JPH074428A - 軸受装置 - Google Patents
軸受装置Info
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- JPH074428A JPH074428A JP14185393A JP14185393A JPH074428A JP H074428 A JPH074428 A JP H074428A JP 14185393 A JP14185393 A JP 14185393A JP 14185393 A JP14185393 A JP 14185393A JP H074428 A JPH074428 A JP H074428A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軸受装置のスラスト軸受部における潤滑オイ
ルの飛散を防ぎ、必要な潤滑オイル量を確保し得るよう
にする。 【構成】 図はスラスト板13の構造を示しており、ス
パイラル形状で微小深さのスラスト軸受溝131を形成
する点は従来と同じであるが、ここではこれに加えてス
ラスト軸受溝131の外側に隣接する円周状の溝132
を形成し、これを充分に深くすることによってオイルが
軸受外部に流失しないようにし、ここに必要充分な量の
オイルを確保できるようにする。
ルの飛散を防ぎ、必要な潤滑オイル量を確保し得るよう
にする。 【構成】 図はスラスト板13の構造を示しており、ス
パイラル形状で微小深さのスラスト軸受溝131を形成
する点は従来と同じであるが、ここではこれに加えてス
ラスト軸受溝131の外側に隣接する円周状の溝132
を形成し、これを充分に深くすることによってオイルが
軸受外部に流失しないようにし、ここに必要充分な量の
オイルを確保できるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、計算機の外部記憶デ
ィスク装置、またはVTRヘッド等、高い回転精度が要
求される精密機器に使用して好適な軸受装置に関する。
ィスク装置、またはVTRヘッド等、高い回転精度が要
求される精密機器に使用して好適な軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディスク装置やVTRヘッド等の
スピンドル部分に使用される軸受装置として、回転精
度,信頼性の向上、または部品点数や組立工数を削減す
る目的から、例えば図12のような動圧流体軸受が使用
されている。図13はスラスト板上に形成されたスラス
ト軸受溝を示す平面図である。図12に示すものは動圧
流体軸受をディスク装置に適用した例で、軸受装置1は
大きくは円筒孔を有する軸受部材(スリーブ)11、こ
のスリーブ11に挿通されてディスクを保持するための
ハブ1aが装着された軸体12、さらには円盤状の支持
板(スラスト板)13などから構成される。
スピンドル部分に使用される軸受装置として、回転精
度,信頼性の向上、または部品点数や組立工数を削減す
る目的から、例えば図12のような動圧流体軸受が使用
されている。図13はスラスト板上に形成されたスラス
ト軸受溝を示す平面図である。図12に示すものは動圧
流体軸受をディスク装置に適用した例で、軸受装置1は
大きくは円筒孔を有する軸受部材(スリーブ)11、こ
のスリーブ11に挿通されてディスクを保持するための
ハブ1aが装着された軸体12、さらには円盤状の支持
板(スラスト板)13などから構成される。
【0003】軸体12にはヘリングボーン形状で微小溝
深さのラジアル軸受溝121,122が形成され、スリ
ーブ11の円筒孔内面との間にはオイル,グリース等の
適宜な潤滑流体(潤滑オイル)14a,14bで満たさ
れた微小隙間を形成している。また、スラスト板13に
は図13に示すように、スパイラル形状で微小深さのス
ラスト軸受溝131が形成され、軸体12の端面とオイ
ル,グリース等の適宜な潤滑オイル14cを介して当接
している。
深さのラジアル軸受溝121,122が形成され、スリ
ーブ11の円筒孔内面との間にはオイル,グリース等の
適宜な潤滑流体(潤滑オイル)14a,14bで満たさ
れた微小隙間を形成している。また、スラスト板13に
は図13に示すように、スパイラル形状で微小深さのス
ラスト軸受溝131が形成され、軸体12の端面とオイ
ル,グリース等の適宜な潤滑オイル14cを介して当接
している。
【0004】このような構成において、モータの電磁力
によりスリーブ11に対して軸体12が回転すると、ラ
