JPH0743859A - レンズ付きフイルムユニットおよびその製造方法 - Google Patents

レンズ付きフイルムユニットおよびその製造方法

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JPH0743859A
JPH0743859A JP19128693A JP19128693A JPH0743859A JP H0743859 A JPH0743859 A JP H0743859A JP 19128693 A JP19128693 A JP 19128693A JP 19128693 A JP19128693 A JP 19128693A JP H0743859 A JPH0743859 A JP H0743859A
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JP
Japan
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rear cover
body base
adhesive
cover
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JP19128693A
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English (en)
Inventor
Kanji Haniwara
寛二 埴原
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 後カバーが本体基部から不用意に分離される
ことを防止するとともに、面倒な前処理を不要にして低
コストでリサイクルできるようにする。 【構成】 本体基部11の背面及び底面を遮光するため
に、L字形をした後カバー13を爪係合により本体基部
11に係止する。このとき、本体基部11の縁部36が
後カバー13の溝35に嵌入される。この後、接着剤注
入口34から遮光性接着剤を注入して後カバー13を着
脱不可能に本体基部11に固着する。リサイクル時に
は、後カバー13の背面部13aを引き剥がすように力
を加えると、溝40から後カバー13が破壊され、本体
基部11から外される。前カバー12を本体基部11か
ら外すと、露光ユニット,ストロボユニットを外すこと
ができる。この両ユニットはテスト後再使用される。遮
光性接着剤は溶剤が既に揮発していて本体基部11等と
同様の樹脂となっているから、遮光性接着剤を削り落と
す等の前処理を行うことなく、本体基部11,前カバー
12,後カバー13はそのまま溶解してペレット化され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は予めフイルムを装填して
おり、これに露光を与える撮影機構を備えたレンズ付フ
イルムユニットおよびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】カメラを携帯していないときでも手軽に
写真撮影を楽しむことができるように、予め写真フイル
ムを内蔵するとともに、簡単な撮影機能を備えたレンズ
付きフイルムユニット(例えば、商品名「写ルンですエ
コノショット」)が本出願人により市販されている。こ
のレンズ付きフイルムユニットは、環境保全や産業廃棄
物を低減する等の観点から、フイルムパトローネを取り
除いた後のユニット本体は製造元の工場に回収して必要
なパーツ等を再利用できるように、徹底したユニット化
が図られている。すなわち、ユニット本体は、撮影レン
ズ,シャッタ,カウンタ機構,ファインダ等からなる露
光ユニットと、発光部,ストロボ回路からなるストロボ
ユニットと、パトローネ本体を装填するパトローネ室,
ロール状にフイルムを収納するフイルムロール室等が形
成され、露光ユニットおよびストロボユニットを取り付
ける本体基部と、この本体基部の前側に装着される前カ
バーと、本体基部の後側に装着される後カバーとから構
成されており、これらは爪係合によって着脱自在に取り
付けられている。
【0003】使用済フイルムが抜き取られた後のユニッ
ト本体は、露光ユニット,ストロボユニット,本体基
部,前カバー,後カバーに分解される。シャッタユニッ
ト,ストロボユニットは、検査を受けた後、クリーニン
グ処理を施し、異常が見つからないものはそのまま再使
用される。そして、ユニット本体を分解する際に損傷を
