダー等の画面として用いられ
る投写スクリーンに関するものであり、さらに詳しくは
スクリーン斑等のない光学的に均一な投写スクリーンに
関するものである。
ビやマイクロフィルムリーダー等の画面として用いられ
る投写スクリーンに関するものであり、さらに詳しくは
スクリーン斑等のない光学的に均一な投写スクリーンに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】透過型スクリーンあるいは反射型スクリ
ーン等の投写スクリーンは、テレビジョン画像、マイク
ロフィルム像等を投写し、目的とする表示を実現するた
めに広く用いられている。この種のスクリーンは、観察
者が観察する際に明るく、視野角が拡大するように入射
面および/または出射面に所定のレンズ形状が付されて
おり、一般には両面レンチキュラーレンズが利用されて
いる。
ーン等の投写スクリーンは、テレビジョン画像、マイク
ロフィルム像等を投写し、目的とする表示を実現するた
めに広く用いられている。この種のスクリーンは、観察
者が観察する際に明るく、視野角が拡大するように入射
面および/または出射面に所定のレンズ形状が付されて
おり、一般には両面レンチキュラーレンズが利用されて
いる。
【0003】両面レンチキュラーレンズを用いた投写ス
クリーンでは、両面のレンズの軸のずれがスクリーン特
性に悪影響を及ぼすために、良好なスクリーン特性を得
るためには、両面のレンチキュラーレンズの位置合わせ
を正確に行うことが必要となってくる。しかし、両面レ
ンチキュラーレンズの製造方法としては、押出し成形
法、セルキャストによる注型法あるいは加熱プレス法等
が行われているが、これらはいずれも金属製等の母型を
直接的または間接的に樹脂板に転写する方式であり、母
型の寸法精度、成形時の型温度制御や両面母型の位置合
わせ等を全て正確に行うことは難しく、両面レンチキュ
ラーレンズの位置合わせ精度を十分向上させることは困
難であった。
クリーンでは、両面のレンズの軸のずれがスクリーン特
性に悪影響を及ぼすために、良好なスクリーン特性を得
るためには、両面のレンチキュラーレンズの位置合わせ
を正確に行うことが必要となってくる。しかし、両面レ
ンチキュラーレンズの製造方法としては、押出し成形
法、セルキャストによる注型法あるいは加熱プレス法等
が行われているが、これらはいずれも金属製等の母型を
直接的または間接的に樹脂板に転写する方式であり、母
型の寸法精度、成形時の型温度制御や両面母型の位置合
わせ等を全て正確に行うことは難しく、両面レンチキュ
ラーレンズの位置合わせ精度を十分向上させることは困
難であった。
【0004】一方、大型テレビジョンの高精細度化への
要求が高まってきており、投写スクリーンのレンチキュ
ラーレンズもファインピッチ化が求められてきている。
しかし、上記のような従来の製造方法では、1メートル
四方程度の両面レンチキュラーレンズを表裏両面のレン
ズ位置のずれを少なくしてファインピッチ化することは
容易でなく、ファインピッチ化の要求に十分に対応する
ことができなかった。そこで、本出願人は特開平3−2
00948号公報のように、隣接するストランド形成用
のオリフィスを小間隔を置いて近接させ、溶融樹脂がオ
リフィスから紡出した直後に径方向に膨大化する現象
(ベーラス効果)によって、隣接する透光性ストランド
同志を融着させる投写スクリーンの製造方法を提案して
いる。
要求が高まってきており、投写スクリーンのレンチキュ
ラーレンズもファインピッチ化が求められてきている。
しかし、上記のような従来の製造方法では、1メートル
四方程度の両面レンチキュラーレンズを表裏両面のレン
ズ位置のずれを少なくしてファインピッチ化することは
容易でなく、ファインピッチ化の要求に十分に対応する
ことができなかった。そこで、本出願人は特開平3−2