ジアル軸受溝121,122は粘性ポンプ作用により、
潤滑オイル14a,14bをラジアル軸受溝121,1
22のヘリングボーンパターン折り返し部分に向かって
押し込むように動作し、潤滑オイル14a,14bには
圧力が発生する。これにより、軸体12はスリーブ11
に対し非接触で回転支持され、ラジアル軸受として機能
する。
によりスリーブ11に対して軸体12が回転すると、ラ
ジアル軸受溝121,122は粘性ポンプ作用により、
潤滑オイル14a,14bをラジアル軸受溝121,1
22のヘリングボーンパターン折り返し部分に向かって
押し込むように動作し、潤滑オイル14a,14bには
圧力が発生する。これにより、軸体12はスリーブ11
に対し非接触で回転支持され、ラジアル軸受として機能
する。
【0005】同様に、スラスト軸受溝131も軸体12
の回転により、潤滑オイル14cがスラスト軸受溝13
1の中心に押し込まれるように動作するため、潤滑オイ
ル14c内に圧力が発生し、軸体12は上方力16を受
けて浮上する。このとき、上方力16に対抗するように
軸受外部の力、例えば電磁吸引力等により軸方向に下方
力15を発生させれば、軸体12は非接触でスラスト支
持される。
の回転により、潤滑オイル14cがスラスト軸受溝13
1の中心に押し込まれるように動作するため、潤滑オイ
ル14c内に圧力が発生し、軸体12は上方力16を受
けて浮上する。このとき、上方力16に対抗するように
軸受外部の力、例えば電磁吸引力等により軸方向に下方
力15を発生させれば、軸体12は非接触でスラスト支
持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような軸受装置には下記のような問題がある。この点に
つき、以下に説明する。図14はかかる軸受装置1の組
立工程の一部を示すもので、スラスト板13をスリーブ
11に組み込む工程を示している。このとき、例えばマ
イクロディスペンサ等で潤滑オイル14cをスラスト板
13上に必要量だけ滴下させておき、この組み立て工程
で潤滑オイルの充填を行なう。
ような軸受装置には下記のような問題がある。この点に
つき、以下に説明する。図14はかかる軸受装置1の組
立工程の一部を示すもので、スラスト板13をスリーブ
11に組み込む工程を示している。このとき、例えばマ
イクロディスペンサ等で潤滑オイル14cをスラスト板
13上に必要量だけ滴下させておき、この組み立て工程
で潤滑オイルの充填を行なう。
【0007】ところが、軸受動作時、すなわち軸体12
がスラスト板13に対し、浮上すきまを形成するときに
必要とするオイル量を滴下しても、組み立て時に図15
のように軸体12がスラスト板13に当接する状態で
は、オイルの一部は軸受外部に14c2のように押し出
される。押し出されたオイル14c2は、軸体12が回
転を始めると、図16のように遠心力により飛散するた
め軸受部に戻らず、その結果オイル量が不足する。
がスラスト板13に対し、浮上すきまを形成するときに
必要とするオイル量を滴下しても、組み立て時に図15
のように軸体12がスラスト板13に当接する状態で
は、オイルの一部は軸受外部に14c2のように押し出
される。押し出されたオイル14c2は、軸体12が回
転を始めると、図16のように遠心力により飛散するた
め軸受部に戻らず、その結果オイル量が不足する。
【0008】この場合、軸受部に残留したオイル14c
1の気液境界面は軸受外周より内側に来るため、このス
ラスト軸受は理論的な軸受径φDtよりも小さいφDr
の軸受として機能することになる。したがって、本来の
軸受性能が得られず、例えば軸受浮上量の不足、または
軸受剛性の不足などの問題が発生し、軸受の信頼性が損
なわれるという問題が生じる。したがって、この発明の
課題はオイルを飛散させることなく、必要な潤滑オイル
量を軸受部に供給し得るようにすることにある。
1の気液境界面は軸受外周より内側に来るため、このス
ラスト軸受は理論的な軸受径φDtよりも小さいφDr
の軸受として機能することになる。したがって、本来の
軸受性能が得られず、例えば軸受浮上量の不足、または
軸受剛性の不足などの問題が発生し、軸受の信頼性が損
なわれるという問題が生じる。したがって、この発明の
課題はオイルを飛散させることなく、必要な潤滑オイル
量を軸受部に供給し得るようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、第1の発明では、軸受面を持つ軸体と、この軸受面
