JPH074533U - 改修板の取付け構造 - Google Patents

改修板の取付け構造

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JPH074533U
JPH074533U JP3305793U JP3305793U JPH074533U JP H074533 U JPH074533 U JP H074533U JP 3305793 U JP3305793 U JP 3305793U JP 3305793 U JP3305793 U JP 3305793U JP H074533 U JPH074533 U JP H074533U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 チャンネル形状の取付部材3がその開放面を
水路内面2に向けてアンカーボルト7に連結され、取付
部材3内に、長さ方向および幅方向に移動自在なナット
体13と保持板16とが設けられ、ナット体13の一端
に、保持板16に係合する鍔部14が設けられ、改修板
4に形成された取付用ボルト孔19に挿通されてナット
体13に螺合する取付用ボルト20が設けられる。 【効果】 ナット体13は、鍔部14が保持板16に係
合することにより取付部材3に保持され、不用意に脱落
することは防止される。ナット体13を長さ方向および
幅方向に移動させることにより、ナット体13を取付用
ボルト孔19の位置に合わすことができるため、現場に
て従来おこなっていた取付部材3の穴明けやタッピング
が不要になり作業が容易になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば既設の水路などの内面を改修する際、水路の内面に取付けら れる改修板の取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の改修板の取付け構造としては、例えば図8,図9に示すものが ある。すなわち、31は既設のコンクリート製水路であり、この水路31の改修は、 複数本の取付部材32を介して水路内面33に改修板34を取付け、これら改修板34と 水路内面33との隙間にエアモルタル35やセメントモルタルを流し込むことにより 行われていた。
【0003】 上記取付部材32は一側面が開放されたチャンネル形状に形成され、開放面が水 路内面33に向けられている。これら取付部材32の一側部は水路31に打設されたア ンカーボルト36の先端部に溶接Aにて取付けられ、これにより、取付部材32は所 定レベルで水路内面33に固定される。また、改修板34は、取付用ボルト37を取付 用ボルト孔38に挿通してタップ孔39に螺合させることにより、取付部材32に取付 けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来例では、図9に示すように、取付部材32の一側部と アンカーボルト36の先端部との溶接Aは両部材32,36の形状の違いにより不完全 になり易く、このため取付部材32とアンカーボルト36との連結強度が不足する恐 れがあった。また、改修現場にて溶接作業を行わねばならないため作業に手間が かかった。
【0005】 また、取付用ボルト孔38は予め製作工場にて改修板34に形成しておけるが、タ ップ孔39は、改修現場にて改修板34を取付部材32に当て付け、取付用ボルト孔38 の位置に合わせてキリ孔を明けてタップを立てなければならない。このように、 改修現場にて取付部材32に穴明けやタッピングをしなければならないため、作業 に手間がかかった。
【0006】 さらに、タップ孔39は取付部材32に形成されているため、タップ孔39の長さは 取付部材32の厚さ分しかなく、したがって、めねじのねじ山数が不足して、改修 板34と取付部材32との連結強度が不足する恐れがあった。
【0007】 本考案は上記問題を解決するもので、改修現場において、改修板を溝に強固に かつ容易に取付けることができる改修板の取付け構造を提供することを目的とす るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために本考案は、溝の内面に取付けられる改修板の取付け 構造であって、上記溝にアンカーボルトを打設し、このアンカーボルトに挿通さ れる固定用ボルト孔を有するチャンネル形状の取付部材と、アンカーボルトに螺 合して取付部材を溝の内面に固定する固定用ナットとを設け、上記取付部材内に 、取付部材の長さ方向および幅方向に移動自在なナット体と、このナット体を取 付部材に保持する保持手段とを設け、上記改修板に形成された取付用ボルト孔に 挿通されてナット体に螺合する取付用ボルトを設けたものである。
【0009】
【作用】
上記本考案の構成によると、改修現場にて、固定用ボルト孔をアンカーボルト に挿通して固定用ナットをアンカーボルトに螺合することにより、取付部材はア ンカーボルトに確実かつ強固に連結され、また、改修現場において従来おこなっ ていた取付部材とアンカーボルトとの溶接が不要になるため現場での作業が容易 になる。
