JPH0744530Y2 - 油圧式トルク増幅装置 - Google Patents

油圧式トルク増幅装置

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JPH0744530Y2
JPH0744530Y2 JP1988109869U JP10986988U JPH0744530Y2 JP H0744530 Y2 JPH0744530 Y2 JP H0744530Y2 JP 1988109869 U JP1988109869 U JP 1988109869U JP 10986988 U JP10986988 U JP 10986988U JP H0744530 Y2 JPH0744530 Y2 JP H0744530Y2
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hole
spool
port
pressure chamber
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誠 長尾
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住友イートン機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は油圧式トルク増幅装置に関する。
従来の技術 従来この種の油圧式トルク増幅装置としては、特公昭34
-7257号公報に開示されたようなものがあり、これはこ
の考案の実施例のトルク増幅装置本体1と共通するとこ
ろがあるので、この実施例を参照してその概要を説明す
ることとする。
それは入口ポート10、出口ポート11をもつハウジング
と、このハウジングの一部に形成された内歯部材29と、
この内歯部材29内にあってこれと噛合し、自転と公転と
をする外歯部材30とからなる増幅部6と、前記各ポート
10,11と増幅部6との流体の流通を制御する切換弁18
と、この切換弁18を作動する入力軸22と、前記増幅部6
の動力によって作動する出力軸32とを有するものであ
り、詳細は前記後方に開示されているが、必要部分につ
いては後記することとする。
考案が解決しようとする課題 前記のようなトルク増幅装置は、入力軸22の小さな回転
操作トルクによって出力軸32に回転比1:1の大トルクを
油圧の力で発生するものであって有用なものであるが、
トルク増幅のみを目的としていることから、トルク増幅
作業時以外のときは、ポンプから吐出された作動油は、
いかなる作用もすることなく、単にタンクに回収される
にすぎず、このためむだな動力損失を生ずるという問題
点があった。
したがってこの考案の目的は、前記のような従来のトル
ク増幅装置のもつ問題点を解決し、入力軸の小さな操作
トクルによって出力軸用の大トルクを油圧によって発生
するとともに、出力軸以外の補助機器類の作動も行え
て、トルク増幅時以外のときの、作動油の単なる流動の
ためのむだな動力損失の発生を防止することのできるト
ルク増幅装置を提供するにある。
課題を解決するための手段 この考案は前記のような課題を解決するために、入口ポ
ート、出口ポート、調整流体出口ポートをもつハウジン
グと、前記ハウジング内に設けた内歯部材と、この内歯
部材内にあってこれと噛合し、自転と公転とをする外歯
部材とを有する増幅部と、前記各ポートと増幅部との流
体の流通を制御する切換弁と、この切換弁を作動する入
力軸と、前記増幅部の動力によって作動する出力軸とが
設けられたトルク増幅装置本体と、このトルク増幅装置
本体に連結された補助機器類と、この補助機器類に流体
を供給する圧力流量補償弁とを具えた油圧式トルク増幅
装置において、トルク増幅装置本体1の切換弁18は、ハ
ウジング2の中心孔13内に回転可能に摺嵌されていて、
回転可能なスプール19及び入力軸22に結合されてスプー
ル19と協働するスリーブ20を有し、スリーブ20にはハウ
ジング2の入口ポート10と連通する中小径透孔41,42
と、出口ポート11と連通する中径透孔43とを設け、スプ
ール19には環状溝45,46と、環状溝45の両側に中径透孔4
3と同一間隔で配置された軸方向溝48,49と、環状溝46の
一側に軸方向溝49の中間に配置された軸方向溝50と、小
径透孔41と同一位相をもって環状溝46の両側に配置され
た軸方向溝47,51とを設け、スリーブ20及びスプール19
には軸方向溝51の近辺において小径透孔52,53を設け、
またスリーブ20には環状溝45,46の中間に軸方向溝49,50
