JPH0745413Y2 - 自動車のドア開口部検査治具 - Google Patents

自動車のドア開口部検査治具

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JPH0745413Y2
JPH0745413Y2 JP14939589U JP14939589U JPH0745413Y2 JP H0745413 Y2 JPH0745413 Y2 JP H0745413Y2 JP 14939589 U JP14939589 U JP 14939589U JP 14939589 U JP14939589 U JP 14939589U JP H0745413 Y2 JPH0745413 Y2 JP H0745413Y2
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jig
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は車体に形成されるフロントドアとリヤドアと
の各ドア開口部の形状精度を検査するための検査治具に
関する。
(従来の技術) 自動車の車体を製造する工程においては、種々の検査工
程があり、その1つに車体に形成されるフロントドアと
リヤドアとが取付けられるドア開口部の形状精度を検査
する工程がある。
従来、上記ドア開口部の検査は、その開口部の横方向、
縦方向あるいは対角線方向などの寸法を測定することに
よって大きさだけの検査が行われていた。上記開口部の
大きさを測定し、その大きさが基準値以内の寸法であれ
ば、上記ドア開口部にドアを取付けることは可能であ
る。しかしながら、車体全体の形状に傾きがあったり、
フロントドアとリヤドアとのヒンジが取付けられるフロ
ントピラーやセンタピラーに形成された取付部に捩じれ
があったりすると、上記開口部の大きさが基準値以内で
あっても、フロントドアやリヤドアを車体に組付けたと
きに、各ドアの表面と車体の表面とに段差が生じてしま
うということがある。さらに、段差が生じるのは各ドア
の表面と車体の表面との間だけでなく、フロントドアと
リヤドアとの表面の間にも段差が生じてしまうというこ
とある。つまり、従来は車体にフロントドアとリヤドア
とを実際に取付けなければ、その取付け状態を確実に検
査することができないということがあった。
(考案が解決しようとする課題) このように、従来は、車体に形成された各ドア開口部の
大きさだけが検査されていたので、その検査結果がよく
ても、各開口部に実際にフロントドアやリヤドアを取付
けると、各ドアの表面と車体の表面とに段差が生じた
り、フロントドアとリヤドアとの表面間に段差が生じて
しまうなどのことがあった。
この考案は上記事情にもとずきなされたもので、その目
的とするところは、各ドア開口部にフロントドアとリヤ
ドアとを実際に取付けなくとも、取付けたときにこれら
ドアと車体との表面間および一対のドアの表面間に段差
が生じるかどうかを検査できるようにした自動車のドア
開口部検査治具を提供することにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段及び作用) 上記課題を解決するためにこの考案は、車体に形成され
たフロントドアとリヤドアとの各ドア開口部の形状精度
を検査する検査治具において、この検査治具は、各ドア
開口部内に入り込む大きさに形成されたフロント治具フ
レームとリア治具フレームとを有し、各治具フレームに
は、上記車体に形成されフロントドアとリヤドアとの各
ヒンジが取付けられる取付部に固定される連結具および
複数のロケータが設けられ、各ロケータの上記各ドア開
口部の内周面に対向する外側面は上記車体のドア開口部
内周面との間の隙間を検査する第1の基準面に形成され
ているとともに、フロント治具フレームとリヤ治具フレ
ームとの隣り合う少なくとも一対のロケータの上記車体
の外面を向く表面は、これらロケータの表面間に生じる
段差を検出する第2の基準面に形成される。
このような検査治具によれば、各治具フレームを実際の
ドアと同様車体に取付け、その状態でロケータの第1の
基準面とドア開口部の内周面との隙間を検査すれば、そ
のドア開口部の大きさが基準値以内であるかどうかを判
別でき、またフロント治具フレームとリヤ治具フレーム
との隣り合うロケータの第2の基準面の段差を検査すれ
ば、車体に傾きや取付部に捩じれがあるかどうかを検査
することができる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第2図は自動車の車体1を示し、この車体1の側面には
図示しないフロントドアが取付けられるフロントドア開
口部2と、同じく図示しないリヤドアが取付けられるリ
ヤドア開口部3とが前後方向に形成されている。さら
に、詳しく説明すれば、車体1の側面はフロントフェン
ダ4、フロントピラー5、センタピラー6、リヤピラー
7およびクォータパネル8が前後方向に順次配置されて
いるとともに、上部にはルーフサイドレール9、下部に
はサイドシル11が前後方向に沿って配置されてなる。上
