JPH0744301A - 座標入力装置における位置指示器 - Google Patents

座標入力装置における位置指示器

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JPH0744301A
JPH0744301A JP6000916A JP91694A JPH0744301A JP H0744301 A JPH0744301 A JP H0744301A JP 6000916 A JP6000916 A JP 6000916A JP 91694 A JP91694 A JP 91694A JP H0744301 A JPH0744301 A JP H0744301A
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東 村上
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嗣也 山並
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孝彦 舟橋
Toshiaki Senda
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 座標入力装置との間の接続ケーブルや発振器
を駆動するための電池を必要とせず、しかも位置情報と
ともに操作者の操作が加えられているか否かを正確に通
知可能な座標入力装置における位置指示器を提供する。 【構成】 コイル152 、コンデンサ153 及び可変コンデ
ンサ155 で定常的に構成される第1の同調回路からなる
第1の状態と、操作者によるスイッチ151 の操作によっ
て前記第1の同調回路にコンデンサ154 が接続されて構
成される第2の同調回路からなる第2の状態とを、前記
操作者の操作によって任意に且つ択一的に選択可能に構
成し、前記第1又は第2のいずれの状態であってもタブ
レットから発信される電波に同調するように構成するこ
とにより、位置情報とともに前記第1の状態又は第2の
状態のいずれであるかを、前記同調に起因してタブレッ
トに伝達する異なる電波によって通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は座標入力装置用の位置指
示器に関するものであって、詳しくいえば座標入力装置
との間の接続ケーブルや発振器を駆動するための電池を
必要としない位置指示器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の位置指示器としては、筐
体の一端に励磁コイルを設け、該励磁コイルに交流電流
を供給して電磁波を発生させ、これによって座標入力装
置のタブレットに局部的に電磁気的な変量を与え、誘導
電圧を発生させることにより、又は筐体の一端に検出コ
イルを設け、座標入力装置のタブレットから所定のタイ
ミングで局部的に発生される電磁気的な変量を、前記検
出コイルに発生する誘導電圧から検出することにより、
任意の位置を指定し得る如くなしたものがあった。しか
しながら、この位置指示器では励磁コイルに交流電流を
供給するための接続ケーブル又は検出コイルより電磁気
的な変量を検出するための接続ケーブルが必要となり、
位置指定作業時の操作性が良くないという問題点があっ
た。
【0003】また、前述した従来の位置指示器の欠点を
なくすため、励磁コイルに交流電流を供給するための発
振器やこれを駆動するための電池を設けて前述したよう
な接続ケーブルを不要となしたものも既に提案されてい
るが、該電池の交換や充電が必要となり、作業が煩雑に
なるとともに該電池の分、重量が重くなり、実際には操
作性がそれほど向上しないという欠点があった。
【0004】また、従来の他の位置指示器としては、筐
体の一端に磁性体を設け、座標入力装置のタブレットに
並設され且つ交流電流が順次供給される複数の駆動線
と、これに直交して並設され且つ誘導電圧を順次検出す
る複数の検出線との間の電磁結合を、前記磁性体をタブ
レットに極く近接又は接触させることによって変化さ
せ、誘導電圧を変化させることにより、任意の位置を指
定し得る如くなしたものがあった。しかしながら、この
位置指示器では前述したような接続ケーブルとともに電
池をなくすことが可能であるが、単にタブレット上で保
持している場合にもその位置が検出され、誤って入力さ
れてしまう場合があるという欠点があった。
【0005】さらにまた、前述した従来の他の位置指示
器の欠点をなくすため、該位置指示器に操作者の操作が