00948号公報のように、隣接するストランド形成用
のオリフィスを小間隔を置いて近接させ、溶融樹脂がオ
リフィスから紡出した直後に径方向に膨大化する現象
(ベーラス効果)によって、隣接する透光性ストランド
同志を融着させる投写スクリーンの製造方法を提案して
いる。
【0005】このような投写スクリーンにおいては、透
光性ストランドとして透明性が良好で加工性に優れたポ
リメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリ塩化
ビニル、ポリスチレン等が用いられている。中でも、透
明性および加工性に優れたポリメチルメタクリレートが
広く利用されている。しかし、飛行機等の乗り物や公共
の場所等に設置される投写スクリーンでは、防災上の観
点から難燃化が要求されるようになってきており、耐衝
撃性等の力学的性質に優れ、耐熱性および耐水性等の寸
法安定性に優れるとともに、難燃性に優れたポリカーボ
ネート系樹脂が使用されてきている。
光性ストランドとして透明性が良好で加工性に優れたポ
リメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリ塩化
ビニル、ポリスチレン等が用いられている。中でも、透
明性および加工性に優れたポリメチルメタクリレートが
広く利用されている。しかし、飛行機等の乗り物や公共
の場所等に設置される投写スクリーンでは、防災上の観
点から難燃化が要求されるようになってきており、耐衝
撃性等の力学的性質に優れ、耐熱性および耐水性等の寸
法安定性に優れるとともに、難燃性に優れたポリカーボ
ネート系樹脂が使用されてきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平3−2
00948号公報記載のような方法で、透光性ストラン
ドがポリカーボネート系樹脂からなる投写スクリーンを
製造する場合には、ポリカーボネート自体のベーラス効
果が小さいため、溶融したポリカーボネート系樹脂を紡
出するオリフィスの間隔を狭くしなければ、隣接する透
光性ストランド同志を隙間なく高精度に配列しシート状
に一体化することはできなかった。例えば、オリフィス
の孔径を1mmとした場合には、オリフィスは最大でも
1.13mm(ポリカーボネートのベーラス膨らみ度=
1.13)のピッチで形成しなければならず、隣接する
オリフィスの間隔は0.13mmと非常に近接した状態
で形成しなければならない。
00948号公報記載のような方法で、透光性ストラン
ドがポリカーボネート系樹脂からなる投写スクリーンを
製造する場合には、ポリカーボネート自体のベーラス効
果が小さいため、溶融したポリカーボネート系樹脂を紡
出するオリフィスの間隔を狭くしなければ、隣接する透
光性ストランド同志を隙間なく高精度に配列しシート状
に一体化することはできなかった。例えば、オリフィス
の孔径を1mmとした場合には、オリフィスは最大でも
1.13mm(ポリカーボネートのベーラス膨らみ度=
1.13)のピッチで形成しなければならず、隣接する
オリフィスの間隔は0.13mmと非常に近接した状態
で形成しなければならない。
【0007】このように、小さいピッチでオリフィスを
連続して多数形成すると、オリフィスを形成したライン
上でのノズルの強度が弱くなり、ノズルに亀裂が生じた
り、欠け、割れ等が起こりやすいという問題点を有して
いる。また、ノズルへのオリフィスの形成は、孔径の小
さいオリフィスを精密に小さいピッチで連続して均一に
形成しなければ、隣接する透光性ストランドが完全に融
着せずに部分的に間隙を生じたり、投写スクリーンとし
て使用した場合にスジや画像ムラ等が発生する等の欠陥
を生じるため、ノズルの加工も非常に困難となる等の問
題点を有している。特に、1つのノズルに数千個ものオ
