JPH0744855U - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JPH0744855U
JPH0744855U JP1436594U JP1436594U JPH0744855U JP H0744855 U JPH0744855 U JP H0744855U JP 1436594 U JP1436594 U JP 1436594U JP 1436594 U JP1436594 U JP 1436594U JP H0744855 U JPH0744855 U JP H0744855U
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objective lens
optical axis
bobbin
pair
hinge member
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幸治 三森
芳正 合田
友之 石田
賢司 新谷
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動時に共振を生じさせることがなく、高い
周波数のサーボ電流でも応答性が良く正確なフォーカス
制御及びトラッキング制御を可能となす。 【構成】 対物レンズ33が取り付けられるボビン36
を支持する支持機構を、対物レンズ3の光軸方向と直交
する方向に平行となるように配され、対物レンズ33の
光軸と平行な方向に変位可能な一対の板バネ41,41
と、一対の板バネ41,41の間に配されるとともに一
対の板バネ41,41のそれぞれの一端が取り付けら
れ、対物レンズ33の光軸と直交する方向に変位するヒ
ンジ部46を有し対物レンズ33の光軸と直交する方向
に変位可能なヒンジ部材40とで構成し、ボビン36を
駆動するコイル38,39の駆動によって、一対の板バ
ネの変位によってボビン36を対物レンズ33の光軸方
向に移動させ、ヒンジ部材40の変位によってボビン3
6を対物レンズの光軸と直交する方向に移動させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、音声信号や映像信号等の情報信号を記録する光ディスクの如き光記 録媒体に光ビームを照射し、上記光記録媒体に記録された情報信号の再生を行い 、あるいは上記光記録媒体に情報信号の記録を行う記録及び/又は再生装置の光 学ピックアップ装置等に用いられる対物レンズ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、レーザビーム等の光ビームを用いて光記録媒体に対し情報信号の記録及 び/又は再生を行う光学ディスクプレーヤ等の記録及び/又は再生装置には、光 ビームを光記録媒体に照射するとともに、上記光記録媒体からの戻り光ビームを 検出する光ピックアップ装置が用いられている。
【0003】 この光ピックアップ装置には、半導体レーザ等の光源から出射された光ビーム が高速で回転される光ディスクの信号記録面に正確に合焦し、且つ上記光ディス クの記録トラックを正確にトラッキングするため、上記光ビームを光ディスクの 信号記録面に集束させる対物レンズを光軸と平行な方向なフォーカシング方向及 び上記光軸と直交する方向のトラッキング方向に駆動変位させるトラッキング制 御及びフォーカシング制御を行う対物レンズ駆動装置が備えられている。
【0004】 上記記録及び/又は再生装置に用いられる光学ピックアップ装置は、半導体レ ーザを内蔵した光学系ブロック上に、対物レンズを光軸と平行な方向及び上記光 軸と直交する方向の互いに直交する2軸方向に駆動変位させてトラッキング及び フォーカシング制御をなす対物レンズ駆動装置を取付けて構成されている。 この対物レンズ駆動装置として、第11図及び第12図に示すように構成され たものが用いられている。この第12図及び第12図に示す対物レンズ駆動装置 は、光学系ブロックへの取付け部となり且つ磁気回路部のヨークを構成する軟鉄 等の高透磁率材料からなる取付け基板1上に、円弧状に弯曲形成された扇形の一 対の第1の外周側ヨーク22と一対の内周側ヨーク3,3とをそれぞれ相対向さ せて磁気ギャップを形成するように所定間隔を隔てて配設するとともに、上記外 周側ヨーク2,2の下部にフォーカシング用マグネット4,4を配設し、さらに 上記外周側ヨーク2,2間に位置するように植立した一対の第2の外周側ヨーク 5,5の相対向する面にトラッキング用マグネット6,6を接合配合し磁気回路 部7を構成している。
