JPH074602B2 - フランジを有する形鋼の製造装置 - Google Patents

フランジを有する形鋼の製造装置

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JPH074602B2
JPH074602B2 JP28682886A JP28682886A JPH074602B2 JP H074602 B2 JPH074602 B2 JP H074602B2 JP 28682886 A JP28682886 A JP 28682886A JP 28682886 A JP28682886 A JP 28682886A JP H074602 B2 JPH074602 B2 JP H074602B2
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rolling
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胤治 西野
武 藤本
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、フランジを有する形鋼のウエブ内巾を拡巾す
る装置に関する。
[従来の技術] 第6図はH形鋼の通常のユニバーサル圧延法を示す図で
ある。例えばH形鋼をユニバーサル圧延機で製造する際
は、ブレークダウンミル(図示せず)で粗成形された粗
形鋼片を、第6図(イ)に示す中間ユニバーサルミルの
水平ロール31でウエブを圧延し、同時に水平ロール31の
側壁と垂直ロール32でフランジを圧延する。又フランジ
の端部は第6図(ロ)に示すエッジャーミルのエッジャ
ーロール33で圧延加工する。第6図(ハ)は仕上げユニ
バーサルミルで、中間ユニバーサルミルやエッジャーミ
ルで数回圧延された後に仕上げの成形の圧延を行うミル
である。このユニバーサル圧延法では、ウエブは圧延方
向に延伸加工されるが、第6図(ニ)に示したウエブ内
巾Wを拡巾したり内巾寸法を調節する圧延加工は行われ
ない。
即ち製造するH形鋼のウエブ内巾Wを変える場合は、各
水平ロールを粗形鋼片やH形鋼のウエブ内巾Wにあった
別の水平ロールに組替えて圧延を行う。形鋼の圧延工場
では、W寸法が異なる多種類のH形鋼を製造するが、W
寸法が変る毎に水平ロールを組替える作業は極めて煩瑣
であり、又多本数の水平ロールの常備が余儀なくされる
こととなる。圧延するH形鋼のウエブ内巾寸法Wが変っ
ても、水平ロールを変えない方法に関し特開昭53-84856
号、特開昭53-83961号、特公昭58-57244号の技術が公知
である。この方法は、粗形鋼片の段階で、あるいは中間
・仕上工程で、そのウエブをフランジの方向に引張って
延伸することによりウエブ内巾Wを引き伸ばす方法であ
る。しかしこの方法はウエブ内巾を若干大きくする際に
は適当であるが、後述するごとくウエブが局部的に伸張
したりウエブの肉厚が不同になりやすい問題点がある。
ウエブの内巾を変える別の方法として特開昭59-133902
号、特開昭59-178101号が公知である。即ち圧延の途中
で第7図(イ)に示した余肉部35をウエブ上に圧延で形
成し、次にこの余肉部を平圧延して第7図(ロ)のごと
くウエブを拡げるものである。しかしこの方法における
余肉部35の部分圧延は、余肉部の圧延方向のメタルフロ
ーを伴うため、圧延後は余肉部に該当したウエブ面が波
状となり易い。又この方法ではウエブの拡巾量は余肉部
の余肉量に相応するため、成品のウエブ内巾の寸法精度
を確保するには余肉量の正確な形成が重要であるが、製
造するH形鋼が変る毎に安定して正確な余肉量を形成す
る圧延はユニバーサルミルでは厄介である。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明はウエブ内巾を簡易に変える事ができ、且つその
際ウエブの厚さが均一に保持できる、フランジを有する
形鋼の製造を目的としている。
[問題点を解決するための手段] 第1図は本発明の装置例で(イ)はパスラインに直角な
縦断面を示す図(ロ)はパスラインの近傍のその側面を
示す図である。即ち本発明の要旨は第1図のロールチョ
ック1に設けた駒型ロール支持部2に傾斜して軸支され