リフィスを形成して、幅の広い投写スクリーンを製造す
る場合には、このようなノズル強度およびノズル加工の
問題は非常に重要になってくる。
連続して多数形成すると、オリフィスを形成したライン
上でのノズルの強度が弱くなり、ノズルに亀裂が生じた
り、欠け、割れ等が起こりやすいという問題点を有して
いる。また、ノズルへのオリフィスの形成は、孔径の小
さいオリフィスを精密に小さいピッチで連続して均一に
形成しなければ、隣接する透光性ストランドが完全に融
着せずに部分的に間隙を生じたり、投写スクリーンとし
て使用した場合にスジや画像ムラ等が発生する等の欠陥
を生じるため、ノズルの加工も非常に困難となる等の問
題点を有している。特に、1つのノズルに数千個ものオ
リフィスを形成して、幅の広い投写スクリーンを製造す
る場合には、このようなノズル強度およびノズル加工の
問題は非常に重要になってくる。
【0008】本発明は、透光性ストランドとしてポリカ
ーボネート系樹脂を使用した場合にも、オリフィスの間
隔を広くでき、ノズルの強度低下を招くことなく、ノズ
ルの加工も容易となる投写スクリーンを提供することを
目的とするものである。
ーボネート系樹脂を使用した場合にも、オリフィスの間
隔を広くでき、ノズルの強度低下を招くことなく、ノズ
ルの加工も容易となる投写スクリーンを提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、このよう
な状況に鑑み、透光性ストランドの材料について鋭意検
討した結果、本発明に到達したものである。すなわち、
本発明の投写スクリーンは、透光性ストランドが多数本
並列して配置され、隣接する透光性ストランドが接合さ
れてシート状に一体化されてなる投写スクリーンにおい
て、透光性ストランドがポリカーボネート系樹脂を主成
分とするとともに、フッ素系樹脂粒子を0.05〜1.
5重量%含有することを特徴とするものである。
な状況に鑑み、透光性ストランドの材料について鋭意検
討した結果、本発明に到達したものである。すなわち、
本発明の投写スクリーンは、透光性ストランドが多数本
並列して配置され、隣接する透光性ストランドが接合さ
れてシート状に一体化されてなる投写スクリーンにおい
て、透光性ストランドがポリカーボネート系樹脂を主成
分とするとともに、フッ素系樹脂粒子を0.05〜1.
5重量%含有することを特徴とするものである。
【0010】本発明の投写スクリーンは、図1に示した
ように隣接する透光性ストランド1が接合され多数の透
光性ストランド1が並列に配置されて、シート状に一体
化されたものである。また、一般的には、各透光性スト
ランド1の間にアクリル系樹脂等に染料系、カーボンブ
ラック系の光吸収剤を含有してなる光吸収体2が形成さ
れている。本発明の透光性ストランドとしては、耐衝撃
性等の力学的性質、耐熱性、耐水性、寸法安定性および
難燃性の観点からポリカーボネート系樹脂を主成分とす
るものであって、ポリカーボネート系樹脂としては以下
の一般式(1)で表される反復単位を10〜400個程
度有するものでが挙げられる。
ように隣接する透光性ストランド1が接合され多数の透
光性ストランド1が並列に配置されて、シート状に一体
化されたものである。また、一般的には、各透光性スト
ランド1の間にアクリル系樹脂等に染料系、カーボンブ
ラック系の光吸収剤を含有してなる光吸収体2が形成さ
れている。本発明の透光性ストランドとしては、耐衝撃
性等の力学的性質、耐熱性、耐水性、寸法安定性および
難燃性の観点からポリカーボネート系樹脂を主成分とす
るものであって、ポリカーボネート系樹脂としては以下
の一般式(1)で表される反復単位を10〜400個程
度有するものでが挙げられる。
【0011】
【化1】
【0012】ここで、式中Aは2価の芳香族基であり、
具体的には次の(2)〜(6)等が例示できる。
