JPH0744324Y2 - コイルカー - Google Patents
コイルカーInfo
- Publication number
- JPH0744324Y2 JPH0744324Y2 JP1989033562U JP3356289U JPH0744324Y2 JP H0744324 Y2 JPH0744324 Y2 JP H0744324Y2 JP 1989033562 U JP1989033562 U JP 1989033562U JP 3356289 U JP3356289 U JP 3356289U JP H0744324 Y2 JPH0744324 Y2 JP H0744324Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- claws
- car
- coil car
- claw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、板材のコイルを運搬するためのコイルカー
に関するものである。
に関するものである。
[従来の技術] 圧延機や表面処理機、洗浄機などの前後で、板材をコイ
ル状に巻いて供給または回収する場合、そのコイルを運
搬するためにコイルカーと称する台車が使用される。
ル状に巻いて供給または回収する場合、そのコイルを運
搬するためにコイルカーと称する台車が使用される。
コイルカーは、板材のコイルを載せ自走または牽引等に
よって走行するが、コイルの載置位置は走行(運搬)中
にずれがちである。ずれが生じるのは、走行開始および
停止時の加速度、あるいは走行中のコイルカーの振動な
どによる。その加速度やコイルの重量(質量)が大きい
とき、またコイルの表面が防錆油などで滑りやすいとき
は、スリップによる位置ずれがとくに生じやすい。コイ
ルの位置がずれると、圧延機などの所定箇所に板材を供
給し難くなるほか、極端な場合はコイルがコイルカーか
ら転落することもある。
よって走行するが、コイルの載置位置は走行(運搬)中
にずれがちである。ずれが生じるのは、走行開始および
停止時の加速度、あるいは走行中のコイルカーの振動な
どによる。その加速度やコイルの重量(質量)が大きい
とき、またコイルの表面が防錆油などで滑りやすいとき
は、スリップによる位置ずれがとくに生じやすい。コイ
ルの位置がずれると、圧延機などの所定箇所に板材を供
給し難くなるほか、極端な場合はコイルがコイルカーか
ら転落することもある。
載置したコイルの転倒を防止する機能があるコイルカー
として、実公昭62−5771号公報に記載のものがある。同
公報のコイルカーは、クレードルロール上に載せたコイ
ルを回転させながら巻き戻し、巻き戻し中のコイルの転
倒を防止することを主眼とするが、走行中のコイルの位
置ずれを防止することもできる。すなわち、コイルの中
空心部に挿入する軸材をもち、コイルの軸方向に前後動
するとともにそれと直角方向に回動する一対のアームに
よって、コイルを軸方向に挟みこむのである。同公報の
記載例とは別に、上記アームの相対向する各内側面をコ
イルの端部に押し当てれば、運搬中にコイルが軸方向に
ずれることが防止される。
として、実公昭62−5771号公報に記載のものがある。同
公報のコイルカーは、クレードルロール上に載せたコイ
ルを回転させながら巻き戻し、巻き戻し中のコイルの転
倒を防止することを主眼とするが、走行中のコイルの位
置ずれを防止することもできる。すなわち、コイルの中
空心部に挿入する軸材をもち、コイルの軸方向に前後動
するとともにそれと直角方向に回動する一対のアームに
よって、コイルを軸方向に挟みこむのである。同公報の
記載例とは別に、上記アームの相対向する各内側面をコ
イルの端部に押し当てれば、運搬中にコイルが軸方向に
ずれることが防止される。
[考案が解決しようとする課題] 上記のように、前記公報のコイルカーはコイルを巻き戻
すとき以外にもその位置ずれまたは転倒を防止できる
が、そのコイルカーでコイルを運搬するにあたっては、
コイルの載置および位置固定の作業に関し、それぞれ下
記1)、2)のようにかなりの時間がかかる。
すとき以外にもその位置ずれまたは転倒を防止できる
が、そのコイルカーでコイルを運搬するにあたっては、
コイルの載置および位置固定の作業に関し、それぞれ下
記1)、2)のようにかなりの時間がかかる。
1)一対(2個)のアームの前後動(コイルを軸方向に
挟む動作)が、両アームに共通の駆動手段(たとえば1
台のモータまたは1台のシリンダ)により同時にかつ同
量だけ行われる場合には、コイルカー上の所定位置(両
アームの中間位置)にコイルが正確に載置されない限
り、これらのアームでコイルの両端を押さえることがで
きない。またコイルを載置面上に置く(もしくはそれよ
