JPH0744836A - 回転磁気ヘッドおよび磁気記録パターン記録方法 - Google Patents

回転磁気ヘッドおよび磁気記録パターン記録方法

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JPH0744836A
JPH0744836A JP5183715A JP18371593A JPH0744836A JP H0744836 A JPH0744836 A JP H0744836A JP 5183715 A JP5183715 A JP 5183715A JP 18371593 A JP18371593 A JP 18371593A JP H0744836 A JPH0744836 A JP H0744836A
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JP
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magnetic
head
tracks
track
magnetic head
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JP5183715A
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English (en)
Inventor
Masayuki Hino
雅之 日野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多チャンネル記録において、機器間の互換性
をより確実とし、編集による信号の劣化を防止する。 【構成】 回転シリンダ1に4つの磁気ヘッドHa1〜
Ha4(Hb1〜Hb4)を近接して配置する。磁気ヘ
ッドは、トラック幅の広い磁気ヘッドHa1(Hb
1)、Ha4(Hb4)とトラック幅の狭い磁気ヘッド
Ha2(Hb2)、Ha3(Hb3)で構成され、近接
して配置した磁気ヘッドによって記録された複数のトラ
ックのうち、両端に位置するトラックTa1、Ta4の
幅が内側に位置するトラックTa2、Ta3の幅よりも
広くなるように磁気ヘッドを配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はVTR等における回転磁
気ヘッドに関し、さらに詳しくは、複数の磁気ヘッドを
近接して配置したマルチヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録技術の進歩によって、多
くの情報を取り扱うハイビジョンVTR、或いはディジ
タルVTRの開発が進められている。このような多くの
情報を記録再生するためには、信号を複数のチャンネル
に分割して記録再生する多チャンネル記録が有効であ
る。多チャンネル記録では、分割された信号に対して、
それを記録再生する磁気ヘッドが必要であり、チャンネ
ル数の増加にともなって磁気ヘッドの数が増加する。一
方、VTRに代表される回転式の磁気ヘッドでは、磁気
ヘッドを取り付けるスペースが限られているため、複数
の磁気ヘッドを近接して配置する磁気ヘッド(以下、マ
ルチヘッドと称す)が主流となっている。
【0003】従来、このような分野の技術の一例とし
て、マルチヘッド構成において回転シリンダから磁気ヘ
ッドの突き出し量を異なった値とした磁気記録再生ヘッ
ド(実開平2−42205号)が知られている。
【0004】以下、図7〜図11を参照しながら、従来
の回転磁気ヘッドの構成と、その問題点を説明する。図
7は従来の回転磁気ヘッドの正面図である。図8は従来
の回転磁気ヘッドにおける磁気テープの磁気記録パター
ンを示す図である。図9は従来の回転磁気ヘッドのシリ
ンダ構成を示す正面図、図10はその平面図である。図
11は従来の回転磁気ヘッドにおける磁気テープの第2
の磁気記録パターンを示す図である。
【0005】本例では、映像信号と音声信号を4チャン
ネルに分割して記録再生を行う回転磁気ヘッドについて
説明する。ヘッド構成は、図7に示すような4個の磁気
ヘッドを近接して配置する4チャンネルマルチヘッドで
ある。
【0006】図7に示すように、多チャンネル記録を行
う従来の一般的な回転磁気ヘッドは、複数の磁気ヘッド
を近接配置して構成される。磁気ヘッドha1〜ha
