JPH0744809A - 磁気ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents
磁気ヘッドおよびその製造方法Info
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- JPH0744809A JPH0744809A JP21425492A JP21425492A JPH0744809A JP H0744809 A JPH0744809 A JP H0744809A JP 21425492 A JP21425492 A JP 21425492A JP 21425492 A JP21425492 A JP 21425492A JP H0744809 A JPH0744809 A JP H0744809A
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Landscapes
- Magnetic Heads (AREA)
- Thin Magnetic Films (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 飽和磁化の大きい金属軟磁性材を用いた高密
度記録再生用の高効率な積層型磁気ヘッドを提供する。 【構成】 金属軟磁性材がFe、N、Mを主成分とした
合金であり、金属軟磁性材の飽和磁歪が正である時は、
補強体の熱膨張係数を金属軟磁性材のそれよりも大きく
し、金属軟磁性材の飽和磁歪が負である時は、上記と逆
にする。
度記録再生用の高効率な積層型磁気ヘッドを提供する。 【構成】 金属軟磁性材がFe、N、Mを主成分とした
合金であり、金属軟磁性材の飽和磁歪が正である時は、
補強体の熱膨張係数を金属軟磁性材のそれよりも大きく
し、金属軟磁性材の飽和磁歪が負である時は、上記と逆
にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ヘッドに関し、特
に、高密度記録再生用に金属軟磁性材を磁気コアとする
磁気ヘッドに関する。
に、高密度記録再生用に金属軟磁性材を磁気コアとする
磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】磁気記録の高密度化に伴
い、記録媒体としては大きな保磁力が、磁気ヘッドとし
ては、保磁力の大きい媒体に対応した大きい飽和磁化が
求められている。金属軟磁性材料(例えばセンダスト、
アモルファス)は従来のフェライトに比べて飽和磁束密
度が大きいことから、これを磁気コアとする磁気ヘッド
が開発されている。
い、記録媒体としては大きな保磁力が、磁気ヘッドとし
ては、保磁力の大きい媒体に対応した大きい飽和磁化が
求められている。金属軟磁性材料(例えばセンダスト、
アモルファス)は従来のフェライトに比べて飽和磁束密
度が大きいことから、これを磁気コアとする磁気ヘッド
が開発されている。
【0003】図1は上記の磁気ヘッドの代表的な例であ
る。この磁気ヘッドは磁気コア1と、この磁気コアをそ
の両側から挟み込む補強体2a,2bとからなり、巻き
線窓3を利用してコイル4が形成されている。ここでは
この構造の磁気ヘッドを積層型ヘッドと総称する。
る。この磁気ヘッドは磁気コア1と、この磁気コアをそ
の両側から挟み込む補強体2a,2bとからなり、巻き
線窓3を利用してコイル4が形成されている。ここでは
この構造の磁気ヘッドを積層型ヘッドと総称する。
【0004】この積層型磁気ヘッドにおいて、磁気コア
としてセンダストスパッタ膜(FeSiAl合金、ある
いはFeSiAlにCr、Ru、Tiなどを添加した合
金)を用いたヘッドが開発された(1991年10月発
行の第15回日本応用磁気学会学術講演会概要集,p.
10)。更に、センダスト(飽和磁化約10kG)以上
の大きな飽和磁化を持つ、FeNMスパッタ膜(MはT
a,Zr,Nb,Hf,Tiの中から選択される少なく
とも一種類の元素であり、Fex My Nz の組成で表し
た場合、x,y,zを原子%とすると、70.5≦x≦
84、7≦y≦14、9≦z≦15.5の範囲:特願平
2−023686号)、あるいはFeNMLスパッタ膜
(MはTa,Zr,Nb,Hf,Tiの中から選択され
る少なくとも一種類の元素、LはCuおよび/またはA
gであり、(Fex My Nz )aLb の組成で表した場
合、x,y,z,a,bを原子%とすると、70.5≦
x≦84、7≦y≦14、9≦z≦15.5、95≦a
≦99.5、0.5≦b≦5の範囲:特願平2−104
952号)が発明され、Fe、Ta、Nを主成分とする
スパッタ膜(飽和磁化15kG以上)を用いたヘッドの
開発も行われている(1991年10月発行の第15回
日本応用磁気学会学術講演会概要集,p.11)。しか
しながら、このFeTaN膜を用いた磁気ヘッドは磁気
コアの磁気特性その他に改善の余地を残している。すな
わち、磁気コアの磁区構造が再生効率を高くするように
最適化されていないのが現状である。
としてセンダストスパッタ膜(FeSiAl合金、ある
いはFeSiAlにCr、Ru、Tiなどを添加した合
金)を用いたヘッドが開発された(1991年10月発
行の第15回日本応用磁気学会学術講演会概要集,p.