り下ろす)際、載置面付近にあるそのアームにコイルを
当てないよう注意する必要もある。このため、まずコイ
ルをコイルカー上に載置する作業において、相当に注意
ぶかくコイルの位置を定める必要があり、時間がかか
る。
挟む動作)が、両アームに共通の駆動手段(たとえば1
台のモータまたは1台のシリンダ)により同時にかつ同
量だけ行われる場合には、コイルカー上の所定位置(両
アームの中間位置)にコイルが正確に載置されない限
り、これらのアームでコイルの両端を押さえることがで
きない。またコイルを載置面上に置く(もしくはそれよ
り下ろす)際、載置面付近にあるそのアームにコイルを
当てないよう注意する必要もある。このため、まずコイ
ルをコイルカー上に載置する作業において、相当に注意
ぶかくコイルの位置を定める必要があり、時間がかか
る。
2)−aコイルカー上にコイルが載置されると、上記の
アームは、回動および前後動という二つの動作を行う。
つまり、コイルの載置前に退避していたアームは、上記
1)のようにコイルが載置されたのち、まずコイルの軸
と直角方向に回動し、そののち前後動してコイルを挟
む。このように、アームが退避位置から2段階の動作を
経る必要があるので、コイルが載置されてから位置固定
するのに要する時間も長い。
アームは、回動および前後動という二つの動作を行う。
つまり、コイルの載置前に退避していたアームは、上記
1)のようにコイルが載置されたのち、まずコイルの軸
と直角方向に回動し、そののち前後動してコイルを挟
む。このように、アームが退避位置から2段階の動作を
経る必要があるので、コイルが載置されてから位置固定
するのに要する時間も長い。
2)−b上記1)に従ってコイルが載置されても、その
最外周部分が不揃いであれば、そのコイルの位置を固定
するために、もう一度巻き揃えてコイルを載置し直さな
ければならないことがある。コイルの最外周部分つまり
板材の端部付近は、巻付けによる拘束力がないので軸方
向にも前後にはみ出して不揃いになりやすいが、その場
合、通常のアーム(たとえば前記公報に例示のもの)で
は、はみ出した最外周部分のみの端部を押さえることに
なってコイルを固定できないからである。これを避ける
ためには、1)のような載置作業の際、コイルの最外周
部分を揃えるという別の注意をも払わなければならな
い。
最外周部分が不揃いであれば、そのコイルの位置を固定
するために、もう一度巻き揃えてコイルを載置し直さな
ければならないことがある。コイルの最外周部分つまり
板材の端部付近は、巻付けによる拘束力がないので軸方
向にも前後にはみ出して不揃いになりやすいが、その場
合、通常のアーム(たとえば前記公報に例示のもの)で
は、はみ出した最外周部分のみの端部を押さえることに
なってコイルを固定できないからである。これを避ける
ためには、1)のような載置作業の際、コイルの最外周
部分を揃えるという別の注意をも払わなければならな
い。
この考案の目的は、コイルの載置および載置したコイル
の位置固定を、迅速かつ容易に行うことのできるコイル
カーを提供し、上記の課題を解決することである。
の位置固定を、迅速かつ容易に行うことのできるコイル
カーを提供し、上記の課題を解決することである。
[課題を解決するための手段] この考案の請求項1のコイルカーは、互いに対向前進す
るときコイル載置面上に突出してコイルを挟む一方、互
いに離反後退するとき同載置面よりも下方へ退避する一
対の爪と、各爪を独立に前後動させる駆動手段とを有す
るホルダーを、配備したものである。
るときコイル載置面上に突出してコイルを挟む一方、互
いに離反後退するとき同載置面よりも下方へ退避する一
対の爪と、各爪を独立に前後動させる駆動手段とを有す
るホルダーを、配備したものである。
また請求項2のコイルカーは、互いに対向前進すると、
コイルの最外周部分には当接せずにコイルを軸方向に両
端から挟む一対の爪と、各爪を独立に前後動させる駆動
手段とを有するホルダーを、配備したものである。
コイルの最外周部分には当接せずにコイルを軸方向に両
端から挟む一対の爪と、各爪を独立に前後動させる駆動
手段とを有するホルダーを、配備したものである。
[作用] この考案(請求項1および2)のコイルカーに配備した
ホルダーは、対向してコイルを挟む一対の爪を、駆動手
段が爪ごとに独立に前後動させるものであるため、コイ
ルが載置面上でこれら一対の爪のちょうど真ん中に載置
されていなくとも、両方の爪をそれぞれコイルに押し当
ててその載置位置を固定することができる。したがっ
て、コイルカー上にコイルを載置するにあたって、その
載置位置をあまり正確に定める必要がない。
ホルダーは、対向してコイルを挟む一対の爪を、駆動手
