JPH0745030A - 光ディスクカートリッジ - Google Patents
光ディスクカートリッジInfo
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- JPH0745030A JPH0745030A JP20377793A JP20377793A JPH0745030A JP H0745030 A JPH0745030 A JP H0745030A JP 20377793 A JP20377793 A JP 20377793A JP 20377793 A JP20377793 A JP 20377793A JP H0745030 A JPH0745030 A JP H0745030A
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- Japan
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- optical disk
- magneto
- recording
- cartridge
- liner
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 筐体状のカートリッジ2内に光ディスク1が
内装されてなる光ディスクカートリッジにおいて、前記
カートリッジ2内に光ディスク1の少なくともいずれか
一方の面に接触してライナー13,14を配する。 【効果】 ライナーによって光ディスク面に付着する塵
埃が払拭除去されて光ディスク面が常に清浄な状態にな
り、塵埃の影響を受けない良好な記録再生を行うことが
可能になる。
内装されてなる光ディスクカートリッジにおいて、前記
カートリッジ2内に光ディスク1の少なくともいずれか
一方の面に接触してライナー13,14を配する。 【効果】 ライナーによって光ディスク面に付着する塵
埃が払拭除去されて光ディスク面が常に清浄な状態にな
り、塵埃の影響を受けない良好な記録再生を行うことが
可能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カートリッジ内に光磁
気ディスクが内装されてなる光ディスクカートリッジに
関する。
気ディスクが内装されてなる光ディスクカートリッジに
関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録方式は、磁性薄膜を部分的に
キュリー点または温度補償点を越えて昇温し、この部分
の保磁力を消滅させて外部から印加される記録磁界の方
向に磁化の向きを反転することを基本原理とするもの
で、光ファイルシステムやコンピュータの外部記憶装
置、あるいは音響、映像情報の記録装置等において実用
化されつつある。
キュリー点または温度補償点を越えて昇温し、この部分
の保磁力を消滅させて外部から印加される記録磁界の方
向に磁化の向きを反転することを基本原理とするもの
で、光ファイルシステムやコンピュータの外部記憶装
置、あるいは音響、映像情報の記録装置等において実用
化されつつある。
【0003】この光磁気記録方式に用いられる光磁気デ
ィスクとしては、ポリカーボネート等からなる透明基板
の一主面に、膜面と垂直方向に磁化容易軸を有し、且つ
磁気光学効果の大きな記録磁性層(例えば希土類−遷移
金属合金非晶質薄膜)や反射層,誘電体層を積層するこ
とにより記録部を形成し、さらにこの記録部上に紫外線
硬化樹脂等よりなる保護層を覆う如く形成したものが知
られている。
ィスクとしては、ポリカーボネート等からなる透明基板
の一主面に、膜面と垂直方向に磁化容易軸を有し、且つ
磁気光学効果の大きな記録磁性層(例えば希土類−遷移
金属合金非晶質薄膜)や反射層,誘電体層を積層するこ
とにより記録部を形成し、さらにこの記録部上に紫外線
硬化樹脂等よりなる保護層を覆う如く形成したものが知
られている。
【0004】このような構成の光磁気ディスクは、いわ
ゆるミニディスクと称される音楽記録用媒体として普及
しつつある。このミニディスクは、直径が64mm程度
の円板状の光磁気ディスクであり、磁界変調方式,磁気
ヘッド摺動方式によって記録が行われ、カー効果を利用
して再生が行われるようになされたものである。
ゆるミニディスクと称される音楽記録用媒体として普及
しつつある。このミニディスクは、直径が64mm程度
の円板状の光磁気ディスクであり、磁界変調方式,磁気
ヘッド摺動方式によって記録が行われ、カー効果を利用
して再生が行われるようになされたものである。
【0005】以下に磁界変調記録方式,磁気ヘッド摺動
方式及びカー効果を利用した再生方式について説明す
る。
方式及びカー効果を利用した再生方式について説明す
る。
【0006】すなわち、磁界変調記録方式,磁気ヘッド
摺動方式によって記録を行うには、光磁気ディスクを回
転駆動させ、光磁気ディスクの保護層側に配された磁気
ヘッドを該保護層に接触させる。そして、この磁気ヘッ
ドにより信号パターンに対応させて磁場方向を上向き,
下向きと高速で反転させながら磁場を印加する。それと
同時に、光磁気ディスクの基板側に非接触状態で配され
た光学ヘッドにより磁場を印加している部分に対応する
位置に基板側からレーザ光を照射する。
摺動方式によって記録を行うには、光磁気ディスクを回
転駆動させ、光磁気ディスクの保護層側に配された磁気
ヘッドを該保護層に接触させる。そして、この磁気ヘッ
ドにより信号パターンに対応させて磁場方向を上向き,
下向きと高速で反転させながら磁場を印加する。それと
同時に、光磁気ディスクの基板側に非接触状態で配され
た光学ヘッドにより磁場を印加している部分に対応する
位置に基板側からレーザ光を照射する。
【0007】すると、記録磁性層においてレーザ光スポ
ットに対応する部分は、昇温して保磁力が消滅する。さ
らにこの保磁力が消滅した部分は光磁気ディスクの回転
によってレーザスポットから外れることで降温し、徐々
に保磁力が回復する。この保磁力が回復する段階で、記
録磁性層は磁気ヘッドによって印加されている磁場の向
きに磁化され記録ピットが形成されることになる。そし
て、このような過程が光磁気ディスクの回転と光学ヘッ
ド,磁気ヘッドのディスク径方向への移動によって位置
を変え順次繰り返されることによって、信号記録部の膜
面全面に信号パターンに対応したピットパターンが形成
し得ることになる。
ットに対応する部分は、昇温して保磁力が消滅する。さ
らにこの保磁力が消滅した部分は光磁気ディスクの回転
によってレーザスポットから外れることで降温し、徐々
に保磁力が回復する。この保磁力が回復する段階で、記
録磁性層は磁気ヘッドによって印加されている磁場の向
きに磁化され記録ピットが形成されることになる。そし
て、このような過程が光磁気ディスクの回転と光学ヘッ