10)。更に、センダスト(飽和磁化約10kG)以上
の大きな飽和磁化を持つ、FeNMスパッタ膜(MはT
a,Zr,Nb,Hf,Tiの中から選択される少なく
とも一種類の元素であり、Fex My Nz の組成で表し
た場合、x,y,zを原子%とすると、70.5≦x≦
84、7≦y≦14、9≦z≦15.5の範囲:特願平
2−023686号)、あるいはFeNMLスパッタ膜
(MはTa,Zr,Nb,Hf,Tiの中から選択され
る少なくとも一種類の元素、LはCuおよび/またはA
gであり、(Fex My Nz )aLb の組成で表した場
合、x,y,z,a,bを原子%とすると、70.5≦
x≦84、7≦y≦14、9≦z≦15.5、95≦a
≦99.5、0.5≦b≦5の範囲:特願平2−104
952号)が発明され、Fe、Ta、Nを主成分とする
スパッタ膜(飽和磁化15kG以上)を用いたヘッドの
開発も行われている(1991年10月発行の第15回
日本応用磁気学会学術講演会概要集,p.11)。しか
しながら、このFeTaN膜を用いた磁気ヘッドは磁気
コアの磁気特性その他に改善の余地を残している。すな
わち、磁気コアの磁区構造が再生効率を高くするように
最適化されていないのが現状である。
【0005】本発明の目的は、このような従来の問題点
を解決することにある。
を解決することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録媒体に対
向する面に所定の深さを有するギャップを備え、かつ該
ギャップの深さを規定する貫通孔を備えた金属軟磁性材
よりなる磁気コアと、該磁気コアをその両側から挟み込
み、前記貫通孔に適合する貫通孔を有する一対の補強体
とからなる磁気ヘッドにおいて、金属軟磁性材の飽和磁
歪が正であるときには補強体の熱膨張係数を金属軟磁性
材の熱膨張係数よりも大きく、金属軟磁性材の飽和磁歪
が負であるときには補強体の熱膨張係数を金属軟磁性材
の熱膨張係数よりも小さくすることを特徴とする磁気ヘ
ッドである。
向する面に所定の深さを有するギャップを備え、かつ該
ギャップの深さを規定する貫通孔を備えた金属軟磁性材
よりなる磁気コアと、該磁気コアをその両側から挟み込
み、前記貫通孔に適合する貫通孔を有する一対の補強体
とからなる磁気ヘッドにおいて、金属軟磁性材の飽和磁
歪が正であるときには補強体の熱膨張係数を金属軟磁性
材の熱膨張係数よりも大きく、金属軟磁性材の飽和磁歪
が負であるときには補強体の熱膨張係数を金属軟磁性材
の熱膨張係数よりも小さくすることを特徴とする磁気ヘ
ッドである。
【0007】
【作用】図3に積層型ヘッドの磁気コアの磁区構造の一
例を示す。ギャップ34からコア内に導入された磁束3
3は、その磁路方向が32に示す磁区構造により磁化困
難軸方向となるため、高周波でも効率良くコア内を通過
することができる。それに対し、図4に示す磁区構造の
場合、磁路方向は磁化容易軸方向となるため、高周波で
の効率は低下する。よって、図3の磁区構造により高効
率な積層型ヘッドが得られる。
例を示す。ギャップ34からコア内に導入された磁束3
3は、その磁路方向が32に示す磁区構造により磁化困
難軸方向となるため、高周波でも効率良くコア内を通過
することができる。それに対し、図4に示す磁区構造の
場合、磁路方向は磁化容易軸方向となるため、高周波で
の効率は低下する。よって、図3の磁区構造により高効
率な積層型ヘッドが得られる。
【0008】図3に示す磁区構造を実現するためには、
磁気コアの磁歪と応力とを介した応力誘導異方性を制御
すればよい。即ち、磁気コアに引張力が生じている場合
は磁歪を負とすることによって、あるいは圧縮力が生じ
ている場合は磁歪を正とすることによって、磁気コアの
外周部や巻線窓周辺部、即ち応力がそれらの法線方向に
は解放されている部分では法線方向が磁化容易軸とな
り、図3に示す磁区が形成される。この磁区構造によっ
て再生効率の高い積層型ヘッドが得られる。
磁気コアの磁歪と応力とを介した応力誘導異方性を制御
すればよい。即ち、磁気コアに引張力が生じている場合
は磁歪を負とすることによって、あるいは圧縮力が生じ