具体的には次の(2)〜(6)等が例示できる。
【0013】
【化2】
【0014】
【化3】
【0015】
【化4】
【0016】
【化5】
【0017】
【化6】
【0018】このようなポリカーボネート系樹脂として
は、例えば、米国特許第3989672号に記載されて
いる方法等で製造され、その屈折率は1.57〜1.5
9のものが好ましい。本発明においては、ビスフェノー
ルAとホスゲンとの反応によって製造されたポリカーボ
ネート、すなわち上記一般式(1)においてAが上記
(6)の芳香族基のものであって、反復単位数が40〜
400の屈折率が約1.58のものが好ましい。
は、例えば、米国特許第3989672号に記載されて
いる方法等で製造され、その屈折率は1.57〜1.5
9のものが好ましい。本発明においては、ビスフェノー
ルAとホスゲンとの反応によって製造されたポリカーボ
ネート、すなわち上記一般式(1)においてAが上記
(6)の芳香族基のものであって、反復単位数が40〜
400の屈折率が約1.58のものが好ましい。
【0019】本発明においては、透光性ストランドとし
て、上記のようなポリカーボネート系樹脂とともにフッ
素系樹脂粒子を0.05〜1.5重量%の範囲で含有す
るものである。本発明で使用できるフッ素系樹脂粒子と
しては、例えば、ポリテトラフッ化エチレン、テトラフ
ッ化エチレン−フッ化プロピレン共重合体、テトラフッ
化エチレン−エチレン共重合体等の粒子が挙げられ、こ
れらを単独あるいは2種以上を組み合わせて使用するこ
とができる。中でも、ポリテトラフッ化エチレンが、フ
ィブリル化が比較的容易に行われるため好ましい。
て、上記のようなポリカーボネート系樹脂とともにフッ
素系樹脂粒子を0.05〜1.5重量%の範囲で含有す
るものである。本発明で使用できるフッ素系樹脂粒子と
しては、例えば、ポリテトラフッ化エチレン、テトラフ
ッ化エチレン−フッ化プロピレン共重合体、テトラフッ
化エチレン−エチレン共重合体等の粒子が挙げられ、こ
れらを単独あるいは2種以上を組み合わせて使用するこ
とができる。中でも、ポリテトラフッ化エチレンが、フ
ィブリル化が比較的容易に行われるため好ましい。
【0020】フッ素系樹脂粒子の含有量を0.05重量
%以上とすることにより、ポリカーボネート系樹脂のベ
ーラス効果を大きくでき、1.5重量%以下とすること
により、投写スクリーンとしての光透過率の低下を招く
ことなくポリカーボネート系樹脂のベーラス効果を大き
くできるものである。フッ素系樹脂粒子の含有量は、好
ましくは0.1〜1重量%の範囲である。また、フッ素
系樹脂粒子の粒径は、ストランド用オリフィスから紡出
するまでの流路中での詰まり防止等の観点から30μm
以下であることが好ましい。粒径を30μm以下とする
ことによって、投写スクリーンとしての光拡散剤として
効果も併せて発現することができる途ともに、溶融賦型
時のオリフィスの詰まりが抑制でき、スクリーン中の異
物欠陥として残存することもないものである。なお、本
発明においては、透光性ストランドとして適宜の着色剤
を混入させた有色透明のものでもよく、全体にあるいは
層状に光拡散剤を混入させたものでもよい。さらに、必
要に応じて光安定剤、耐熱劣化防止剤等の添加剤を添加
してもよい。
%以上とすることにより、ポリカーボネート系樹脂のベ
ーラス効果を大きくでき、1.5重量%以下とすること
により、投写スクリーンとしての光透過率の低下を招く
ことなくポリカーボネート系樹脂のベーラス効果を大き
くできるものである。フッ素系樹脂粒子の含有量は、好
ましくは0.1〜1重量%の範囲である。また、フッ素
系樹脂粒子の粒径は、ストランド用オリフィスから紡出
するまでの流路中での詰まり防止等の観点から30μm
以下であることが好ましい。粒径を30μm以下とする