と同一ピツチの大径透孔64,68及び傾斜透孔65の並びに
傾斜透孔65の外部開口と連通する環状溝67を設け、さら
にハウジング2には大径透孔64,68と連通する半径方向
流路54及び半径方向流路54と増幅部6の圧力室とを連通
する軸方向流路55と、環状溝67と調整流体ポート12とを
連通する透孔66とを設け、圧力流量補償弁70は弁部入口
ポート72、弁部出口ポート74、補助流体ポート76、調整
流体入口ポート75及び調整流体出口ポート83が設けられ
たケーシング71を有し、このケーシング71には圧力室を
設けて、この圧力室内に第1,2スプール部78,81を有する
流体制御弁77を摺動可能に配置し、第1,2スプール部78,
81によって前記圧力室を第1,2,3圧力室79,73,80に区画
し、第1圧力室79は第1スプール部78の位置によって第
2圧力室73と連通可能であり、第2圧力室73は弁部入口
ポート72、弁部出口ポート74及び補助流体ポート76と連
通可能であり、第3圧力室80には流体制御弁77を第2圧
力室73の方に向けて偏倚するばね82が収納されていると
もに、調整流体入口ポート75及び調整流体出口ポート83
が連通しており、ハウジング2の入口ポート10及び調整
流体出ポート12は、ケーシング71の弁部出口ポート74及
び調整流体入口ポート75にそれぞれ連通していることを
特徴とするのである。
作用 前記のような装置にあっては、入力軸22を回動すること
なく、切換弁18を中立位置におくと、ポンプ87によって
弁部入口ポート72に流入された油は、弁部出口ポート74
から増幅装置本体1の入口ポート10に流入する。このよ
うにしてトルク増幅装置本体1に流入した油は、切換弁
18内を通って出口ポート11からタンク88へ戻流すること
となる。
この際圧力流量補償力70にあっては第1圧力室79内の圧
力がばね82の押圧力とバランスするまで流体制御弁77を
変位し、それにより弁部出口ポート74は縮小されるとと
もに、補助流体ポート76は拡開し、弁部入口ポート72か
ら圧力流量補償弁70内に流入する油の大部分は補助機器
類86に流れることとなる。
また入力軸22を回動して、切換弁18を左右いずれかの方
へ変位すると、増幅装置本体1へ入口ポート10から流入
した油は、ハウジング2、スリーブ20及びスプーリ19に
よって形成される流路を通って、増幅部6内に流れ、外
歯部材30を回転させて増幅部6の容積とポンプ圧力とに
応じたトルクを出力軸32に伝え、前記流路と反対側の流
路を流出したうえ出口ポート11からタンク88へ戻流す
る。
この際入口ポート10から流入した油が流路途中に形成さ
れたオリフィスを通過して圧力損失を生じ、それが増幅
装置本体の調整流体ポートから、圧力流量補償弁70の第
1、第2圧力室79,80に伝達され、圧力差とばねの押圧
力との合成力が第1圧力室の圧力とバランスするまで制
御弁77を変位し、これにより増幅装置本体1へは必要と
される増幅トルク発生用油が流れ、残余の油が補助機器
類86に流れることとなる。
さらに入力軸22を回動して、切換弁18を左右いずれかの
方に最大限変位すると、圧力流量補償弁70の制御弁77を
前記右変位時よりさらに同方向へ変位させて弁部出口ポ
ート74を縮小させるとともに、補助流体ポート76を拡大
して、補償弁70に流入する油の大部分は補助機器類86に
流れることとなる。
実施例 第1〜第5図に示す第1実施例において、その多くの部
分は前記した特公昭34-7257号公報にみられるように、
公知に属するものであるが、これにつき説明する。
1はトルク増幅装置本体、2はバルブハウジングを示
し、第1図においてこのハウジング2の左端に第1エン
ドキャップ3がボルト4によって結合され、反対側の右
側には第1スペーサ板5、増幅部6、第2スペーサ板7
及び第2エンドキャップ8が順次配置され、これらがボ
ルト9によってハウジング2に結合されている。
バルブハウジング2には半径方向の入口ポート10、出口
ポート11及び圧力流量補償弁70に油を供給する調整流体
ポート12が形成され、中心孔13にはポート10,11と連通
する環状蓑14,15が形成されている。
中心孔13には切換弁18が回転可能に配置され、この切換
弁18は回転可能なスプール19及びこれと協働するスリー
ブ20とからなっており、スプール19の一端には入力軸22
が一体的に連結されている。
第1図において23は第2図に示すように、スプール19及
びスリーブ20に設けられた透孔に両端が嵌入したセンタ