ている場合は磁歪を正とすることによって、磁気コアの
外周部や巻線窓周辺部、即ち応力がそれらの法線方向に
は解放されている部分では法線方向が磁化容易軸とな
り、図3に示す磁区が形成される。この磁区構造によっ
て再生効率の高い積層型ヘッドが得られる。
【0009】FeNM膜、FeMNL膜の飽和磁歪は膜
中の窒素組成と熱処理条件によって制御される。また、
応力は基板の熱膨張係数によって制御される。
中の窒素組成と熱処理条件によって制御される。また、
応力は基板の熱膨張係数によって制御される。
【0010】Fe、N、M(MはTa,Zr,Nb,H
f,Tiの中から選択される少なくとも一種類の元素)
を主成分とした合金膜においてMとしてTaを用い、マ
グネトロンスパッタ法によりセラミックスあるいはガラ
ス基板上にFeTaN膜を約3μm成膜した。ターゲッ
トとしてはFeのプレート上にTaのチップを配置した
複合型、あるいはFeTaの合金型を用い、窒素は成膜
中の雰囲気ガスから供給し、窒素圧力を変えることによ
り膜中の濃度を変化させた。成膜後、1×10- 5 To
rr以下の真空中で550℃,1時間の熱処理を施し、
その後、膜面内の回転磁界中で飽和磁歪(λs)を測定
した。図5はそのλsの組成依存性である。保磁力(H
c)が10e以下になるヘッド材として適当な組成領域
でλsは窒素の組成に依存して正から負にわたって変化
した。即ち、窒素組成によりλsの制御が可能であっ
た。図6はFeTaN膜のλsの熱処理温度依存性を示
す図である。熱処理温度の上昇と共にλsは同一組成で
あっても正から負へと変化した。熱処理温度によっても
λsは制御可能であった。
f,Tiの中から選択される少なくとも一種類の元素)
を主成分とした合金膜においてMとしてTaを用い、マ
グネトロンスパッタ法によりセラミックスあるいはガラ
ス基板上にFeTaN膜を約3μm成膜した。ターゲッ
トとしてはFeのプレート上にTaのチップを配置した
複合型、あるいはFeTaの合金型を用い、窒素は成膜
中の雰囲気ガスから供給し、窒素圧力を変えることによ
り膜中の濃度を変化させた。成膜後、1×10- 5 To
rr以下の真空中で550℃,1時間の熱処理を施し、
その後、膜面内の回転磁界中で飽和磁歪(λs)を測定
した。図5はそのλsの組成依存性である。保磁力(H
c)が10e以下になるヘッド材として適当な組成領域
でλsは窒素の組成に依存して正から負にわたって変化
した。即ち、窒素組成によりλsの制御が可能であっ
た。図6はFeTaN膜のλsの熱処理温度依存性を示
す図である。熱処理温度の上昇と共にλsは同一組成で
あっても正から負へと変化した。熱処理温度によっても
λsは制御可能であった。
【0011】図7に異なった熱膨張係数(α)を持つ基
板に成膜したFeTaN膜の内部応力の温度依存性を示
す。αが35×10- 7 の基板はSiの(100)面が
表面に平行となった単結晶であり、136×10- 7 の
基板はNiO、CaO、TiO2 を主成分とするセラミ
ックである。図中のそれぞれの直線の傾きは、基板とF
eTaN膜との熱膨張係数の差により決定されている。
図7からFeTaN膜の熱膨張係数を求めると112×
10- 7 が得られた。この値を用いて基板の熱膨張係数
を変えたときのFeTaN膜の応力を熱処理温度550
℃の場合について計算した結果を図8に示す。図8から
FeTaN膜の応力は基板の熱膨張係数により制御でき
ることが明らかである。
板に成膜したFeTaN膜の内部応力の温度依存性を示
す。αが35×10- 7 の基板はSiの(100)面が
表面に平行となった単結晶であり、136×10- 7 の
基板はNiO、CaO、TiO2 を主成分とするセラミ
ックである。図中のそれぞれの直線の傾きは、基板とF
eTaN膜との熱膨張係数の差により決定されている。
図7からFeTaN膜の熱膨張係数を求めると112×
10- 7 が得られた。この値を用いて基板の熱膨張係数
を変えたときのFeTaN膜の応力を熱処理温度550
℃の場合について計算した結果を図8に示す。図8から
FeTaN膜の応力は基板の熱膨張係数により制御でき
ることが明らかである。