と対向する支持面をもつ支持板とからなり、前記軸受面
または支持面には微小深さの軸受溝を形成し、かつ軸受
面が支持面に対して所定の流体を介し動圧力により非接
触で支持される軸受装置において、前記軸受溝に隣接す
る外周部分または内周部分に位置し、かつ軸受溝と連通
する円周状の溝を、前記軸受面または支持面に少なくと
も1つ設けたことを特徴としている。
め、第1の発明では、軸受面を持つ軸体と、この軸受面
と対向する支持面をもつ支持板とからなり、前記軸受面
または支持面には微小深さの軸受溝を形成し、かつ軸受
面が支持面に対して所定の流体を介し動圧力により非接
触で支持される軸受装置において、前記軸受溝に隣接す
る外周部分または内周部分に位置し、かつ軸受溝と連通
する円周状の溝を、前記軸受面または支持面に少なくと
も1つ設けたことを特徴としている。
【0010】第2の発明では、軸受面を持つ軸体と、こ
の軸受面と対向する支持面をもつ支持板とからなり、前
記軸受面または支持面には微小深さの軸受溝を形成し、
かつ軸受面が支持面に対して所定の流体を介し動圧力に
より非接触で支持される軸受装置において、前記軸受溝
を横切るように位置する円周状の溝を、前記軸受面また
は支持面に少なくとも1つ設けたことを特徴としてい
る。なお、上記第1,第2の発明においては、前記円周
状の溝を、動圧支持力が発生する部分に向かって深さが
除々に浅くなるような断面形状を持つものとすることが
できる。
の軸受面と対向する支持面をもつ支持板とからなり、前
記軸受面または支持面には微小深さの軸受溝を形成し、
かつ軸受面が支持面に対して所定の流体を介し動圧力に
より非接触で支持される軸受装置において、前記軸受溝
を横切るように位置する円周状の溝を、前記軸受面また
は支持面に少なくとも1つ設けたことを特徴としてい
る。なお、上記第1,第2の発明においては、前記円周
状の溝を、動圧支持力が発生する部分に向かって深さが
除々に浅くなるような断面形状を持つものとすることが
できる。
【0011】
(1)軸受溝に隣接する外周部分または隣接する内周部
分に位置し、かつ軸受溝と連通する円周状の溝を、軸受
面または支持面に少なくとも1つ設けるようにすること
により、軸受動作中に必要な潤滑オイル量を軸受部に供
給し、設計通りの動圧スラスト軸受性能を得られるよう
にする。 (2)軸受溝を横切るように位置する円周状の溝を、軸
受面または支持面に少なくとも1つ設けるようにするこ
とにより、オイルシールとして機能するためオイルの飛
散を防止し、軸受の信頼性を長期に渡って確保し得るよ
うにする。 (3)上記(1),(2)の円周状の溝を、動圧支持力
が発生する部分に向かって溝深さが徐々に浅くなるよう
な断面形状とすることにより、円周状の溝部にオイルを
残留させないようにし、軸受溝部分に潤滑オイルをスム
ースに供給できるようにして本来の軸受動作を可能とす
る。
分に位置し、かつ軸受溝と連通する円周状の溝を、軸受
面または支持面に少なくとも1つ設けるようにすること
により、軸受動作中に必要な潤滑オイル量を軸受部に供
給し、設計通りの動圧スラスト軸受性能を得られるよう
にする。 (2)軸受溝を横切るように位置する円周状の溝を、軸
受面または支持面に少なくとも1つ設けるようにするこ
とにより、オイルシールとして機能するためオイルの飛
散を防止し、軸受の信頼性を長期に渡って確保し得るよ
うにする。 (3)上記(1),(2)の円周状の溝を、動圧支持力
が発生する部分に向かって溝深さが徐々に浅くなるよう
な断面形状とすることにより、円周状の溝部にオイルを
残留させないようにし、軸受溝部分に潤滑オイルをスム
ースに供給できるようにして本来の軸受動作を可能とす
る。
【0012】
【実施例】図1はこの発明の実施例を示す平面図であ
る。これは、スラスト板13の構造を示すもので、スパ
イラル形状で微小深さのスラスト軸受溝131を形成す
る点は従来と同様であるが、この発明では、これに加え
てスラスト軸受溝131の外側に隣接する円周状の溝1
32を形成して構成される。この円周状の溝132は、
例えば軸受溝131に比べて充分深く、従って充分な溝
容量を持つようにする。このため、組立工程などで、例
えば図2のように軸体12とスラスト板13とが当接し
ても、オイルが軸受外部に押し出されることなく、円周
状の溝132にスラスト軸受に必要なオイル量が確保さ
れることになる。
る。これは、スラスト板13の構造を示すもので、スパ
イラル形状で微小深さのスラスト軸受溝131を形成す