【0005】 このように磁気回路部7が構成される取付け基板1には、上記磁気回路部7の 中心に位置するようにして支軸8が植立されている。この支軸8には、レンズ筒 9に保持された対物レンズ10を軸心から離間した、すなわち偏心した位置に取 付けた円筒状のボビン11が軸心に設けた円筒ボス部を介して回動変位可能に、 さらに上記支軸8の軸方向に摺動可能に挿通支持されている。このように支軸8 に支持されたボビン11は、不作動状態位置となる中立点において対物レンズ1 0の光軸と光学系ブロックの光軸とがトラッキング方向に一致するように弾性変 位可能なゴム材等からなる弾性保持部材12で保持されている。この弾性保持部 材12は、L字状に折曲げた基端部を取付け基板1上に接合等して取付けられる 。一方、ボビン11には、支軸8を中心にして対物レンズ10と対称位置に支持 ピン13が垂下する如く垂直に取付けられている。そして、上記ボビン11は、 上記支持ピン13の下端部を弾性保持部材12の保持部に穿設した嵌合孔14に 嵌合支持させることにより、上述した如き中立点に保持される。
【0006】 上述のように支軸8及び弾性保持部材12により支持されるボビン11の外周 面には、このボビン11を軸方向に摺動変位させ対物レンズ10をフォーカシン グ方向に駆動させるフォーカシング駆動コイル15及び上記ボビン11を軸回り 方向に回動変位させて対物レンズ10をトラッキング方向に回転駆動させるトラ ッキング駆動コイル16が配設されている。なお、フォーカシング駆動コイル1 5は、フォーカシング用マグネット4,4の磁界の方向と相俟ってボビン11を 支軸8の軸方向に駆動させる駆動力を生じさせるように巻回され、トラッキング 駆動コイル16は、トラッキング用マグネット6,6の磁界の方向と相俟ってボ ビン11を支軸8の軸回り方向に駆動させる駆動力を生じさせるように巻回され る。
【0007】 また、上記取付け基板1の下面側には、対物レンズ駆動装置を光学ブロックに 取付けるときに、対物レンズ10の光軸と光学系ブロック内を透過する光ビーム の光軸が一致し得るように上記対物レンズ駆動装置の光学ブロックに対する取付 け位置を調整し位置決めするリング状の位置決め調整部材17がビス18により 取付けられている。上記位置決め調整部材17は、支軸8に対して偏心して取付 けられ、対物レンズ駆動装置を光学系ブロックに取付けたとき、光学系ブロック の位置決め凹部に嵌合される。この位置決め凹部内で上記位置決め調整部材が回 動調整されることにより、対物レンズと光ビームの光軸の位置合せが図られる。
【0008】 上述のように構成された対物レンズ駆動装置は、光ディスク面から反射される 戻りの光ビームを検出して得られるフォーカシング方向及びトラッキング方向の 誤差検出出力に応じたサーボ電流を各駆動コイル15,16に選択的に供給して ボビン11を支軸8の軸方向及び軸回り方向に駆動することにより、対物レンズ 10をフォーカシング方向及びトラッキング方向に移動変位させ、光ディスクの 信号記録面に合焦される光ビームのビームスポットが上記光ディスクの記録トラ ックに正確に追従し合致するように制御している。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
上述のように構成された対物レンズ駆動装置にあっては、対物レンズ10を偏 心した位置に取付けたボビン11は、軸心に設けた支軸8を中心にして摺回動さ れる構成となされているので、固定支持点を備えていない。そのため、フォーカ シング方向及びトラッキング方向に上記ボビン11を駆動変位させる時に共振が 発生する虞れがあり、フォーカシング方向及びトラッキング方向の誤差検出出力 に応じた対物レンズ10の移動変位が行なえなくなり、光ビームの光ディスクの 信号記録面に対する合焦及び記録トラックのトラッキング走査が行なえなくなる 虞れがある。
【0010】 また、ボビン11は支軸8の軸方向に摺動変位するものであるため、駆動時に いわゆるステックスリップを生じ敷く8の軸方向に円滑な移動変位を実現するこ とができなくなる。 さらに、対物レンズの光軸と光ビームの光軸を正確に一致させるため、ボビン 11を支持する支軸8の取付け精度が要求され、さらにまたボビン11が支軸8 に対しガタ付くことなく円滑に移動するため、支軸8の軸径及びこの支軸8が挿 通される挿通孔の孔径の寸法精度を高精度に加工する必要があり、加工が極めて 困難である。
