JPH074525A - 小型機器の防水構造 - Google Patents

小型機器の防水構造

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JPH074525A
JPH074525A JP5168681A JP16868193A JPH074525A JP H074525 A JPH074525 A JP H074525A JP 5168681 A JP5168681 A JP 5168681A JP 16868193 A JP16868193 A JP 16868193A JP H074525 A JPH074525 A JP H074525A
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groove
sealing member
protrusion
waterproof structure
engaging groove
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JP5168681A
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Inventor
Katsunori Takahashi
高橋克規
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 肉厚を大きくとれない小型機器にあっても、
十分な防水効果が得られる小型機器の防水構造を提供す
ることを目的とする。 【構成】 一方の部材13の突き合わせ面13aに、封
止部材31が装着される溝32を形成するとともに、こ
の溝32の底部に第1の突条33を溝32の長さ方向に
沿って形成し、他方の部材24の突き合わせ面24a
に、前記一方の部材13に形成されている突条33に対
向させられる第2の突条34を形成してなることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機器の防水構造に係わ
り、特に、携帯電話等の、小型で封止面の面積が大きく
とれない機器に用いて好適な防水構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、携帯電話等の小型機器における
ケースは、たとえば、ケース本体を構成する下ケースお
よび上ケース、あるいは、これらの両ケースの何れかに
形成された電池装着口を覆って設けられる電池蓋等、複
数の部品を組み合わせることによって構成されている。
【0003】ところで、このような構成の機器において
は、雨天時における屋外での使用や水まわりでの使用を
想定して、たとえば、上下両ケースの突き合わせ部や、
ケース本体と電池蓋との突き合わせ部を防水構造とする
ことにより、これらの突き合わせ部から機器内部へ水が
浸入することを防止し、これによって内装部品の保護を
行うようにしている。
【0004】そして、このような防水処置の一例とし
て、一般的に、図14および図15に示す構造が採用さ
れている。
【0005】この例は、ケース本体1と電池蓋2との突
き合わせ部に適用されたもので、図14に示すように、
ケース本体1の電池収納部3の開口部1aに沿って形成
された突き合わせ面1bに、この開口部1aに沿う環状
の溝4を形成し、この溝4内に、断面が長円形状であ
り、かつ、自由状態における厚みが前記溝4の深さより
も厚い環状の封止部材5を装着しておき、前記ケース本
体1の開口部1aに、図15に示すように、電池蓋2を
係止する際に、この電池蓋2の突き合わせ面2aによっ
て前記封止部材5を弾性変形させることにより、この封
止部材5を前記ケース本体1の溝4の底面4aや両側面
4b、および、電池蓋2の突き合わせ面2aとに圧接さ
せることによって、ケース本体1と電池蓋2との突き合
わせ部を水密に封止するようにしたものである。
【0006】そして、前記電池蓋2がケース本体1に対
して、フック(図示略)等を介して係合させられること
により、両者が前記封止部材5を弾性変形させた状態に
保持されて、前述した封止状態が維持されるようになっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の防水構造にあっては、次のような改善すべき点が残