加えられた時のみ、例えば該位置指示器をタブレットに
押し付けた時のみ、前記磁性体のインダクタンスを変化
させ、位置検出可能とさせるLC回路を設けたもの(特
開昭59−3537号公報参照)もあるが、操作者の操
作が加えられていない、即ち位置指示器がタブレットに
押し付けられていない状態ではその位置を全く検出でき
ないため、実際に入力する前に指示位置を表示画面上に
表示させて確認するようなことができず、特に、手書き
文字や手書き図形の入力装置として利用する場合に、既
に入力され表示画面上に表示されている部分との位置関
係(距離)の確認ができず、意図した通りの手書き文字
や手書き図形の入力ができないという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記問題点を
解決し、座標入力装置との間の接続ケーブルや発振器を
駆動するための電池を必要とせず、しかも位置情報とと
もに操作者の操作が加えられているか否かを正確に通知
可能な座標入力装置における位置指示器を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では前記目的を達
成するため、請求項1では、座標入力装置において使用
される位置指示器であって、該位置指示器は、定常的に
閉である第1の同調回路からなる第1の状態と、操作者
の操作によって前記第1の同調回路に接続されて構成さ
れる第2の同調回路からなる第2の状態とを、前記操作
者の操作によって任意に且つ択一的に選択可能に構成さ
れ、該位置指示器は、前記第1又は第2のいずれの状態
であってもタブレットから発信される電波に同調するよ
うに構成され、該位置指示器は、前記同調に起因して、
位置情報とともに該位置指示器が前記第1の状態又は第
2の状態のいずれであるかを、前記タブレットに伝達す
る異なる電波によって通知するように構成されている座
標入力装置における位置指示器を提案する。
【0008】また、請求項2では、第1の同調回路は少
なくとも一つのコイルとコンデンサからなり、第2の同
調回路は操作者によって操作されるスイッチを介して、
前記第1の同調回路の同調周波数とその同調周波数を異
ならせる所定の素子を前記第1の同調回路に接続して構
成される請求項1記載の位置指示器を提案する。
【0009】また、請求項3では、前記第1又は第2の
いずれの状態であってもタブレットから発信される同一
の周波数の電波に同調するように構成され、位置情報と
ともに該位置指示器が前記第1の状態又は第2の状態の
いずれであるかを、前記タブレットに伝達する位相の異
なる電波によって通知するように構成されている請求項
1又は2記載の位置指示器を提案する。
【0010】
【作用】本発明の請求項1によれば、座標入力装置のタ
ブレット上に位置させると、第1の状態又は第2の状態
のいずれであるか、即ち操作者の操作が加えられている
か否かに拘らず、該タブレットより発信される電波に基
づいて第1又は第2の同調回路が励振され、誘導電圧を
発生する。該誘導電圧は第1又は第2の同調回路内に電
流を流し、この電流は該第1又は第2の同調回路より電
波を座標入力装置のタブレットに送信、即ち伝達させ、
これによってタブレット上の位置が求められる。この
際、操作状態を変化すると、動作する同調回路が第1又
は第2の同調回路のいずれかに切り替わり、これが座標
入力装置のタブレットに対して異なる電波を伝達させ、
これによって操作者による操作が加えられている時はも
とより、操作が加えられていない時でも前記タブレット
上の位置情報が伝達される。
【0011】また、請求項2によれば、同調周波数の異
なる第1と第2の同調回路によって異なる電波がタブレ
ットに伝達され、これによって操作者による操作が加え
られている時はもとより、操作が加えられていない時で
も前記タブレット上の位置情報が伝達される。
【0012】また、請求項3によれば、タブレットから
発信される同一の周波数の電波に同調する第1と第2の
同調回路によって位相の異なる電波がタブレットに伝達
され、これによって操作者による操作が加えられている
時はもとより、操作が加えられていない時でも前記タブ
レット上の位置情報が伝達される。
【0013】
【実施例】図1は本発明の座標入力装置における位置指
示器の一実施例、例えば入力ペン10を示すもので、合
成樹脂等の非金属素材からなるペン軸11の内部にその
先端寄りから、ボールペン等の芯体12と、該芯体12
を摺動自在に収容し得る透孔を備えたフェライトコア1