段が爪ごとに独立に前後動させるものであるため、コイ
ルが載置面上でこれら一対の爪のちょうど真ん中に載置
されていなくとも、両方の爪をそれぞれコイルに押し当
ててその載置位置を固定することができる。したがっ
て、コイルカー上にコイルを載置するにあたって、その
載置位置をあまり正確に定める必要がない。
そして請求項1のコイルカーでは、その一対の爪が、後
退位置では載置面よりも下方にあるものの、互いに対向
前進するとき載置面上に突出するので、上記のようにコ
イルが載置されたのち、対向前進するという1段階の動
作によって迅速にコイルを挟みこむ。なお、これら一対
の爪は、離反後退してコイルから離れるとき載置面より
下方へ退避するので、そのコイルを下ろしたり、つぎの
コイルを載置面に載せたりする作業も行いやすい。
退位置では載置面よりも下方にあるものの、互いに対向
前進するとき載置面上に突出するので、上記のようにコ
イルが載置されたのち、対向前進するという1段階の動
作によって迅速にコイルを挟みこむ。なお、これら一対
の爪は、離反後退してコイルから離れるとき載置面より
下方へ退避するので、そのコイルを下ろしたり、つぎの
コイルを載置面に載せたりする作業も行いやすい。
請求項2のコイルカーでは、コイルを軸方向に両端から
挟みこむ爪が、コイルの最外周部分には当接しないの
で、載置されたコイルの最外周部分が軸方向にはみ出し
て不揃いになっていても、巻き直すことなくそのコイル
を固定することができる。また、上記したコイル載置作
業においてもこの部分を揃えておく必要はない。
挟みこむ爪が、コイルの最外周部分には当接しないの
で、載置されたコイルの最外周部分が軸方向にはみ出し
て不揃いになっていても、巻き直すことなくそのコイル
を固定することができる。また、上記したコイル載置作
業においてもこの部分を揃えておく必要はない。
[実施例] 第1図〜第3図に、この考案の第1実施例に関するコイ
ルカーの要部を示す。第1図はその中央面に沿った正面
視縦断面図、第2図および第3図はそれぞれ、第1図の
II−II線およびIII−III線での断面図である。
ルカーの要部を示す。第1図はその中央面に沿った正面
視縦断面図、第2図および第3図はそれぞれ、第1図の
II−II線およびIII−III線での断面図である。
コイルカー1は、第1図の左右方向に走行して鋼板のコ
イルaを圧延機(図示せず)のリール装置(図示せず。
コイルaを巻き戻したり巻き取ったりする装置)の前後
で運搬(搬入または搬出)するものである。図示の部分
はそのコイルカー1の上部フレーム10であり、この下に
は下部フレームや車輪、走行装置など(いずれも図示せ
ず)が構成されている。なお、リール装置との間でコイ
ルaの受け渡しを容易にするために、上部フレーム10は
下部フレームに対し昇降するようになっている。
イルaを圧延機(図示せず)のリール装置(図示せず。
コイルaを巻き戻したり巻き取ったりする装置)の前後
で運搬(搬入または搬出)するものである。図示の部分
はそのコイルカー1の上部フレーム10であり、この下に
は下部フレームや車輪、走行装置など(いずれも図示せ
ず)が構成されている。なお、リール装置との間でコイ
ルaの受け渡しを容易にするために、上部フレーム10は
下部フレームに対し昇降するようになっている。
コイルカー1における上部フレーム10の最上部には、コ
イルaを載置するためのサドル11が固着されている。第
2図のように、コイルaがサドル11の上でコイルカー1
の走行方向、つまり上部フレーム10の中央面上に軸を合
わせて載置されるよう、サドル11の上面(コイル載置
面)は内側寄りに下がった対称な傾斜面となっている。
この面の上には図のように各種直径のコイルaが載置さ
れる。
イルaを載置するためのサドル11が固着されている。第
2図のように、コイルaがサドル11の上でコイルカー1
の走行方向、つまり上部フレーム10の中央面上に軸を合
わせて載置されるよう、サドル11の上面(コイル載置
面)は内側寄りに下がった対称な傾斜面となっている。
この面の上には図のように各種直径のコイルaが載置さ
れる。
上部フレーム10およびサドル11は、第2図のとおり間隔
をおいて2列に設けているが、その間には、載置したコ
イルaの位置を固定すいるためのホルダー20を配備し
た。ホルダー20は、第1図のように一対の爪21、31をも
ち、これらでコイルaを軸(幅)方向の両端から挟むこ
とによりコイルaの位置固定をするものである。爪21、
31は前後動が可能で、互いに対向して前進(接近)する
とき、サドル11上のコイルaの下部を両側から挟みこ
む。
をおいて2列に設けているが、その間には、載置したコ
イルaの位置を固定すいるためのホルダー20を配備し
た。ホルダー20は、第1図のように一対の爪21、31をも