ことによって、投写スクリーンとしての光拡散剤として
効果も併せて発現することができる途ともに、溶融賦型
時のオリフィスの詰まりが抑制でき、スクリーン中の異
物欠陥として残存することもないものである。なお、本
発明においては、透光性ストランドとして適宜の着色剤
を混入させた有色透明のものでもよく、全体にあるいは
層状に光拡散剤を混入させたものでもよい。さらに、必
要に応じて光安定剤、耐熱劣化防止剤等の添加剤を添加
してもよい。
【0021】本発明の投写スクリーンは、原理的には溶
融押出の手法によって製造されるが、以下図2〜図4を
参照して本発明の投写スクリーンの製造例について説明
する。 図2において、3は押出機、4はノズルを備え
たノズルホルダーであり、溶融したポリカーボネート系
樹脂とフッ素系樹脂粒子との混合物をオリフィスから吐
出させる。吐出方向は、上向き、下向きのいずれでもよ
いが、上向きに吐出させるほうが透光性ストランドの均
一化やピッチの設定等の点で好ましい。ノズルは、例え
ば、図3および図4(図3の部分拡大図)に示したよう
なオリフィス12および13を略馬蹄型に配置したもの
を使用する。オリフィス12は透光性ストランド形成用
のフッ素系樹脂粒子を含有したポリカーボネート系樹脂
を吐出し、オリフィス13は光吸収体用のアクリル系樹
脂等と光吸収剤の混合物を吐出する。
融押出の手法によって製造されるが、以下図2〜図4を
参照して本発明の投写スクリーンの製造例について説明
する。 図2において、3は押出機、4はノズルを備え
たノズルホルダーであり、溶融したポリカーボネート系
樹脂とフッ素系樹脂粒子との混合物をオリフィスから吐
出させる。吐出方向は、上向き、下向きのいずれでもよ
いが、上向きに吐出させるほうが透光性ストランドの均
一化やピッチの設定等の点で好ましい。ノズルは、例え
ば、図3および図4(図3の部分拡大図)に示したよう
なオリフィス12および13を略馬蹄型に配置したもの
を使用する。オリフィス12は透光性ストランド形成用
のフッ素系樹脂粒子を含有したポリカーボネート系樹脂
を吐出し、オリフィス13は光吸収体用のアクリル系樹
脂等と光吸収剤の混合物を吐出する。
【0022】吐出されたフッ素系樹脂粒子を含有したポ
リカーボネート系樹脂の透光性ストランドの環状シート
5は、溶融されたポリカーボネート系樹脂組成物がオリ
フィス12から紡出した直後に径方向に膨大化するベー
ラス効果によって、隣接する透光性ストランドが融着一
体化され、その一方の表面の各透光性ストランド間に光
吸収体が形成されて、環状ガイド6の内壁に沿って引き
上げられ、鏝状ガイド7および棒状ストレートガイド8
によって環状のシートを平面状シートに広げ、同時に棒
状ストレートガイドでシートの進行方向を変えて、ニッ
プローラー9で引き取り、リール10に捲き取られる。
なお、必要に応じて、シートに若干の加熱伸長を施して
もよい。
リカーボネート系樹脂の透光性ストランドの環状シート
5は、溶融されたポリカーボネート系樹脂組成物がオリ
フィス12から紡出した直後に径方向に膨大化するベー
ラス効果によって、隣接する透光性ストランドが融着一
体化され、その一方の表面の各透光性ストランド間に光
吸収体が形成されて、環状ガイド6の内壁に沿って引き
上げられ、鏝状ガイド7および棒状ストレートガイド8
によって環状のシートを平面状シートに広げ、同時に棒
状ストレートガイドでシートの進行方向を変えて、ニッ
プローラー9で引き取り、リール10に捲き取られる。
なお、必要に応じて、シートに若干の加熱伸長を施して
もよい。
【0023】得られた投写スクリーンの透光性ストラン
ド1の断面形状は、ノズル断面形状や紡出条件によっ
て、略卵形、円形あるいはだるま形等の種々の形状を適
宜選択できる。また、透光性ストランド1の大きさは、
スクリーンの用途や目的によっても異なるが、概ね0.