ド,磁気ヘッドのディスク径方向への移動によって位置
を変え順次繰り返されることによって、信号記録部の膜
面全面に信号パターンに対応したピットパターンが形成
し得ることになる。
【0008】一方、信号パターンを再生するには、光学
ヘッドにより透明基板側からレーザ光を照射し、記録磁
性層のカー効果によって偏光面が回転した反射光を光学
ヘッドに内蔵された検光子と受光部で検出し、電気信号
に変換する。カー効果による偏光面の回転角は記録磁性
層の磁化の向きによって異なるので、これにより記録磁
性層に磁化反転として形成されたピットパターンから電
気信号として原信号パターンが再生されることになる。
ヘッドにより透明基板側からレーザ光を照射し、記録磁
性層のカー効果によって偏光面が回転した反射光を光学
ヘッドに内蔵された検光子と受光部で検出し、電気信号
に変換する。カー効果による偏光面の回転角は記録磁性
層の磁化の向きによって異なるので、これにより記録磁
性層に磁化反転として形成されたピットパターンから電
気信号として原信号パターンが再生されることになる。
【0009】このようにして記録再生が行われるミニデ
ィスクは、該ミニディスクに対する塵埃の付着や手指の
接触等による損傷を防止するとともに、取り扱いを容易
化するため、一対のアッパーシェル,ロアシェルが突き
合され結合されることによって形成された筐体状のカー
トリッジ内に内装されて光ディスクカートリッジとして
取り扱われる。
ィスクは、該ミニディスクに対する塵埃の付着や手指の
接触等による損傷を防止するとともに、取り扱いを容易
化するため、一対のアッパーシェル,ロアシェルが突き
合され結合されることによって形成された筐体状のカー
トリッジ内に内装されて光ディスクカートリッジとして
取り扱われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な記録再生方式を採用する光ディスクートリッジでは、
塵や埃が侵入し光磁気ディスクに付着すると、その付着
した塵埃が記録再生に多大な影響を与える。
な記録再生方式を採用する光ディスクートリッジでは、
塵や埃が侵入し光磁気ディスクに付着すると、その付着
した塵埃が記録再生に多大な影響を与える。
【0011】例えば、光磁気ディスクの保護層表面,す
なわち磁気ヘッド摺動面に塵埃が付着していると、これ
が磁気ヘッドに移着,堆積し、磁気ヘッドの磁場生成に
悪影響を及ぼす虞れがある。また、光磁気ディスク面と
の間に塵埃が介在した状態で磁気ヘッドが摺動すると、
保護層表面,磁気ヘッドのディスク摺動面の両者が摩
耗,損傷してスペーシングに乱れが生じ、記録エラーの
原因となる。
なわち磁気ヘッド摺動面に塵埃が付着していると、これ
が磁気ヘッドに移着,堆積し、磁気ヘッドの磁場生成に
悪影響を及ぼす虞れがある。また、光磁気ディスク面と
の間に塵埃が介在した状態で磁気ヘッドが摺動すると、
保護層表面,磁気ヘッドのディスク摺動面の両者が摩
耗,損傷してスペーシングに乱れが生じ、記録エラーの
原因となる。
【0012】一方、光磁気ディスクの基板表面,すなわ
ちレーザ光照射面に大きな埃が付着していると、それが
レーザ光の反射に影響を及ぼして信号再生,フォーカス
サーボ,トラッキングサーボを阻害し、正確な記録,再
生がなされなくなる。
ちレーザ光照射面に大きな埃が付着していると、それが
レーザ光の反射に影響を及ぼして信号再生,フォーカス
サーボ,トラッキングサーボを阻害し、正確な記録,再
生がなされなくなる。
【0013】このため、良好な記録再生を行うために
は、付着した塵埃を除去し、光磁気ディスク表面を常に
清浄な状態に維持しておくことが必要である。しかしな
がら、外からのクリーニング操作,例えば人手によって
光磁気ディスクの付着している塵埃を直接払拭するとい
ったクリーニング操作では、光磁気ディスクがカートリ
ッジ内に収納されている都合上、手間がかかるとともに
不完全なクリーニングしか行うことができず、またその
操作によって光磁気ディスクに余計な傷,塵埃を付ける
可能性もあり、光磁気ディスク表面を常時清浄な状態に
維持するのは困難である。
は、付着した塵埃を除去し、光磁気ディスク表面を常に
清浄な状態に維持しておくことが必要である。しかしな
がら、外からのクリーニング操作,例えば人手によって
光磁気ディスクの付着している塵埃を直接払拭するとい
ったクリーニング操作では、光磁気ディスクがカートリ
ッジ内に収納されている都合上、手間がかかるとともに
不完全なクリーニングしか行うことができず、またその
操作によって光磁気ディスクに余計な傷,塵埃を付ける
可能性もあり、光磁気ディスク表面を常時清浄な状態に
維持するのは困難である。
【0014】そこで、本発明はこのような従来の実情に
鑑みて提案されたものであり、光ディスクの表面を常に
清浄な状態に維持することができ、塵埃の影響を受けな
い良好な記録再生を行うことが可能な光ディスクカート
リッジを提供することを目的とする。
鑑みて提案されたものであり、光ディスクの表面を常に
清浄な状態に維持することができ、塵埃の影響を受けな
い良好な記録再生を行うことが可能な光ディスクカート
リッジを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の光ディスクカートリッジは、カートリッ
ジ内に光ディスクが内装されてなる光ディスクカートリ
ッジにおいて、光ディスクの少なくともいずれか一方の
面に接触してライナーが配されていることを特徴とする
ものである。
めに、本発明の光ディスクカートリッジは、カートリッ
ジ内に光ディスクが内装されてなる光ディスクカートリ
ッジにおいて、光ディスクの少なくともいずれか一方の
面に接触してライナーが配されていることを特徴とする
ものである。
【0016】また、カートリッジのライナーと対向する
面に光ディスク面にライナーを圧接させるためのリフタ
ーが取付けられていることを特徴とするものである。さ
らに、ライナーが潤滑剤を保持していることを特徴とす
るものである。さらに、光ディスクが、磁界変調記録方
式によって記録が行われる光磁気ディスクであることを
特徴とするものである。
面に光ディスク面にライナーを圧接させるためのリフタ
ーが取付けられていることを特徴とするものである。さ
らに、ライナーが潤滑剤を保持していることを特徴とす
るものである。さらに、光ディスクが、磁界変調記録方
式によって記録が行われる光磁気ディスクであることを
特徴とするものである。
【0017】
【作用】光ディスクの少なくともいずれか一方の面に接
触してライナーが配されている光ディスクカートリッジ
では、光ディスクが回転駆動されると、光ディスクのラ
イナーと接触する面がライナーに摺動され、この面に付
着する塵埃が払拭除去されて清浄な状態になる。