【0011】 さらにまた、上記対物レンズ駆動装置は、光学ブロックへの取付け位置の位置 決めをなすため、取付け基板1の下面に位置決め部材17を取付けており、この 位置決め部材17とボビン11は取付け基板1を挟んで2方向から取付ける必要 があり、組立工程が複雑となってしまう。 そこで、本考案は、駆動時に共振を生じさせることがなく、高い周波数のサー ボ電流でも応答性が良く正確なフォーカス制御及びトラッキング制御を行ない得 る対物レンズ駆動装置を提供することを目的とする。
【0012】 さらに、本考案は、部品点数の削減を図り、組立てが容易で、且つ各構成部品 の寸法精度の管理が容易な対物レンズ駆動装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る対物レンズ駆動装置は、上述したような目的を達成するため、対 物レンズが取り付けられるボビンと、上記ボビンを基板に対して上記対物レンズ の光軸と平行する方向及び直交する方向に変位可能に支持する支持手段と、上記 ボビンの外周面に対向して上記基板上に配設された一対のマグネットと、上記一 対のマグネットにそれぞれ対向するように上記ボビンに設けられ、上記対物レン ズの光軸と平行な方向及び上記光軸と直交する方向に上記ボビンを駆動する駆動 電流が供給されるコイルとを備えている。
【0014】 上記支持手段は、上記対物レンズの光軸方向と直交する方向に平行となるよう に配され上記対物レンズの光軸と平行な方向に変位可能な一対の板バネと、上記 一対の板バネの間に配されるとともに上記一対の板バネのそれぞれの一端が取り 付けられ上記対物レンズの光軸と直交する方向に変位するヒンジ部を有し上記対 物レンズの光軸と直交する方向に変位可能なヒンジ部材とを備えてなり、上記コ イルの駆動によって、上記一対の板バネの変位によって上記ボビンを上記対物レ ンズの光軸方向に移動させ、上記ヒンジ部材の変位によって上記ボビンを上記対 物レンズの光軸と直交する方向に移動させる。
【0015】
【作用】
本考案に係る対物レンズ駆動装置は、電磁駆動手段に対物レンズの光軸と平行 な方向に駆動させるフォーカシング方向のサーボ信号が供給されると、対物レン ズが取付けられたボビンは、一対の板バネを変位部として上記対物レンズの光軸 と平行な方向に平行移動される。
【0016】 また、電磁駆動手段に対物レンズの光軸と直交する方向に駆動させるトラッキ ング方向のサーボ信号が供給されると、上記ボビンは、ヒンジ部材の変位によっ て対物レンズの光軸と直交する方向に移動操作される。
【0017】
【実施例】
以下、本考案の具体的な実施例を図面を参照して説明する。 本考案に係る対物レンズ駆動装置は、第1図及び第2図に示すように、光ビー ムを出射する光源としての半導体レーザやその他の光学部品を内蔵した図示しな い光学系ブロックへの取付け部となる取付け基板21上に磁気回路部を構成する 略U字状をなす第1及び第2のヨーク22,23が相対向して取付けられる。こ れらヨーク22,23は、連結部22a,23a側を上記取付け基板21に設け た位置決め溝24内に嵌合させ、連結部22a,23aの下面に設けた嵌合凹部 25,26を上記位置決め溝24内に突設した位置決め突部27,27に嵌合さ せて取付けられ(第3図参照)、取付け基板21に対する取付け方向及び取付け 位置の位置決めがなされて固定される。各ヨーク22,23の外側に位置する立 上り片22b,23bの内側面には、それぞれマグネット28,28が接合配設 される。
【0018】 取付け基板21には、上記第1及び第2のヨーク22,23間の中央に位置す るようにして、光学系ブロックに内蔵された半導体レーザから出射された光ビー ムが透光する光窓29が開設されている。さらに、取付け基板21の両側には、 光学系ブロックへの固定部となる取付け舌片30,30が穿設されている。これ ら取付け舌片30,30には、ネジ挿通孔31,31が穿設され、これらネジ挿 通孔31,31を介して挿通される固定ネジ32,32により取付け基板21は 光学系ブロックに固定される。