1〜1.5mm程度であり、スクリーンのファインピッ
チ化にも十分対応できるものである。さらに、透光性ス
トランド1の外表面は、平滑であってもよいし、外光の
写り込みを防止するために微細な凹凸を形成してもよ
い。本発明の投写スクリーンは、単一のシートから構成
されたものが好ましいが、複数のシートを連結して構成
させたものでもよい。また、本発明の投写スクリーンを
透過型スクリーンとして使用する場合には、光源側にフ
レネルレンズあるいはフレネルレンズと横レンチキュラ
ーレンズを組合わせたレンズシートを併用してた構成と
しても使用できる。
ド1の断面形状は、ノズル断面形状や紡出条件によっ
て、略卵形、円形あるいはだるま形等の種々の形状を適
宜選択できる。また、透光性ストランド1の大きさは、
スクリーンの用途や目的によっても異なるが、概ね0.
1〜1.5mm程度であり、スクリーンのファインピッ
チ化にも十分対応できるものである。さらに、透光性ス
トランド1の外表面は、平滑であってもよいし、外光の
写り込みを防止するために微細な凹凸を形成してもよ
い。本発明の投写スクリーンは、単一のシートから構成
されたものが好ましいが、複数のシートを連結して構成
させたものでもよい。また、本発明の投写スクリーンを
透過型スクリーンとして使用する場合には、光源側にフ
レネルレンズあるいはフレネルレンズと横レンチキュラ
ーレンズを組合わせたレンズシートを併用してた構成と
しても使用できる。
【0024】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
する。なお、ベーラス膨らみ度は、直径Dのオリフィス
から溶融した樹脂組成物を紡出した場合、紡出した直後
に径方向に膨大化した透光性ストランドの直径D’の比
(D’/D)で表されるものである。
する。なお、ベーラス膨らみ度は、直径Dのオリフィス
から溶融した樹脂組成物を紡出した場合、紡出した直後
に径方向に膨大化した透光性ストランドの直径D’の比
(D’/D)で表されるものである。
【0025】実施例1 図3および図4に示したノズルを用いて、図2の装置で
投写スクリーンを製作した。ノズルには、透光性ストラ
ンド用の孔径1mmのオリフィス12が1.25mmピ
ッチで1000個環状に配列され、このオリフィス12
の間に光吸収体用の孔径0.5mmのオリフィス13を
同数配列してある。オリフィス12にポリカーボネート
樹脂(三菱瓦斯化学社製ユーピロンH2000)に、ポ
リテトラフッ化エチレン粒子(粒径0,4μmの粒子
を、二次凝集体としての粒径が30μm以下となるよう
に、衝撃ミキシング、混練を行ったもの)0.5重量%
と無機シリカ4重量%を混入した混合溶融物(ベーラス
膨らみ度:1.30)を1つのオリフィス当たり0.2
g/分供給し、オリフィス13にはポリメチルメタクリ
レート(三菱レイヨン社製VH)に無機シリカ4重量%
とカーボンブラック2重量%を添加した混合溶融物を1
オリフィス当たり0.02g/分供給し、ノズル温度2
60℃で上向きに押し出した。押し出した後、隣接する
透光性ストランドの融着により形成された環状シート5
を環状ガイド6の内壁に沿って、1.3m/分の速度で
引き上げながら、鏝状ガイド7と棒状ストレートガイド
8によって平面状のシートに展開して、リール10に捲
き取った。なお、各ガイド内には40℃の温水を通して
シートの冷却を行った。得られたシートは、ピッチ0.