されている。すなわち、前述した従来の防水構造である
と、ケース本体1に電池蓋2を取り付けた状態におい
て、前記封止部材5との接触位置(封止位置)は、溝4
の底面4aおよび両側面4bと、電池蓋2の突き合わせ
面2aとの4箇所となるが、ケース本体1と電池蓋2と
を係止するフックの成形寸法のばらつき等に起因して、
これらのケース本体1と電池蓋2と封止部材5との接触
圧がばらつき、防水効果の低下を招いてしまうといった
点である。
【0008】特に、電池蓋2と封止部材5との接触点が
1箇所であることから、前述の不具合が発生しやすい。
また、携帯電話のような小型の機器においては、ケース
本体1の肉厚が大きくとれないことから、装着できる封
止部材5の断面形状も必然的に小さく制限されていて、
ケース本体1や電池蓋2との接触面積が大きくとれない
ことも前述の不具合の原因となっている。
【0009】本発明は、前述した従来の問題点に鑑みて
なされたもので、肉厚を大きくとれない小型機器にあっ
ても、十分な防水効果が得られる小型機器の防水構造を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の小型機器の防水構造は、突
き合わされる一対の部材間に環状の封止部材を介装する
とともに、この封止部材を前記一対の部材によって挟圧
することにより、両部材の突き合わせ面間を水密状態に
封止するようにした小型機器の防水構造であって、一方
の部材の突き合わせ面に、前記封止部材が装着される溝
を形成するとともに、この溝の底部に第1の突条を溝の
長さ方向に沿って形成し、他方の部材の突き合わせ面
に、前記一方の部材に形成されている突条に対向させら
れる第2の突条を形成してなることを特徴とする。
【0011】請求項2記載の小型機器の防水構造は、請
求項1における両突条の高さを略等しく形成するととも
に、前記両部材を突き合わせた状態において、両突条間
に間隔を形成する高さに形成してなることを特徴とす
る。
【0012】また、請求項3記載の小型機器の防水構造
は、請求項1における封止部材の断面を略H型形状と
し、前記第1の突条が嵌入される第1の係合溝と、第2
の突条が嵌入させられる第2の係合溝とを形成してなる
ことを特徴とする。
【0013】さらに、請求項4記載の小型機器の防水構
造は、請求項3における第1の係合溝の深さを第1の突
条の高さよりも深く、かつ、第2の係合溝の深さを第2
の突条の高さ以下に形成してなることを特徴とする。
【0014】また、請求項5記載の小型機器の防水構造
は、請求項3における第1の係合溝の深さを第2の係合
溝の深さよりも深く形成してなることを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明の請求項1記載の小型機器の防水構造に
よれば、一対の部材の突き合わせ面間に封止部材を挟み
込むと、一方の部材に設けられた溝内において、前記封
止部材に第1の突条が食い込み、この第1の突条の先端
に封止部材が圧接させられるとともに、また、第1の突
条によって封止部材が溝の幅方向に押し広げられて溝の
両側部に圧接させられ、さらに、封止部材が他方の部材
によって一方の部材へ向けて押圧されることにより、前
記溝の底部に圧接させられる。したがって、この溝内に
おいて、封止部材との接触点が少なくとも5箇所に形成
される。
【0016】また、他方の部材に設けられた第2の突条
も同様にして封止部材に食い込み、また、この封止部材
が一方の部材によって他方の部材へ向けて押圧されるこ
とにより、第2の突条の先端および他方の部材の突き合
わせ面で前記第2の突条の両側に位置する部分において
前記封止部材との接触がなされる。したがって、他方の
部材側においては、封止部材との接触点が少なくとも3
箇所に形成される。
【0017】請求項2記載の小型機器の防水構造によれ
ば、両部材間に封止部材を挟み込んだ状態において、両
部材間の間隔が規制され、封止部材の過圧縮が防止され
る。
【0018】請求項3記載の小型機器の防水構造によれ
ば、封止部材の各係合溝に各突条が嵌入された状態にお
いて、封止部材が各突条を取り巻くように位置させられ