【0012】以上の飽和磁歪、応力の制御によって、F
eTaN膜の応力を引張力、磁歪を負とすることによっ
て、また、応力を圧縮力、磁歪を正とすることによっ
て、磁気コアには図3に示す磁区が形成された。逆に、
FeTaN膜の応力を引張力、磁歪を正とすることによ
って、また、応力を圧縮力、磁歪を負とすることによっ
て、磁気コアには図4に示す磁区が形成された。
eTaN膜の応力を引張力、磁歪を負とすることによっ
て、また、応力を圧縮力、磁歪を正とすることによっ
て、磁気コアには図3に示す磁区が形成された。逆に、
FeTaN膜の応力を引張力、磁歪を正とすることによ
って、また、応力を圧縮力、磁歪を負とすることによっ
て、磁気コアには図4に示す磁区が形成された。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。
【0014】図1に示す積層型ヘッドにおいて、磁気コ
ア膜として3μm厚のFeTaN膜を0.1μm厚のア
ルミナ中間層膜を介し4層積層した積層膜を用い、補強
体としてNiO、CaO、TiO2 を主成分としたセラ
ミック(熱膨張係数136×10- 7 )、および、Ca
O、TiO2 を主成分としたセラミック(熱膨張係数1
05×10- 7 )を用い、ギャップ長0.2μmで積層
型ヘッドを作製した。FeTaN膜の飽和磁歪は成膜時
の窒素圧力を変えて膜中の窒素組成を制御することによ
って行った。成膜はDCマグネトロンスパッタ法によ
り、雰囲気ガスとしてはアルゴンと窒素の混合ガスを用
い、総圧力は3mTorr、窒素圧力は0.2mTor
rから0.3mTorrで変化させた。
ア膜として3μm厚のFeTaN膜を0.1μm厚のア
ルミナ中間層膜を介し4層積層した積層膜を用い、補強
体としてNiO、CaO、TiO2 を主成分としたセラ
ミック(熱膨張係数136×10- 7 )、および、Ca
O、TiO2 を主成分としたセラミック(熱膨張係数1
05×10- 7 )を用い、ギャップ長0.2μmで積層
型ヘッドを作製した。FeTaN膜の飽和磁歪は成膜時
の窒素圧力を変えて膜中の窒素組成を制御することによ
って行った。成膜はDCマグネトロンスパッタ法によ
り、雰囲気ガスとしてはアルゴンと窒素の混合ガスを用
い、総圧力は3mTorr、窒素圧力は0.2mTor
rから0.3mTorrで変化させた。
【0015】図6に示す組成の膜を成膜し、550℃で
熱処理することによってFe7 6 .0 Ta8 . 5 N
1 5 . 5 (at%)の膜で正の磁歪、Fe7 7 . 8 Ta
8 . 2 N1 4 . 0 (at%)の膜で負の磁歪を得た。両
者の飽和磁化はともに15kGから16kGであった。
正磁歪の膜とNiO、CaO、TiO2 を主成分とした
セラミック基板(熱膨張係数136×10- 7 )との組
み合わせ、あるいは負磁歪の膜とCaO、TiO2 を主
成分としたセラミック基板(熱膨張係数105×10
- 7 )との組み合わせにより、図3に示す磁区構造を持
つヘッドを、また、正磁歪の膜とCaO、TiO2 を主
成分としたセラミック基板(熱膨張係数105×10
- 7 )との組み合わせ、あるいは負磁歪の膜とNiO、
CaO、TiO2を主成分としたセラミック基板(熱膨
張係数136×10- 7 )との組み合わせにより、図4
に示す磁区構造を持つヘッドを得た。
熱処理することによってFe7 6 .0 Ta8 . 5 N
1 5 . 5 (at%)の膜で正の磁歪、Fe7 7 . 8 Ta
8 . 2 N1 4 . 0 (at%)の膜で負の磁歪を得た。両
者の飽和磁化はともに15kGから16kGであった。
正磁歪の膜とNiO、CaO、TiO2 を主成分とした
セラミック基板(熱膨張係数136×10- 7 )との組
み合わせ、あるいは負磁歪の膜とCaO、TiO2 を主
成分としたセラミック基板(熱膨張係数105×10
- 7 )との組み合わせにより、図3に示す磁区構造を持
つヘッドを、また、正磁歪の膜とCaO、TiO2 を主
成分としたセラミック基板(熱膨張係数105×10
- 7 )との組み合わせ、あるいは負磁歪の膜とNiO、
CaO、TiO2を主成分としたセラミック基板(熱膨