4mmで1000本の透光性ストランドが完全に融着一
体化し平面状に均一に配置されるとともに、各透光性ス
トランド間に光吸収体が形成されていた。
投写スクリーンを製作した。ノズルには、透光性ストラ
ンド用の孔径1mmのオリフィス12が1.25mmピ
ッチで1000個環状に配列され、このオリフィス12
の間に光吸収体用の孔径0.5mmのオリフィス13を
同数配列してある。オリフィス12にポリカーボネート
樹脂(三菱瓦斯化学社製ユーピロンH2000)に、ポ
リテトラフッ化エチレン粒子(粒径0,4μmの粒子
を、二次凝集体としての粒径が30μm以下となるよう
に、衝撃ミキシング、混練を行ったもの)0.5重量%
と無機シリカ4重量%を混入した混合溶融物(ベーラス
膨らみ度:1.30)を1つのオリフィス当たり0.2
g/分供給し、オリフィス13にはポリメチルメタクリ
レート(三菱レイヨン社製VH)に無機シリカ4重量%
とカーボンブラック2重量%を添加した混合溶融物を1
オリフィス当たり0.02g/分供給し、ノズル温度2
60℃で上向きに押し出した。押し出した後、隣接する
透光性ストランドの融着により形成された環状シート5
を環状ガイド6の内壁に沿って、1.3m/分の速度で
引き上げながら、鏝状ガイド7と棒状ストレートガイド
8によって平面状のシートに展開して、リール10に捲
き取った。なお、各ガイド内には40℃の温水を通して
シートの冷却を行った。得られたシートは、ピッチ0.
4mmで1000本の透光性ストランドが完全に融着一
体化し平面状に均一に配置されるとともに、各透光性ス
トランド間に光吸収体が形成されていた。
【0026】リール10に捲き取られたシート3枚を第
1のニップローラーを用いて引き取り、雰囲気温度14
0℃の第1の遠赤外線ヒーター中を、第2のニップロー
ラーによって1.05倍に伸長させながら通過させて、
シートの捲き癖を取り除いた。次いで、雰囲気温度16
0℃の第2の遠赤外線ヒーター中を、第3のニップロー
ラーを用いて1.1倍に伸長させながら通過させた後、
直ちに湾曲バー状の屈曲ガイドで3枚のシートを互いに
近接させながら融着させ、カッターで1mの長さに切断
した。この投写スクリーンにフレネルレンズを組合わせ
て透過型スクリーンとし、カラープロジェクションテレ
ビに取り付けて観察したが、スクリーン斑等のない光学
的に均一で、色調およびコントラストの良好な鮮明な画
面が得られた。
1のニップローラーを用いて引き取り、雰囲気温度14
0℃の第1の遠赤外線ヒーター中を、第2のニップロー
ラーによって1.05倍に伸長させながら通過させて、
シートの捲き癖を取り除いた。次いで、雰囲気温度16
0℃の第2の遠赤外線ヒーター中を、第3のニップロー
ラーを用いて1.1倍に伸長させながら通過させた後、
直ちに湾曲バー状の屈曲ガイドで3枚のシートを互いに
近接させながら融着させ、カッターで1mの長さに切断
した。この投写スクリーンにフレネルレンズを組合わせ
て透過型スクリーンとし、カラープロジェクションテレ
ビに取り付けて観察したが、スクリーン斑等のない光学
的に均一で、色調およびコントラストの良好な鮮明な画
面が得られた。
【0027】比較例1 実施例1と同様のノズルおよび装置を用いて、オリフィ
ス12にポリカーボネート樹脂(三菱瓦斯化学社製ユー
ピロンH2000)に無機シリカ4重量%を混合した混
合溶融物(ベーラス膨らみ度:1.13)を供給した以
外は、実施例1と同様の方法でシートを製作した。得ら
れたシートは、透明性ストランドが融着していない箇所
が存在しており、完全に一体化された均一なシートは得
られなかった。
ス12にポリカーボネート樹脂(三菱瓦斯化学社製ユー
ピロンH2000)に無機シリカ4重量%を混合した混
合溶融物(ベーラス膨らみ度:1.13)を供給した以
外は、実施例1と同様の方法でシートを製作した。得ら
れたシートは、透明性ストランドが融着していない箇所
が存在しており、完全に一体化された均一なシートは得
られなかった。
【0028】比較例2 ノズルとして、透光性ストランド用の孔径1mmのオリ
フィス12が1.1mmピッチで1000個環状に配列
され、このオリフィス12の間に光吸収体用の孔径0.