【0019】 そして、光学記録媒体である光ディスクと対向して配設され、この光ディスク の信号記録面に光ビームのビームスポットを集束させる対物レンズ33は、外周 囲にフランジ部34を設けた円筒状のレンズ筒35を介して方形状をなすボビン 36に取付けられる。このボビン36は、合成樹脂により形成され、中心部にレ ンズ筒35が密嵌する嵌合穴37が穿設されている。そして、レンズ筒35は、 下端側を上記嵌合穴37に嵌合させて取付けられる。上記ボビン36の外周面に は、対物レンズ33をこの対物レンズ33の光軸と平行な方向であるフォーカシ ング方向に駆動変位させる駆動力を得るフォーカシング駆動コイル38と、対物 レンズ33をこの対物レンズ33の光軸と直交する方向であって光ディスクの径 方向に駆動変位させる駆動力を得る4個のトラッキング駆動コイル39が設けら れる。上記フォーカシング駆動コイル38は、マグネット28,28の着磁の方 向と相俟って対物レンズ33をフォーカシング方向に駆動する駆動力を生ずるよ うにボビン36の周回り方向に巻回され、各トラッキング駆動コイル39は、上 記マグネット28,28の着磁の方向と相俟って対物レンズ33をトラッキング 方向に駆動する駆動力を生ずるように角形に巻回されボビン36の各コーナ部に 亘って設けられる。
【0020】 上述のように対物レンズ33が取付けられ、フォーカシング及びトラッキング 駆動コイル38,39が設けられるボビン36は、第2のヨーク23を介して取 付け基板21に取付けられるヒンジ部材40に基端側を固定して取付けられる一 対の板バネ41,41により支持される。従って、ヒンジ部材40及び一対の板 バネ41,41によって、ボビン36の支持機構を構成している。
【0021】 そして、一対の板バネ41が固定されるヒンジ部材40は、合成樹脂のモール ド成形等により形成され、板状の互いに平行な上下端面42a,42bを有する 板バネ取付け部42の第2のヨーク23と対向する一側面にこの板バネ取付け部 42の高さ方向に直交するように設けられた連設部43を介して、第2のヨーク 23のマグネット28を接合した立上り片の外方側面側に相対向して設けたL字 状をなす一対の挟持片44,44間に嵌合挟持される嵌合片45を連設している 。そして、このヒンジ部材40は、連設部43を挟持片44,44間の間隙に挿 通し、嵌合片45を挟持片44,44間に嵌合させ、第2のヨーク23に取付け られる。このように取付けられるヒンジ部材40は、取付け基板21から離間し 、この取付け基板21に固定される第2のヨーク23を介して上記取付け基板2 1に固定される。また、ヒンジ部材40の連設部43には、この連設部43の一 部を肉薄となして形成されるヒンジ部46が高さ方向に連らなって設けられてい る。このようにヒンジ部46を設けることにより、ボビン36に取付けられる対 物レンズ33は、上記ヒンジ部46を中心にしてこの対物レンズ33の光軸と直 交する方向に変位可能となる。
【0022】 そして、一対の板バネ41,41は、ヒンジ部材40の板バネ取付け部42の 上下両端面42a,42bにそれぞれ基端部41a,41aを固定して取付けら れる。これら基端部41a,41aには、板バネ取付け部42の互いに平行な上 下両端面42a,42bにそれぞれ突設した嵌合突部47に嵌合する嵌合孔48 が穿設されている。そして、各板バネ41,41は、嵌合孔48を嵌合突部47 に嵌合させて取付けられる。このとき、嵌合突部47は加熱されて押し潰され、 各板バネ41,41の板バネ取付け部42からの抜け止めが図られて固定される 。このように取付けられる一対の板バネ41,41は、互いに平行となり、且つ 取付け基板21面に平行となる。
【0023】 また、一対の板バネ41,41の中央部には、板バネ取付け部42に取付けた ときに、第2のヨーク23が臨むとともに、弾性力を調節する開口49が設けら れている。
【0024】 そして、ボビン36は、一対の板バネ41,41の先端側に設けたボビン取付 け部50,50により対物レンズ33の光軸と直交する平面である上下面51, 52を挟持されて取付けられる。上記ボビン取付け部50,50には、それぞれ ボビン36に取付けた対物レンズ33が臨む透孔53及び取付け基板21に開設 した光窓29に対向する透孔54が設けられている。また、透孔53,54の周 囲には、ボビン36の上下面51,52に穿設した嵌合突部55が嵌合する嵌合 孔56が穿設されている。そして、ボビン36は、各嵌合突部55を各嵌合孔5 6に嵌合させ、嵌合突部55を押し潰し抜け止めを図って各板バネ41,41の ボビン取付け部50,50に支持固定される。また、上記ボビン36には、第1 及び第2のヨーク22,23のマグネット28,28が接合される立上り片22 b,23bと対向する内方側の立上り片22c,23cが挿通するヨーク挿通孔 57,58が穿設され、一対の板バネ41,41に支持されたときに各ヨーク2 2,23の内方側の立上り片22c,23cが挿通嵌合する。そして、ボビン3 6に設けられるフォーカシング及びトラッキング駆動コイル38,39は、マグ ネット28,28と各ヨーク22,23の内方側立上り片22c,23c間の間 隙に、所定の磁気ギャップを保持して支持される。