リングばね、24は第3図に示すようにその両端がスプー
ル19の透孔25を円周方向に移動可能に貫通した後スリー
ブ20の透孔で支持されたストッパピン、27は駆動軸をそ
れぞれ示す。駆動軸27の一端には2又部が設けられてこ
こにストッパピン24が貫通し、他端にはスプライン付頭
部28が設けられており、増幅部6は内歯部材29と、内歯
部材29の内歯と噛合し、それより1枚少い歯をもち、内
歯部材29内に偏心的に設けられて自転と公転とを行う外
歯部材30とを有し、外歯部材30の中心孔31にはスプライ
ンが設けられて、このスプラインに駆動軸27の頭部28の
スプラインが係合している。
増幅部6に隣接する第2エンドキャップ8には、出力軸
32が回転可能に配置され、この出力軸32は増幅部6側に
開口した凹部33を有し、その底部にスプライン34が形成
されている。そして増幅部6の外歯部材30の中心孔31及
び出力軸32の凹部33内に伝動軸35が配置され、伝動軸35
の両端に中心孔31のスプライン及び凹部33のスプライン
にそれぞれ係合するスプラインを有する頭部36,37が設
けられている。
スリーブ20にはバルブハウジング1の環状溝14に連通す
る環状溝40が設けられ、この環状溝40にそれぞれ連通す
る小中径透孔41,42が、また環状溝15に連通する中径透
孔43が、それぞれ円周方向に等間隔をおいて、かつ同一
位相位置に配置されている(第4図)。
スプール19には第5図に点線で示すように、スリーブ20
の透孔43,41の中間位置、及び透孔42より増幅部6寄り
に対向する位置に、それぞれ環状溝45,46が設けられ、
環状溝45にはその両側に、中径透孔43と同一間隔をおい
て平行に延びる複数の軸方向溝48,49が、また環状溝46
にはその一側に、軸方向溝49間において軸方向に延びる
軸方向溝50と、小径透孔41と同一位相をもって環状溝46
の両側に配置された軸方向の細幅溝47、及び軸方向溝51
がそれぞれ設けられている。そして軸方向溝51の近辺に
おいて、スリーブ20及びスプール19に第4図に示すよう
な透孔52,53がそれぞれ設けられている。
スリーブ20において、両環状溝45,46の中間の環状溝45
よりに、軸方向溝49,50のピッチに等しいピッチをもっ
て大径透孔64,68が1つおきに、またその近辺に軸方向
溝50のピッチに等しいピッチをもって円周方向に配置さ
れた傾斜小径透孔65がそれぞれ設けられており、この透
孔65の外部開口と連通する環状溝67が設けられている。
バルブハウジング2には、第4図に示すように大径透孔
64及び68と連通する半径方向流路54及びこの流路54と増
幅部6の圧力室を連通する軸方向流路55が設けられ、さ
らに環状溝67と調整流体ポート12とを連通する透孔66が
設けられている。
第5図ないし第7図において、70は前記の流体圧力装置
と組合わされる圧力流量補償弁を示す。
この補償弁70において、71はケーシングであって、ポン
プ87と連通する入口ポート72を有する第2圧力室73を有
し、この圧力室73は圧力装置の入口ポート10及び調整流
体出口ポート12とそれぞれ連通する弁部出口ポート74、
調整流体入口ポート75及び補助機器類86と連通する補助
流体ポート76を具えている。
そして圧力室73内には流量制御弁77が摺動可能に配置さ
れ、圧力室73は制御弁77の第1、第2スプール部78,81
により、第1、第2、第3圧力室79,73,80の3室に分離
され、第2スプール81が第3圧力室80に配置されたばね
82に常時押圧されている。第3圧力80とタンク88との連
通路及びポンプ87とタンク88との連通路84には、それぞ
れリリーフバルブ85,89が設けられている。
(1) 基本作動 第1〜第3図において、入力軸22を左右いずれかの方向
に回動すると、センタリングばね23がたわんで入力軸22
と、スリーブ20との間に角変位を生ずる。この角変位に
よって後記するように入口ポート10から流入した高圧油
が内外歯部材29,30によって構成される圧力室に流入
し、この高圧油によって外歯部材30に発生する大トルク
を伝動軸35を介して出力軸32に伝達し、このようにして
仕事を終えた油は出口ポート11から装置外へ排出され
る。この際外歯部材30の回動が駆動軸27、ストッパピン
24を介してスリーブ20に伝達され、当初の角変位を打消
す作用が生じ、これら一連の作動によってセンタリング
ばね23をたわませるだけの小さなトルクにより、出力軸
32に大トルクがえられることとなる。