4,hb1〜hb4は、ヘッドベースb1に固定されて
おり、消去ヘッドfe1,fe2はヘッドベースb2に
固定されている。ヘッドベースb1,b2は回転シリン
ダ101に固定される。また、磁気ヘッドha1〜ha
4,hb1〜hb4(fe1,fe2)は、その先端を
回転シリンダ101の外周面からわずかに突き出す位置
に、かつ所定の高さに合わせて取り付けられている。こ
れら磁気ヘッドha1〜ha4,hb1〜hb4のトラ
ック幅g1〜g4は、ほぼ同一である。
【0007】回転シリンダ101は、図9、図10に示
すように、回転軸102に取り付けられており、回転軸
102が固定シリンダ103に回転可能に支持される。
回転シリンダ101の下端には、磁気ヘッドを所定の位
置に取り付けるためのヘッド窓Vが設けられている。回
転シリンダ101は、回転時に振動が起こって磁気ヘッ
ドの高さが変化することがないように回転バランスを取
っている。
【0008】固定シリンダ103は、回転軸102を支
持するとともに、外周面には磁気テープ107の走行を
ガイドするためのリード106が螺旋状に形成されてい
る。リード106は、磁気テープ107の走行の直線性
を大きく支配するので精度良く加工されている。
【0009】次に、回転シリンダ101に配置される磁
気ヘッドについて説明する。図10に示すように、回転
シリンダ101に取り付けられる磁気ヘッドは、4チャ
ンネルのマルチヘッドが180゜位相をずらして2ペア
と、マルチヘッドで記録した4トラックを同時に消去す
ることができる消去ヘッドfe1,fe2を180゜位
相をずらして設けられている。4チャンネルマルチヘッ
ドと消去ヘッドfe1,fe2とは、位相を90゜ずら
して配置している。各マルチヘッドを構成する磁気ヘッ
ドは、磁気テープ107に先行して突入する側から、h
a1(hb1),ha2(hb2),ha3(hb
3),ha4(hb4)とする。
【0010】磁気テープ107は、回転シリンダ101
および固定シリンダ103に対して斜めに巻き付けられ
ており、その下端が、リード106によって規制されて
いる。本例では、磁気テープ107は190゜程度の範
囲で巻き付けられており、そのうちの180゜が有効巻
き付け角度(実際に信号を記録再生する角度の範囲)で
あるものとする。
【0011】図8は、上記した構成の回転磁気ヘッドが
磁気テープ107に記録した磁気記録パターンを示す図
である。高密度記録を行うため、各記録トラックの間に
は無記録部分(以下、ガードバンドと称す)を設けない
フォーマットとしている。トラックta1,ta2,t
a3,ta4は、それぞれ磁気ヘッドha1,ha2,
ha3,ha4によって、トラックtb1,tb2,t
b3,tb4は、それぞれ磁気ヘッドhb1,hb2,
hb3,hb4によって記録されたトラックである。各
トラックta1〜ta4,tb1〜tb4は、ほぼ同一
の幅で形成される。
【0012】なお、4本のトラックta1〜ta4(t
b1〜tb4)で、ある1セットの情報(例えばTV画
面の1フレーム等)となっている。
【0013】ここで、マルチヘッドを構成する磁気ヘッ
ドha1〜ha4(hb1〜hb4)のトラック幅g1
〜g4の合計と、記録されたトラックta1〜ta4
(tb1〜tb4)の幅の合計は同一ではない。これ
は、記録トラックの間に余分なガードバンドが形成され
ないように、記録トラックta1〜ta4(tb1〜t
b4)の幅よりも、磁気ヘッドha1〜ha4(hb1
〜hb4)のトラック幅g1〜g4を少し大きくしてお
き、隣接するトラックの間で少しの重ね書き部分が発生
するようにしているためである。重ね書き部分の幅は記
録トラックta1〜ta4(tb1〜tb4)の幅に比
べて充分小さい。
【0014】以上のように構成された回転磁気ヘッドに
ついて、以下その動作を説明する。図10に示すよう
に、磁気テープ107は図中矢印Dの方向に走行するも
のとし、これに対して回転シリンダ101は、図中矢印
Cで示す方向に高速で回転する。磁気テープ107は、
固定シリンダ103に形成されたリード106に沿って
走行するように精度良く走行調整されている。この状態
で、回転シリンダ101に固定された磁気ヘッドha1
〜ha4,hb1〜hb4が磁気テープ107上を接触
走査し、信号を記録再生する。
【0015】高密度記録を実現するためにトラックの幅