記フロントドア開口部2は上記フロントピラー5とセン
タピラー6との間に形成され、上記リヤドア開口部3は
上記センタピラ6とリヤピラ7との間に形成されてい
る。
このように車体1に形成された一対の開口部2、3は、
第1図に示すフロント検査治具12とリヤ検査治具13とに
よってそれぞれ形状精度が検査される。各検査治具12、
13は樹脂製のパイプなどによって各開口部2、3の形状
よりも小さなほぼ相似形状に形成されたフロント治具フ
レーム14とリヤ治具フレーム15を有する。各治具フレー
ム14、15の一側にはそれぞれ一対の連結具16が実際のド
アのヒンジと同じ状態、つまり第2図に示すようにフロ
ント治具フレーム14の場合はフロントピラー5に形成さ
れたねじ孔からなる一対のフロント取付部17にねじ止め
固定することができるよう設けられ、リヤ治具フレーム
15の場合はセンタピラー6に形成された同じくねじ孔か
らなる一対のリヤ取付部18にねじ止め固定できるように
設けられている。つまり、各治具フレーム14、15はそれ
ぞれの連結具16によって車体1の各開口部2、3に実際
のドアと同じように取付けることができるようになって
いる。
各治具フレーム14、15には、これらフレームと同様合成
樹脂で作られたそれぞれ複数のロケータ19が設けられて
いる。このロケータ19はほぼ矩形ブロック状をなし、車
体1の各ドア開口部2、3のセンタピラ6の箇所を除く
内周面2a、3aに対向する外側面は第1の基準面21に形成
されている。これらロケータ19の第1の基準面21に沿う
各治具フレーム14、15の外形状、つまり第1の基準面21
が連続していると仮定すると、それがなす形状は各ドア
の外形状と同じになるよう設定されている。したがっ
て、上記各ドア開口部2、3が基準値以内の大きさに形
成されていれば、第3図に示すように第1の基準面21と
各開口部2、3の内周面2a、3aとの間の隙間d1は所定の
範囲内となる。
また、フロント治具フレーム14とリヤ治具フレーム15と
に設けられたセンタピラー6の箇所で隣り合う一対のロ
ケータ19の上記車体1の外面を向く表面は第2の基準面
22に形成されている。これら一対の第2の基準面22は、
車体1が傾きなく形成され、かつフロント取付部17とリ
ヤ取付部18とに捩じれがなければ、これら各取付部17、
18に各治具フレーム14、15を取付けたときに段差のない
同じ高さになる。つまり、第2の基準面22は各ドア開口
部2,3に取付られる各ドアの表面と同じ高さになるよう
設定されている。なお、一対のロケータ19以外の表面も
第2の基準面22に形成してもよい。
上記一対のロケータ19の第2の基準面22には、第4図に
示すようにそれぞれ磁性材料である金属片23が上記第2
の基準面22と面一になるよう埋設されている。そして、
一対のロケータ19の金属片23には磁石によって細長いブ
ロック状に形成されたストライカ24が磁気力によって取
着される。つまり、ストライカ24は一対のロケータ19の
第2の基準面21に跨がって取着される。それによって、
一対の第2の基準面21に段差があれば、同図に鎖線で示
すように上記ストライカ24が傾いた状態で取着されるか
ら、そのストライカ24の傾き状態によりフロント治具フ
レーム14とリヤ治具フレーム15との間に段差があるか否
やかを検査することができるようになっている。なお、
ストライカ24の傾き度合いはスケールやのぎすあるいは
目視などによって検査すればよい。
さらに、隣り合う一対のロケータ19のうち、フロント治
具フレーム14に設けられたロケータ19の内面は第5図に
示すように第3の基準面25に形成されている。この第3
の基準面25とセンタピラー6の表面との隙間d3を同図に
示すように測定治具26を用いて測定すれば、フロントド
アとセンタピラ6との相対関係を検査することができ
る。この測定治具26は、一端部が上記第3の基準面25に
接合される接触片27と、この接触片27の他端部に螺合さ
れた接触ねじ28とからなり、この接触ねじ28の先端が上
記センタピラー6の表面に接触するまでねじ込み、その
先端部の接触片27からの突出長さを測定すれば、上記隙
間d3を求めることができるようになっている。
このように形成されたフロント治具フレーム14とリヤ治
具フレーム15とを用いて車体1に形成されたフロントド
ア開口部2とリヤドア開口部3との形状精度を検査する
場合には、まず上記各治具フレーム14、15の連結具16を
それぞれフロントピラー5に形成されたフロント取付部
17とセンタピラー6に形成されたリヤ取付部18とにねじ
止め固定する。つまり、各治具フレーム14、15を実際の
フロントドアおよびリヤドアと同じように車体1に取付
ける。
上記各治具フレーム14、15をそれぞれ開口部2、3に取
付けたならば、まず各治具フレーム14、15に設けられた
各ロケータ19の第1の基準面21と、この第1の基準面21
に対向する各ドア開口部2、3の内周面2a、3aとの間の
隙間を測定する。上記第1の基準面21に沿う各治具フレ
ーム14、15の外形状は実際のフロントドアおよびリヤド
アの外形状と同じに設定されている。したがって、上記