(2) バルブ中立時の作動 このときのスプール19とスリーブ20の相対的位置関係を
示すのが第5図(A)及び第6図である。
この場合には、ポンプ87によって圧力流量補償弁70の弁
部入口ポート72から流入した油は、弁部出口ポート74か
ら増幅装置本体1の入口ポート10に流入する。そしてこ
の油はバルブハウジング2及び切換弁18のスリーブ20の
環状溝14,40の流れ、スリーブ20の小径透孔41及びこれ
に連通しているスプール19の細幅溝47に入り、環状溝46
及び軸方向溝51を経て、スリーブ20の小径透孔52を介し
てスプール19の小径透孔53に入り、ここからスプール19
の中心孔内に入る。そしてこの油はここから透孔25、軸
方向溝48、透孔43を経て、出口ポート11からタンク88へ
流出する。
この際スリーブ20の孔41及びスプール19の軸方向溝47は
いずれも開口面積が小さいので、増幅装置本体1に流入
し、また流出する油量は微量であり、圧力流量補償弁70
の第2圧力室80はタンク88と連通しているため、第1圧
力室79にばね82とバランスするまで制御弁77を左右へ変
位する圧力が発生して、制御弁77は第6図に示すように
弁部出口ポート74を縮小し、補助流体ポート76を開口す
る位置となる。
したがってこの場合には、圧力流量補償弁70の弁部入口
ポート72に流入するポンプ87による吐出油は、わずかの
量を除いて補助機器類86に流れることとなる。
なお第6図において、57はスリーブ20の透孔41と、スプ
ール19の溝47とで構成される第1オリフィス、58はスリ
ーブ20の透孔52と、スプール19の溝51、透孔53とで形成
される第2オリフィスを示す。
(3) バルブ右変位時の作動 このときのスプール19とスリーブ20の相対的位置関係を
示すのが第5図(B)及び第7図である。
これは入力軸22を右方向に回動した場合であり、この場
合にはばね23の力に打勝ってスリーブ20とスプール19と
の間に角変位が生ずる。
この角変位により、第1、第2オリフイス57,58が閉
じ、第5図(B)に斜線で示すように、ーウリーブ20の
透孔42とスプール19の溝50とで構成される第3オリフイ
ス59、スリーブ20の透孔64とスプール19の溝50とで構成
される第4オリフイス60、及びスリーブ20の透孔68とス
プール19の溝49とで構成される第5オリフイス61がそれ
ぞれ開口する。
これによって圧力流量補償弁70から流入した油は、ハウ
ジング2及びスリーブ20の環状溝14,40に流れ、スリー
ブ20の中径透孔42、スプール19の環状溝46,軸方向溝5
0、第4オリフイス60、大径透孔64を経て、ハウジング
2の半径方向及び軸方向流路54,55を通って第1スペー
サ板5の流路62を経て増幅部6内に流入し、ここで外歯
部材30を回転させる。
この油はその後流路62,55,54を逆流して大径透孔68及び
第5オリフイス61を通り、スプール19の軸方向溝49、環
状溝45、軸方向溝48を経て、スリーブ20の透孔43、ハウ
ジング2の環状溝15を介して出口ポート11からタンク88
へ流出する。
この場合伝動軸35が増幅部6の外歯部材30と連結されて
いるので、出力軸32が回転され、増幅部6の容積とポン
プ圧力とに応じたトルクが得られる。
前記の場合に、油が第3オリフイス59を通過する際圧力
損失を生じ、この圧力差がスリーブ20の透孔65、環状溝
67及び透孔66を経て、調整流体ポート12から圧力流量補
償弁70の第1、第2圧力室79,80に伝達され、この圧力
差とばね82との合成力が、第1圧力室79の圧力とバラン
スするまで、制御弁77を第6図位置から左方へ変位して
第7図に示すように両ポート74,76を開口する位置とな
る。
これにより圧力流量補償弁70に流入するポンプ87による
吐出油は、出力軸32のトルク増幅に必要な量だけ出口ポ
ート74を介して、トルク増幅装置本体1に流れ、残部は
補助流体ポート76を介して補助機器類86に流れることと
なる。
(4) バルブ最大右変位時の作動 このときのスプール19とスリーブ20の相対的位置関係を
示すのが第5図(C)及び第8図である。
これは入力軸22をさらに右方向に回動して、入力軸22す
なわちスプール19とスリーブ20との間の角変位が最大と
なり、ストッパピン24が透孔25の一方の終端壁に係合し
たときである。
この場合入力軸22をさらに同方向に回動しようとする
と、圧力流量補償弁70のリリーフバルブ85がふいて、オ
リフィス90に流れが生じ、その前後の圧力差が第1、第