ることにより、請求項1記載における接触点の確保が容
易となる。
【0019】請求項4記載の小型機器の防水構造によれ
ば、第2の突条と封止部材との接触を第1の突条に先立
って行わせ、第2の係合溝の両壁部を第2の突条へ向け
て変形させるとともに、第1の係合溝の両壁部を一方の
部材に形成された溝の内壁へ向けて変形させる。
【0020】請求項5記載の小型機器の防水構造によれ
ば、第1の係合溝の両壁部の長さが第2の係合溝の両壁
部の長さよりも長くなることにより、第2の突条による
封止部材の変形時において、前記第1の係合溝の両壁部
における前記溝に向かう変形と、第2の係合溝の両壁部
における前記第2の突条に向かう変形が円滑に行われ
る。したがって、封止部材と溝や突条との接触圧が高め
られる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1ない
し図13に基づき説明する。図1中、符号10は、本発
明の一実施例が適用された携帯電話を示す。ここでま
ず、この携帯電話10の概略について説明する。
【0022】この携帯電話10は、図2に示すように、
ケース本体11を構成する上ケース12と、この上ケー
ス12に取り付けられて、上ケース12とともにケース
本体11の外郭を形成する下ケース13とを備えてい
る。
【0023】前記ケース本体11の一端側(図2におけ
る上方)の内部には、スピーカー14が配設され、ま
た、他端側の内部にはマイクロフォン15が配設され、
さらに、前記スピーカー14の近傍には、種々の制御を
なす回路基板16が配設されている。
【0024】一方、前記上ケース11の表面で、前記ス
ピーカー14およびマイクロフォン15と対向させられ
る位置には、それぞれ、複数のスリット17や貫通孔1
8が形成されているとともに、前記スリット17の近傍
には表示パネル19が装着され、さらに、この表示パネ
ル19と前記貫通孔18との間に位置する部分には、ダ
イヤルボタン20やファンクションキー21、あるい
は、電源キー22等が装着されている。
【0025】また、前記下ケース13には、図2および
図3に示すように、前記上ケース12と反対側へ開口す
る電池収納部23が形成されており、この電池収納部2
3の開口23aを覆うようにして、図2、図7、およ
び、図8に示すように、蓋体24が着脱可能に取り付け
られている。
【0026】この蓋体24の両側部には、図4ないし図
7に示すように、前記電池収納部23内に挿入されるフ
ック25が一体に設けられており、前記下ケース13の
電池収納部23の底部には、これらのフック25が係合
させられる係止孔26が、図3、図6および図7に示す
ように形成され、これらのフック25と係止孔26との
係合により、前記蓋体24が下ケース13に取り付けら
れるようになっているとともに、両フック25の弾性を
利用して、蓋体24と下ケース13との離脱が可能とな
されている。。
【0027】そして、前記電池収納部23内には、図2
および図7に示すように、電池パック27が装着され、
この電池パック27は、前記上ケース12の内部に固定
されたコネクタ端子28に、コード29およびこのコー
ド29の先端に接続されたコネクタ30を介して電気的
に接続されるようになっている。
【0028】そして、前記下ケース13と蓋体24との
突き合わせ部には、前記電池収納部23の開口23aに
沿うように環状の封止部材31が、図2、図6、図7、
および、図9に示すように、介装されており、この突き
合わせ部に、本発明の一実施例に係わる防水構造が適用
されている。
【0029】詳述すれば、前記下ケース13の電池収納
部23の開口23aを取り囲んで形成される突き合わせ
面13aには、図3、図10、および、図11に示すよ
うに、前記開口23aの全周にわたって、溝32が形成
されているとともに、この溝32の底部で幅方向の中央
部には、断面が台形状の第1の突条33が前記溝32の
長さ方向全長にわたって連続して形成されている。
【0030】一方、前記蓋体24の前記下ケース13と
の突き合わせ面24aには、蓋体24を下ケース13に
取り付けた状態において、前記第1の突条33と間隔を
おいて対向させられる第2の突条34が環状に形成され
ており、この第2の突条34は、前記第1の突条33と