触してライナーが配されている光ディスクカートリッジ
では、光ディスクが回転駆動されると、光ディスクのラ
イナーと接触する面がライナーに摺動され、この面に付
着する塵埃が払拭除去されて清浄な状態になる。
【0018】したがって、例えば上記ライナーを光ディ
スクのレーザ光が照射される側に面に接触して配するよ
うにすれば、この面に塵埃が付着していることによって
生じるフォーカスエラー,トラッキングエラーが抑えら
れ、正確な記録,再生がなされるようになる。また、光
ディスクが特に磁界変調方式,磁気ヘッド摺動方式によ
って記録が行われる光磁気ディスクである場合に、上記
ライナーを該光磁気ディスクの磁気ヘッドに摺動される
面に接触して配するようにすれば、この面に塵埃が付着
していることによって発生する磁場生成の乱れ、ディス
ク面や磁気ヘッドのディスク摺動面の摩耗,損傷が防止
され、記録エラーが抑えられる。
スクのレーザ光が照射される側に面に接触して配するよ
うにすれば、この面に塵埃が付着していることによって
生じるフォーカスエラー,トラッキングエラーが抑えら
れ、正確な記録,再生がなされるようになる。また、光
ディスクが特に磁界変調方式,磁気ヘッド摺動方式によ
って記録が行われる光磁気ディスクである場合に、上記
ライナーを該光磁気ディスクの磁気ヘッドに摺動される
面に接触して配するようにすれば、この面に塵埃が付着
していることによって発生する磁場生成の乱れ、ディス
ク面や磁気ヘッドのディスク摺動面の摩耗,損傷が防止
され、記録エラーが抑えられる。
【0019】なお、光磁気ディスクの磁気ヘッドに摺動
される側の面に接触してライナーを配する場合に、該ラ
イナーに潤滑剤を保持させると、この面に常に十分量な
潤滑剤が供給されるようになり、磁気ヘッドに対して良
好な摺動性を維持するようになる。
される側の面に接触してライナーを配する場合に、該ラ
イナーに潤滑剤を保持させると、この面に常に十分量な
潤滑剤が供給されるようになり、磁気ヘッドに対して良
好な摺動性を維持するようになる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について、図面
を参照しながら説明する。なお、本実施例では、光磁気
ディスクとしてミニディスクが組み込まれた光ディスク
カートリッジを例にして説明する。
を参照しながら説明する。なお、本実施例では、光磁気
ディスクとしてミニディスクが組み込まれた光ディスク
カートリッジを例にして説明する。
【0021】本実施例の光ディスクカートリッジを図1
に示す。
に示す。
【0022】上記光ディスクカートリッジは、直径64
mm程度の円盤状の光磁気ディスク1が筐体状に成形さ
れたカートリッジ内2に内装されてなるものである。
mm程度の円盤状の光磁気ディスク1が筐体状に成形さ
れたカートリッジ内2に内装されてなるものである。
【0023】上記光磁気ディスク1は、図2に示すよう
に、透明基板3の一主面に記録部4を積層し、さらにこ
の記録部4の表面を保護層5で覆ってなるものである。
に、透明基板3の一主面に記録部4を積層し、さらにこ
の記録部4の表面を保護層5で覆ってなるものである。
【0024】透明基板3は、直径64mm,厚さ1.2
mm程度の円板状の透明基板であって、その材質として
は、アクリル樹脂,ポリカーボネート樹脂,ポリオレフ
ィン樹脂,エポキシ樹脂等のプラスチック材料の他、ガ
ラス等も使用される。
mm程度の円板状の透明基板であって、その材質として
は、アクリル樹脂,ポリカーボネート樹脂,ポリオレフ
ィン樹脂,エポキシ樹脂等のプラスチック材料の他、ガ
ラス等も使用される。
【0025】なお、この透明基板3には、図1に示すよ
うに中央部分にセンター孔3aが穿設されている。こ
の、このセンター孔3aには、チャッキング機能を有す
るディスクハブ6が固定されることによってこの光磁気
ディスク1に対して情報信号の記録及び/又は再生を行
う記録・再生装置により保持される被チャッキング部と
されており、この被チャッキング部とされるセンター孔
3aの周囲側が、上記記録部4が形成される信号記録面
3bとなされている。この信号記録面3bの記録部を設
ける側の表面には、通常の再生時に使用するレーザ光波
長のおよそ4分の1の深さを持った案内溝や番地符号ピ
ット(いずれも図示は省略する。)が設けられている。
うに中央部分にセンター孔3aが穿設されている。こ
の、このセンター孔3aには、チャッキング機能を有す
るディスクハブ6が固定されることによってこの光磁気
ディスク1に対して情報信号の記録及び/又は再生を行
う記録・再生装置により保持される被チャッキング部と
されており、この被チャッキング部とされるセンター孔
3aの周囲側が、上記記録部4が形成される信号記録面
3bとなされている。この信号記録面3bの記録部を設
ける側の表面には、通常の再生時に使用するレーザ光波
長のおよそ4分の1の深さを持った案内溝や番地符号ピ
ット(いずれも図示は省略する。)が設けられている。
【0026】記録部4は、記録磁性層7,誘電体層8,
9及び反射層10よりなる4層構造を有し、透明基板の
信号記録面3b上に第1の誘電体層8,記録磁性層7,
第2の誘電体層9,反射層10なる順序で積層されてい
る。
9及び反射層10よりなる4層構造を有し、透明基板の
信号記録面3b上に第1の誘電体層8,記録磁性層7,
第2の誘電体層9,反射層10なる順序で積層されてい
る。
【0027】これらのうち、第1の誘電体層8及び第2
の誘電体層9としては酸化物や窒化物等が使用可能であ
るが、誘電体層8,9中の酸素が記録磁性層7に悪影響
を及ぼす虞れがあることから窒化物がより好ましく、酸
素および水分を透過させず且つ使用レーザ光を十分に透
過し得る物質として窒化珪素あるいは窒化アルミニウム
等が好適である。
の誘電体層9としては酸化物や窒化物等が使用可能であ
るが、誘電体層8,9中の酸素が記録磁性層7に悪影響
を及ぼす虞れがあることから窒化物がより好ましく、酸
素および水分を透過させず且つ使用レーザ光を十分に透
過し得る物質として窒化珪素あるいは窒化アルミニウム
等が好適である。
【0028】また、上記記録磁性層7は、膜面に垂直な
方向に磁化容易方向を有する非晶質磁性薄膜であって、
磁気光学特性に優れることは勿論、室温にて大きな保磁
力を持ち、且つ200℃近辺にキュリー点を持つことが
望ましい。このような条件に叶った記録材料としては、
希土類−遷移金属合金非晶質薄膜等が挙げられ、なかで
もTbFeCo系非晶質薄膜が好適である。この記録磁
性層には、耐蝕性を向上させる目的で、Cr等の添加元
素が添加されていてもよい。
方向に磁化容易方向を有する非晶質磁性薄膜であって、
磁気光学特性に優れることは勿論、室温にて大きな保磁