2圧力室79,80に伝達され、流体制御弁77を第7図位置
から右方へ変位し、弁部出口ポート74を縮小するととも
に、補助流体ポート76を拡大する第8図に示す位置とな
る。
これにより圧力流量補償弁70に流入するポンプ87による
吐出油は、わずかの量を除いてほぼ全量が補助機器類86
に流れることとなる。
前記においてバルブ左変位時は、前記と方向が反対なだ
けであるから説明を省略する。
考案の効果 この考案は前記のようであって、トルク増幅装置本体1
の切換弁18はハウジング2の中心孔13内に回転可能に摺
嵌されていて、回転可能なスプール19及び入力軸22に結
合されてスプール19と協働するスリーブ20とを有し、ス
リーブ20にはハウジング2の入口ポート10と連通する中
小径透孔41,42と、出口ポート11と連通する中径透孔43
とを設け、スプール19には環状溝45,46と、環状溝45の
両側に中径透孔43と同一間隔で配置された軸方向溝48,4
9と、環状溝46の一側に軸方向溝49の中間に配置された
軸方向溝50と、小径透孔41と同一位相をもって環状溝46
の両側に配置された軸方向溝47,51とを設け、スリーブ2
0及びスプール19には軸方向溝51の近辺において小径透
孔52,53を設け、またスリーブ20には環状溝45,46の中間
に軸方向溝49,50と同一ピツチの大径透孔64,68及び傾斜
透孔65並びに傾斜透孔65の外部開口と連通する環状溝67
を設け、さらにハウジング2には大径透孔64,68と連通
する半径方向流路54及び半径方向流路54と増幅部6の圧
力室とを連通する軸方向流路55と、環状溝67と調整流体
ポート12とを連通する透孔66とを設け、圧力流量補償弁
70は弁部入口ポート72、弁部出口ポート74、補助流体ポ
ート76、調整流体入口ポート75及び調整流体出口ポート
83が設けられたケーシング71を有し、このケーシング71
には圧力室を設けて、この圧力室内に第1,2スプール部7
8,81を有する流体制御弁77を摺動可能に配置し、第1,2
スプール部78,81によって前記圧力室を第1,2,3圧力室7
9,73,80に区画し、第1圧力室79は第1スプール部78の
位置によって第2圧力室73と連通可能であり、第2圧力
室73は弁部入口ポート72、弁部出口ポート74及び補助流
体ポート76と連通可能であり、第3圧力室80には流体制
御弁77を第2圧力室73の方に向けて偏倚するばね82が収
納されているともに、調整流体入口ポート75及び調整流
体出口ポート83が連通しており、ハウジング2の入口ポ
ート10及び調整流体出ポート12は、ケーシング71の弁部
出口ポート74及び調整流体入口ポート75にそれぞれ連通
されているので、切換弁18は、中立位置において、入口
ポート10から開口面積の小さいスリーブ20の小径透孔4
1、スプール19の軸方向溝47を介して、少量の流体が環
状溝46、軸方向溝51、スリブ20の小径透孔52を介してス
プール19の小径透孔53を経てこの中心孔に入り、ここか
ら透孔25、軸方向溝48、透孔43を経て出口ポート11から
タンク88へ流出し、この際増幅部6の入力側と出力側と
を同圧として、出力軸32から回転負荷を受けたとき、入
出力軸22,32が回転して異常なトルクの発生が防止さ
れ、また補助機器類86への作動回路が高圧のときでも、
切換弁18からのリークによって増幅部5の入力側回路又
は出力側回路に高圧が発生して、トルク増幅装置内に不
必要な異常トルクが発生するのが防止されるのに加え
て、切換弁の中立時及び最大変位時には、トルク増幅装
置本体では作動油を必要としないのをうけて、そのほぼ
全量を補助機器類の作動油として利用することができ、
また、切換弁の変位時には、トルク増幅に必要な量の作
動油のみをトルク増幅装置本体に供給し、余分の作動油
は補助機器類の作動油として利用することとなり、この
ようなことから作動油はいずれのときであっても、トル
ク増幅用または補助機器類作動用のいずれかに利用可能
となっていて、無駄に流路を還流することがなくて、動
力の無用の消費を防止することができるという効果を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に使用されるトルク増幅装置本体の一
部縦断正面図、第2、第3図はそれぞれ同上の一部の縦
断側面図、第4図は第1図の線4に囲まれた部分の拡大
図、第5図はこの考案のトルク増幅装置の切換弁の異る
作動状態をそれぞれ(A)(B)(C)として展開した
一部の平面図、第6、第7、第8図はそれぞれ第5図