ち、これらでコイルaを軸(幅)方向の両端から挟むこ
とによりコイルaの位置固定をするものである。爪21、
31は前後動が可能で、互いに対向して前進(接近)する
とき、サドル11上のコイルaの下部を両側から挟みこ
む。
ホルダー20のうち、第1図における左側の爪21に関連す
る部分の構造はつぎのとおりである。すなわち、上部フ
レーム10にガイドロッド24を水平に架設し、これにスラ
イダ23を摺動可能に外嵌したうえその駆動用に油圧シリ
ンダ26を接続し、爪21は、このスライダ23の上部にピン
22を介して揺動可能に取り付けている。詳しく説明すれ
ば、まずガイドロッド24は、スライダ23を回転させず前
後にのみ摺動させるため長手方向に溝24aをもつが、ガ
イドロッド24自体が回転することのないよう、両端部を
フレーム10に嵌着したうえ一端にはキープレート24bを
止着している。そしてスライダ23は、上記の溝24aに係
合するキー片23aを止着したうえガイドロッド24に外嵌
した。油圧シリンダ26は、ガイドロッド24の下方でフレ
ーム10に固定した支持ブラケット27により枢支してお
り、その伸縮ロッド26aの先端を、スライダ23から下へ
延ばした下ブラケット23dに接続している。スライダ23
の上部には、2枚の上ブラケット23bを設けてピン23を
嵌着し、これに以下のような爪21を取り付けている。
る部分の構造はつぎのとおりである。すなわち、上部フ
レーム10にガイドロッド24を水平に架設し、これにスラ
イダ23を摺動可能に外嵌したうえその駆動用に油圧シリ
ンダ26を接続し、爪21は、このスライダ23の上部にピン
22を介して揺動可能に取り付けている。詳しく説明すれ
ば、まずガイドロッド24は、スライダ23を回転させず前
後にのみ摺動させるため長手方向に溝24aをもつが、ガ
イドロッド24自体が回転することのないよう、両端部を
フレーム10に嵌着したうえ一端にはキープレート24bを
止着している。そしてスライダ23は、上記の溝24aに係
合するキー片23aを止着したうえガイドロッド24に外嵌
した。油圧シリンダ26は、ガイドロッド24の下方でフレ
ーム10に固定した支持ブラケット27により枢支してお
り、その伸縮ロッド26aの先端を、スライダ23から下へ
延ばした下ブラケット23dに接続している。スライダ23
の上部には、2枚の上ブラケット23bを設けてピン23を
嵌着し、これに以下のような爪21を取り付けている。
爪21は、先端部21aと基端部21bとの間をピン22により揺
動可能に支持させている。先端部21aよりも基端部21bを
重くしたので、常態での爪21は図の実線で示したように
起立し、先端部21aがサドル11のコイル載置面より上方
に突出する(第2図参照)。上ブラケット23bには、こ
の状態の基端部21bが当接するストッパ23cを添設してい
るため、爪21は上記の起立状態から第1図の左回りに揺
動することはない。つまり爪21の先端部21aは他方の爪3
1に向かってのみ揺動可能であるが、その揺動をなすた
めにフレーム10の上部にストライカ25を取り付けた。ス
トライカ25の位置は、起立した爪21の先端部21aに近い
高さで、フレーム10における図の左端付近としたので、
爪21はガイドロッド24に沿って左方へ移動(後退)した
とき図の想像線のように伏臥する。つまり爪21は、シリ
ンダ26に駆動されて前後動する際、他に駆動手段をもた
ない簡単な構造にも拘わらず、図の左方に後退したとき
載置面より下に伏臥し、前進するときは起立して先端部
21aが載置面上に突出する。なおこの先端部21aに近く、
起立したときの高さがサドル11のコイル載置面に等しい
部分、すなわち載置したコイルaの最外周部の延長上に
なる部分には、凹部21cを形成している。
動可能に支持させている。先端部21aよりも基端部21bを
重くしたので、常態での爪21は図の実線で示したように
起立し、先端部21aがサドル11のコイル載置面より上方
に突出する(第2図参照)。上ブラケット23bには、こ
の状態の基端部21bが当接するストッパ23cを添設してい
るため、爪21は上記の起立状態から第1図の左回りに揺
動することはない。つまり爪21の先端部21aは他方の爪3
1に向かってのみ揺動可能であるが、その揺動をなすた
めにフレーム10の上部にストライカ25を取り付けた。ス
トライカ25の位置は、起立した爪21の先端部21aに近い
高さで、フレーム10における図の左端付近としたので、
爪21はガイドロッド24に沿って左方へ移動(後退)した
とき図の想像線のように伏臥する。つまり爪21は、シリ
ンダ26に駆動されて前後動する際、他に駆動手段をもた
ない簡単な構造にも拘わらず、図の左方に後退したとき