力を持ち、且つ200℃近辺にキュリー点を持つことが
望ましい。このような条件に叶った記録材料としては、
希土類−遷移金属合金非晶質薄膜等が挙げられ、なかで
もTbFeCo系非晶質薄膜が好適である。この記録磁
性層には、耐蝕性を向上させる目的で、Cr等の添加元
素が添加されていてもよい。
【0029】反射層10は、前記第2の誘電体層9との
境界でレーザ光を70%以上反射する高反射率の膜によ
り構成することが好ましく、非磁性金属の蒸着膜が好適
である。また、この反射層10は、熱的に良導体である
ことが望ましく、入手の容易さや成膜の容易さ等を考慮
すると、アルミニウムが適している。
境界でレーザ光を70%以上反射する高反射率の膜によ
り構成することが好ましく、非磁性金属の蒸着膜が好適
である。また、この反射層10は、熱的に良導体である
ことが望ましく、入手の容易さや成膜の容易さ等を考慮
すると、アルミニウムが適している。
【0030】これらの各層7,8,9,10は、蒸着や
スパッタ等の,いわゆる気相メッキ技術により形成され
る。このとき各層の膜厚は任意に設定することができる
が、通常は数百〜数千Å程度に設定される。これら膜厚
は、各層単独での光学的性質のみならず、組み合わせに
よる効果を考慮して決めることが好ましい。これは、例
えば記録磁性層7の膜厚がレーザ光の波長に比べて薄い
場合に、レーザ光が記録磁性層7を透過して各層境界で
反射した光と多重干渉し、膜厚の組み合わせにより記録
磁性層7の実効的な光学及び磁気光学特性が大きく変動
するためである。
スパッタ等の,いわゆる気相メッキ技術により形成され
る。このとき各層の膜厚は任意に設定することができる
が、通常は数百〜数千Å程度に設定される。これら膜厚
は、各層単独での光学的性質のみならず、組み合わせに
よる効果を考慮して決めることが好ましい。これは、例
えば記録磁性層7の膜厚がレーザ光の波長に比べて薄い
場合に、レーザ光が記録磁性層7を透過して各層境界で
反射した光と多重干渉し、膜厚の組み合わせにより記録
磁性層7の実効的な光学及び磁気光学特性が大きく変動
するためである。
【0031】さらに、上記記録部4上には上記保護層5
が形成されている。この保護層5は、記録部4を大気中
の水や酸素から隔離するとともに、摺動する磁気ヘッド
から記録部4を保護する目的で設けられる。この保護層
4には、耐蝕性,機械的強度に優れることからアクリル
系紫外線硬化樹脂等よりなる紫外線硬化樹脂層が適して
いる。なお、この保護層5には、磁気ヘッドに対する摺
動性を良好なものとするためにシリコンオイルのような
潤滑剤を内添したり、トップコートするようにしても良
い。
が形成されている。この保護層5は、記録部4を大気中
の水や酸素から隔離するとともに、摺動する磁気ヘッド
から記録部4を保護する目的で設けられる。この保護層
4には、耐蝕性,機械的強度に優れることからアクリル
系紫外線硬化樹脂等よりなる紫外線硬化樹脂層が適して
いる。なお、この保護層5には、磁気ヘッドに対する摺
動性を良好なものとするためにシリコンオイルのような
潤滑剤を内添したり、トップコートするようにしても良
い。
【0032】上記光磁気ディスク1を収納するカートリ
ッジ2は、図1に示すように互いに対をなすアッパーシ
ェル11,ロアーシェル12よりなり、これらアッパー
シェル11,ロアシェル12が、該光磁気ディスク1の
保護層5側がアッパーシェル11、透明基板3側がロア
シェル12となるように、光磁気ディスク1を挟み込み
結合されることによって上記光磁気ディスク1が収納さ
れる。上記アッパーシェル11,ロアーシェル12の主
面部には、上記光磁気ディスク1の保護層5表面,透明
基板3表面の少なくとも一部を外方側に臨ませるための
記録再生用開口部11a,12aが設けられており、さ
らにロアーシェル12には、上記光磁気ディスク1に取
付けられるディスクハブ6を外方側に臨ませるチャッキ
ング用開口部12bが設けられている。すなわち、上記
光磁気ディスク1は、上記チャッキング開口部12bを
介して上記ディスクハブ6によってディスクプレーヤ装
置のディスクテーブルに着脱可能に保持されるととも
に、上記記録再生用開口部11a,12aを介して記録
部4に対する情報信号の書き込み及び/又は読出しが行
われる。
ッジ2は、図1に示すように互いに対をなすアッパーシ
ェル11,ロアーシェル12よりなり、これらアッパー
シェル11,ロアシェル12が、該光磁気ディスク1の
保護層5側がアッパーシェル11、透明基板3側がロア
シェル12となるように、光磁気ディスク1を挟み込み
結合されることによって上記光磁気ディスク1が収納さ
れる。上記アッパーシェル11,ロアーシェル12の主
面部には、上記光磁気ディスク1の保護層5表面,透明
基板3表面の少なくとも一部を外方側に臨ませるための
記録再生用開口部11a,12aが設けられており、さ
らにロアーシェル12には、上記光磁気ディスク1に取
付けられるディスクハブ6を外方側に臨ませるチャッキ
ング用開口部12bが設けられている。すなわち、上記
光磁気ディスク1は、上記チャッキング開口部12bを
介して上記ディスクハブ6によってディスクプレーヤ装
置のディスクテーブルに着脱可能に保持されるととも
に、上記記録再生用開口部11a,12aを介して記録
部4に対する情報信号の書き込み及び/又は読出しが行
われる。
【0033】さらに本実施例の光ディスクカートリッジ
では、カートリッジ2内に侵入し、光磁気ディスク1の
透明基板3表面,保護層5表面に付着した塵埃を払拭除
去するための一対のライナー13,14が、カートリッ
ジ2内に光磁気ディスク1の保護層5表面,透明基板3
表面に接触するようにして配されている。このライナー
13,14は、図3の平面図で示すように光磁気ディス
ク1の直径よりも若干大きめの外形となされた円板の一
部がU字状に切り欠かれた馬蹄形状の布材である。
では、カートリッジ2内に侵入し、光磁気ディスク1の
透明基板3表面,保護層5表面に付着した塵埃を払拭除
去するための一対のライナー13,14が、カートリッ
ジ2内に光磁気ディスク1の保護層5表面,透明基板3
表面に接触するようにして配されている。このライナー
13,14は、図3の平面図で示すように光磁気ディス
ク1の直径よりも若干大きめの外形となされた円板の一
部がU字状に切り欠かれた馬蹄形状の布材である。
【0034】なお、上記ディスクカートリッジにおいて
は、上記カートリッジ2内への塵埃の侵入を防止して上
記光磁気ディスク1の保護を図るため、非使用時におい
て、上記記録再生用開口部11a,12aを閉蓋するシ
ャッタ部材15が用いられている。このシャッタ部材1
5は、ロアシェル12の一側縁部に沿ってスライド可能
となされている。
は、上記カートリッジ2内への塵埃の侵入を防止して上