受けやすい前後のカバーと、フイルムロール室やフイル
ムレール等のフイルムが直接接触する部分が多く、これ
らの部分に汚れや傷が付いているとフイルムに傷を付け
るという重大な事故につながる本体基部とは、溶解,ペ
レット化して原材料として再利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本体基部と
後カバーの間にはフイルムが装填される関係上、これら
は光密に閉じられ、かつ不用意に分離されないことが必
要である。ところが、上述したように、後カバーを本体
基部に装着する手段として、組立が容易な爪係合のみを
採用していたため、例えばユーザの不用意な取り扱いに
よって本体基部から後カバーが分離されることがあっ
た。これを改善する手段として、例えば接着剤を使用し
て本体基部と後カバーとを分離不可能に固着する方法が
考えられるが、本体基部,後カバーを溶解,ペレット化
して再利用しようとする際に、この接着剤は取り除く必
要がある。接着剤を取り除くには、本体基部と後カバー
の両方の接着剤が付着した部分を削り落とす等の面倒な
前処理が必要となり、コストの面から問題となってい
た。
【0005】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、後カバーが本体基部から不用意に分離
されることを防止するとともに、接着剤が付着した部分
を削り落とす等の面倒な前処理を不要にして低コストで
リサイクルできるようにしたレンズ付きフイルムユニッ
トおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載のレンズ付きフイルムユニットは、
本体基部の突起を後カバーの溝に嵌入させて固着し、後
カバーを本体基部から分離させるために後カバーに外力
を加えた際には、前記溝から後カバーが再使用不能に破
壊されるようにしたものである。
【0007】請求項2記載のレンズ付きフイルムユニッ
トは、後カバーの少なくとも一か所に接着剤注入口を設
け、後カバーを本体基部に被せた後、接着剤注入口から
遮光性を有する接着剤を注入して後カバーを本体基部に
固着するものである。
【0008】請求項3記載のレンズ付きフイルムユニッ
トは、写真フイルムが装填される本体基部と、この本体
基部の背面を覆う背面部と本体基部の中央底面を覆う底
面部とがL字形をなすように一体に形成された後カバー
と、後カバーの背面部と底面部の交わるライン近傍のほ
ぼ中央部に形成され、後カバーを本体基部に被せた後、
遮光性を有する接着剤を注入して後カバーを本体基部に
固着する接着剤注入口と、後カバーの背面部と底面部の
交わるラインと並行にかつ接着剤注入口に近い背面部に
ライン状に形成された肉厚の薄い部分とから構成され、
後カバーを本体基部から分離させるために後カバーに外
力を加えた際には、前記肉厚の薄い部分から後カバーが
再使用不能に破壊されるようにしたものである。
【0009】請求項4記載のレンズ付きフイルムユニッ
トは、請求項2および3記載のレンズ付きフイルムユニ
ットにおいて、接着剤注入口の下方に位置する本体基部
の一部には、接着剤注入口から注入された接着剤の不要
な拡散を防止する溝部が形成されたものである。
【0010】請求項5記載のレンズ付きフイルムユニッ
トは、請求項2および3記載のレンズ付きフイルムユニ
ットにおいて、接着剤はカーボン含有スチロールの遮光
性ゲル状樹脂としたものである。
【0011】請求項6記載のレンズ付きフイルムユニッ
トの製造方法は、後カバーの少なくとも一か所に接着剤
注入口を設け、後カバーを本体基部に被せた後、接着剤
注入口から遮光性を有する接着剤を注入して後カバーを
本体基部に固着するものである。
【0012】
【作用】本体基部に後カバーを被せて本体基部の突起を
後カバーの溝に嵌入させて固着する。回収されたレンズ
付きフイルムユニットの後カバーを本体基部から分離さ
せるために後カバーに外力を加えると、溝から後カバー
が再使用不能に破壊される。また、後カバーを本体基部
に被せた後、接着剤注入口から遮光性を有する接着剤を
注入する。接着剤は本体基部に形成された溝部に入っ
て、本体基部と後カバーとを固定する。このとき、溝部
以外の部分に接着剤が浸入することがないからフイルム
給送路等に接着剤が付着するようなことがない。また、
接着剤はカーボン含有スチロールの遮光性ゲル状樹脂で
あるから、接着剤注入口から外光が入ることがない。ま
た、この接着剤は、その溶剤が揮発した後では本体基部