載置面より下に伏臥し、前進するときは起立して先端部
21aが載置面上に突出する。なおこの先端部21aに近く、
起立したときの高さがサドル11のコイル載置面に等しい
部分、すなわち載置したコイルaの最外周部の延長上に
なる部分には、凹部21cを形成している。
ホルダー20のうち他方の爪31に関連する部分は、爪21の
部分と対称であるため、類似の符号(20番台を30番台に
変えたもの)を付して説明を省略する。第3図のよう
に、爪31用の油圧シリンダ36は、爪21を駆動するシリン
ダ26とは別に配置し、伸縮ロッド36aの先端をスライダ3
3の下ブラケット33dに接続して爪31のみを駆動するもの
とした。つまり、ホルダー20の駆動手段としてのシリン
ダ26、36は、各爪21、31を独立に前後動させるものであ
る。
部分と対称であるため、類似の符号(20番台を30番台に
変えたもの)を付して説明を省略する。第3図のよう
に、爪31用の油圧シリンダ36は、爪21を駆動するシリン
ダ26とは別に配置し、伸縮ロッド36aの先端をスライダ3
3の下ブラケット33dに接続して爪31のみを駆動するもの
とした。つまり、ホルダー20の駆動手段としてのシリン
ダ26、36は、各爪21、31を独立に前後動させるものであ
る。
こうしたホルダー20を配備したコイルカー1において
は、コイルaを運搬しようとするとき、つぎの手順でコ
イルaを載置し、その位置を固定する。すなわち、 事前に、シリンダ26および36を伸長して爪21、31を
それぞれ図の左右端まで後退させておく。これにより、
前述のとおり爪21および31が伏臥して退避状態になるの
で、サドル11上にコイルaを載置する作業が行いやすく
なる。
は、コイルaを運搬しようとするとき、つぎの手順でコ
イルaを載置し、その位置を固定する。すなわち、 事前に、シリンダ26および36を伸長して爪21、31を
それぞれ図の左右端まで後退させておく。これにより、
前述のとおり爪21および31が伏臥して退避状態になるの
で、サドル11上にコイルaを載置する作業が行いやすく
なる。
図示しない起重手段または圧延機の出側(巻取側)
のリール装置から、コイルaをサドル11の載置面上に置
く。このときのコイルaの載置位置については、圧延機
およびリール装置または他のコイル取扱設備(図示せ
ず)にてもともと要求される位置精度が許容される。と
くにこの実施例のコイルカー1は、停止位置の調整能力
があるので、その調整時間を可とするなら上記の位置精
度はさらに緩和される。
のリール装置から、コイルaをサドル11の載置面上に置
く。このときのコイルaの載置位置については、圧延機
およびリール装置または他のコイル取扱設備(図示せ
ず)にてもともと要求される位置精度が許容される。と
くにこの実施例のコイルカー1は、停止位置の調整能力
があるので、その調整時間を可とするなら上記の位置精
度はさらに緩和される。
シリンダ26、36を収縮して爪21および31を対向前進
させ、コイルaの両端部に爪21、31の先端部21a、31aを
それぞれ押し付けてコイルaを固定する。前述のとおり
爪21、31は各ストッパ23c、33cの作用で起立状態から後
方へは揺動しないので、爪21と31とはシリンダ26、36に
よる力でコイルaを固定する。先端部21a、31aがコイル
aに当接した時点で、油圧回路を閉じてシリンダ26、36
の伸縮をロックするが、シリンダ26および36に収縮向き
の油圧力をかけ続けておいてもよい。
させ、コイルaの両端部に爪21、31の先端部21a、31aを
それぞれ押し付けてコイルaを固定する。前述のとおり
爪21、31は各ストッパ23c、33cの作用で起立状態から後
方へは揺動しないので、爪21と31とはシリンダ26、36に
よる力でコイルaを固定する。先端部21a、31aがコイル
aに当接した時点で、油圧回路を閉じてシリンダ26、36
の伸縮をロックするが、シリンダ26および36に収縮向き
の油圧力をかけ続けておいてもよい。
本実施例のコイルカー1によれば、上記手順を通じ、ホ
ルダー20の前記した構造上の特徴に基づいて下記の利点
がもたらされる。
ルダー20の前記した構造上の特徴に基づいて下記の利点
がもたらされる。
a)シリンダ26、36が爪21と31とをそれぞれ独立に駆動
するので、コイルaが中央位置から左右いずれかにずれ
て置かれても、各先端部21a、31aが確実にコイルaの両
端に当接する。このため、サドル11上へのコイルaの載
置作業は容易にかつ短時間に行える(前記参照)。
するので、コイルaが中央位置から左右いずれかにずれ
て置かれても、各先端部21a、31aが確実にコイルaの両
端に当接する。このため、サドル11上へのコイルaの載
置作業は容易にかつ短時間に行える(前記参照)。