ほぼ同一高さに形成されているとともに、その断面形状
が第1の突条33とほぼ同様の台形形状となされてい
る。
【0031】また、前記第1の突条33の両側面によっ
て形成される角度をαとし、また、第2の突条34の両
側面によって形成される角度をβとすると、これらの角
度が次の関係となるように設定されている。 α≧β
【0032】そして、前記下ケース13の溝32には、
図10ないし図13に示すように、この下ケース13と
蓋体24との間に介装されてこれらの間を水密状態に封
止する環状の封止部材31が装着されるようになってい
る。
【0033】この封止部材31は、その断面形状が、図
10ないし図13に示すように、略H型となされて、前
記第1の突条33が嵌入させられる第1の係合溝36が
全長にわたって形成されているとともに、他方には、前
記第1の係合溝36とほぼ同一面上に位置し、前記第2
の突条34が嵌入させられる第2の係合溝37が形成さ
れている。
【0034】そして、この封止部材31の第1の係合溝
36の深さをa、第2の係合溝37の深さをb、前記第
1の突条33の高さをA、さらに、第2の突条34の高
さをBとした場合、これらの寸法関係が、以下に示す条
件の下に設定されている。 a≧b、a>A、b<B
【0035】ついで、このように構成された本実施例の
作用について説明する。まず、蓋体24を取り外して電
池収納部23を開放しておき、この電池収納部23内
に、その開口23aから電池パック27を挿入したのち
に、電池パック27のコネクタ30をコネクタ端子28
へ接続することにより、前記電池パック27をケース本
体11に装着する。
【0036】ついで、図6および図9に示すように、封
止部材31を下ケース13の突き合わせ面13aに形成
されている溝32に位置合わせしたのちに、この溝32
内に封止部材31を装着する。
【0037】そして、前記開口23aを覆うようにして
蓋体24を被せ、この蓋体24に形成されているフック
25を弾性変形させつつ前記電池収納部23内に挿入
し、この電池収納部23内に形成されている係止孔26
へ係合させる
【0038】この操作により、蓋体24が下ケース13
に、その電池収納部23の開口23aを覆って取り付け
られる。
【0039】このような蓋体24の取り付けに際して、
第2の突条34の高さBが、第1の突条33の高さAと
等しいかあるいは高く形成されており、また、封止部材
31の第1の係合溝36の深さaと第2の係合溝37の
深さbとの関係が、a≧bであり、第1の係合溝36の
深さaと第1の突条33の高さAとの関係が、a>Aあ
り、さらに、第2の係合溝37の深さbと第2の突条3
4の高さBとの関係が、b<Bとなされていることか
ら、前記蓋体24の第2突条34がまず第2の係合溝3
7の底部に当接させられ、かつ、このとき、第1の突条
33と第1の係合溝36の上部との間に若干の隙間が形
成されている。
【0040】これよりさらに蓋体24を下ケース13へ
向けて移動させると、第2の突条34の先端によって第
2の係合溝37の底部、すなわち、封止部材31の中央
部が第1の突条33へ向けて押圧移動させられる。
【0041】このような外力の作用によって、前記封止
部材31の第2の係合溝37の両壁部が、図12に矢印
(イ)で示すように、相互に狭められるように変形させ
られる。これによって、第2の係合溝37の内壁面が第
2の突条34の両側面に圧接させられ、この時点で、前
記第2の突条34に対して、その先端部と両側部との3
箇所において封止部材31との接触部が形成される。
【0042】さらに、蓋体24を継続して移動させる
と、この蓋対24の突き合わせ面24aが第2の係合溝
37の両壁の先端部に圧接させられるとともに、封止部
材31が全体として溝32の深さ方向に弾性変形させら
れる。このとき、蓋体24と封止部材31との接触部が
2箇所増えることとなり、合計5箇所における接触が両
者間において行われる。
【0043】そして、このような封止部材31の全体的
な変形が行われると、その変形に伴い第1の係合溝36
の両壁部が、第1の突条33によって、図12に矢印
(ロ)で示すように、押し開かれるように変形させられ
ることにより、この第1の係合溝36の両側壁の外面側