をできるだけ狭く設定しているので、磁気ヘッドが磁気
テープ107に記録するトラックの数μm程度の曲がり
が大きな問題となる。トラックの直線性を悪化する要因
には、固定シリンダ103に形成されたリード106の
直線性が悪い、磁気テープ107の幅方向の規制力が均
一ではない、回転シリンダ101の回転軸102が傾い
ている等がある。磁気テープ107に記録されるトラッ
クの曲がりをトラックの直線性と言い、以下、その量を
リニアリティと称することにする。
【0016】トラックの曲がりの形状は、同じマルチヘ
ッド内の磁気ヘッド間、例えば磁気ヘッドha1とha
2の間では比較的似ているが、180゜位相をずらした
磁気ヘッドの間、例えば磁気ヘッドha1とhb1の間
では、それよりも少し異なってくる。これは、物理的、
時間的な隔たりがより大きいと、トラックを曲げる要因
の影響度が変化するからである。また、同じ機器で運用
する場合には、それほど大きな問題が発生しない場合で
も、異なる機器間の間では、上記した要因の影響度が全
て異なるので、トラックの曲がりの形状はさらに大きく
異なる場合がある。
【0017】トラックの曲がりは、上記のような要因の
他、環境の変化など不確定な要因によっても大きく悪化
する。このため、同じ磁気ヘッドが記録するトラックの
曲がりの形状が常に一定とは限らない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以下、従来の回転磁気
ヘッドにおける問題点について説明する。
【0019】図8に示すように、トラックta1〜ta
4とトラックtb1〜tb4が異なる曲がりの形状とな
った場合、トラックta4は後から記録されるトラック
tb1によってトラックの一部x1が削り取られるとい
う問題が発生する。
【0020】編集を行う場合、マルチヘッドで記録され
た4本のトラックta1〜ta4(tb1〜tb4)が
1セットとなっているので、これを消去する消去ヘッド
fe1(fe2)は、4本のトラックta1〜ta4
(tb1〜tb4)を同時に消去することができるよう
に構成されている。すでに記録されたトラックのうち一
部分だけを消去するような場合、消去ヘッドfe2によ
ってtb1〜tb4を消去すると、トラックta1、t
a4の一部x2,x3が削り取られるという問題があ
る。
【0021】このように、マルチヘッドによって記録さ
れたトラックのうち、両側に位置するトラックta1,
ta4(tb1,tb4)は上記の理由によって、内側
に位置するトラックta2,ta3(tb2,tb3)
に比べ、トラックが削り取られる場合が多く、出力が充
分安定に確保できないという問題があった。特に、消去
ヘッドfe1,fe2を使って編集を繰り返す場合に
は、大きな問題となる。
【0022】また、記録した機器と異なる機器で繰り返
し編集をする場合には、2つの機器のリニアリティが大
きく異なると、この問題はさらに深刻である。
【0023】以上のように、従来の多チャンネル記録に
おける回転磁気ヘッドでは、磁気ヘッドha1〜ha
4,hb1〜hb4のトラック幅g1〜g4を同一とし
ているために、マルチヘッドで記録した両側のトラック
ta1,ta4(tb1,tb4)の幅が、減少して充
分な出力が得られないという問題があった。
【0024】以上、従来の回転磁気ヘッドについて、ガ
ードバンドを設けない方式についてその問題を説明し
た。これに対して、従来の回転磁気ヘッドでは、各記録
トラックの間にガードバンドを設ける方式もある。
【0025】図11は、従来の回転磁気ヘッドが磁気テ
ープ107に記録した第2の磁気記録パターンを示す図
である。図11に示すように、ガードバンドを設ける方
式では、各トラックの曲がりの形状が異なっていても先
に記録したトラックの一部が削り取られるということは
なく、編集を行う場合にも消去ヘッドで余分にトラック
を消去するということはほとんどない。しかし、図8と
図11を比較すると明かであるが、ガードバンドという
無記録部分を形成するので、情報を記録するのにたくさ
んの面積を必要とする。このため、ガードバンド記録方
式は高密度記録を行うのに不利な方式であった。
【0026】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、編集による信号の劣化を防止するとと