る点は従来と同様であるが、この発明では、これに加え
てスラスト軸受溝131の外側に隣接する円周状の溝1
32を形成して構成される。この円周状の溝132は、
例えば軸受溝131に比べて充分深く、従って充分な溝
容量を持つようにする。このため、組立工程などで、例
えば図2のように軸体12とスラスト板13とが当接し
ても、オイルが軸受外部に押し出されることなく、円周
状の溝132にスラスト軸受に必要なオイル量が確保さ
れることになる。
【0013】一方、軸受動作時に軸体12が浮上する場
合、図3のように円周状の溝132から充分な量のオイ
ル量が供給されるため、従来のようにオイル量が不足し
て実質的に軸受径が小さくなるといった不具合も生じな
い。また、スラスト軸受に必要なオイル量に対し、円周
状の溝132の溝容積に充分な余裕を持たせ、オイルを
必要量よりも多少多めに充填しておけば、充填量の厳密
なコントロールも必要なくなる、といったメリットも生
じる。
合、図3のように円周状の溝132から充分な量のオイ
ル量が供給されるため、従来のようにオイル量が不足し
て実質的に軸受径が小さくなるといった不具合も生じな
い。また、スラスト軸受に必要なオイル量に対し、円周
状の溝132の溝容積に充分な余裕を持たせ、オイルを
必要量よりも多少多めに充填しておけば、充填量の厳密
なコントロールも必要なくなる、といったメリットも生
じる。
【0014】なお、円周状の溝を上記ではスラスト板上
に設けるようにしたが、軸体の端面に上記と同様に形成
しても良い。また、図4に示すように溝内周部分,溝外
周部分の両側からオイルが押し込まれるスパイラルヘリ
ングボーン形状の溝の場合には、内外周両側から潤滑オ
イルが供給されるよう、図示のように軸受溝131の内
外周両側に円周状の溝132B,132Aを形成するこ
とが必要である。
に設けるようにしたが、軸体の端面に上記と同様に形成
しても良い。また、図4に示すように溝内周部分,溝外
周部分の両側からオイルが押し込まれるスパイラルヘリ
ングボーン形状の溝の場合には、内外周両側から潤滑オ
イルが供給されるよう、図示のように軸受溝131の内
外周両側に円周状の溝132B,132Aを形成するこ
とが必要である。
【0015】図5はこの発明の他の実施例を示す平面図
である。これもスラスト板13の構造を示すものである
が、ここでは円周状の溝132を軸受溝131を横切る
ように形成した点が特徴である。このとき、軸受溝13
1は円周状の溝132によって内周の部分と外周の部分
に分割されるが、そのときの溝部断面を図6に示す。
である。これもスラスト板13の構造を示すものである
が、ここでは円周状の溝132を軸受溝131を横切る
ように形成した点が特徴である。このとき、軸受溝13
1は円周状の溝132によって内周の部分と外周の部分
に分割されるが、そのときの溝部断面を図6に示す。
【0016】図6で軸受溝131の内周部分はC部に相
当し、動圧支持力を発生する軸受となる。円周状の溝1
32はB部に相当し、上記第1実施例の場合と同じく潤
滑オイルの保持,供給の役割を果たす。一方、軸受溝1
31の外周部分は同図ではA部に相当し、スラスト軸受
を構成する潤滑オイル14cから分離して軸受外部に出
ようとするオイル14c3を、スパイラル溝の粘性ポン
プ作用により、円周状の溝132に押し戻すように作用
する。したがって、この外周部分はオイルシールとして
機能し、その結果、オイルの飛散を防止して長期に亘る
信頼性を確保することができる。
当し、動圧支持力を発生する軸受となる。円周状の溝1
32はB部に相当し、上記第1実施例の場合と同じく潤
滑オイルの保持,供給の役割を果たす。一方、軸受溝1
31の外周部分は同図ではA部に相当し、スラスト軸受
を構成する潤滑オイル14cから分離して軸受外部に出
ようとするオイル14c3を、スパイラル溝の粘性ポン
プ作用により、円周状の溝132に押し戻すように作用
する。したがって、この外周部分はオイルシールとして
機能し、その結果、オイルの飛散を防止して長期に亘る
信頼性を確保することができる。
【0017】図1および図5のスラスト板は、第3の実
施例をも含んでいる。すなわち、円周状の溝132の断
面形状は図7のように、軸受溝部分131、つまり動圧
支持力が発生する部分に向かって徐々に浅くなるテーパ
状になっている。これにより、軸体12が浮上したと
き、毛管現象により円周状の溝132から軸受溝部分1
31へ、潤滑オイル14cがスムースに供給されること
になる。従って、円周状の溝部132にオイルが残留