や後カバーと同様の樹脂となるから、本体基部や後カバ
ーを溶解,ペレット化する際に、接着剤が付着した部分
を削り落とす等の面倒な前処理を行う必要がなく、リサ
イクル費用の低コスト化に寄与することができる。
【0013】
【実施例】本発明のレンズ付きフイルムユニットの外観
を示す図2において、レンズ付きフイルムユニット1
は、撮影機構を備えたユニット本体2と、このユニット
本体2を収納する外ケース3とからなる。外ケース3
は、レンズ付きフイルムユニット1の外観を綺麗にする
ためのものであり、外面に印刷が施された紙箱等が用い
られる。この外ケース3には、レリーズボタン4,巻上
げノブ5,対物側ファインダ窓6,接眼側ファインダ窓
7,レンズフード8,フイルムカウンター9,ストロボ
発光部10を露出させるための穴が設けられ、外ケース
3に入れたままで、写真撮影ができるようになってい
る。
【0014】図1および図3において、ユニット本体2
は、本体基部11,前カバー12,後カバー13,露光
ユニット14およびストロボユニット15から構成され
ており、これらは爪係合によって着脱自在に取り付けら
れている。本体基部11,前カバー12,後カバー13
は、プラスチックでそれぞれ一体成形されている。本体
基部11には、パトローネ16を収納するパトローネ収
納室17と、このパトローネ16から引き出した未露光
のフイルム18をロール状に巻いて収納するフイルムロ
ール室19と、これらの間に配置された露光枠20とが
設けられている。この露光枠20は、撮影レンズ21の
歪曲収差を補正するために湾曲しており、また撮影レン
ズ21を通った光をフイルム18に導くための露光開口
20aが形成されている。
【0015】本体基部11は、その背面と、パトローネ
収納室17およびフイルムロール室19の底面とが開口
している。この背面側および底面側とを遮光するため
に、本体基部11および前カバー12に後カバー13が
装着される。本体基部11の底部11aには、後カバー
13に係合する係合爪22,23が一体に成形されてい
る。また、前カバー12の上部には、後カバー13の係
合爪24,25と係合される係合穴26,27がそれぞ
れ形成されている。
【0016】後カバー13は、本体基部11の背面に当
てられる背面部13aと底面部13bとからなり、全体
がL字形をしている。背面部13aの内側には、露光枠
20の曲面に合わせて中央部が凹むようにしたフイルム
支持部28が一体成形されている。底面部13bは、パ
トローネ収納室17の底面を遮光する開閉自在なカバー
板29,本体基部11の底部11aに当接するカバー板
30,フイルムロール室19の底面を遮光するカバー板
31から構成されている。中央のカバー板30には、係
合爪22,23に対応した位置に係合穴32,33がそ
れぞれ形成されている。このように、係合穴26,27
と突起24,25および係合爪22,23と係合穴3
2,33の係合で、後カバー13は本体基部11および
前カバー12に係止される。
【0017】前記背面部13aのカバー板30近傍に
は、接着剤注入口34が形成されており、後カバー13
を本体基部11および前カバー12に係止した後、ここ
から遮光性接着剤を注入して後カバー13を本体基部1
1に固着する。これに使用される遮光性接着剤として
は、例えばカーボン含有スチロールの遮光性ゲル状樹脂
が用いられる。
【0018】図4に示すように、後カバー13の内側の
接着剤注入口34の下部には溝35が形成されており、
本体基部11に後カバー13を被せたとき、溝35が本
体基部11の底部11aの縁部36に嵌入されるように
なっている。また、本体基部11には、外光が露光枠2
0側に洩れることを防止する遮光リブ37とともに溝3
8が形成されている。この溝38は、接着剤注入口34
から注入された遮光性接着剤を受け止めて遮光性接着剤
が他の部分へ拡散することを防止する。
【0019】前記接着剤注入口34の近傍には、後カバ
ー13の角39と平行に溝40が形成されている。この
溝40は、背面部13aの肉厚を薄くして、この部分か
ら後カバー13が容易に破壊されるようにするものであ
り、断面形状がV字形,U字形,円弧形等をしている。
したがって、後カバー13を取り外す際にドライバ等の
治具や指等で背面部13aの上部13bを前カバー12
から引き剥がすように強い力を加えると、係合爪24,
25と係合穴26,27との係合が解除されるととも
に、溝40の部分から背面部13aが容易に折り曲がり