もに、複数の機器間での互換性をより確実にすることの
できる回転磁気ヘッドおよび磁気記録パターンを提供す
ることを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために、回転シリンダに3つ以上の磁気ヘッドを
近接して配置し、磁気ヘッドが磁気媒体に記録するトラ
ックの幅が異なるように、磁気ヘッドのトラック幅を少
なくとも2種類以上の値としたものである。
【0028】また、近接して配置した磁気ヘッドは、ト
ラック幅の広い第1の磁気ヘッドと、トラック幅の狭い
第2の磁気ヘッドで構成され、近接して配置した磁気ヘ
ッドによって記録された複数のトラックのうち、両端に
位置するトラックが第1の磁気ヘッドで記録されるよう
に、内側に位置するトラックが第2の磁気ヘッドで記録
されるように、磁気ヘッドを配置したものである。
【0029】また、回転シリンダに3つ以上の磁気ヘッ
ドを近接して配置し、近接して配置した磁気ヘッドの数
をnとすると、n個の磁気ヘッドが磁気媒体に記録する
n本のトラックのうち、両端に位置するトラックのうち
の一方をトラック1とし、トラック1から離れるにした
がって、トラック2,トラック3,・・・,トラックn
とすると、トラック1を記録する磁気ヘッドがトラック
2を記録する磁気ヘッドよりも後行し、かつトラックn
を記録する磁気ヘッドがトラックn−1を記録する磁気
ヘッドよりも後行するように、磁気ヘッドを配置したも
のである。
【0030】また、3つ以上の磁気ヘッドを有する回転
シリンダを用いて磁気媒体に情報の記録再生を行い、か
つ情報を3つ以上のチャンネルに分割して記録する磁気
記録パターンであって、チャンネルの分割数をmとする
と、記録されたm本のトラックのうち、両端に位置する
トラックの幅を、内側に位置するトラックの幅よりも広
くすることもできる。
【0031】
【作用】本発明は、トラック幅の異なる磁気ヘッドでマ
ルチヘッド構成し、マルチヘッドで記録したトラックの
うち両側に位置するトラックを、トラック幅の広い磁気
ヘッドで記録するように配置したので、繰り返し編集を
行う場合にもトラックの幅が大きく減少するようなこと
がなく、全てのチャンネルにおいて充分再生出力を得る
ことができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1から図6
を参照しながら説明する。
【0033】図1は本発明の第1の実施例を示す回転磁
気ヘッドの正面図である。図2は本発明の第1の実施例
を示す回転磁気ヘッドにおける、磁気テープの磁気記録
パターンを示す図である。図3は本発明の第1の実施例
を示す回転磁気ヘッドのシリンダ構成を示す正面図、図
4はその平面図である。
【0034】以下、第1の実施例では、映像信号と音声
信号を4チャンネルに分割して記録再生を行う回転磁気
ヘッドについて説明する。ヘッド構成は、4個の磁気ヘ
ッドを近接して配置する4チャンネルマルチヘッドであ
る。
【0035】以下、本発明の第1の実施例について、図
1〜図4を用いて説明する。図1に示すように、多チャ
ンネル記録を行う本発明の第1の実施例の回転磁気ヘッ
ドは、複数の磁気ヘッドを近接配置して構成する。磁気
ヘッドHa1〜Ha4,Hb1〜Hb4は、ヘッドベー
スB1に固定し、消去ヘッドFE1,FE2はヘッドベ
ースB2に固定する。ヘッドベースB1,B2は、回転
シリンダ1の下部に設けたヘッド窓Wと位相を合わせて
固定する。
【0036】磁気ヘッドは、その先端を回転シリンダ1
の外周面からわずかに突き出す位置に、かつ所定の高さ
に合わせて取り付ける。これら磁気ヘッドHa1〜Ha
4,(Hb1〜Hb4)のトラック幅G1〜G4は同一
ではなく、両端の位置する磁気ヘッドHa1,Ha4
(Hb1,Hb4)のトラック幅G1,G4は、内側に
位置する磁気ヘッドHa2,Ha3、(Hb2,Hb
3)のトラック幅G2,G3に比べて広く設定してい
る。
【0037】回転シリンダ1は、図3、4に示すよう
に、回転軸2に取り付けており、回転軸2が固定シリン
ダ3に回転可能に支持される。回転シリンダ1の下端に
は、磁気ヘッドを所定の位置に取り付けるためのヘッド
窓Wと呼ばれる矩形の切り欠き部を設けている。回転シ
リンダ1は、回転時に振動が起こって磁気ヘッドの高さ
が変化することがないように回転バランスを取ってい