3と、コイルバネ14と、スイッチ151 ,フェライトコ
ア13の周囲に巻回されたコイル152 ,コンデンサ153
,154 及び可変コンデンサ155 からなる同調回路15
とが一体的に組合されて内蔵され、その後端にはキャッ
プ16が取付けられてなっている。
【0014】前記コンデンサ153 及び可変コンデンサ15
5 は、図2にも示すように互いに並列に接続され、さら
にその両端はコイル152 に接続され、周知の並列共振回
路を構成している。なお、コイル152 ,コンデンサ153
及び可変コンデンサ155 の数値は、後述する位置検出部
の各ループコイルより発信される電波の周波数に共振
(同調)する値に選ばれる。
【0015】一方、コンデンサ154 はスイッチ151 を介
してコイル152 の両端に接続されており、スイッチ151
がオンした時、前述した並列共振回路における電流の位
相を所定角度遅らせる作用を行なう。なお、スイッチ15
1 は、芯体12の先端を位置検出部の入力面(図示せ
ず)に押付けることによって、該芯体12をペン軸11
内に押込むと、その後端によりコイルバネ14を介して
押圧され、オンする如くなっている。
【0016】ここで、前述したコイル152 ,コンデンサ
153 及び可変コンデンサ155 からなる回路が定常的に閉
である第1の同調回路を構成し、また、スイッチ151 ,
コイル152 ,コンデンサ153 ,154 及び可変コンデンサ
155 からなる回路が操作(ここでは芯体12をペン軸1
1内に押込むことによりスイッチ151 をオンとするこ
と)によって前記第1の同調回路に接続されて構成され
る第2の同調回路を構成する(なお、前述した「定常
的」という概念には「操作をしない状態」も含むものと
する。)。
【0017】図3は前述した入力ペン10を用いる座標
入力装置のタブレットの一例を示すもので、図中、20
は位置検出部、30は選択回路、40は接続切替回路、
50は送信回路、60は受信回路、70は処理装置であ
る。
【0018】位置検出部20は、互いに平行な導体を有
する複数、例えば48本のループコイル21−1,21
−2,……21−48が、図中、矢印イ方向(以下、位
置検出方向と称す。)に並設されてなっている。また、
各ループコイル21−1〜21−48は、互いに平行で
且つ重なり合う如く配置されている。なお、ここでは各
ループコイル21−1〜21−48を1ターンで構成し
たが、必要に応じて複数ターンとなしても良い。
【0019】前記位置検出部20としては、例えば周知
のプリント基板にエッチング加工を施すこと等により形
成した多数の平行な導体をジャンパ線等によって接続す
ることにより、前記複数のループコイルとなしたものを
用いることができる。
【0020】選択回路30は、前記複数のループコイル
21−1〜21−48より一のループコイルを順次選択
するものであり、前記ループコイル21−1〜21−4
8の一端は一の端子群31にそれぞれ接続され、また、
他端は他の端子群32にそれぞれ接続されている。端子
群31に対応する選択接点33及び端子群32に対応す
る選択接点34は互いに連動し、処理装置70からの情
報に基づいて動作して一のループコイルを選択する如く
なっている。
【0021】前記選択回路30は、周知のマルチプレク
サを多数組合せることによって実現できる。
【0022】接続切替回路40は、前記選択回路30に
よって選択された一のループコイルを送信回路50及び
受信回路60に交互に接続するものであり、前記選択回
路30の選択接点33及び34は選択接点41及び42
にそれぞれ接続されている。また、送信回路50の2つ
の出力端子は端子43,45に接続され、また、受信回
路60の2つの入力端子は端子44,46に接続されて
いる。前記端子43,44に対応する選択接点41及び
端子45,46に対応する選択接点42は互いに連動
し、後述する送受切替信号に基づいて動作し、送信及び
受信を切替える如くなっている。
【0023】なお、前記接続切替回路40も周知のマル
チプレクサによって実現される。
【0024】図4は送信回路50及び受信回路60の詳
細を示すものである。同図において、51は発振器、5
2は分周器、53,54はナンドゲート、55はエクス
クルーシブオア(EXOR)ゲート、56は駆動回路であ
り、これらは送信回路50を構成する。また、61は増
幅器、62,63は位相検波器、64,65は低域フィ
ルタ(LPF)であり、これらは受信回路60を構成す
る。
【0025】処理装置70は、後述する送受切替信号及
び受信回路60の出力に基づいて各ループコイルの切替
