JPH0746034A - マルチビームアンテナ及びこれに適する回転楕円面鏡の合成方法 - Google Patents
マルチビームアンテナ及びこれに適する回転楕円面鏡の合成方法Info
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- JPH0746034A JPH0746034A JP18566693A JP18566693A JPH0746034A JP H0746034 A JPH0746034 A JP H0746034A JP 18566693 A JP18566693 A JP 18566693A JP 18566693 A JP18566693 A JP 18566693A JP H0746034 A JPH0746034 A JP H0746034A
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Abstract
同時に受信できるよう、利得低下を防ぎつつ、マルチビ
ームアンテナのビーム間隔を大きくする。 【構成】 反射鏡として回転楕円面鏡2又はこれを修整
した修整反射鏡を使用する。一次放射器たるホーン1a
及び1bを、回転楕円面鏡2の中心点M0 から距離L0
の点F1 及びF2 にそれぞれ配置する。点F1 及びF2
は、それぞれ、回転楕円面鏡2の中心点M0 と回転楕円
面鏡2の2個の焦点G1 及びG2 を結ぶ線上に配置す
る。距離L0 は、回転楕円面鏡2の中心点M0 と回転楕
円面鏡2の2個の焦点G1 及びG2 の距離をそれぞれL
1 及びL2 とした場合に、次の式で表される値とする。 1/L0 =1/L1 +1/L2
Description
らの電波と放送衛星からの電波とを同時に受信するのに
適するマルチビームアンテナに関し、特にビーム間隔を
大きくする手段に関する。
ムアンテナの構成が示されている。この図の構成は、電
子情報通信学会編、アンテナ工学ハンドブック、p.1
79、昭和55年10月30日、オーム社に示されてい
る。
は、ホーン1a及び1bが一次放射器として用いられて
いる。ホーン1a及び1bは、パラボラ反射鏡4の中心
点M0 及び焦点F1 を通る線に近接した配置されてい
る。また、ホーン1a及び1bが配置される面は、パラ
ボラ反射鏡4の焦点F1 を含み、焦点F1 からパラボラ
反射鏡4の中心M0 に向う直線に直交する面である。ホ
ーン1a及び1bは、パラボラ反射鏡4を介し、直線2
7に近接した方向3a又は3bにそれぞれビームを放射
する。直線27は、パラボラ反射鏡4の中心点M0 を通
りかつパラボラ軸と平行な直線である。また、パラボラ
反射鏡4は、ホーン1a及び1bが3a又は3b方向の
ビームをブロッキングしないよう、オフセット形式を有
している。この種の構成は、ビーム本数を3以上にした
場合にも採用できる。
た従来のマルチビームアンテナにおいては、ビーム方向
がパラボラ軸から大きくずれると著しく利得が低下して
しまう。図26には、図25のマルチビームアンテナに
おいて、一次放射器(ホーン1a及び1b)を変位させ
てビームを偏向させた場合のアンテナ相対利得が示され
ている。この図では、一次放射器の変位が、パラボラ反
射鏡4の開口径Dに対する焦点距離fの比で表されてい
る。この図に示されるように、一次放射器を大きく変位
させ、ビーム偏向量を大きくすると、著しく利得が低下
する。従って、ビーム間隔が大きいマルチビームアンテ
ナを実現できない。
めになされたもので、ビーム間隔が大きいマルチビーム
アンテナを得ることを目的とする。
るために、本発明のマルチビームアンテナは、2個のパ
ラボラ反射鏡を中心点M0 にて法線方向に加重平均して
得られる反射鏡に少なくとも3次以下の項が一致するよ
う近似して得られ、2個の焦点G1 及びG2 を有する回
転楕円面鏡と、回転楕円面鏡の中心点M0 からみて焦点
G1 方向にあり中心点M0 からの距離がL0 である点F
1 又はその近傍に配置された第1の一次放射系と、回転
楕円面鏡の中心点M0 からみて焦点G2 方向にあり中心
点M0 からの距離がL0 である点F2 又はその近傍に配
置された第2の一次放射系と、を備え、距離L0 が、中
心点M0 から焦点G1 までの距離L1 及び中心点M0 か