る。
【0038】固定シリンダ3は、回転軸2を支持すると
ともに、外周面には磁気テープ7の走行をガイドするた
めのリード6が螺旋状に形成されている。リード6は、
磁気テープ7の走行の直線性を大きく支配するので精度
良く加工する。
【0039】次に、回転シリンダ1に配置する磁気ヘッ
ドについて説明する。図4に示すように、回転シリンダ
1に取り付ける磁気ヘッドは、4チャンネルのマルチヘ
ッドが180゜位相をずらして2ペアと、マルチヘッド
で記録した4トラックを同時に消去することができる消
去ヘッドFE1,FE2を180゜位相をずらして設け
ている。4チャンネルマルチヘッドと消去ヘッドFE
1,FE2とは、それぞれ位相を90゜ずらして配置し
ている。
【0040】消去ヘッドFE1は、磁気ヘッドHa1〜
Ha4で記録したトラックTa1〜Ta4を消去し、消
去ヘッドFE2は、磁気ヘッドHb1〜Hb4で記録し
たトラックTb1〜Tb4を消去することができるよう
に所定の高さに合わせている。
【0041】各マルチヘッドを構成する磁気ヘッドは、
磁気テープ7に先行して突入する側から、Ha1(Hb
1),Ha2(Hb2),Ha3(Hb3),Ha4
(Hb4)とする。
【0042】磁気テープ7は、回転シリンダ1および固
定シリンダ3に対して斜めに巻き付けられており、その
下端が、リード6によって規制されている。本例では、
磁気テープ7は190゜程度の範囲で巻き付けており、
そのうちの180゜が有効巻き付け角度であるものとす
る。
【0043】図2は、本発明の回転磁気ヘッドが磁気テ
ープに記録した磁気記録パターンを示す図である。本発
明の回転磁気ヘッドは、より高密度な記録を実現するた
め、各記録トラックの間にはガードバンドを設けないフ
ォーマットとしている。トラックTa1,Ta2,Ta
3,Ta4は、それぞれ磁気ヘッドHa1,Ha2,H
a3,Ha4によって、トラックTb1,Tb2,Tb
3,Tb4は、それぞれ磁気ヘッドHb1,Hb2,H
b3,Hb4によって記録されたトラックである。
【0044】図2に示すように、各トラックの幅は、同
一ではない。マルチヘッドで記録した4本のトラックの
うち、トラックTa1(Tb1),Ta4(Tb4)の
幅は、トラックTa2(Tb2),Ta3(Tb3)に
比べて広くしている。なお、4本のトラックTa1〜T
a4(Tb1〜Tb4)で、ある1セットの情報(例え
ばTV画面の1フレーム等)としている。
【0045】ここで、マルチヘッドを構成する磁気ヘッ
ドのトラック幅G1〜G4の合計と、記録されたトラッ
クのTa1〜Ta4(Tb1〜Tb4)幅の合計は同一
ではない。これは、記録トラックの間に余分なガードバ
ンドが形成されないように、記録トラックTa1〜Ta
4,(Tb1〜Tb4)の幅よりも、磁気ヘッドHa1
〜Ha4,(Hb1〜Hb4)のトラック幅G1〜G4
を少し大きくしておき、隣接するトラックの間で少しの
重ね書き部分が発生するようにしているためである。重
ね書き部分の幅は、記録するトラックの幅に比べて充分
小さくしているため、重ね書きによってトラックTa1
の幅がトラックTa2の幅よりも小さくなるようなこと
はない。
【0046】以上のように構成された本実施例の回転磁
気ヘッドについて、以下その動作を説明する。
【0047】図4に示すように、磁気テープ7は図中矢
印Dの方向に走行し、これに対して回転シリンダ1は、
図中矢印Cで示す方向に高速で回転する。磁気テープ7
は、固定シリンダ3に形成されたリード6に沿って走行
するように精度良く走行調整している。この状態で、回
転シリンダ1に固定された磁気ヘッドが磁気テープ7上
を接触走査し、信号を記録再生する。このようにして磁
気テープ7に記録されたトラックは、略直線状に形成さ
れる。
【0048】しかし、固定シリンダ3に形成されたリー
ド6の直線性、磁気テープ7の幅方向の規制力の不均一
さ、回転シリンダ1の回転軸2の傾き等の要因によっ
て、通常、記録されたトラックは数μm程度曲がってい
る。トラックの曲がりは、できるだけ小さくなるよう調
整するが、現実的には、ある程度の限界があり、それ以
上リニアリティを良くすることはほとんど不可能であ
る。
【0049】図2に示すように、トラックTa1〜Ta
4とトラックTb1〜Tb4が異なる曲がりの形状とな
った場合、トラックTa4は後から記録されるトラック