測定値が所定の範囲内にあるか否やかによって上記各ド
ア開口部2a、3aが実際にドアを良好に取付けることがで
きる基準値以内の大きさであるか否やかを判別できる。
つぎに、フロントドアとリヤドアとの表面間に段差が生
じるか否やかを検査する場合には、第4図に示すように
フロント治具フレーム14とリヤ治具フレーム15との隣り
合う一対のロケータ19の第2の基準面22に設けられた金
属片23にストライカ24を取着する。一対の治具フレーム
14、15間に段差があれば、隣り合う一対のロケータ19の
第2の基準面22が面一にならないから、それによってこ
れら基準面22に取着されるストライカ24が第4図に鎖線
で示すように傾いた状態で保持される。したがって、一
対のロケータ19の第2の基準面22に取着されたストライ
カ24が傾いているか否やかを検査すれば、実際のフロン
トドアとリヤドアとを各開口部2、3に取着したときに
これらドアの表面に段差が生じるか否やかを知ることが
できる。つまり、車体1に傾きがあったり、各取付部1
7、18に捩じれがあると、そのことを一対のロケータ19
の第2の基準面22間に生じる段差によって判別できる。
また、第4図に示すように隣り合う一対のロケータ19の
第1の基準面21間の隙間d2を測定すれば、各ドア開口部
2、3に実際のドアを取付けたときに生じるフロントド
アの後端縁とリヤドアの先端縁との間の隙間を検査する
こともできる。
なお、この考案は上記一実施例に限定されるものでな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形することがで
きる。たとえば、フロント治具フレームとリヤ治具フレ
ームとの隣り合う一対のロケータの一対の第2の基準面
に跨がってストライカを磁気結合を利用して保持するよ
うにしたが、ストライカは測定者が手で上記一対の第2
の基準面に押し当てるようにしてもよく、要は一対の第
2の基準面間に段差があるか否やかを検査できればよ
い。
また、フロントドアとリヤドアとの表面に段差が生じる
か否やかを検査するのにフロント治具フレームとリヤ治
具フレームとの隣り合う一対のロケータの第2の基準面
間の段差を検査したが、各フレームに複数組のロケータ
が隣り合うように設け、それによって複数組のロケータ
の第2の基準面を検査するようにすれば、検査精度の向
上を計ることができる。
[考案の効果] 以上述べたようにこの考案は、フロント治具フレームと
リヤ治具フレームとを車体の開口部にそれぞれ取付け、
これら治具フレームに設けられたロケータの第1の基準
面と車体に形成されたドア開口部の内周面との間の隙間
および一対の治具フレームの隣り合うロケータの第2の
基準面間の段差を測定するようにした。したがって、上
記各ドア開口部にそれぞれドアを取付ける前に、そのド
ア開口部の大きさが基準値以内にあるか否やかを検査す
ることができるばかりか、フロントドアとリヤドアとを
取付けたときに、これらの表面に段差が生じるか否やか
を検査することもできる。つまり、ドアを車体に組付け
る前に、各ドアを車体に組付けたときの状態を検査する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は一対の検査
治具の概略図、第2図は車体の側面図、第3図はロケー
タの第1の基準面とドア開口部の内周面との隙間を検査
する説明図、第4図は同じくフロント治具フレームとリ
ヤ治具フレームとの隣り合う一対のロケータの第2の基
準面間の段差を検査する説明図、第5図はロケータの第
3の基準面とセンタピラー表面との間の隙間を測定する
説明図である。 である。 1……車体、2……フロントドア開口部、3……リヤド
ア開口部、14……フロント治具フレーム、15……リヤ治
具フレーム、16……連結具、17……フロント取付部、18
……リヤ取付部材、19……ロケータ、21……第1の基準
面、22……第2の基準面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に形成されたフロントドアとリヤドア
    との各ドア開口部の形状精度を検査する検査治具におい
    て、この検査治具は、各ドア開口部内に入り込む大きさ
    に形成されたフロント治具フレームとリア治具フレーム
    とを有し、各治具フレームには、上記車体に形成された
    フロントドアとリヤドアとの各ヒンジが取付けられる取
    付部に固定される連結具および複数のロケータが設けら
    れ、各ロケータの上記各ドア開口部の内周面に対向する
    外側面は上記ドア開口部内周面との間の隙間を検査する
    第1の基準面に形成されているとともに、フロント治具
    フレームとリヤ治具フレームとの隣り合う少なくとも一
    対のロケータの上記車体の外面を向く表面は、これらロ
    ケータの表面間に生じる段差を検出する第2の基準面に
    形成されていることを特徴とする自動車のドア開口部検
    査治具。
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