形鋼3のフランジ内面とウエブに当接してウエブ内巾を
拡巾する駒型ロール4と、該ロールチョック1に設けた
ディスクロール支持部5に軸支され水平面が形鋼3のウ
エブに当接し且つ側面が左右の駒型ロール4に当接する
ディクスロール6を有し、左右の該駒型ロールと該ディ
スクロールが押し合って、形鋼のウエブ内巾を拡巾す
る、フランジを有する形鋼の製造装置である。尚本発明
における駒型ロールとは図面に示すように、円錐体を底
面と平行な面で切断して得られる、裁頭円錐体のロール
をいう。
[作用及び実施例] 第2図は本発明の作用を示す模式図で、[A]図は圧延
方向からみた正面模式図、[B]図は矢視イ−イの平面
模式図である。図中aは駒型ロール4の上面、bは駒型
ロールの側面、Cは駒型ロールの最大直径面、斜線3は
H形鋼で、矢印は圧延方向である。駒型ロール4のC面
はH形鋼のフランジ内面と、最初d点で当接し、駒型ロ
ールの回転(H形鋼の前進)と共に、駒型ロール上のd
点はe点に至り、H形鋼のウエブ内巾をl1からl2に拡巾
する。この際第2図[B]でd−d′とe−e′の間の
ウエブは、ウエブの拡巾に伴いフランジ方向に大きく引
張り加工されるが、この引張り応力だけではウエブは局
部的に延伸してウエブの厚さが不均一になり易い。ディ
スクロール6の側面fは、駒型ロール4の側面bと当接
して駒型ロール4の拡巾作用をバックアップするが、同
時にその水平面gはH形鋼のウエブに当接しウエブを厚
さ方向に加圧する。
一般に拡巾量ΔWはロールと材料の幾何学的位置関係で
決り、その拡巾メカニズムにより分離して拡巾量の成分
を表わすと下式のようになる。
拡巾量ΔW=余肉部圧下による拡巾量+余肉部引き伸ば
しによる拡巾量+余肉部以外のウエブ引き伸ばしによる
拡巾量 ここで、引き伸ばし拡巾が大きくなるとウエブ厚さが不
均一となり、断面内のくびれを生じ、更に引き伸ばし拡
巾を増大するとウエブ破断に至ってしまう。逆に余肉部
圧下のみで拡巾を行うと、余肉圧下部に圧延方向のメタ
ルフローを伴うため、圧延方向の伸張を拘束されている
ウエブ面が座屈して波状となり易い。本発明のように駒
型ロール4とディスクロール6で引き伸ばし拡巾と余肉
圧下を同時に行うと、引き伸ばし作用により材料内部に
作用する応力と、余肉圧下作用により材料内部に作用す
る応力が相互にバランスするので変形がスムースとな
り、ウエブ厚みが均一となる。更に付随効果とし拡巾加
工に伴う材料の異常変形や表面疵の問題もなく、且つ拡
巾に要する荷重や加工エネルギーも低減される。
第2図[A]ではウエブの中央部に余肉部hを設けた例
を示した。これはディスクロール6の水平面gがウエブ
を一層有効に加圧する事に役立ち、拡巾加工は更にスム
ーズに行われる。
第3図は本発明の効果の例を示す図で(イ)はH250×90
×5/9のH形鋼を用いてウエブ内巾を拡巾した際のウエ
ブ厚さの偏差を示している。図中B線は第3図の(ロ)
に示した公知の拡巾装置を用いてウエブをフランジ方向
に引張って拡巾した例であるが、拡巾量が大きくなると
ウエブ厚さの偏差が大きくなりウエブ厚さが不均一とな
る。図中A線はウエブに厚さ方向の加圧を併せ加えたも
ので、ウエブ内巾の拡巾量が大きくなってもウエブ厚さ
の偏差は小さく、厚さは均一に保たれる。
本発明では駒型ロールやディスクロールの大きさや形
状、又各ロールの配置等に関して特に限定するものでは
ない。第4図はその例示であるが、図示したごとく例え
ば駒型ロールの側面の延長線上のF−Fにディスクロー
ルの軸芯を配すると、駒型ロール面とディスクロール面
間の摩擦が軽減されて、ロールの摩耗量を少なくするこ
とができる。ディスクロールを(イ)(ロ)(ハ)
(ホ)図のごとく大径ロールにして駆動させると強い拡
巾力を有する独立した装置となるし、又(ニ)図のごと
く小径ロールにすると装置に作用する荷重は小さくでき
る。従って例えばユニバーサルロールとエッジャーロー
ル等の間に配して、非駆動のローラーガイドを兼ねた拡
巾装置としても使用できる。又(ロ)、(ハ)図はウエ
ブ面を広範囲に加圧するのに適当な例である。
ところで、本発明におけるディスクロール6の構造は、
第1,2,4,5図ではいずれも簡単のため一体物として図示
しているが、実用上は第8図の如く、左右の駒型ロール