【0010】 また、予め製作工場においてナット体を取付部材内に設けて保持手段にて取付 部材に保持しておくことにより、改修現場にて、ナット体が取付部材から不用意 に脱落することは防止される。そして、ナット体のめねじのねじ山数は十分に形 成されているため、取付用ボルトを取付用ボルト孔に挿通してナット体に螺合さ せることにより、改修板を取付部材に確実かつ強固に連結することができる。こ の際、ナット体を取付部材の長さ方向および幅方向に移動させることにより、ナ ット体を改修板の取付用ボルト孔の位置に合わすことができる。これにより、改 修現場において従来おこなっていた取付部材の穴明けやタッピングが不要になる ため現場での作業が容易になる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の第1実施例を図1〜図4に基づいて説明する。 図3に示すように、溝の一例である既設のコンクリート製の水路1の内面2に は、複数本の取付部材3を介して改修板4が取付けられ、水路内面2と改修板4 との隙間には、エアモルタル5やセメントモルタルが流し込まれている。
【0012】 上記取付部材3は、水路1の長さ方向に沿って並設され、図1,図2に示すよ うに一側面が開放されたチャンネル形状に形成され、開放面が水路内面2に向け られている。各取付部材3の両側端には、水路内面2に当て付け自在な脚部6が 外側方に張り出して形成されている。これら脚部6には、水路1に打設されたア ンカーボルト7の先端部に挿通自在な固定用ボルト孔8が形成されている。また 、9はアンカーボルト7に螺合して取付部材3を水路内面2に固定する固定用ナ ットである。尚、脚部6と水路内面2との間にはレベル調節用のスペーサー10が 設けられている。
【0013】 上記取付部材3の内部には、ナット体13が取付部材3の長さ方向に所定間隔を おいて複数個設けられている。これらナット体13は六角棒の中心にタップ孔を有 するものであり、ナット体13の一端には四角平板状に形成された鍔部14が設けら れている。また、取付部材3の相対向する一対の板部15a,15b間には保持板16 が設けられている。この保持板16にはナット体13の外径よりも大きな保持孔17が 形成され、この保持孔17にナット体13が挿通されて鍔部14が保持板16に係合され ている。尚、上記一対の板部15a,15bの一端間に連設された板部15cと保持板 16との間隔は鍔部14の厚さよりも大きく設定され、上記鍔部14は板部15cと保持 板16との間に摺動可能に嵌め込まれている。これにより、ナット体13は取付部材 3の長さ方向および幅方向に移動自在となり、これらナット体13を取付部材3に 保持する保持手段の一例として上記鍔部14と保持板16とが設けられている。また 、上記板部15cには、保持孔17と同径の貫通孔18が形成される。
【0014】 上記改修板4は、FRPまたはFRPMあるいはステンレス製の板であり、複 数の取付用ボルト孔19を有している。これら改修板4は、取付用ボルト孔19と貫 通孔18とに挿通されて上記ナット体13に螺合する取付用ボルト20(皿ボルト)に より、取付部材3に連結されている。
【0015】 以下、上記構成における作用を説明する。 改修現場にて、脚部6と水路内面2との間にスペーサー10を設けて取付部材3 のレベル調節をした後、固定用ボルト孔8をアンカーボルト7に挿通して固定用 ナット9をアンカーボルト7に螺合することにより、取付部材3はアンカーボル ト7に確実かつ強固に連結され、また、改修現場において従来おこなっていた取 付部材3とアンカーボルト7との溶接が不要になるため現場での作業が容易にな る。
【0016】 また、予め製作工場においてナット体13を取付部材3内に設けて鍔部14を保持 板16に係合させておくことにより、ナット体13は取付部材3に保持され、改修現 場にて、ナット体13が取付部材3から不用意に脱落することは防止される。そし て、ナット体13のめねじのねじ山数は十分に形成されているため、取付用ボルト 20を取付用ボルト孔19と貫通孔18とに挿通してナット体13に螺合させることによ り、改修板4を取付部材3に確実かつ強固に連結することができる。この際、図 4に示すようにナット体13を取付部材3の幅方向および長さ方向(図2の仮想線 参照)に移動させることにより、ナット体13を改修板4の取付用ボルト孔19の位 置に合わすことができる。これにより、改修現場において従来おこなっていた取 付部材3の穴明けやタッピングが不要になるため現場での作業が容易になる。
【0017】 尚、図2に示すように、鍔部14は四角平板形状に形成されているため、上記取 付用ボルト20をナット体13に螺合させる際、鍔部14が取付部材3の両板部15a, 15bの内面に当接して回り止めされる。
【0018】 以下、本考案の第2実施例を図5に基づいて説明する。 すなわち、上述した第1実施例では取付部材3の開放面が水路内面2に向けら れて取付けられているが、第2実施例では、ナット体13,鍔部14,保持板16はそ のままで、取付部材3の開放面が水路内面2とは反対側に向けられて取付けられ ている。したがって、取付部材3の板部15cが水路内面2に対向し、第1実施例 で板部15cに設けていた貫通孔18(図1参照)はここでは不要となる。また、取 付部材3の両側端には、水路内面2に当て付け自在な脚部6が外側方に張り出し て形成されている。
【0019】 これによると、上記第1実施例と同様に、取付部材3は固定用ナット9にてア ンカーボルト7に確実かつ強固に連結され、また、改修現場において従来おこな っていた取付部材3とアンカーボルト7との溶接が不要になるため現場での作業 が容易になる。