記光磁気ディスク1の保護を図るため、非使用時におい
て、上記記録再生用開口部11a,12aを閉蓋するシ
ャッタ部材15が用いられている。このシャッタ部材1
5は、ロアシェル12の一側縁部に沿ってスライド可能
となされている。
【0035】このような構成の光ディスクカートリッジ
に対する記録は磁界変調方式,磁気ヘッド摺動方式によ
って行われる。すなわち、記録再生装置のディスクテー
ブルにこの光ディスクカートリッジをチャッキングさ
せ、上記ディスクカートリッジのシャッタ部材15をス
ライドさせて、図4に示すように信号記録再生用開口部
11a,12aより光磁気ディスクの保護層5表面,透
明基板3表面の一部を外方側に臨ませる。そして、光磁
気ディスクを回転駆動させるとともに保護層5側に配さ
れた磁気ヘッド16を外方側に臨ませた保護層5に接触
させ、信号パターンに対応させて磁場方向を反転させな
がら磁場を印加する。それと同時に、非接触状態で透明
基板3側に配された光学ヘッド17により、磁場を印加
している部分に対応する位置にレーザ光を照射する。
に対する記録は磁界変調方式,磁気ヘッド摺動方式によ
って行われる。すなわち、記録再生装置のディスクテー
ブルにこの光ディスクカートリッジをチャッキングさ
せ、上記ディスクカートリッジのシャッタ部材15をス
ライドさせて、図4に示すように信号記録再生用開口部
11a,12aより光磁気ディスクの保護層5表面,透
明基板3表面の一部を外方側に臨ませる。そして、光磁
気ディスクを回転駆動させるとともに保護層5側に配さ
れた磁気ヘッド16を外方側に臨ませた保護層5に接触
させ、信号パターンに対応させて磁場方向を反転させな
がら磁場を印加する。それと同時に、非接触状態で透明
基板3側に配された光学ヘッド17により、磁場を印加
している部分に対応する位置にレーザ光を照射する。
【0036】すると、記録磁性層7においてレーザ光ス
ポットに対応する部分は、昇温して保磁力が消滅する。
さらにこの保磁力が消滅した部分は光磁気ディスク1の
回転によってレーザスポットから外れることで降温し、
徐々に保磁力が回復する。この保磁力が回復する段階
で、記録磁性層7は磁気ヘッド16によって印加された
磁場の向きに磁化され記録ピットが形成されることにな
る。そして、このような過程が光磁気ディスク1の回転
と光学ヘッド17,磁気ヘッド16のディスク径方向へ
の移動によって位置を変え順次繰り返されることによっ
て、記録磁性層7の膜面全面に信号パターンに対応した
ピットパターンが形成し得ることになる。
ポットに対応する部分は、昇温して保磁力が消滅する。
さらにこの保磁力が消滅した部分は光磁気ディスク1の
回転によってレーザスポットから外れることで降温し、
徐々に保磁力が回復する。この保磁力が回復する段階
で、記録磁性層7は磁気ヘッド16によって印加された
磁場の向きに磁化され記録ピットが形成されることにな
る。そして、このような過程が光磁気ディスク1の回転
と光学ヘッド17,磁気ヘッド16のディスク径方向へ
の移動によって位置を変え順次繰り返されることによっ
て、記録磁性層7の膜面全面に信号パターンに対応した
ピットパターンが形成し得ることになる。
【0037】一方、信号パターンを再生するには、光学
ヘッド17により透明基板5側からレーザ光を照射し、
記録磁性層7のカー効果によって偏光面が回転した反射
光を光学ヘッド17に内蔵された検光子と受光部で検出
し、電気信号に変換する。カー効果による偏光面の回転
角は記録磁性層7の磁化の向きによって異なるので、こ
れにより記録磁性層7に磁化反転として形成されたピッ
トパターンから電気信号として原信号パターンが再生さ
れることになる。
ヘッド17により透明基板5側からレーザ光を照射し、
記録磁性層7のカー効果によって偏光面が回転した反射
光を光学ヘッド17に内蔵された検光子と受光部で検出
し、電気信号に変換する。カー効果による偏光面の回転
角は記録磁性層7の磁化の向きによって異なるので、こ
れにより記録磁性層7に磁化反転として形成されたピッ
トパターンから電気信号として原信号パターンが再生さ
れることになる。
【0038】このとき、上記光ディスクカートリッジで
は、図1に示すようにカートリッジ2内に光磁気ディス
ク1の保護層5表面及び透明基板3表面に接触するよう
にしてライナー13,14が配されているので、光磁気
ディスク1が回転駆動されると保護層5表面,透明基板
3表面がライナー13,14に摺動され、この面に付着
する塵埃が払拭除去される。したがって、磁気ヘッドが
摺動する面である保護層5表面に塵埃が付着しているこ
とによって発生する磁場生成の乱れ、保護層5表面や磁
気ヘッドのディスク摺動面の摩耗,損傷が防止され、記
録エラーが抑えられることになる。また、レーザ光が照
射される面である透明基板3表面に塵埃が付着している
ことによって発生するフォーカスエラー,トラッキング
エラーが抑えられ、正確な記録,再生がなされることに
なる。
は、図1に示すようにカートリッジ2内に光磁気ディス
ク1の保護層5表面及び透明基板3表面に接触するよう
にしてライナー13,14が配されているので、光磁気
ディスク1が回転駆動されると保護層5表面,透明基板
3表面がライナー13,14に摺動され、この面に付着
する塵埃が払拭除去される。したがって、磁気ヘッドが
摺動する面である保護層5表面に塵埃が付着しているこ
とによって発生する磁場生成の乱れ、保護層5表面や磁
気ヘッドのディスク摺動面の摩耗,損傷が防止され、記
録エラーが抑えられることになる。また、レーザ光が照
射される面である透明基板3表面に塵埃が付着している
ことによって発生するフォーカスエラー,トラッキング
エラーが抑えられ、正確な記録,再生がなされることに
なる。
【0039】なお、上記ライナー13,14の寸法は、
本実施例のように光磁気ディスク1の直径が64mm程
度の場合には最大直径Aが65mm,切り欠き部の最小
直径Bが24mm程度範囲内となるように設計するのが
適当である。ライナーの素材としては、動物繊維,植物
繊維,合成繊維,化学繊維等の繊維よりなる織布あるい
は不織布、さらにスポンジ類,紙類,革類等が挙げられ
る。
本実施例のように光磁気ディスク1の直径が64mm程
度の場合には最大直径Aが65mm,切り欠き部の最小
直径Bが24mm程度範囲内となるように設計するのが
適当である。ライナーの素材としては、動物繊維,植物
繊維,合成繊維,化学繊維等の繊維よりなる織布あるい
は不織布、さらにスポンジ類,紙類,革類等が挙げられ
る。
【0040】また、このようなライナー13,14は、
例えば図5〜図7に示すように該ライナー13,14と
アッパーシェル11,ロアシェル12の間にリフター1
5,16を配し、このリフター15,16の弾性力によ
って光磁気ディスクに対して圧接させるようにするとよ