【0025】 なお、ボビン36に取付けられる対物レンズ33を保持したレンズ筒35は、 上記ボビン36を一対の板バネ41,41に支持させた状態で嵌合穴37に嵌合 され、フランジ部34を一方の板バネ41の平滑な面に係止させて取付けられ、 対物レンズ33の光軸方向の位置出しが行なわれる。
【0026】 上述の如く構成された対物レンズ駆動装置は、フォーカシング駆動コイル38 に駆動電流が供給されると、このコイル38内を流れる電流の方向とマグネット 28からの磁束の方向とから磁気作用により第1図中矢印F方向の力が生じ、ボ ビン36が同方向に駆動される。このとき、ボビン36を支持する互いに平行な 一対の板バネ41,41には、互いに逆向きのモーメントが作用するが、これら 板バネ41,41に同等のコンプライアンスを有するものを使用すれば、上記モ ーメントは互いに打ち消し合って平行状態を維持して移動し、ボビン36を対物 レンズ33の光軸方向に平行な方向に移動させる。そして、光ディスクの信号記 録面に光ビームを集束させる対物レンズ33のフォーカス制御が行なわれる。
【0027】 また、トラッキング駆動コイル39に駆動電流が供給されると、このコイル3 9内を流れる電流の方向とマグネット28からの磁束の方向とから磁気作用によ り第1図中矢印T方向の力が生じ、ボビン36は、このボビン36を支持するヒ ンジ部材40のヒンジ部46を中心にして同方向に駆動される。そして、対物レ ンズ33は、光ディスクの信号記録面と平行な光軸方向と直交する方向に移動さ れトラッキング制御が行なわれる。
【0028】 上述の実施例では、ヒンジ部材40は第2のヨーク23に設けた挟持片44, 44間に嵌合片45を嵌合させて取付けられているが、挟持片44,44を設け ることなく、第4図に示すように嵌合片45を第2のヨーク23の外方側の立上 り面に接着剤等により接合して取付けるようにしても良い。 また、上述の実施例では、ヒンジ部材40は、第2のヨーク23を介して取付 け基板21に固定されているが、下記に述べる実施例に示す如く取付け基板21 に植立する支軸を介して取付けるようにしても良い。
【0029】 以下、取付け基板21に植立した支軸60を用いてヒンジ部材40を取付ける ようにした実施例を説明する。なお、前記実施例と共通する部分については、同 一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0030】 第5図及び第6図に示す対物レンズ駆動装置は、第1及び第2のヨーク22, 23が取付けられる取付け基板21にヒンジ部材40を回動可能に支持する支軸 60を植立する。この支軸60は、磁気回路部を構成する第2のヨーク23の外 方側に位置して植立される。そして、支軸60を介して取付け基板21に支持さ れるヒンジ部材40は、第7図(A),(B)及び(C)に示すように対物レン ズ33が取付けられたボビン36を支持する一対の板バネ41,41の基端部4 1a,41aがそれぞれ固定される互いに平行な上下端面42a,42bを有す る板状の板バネ取付け部42と、この板バネ取付け部42の第2のヨーク23と 対向する一側面に高さ方向に直交するように設けられた連設部43を介して設け られた支軸嵌合孔61を穿設した固定部62とから構成されている。上記連設部 43は、板バネ取付け部42の中心位置に設けられ、高さ方向に連らなってその 一部を肉薄として形成されたヒンジ部46が設けられている。また、固定部62 の下端面の上記支軸嵌合孔61に対し偏心した位置には、対物レンズ33の光軸 と光学系ブロックから透光する光ビームの光軸との位置合せ調整を行なう光軸合 せ機構63の回動調整部材64に設けた係合凹部65に係合する係合ピン66が 突設されている。