張係数136×10- 7 )との組み合わせにより、図4
に示す磁区構造を持つヘッドを得た。
【0016】図9に、以上により作製した図3の磁区構
造の積層型ヘッドと、図4の磁区構造のヘッドの再生出
力の記録密度特性を示す。磁気テープとして保磁力15
00(Oe)のメタルテープを用い、ヘッドとテープと
の相対速度は21.4m/secとした。図3の磁区構
造の積層型ヘッドによって高い出力が得られた。
造の積層型ヘッドと、図4の磁区構造のヘッドの再生出
力の記録密度特性を示す。磁気テープとして保磁力15
00(Oe)のメタルテープを用い、ヘッドとテープと
の相対速度は21.4m/secとした。図3の磁区構
造の積層型ヘッドによって高い出力が得られた。
【0017】以上の結果はFeTaN膜でFex My N
z の組成で表した場合、x,y,zを原子%とすると、
70.5≦x≦84、7≦y≦14、9≦z≦15.5
の組成範囲であれば同様である。FeMN膜において、
Ta以外のZr、Hf、Ti、Nbを用いた場合も同様
に、磁歪の制御は窒素組成と熱処理条件とにより、応力
の制御は基板の熱膨張係数により可能である。
z の組成で表した場合、x,y,zを原子%とすると、
70.5≦x≦84、7≦y≦14、9≦z≦15.5
の組成範囲であれば同様である。FeMN膜において、
Ta以外のZr、Hf、Ti、Nbを用いた場合も同様
に、磁歪の制御は窒素組成と熱処理条件とにより、応力
の制御は基板の熱膨張係数により可能である。
【0018】また、磁気コア材としてFeNML膜を用
いた場合は、(Fex My Nz )aLb の組成で表した
場合、x,y,z,a,bを原子%とすると、70.5
≦x≦84、7≦y≦14、9≦z≦15.5、95≦
a≦99.5、0.5≦b≦5の組成範囲であれば同様
である。
いた場合は、(Fex My Nz )aLb の組成で表した
場合、x,y,z,a,bを原子%とすると、70.5
≦x≦84、7≦y≦14、9≦z≦15.5、95≦
a≦99.5、0.5≦b≦5の組成範囲であれば同様
である。
【0019】また、本発明の実施例においては、磁気テ
ープ用磁気ヘッドについて説明してきたが、本発明はハ
ードディスク用磁気ヘッドにも適用されるのは言うまで
もない。また、磁気ヘッドの構造が図2のようであって
も図1の場合と同様の結果が得られる。
ープ用磁気ヘッドについて説明してきたが、本発明はハ
ードディスク用磁気ヘッドにも適用されるのは言うまで
もない。また、磁気ヘッドの構造が図2のようであって
も図1の場合と同様の結果が得られる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば図
3に示す磁区構造を持った積層型ヘッドが得られ、高出
力化が実現した。
3に示す磁区構造を持った積層型ヘッドが得られ、高出
力化が実現した。
【図1】積層型磁気ヘッドの一例の斜視図である。
【図2】積層型磁気ヘッドの別の一例の斜視図である。
【図3】積層型磁気ヘッドの磁気コアの磁区構造の一例
の説明図である。
の説明図である。
【図4】積層型磁気ヘッドの磁気コアの磁区構造の別の
一例の説明図である。
一例の説明図である。
【図5】FeTaNスパッタ膜の550℃、1時間の熱
処理後の飽和磁歪(λs)と保磁力(Hc)の組成依存
性を示す図である。
処理後の飽和磁歪(λs)と保磁力(Hc)の組成依存
性を示す図である。
【図6】FeTaN膜の飽和磁歪の熱処理温度依存性を
示す図である。
示す図である。
【図7】FeTaN膜の応力の温度依存性を示す図であ
る。
る。
【図8】FeTaN膜の応力の基板熱膨張係数依存性を
示す図である。
示す図である。
【図9】図3の磁区構造の積層型ヘッドと図4の磁区構
造の積層型ヘッドの再生出力の記録密度特性を示す図で
ある。
造の積層型ヘッドの再生出力の記録密度特性を示す図で
ある。
1 磁気コア 2a,2b 補強体 3 巻き線窓 4 コイル 5 ガラス接合層 6,34,44 ギャップ 7,8 接合ガラス 31,41 磁気コア 32,42 磁壁 33,43 磁束
Claims (6)
- 【請求項1】 記録媒体に対向する面に所定の深さを有