し、軸受溝部分131への供給が滞って軸受動作に支障
を来す、等の問題を無くすことができる。
施例をも含んでいる。すなわち、円周状の溝132の断
面形状は図7のように、軸受溝部分131、つまり動圧
支持力が発生する部分に向かって徐々に浅くなるテーパ
状になっている。これにより、軸体12が浮上したと
き、毛管現象により円周状の溝132から軸受溝部分1
31へ、潤滑オイル14cがスムースに供給されること
になる。従って、円周状の溝部132にオイルが残留
し、軸受溝部分131への供給が滞って軸受動作に支障
を来す、等の問題を無くすことができる。
【0018】以上では、図12のような軸受装置につい
て説明したが、この発明は図8ないし図11に示す如き
軸受装置についても適用することができる。以下、これ
らについて簡単に説明する。図8では、円筒溝を有する
スリーブ21と、このスリーブ21に挿通されディスク
を保持するためのハブ2aが装着された軸体22と、円
盤状のスラスト板23とからなり、軸体22にはそれぞ
れラジアル軸受溝221,222を形成するとともに、
スリーブ21の円筒孔および軸体22に段付き部分を形
成し、ラジアル軸受溝221,222の部分で、スリー
ブ21の円筒孔径および軸体22の径をそれぞれ異なら
せ、組み立て時に潤滑オイルの損失や混合を生じさせな
いようにしたものである。
て説明したが、この発明は図8ないし図11に示す如き
軸受装置についても適用することができる。以下、これ
らについて簡単に説明する。図8では、円筒溝を有する
スリーブ21と、このスリーブ21に挿通されディスク
を保持するためのハブ2aが装着された軸体22と、円
盤状のスラスト板23とからなり、軸体22にはそれぞ
れラジアル軸受溝221,222を形成するとともに、
スリーブ21の円筒孔および軸体22に段付き部分を形
成し、ラジアル軸受溝221,222の部分で、スリー
ブ21の円筒孔径および軸体22の径をそれぞれ異なら
せ、組み立て時に潤滑オイルの損失や混合を生じさせな
いようにしたものである。
【0019】図9に示すものは、軸体32の軸受部分の
少なくとも1つを、オイル34bを押し込む方向が互い
に対向する1対の溝パターン322から構成し、この1
対の溝パターン322が形成された各部分の軸体径と、
これに対応するスリーブ31の円筒孔径を、各溝パター
ン毎に互いに異ならせるとともに、1対の溝パターン部
分のオイル34bを互いに連通させることにより、充分
な下方力を確保し得るようにして振動や衝撃による動作
不良を起こし難くし、信頼性を向上させたものである。
少なくとも1つを、オイル34bを押し込む方向が互い
に対向する1対の溝パターン322から構成し、この1
対の溝パターン322が形成された各部分の軸体径と、
これに対応するスリーブ31の円筒孔径を、各溝パター
ン毎に互いに異ならせるとともに、1対の溝パターン部
分のオイル34bを互いに連通させることにより、充分
な下方力を確保し得るようにして振動や衝撃による動作
不良を起こし難くし、信頼性を向上させたものである。
【0020】図10に示すものは、潤滑オイル44が溝
パターン間で連通している例えば非対称ヘリカルボーン
溝パターン42a,42bを組み合わせることで、スラ
スト下方力を得るようにしたものである。つまり、溝パ
ターン42aは軸方向下向きに、一方42bは軸方向上
向きに潤滑オイル44を押し込むように動作し、潤滑オ
イル44には圧力が発生する。このとき、図9の場合と
同様、溝パターン42a,42bの軸径に差があるため
スラスト下方力が発生し、充分な下方力を確保すること
が可能となる。
パターン間で連通している例えば非対称ヘリカルボーン
溝パターン42a,42bを組み合わせることで、スラ
スト下方力を得るようにしたものである。つまり、溝パ
ターン42aは軸方向下向きに、一方42bは軸方向上
向きに潤滑オイル44を押し込むように動作し、潤滑オ
イル44には圧力が発生する。このとき、図9の場合と
同様、溝パターン42a,42bの軸径に差があるため
スラスト下方力が発生し、充分な下方力を確保すること
が可能となる。
【0021】図11では、テーパ状に軸径が変化してい
るヘリングボーン軸受溝522により、スラスト下方力
を得るようにした点が特徴である。このテーパ状ヘリン
グボーン軸受溝522は、溝角度が互いに正負逆で連続
的に異なる2つのヘリカル溝パターンが組み合わさった
ものと言えるので、図9,図10の場合と同様の作用お
よび効果がもたらされることになる。以上のように、こ