Tb1によってトラックの一部X1が削り取られるとい
う問題が発生する。
【0050】また、編集を行う場合、マルチヘッドで記
録された4本のトラックTa1〜Ta4(Tb1〜Tb
4)が1セットとなっているので、これを消去する消去
ヘッドFE1(FE2)は、4本のトラックTa1〜T
a4(Tb1〜Tb4)を同時に消去することができる
ように構成されている。このように、すでに記録された
トラックのうち一部分だけを消去するような場合、消去
ヘッドFE2によってTb1〜Tb4を消去すると、ト
ラックTa1、Ta4の一部X2,X3が削り取られる
という問題があった。
【0051】これに対して、本発明の回転磁気ヘッド
は、両端に位置するトラックTa1,Ta4(Tb1,
Tb4)の幅が、内側のトラックTa2,Ta3(Tb
2,Tb3)の幅に比べて広くなるように磁気ヘッドを
構成したので、両端のトラックTa1,Ta4(Tb
1,Tb4)が上記の理由でトラックの一部分を削り取
られた場合でも、内側のトラックTa2,Ta3(Tb
2,Tb3)の幅と同程度の幅を確保することができ
る。
【0052】従って、消去ヘッドFE1,FE2を使っ
て編集を繰り返す場合にも出力が低下するという問題は
なく、環境の変化などの要因でトラックの曲がりが変化
した場合にも対応できる。さらに、トラックの曲がりの
形状の異なる2つの機器間での互換性も、より確実なも
のとなる。
【0053】また、視点を変えると、以下のようなこと
が言える。従来のマルチヘッドは、両端に位置するトラ
ック幅が削り取られることを前提としてトラック幅に少
し余裕をもたせて広く設定しており、内側のトラック幅
もこれと同じ幅としているので、全体としてトラック幅
が余裕分だけ広くなっていた。これに対して、本発明の
回転磁気ヘッドでは、両端のトラックTa1,Ta4
(Tb1,Tb4)のみ広くし、内側のトラックTa
2,Ta3(Tb2,Tb3)の幅は、不要な余裕をな
くしたので、マルチヘッド全体としてトラックの幅を小
さくし、記録密度の高いフォーマットを実現することが
できる。
【0054】このように、本発明の第1の実施例によれ
ば、多チャンネル記録を行うマルチヘッド構成におい
て、編集による信号の劣化を防ぐと共に、複数機器間で
の互換性をより確実なものとすることができる。
【0055】次に、本発明の第2の実施例について、図
5,図6を用いて説明する。図5は本発明の第2の実施
例を示す回転磁気ヘッドの正面図、図6は本発明の第2
の実施例を示す回転磁気ヘッドにおける磁気テープの磁
気記録パターンを示す図である。
【0056】以下、第2の実施例においても、映像信号
と音声信号を4チャンネルに分割して記録再生を行う回
転磁気ヘッドについて説明する。ヘッド構成は、4個の
磁気ヘッドを近接して配置する4チャンネルマルチヘッ
ドである。
【0057】図5に示すように、多チャンネル記録を行
う本発明の第2の実施例の回転磁気ヘッドは、複数の磁
気ヘッドを近接配置して構成する。磁気ヘッドは、ヘッ
ドベースBBに固定し、そのヘッドベースBBを回転シ
リンダ21に固定する。マルチヘッドを構成する磁気ヘ
ッドは、磁気テープ7に先行して突入する側から、J
1,J2,J3,J4である。
【0058】磁気ヘッドの高さは、図5に示すように、
磁気ヘッドJ2が磁気ヘッドJ1よりも高くし、磁気ヘ
ッドJ3を磁気ヘッドJ4よりも高く設定している。こ
れら磁気ヘッドのトラック幅g1〜g4は、ほぼ同一で
ある。
【0059】回転シリンダ21およびその他の構成につ
いては、第1の実施例と同じなので省略する。
【0060】図6は、本発明の第2の実施例を示す回転
磁気ヘッドが磁気テープに記録した磁気記録パターンを
示す図である。本発明の回転磁気ヘッドは、より高密度
な記録を実現するため、各記録トラックの間にはガード
バンドを設けないフォーマットとしている。図5に示す
ように、マルチヘッドの磁気ヘッドは上記した高さに設
定しているので、トラックT1は、磁気ヘッドJ2で記
録され、トラックT2は、磁気ヘッドJ1で、トラック
T3は、磁気ヘッドJ3で、トラックT4は、磁気ヘッ
ドJ4で記録される。
【0061】ここで、マルチヘッドを構成する磁気ヘッ
ドのトラック幅g1〜g4の合計と、記録されたトラッ
クT1〜T4の幅の合計は同一ではない。これは、記録