5mmのオリフィス13を同数配列してあるノズルを作
製し、図2の装置のノズルホルダー4にノズルを装着し
ようとしたが、オリフィス12間の隔壁にひび割れが生
じており使用することができなかった。
フィス12が1.1mmピッチで1000個環状に配列
され、このオリフィス12の間に光吸収体用の孔径0.
5mmのオリフィス13を同数配列してあるノズルを作
製し、図2の装置のノズルホルダー4にノズルを装着し
ようとしたが、オリフィス12間の隔壁にひび割れが生
じており使用することができなかった。
【0029】
【発明の効果】本発明の投写スクリーンは、透明性スト
ランドにポリカーボネート系樹脂とフッ素系樹脂粒子か
らなる樹脂組成物を用いることによって、ポリカーボネ
ート系樹脂のベーラス効果を大きくすることによって、
製造に使用するノズルのオリフィスの間隔を広くでき、
ノズルの強度低下を招くことなく、ノズルの加工も容易
となるものである。
ランドにポリカーボネート系樹脂とフッ素系樹脂粒子か
らなる樹脂組成物を用いることによって、ポリカーボネ
ート系樹脂のベーラス効果を大きくすることによって、
製造に使用するノズルのオリフィスの間隔を広くでき、
ノズルの強度低下を招くことなく、ノズルの加工も容易
となるものである。
【図1】本発明の投写スクリーンの一部を示す拡大斜視
図である。
図である。
【図2】本発明の投写スクリーンの製造に使用する装置
の概略図である。
の概略図である。
【図3】本発明の投写スクリーンの製造に使用するノズ
ルの概略図である。
ルの概略図である。
【図4】本発明の投写スクリーンの製造に使用するノズ
ルの一部分を示す概略的な拡大図である。
ルの一部分を示す概略的な拡大図である。
1 透光性ストランド 2 光吸収体 3 押出機 4 ノズルホールダー 5 透光性ストランドの環状シート 6 環状ガイド 7 鏝状ガイド 8 棒状ストレートガイド 9 ニップローラー 10 リール 11 ノズル 12 透光性ストランド用オリフィス 13 光吸収体用オリフィス
Claims (2)
- 【請求項1】 透光性ストランドが多数本並列して配置
され、隣接する透光性ストランドが接合されてシート状
に一体化されてなる投写スクリーンにおいて、透光性ス
トランドがポリカーボネート系樹脂を主成分とするとと
もに、フッ素系樹脂粒子を0.05〜1.5重量%含有
することを特徴とする投写スクリーン。 - 【請求項2】 フッ素系樹脂粒子が平均粒径30μm以
下であることを特徴とする請求項1記載の投写スクリー
ン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18638793A JPH0743836A (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 投写スクリーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18638793A JPH0743836A (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 投写スクリーン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0743836A true JPH0743836A (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=16187506
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18638793A Pending JPH0743836A (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 投写スクリーン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0743836A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110698833A (zh) * | 2019-10-26 | 2020-01-17 | 重庆融豪太视科技有限公司 | 一种用于制备投影屏幕的材料 |
-
1993
- 1993-07-28 JP JP18638793A patent/JPH0743836A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110698833A (zh) * | 2019-10-26 | 2020-01-17 | 重庆融豪太视科技有限公司 | 一种用于制备投影屏幕的材料 |
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