b)シリンダ26、36の収縮という一段階の動作で、爪2
1、31が退避状態から載置面上に起立しかつ対向前進す
るという二つの動作を連続的に行うため、サドル11上に
載置されたコイルaが速やかに固定される。
1、31が退避状態から載置面上に起立しかつ対向前進す
るという二つの動作を連続的に行うため、サドル11上に
載置されたコイルaが速やかに固定される。
c)爪21、31に前記凹部21c、31cを形成したため、コイ
ルaの最外周部分は爪21および31に当接しないことか
ら、その部分が不揃いで軸方向へのはみ出しa1があって
も、先端部21aおよび31aがそれを避け、端の揃った中ほ
どの部分に当接してコイルaを確実に固定できる。
ルaの最外周部分は爪21および31に当接しないことか
ら、その部分が不揃いで軸方向へのはみ出しa1があって
も、先端部21aおよび31aがそれを避け、端の揃った中ほ
どの部分に当接してコイルaを確実に固定できる。
d)爪21および31がそれぞれガイドロッド24および34に
沿って広範囲に(ガイドロッド24のスパンだけ)水平移
動するため、コイルaの幅寸法(軸方向長さ)の大小に
多様に対応できる(第1図の中央寄りの想像線参照)。
沿って広範囲に(ガイドロッド24のスパンだけ)水平移
動するため、コイルaの幅寸法(軸方向長さ)の大小に
多様に対応できる(第1図の中央寄りの想像線参照)。
コイルaを運搬し終わると、前記と逆にシリンダ26、36
を伸長して爪21および31を後退させる。後端に近い位置
では、ストライカ25、35に当たって爪21、35が伏臥しサ
ドル11の載置面より下方に退避するので、コイルaの荷
下ろし作業も行いやすい。
を伸長して爪21および31を後退させる。後端に近い位置
では、ストライカ25、35に当たって爪21、35が伏臥しサ
ドル11の載置面より下方に退避するので、コイルaの荷
下ろし作業も行いやすい。
この考案の第1実施例は以上のとおりであるが、爪21、
31を前後動させる駆動手段としてはこの例に示した以外
にも各種の手段を使用できる。たとえば、油圧シリンダ
26および36を電動シリンダに置き換えできることはいう
までもないが、スライダ23、33をナット状部材とし、ロ
ッド24、34をそれに螺合するねじシャフトとして各シャ
フトに回転駆動源(モータなど)を連結したものでもよ
い。いずれも、駆動手段は各爪を独立に前後動させるも
のであることが重要である。
31を前後動させる駆動手段としてはこの例に示した以外
にも各種の手段を使用できる。たとえば、油圧シリンダ
26および36を電動シリンダに置き換えできることはいう
までもないが、スライダ23、33をナット状部材とし、ロ
ッド24、34をそれに螺合するねじシャフトとして各シャ
フトに回転駆動源(モータなど)を連結したものでもよ
い。いずれも、駆動手段は各爪を独立に前後動させるも
のであることが重要である。
続いて、この考案の第2実施例を第4図に基づいて説明
する。同図はコイルカー上部の正面視縦断面図で、前記
第1実施例の第1図に対応するものである。このコイル
カー2においても、上部フレーム60の最上部にコイル
a′の載置用サドル61が固着され、このサドル61の前後
(図の左右)両側に、載置されたコイルa′を挟んで固
定するホルダー70が配備されている。
する。同図はコイルカー上部の正面視縦断面図で、前記
第1実施例の第1図に対応するものである。このコイル
カー2においても、上部フレーム60の最上部にコイル
a′の載置用サドル61が固着され、このサドル61の前後
(図の左右)両側に、載置されたコイルa′を挟んで固
定するホルダー70が配備されている。
ホルダー70も、第1実施例のホルダー20と同様に、コイ
ルa′の最外周部分には当接しない先端部71a、76aをそ
れぞれ形成された一対の爪71、76を備えるが、その駆動
手段は、油圧式揺動モータ72、77である。つまり爪71、
76は、その基部がモータ72、77の出力軸にそれぞれ取り
付けられており、最大約90°の角度範囲で互いに独立に
揺動する。モータ72,77によって爪71、76が揺動すると
き、その先端部71a、76aは、円弧運動のため上下動しな
がら前後動するので、図のように後退位置(想像線で示
す)ではサドル61より下方に退避しているものの、対向
前進するとき(実線で示す)にはサドル61上に突出して
コイルa′を挟みこむことになる。
ルa′の最外周部分には当接しない先端部71a、76aをそ
れぞれ形成された一対の爪71、76を備えるが、その駆動
手段は、油圧式揺動モータ72、77である。つまり爪71、
76は、その基部がモータ72、77の出力軸にそれぞれ取り
付けられており、最大約90°の角度範囲で互いに独立に