又は破損し、背面部13aを本体基部11および前カバ
ー12から取り外すことができる。
【0020】カバー板29は、図5に示すように、角3
9を肉薄に成形しており、ここを中心に回動できるよう
になっている。カバー板29の自由端には、突起41お
よび係合爪42,43がそれぞれ一体成形されている。
一方、係合爪42,43に対応する前カバー12の部分
には端面がテーパー状になった突起44,45が形成さ
れている。したがって、カバー板29を回動させて本体
基部11側へ押圧すれば、係合爪42,43が突起4
4,45に係合してカバー板26が前カバー12に係止
され、パトローネ収納室15は光密に閉じられる。ま
た、突起41にドライバ等を引っ掛けて手前側に強く力
を加えれば、係合爪42,43と突起44,45との係
合が解除され、カバー板29を開き、パトローネ16を
取り出すことができる。
【0021】カバー板31もカバー板29と同様に角3
9を中心に回動できるようになっており、カバー板31
の自由端には係合爪31aが形成されている。この係合
爪31aに対応した前カバー12の部分には、テーパー
状になった係合部46が形成されている。すなわち、カ
バー板31を回動させて本体基部11側へ押圧すれば、
係合爪31aが係合部46に係合してカバー板31が前
カバー12に係止され、フイルムロール室19は光密に
閉じられる。
【0022】次に、レンズ付きフイルムユニット1の製
造について簡単に説明する。まず本体基部11に、露光
ユニット14およびストロボユニット15を取り付けて
から、本体基部11の前に、前カバー12を装着する。
前カバー12を取り付けた後に、ストロボ充電用の乾電
池47をストロボユニット15の電極部に挿入する。こ
の後、パトローネ16から未露光のフイルム18を引き
出してロール状のフイルムロール18aにする。フイル
ム18は、その後端がパトローネ16のスプール軸16
aに固定されている。パトローネ16をパトローネ収納
室17に、そしてフイルムロール18aをフイルムロー
ル室19にそれぞれ挿入する。このフイルム装填後に、
後カバー13を本体基部11および前カバー12に装着
して、本体基部11の背面と底面とを遮光する。
【0023】後カバー13の装着に際しては、後カバー
13の背面部13aを本体基部11に向けて押せば、後
カバー13の係合爪24,25が前カバー12の係合穴
26,27に係合するとともに、カバー板30の係合穴
32,33が、本体基部11の係合爪22,23に係合
する。このとき、本体基部11の縁部36が後カバー1
3の溝35に嵌入される。次に、カバー板29をパトロ
ーネ収納室17の底面に向けて押し込めば、係合爪4
2,43が突起44,45にそれぞれ係合してパトロー
ネ収納室17が光密に閉じられる。さらに、カバー板3
1をフイルムロール室19の底面に向けて押し込めば、
係合爪31aが係合部46に係合してフイルムロール室
19は光密に閉じられる。
【0024】この後、接着剤注入口34から遮光性接着
剤を適量注入することにより、後カバー13の溝35が
本体基部11の縁部36に固着される。このとき、遮光
性接着剤は溝38にて受け止められ、他に拡散すること
がない。また、接着剤注入口34は、遮光性接着剤によ
って塞がれるから、ここから外光が内部に洩れることが
ない。このフイルム装填および後カバー13の装着は暗
室内で行われる。このようにしてユニット本体2を組み
立てから、これを外ケース3でパッケージする。これら
の各工程は、自動組立機によって行うことができる。
【0025】撮影に際しては、ユニット本体2を外ケー
ス3に入れたまま行う。レリーズボタン4を押せば、シ
ャッタが作動して、撮影レンズ21を透過した撮影光が
露光開口20aの背後に位置しているフイルム18に入
射する。撮影後に、巻上げノブ5を回転すれば、フイル
ム18のうち露光された部分がパトローネ16内に巻き
取られ、未露光の部分が露光開口20aの背後にセット
される。全てのコマの撮影が終了すると、フイルム18
の全部がパトローネ16内に巻き込まれる。
【0026】撮影が終了したレンズ付きフイルムユニッ
ト1は、写真プリントのために現像所に提出される。現
像所では、ユニット本体2から紙箱3を剥がした後、カ
バー板29を開けてパトローネ収納室17の底面からパ
トローネ16を抜き出す。このパトローネ16は、写真
処理工程に回される。パトローネ16が取り出された空
のユニット本体2は、再利用のために製造メーカー等に
戻される。