り効果的な塵埃払拭除去効果を発揮する。
例えば図5〜図7に示すように該ライナー13,14と
アッパーシェル11,ロアシェル12の間にリフター1
5,16を配し、このリフター15,16の弾性力によ
って光磁気ディスクに対して圧接させるようにするとよ
り効果的な塵埃払拭除去効果を発揮する。
【0041】すなわち、上記リフター15,16は、図
8に示すようにアッパーシェル11あるいはロアシェル
12のライナー13,14と対向する面に取付けられる
支持部15a,16aと、ライナー13,14を光磁気
ディスク1に圧接させるための弾性力を付与するバネ部
15b,16bが一体成型されてなるものである。
8に示すようにアッパーシェル11あるいはロアシェル
12のライナー13,14と対向する面に取付けられる
支持部15a,16aと、ライナー13,14を光磁気
ディスク1に圧接させるための弾性力を付与するバネ部
15b,16bが一体成型されてなるものである。
【0042】上記支持部15a,16aは、長方形の四
角が僅かに切り欠かれた八角形状の板体であり、アッパ
ーシェル11あるいはロアシェル12のライナー13,
14と対向する面に接着剤等により取付けられている。
角が僅かに切り欠かれた八角形状の板体であり、アッパ
ーシェル11あるいはロアシェル12のライナー13,
14と対向する面に接着剤等により取付けられている。
【0043】また、上記バネ部15b,16bは、寸法
の小さい小長方形状の板体とこれよりも大きめの寸法と
なされた大長方形の四角が僅かに切り欠かれた八角形状
の板体よりなる。このバネ部15b,16bは、小長方
形状の板体が上記支持部15a,16a側となされてこ
の支持部15a,16aと一体とされている。また、上
記バネ部15b,16bは、支持部15a,16aと所
定の角度θ(例えば、10°)をもって折り曲げられ、
八角形状の板体の一辺15c,16cがライナー13,
14と接触し押し当てられるようになっている。ライナ
ー13,14と光磁気ディスク1とはこのバネ部15
b,16bがライナー13,14に押し当てられること
によって折り曲げ方向に生じる弾性力によって圧接され
ることになる。
の小さい小長方形状の板体とこれよりも大きめの寸法と
なされた大長方形の四角が僅かに切り欠かれた八角形状
の板体よりなる。このバネ部15b,16bは、小長方
形状の板体が上記支持部15a,16a側となされてこ
の支持部15a,16aと一体とされている。また、上
記バネ部15b,16bは、支持部15a,16aと所
定の角度θ(例えば、10°)をもって折り曲げられ、
八角形状の板体の一辺15c,16cがライナー13,
14と接触し押し当てられるようになっている。ライナ
ー13,14と光磁気ディスク1とはこのバネ部15
b,16bがライナー13,14に押し当てられること
によって折り曲げ方向に生じる弾性力によって圧接され
ることになる。
【0044】なお、リフター15,16を用いる場合に
は、リフター15,16によって光磁気ディスクの回転
に負荷がかからないように、図6,図7に示すように光
磁気ディスク1の回転方向(図中矢印X)に対して支持
部15a,16aが後方側,バネ部15b,16bが先
方側となるような方向でリフター15,16を取り付け
る必要がある。
は、リフター15,16によって光磁気ディスクの回転
に負荷がかからないように、図6,図7に示すように光
磁気ディスク1の回転方向(図中矢印X)に対して支持
部15a,16aが後方側,バネ部15b,16bが先
方側となるような方向でリフター15,16を取り付け
る必要がある。
【0045】上記リフター15,16の寸法は、バネ部
15b,16bのライナー13,14に接触する辺15
c,16cの長さCが20.5mm以下、支持部15
a,16aからバネ部15b,16bに亘る長さDが1
5mm程度となるように設計することが好ましい。ま
た、リフター15,16の材質は、折り曲げることで折
り曲げ方向に弾性力が生成し得るものであればいずれで
も良いが、耐蝕性に優れることからステンレスが適して
いる。
15b,16bのライナー13,14に接触する辺15
c,16cの長さCが20.5mm以下、支持部15
a,16aからバネ部15b,16bに亘る長さDが1
5mm程度となるように設計することが好ましい。ま
た、リフター15,16の材質は、折り曲げることで折
り曲げ方向に弾性力が生成し得るものであればいずれで
も良いが、耐蝕性に優れることからステンレスが適して
いる。
【0046】また、上記ライナーのうち保護層5表面に
接触するライナー13には、潤滑剤を保持させることが
好ましい。保護層5表面に潤滑剤をトップコートした
り、保護層5に潤滑剤を内添しただけでは、長期間使用
している間にライナーの払拭作用や種々の要因によって
保護層5表面から潤滑剤が失われ、磁気ヘッドに対する
摺動性能が劣化する虞れがある。保護層5表面に接触す
るライナー13に潤滑剤を保持しておけば、保護層5表
面にはこのライナー13から常に十分量な潤滑剤が供給
され、磁気ヘッドに対して良好な摺動性を維持するよう
になる。
接触するライナー13には、潤滑剤を保持させることが
好ましい。保護層5表面に潤滑剤をトップコートした
り、保護層5に潤滑剤を内添しただけでは、長期間使用
している間にライナーの払拭作用や種々の要因によって
保護層5表面から潤滑剤が失われ、磁気ヘッドに対する
摺動性能が劣化する虞れがある。保護層5表面に接触す
るライナー13に潤滑剤を保持しておけば、保護層5表
面にはこのライナー13から常に十分量な潤滑剤が供給
され、磁気ヘッドに対して良好な摺動性を維持するよう
になる。
【0047】因みに、保護層表面に潤滑剤がトップコー
トされた光磁気ディスクをアルコールをしみ込ませた布
で拭き取った後に潤滑剤をしみ込ませたライナー(潤滑
剤含浸ライナー)が配されている光ディスクカートリッ
ジに組み込んだ場合、保護層表面に潤滑剤がトップコー
トされた光磁気ディスクを潤滑剤含浸ライナーが配され
ていない光ディスクカートリッジに組み込んだ場合、保
護層表面に潤滑剤がトップコートされた光磁気ディスク
をアルコールをしみ込ませた布で保護層表面を一旦拭き
取った後、潤滑剤含浸ライナーが配されていない光ディ
スクカートリッジに組み込んだ場合について、それぞれ
光磁気ディスクに対して磁気ヘッドを複数回摺動させた
ときの摩擦力の変化を調べた結果を図9〜図11にそれ
ぞれ示す。
トされた光磁気ディスクをアルコールをしみ込ませた布
で拭き取った後に潤滑剤をしみ込ませたライナー(潤滑
剤含浸ライナー)が配されている光ディスクカートリッ
ジに組み込んだ場合、保護層表面に潤滑剤がトップコー
トされた光磁気ディスクを潤滑剤含浸ライナーが配され
ていない光ディスクカートリッジに組み込んだ場合、保