の発明はスラスト力を利用する軸受装置一般に適用する
ことができる、と言える。
るヘリングボーン軸受溝522により、スラスト下方力
を得るようにした点が特徴である。このテーパ状ヘリン
グボーン軸受溝522は、溝角度が互いに正負逆で連続
的に異なる2つのヘリカル溝パターンが組み合わさった
ものと言えるので、図9,図10の場合と同様の作用お
よび効果がもたらされることになる。以上のように、こ
の発明はスラスト力を利用する軸受装置一般に適用する
ことができる、と言える。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、以下のような効果を
期待することができる。 (1)軸受溝に隣接する外周部分または隣接する内周部
分に位置し、かつ軸受溝と連通する円周状の溝を、軸受
面または支持面に1個または複数個設けるようにすれ
ば、軸受動作中に必要な潤滑オイル量を軸受部に供給す
ることができ、設計通りの動圧スラスト軸受性能を得る
ことができる。 (2)軸受溝を横切るように位置する円周状の溝を、軸
受面または支持面に1個または複数個設けるようにすれ
ば、オイルシールとして機能するためオイルの飛散が防
止され、軸受の信頼性を長期に渡って確保することがで
きる。 (3)上記(1),(2)の円周状の溝を、動圧支持力
が発生する部分に向かって溝深さが徐々に浅くなるよう
な断面形状とすれば、円周状の溝部にオイルを残留させ
ることがなく、軸受溝部分に潤滑オイルをスムースに供
給できるため、本来の軸受動作が可能となる。
期待することができる。 (1)軸受溝に隣接する外周部分または隣接する内周部
分に位置し、かつ軸受溝と連通する円周状の溝を、軸受
面または支持面に1個または複数個設けるようにすれ
ば、軸受動作中に必要な潤滑オイル量を軸受部に供給す
ることができ、設計通りの動圧スラスト軸受性能を得る
ことができる。 (2)軸受溝を横切るように位置する円周状の溝を、軸
受面または支持面に1個または複数個設けるようにすれ
ば、オイルシールとして機能するためオイルの飛散が防
止され、軸受の信頼性を長期に渡って確保することがで
きる。 (3)上記(1),(2)の円周状の溝を、動圧支持力
が発生する部分に向かって溝深さが徐々に浅くなるよう
な断面形状とすれば、円周状の溝部にオイルを残留させ
ることがなく、軸受溝部分に潤滑オイルをスムースに供
給できるため、本来の軸受動作が可能となる。
【図1】この発明の実施例を示す平面図である。
【図2】図1による軸受装置の組立工程を示す工程図で
ある。
ある。
【図3】図1による軸受装置の動作中の状態を説明する
断面図である。
断面図である。
【図4】図1の変形例を示す平面図である。
【図5】この発明の第2実施例を示す平面図である。
【図6】図5に示すスラスト板溝部を示す断面図であ
る。
る。
【図7】この発明の第3実施例を説明するためのスラス
ト板溝部の断面図である。
ト板溝部の断面図である。
【図8】軸受装置の他の例を示す断面図である。
【図9】軸受装置のさらに他の例を示す断面図である。
【図10】軸受装置の別の例を示す断面図である。
【図11】軸受装置のさらに別の例を示す断面図であ
る。
る。
【図12】軸受装置の従来例を示す断面図である。
【図13】図12で用いられるスラスト板を示す平面図
である。
である。
【図14】図12に示す従来の軸受装置の組立工程を示
す工程図である(スラスト板組み込み前)。
す工程図である(スラスト板組み込み前)。
【図15】図12に示す従来の軸受装置の組立工程を示
す工程図である(スラスト板組み込み後)。
す工程図である(スラスト板組み込み後)。
【図16】図12に示す軸受装置の動作中の状態を説明
する断面図である。
する断面図である。
1,2,3,4,5…軸受装置、1a,2a,3a…ハ
ブ、11,21,31,41,51…軸受部材(スリー
ブ)、12,22,32,42,52…軸体、13,2
3,33,43,53…スラスト板、14a,14b,
14c,24a,24b,24c,34a,34b,3
5,44,54a,54b…潤滑オイル、15…上方
力、16…下方力、121,122,221,222,
321,322…ラジアル軸受溝、131,132A,
132B…スラスト軸受溝。
ブ、11,21,31,41,51…軸受部材(スリー
ブ)、12,22,32,42,52…軸体、13,2
3,33,43,53…スラスト板、14a,14b,
14c,24a,24b,24c,34a,34b,3