が、溝32の両側面に圧接させられるとともに、内面側
が、前記第1の突条33の両側面に圧接させられ、ま
た、第1の係合溝36上部、すなわち、封止部材31の
中央部が、第1の係合溝36の内部において前記第1の
突条33の先端面に圧接させられ、さらに、前記第1の
係合溝36の両壁部先端が、溝32の底面に圧接させら
れる。
【0044】このような状態において、第1の突条33
側においては、合計7箇所において下ケース13と封止
部材31との接触が行われることとなる。
【0045】このように、本実施例の防水構造において
は、蓋体24側において5箇所、また、下ケース13側
において7箇所の接触点が形成されることから、確実な
防水効果が得られる。さらに、封止部材31と、下ケー
ス13および蓋体24との間の封止面が屈曲した形状と
なされ、封止面の面積が大幅に拡大されるとともに、ラ
ビリンス形状となってメカニカルシールの効果も奏され
る。したがって、これらの相乗作用により、肉厚が十分
にとれない小型の機器においても効果的な防水効果が得
られる。
【0046】なお、前記実施例において示した各構成部
材の諸形状や寸法等は一例であって、適用する機器の種
類や設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0047】たとえば、前記実施例においては、封止部
材31の断面形状をH型とした例について示したが、楕
円形状、あるいは、真円形状であっても構わないもので
ある。ただし、これらの形状とする場合には、両突条3
3・34による封止部材の変形が、前記実施例に比して
円滑に行われないことが想定されるが、封止面の面積の
増加やメカニカルシール効果による防水効果の向上によ
り、従来の防水構造よりは遥に高い防水効果が得られ
る。したがって、小型機器の使用環境に応じて前記封止
部材の形状を設定すればよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の小型機器の防水構造は、特に、一方の部材の突き
合わせ面に、封止部材が装着される溝を形成するととも
に、この溝の底部に第1の突条を溝の長さ方向に沿って
形成し、他方の部材の突き合わせ面に、前記一方の部材
に形成されている突条に対向させられる第2の突条を形
成してなることを特徴とするもので、つぎのような優れ
た効果を奏する。
【0049】第1の突条ならびに第2の突条を封止部材
に食い込ませることにより、これらの突条の両側壁、な
らびに、一方の部材に形成された溝の両側壁や底面、さ
らには、他方の部材の突き合わせ面に至る幅広い封止面
を確保することができ、これによって、確実な水密構造
を実現して防水効果を著しく向上させることができる。
【0050】さらに、封止面を屈曲させてラビリンス形
状とすることにより、メカニカルシールによる効果を生
じさせ、この点からも防水効果をさらに向上させること
ができる。したがって、肉厚が薄く十分な封止面がとり
にくい小型機器に適用しても、十分な防止効果を得るこ
とができる。
【0051】請求項2記載の小型機器の防止構造は、請
求項1における両突条の高さを略等しく形成するととも
に、前記両部材を突き合わせた状態において、両突条間
に間隔を形成する高さに形成してなることを特徴とする
もので、請求項1によって奏される作用効果に加えて、
封止部材の過圧縮を防止し、これによって、封止部材の
異常変形による防水効果の低下を抑制するとともに、封
止部材の劣化を抑制することができる。
【0052】請求項3記載の小型機器の防水構造は、請
求項1における封止部材の断面を略H型形状とし、前記
第1の突条が嵌入される第1の係合溝と、第2の突条が
嵌入させられる第2の係合溝とを形成してなることを特
徴とするもので、請求項1によって奏される作用効果に
加えて、封止部材への各突条の食い込みを容易にして、
封止部材の各突条への密着を容易にし、これによって、
防水効果の向上を図ることができる。
【0053】また、請求項4記載の小型機器の防水構造
は、請求項3における第1の係合溝の深さを第1の突条
の高さよりも深く、かつ、第2の係合溝の深さを第2の
突条の高さ以下に形成してなることを特徴とするもの
で、請求項3によって奏される作用効果に加えて、第2
の突条と封止部材との接触を第1の突条に先立って行わ