揺動する。モータ72,77によって爪71、76が揺動すると
き、その先端部71a、76aは、円弧運動のため上下動しな
がら前後動するので、図のように後退位置(想像線で示
す)ではサドル61より下方に退避しているものの、対向
前進するとき(実線で示す)にはサドル61上に突出して
コイルa′を挟みこむことになる。
以上の構造により、このコイルカー2にコイルa′を載
置して固定する手順、およびその際もたらされる利点
は、ホルダー20・70の差異に基づく操作上の相違点を除
いて前記第1実施例とほぼ同様である。ただし、爪71、
76の先端部71a、76aがサドル61上の適当な突出高さで前
後動する距離が限られているため、載置するコイルa′
としてはほぼ一定の幅寸法のものに限定する必要があ
る。
置して固定する手順、およびその際もたらされる利点
は、ホルダー20・70の差異に基づく操作上の相違点を除
いて前記第1実施例とほぼ同様である。ただし、爪71、
76の先端部71a、76aがサドル61上の適当な突出高さで前
後動する距離が限られているため、載置するコイルa′
としてはほぼ一定の幅寸法のものに限定する必要があ
る。
以上、2つの実施例を紹介したが、この考案のコイルカ
ーは下記のように実施することもできる。
ーは下記のように実施することもできる。
イ)爪は一対に限るものでなく、二対またはそれ以上を
設けてもよい。また爪は、載置したコイルの下部を挟む
ものでなくてもよい。複数対の爪を設ける場合、その駆
動手段は、個々の爪つまり2×対の数だけの爪を各独立
に前後動させるものでもよいが、コイルの一側に当接す
る爪を一組とし、これらを他方側の爪の組とは独立(爪
の対ごとにみれば各爪は互いに独立)に前後動させるも
のでもよい。
設けてもよい。また爪は、載置したコイルの下部を挟む
ものでなくてもよい。複数対の爪を設ける場合、その駆
動手段は、個々の爪つまり2×対の数だけの爪を各独立
に前後動させるものでもよいが、コイルの一側に当接す
る爪を一組とし、これらを他方側の爪の組とは独立(爪
の対ごとにみれば各爪は互いに独立)に前後動させるも
のでもよい。
ロ)実施例のように、必ずしも平板状のサドルをコイル
載置面とするには及ばない。たとえば、2本以上の平行
なロール上にコイルを載置する構造でもよい。そのロー
ルを回転自在にしておけば、本考案のコイルカーは、コ
イルを圧延機などの所定箇所まで運搬したのち爪を開放
して、コイルが巻き戻される(回転する)間もそのコイ
ルを保持することができる。
載置面とするには及ばない。たとえば、2本以上の平行
なロール上にコイルを載置する構造でもよい。そのロー
ルを回転自在にしておけば、本考案のコイルカーは、コ
イルを圧延機などの所定箇所まで運搬したのち爪を開放
して、コイルが巻き戻される(回転する)間もそのコイ
ルを保持することができる。
ハ)圧延機に関連するコイルカーに限らず、板材の表面
処理機や洗浄機などの前後でコイルを運搬するものとし
て適用できることはいうまでもない。
処理機や洗浄機などの前後でコイルを運搬するものとし
て適用できることはいうまでもない。
[考案の効果] この考案のコイルカーによれば、コイルカーへのコイル
の載置、および載置したコイルの位置固定が、それぞれ
短時間で容易に行われる。
の載置、および載置したコイルの位置固定が、それぞれ
短時間で容易に行われる。
請求項ごとに述べると、まず請求項1のコイルカーで
は、コイルを所定位置に正確に載置する必要がないので
その載置作業が容易であり、また爪が退避位置から1段
階の動作でコイルを挟むのでコイルの固定が迅速であ
る。なお、爪の駆動手段として1動作に関するものを設
けるだけでよいため、構造が簡単で設備費用も低廉であ
るなどの利点もある。退避状態にあるときの爪はコイル
の載置面よりも下にあるので、コイルの載置および荷下
ろしの作業は、爪にコイルを当てないよう注意する必要
がなく容易に行える。
は、コイルを所定位置に正確に載置する必要がないので
その載置作業が容易であり、また爪が退避位置から1段
階の動作でコイルを挟むのでコイルの固定が迅速であ
る。なお、爪の駆動手段として1動作に関するものを設
けるだけでよいため、構造が簡単で設備費用も低廉であ
るなどの利点もある。退避状態にあるときの爪はコイル
の載置面よりも下にあるので、コイルの載置および荷下
ろしの作業は、爪にコイルを当てないよう注意する必要
がなく容易に行える。
そして請求項2のコイルカーでは、やはりコイルを所定
位置に正確に載置する必要がないのでその載置作業が容
易であるうえ、載置したコイルは最外周部分の不揃いに
拘わらず直ちに固定することができる。また、この不揃
い部分が爪によって押さえられないことから、板材(不
揃い部分)の変形や傷みも生じにくい。