トラックの間に余分なガードバンドが形成されないよう
に、記録トラックの幅よりも、磁気ヘッドのトラック幅
g1〜g4を少し大きくしておき、隣接するトラックの
間で少しの重ね書き部分が発生するようにしているため
である。
【0062】これに対し、従来の回転磁気ヘッドでは、
磁気ヘッドJ1がトラックT1を記録し、磁気ヘッドJ
2がトラックT2を記録するよう構成されていた。磁気
ヘッドJ2は磁気ヘッドJ1よりも後行(後で記録す
る)するため、トラックT1は常にトラックT2によっ
て、トラックT1の一部を削り取られるという問題があ
った。
【0063】次に、トラックの曲がりについて説明す
る。トラックの曲がりの形状は、同じマルチヘッド内の
磁気ヘッドJ1〜J4で記録されたトラックT1〜T4
は比較的似ている。これは、マルチヘッドを構成してい
る磁気ヘッドJ1〜J4が近接配置されているからであ
る。しかし、他のヘッド(同じマルチヘッドの1回転
後、消去ヘッドを含む)で記録されたトラックT1’〜
T4’(消去ヘッドの場合にはヘッド走査軌跡)とは、
トラックの曲がりの形状が少し異なる。これは、物理
的、時間的な隔たりが大きいため、トラックを曲げる要
因がそれだけ異なってくるからである。
【0064】このような理由によって、トラックT4は
他のトラックT1〜T3に比べてトラックを削り取られ
る可能性が大きく、その量も大きい。さらに、編集を行
う場合には、4本のトラックT1〜T4を同時に消去す
るため、隣接するトラックT1,T4の一部が、削り取
られてしまう。
【0065】このように、従来の回転磁気ヘッドでは、
トラックT1,トラックT4は、トラックT2,T3と
比べて、トラックを削り取られる機会が多いという問題
があった。
【0066】そこで、本発明の回転磁気ヘッドは、図6
に示すように、磁気ヘッドJ2は磁気ヘッドJ1よりも
後行して記録する構成としたので、トラックT1の端が
磁気ヘッドJ1によって削り取られるという問題がな
い。また、厳密にはトラックT1とトラックT2のトラ
ックの曲がりの形状も異なっており、このトラックの曲
がりの違いによってトラックT1の一部が削り取られる
という問題がない。
【0067】トラックT3、トラックT4についても同
様に、トラックT4がトラックT3によって削り取られ
るという問題はない。
【0068】これにより、トラックの一部を削り取られ
る機会の多いトラックT1,T4のトラック幅の減少を
低減することができる。
【0069】このように、本発明の第2の実施例によれ
ば、トラック幅の小さくした高密度なVTRにおいて、
編集による信号の劣化を防ぐと共に、複数機器間での互
換性をより確実なものとすることができる。
【0070】以上、本発明の第1および第2の実施例に
よれば、繰り返し編集を行う場合にもトラックの幅が大
きく減少するようなことがなく、全てのチャンネルにお
いて充分再生出力を得ることができ、複数機器間での互
換性をより確実なものとすることができる。さらに、図
2と図11を比較すれば明らかであるが、本発明の実施
例によれば、ガードバンドを設ける必要がないので、よ
り記録密度の高いテープフォーマットを実現することが
できる。
【0071】なお、本実施例では、情報を4つのチャン
ネルに分割して記録再生する4チャンネルマルチヘッド
について説明したが、チャンネル分割数、マルチヘッド
を構成する磁気ヘッドの数はそれぞれ独立であっても良
く、数を限定するものではない。
【0072】また、磁気ヘッドを近接して配置したマル
チヘッド構成を例として説明したが、マルチヘッド構成
でなくとも、信号を3つ以上のチャンネルに分割して記
録する磁気記録パターンであって、チャンネル分割数を
mとすると、記録されたトラックのうち、両端に位置す
るトラックの幅が、内側に位置するトラックの幅よりも
広くした磁気記録パターンであっても良い。
【0073】また、信号分割を機能に応じて行い、映像
信号をトラック幅の広い磁気ヘッドで、音声信号をトラ
ック幅の狭い磁気ヘッドで記録することも考えられる。
【0074】
【発明の効果】以上のように、本発明の回転磁気ヘッド
によれば、マルチヘッドで記録される複数のトラックの
うち、両端に位置するトラックの幅を内側に位置するト
ラックの幅よりも広くなるようにヘッドを配置したの
で、編集による信号の劣化を防ぎ、複数機器間での互換