を制御するとともに、指定座標値を算出する。
【0026】次に動作について説明するが、まず、入力
ペン10と位置検出部20との間で電波が送受信される
ようす並びにこの際、得られる信号について図5に従っ
て説明する。
【0027】送信回路50において、発振器51より発
生した、例えば4MHz のクロックパルスは分周器52
で1/4 ,1/8 及び1/256 に分周される。ナンドゲート5
3の一方の入力端子には1/8 に分周された 500kHz の
パルス信号Aが入力され、他方の入力端子には1/256 に
分周された15.625kHz の送受切替信号Bが入力され、
その出力はさらにナンドゲート54で反転されて32μse
c 毎に 500kHz のパルス信号を出したり、出さなかっ
たりする信号Cとなる。
【0028】前記信号Cは駆動回路56によって平衡信
号に変換され、さらに接続切替回路40及び選択回路3
0を介して位置検出部20の一のループコイル、例えば
21−iに送出されるが、この時、該ループコイル21
−iは該信号Cに基づく電波を発生する。
【0029】この際、位置検出部20のループコイル2
1−i付近にて入力ペン10が略直立状態に保持されて
いると、該電波は入力ペン10のコイル152 を励振し、
その同調回路15に前記信号Cに同期した誘導電圧Dを
発生する。
【0030】その後、信号Cにおいて信号無しの期間、
即ち受信期間に入るとともにループコイル21−iが受
信回路60側に切替えられると、該ループコイル21−
iよりの電波は直ちに消滅するが、入力ペン10の同調
回路15においては回路的な変化はないため、前記誘導
電圧Dは徐々に減衰する。
【0031】一方、コイル152 は前記誘導電圧Dに基づ
いて同調回路15を流れる電流により電波を発生する。
該電波は受信回路60に接続されたループコイル21−
iを逆に励振するため、該ループコイル21−iには誘
導電圧Eが発生する。
【0032】接続切替回路40は前記送受切替信号Bに
より切替えられているため、送信停止期間の間のみ、ル
ープコイル21−iよりの信号を取入れる。該受信信号
Eは増幅器61により増幅され、信号Fとなり、さらに
位相検波器62,63に送出される。
【0033】位相検波器62には前記パルス信号Aが検
波信号として入力されており、この時、受信信号Fの位
相がパルス信号Aの位相と一致していれば、ちょうど受
信信号Fをプラス側に反転した信号Gを出力する。該信
号Gは遮断周波数の充分低い低域フィルタ64にて電圧
H の平坦な信号Hに変換され、処理装置70に送出さ
れる。
【0034】また、位相検波器63にはパルス信号Aと
その2倍の周波数のパルス信号とをEXORゲート55に入
力して作成したところのパルス信号Aと同一周波数でか
つ位相が90°遅れたパルス信号A´(図示せず)が検
波信号として入力されている。この時、受信信号Fの位
相がパルス信号A´の位相と一致していれば、ちょうど
受信信号Fをマイナス側に反転した信号Iを出力する。
該信号Iは遮断周波数の充分低い低域フィルタ65にて
電圧−VJ の平坦な信号Jに変換され、処理装置70に
送出される。
【0035】ここで、入力ペン10においてスイッチ15
1 がオフとなっている場合は、前述したように同調回路
15の共振周波数における電圧と電流の位相が一致して
おり、従って、受信信号Fとパルス信号Aの位相が一致
する。而して、この時、信号Hのみに電圧が現われ、信
号Jには電圧は現われない。
【0036】また、入力ペン10においてスイッチ151
がオンとなっている場合は、前述したように同調回路1
5の共振周波数における電流の位相が電圧の位相に対し
て所定角度遅れており、従って、受信信号Fの位相もパ
ルス信号Aの位相に対して所定角度遅れることになる。
而して、この時、信号H及びJの両方に電圧が現われる
(なお、この際の位相遅れが90°であれば、信号Jの
みに電圧が現われることになる。)。
【0037】処理装置70に送出された前記信号H及び
Jは、ここでディジタル信号に変換され、さらに下記式
(1) ,(2) に示す演算処理が施される。
【0038】 VX =(VH 2 +VJ 2 1/2 ……(1) Vθ=tan-1(VJ /VH ) ……(2) ここで、電圧VX は入力ペン10とループコイル21−
iとの距離に比例した値を示す。また、電圧Vθは入力
ペン10の同調回路15における電圧と電流の位相差に
比例した値を示す。
【0039】前記電圧VX の値は、入力ペン10と電波