【0031】 上記対物レンズ33を取付けたボビン36を支持した一対の板バネ41,41 がの基端部が取付けられたヒンジ部材40は、固定部62に穿設した支持嵌合孔 61を介して支軸60に圧入されて取付け基板21に取付けられる。
【0032】 また、取付け基板21上には、上述の如く対物レンズ33と光ビームの光軸合 せを行なう光軸合せ機構63が設けられている。この光軸合せ機構63は、支軸 60の基端部に形成したフランジ部60aに嵌合する嵌合凹部67に対し偏心し た位置に設けた貫通孔68を取付け基板21に螺合される固定用ビス69に挿通 して取付けられ、支軸60に対して偏心回動する回動調整部材64により構成さ れる。この回動調整部材64の貫通孔68と対向する一端には、係合凹部65が 設けられ、支持部40に突設した係合ピン66が係合させられる。また、回動調 整部材64の外周面には、ギヤ部70が形成されている。そして、第8図に示す ようにギヤ部70を調整用ドライバーDにより回動操作すると、ヒンジ部材40 は支軸60を中心にして回動される。このヒンジ部材40に2枚の板バネ41, 41により支持されたボビン36に取付けられた対物レンズ33は、第8図中矢 印A方向に回動操作され光学系ブロックから透光される光ビームの光軸との光軸 合せが行なわれる。そして、光軸合せが行なわれた所で、固定用ビス69を締付 け回動調整部材64を取付け基板21に固定すれば、対物レンズ33と光ビーム の光軸を正確に一致させた対物レンズ駆動装置が構成される。
【0033】 このように構成される対物レンズ駆動は、ヒンジ部46に加工精度上のバラツ キがあって、対物レンジ33と光ビームの光軸にずれを生じても、上記ヒンジ部 46の加工精度上のバラツキを吸収して精度良く光軸合せを行なうことが可能と なる。
【0034】 なお、上述の実施例において、ヒンジ部材40は、支軸60に対し圧入嵌合さ れて取付けられているが、支軸60の先端に止め輪を嵌合させ抜け止めを図るよ うにしても良い。
【0035】 また、支軸60に替えて、長尺なネジを固定部62に穿設した支軸嵌合孔61 に挿通し、このネジによりヒンジ部材40を取付けるようにしても良い。 さらにまた、ヒンジ部材40に設けられるヒンジ部46の加工精度が十分に得 られ、対物レンズ33を取付けたボビン36を支持する一対の板バネ41,41 を取付けしたヒンジ部材40を支軸60に取付けるだけで、対物レンズ33と光 ビームの光軸合せが達成されるものであれば、光軸合せ機構63を設ける必要が ない。
【0036】 前述の第5図及び第6図に示すものにあっては、光軸合せ機構63は、ヒンジ 部材40とは別体の回動調整部材64を設けて構成しているが、第9図及び第1 0図に示すようヒンジ部材40の固定部62の回動中心から偏心した位置に、こ の回動中心を中心にする円弧状の固定ネジ挿通孔70を穿設し、この円弧状の固 定ネジ挿通孔70の範囲でヒンジ部材40を回動操作し、対物レンズ33と光ビ ームの光軸を調整するようにしても良い。すなわち、ヒンジ部材40の回動中心 となるヒンジ部46が設けられる連設部43の延長線上に位置する固定部62の 下面に取付け基板21に形成した嵌合凹部73に嵌合する支持ピン72を突設す る。この支持ピン72から偏心した位置に、この支持ピン72を中心にする円弧 上の固定ネジ挿通孔70を穿設する。そして、ヒンジ部材40は、支持ピン72 を嵌合凹部73に嵌合させ、固定ネジ挿通孔70に挿通される固定ネジ74を取 付け基板21に螺合した状態で上記支持ピン72を中心にして回動操作され、対 物レンズ33が第10図中矢印A方向に回動操作されて光ビームの光軸との光軸 合せが行なわれる。そして、対物レンズ33と光ビームの光軸合せが行なわれた 状態で、固定ネジ74により固定すれば正確に光軸合せを行なった対物レンズ駆 動装置が得られる。
【0037】 なお、上述の各実施例では、可動部となるボビン36に対物レンズ33のみを 取付けた例を挙げたが、さらにビームスプリッタ、フォトディテクタ等の光学部 品を上記ボビン36に取付けたようにしたものにも適用できるものである。
【0038】
【考案の効果】
上述のように本考案に係る対物レンズ駆動装置は、対物レンズが取付けられる ボビンを、一対の板バネにより上記対物レンズの光軸と平行な方向に移動可能に 支持してなるので、光軸の傾きを生じさせることなく対物レンズを光軸方向と平 行な方向に正確に移動させることができ、滑らかな移動が実現される。さらに、 上記ボビンは、対物レンズの光軸と直交する方向には、ヒンジ部材のヒンジ部に より移動可能に支持されてなるので、安定したトラッキング動作を実現すること ができる。