護層表面に潤滑剤がトップコートされた光磁気ディスク
をアルコールをしみ込ませた布で保護層表面を一旦拭き
取った後、潤滑剤含浸ライナーが配されていない光ディ
スクカートリッジに組み込んだ場合について、それぞれ
光磁気ディスクに対して磁気ヘッドを複数回摺動させた
ときの摩擦力の変化を調べた結果を図9〜図11にそれ
ぞれ示す。
【0048】なお、ここでは、潤滑剤として化1に示す
ポリジメチルシロキサンを用いた。
ポリジメチルシロキサンを用いた。
【0049】
【化1】
【0050】また、ライナーにポリジメチルシロキサン
を保持させるには、ポリジメチルシロキサンを20重量
%未満なる割合でヘキサンに溶解してポリジメチルシロ
キサン溶液を調製し、このポリジメチルシロキサン溶液
をライナーに含浸させ、熱風でヘキサンを蒸発させるこ
とで行った。
を保持させるには、ポリジメチルシロキサンを20重量
%未満なる割合でヘキサンに溶解してポリジメチルシロ
キサン溶液を調製し、このポリジメチルシロキサン溶液
をライナーに含浸させ、熱風でヘキサンを蒸発させるこ
とで行った。
【0051】また、摩擦力の測定は、図12に示す摩擦
力測定装置を用いて行った。すなわち、この摩擦力測定
装置は、ディスクテーブル31,ヘッドマウント32,
ヘッド33,ヘッド荷重変換器34よりなるスピンスタ
ンド39と、ブリッジボックス35,ストレインアンプ
36,A/Dコンバータ37,パーソナルコンピュータ
38よりなるものである。なお、ブリッジボックス38
には温度補償機能が併設されている。この摩擦力測定装
置では、光磁気ディスクをチャッキングしたディスクテ
ーブル31を回転させると光磁気ディスクとヘッド33
の間で生じる摩擦力によって荷重変換器34に荷重がか
かる。この荷重は電気信号に変換されてブリッジボック
ス35,ストレインアンプ36,A/Dコンバータ37
を経て、パーソナルコンピュータ38に入力される。
力測定装置を用いて行った。すなわち、この摩擦力測定
装置は、ディスクテーブル31,ヘッドマウント32,
ヘッド33,ヘッド荷重変換器34よりなるスピンスタ
ンド39と、ブリッジボックス35,ストレインアンプ
36,A/Dコンバータ37,パーソナルコンピュータ
38よりなるものである。なお、ブリッジボックス38
には温度補償機能が併設されている。この摩擦力測定装
置では、光磁気ディスクをチャッキングしたディスクテ
ーブル31を回転させると光磁気ディスクとヘッド33
の間で生じる摩擦力によって荷重変換器34に荷重がか
かる。この荷重は電気信号に変換されてブリッジボック
ス35,ストレインアンプ36,A/Dコンバータ37
を経て、パーソナルコンピュータ38に入力される。
【0052】なお、ここでは、ヘッドマウント32にマ
ウントするヘッド33として、ユニチカ社製,商品名ポ
リアリレイトAX1500よりなり、ディスク摺動面が
曲率半径5mmとなるように加工された評価用ヘッドを
用いた。また、測定に際してヘッド33に印加する荷重
は、20mNとした。
ウントするヘッド33として、ユニチカ社製,商品名ポ
リアリレイトAX1500よりなり、ディスク摺動面が
曲率半径5mmとなるように加工された評価用ヘッドを
用いた。また、測定に際してヘッド33に印加する荷重
は、20mNとした。
【0053】まず、図11を見てわかるように、保護層
表面に潤滑剤がトップコートされた光磁気ディスクをア
ルコールをしみ込ませた布で保護層表面を一旦拭き取っ
た後、潤滑剤含浸ライナーが配されていない光ディスク
カートリッジに組み込んだ場合には、パス回数が2kを
越えたところで急激に摩擦力が増大して20mN以上に
まで及び、摺動音を発するようになる。図10で示され
るように、保護膜表面に潤滑剤がトップコートされた光
磁気ディスクを、潤滑剤含浸ライナーが配されていない
光ディスクカートリッジに組み込んだ場合には、摩擦力
がほとんど増加せず、安定した摺動特性を示す。
表面に潤滑剤がトップコートされた光磁気ディスクをア
ルコールをしみ込ませた布で保護層表面を一旦拭き取っ
た後、潤滑剤含浸ライナーが配されていない光ディスク
カートリッジに組み込んだ場合には、パス回数が2kを
越えたところで急激に摩擦力が増大して20mN以上に
まで及び、摺動音を発するようになる。図10で示され
るように、保護膜表面に潤滑剤がトップコートされた光
磁気ディスクを、潤滑剤含浸ライナーが配されていない
光ディスクカートリッジに組み込んだ場合には、摩擦力
がほとんど増加せず、安定した摺動特性を示す。
【0054】一方、図9を見てわかるように、アルコー
ルをしみ込ませた布で保護膜表面を一旦拭き取った光磁
気ディスクを潤滑剤含浸ライナーが配された光ディスク
カートリッジに組み込んだ場合には、パス回数が10
0.0kに至っても摩擦力は初期の値程度に抑えられて
いる。これは摺動性能が潤滑剤含浸ライナーにより回復
したことを示す。
ルをしみ込ませた布で保護膜表面を一旦拭き取った光磁
気ディスクを潤滑剤含浸ライナーが配された光ディスク
カートリッジに組み込んだ場合には、パス回数が10
0.0kに至っても摩擦力は初期の値程度に抑えられて
いる。これは摺動性能が潤滑剤含浸ライナーにより回復
したことを示す。
【0055】このことから、光ディスクカートリッジに
おいて、ライナーに潤滑剤を保持させることは、光磁気
ディスクの磁気ヘッドに対する摺動性能を維持する上で
有効であることがわかる。
おいて、ライナーに潤滑剤を保持させることは、光磁気
ディスクの磁気ヘッドに対する摺動性能を維持する上で
有効であることがわかる。
【0056】なお、ライナーに含浸させる潤滑剤の量
は、光磁気ディスクの保護層表面に形成される潤滑剤層
の膜厚が100nm未満となるように設定することが好
ましい。保護層表面に形成される潤滑剤層の膜厚が10
0nm以上になると保護層表面がベタつき微小な埃が付
着し易くなる。例えば上述の如く、潤滑剤が溶解されて
なる潤滑剤溶液をライナーに含浸させる場合には、潤滑
剤が20重量%未満なる割合で溶解された潤滑剤溶液を
用いれば良い。
は、光磁気ディスクの保護層表面に形成される潤滑剤層
の膜厚が100nm未満となるように設定することが好
ましい。保護層表面に形成される潤滑剤層の膜厚が10
0nm以上になると保護層表面がベタつき微小な埃が付
着し易くなる。例えば上述の如く、潤滑剤が溶解されて
なる潤滑剤溶液をライナーに含浸させる場合には、潤滑
剤が20重量%未満なる割合で溶解された潤滑剤溶液を
用いれば良い。
【0057】例えば保護膜上に形成されたポリシロキサ
ンオイル層の膜厚は、エリプソメトリとX線回折法を使
用することにより求めることができる。すなわち、シリ
コンウェハ上に各種量でポリシロキサンオイルを塗布
し、その膜厚をエリプソメトリを利用して測定してSi