性をより確実とする効果が得られる。
【0075】しかも、ガードバンドを設けないテープフ
ォーマットにおいて上述した効果は特に得られ、この場
合には記録密度をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回転磁気ヘッドの
正面図
【図2】本発明の第1の実施例を示す回転磁気ヘッドに
おける磁気テープの磁気記録パターンを示す図
【図3】本発明の第1の実施例を示す回転磁気ヘッドの
シリンダ構成を示す正面図
【図4】本発明の第1の実施例を示す回転磁気ヘッドの
シリンダ構成を示す平面図
【図5】本発明の第2の実施例を示す回転磁気ヘッドの
正面図
【図6】本発明の第2の実施例を示す回転磁気ヘッドに
おける磁気テープの磁気記録パターンを示す図
【図7】従来の回転磁気ヘッドの正面図
【図8】従来の回転磁気ヘッドにおける磁気テープの磁
気記録パターンを示す図
【図9】従来の回転磁気ヘッドのシリンダ構成を示す正
面図
【図10】従来の回転磁気ヘッドのシリンダ構成を示す
平面図
【図11】従来の回転磁気ヘッドにおける磁気テープの
第2の磁気記録パターンを示す図
【符号の説明】
1 回転シリンダ 2 回転軸 3 固定シリンダ 7 磁気テープ Ha1〜Ha4,Hb1〜Hb4 磁気ヘッド FE1,FE2 消去ヘッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転シリンダに3つ以上の磁気ヘッドを近
    接して配置し、前記磁気ヘッドにて磁気記録媒体に記録
    されるトラックの幅が異なるように、前記磁気ヘッドの
    ヘッド幅を少なくとも2種類以上の値としたことを特徴
    とする回転磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】近接して配置された磁気ヘッドは、ヘッド
    幅の広い第1の磁気ヘッドと、ヘッド幅の狭い第2の磁
    気ヘッドとで構成され、前記近接して配置された磁気ヘ
    ッドによって記録された複数のトラックのうち、両端に
    位置するトラックが前記第1の磁気ヘッドで記録される
    ように、かつ内側に位置するトラックが前記第2の磁気
    ヘッドで記録されるように、磁気ヘッドを配置したこと
    を特徴とする請求項1記載の回転磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】回転シリンダに3つ以上の磁気ヘッドを近
    接して配置し、前記近接して配置された磁気ヘッドの数
    をnとした場合に、n個の磁気ヘッドにて磁気記録媒体
    に記録されるn本のトラックのうち、両端に位置するト
    ラックのうちの一方をトラック1とし、前記トラック1
    から離れるにしたがって、トラック2,トラック3,・
    ・・,トラックnとすると、トラック1を記録する磁気
    ヘッドがトラック2を記録する磁気ヘッドよりも後行
    し、かつトラックnを記録する磁気ヘッドがトラック
    (n−1)を記録する磁気ヘッドよりも後行するよう
    に、磁気ヘッドを配置したことを特徴とする回転磁気ヘ
    ッド。
  4. 【請求項4】3つ以上の磁気ヘッドを有する回転シリン
    ダを用いて磁気記録媒体上に情報の記録再生を行い、か
    つ前記情報を3つ以上のチャンネルに分割して記録する
    磁気記録パターンの記録方法であって、 前記チャンネルの分割数をmとすると、記録されたm本
    のトラックのうち、両端に位置するトラックの幅が、内
    側に位置するトラックの幅よりも広くなるように磁気記
    録媒体上に磁気記録パターンを記録することを特徴とす
    る磁気記録パターン記録方法。
JP5183715A 1993-07-26 1993-07-26 回転磁気ヘッドおよび磁気記録パターン記録方法 Pending JPH0744836A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7482789B2 (en) 2005-05-10 2009-01-27 Panasonic Corporation Step-up converter

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