(A)(B)(C)時における要部の線図的概略図であ
る。 1……トルク増幅装置本体、2……バルブハウジング 6……増幅部、10……入口ポート 11……出口ポート、12……調整流体出口ポート 13……中心孔、18……切換弁 19……スプール、20……スリーブ 22……入力軸、23……センタリングばね 24……ストッパピン、27……駆動軸 29……内歯部材、30……外歯部材 32……出力軸、35……伝動軸 70……圧力流量補償弁、71……ケーシング 72……弁部入口ポート、73……第2圧力室 74……弁部出口ポート、75……調整流体入口ポート 76……補助流体ポート、77……流体制御弁 78……第1スプール部、79……第1圧力室 80……第3圧力室、81……第2スプール部 82……ばね、83……調整流体出口ポート 86……補助機器類、87……ポンプ 88……タンク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入口ポート、出口ポート、調整流体出口ポ
    ートをもつハウジングと、前記ハウジング内に設けた内
    歯部材と、この内歯部材内にあってこれと噛合し、自転
    と公転とをする外歯部材とを有する増幅部と、前記各ポ
    ートと増幅部との流体の流通を制御する切換弁と、この
    切換弁を作動する入力軸と、前記増幅部の動力によって
    作動する出力軸とが設けられたトルク増幅装置本体と、
    このトルク増幅装置本体に連結された補助機器類と、こ
    の補助機器類に流体を供給する圧力流量補償弁とを具え
    た油圧式トルク増幅装置において、トルク増幅装置本体
    1の切換弁18は、ハウジング2の中心孔13内に回転可能
    に摺嵌されていて、回転可能なスプール19及び入力軸22
    に結合されてスプール19と協働するスリーブ20とを有
    し、スリーブ20にはハウジング2の入口ポート10と連通
    する中小径透孔41,42と、出口ポート11と連通する中径
    透孔43とを設け、スプール19には環状溝45,46と、環状
    溝45の両側に中径透孔43と同一間隔で配置された軸方向
    溝48,49と、環状溝46の一側に軸方向溝49の中間に配置
    された軸方向溝50と、小径透孔41と同一位相をもって環
    状溝46の両側に配置された軸方向溝47,51とを設け、ス
    リーブ20及びスプール19には軸方向溝51の近辺において
    小径透孔52,53を設け、またスリーブ20には環状溝45,46
    の中間に軸方向溝49,50と同一ピツチの大径透孔64,68及
    び傾斜透孔65の並びに傾斜透孔65の外部開口と連通する
    環状溝67を設け、さらにハウジング2には大径透孔64,6
    8と連通する半径方向流路54及び半径方向流路54と増幅
    部6の圧力室とを連通する軸方向流路55と、環状溝67と
    調整流体ポート12とを連通する透孔66とを設け、圧力流
    量補償弁70は弁部入口ポート72、弁部出口ポート74、補
    助流体ポート76、調整流体入口ポート75及び調整流体出
    口ポート83が設けられたケーシング71を有し、このケー
    シング71には圧力室を設けて、この圧力室内に第1,2ス
    プール部78,81を有する流体制御弁77を摺動可能に配置
    し、第1,2スプール部78,81によって前記圧力室を第1,2,
    3圧力室79,73,80に区画し、第1圧力室79は第1スプー
    ル部78の位置によって第2圧力室73と連通可能であり、
    第2圧力室73は弁部入口ポート72、弁部出口ポート74及
    び補助流体ポート76と連通可能であり、第3圧力室80に
    は流体制御弁77を第2圧力室73の方に向けて偏倚するば
    ね82が収納されているとともに、調整流体入口ポート75
    及び調整流体出口ポート83が連通しており、ハウジング
    2の入口ポート10及び調整流体出口ポート12は、ケーシ
    ング71の弁部出口ポート74及び調整流体入口ポート75に
    それぞれ連通していることを特徴とする油圧式トルク増
    幅装置。
JP1988109869U 1988-08-22 1988-08-22 油圧式トルク増幅装置 Expired - Lifetime JPH0744530Y2 (ja)

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