位置に正確に載置する必要がないのでその載置作業が容
易であるうえ、載置したコイルは最外周部分の不揃いに
拘わらず直ちに固定することができる。また、この不揃
い部分が爪によって押さえられないことから、板材(不
揃い部分)の変形や傷みも生じにくい。
第1図〜第3図はこの考案の第1実施例に関するもの
で、第1図はコイルカーの中央面に沿った正面視縦断面
図、第2図は第1図のII−II線での断面図、そして第3
図は第1図のIII−III線での断面図である。また第4図
は、この考案の第2実施例に関するコイルカーの正面視
縦断面図である。 1,2…コイルカー、10,60…上部フレーム、20,70…ホル
ダー、21,31,71,76…爪、26,36…油圧シリンダ(駆動手
段)、72,77…揺動モータ(駆動手段)。
で、第1図はコイルカーの中央面に沿った正面視縦断面
図、第2図は第1図のII−II線での断面図、そして第3
図は第1図のIII−III線での断面図である。また第4図
は、この考案の第2実施例に関するコイルカーの正面視
縦断面図である。 1,2…コイルカー、10,60…上部フレーム、20,70…ホル
ダー、21,31,71,76…爪、26,36…油圧シリンダ(駆動手
段)、72,77…揺動モータ(駆動手段)。
Claims (2)
- 【請求項1】板材のコイルを載置して運搬するコイルカ
ーにおいて、 コイルカー上で互いに対向前進するときコイル載置面上
に突出してコイルを挟む一方、互いに離反後退するとき
同載置面よりも下方へ退避する一対の爪と、各爪を独立
に前後動させる駆動手段とを有するホルダーを配備した
コイルカー。 - 【請求項2】板材のコイルを載置して運搬するコイルカ
ーにおいて、 コイルカー上で互いに対向前進するとコイルの最外周部
分には当接せずにコイルを軸方向に両端から挟む一対の
爪と、各爪を独立に前後動させる駆動手段とを有するホ
ルダーを配備したコイルカー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989033562U JPH0744324Y2 (ja) | 1989-03-25 | 1989-03-25 | コイルカー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989033562U JPH0744324Y2 (ja) | 1989-03-25 | 1989-03-25 | コイルカー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02127317U JPH02127317U (ja) | 1990-10-19 |
| JPH0744324Y2 true JPH0744324Y2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=31537319
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989033562U Expired - Lifetime JPH0744324Y2 (ja) | 1989-03-25 | 1989-03-25 | コイルカー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0744324Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101254125B1 (ko) * | 2011-11-21 | 2013-04-12 | 주식회사 포스코 | 코일 내경 지지용 슬리브 자동 인출입장치 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52119292U (ja) * | 1976-03-04 | 1977-09-09 | ||
| JPS625771U (ja) * | 1985-06-27 | 1987-01-14 |
-
1989
- 1989-03-25 JP JP1989033562U patent/JPH0744324Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101254125B1 (ko) * | 2011-11-21 | 2013-04-12 | 주식회사 포스코 | 코일 내경 지지용 슬리브 자동 인출입장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02127317U (ja) | 1990-10-19 |
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