【0027】製造メーカーでは、後カバー13を本体基
部11から取り外す。この取り外しは、後カバー13の
背面部13aに剥離するような力を付与することよっ
て、係合爪24,25と係合穴26,27との係合を解
除するとともに、背面部13aを溝40から変形させ
る。そのまま継続して背面部13aに力を付与すると、
後カバー13の溝35に本体基部11の縁部36が嵌入
しているとともに、これらが遮光性接着剤によって固着
されているから、背面部13aは溝40から折れる。こ
の後、カバー板31に剥離するような力を付与すること
により、係合爪31aが係合部46から外れ、前カバー
12と後カバー13との係合が解除される。この後、前
カバー12を本体基部11から引き剥がすと、露光ユニ
ット14およびストロボユニット15を本体基部11か
ら取り外すことができる。
【0028】露光ユニット14の撮影機能検査およびス
トロボユニット15の充電,発光試験を行い、この結果
が正常であればそれぞれ再使用に回される。露光ユニッ
ト14はフイルムカウンタ9を調節して目盛を初期値へ
戻してから、新しい本体基部に取り付けられる。また、
ストロボ充電用の乾電池47は新品のものに交換され、
使用済みのものは集められて廃棄もしくは電池製造メー
カーに戻される。
【0029】本体基部11,前カバー12および後カバ
ー13は、溶かされてペレット化され、本体基部や前カ
バーや後カバー等の成形用原料として再利用される。こ
のとき、本体基部11および後カバー13には、遮光性
接着剤が付着したままであるが、遮光性接着剤は溶剤が
すでに揮発していて本体基部11等の成形用原料と同一
樹脂となっているから、遮光性接着剤を削り落とす等の
前処理を行うことなく、そのまま溶解することができ
る。
【0030】以上説明した実施例では、溝40は背面部
13aの左右端までは形成していないが、これを左右端
まで延長してもよい。また、逆に、例えばカバー板30
の幅に合わせて溝40の長さを短くしてもよい。なお、
上記実施例では、接着剤にて後カバーを本体基部に固着
するようにしたが、必ずしも接着剤を使用しなくともよ
い。この場合には、溝35と縁部36との嵌合を強固な
ものにする。もしくは、例えば超音波溶着等の手段を用
いて溶着してもよい。また、後カバーの外側に溝40を
設けたが、これを省略することもできる。この場合に
は、溝35から後カバー13が破壊されるようになる。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のレ
ンズ付きフイルムユニットは、本体基部と後カバーとを
遮光性接着剤もしくは突起と溝との嵌合にて固着するよ
うにしたから、後カバーが不用意に本体基部から取り外
される心配がない。また、遮光性接着剤は溶剤が揮発し
た後は本体基部や後カバーの材料と同様の樹脂となるか
ら、接着剤が付着した部分を削り落とす等の面倒な処理
が不要になり、リサイクルの低コスト化に寄与すること
ができる。また、遮光性接着剤は本体基部に形成された
溝部によって溝部以外の部分に接着剤が侵入することが
ないから、フイルム給送路等に接着剤が付着する等の事
故を防止することができる。また、後カバーの一部に肉
厚の薄い部分を設け、ここから後カバーが容易に破壊さ
れるようにしたから、分解が容易になってリサイクルコ
ストの低減に寄与することができる。また、本発明のレ
ンズ付きフイルムユニットの製造方法によれば、後カバ
ーを本体基部に被せた後、接着剤注入口から遮光性を有
する接着剤を注入して後カバーを本体基部に固着したか
ら、簡単,確実に後カバーを本体基部に固定することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のユニット本体を背面側から観た分解斜
視図である。
【図2】図1に示すユニット本体を外ケースに収納した
状態を示す斜視図である。
【図3】露光ユニット,ストロボユニットを示すユニッ
ト本体の分解斜視図である。
【図4】接着剤注入口付近における本体基部と後カバー
との嵌合部分を示す側断面図である。
【図5】ユニット本体を背面側から示した斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 レンズ付きフイルムユニット 2 ユニット本体 11 本体基部 12 前カバー 13 後カバー 13a 背面部 14 露光ユニット 15 ストロボユニット 22,23,24,25,31a,41,42 係合爪 26,27,32,33 係合穴 34 接着剤注入口 35,38,40 溝 36 縁部 37 遮光リブ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フイルムが装填される本体基部と、