【0020】 また、取付用ボルト20を取付用ボルト孔19に挿通してナット体13に螺合させる ことにより、改修板4を取付部材3に確実かつ強固に連結することができる。こ の際、ナット体13を取付部材3の長さ方向および幅方向に移動させることにより 、ナット体13を改修板4の取付用ボルト孔19の位置に合わすことができる。これ により、改修現場において従来おこなっていた取付部材3の穴明けやタッピング が不要になるため現場での作業が容易になる。
【0021】 以下、本考案の第3実施例を図6,図7に基づいて説明する。 すなわち、第3実施例では、上述の第2実施例の脚部6(図5参照)を設けず 、アンカーボルト7に挿通自在な固定用ボルト孔25は取付部材3の水路内面2に 対向する板部15cに形成されている。これら固定用ボルト孔25は、所定間隔をお いて設けられた複数のナット体13間の中間部に形成されている。
【0022】 これによると、アンカーボルト7の先端部にスペーサ10を差し込んだのち固定 用ボルト孔25を挿通し、固定用ナット26をアンカーボルト7に螺合することによ り、取付部材3は水路内面2に取付けられる。この第3実施例では、上述の第1 ,第2実施例で設けた脚部6(図1および図5参照)を不要にできるため、製作 が容易で軽量化が図れる。
【0023】 上記実施例では、溝の一例として水路1を挙げたが、これは馬蹄形や円形など の導水トンネルなどであってもよい。この場合、取付部材3をトンネルの形状に 合わせて円弧状に形成するとともに、改修板4も円弧状に形成したり幅の狭い改 修板4を多数枚併置することにより改修可能である。
【0024】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、改修現場にて、固定用ボルト孔をアンカーボル トに挿通して固定用ナットをアンカーボルトに螺合することにより、取付部材は アンカーボルトに確実かつ強固に連結され、また、改修現場において従来おこな っていた取付部材とアンカーボルトとの溶接が不要になるため現場での作業が容 易になる。
【0025】 また、予め製作工場においてナット体を取付部材内に設けて保持手段にて取付 部材に保持しておくことにより、改修現場にて、ナット体が取付部材から不用意 に脱落することは防止される。そして、ナット体のめねじのねじ山数は十分に形 成されているため、取付用ボルトを取付用ボルト孔に挿通してナット体に螺合さ せることにより、改修板を取付部材に確実かつ強固に連結することができる。こ の際、ナット体を取付部材の長さ方向および幅方向に移動させることにより、ナ ット体を改修板の取付用ボルト孔の位置に合わすことができる。これにより、改 修現場において従来おこなっていた取付部材の穴明けやタッピングが不要になる ため現場での作業が容易になる。このように、現場での作業工数を減らすことが できるため工期を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例における改修板の取付け構
造を示す縦断面図である。
【図2】図1におけるA−A矢視図である。
【図3】改修された水路の縦断面図である。
【図4】ナット体の位置調節を示す図である。
【図5】本考案の第2実施例における改修板の取付け構
造を示す縦断面図である。
【図6】本考案の第3実施例における改修板の取付け構
造を示す縦断面図である。
【図7】図6におけるB−B矢視図である。
【図8】従来例における改修された水路の縦断面図であ
る。
【図9】従来例における改修板の取付け構造を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1 水路(溝) 2 内面 3 取付部材 4 改修板 7 アンカーボルト 8 固定用ボルト孔 9 固定用ナット 13 ナット体 14 鍔部(保持手段) 16 保持板(保持手段) 19 取付用ボルト孔 20 取付用ボルト 25 固定用ボルト孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溝の内面に取付けられる改修板の取付け
    構造であって、上記溝にアンカーボルトを打設し、この
    アンカーボルトに挿通される固定用ボルト孔を有するチ
    ャンネル形状の取付部材と、アンカーボルトに螺合して
    取付部材を溝の内面に固定する固定用ナットとを設け、
    上記取付部材内に、取付部材の長さ方向および幅方向に
    移動自在なナット体と、このナット体を取付部材に保持
    する保持手段とを設け、上記改修板に形成された取付用
    ボルト孔に挿通されてナット体に螺合する取付用ボルト
    を設けたことを特徴とする改修板の取付け構造。
JP3305793U 1993-06-21 1993-06-21 改修板の取付け構造 Expired - Lifetime JP2582841Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09132908A (ja) * 1995-11-08 1997-05-20 Kubota Corp 流路の内面補修板の取付け構造
JP2001021092A (ja) * 1999-07-09 2001-01-26 Shonan Gosei Jushi Seisakusho:Kk 流路施設の修復工法

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