5,44,54a,54b…潤滑オイル、15…上方
力、16…下方力、121,122,221,222,
321,322…ラジアル軸受溝、131,132A,
132B…スラスト軸受溝。
Claims (3)
- 【請求項1】 軸受面を持つ軸体と、この軸受面と対向
する支持面をもつ支持板とからなり、前記軸受面または
支持面には微小深さの軸受溝を形成し、かつ軸受面が支
持面に対して所定の流体を介し動圧力により非接触で支
持される軸受装置において、 前記軸受溝に隣接する外周部分または内周部分に位置
し、かつ軸受溝と連通する円周状の溝を、前記軸受面ま
たは支持面に少なくとも1つ設けたことを特徴とする軸
受装置。 - 【請求項2】 軸受面を持つ軸体と、この軸受面と対向
する支持面をもつ支持板とからなり、前記軸受面または
支持面には微小深さの軸受溝を形成し、かつ軸受面が支
持面に対して所定の流体を介し動圧力により非接触で支
持される軸受装置において、 前記軸受溝を横切るように位置する円周状の溝を、前記
軸受面または支持面に少なくとも1つ設けたことを特徴
とする軸受装置。 - 【請求項3】 前記円周状の溝を、動圧支持力が発生す
る部分に向かって深さが除々に浅くなるような断面形状
を持つものとすることを特徴とする請求項1または2に
記載の軸受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14185393A JPH074428A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14185393A JPH074428A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 軸受装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH074428A true JPH074428A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=15301692
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14185393A Pending JPH074428A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH074428A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002070842A (ja) * | 2000-08-28 | 2002-03-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 流体軸受装置 |
| KR100795020B1 (ko) * | 2006-08-08 | 2008-01-15 | 삼성전기주식회사 | 모터 및 모터 제조방법 |
| CN106763150A (zh) * | 2017-01-09 | 2017-05-31 | 浙江大学 | 仿生变结构圆锥螺旋槽轴承 |
-
1993
- 1993-06-14 JP JP14185393A patent/JPH074428A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002070842A (ja) * | 2000-08-28 | 2002-03-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 流体軸受装置 |
| KR100795020B1 (ko) * | 2006-08-08 | 2008-01-15 | 삼성전기주식회사 | 모터 및 모터 제조방법 |
| US8046905B2 (en) | 2006-08-08 | 2011-11-01 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Motor manufacturing method |
| CN106763150A (zh) * | 2017-01-09 | 2017-05-31 | 浙江大学 | 仿生变结构圆锥螺旋槽轴承 |
| CN106763150B (zh) * | 2017-01-09 | 2023-07-11 | 浙江大学 | 仿生变结构圆锥螺旋槽轴承 |
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