せることにより、第2の係合溝の両壁部を第2の突条へ
向けて変形させるとともに、第1の係合溝の両壁部を一
方の部材に形成された溝の内壁へ向けて変形させること
により、これらの接触をより強固なものにすることがで
きる。
【0054】さらに、請求項5記載の小型機器の防水構
造は、請求項3における第1の係合溝の深さを第2の係
合溝の深さよりも深く形成してなることを特徴とするも
ので、第1の係合溝の両壁部の長さが第2の係合溝の両
壁部の長さよりも長くして、第2の突条による封止部材
の変形時において、前記第1の係合溝の両壁部における
前記溝に向かう変形と、第2の係合溝の両壁部における
前記第2の突条に向かう変形を円滑に行わせることがで
き、これによって、封止部材と溝や突条との接触圧を一
層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用された携帯電話を示す
正面図である。
【図2】図1におけるAーA断面図である。
【図3】本発明の一実施例が適用された携帯電話の一部
を示す背面図である。
【図4】本発明の一実施例が適用された携帯電話の電池
収納部を閉塞する蓋体の正面図である。
【図5】本発明の一実施例が適用された携帯電話の電池
収納部を閉塞する蓋体の背面図である。
【図6】本発明の一実施例が適用された携帯電話の電池
収納部の内部構造示す分解図である。
【図7】本発明の一実施例が適用された携帯電話の電池
収納部の内部構造示す縦断面図である。
【図8】本発明の一実施例が適用された携帯電話の背面
図である。
【図9】第2図において、電池収納部を分解した状態を
示す縦断面図である。
【図10】本発明の一実施例の要部を拡大した分解図で
ある。
【図11】本発明の一実施例の要部拡大図である。
【図12】本発明の一実施例の封止部材の縦断面図であ
る。
【図13】本発明の一実施例の封止部材と、この封止部
材が取り付けられる部材との寸法関係を示す外略図であ
る。
【図14】従来の防水構造の一例を示す要部の分解図で
ある。
【図15】従来の防水構造の一例を示す要部の縦断面図
である。
【符号の説明】
10 携帯電話(小型機器) 13 下ケース(一方の部材) 13a 突き合わせ面 24 蓋体(他方の部材) 24a 突き合わせ面 31 封止部材 32 溝 33 第1の突条 34 第2の突条 36 第1の係合溝 37 第2の係合溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突き合わされる一対の部材間に環状の封
    止部材を介装するとともに、この封止部材を前記一対の
    部材によって挟圧することにより、両部材の突き合わせ
    面間を水密状態に封止するようにした小型機器の防水構
    造であって、一方の部材の突き合わせ面に、前記封止部
    材が装着される溝を形成するとともに、この溝の底部に
    第1の突条を溝の長さ方向に沿って形成し、他方の部材
    の突き合わせ面に、前記一方の部材に形成されている突
    条に対向させられる第2の突条を形成してなることを特
    徴とする小型機器の防水構造。
  2. 【請求項2】 前記両突条の高さを略等しく形成すると
    ともに、前記両部材を突き合わせた状態において、両突
    条間に間隔を形成する高さに形成してなることを特徴と
    する請求項1記載の小型機器の防水構造。
  3. 【請求項3】 前記封止部材の断面を略H型形状とし、
    前記第1の突条が嵌入される第1の係合溝と、第2の突
    条が嵌入させられる第2の係合溝とを形成してなること
    を特徴とする請求項1記載の小型機器の防水構造。
  4. 【請求項4】 前記第1の係合溝の深さを第1の突条の
    高さよりも深く、かつ、第2の係合溝の深さを第2の突
    条の高さ以下に形成してなることを特徴とする請求項3
    記載の小型機器の防水構造。
  5. 【請求項5】 前記第1の係合溝の深さを第2の係合溝
    の深さよりも深く形成してなることを特徴とする請求項
    3記載の小型機器の防水構造。
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