    この本体基部を遮光するように本体基部に装着される後
    カバーとを有するレンズ付きフイルムユニットにおい
    て、 前記本体基部の突起を後カバーの溝に嵌入させて固着
    し、後カバーを本体基部から分離させるために後カバー
    に外力を加えた際には、前記溝から後カバーが再使用不
    能に破壊されるようにしたことを特徴とするレンズ付き
    フイルムユニット。
  2. 【請求項2】 写真フイルムが装填される本体基部と、
    この本体基部を遮光するように本体基部に装着される後
    カバーとを有するレンズ付きフイルムユニットにおい
    て、 前記後カバーの少なくとも一か所に接着剤注入口を設
    け、後カバーを本体基部に被せた後、接着剤注入口から
    遮光性を有する接着剤を注入して後カバーを本体基部に
    固着することを特徴とするレンズ付きフイルムユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 写真フイルムが装填される本体基部と、
    この本体基部の背面を覆う背面部と本体基部の中央底面
    を覆う底面部とがL字形をなすように一体に形成された
    後カバーと、後カバーの背面部と底面部の交わるライン
    近傍のほぼ中央部に形成され、後カバーを本体基部に被
    せた後、遮光性を有する接着剤を注入して後カバーを本
    体基部に固着する接着剤注入口と、後カバーの背面部と
    底面部の交わるラインと並行にかつ接着剤注入口に近い
    背面部にライン状に形成された肉厚の薄い部分とから構
    成され、後カバーを本体基部から分離させるために後カ
    バーに外力を加えた際には、前記肉厚の薄い部分から後
    カバーが再使用不能に破壊されるようにしたことを特徴
    とするレンズ付きフイルムユニット。
  4. 【請求項4】 前記接着剤注入口の下方に位置する本体
    基部の一部には、接着剤注入口から注入された接着剤の
    不要な拡散を防止する溝部が形成されていることを特徴
    とする請求項2および3記載のレンズ付きフイルムユニ
    ット。
  5. 【請求項5】 前記接着剤は、カーボン含有スチロール
    の遮光性ゲル状樹脂であることを特徴とする請求項2お
    よび3記載のレンズ付きフイルムユニット。
  6. 【請求項6】 写真フイルムが装填された本体基部に遮
    光用の後カバーを固定するレンズ付きフイルムユニット
    の製造方法において、 前記後カバーの少なくとも一か所に接着剤注入口を設
    け、後カバーを本体基部に被せた後、接着剤注入口から
    遮光性を有する接着剤を注入して後カバーを本体基部に
    固着することを特徴とするレンズ付きフイルムユニット
    の製造方法。
JP19128693A 1993-08-02 1993-08-02 レンズ付きフイルムユニットおよびその製造方法 Pending JPH0743859A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5659802A (en) * 1996-06-10 1997-08-19 Eastman Kodak Company Apparatus and method for loading a single-use camera
US5862413A (en) * 1996-06-10 1999-01-19 Eastman Kodak Company Single-use camera with retainer cap for scroll of unexposed film
US5933657A (en) * 1995-08-29 1999-08-03 Eastman Kodak Company Making of film scrolls for prewind cameras
JP2016225378A (ja) * 2015-05-28 2016-12-28 京セラ株式会社 受発光素子モジュールおよびセンサ装置

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