を送受信するループコイル21−iが切替えられると変
化し、これより後述する如くして入力ペン10の位置が
検出される。
【0040】前記電圧Vθの値はスイッチ151 のオン・
オフのみによって変化するため、該電圧Vθを所定の閾
値電圧と比較することによって、該スイッチ151 のオン
・オフが識別される。
【0041】次に、図6乃至図8に従って、位置検出の
ようすを説明する。
【0042】まず、タブレット全体の電源が投入され、
測定開始状態になると、処理装置70は位置検出部20
のループコイル21−1〜21−48のうち、最初のル
ープコイル21−1を選択する情報を選択回路30に送
り、該ループコイル21−1を接続切替回路40に接続
する。接続切替回路40は前述した送受切替信号Bに基
づいて、ループコイル21−1を送信回路50及び受信
回路60に交互に切替制御する。
【0043】この際、送信回路50は32μsec の送信
期間において、図6(a) に示すような 500kHz の16
個のパルス信号を該ループコイル21−1へ送る(な
お、図5では図面の都合上、そのうちの8個のみを示し
ている。)。
【0044】前記送信及び受信の切替は図6(b) に示す
ように一のループコイル、ここでは21−1に対して7
回繰返される。この7回の送信及び受信の繰返し期間
が、一のループコイルの選択期間( 448μsec )に相当
する。
【0045】受信回路60の位相検波器62,63の出
力には一のループコイルに対して7回の受信期間毎に誘
導電圧が得られるが、これらの誘導電圧は前述したよう
に低域フィルタ64,65にて平均化され、処理装置7
0に送出される。該2つの誘導電圧は処理装置70にて
前述した演算処理により、入力ペン10とループコイル
21−1との距離に比例した検出電圧VX1に変換され、
一時記憶される。
【0046】次に処理装置70はループコイル21−2
を選択する情報を選択回路30に送り、該ループコイル
21−2を接続切替回路40に接続し、入力ペン10と
ループコイル21−2との距離に比例した検出電圧VX2
を得てこれを記憶し、以後、同様にループコイル21−
3〜21−48を順次接続切替回路40に接続し、図6
(c) に示すような各ループコイル毎の入力ペン10との
距離に比例した検出電圧VX1〜VX48 (但し、図6(c)
にはその一部のみを示す。)を記憶する。
【0047】実際の検出電圧は図7に示すように入力ペ
ン10が置かれた位置(xp )を中心として、その前後
の数本のループコイルのみに検出電圧が発生する。
【0048】処理装置70は前記記憶した検出電圧の電
圧値が一定の検出レベル以上である時、これらの電圧値
より後述する如くして入力ペン10の位置を表わす座標
値を算出し、これを図示しない記憶部に転送する。
【0049】このようにして第1回目の位置検出が終了
すると、処理装置70は前記ループコイル21−1〜2
1−48のうち、最大の検出電圧が得られたループコイ
ルを中心としてその前後の一定数、例えば10本のルー
プコイルのみを選択する情報を選択回路30に送出し、
前記同様にして検出電圧を得て位置検出を行ない、得ら
れた座標値を前記記憶部に転送し、その値を更新する。
【0050】一方、処理装置70は前記各検出電圧VX1
〜VX48 とともに、入力ペン10の同調回路15におけ
る電圧と電流の位相差に比例した検出電圧Vθを算出
し、該検出電圧Vθを常に所定の閾値電圧と比較し、入
力ペン10のスイッチ151 のオン・オフを識別してい
る。
【0051】ここで、処理装置70はスイッチ151 が操
作されない、即ちオフの時の座標値は一時的な座標値と
して、例えば図示しない表示装置において該当する座標
位置にカーソルを表示させ、また、スイッチ151 が操作
された、即ちオンの時の座標値は入力すべき座標値とし
て、例えば表示装置において該当する座標位置にその筆
跡を表示させることができ、従って、スイッチ151 を操
作しない状態において入力ペン10の位置を確認しなが
ら、入力すべき位置を該スイッチ151 によって指定する
ことができる。
【0052】図8は処理装置70における第2回目以降
の検出動作のタイミングを示すものである。なお、図
中、レベルチェックとは検出電圧の最大値が前記検出レ
ベルに達しているか否か及び最大値の検出電圧を有する
ループコイルがどのループコイルであるかをチェック
し、検出レベルに達していなければ座標計算を停止し、
また、次回の検出動作において選択するループコイルの
中心を設定する。
【0053】座標値xp を求める算出方法の一つとし