するギャップを備え、かつ該ギャップの深さを規定する
貫通孔を備えた金属軟磁性材よりなる磁気コアと、該磁
気コアをその両側から挟み込み、前記貫通孔に適合する
貫通孔を有する一対の補強体とからなる磁気ヘッドにお
いて、金属軟磁性材の飽和磁歪が正であるときには補強
体の熱膨張係数を金属軟磁性材の熱膨張係数よりも大き
く、金属軟磁性材の飽和磁歪が負であるときには補強体
の熱膨張係数を金属軟磁性材の熱膨張係数よりも小さく
することを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項2】 前記金属軟磁性材が、Fe、NおよびM
(MはTa,Zr,Nb,Hf,Tiの中から選択され
る少なくとも一種類の元素)を主成分とした合金であ
り、Fex My Nz の組成で表した場合、x,y,zを
原子%とすると、70.5≦x≦84、7≦y≦14、
9≦z≦15.5の範囲であることを特徴とする請求項
1記載の磁気ヘッド。 - 【請求項3】 前記金属軟磁性材が、Fe、N、M(M
はTa,Zr,Nb,Hf,Tiの中から選択される少
なくとも一種類の元素)およびL(LはCuおよび/ま
たはAg)を主成分とした合金であり、(Fex My N
z )a Lb の組成で表した場合、x,y,z,a,bを
原子%とすると、70.5≦x≦84、7≦y≦14、
9≦z≦15.5、95≦a≦99.5、0.5≦b≦
5の範囲であることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘ
ッド。 - 【請求項4】 前記金属軟磁性材がFeTaN合金であ
り、この合金の飽和磁歪が負であるときには前記補強体
の熱膨張係数を112×10- 7 以下とし、この飽和磁
歪が正であるときには前記補強体の熱膨張係数を112
×10- 7 以上とすることを特徴とする請求項2記載の
磁気ヘッド。 - 【請求項5】 熱膨張係数が112×10- 7 以下の補
強体がCaOとTiO2 とを主成分とするセラミックで
あることを特徴とする請求項4記載の磁気ヘッド。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の磁気ヘ
ッドの製造方法であって、金属軟磁性材は薄膜形成後に
熱処理を施すことによって得られ、かつ金属軟磁性材の
飽和磁歪をその空素組成および/または薄膜形成後の熱
処理条件で制御することを特徴とする磁気ヘッドの製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21425492A JPH0744809A (ja) | 1992-01-17 | 1992-08-11 | 磁気ヘッドおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2594592 | 1992-01-17 | ||
| JP4-25945 | 1992-01-17 | ||
| JP21425492A JPH0744809A (ja) | 1992-01-17 | 1992-08-11 | 磁気ヘッドおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0744809A true JPH0744809A (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=26363653
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21425492A Pending JPH0744809A (ja) | 1992-01-17 | 1992-08-11 | 磁気ヘッドおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0744809A (ja) |
-
1992
- 1992-08-11 JP JP21425492A patent/JPH0744809A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960618 |