【0039】 特に、ボビンを対物レンズの光軸と直交する方向に移動可能となすため、ヒン ジ部を設けたヒンジ部材を備えてなることから、ヒンジ部の肉厚を可変調整する ことにより、上記ボビンの対物レンズの光軸と直交する方向の駆動動作を所望す る特性が得られるように自在に設定することが可能となり、電磁駆動手段の駆動 力を大きくすることなく上記ボビンの対物レンズの光軸と直交する方向への駆動 を実現することが可能なる。従って、対物レンズ駆動装置の小型化を実現するこ とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る対物レンズ駆動装置の一実施例を
示す斜視図である。
【図2】図1に示す対物レンズ駆動装置の分解斜視図で
ある。
【図3】図1に示す対物レンズ駆動装置の側断面図であ
る。
【図4】ヒンジ部材のヨークへの取付状態の他の例を示
す斜視図である。
【図5】本考案の他の実施例を示す斜視図である。
【図6】図5に示す実施例の組立て状態を示す斜視図で
ある。
【図7】ヒンジ部材を示すものであって、(A)はその
正面図であり、(B)は平面図であり、(C)は側面図
である。
【図8】対物レンズの光軸位置調整状態を示す平面図で
ある。
【図9】対物レンズの光軸調整機構を有するヒンジ部材
の他の例を示す斜視図である。
【図10】図9に示すヒンジ部材を有するものにおいて
対物レンズの光軸位置調整状態を示す平面図である。
【図11】従来例を示す斜視図である。
【図12】その側断面図である。
【符号の説明】
21 取付け基板 22 第1のヨーク 23 第2のヨーク 28 マグネット 33 対物レンズ 36 ボビン 38 フォーカシング駆動コイル 39 トラッキング駆動コイル 40 ヒンジ部材 41 板バネ 42 板バネ取付け部 45 嵌合片 46 ヒンジ部
フロントページの続き (72)考案者 新谷 賢司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズが取り付けられるボビンと、 上記ボビンを基板に対して上記対物レンズの光軸と平行
    する方向及び直交する方向に変位可能に支持する支持手
    段と、 上記ボビンの外周面に対向して上記基板上に配設された
    一対のマグネットと、 上記一対のマグネットにそれぞれ対向するように上記ボ
    ビンに設けられ、上記対物レンズの光軸と平行な方向及
    び上記光軸と直交する方向に上記ボビンを駆動する駆動
    電流が供給されるコイルとを備え、 上記支持手段は、 上記対物レンズの光軸方向と直交する方向に平行となる
    ように配され上記対物レンズの光軸と平行な方向に変位
    可能な一対の板バネと、 上記一対の板バネの間に配されるとともに上記一対の板
    バネのそれぞれの一端が取り付けられ上記対物レンズの
    光軸と直交する方向に変位するヒンジ部を有し上記対物
    レンズの光軸と直交する方向に変位可能なヒンジ部材と
    を備えてなり、 上記コイルの駆動によって、上記一対の板バネの変位に
    よって上記ボビンを上記対物レンズの光軸方向に移動さ
    せ、上記ヒンジ部材の変位によって上記ボビンを上記対
    物レンズの光軸と直交する方向に移動させるようにした
    ことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
JP1436594U 1994-11-21 1994-11-21 対物レンズ駆動装置 Pending JPH0744855U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60160032A (ja) * 1984-01-30 1985-08-21 Canon Inc 光学的記録再生装置の対物レンズ駆動装置

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60160032A (ja) * 1984-01-30 1985-08-21 Canon Inc 光学的記録再生装置の対物レンズ駆動装置

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