て、検出電圧VX1〜VX48 の極大値付近の波形を適当な
函数で近似し、その函数の極大値の座標を求める方法が
ある。
【0054】例えば図6(c) において、最大値の検出電
圧VX3と、その両側の検出電圧VX2及びVX4を2次函数
で近似すると、次のようにして算出することができる
(但し、各ループコイル21−1〜21−48の中心位
置の座標値をx1 〜x48とし、その間隔をΔxとす
る。)。まず、各電圧と座標値より、 VX2=a(x2 −xp )2 +b ……(3) VX3=a(x3 −xp )2 +b ……(4) VX4=a(x4 −xp )2 +b ……(5) となる。ここで、a,bは定数(a<0)である。ま
た、 x3 −x2 =Δx ……(6) x4 −x2 =2Δx ……(7) となる。(6),(7) 式を(4),(5) 式に代入して整理する
と、 xp =x2 +Δx/2{(3VX2−4VX3+VX4)/(VX2−2VX3+VX4) } ……(8) となる。
【0055】従って、各検出電圧VX1〜VX48 より、前
記レベルチェックの際に求められた最大値の検出電圧及
びその前後の検出電圧を抽出し、これらと該最大値の検
出電圧が得られたループコイルの1つ前のループコイル
の座標値(既知)とから前述した(8) 式に相当する演算
を行なうことにより、入力ペン10の座標値xp を算出
できる。
【0056】なお、実施例中のループコイルの本数やそ
の並べ方は一例であり、これに限定されないことはいう
までもない。
【0057】図9は前述した入力ペン10を用いる座標
入力装置のタブレットの他の例を示すもので、ここでは
X方向及びY方向の指定位置の座標値を検出し得る例を
示す。即ち、図中、81及び82はX方向及びY方向の
位置検出部、83及び84はX方向及びY方向の選択回
路、85及び86はX方向及びY方向の接続切替回路
で、それぞれ前述した位置検出部20、選択回路30、
接続切替回路40と同様な構成を有しており(但し、図
面の都合上、その細部は省略する。)、該位置検出部8
1,82についてはその各ループコイルがそれぞれX方
向及びY方向に直交する如く、互いに重ね合わされてい
る。また、87は処理装置で、X方向及びY方向の位置
検出を交互に行なわせるようにした点を除いて前述した
処理装置70と同様であり、該処理装置87における第
2回目以降の座標検出動作のタイミングを図10に示
す。また、送信回路50、受信回路60の構成は前述し
たタブレットと同じで良い。
【0058】なお、これまで説明した座標入力装置のタ
ブレットは本発明の位置指示器を使用できるもののうち
の最も好ましい例であり、これに限定されるものではな
く、例えば電波を発生するループコイルと電波を検出す
るループコイルとを別々となしても良く、また、この場
合、電波は常時発生させておくようにしても良い。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
よれば、定常的に閉である第1の同調回路からなる第1
の状態と、操作者の操作によって前記第1の同調回路に
接続されて構成される第2の同調回路からなる第2の状
態とを、前記操作者の操作によって任意に且つ択一的に
選択可能に構成され、前記第1又は第2のいずれの状態
であってもタブレットから発信される電波に同調するよ
うに構成され、前記同調に起因して、位置情報とともに
該位置指示器が前記第1の状態又は第2の状態のいずれ
であるかを、前記タブレットに伝達する異なる電波によ
って通知するように構成されているため、座標入力装置
側で電波の発生及び検出を行うことによって、座標入力
装置との間の接続ケーブルや発振器を駆動するための電
池を必要としないことはもとより、2個の独立した同調
回路を設けることなく、操作者の操作が加えられている
か否かに拘らず位置情報を該操作に対応した状態、例え
ば該位置指示器をタブレットに押し付けたか否かに拘ら
ず位置情報を該位置指示器をタブレットに押し付けたか
否かという状態とともに通知でき、指示位置を表示画面
上に表示させて確認しながら入力することが可能とな
る。
【0060】また、本発明の請求項2によれば、第1の
同調回路は少なくとも一つのコイルとコンデンサからな
り、第2の同調回路は操作者によって操作されるスイッ
チを介して、前記第1の同調回路の同調周波数とその同
調周波数を異ならせる所定の素子を前記第1の同調回路
に接続して構成されるため、2個の独立した同調回路を
設けることなく、しかも簡単な回路構成により、位置情