量と膜厚の関係を表す検量線を予め求めておく。一方、
保護膜上に形成された膜厚を求めるべきポリシロキサン
オイル層のSi量をX線回折法を利用して求める。そし
て、このSi量と先に得られた検量線から前記ポリシロ
キサンオイル層の膜厚が求められる。
ンオイル層の膜厚は、エリプソメトリとX線回折法を使
用することにより求めることができる。すなわち、シリ
コンウェハ上に各種量でポリシロキサンオイルを塗布
し、その膜厚をエリプソメトリを利用して測定してSi
量と膜厚の関係を表す検量線を予め求めておく。一方、
保護膜上に形成された膜厚を求めるべきポリシロキサン
オイル層のSi量をX線回折法を利用して求める。そし
て、このSi量と先に得られた検量線から前記ポリシロ
キサンオイル層の膜厚が求められる。
【0058】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の光ディスクカートリッジでは、光ディスクの少なく
ともいずれか一方の面に接触してライナーが配されてい
るので、このライナーによってディスク面に付着する塵
埃が払拭除去されてディスク面が清浄な状態になる。し
たがって、塵埃の影響を受けない良好な記録再生を行う
ことが可能である。
明の光ディスクカートリッジでは、光ディスクの少なく
ともいずれか一方の面に接触してライナーが配されてい
るので、このライナーによってディスク面に付着する塵
埃が払拭除去されてディスク面が清浄な状態になる。し
たがって、塵埃の影響を受けない良好な記録再生を行う
ことが可能である。
【図1】本発明を適用した光ディスクカートリッジの一
構成例を示す分解斜視図である。
構成例を示す分解斜視図である。
【図2】光ディスクカートリッジに組み込まれる光磁気
ディスクの一構成例を示す要部概略断面図である。
ディスクの一構成例を示す要部概略断面図である。
【図3】ライナーの一例を示す平面図である。
【図4】光ディスクカートリッジの記録再生方式を説明
する模式図である。
する模式図である。
【図5】本発明を適用した光ディスクカートリッジの他
の例を示す概略断面図である。
の例を示す概略断面図である。
【図6】ロアシェルに取付けられたリフターの状態を示
す平面図である。
す平面図である。
【図7】アッパーシェルに取付けられたリフターの状態
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図8】カートリッジに取付けられるリフターの一例を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図9】保護層表面に潤滑剤がトップコートされた光磁
気ディスクを潤滑剤含浸ライナーが配されている光ディ
スクカートリッジに組み込んだ場合の磁気ヘッドの摺動
回数と摩擦力の関係を示す特性図である。
気ディスクを潤滑剤含浸ライナーが配されている光ディ
スクカートリッジに組み込んだ場合の磁気ヘッドの摺動
回数と摩擦力の関係を示す特性図である。
【図10】保護層表面に潤滑剤がトップコートされた光
磁気ディスクを潤滑剤含浸ライナーが配されていない光
ディスクカートリッジに組み込んだ場合の磁気ヘッドの
摺動回数と摩擦力の関係を示す特性図である。
磁気ディスクを潤滑剤含浸ライナーが配されていない光
ディスクカートリッジに組み込んだ場合の磁気ヘッドの
摺動回数と摩擦力の関係を示す特性図である。
【図11】保護層表面に潤滑剤がトップコートされた光
磁気ディスクをアルコールをしみ込ませた布で保護層表
面を一旦拭き取った後、潤滑剤含浸ライナーが配されて
いない光ディスクカートリッジに組み込んだ場合の磁気
ヘッドの摺動回数と摩擦力の関係を示す特性図である。
磁気ディスクをアルコールをしみ込ませた布で保護層表
面を一旦拭き取った後、潤滑剤含浸ライナーが配されて
いない光ディスクカートリッジに組み込んだ場合の磁気
ヘッドの摺動回数と摩擦力の関係を示す特性図である。
【図12】光磁気ディスクと磁気ヘッドの間に生じる摩
擦力を測定するための摩擦力想定装置の構成を示す模式
図である。
擦力を測定するための摩擦力想定装置の構成を示す模式
図である。
1・・・・・・・光磁気ディスク 2・・・・・・・カートリッジ 11・・・・・・アッパーシェル 12・・・・・・ロアシェル 13,14・・・ライナー
Claims (4)
- 【請求項1】 カートリッジ内に光ディスクが内装され
てなる光ディスクカートリッジにおいて、光ディスクの
少なくともいずれか一方の面に接触してライナーが配さ
れていることを特徴とする光ディスクカートリッジ。 - 【請求項2】 カートリッジのライナーと対向する面に
光ディスク面にライナーを圧接させるためのリフターが
取付けられていることを特徴とする請求項1記載の光デ
ィスクカートリッジ。 - 【請求項3】 光ディスクが、磁界変調記録方式によっ
て記録が行われる光磁気ディスクであることを特徴とす
る請求項1記載の光ディスクカートリッジ。 - 【請求項4】 ライナーが潤滑剤を保持していることを
特徴とする請求項3記載の光ディスクカートリッジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20377793A JPH0745030A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 光ディスクカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20377793A JPH0745030A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 光ディスクカートリッジ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0745030A true JPH0745030A (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=16479616
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20377793A Withdrawn JPH0745030A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 光ディスクカートリッジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0745030A (ja) |
-
1993
- 1993-07-27 JP JP20377793A patent/JPH0745030A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001003 |