4と当接するディスクロール6aとウエブ面を加圧するデ
ィスクロール6bとは、相互に分離され、互いに回転自在
なごとく軸受で連接されている。
第8図で(イ)は、ウエブ加工用ディスクロール6bの左
右に一対のスラスト軸受50を配したもので、ウエブ加工
用ディスクロール6bを駆動する形式に好都合である。
(ロ)はラジアル軸受60を介してウエブ加工用ディスク
ロール6bを回転自在としたもので、無駆動方式に適して
いるが、この場合ディスクロール6aを駆動する形式にし
て、材料の噛込から蹴出しまでを円滑化することも可能
である。尚他の方法として第9図の如く、バックアップ
ロール70を配して各部の円滑接触条件を満足させる方法
もあるが、この方法は構造が若干複雑となるが、一応所
期の目的は達成できる。
各ロールを非駆動とする場合は、本発明装置を例えばユ
ニバーサル圧延装置列のエッジャーミルとユニバーサル
との間に設け、本発明装置に材料の先端を押し込む時に
は、本発明装置の前段に位置するミルの押し込み力を利
用し、材料の後端がその前段ミルを蹴出した後は後段ミ
ルの引っ張り力を利用すればよい。
本発明で上下のロールチョック1は図示していない固定
用のハウジングまたはフレームに取付られ、上下ロール
の間隔は上下動自在に所定の位置へ高剛性に保持され
る。このような本発明製造装置をリバース圧延を行う圧
延装置列で用いる場合は途中のパスでは上下方向にロー
ルチョック1を開放し、最終のパスで所定の位置にセッ
トして拡巾圧延する。上下動させる構造は油圧シリンダ
ーまたはスクリュー方式など周知の手段を採用すればよ
い。又各ロールスタンドを1パスで連続的に圧延する連
続圧延装置列で用いる場合はハウジングまたはフレーム
を上下一体のフレームで構成してもよい。
本発明をH形鋼の製造に関して詳説したが、本発明は他
のフランジを有する形鋼のウエブ内巾を拡巾する装置と
しても使用するものである。第5図は本発明をH形鋼以
外の形鋼に使用した例を示す図で(イ)は溝形鋼、
(ロ)はU型鋼矢板の例である。図中7は水平ロール、
8は溝形鋼、9はU型鋼矢板である。
又本発明の装置は圧延方向に複数個を配置すると、フラ
ンジ内巾は複数回にわたって拡巾されるために大きな拡
巾量を得ることが出来る。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなごとく、本発明の装置を使用す
る事により、フランジを有する形鋼のウエブ内巾は、駒
型ロールによりウエブ肉厚が均一で寸法精度もよく拡巾
される。また本発明の装置は小型に製作することがで
き、圧延ラインに配した際の取り替が簡易であるため、
製造する形鋼の寸法が変っても容易に又迅速に対応する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置例の図、第2図は本発明の作用を
示す図、第3図は本発明の効果の例を示す図、第4図は
本発明のロールの形状や配置の例を示す図、第5図はH
形鋼以外の形鋼に本発明を使用した例を示す図、第6図
は通常のユニバーサル圧延法を示す図、第7図は従来の
技術の例を示す図、第8図はディスクロール6の詳細説
明図、第9図はディスクロール6の他の詳細説明図、で
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1図のロールチョック1に設けた駒型ロ
    ール支持部2に傾斜して軸支され形鋼3のフランジ内面
    とウエブに当接してウエブ内巾を拡巾する駒型ロール4
    と、該ロールチョック1に設けたディスクロール支持部
    5に軸支され水平面が形鋼3のウエブに当接し且つ側面
    が左右の駒型ロール4に当接するディスクロール6を有
    し、左右の該駒型ロール4と該ディスクロール6が押し
    合って、形鋼のウエブ内巾を拡巾する、フランジを有す
    る形鋼の製造装置。
JP28682886A 1986-12-03 1986-12-03 フランジを有する形鋼の製造装置 Expired - Lifetime JPH074602B2 (ja)

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