報を操作者の操作に対応した状態とともに座標入力装置
側へ正確に通知することができる。
【0061】また、本発明の請求項3によれば、第1又
は第2のいずれの状態であってもタブレットから発信さ
れる同一の周波数の電波に同調するように構成され、位
置情報とともに該位置指示器が前記第1の状態又は第2
の状態のいずれであるかを、前記タブレットに伝達する
位相の異なる電波によって通知するように構成されてい
るため、タブレットから1種類の周波数の電波を発信す
るのみで、位置情報を操作者の操作に対応した状態とと
もに座標入力装置側へ正確に通知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の座標入力装置における位置指示器の一
実施例を示す断面図
【図2】位置指示器の同調回路の構成図
【図3】本発明の位置指示器を用いる座標入力装置のタ
ブレットの一例を示す構成図
【図4】タブレットにおける送信回路及び受信回路の詳
細な構成図
【図5】図4の各部の波形図
【図6】タブレットの処理装置における基本的な検出動
作を示すタイミング図
【図7】第1回目の検出動作の際に各ループコイルより
得られる検出電圧を示す図
【図8】第2回目以降の検出動作を示すタイミング図
【図9】本発明の位置指示器を用いる座標入力装置のタ
ブレットの他の例を示す構成図
【図10】図9のタブレットにおける図8と同様な図
【符号の説明】
10…入力ペン、15…同調回路、151 …スイッチ、15
2 …コイル、153 ,154 …コンデンサ、155 …可変コン
デンサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 舟橋 孝彦 埼玉県北埼玉郡大利根町豊野台2丁目510 番地1 株式会社ワコム内 (72)発明者 仙田 聡明 埼玉県北埼玉郡大利根町豊野台2丁目510 番地1 株式会社ワコム内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座標入力装置において使用される位置指
    示器であって、 該位置指示器は、 定常的に閉である第1の同調回路からなる第1の状態
    と、操作者の操作によって前記第1の同調回路に接続さ
    れて構成される第2の同調回路からなる第2の状態と
    を、前記操作者の操作によって任意に且つ択一的に選択
    可能に構成され、 該位置指示器は、前記第1又は第2のいずれの状態であ
    ってもタブレットから発信される電波に同調するように
    構成され、 該位置指示器は、前記同調に起因して、位置情報ととも
    に該位置指示器が前記第1の状態又は第2の状態のいず
    れであるかを、前記タブレットに伝達する異なる電波に
    よって通知するように構成されていることを特徴とする
    座標入力装置における位置指示器。
  2. 【請求項2】 第1の同調回路は少なくとも一つのコイ
    ルとコンデンサからなり、第2の同調回路は操作者によ
    って操作されるスイッチを介して、前記第1の同調回路
    の同調周波数とその同調周波数を異ならせる所定の素子
    を前記第1の同調回路に接続して構成されることを特徴
    とする請求項1記載の位置指示器。
  3. 【請求項3】 前記第1又は第2のいずれの状態であっ
    てもタブレットから発信される同一の周波数の電波に同
    調するように構成され、位置情報とともに該位置指示器
    が前記第1の状態又は第2の状態のいずれであるかを、
    前記タブレットに伝達する位相の異なる電波によって通
    知するように構成されていることを特徴とする請求項1
    又は2記載の位置指示器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5443619A (en) * 1977-09-13 1979-04-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Character input device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5443619A (en) * 1977-09-13 1979-04-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Character input device

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