ら焦点G2 までの距離L2 との間に、 1/L0 =1/L1 +1/L2 の関係を有することを特徴とする。
いずれかの一次放射系に対応するビームのヌルが、この
ビームの方向と異なり干渉波が存在する特定方向に設定
され、当該特定方向の干渉波の影響を排除することを特
徴とする。
ともいずれかの一次放射系がヘリカルアンテナ及びバッ
クファイア形アンテナのいずれかを含むことを特徴とす
る。本発明のマルチビームアンテナは、各一次放射系に
対応して1個ずつ設けられ、対応する一次放射系を支持
する複数のステーを備えたことを特徴とする。
ーの一次放射系側と反対側の端部に連結され、各ステー
を回転楕円面鏡に共通支持するステー支持具を備えるこ
とを特徴とする本発明のマルチビームアンテナは、マル
チビームアンテナをベランダその他の構造物に取り付け
るためのアンテナマウントを備え、アンテナマウントが
ステー支持具と一体であることを特徴とする。
一次放射系が、中心点M0 、点F1及びF2 を含む回転
楕円面鏡の対称面に対して垂直で点F1 を通るY1 軸に
沿い、対称面から距離α1 だけ離れた点F3 又はその近
傍に配設され、第2の一次放射系が、上記対称面に対し
て垂直で点F2 を通るY2 軸に沿い、対称面から距離α
2 だけ離れた点F4 又はその近傍に配設され、距離α1
及びα2 が、第1の一次放射系に対応するビームの利得
低下量L1 [dB](>0)及び第2の一次放射系に対
応するビームの利得低下量L2 [dB](>0)の重み
付け加算値L[dB]が最小となる値であり、利得低下
量L1 が、第2の一次放射系及びこれに関連する部材に
よるブロッキングによる利得低下並びに第1の一次放射
系を対称面から距離α1 ずらすことにより生ずる収差に
よる利得低下の合計であり、利得低下量L2 が、第1の
一次放射系及びこれに関連する部材によるブロッキング
による利得低下並びに第2の一次放射系を対称面から距
離α2 ずらすことにより生ずる収差による利得低下の合
計であることを特徴とする。
一次放射系が複数の一次放射器を含み、各一次放射器
が、中心点M0 、点F1 及びF2 を含む回転楕円面鏡の
対称面上又はその近傍で、かつ点F1 の近傍に、それぞ
れ配置されたことを特徴とする。
一次放射系が1個の一次放射器を含み、一次放射器の位
置を変化させる駆動装置と、当該一次放射器の偏波面を
変化させる偏波面切替装置と、を備えることを特徴とす
る。
射系のうち円偏波を受信する一次放射系が、円偏波が回
転楕円面鏡で反射された際に生ずるビームずれに応じて
位置補償された点に配置されたことを特徴とする。
は、点M0 から点F2 を向く方向を鏡軸方向とし点F1
を焦点とする第1のパラボラ反射鏡及び点M0 から点F
1 を向く方向を鏡軸方向とし点F2 を焦点とする第2の
パラボラ反射鏡を定めるステップと、第1のパラボラ反
射鏡及び第2のパラボラ反射鏡の間でコマ収差が按分さ
れるようこれらのパラボラ反射鏡を加重平均することに
より合成反射鏡を定めるステップと、点M0 を中心点と
し、線分M0 F1 を点F1 方向に延長した直線上に存在
する点G1 及び線分M0 F2 を点F2 方向に延長した直
線上に存在する点G2 を焦点とする回転楕円面鏡を定め
るステップと、点F1 及びF2 に一次放射系を配置した
場合にこれらの一次放射系に対応するビームに像面湾曲
及び非点収差が現れずかつコマ収差がビーム間で按分さ
れるための条件を、合成反射鏡と回転楕円面鏡とを比較
することにより定めるステップと、を有し、定めた条件
を各一次放射系の配置条件とすることを特徴とする。
G1 及びG2 を有する回転楕円面鏡が用いられる。この
回転楕円面鏡は、2個のパラボラ反射鏡を中心点M0 に
て法線方向に加重平均して得られる反射鏡に近似した回
転楕円面鏡であり、例えば後述する方法により合成され
る。第1及び第2の一次放射系は、それぞれ、点F1 及
び点F2 又はその近傍に配置される。これらの点のうち
点F1 は、回転楕円面鏡の中心点M0 からみて焦点G1
方向にあり中心点M0 からの距離がL0 である点であ
る。また、点F2 は、回転楕円面鏡の中心点M0 からみ
て焦点G2 方向にあり中心点M0 からの距離がL0 であ
る点である。この距離L0 は、 1/L0 =1/L1 +1/L2 で定まる距離である。ここに、L1 は中心点M0 から焦
点G1 までの距離を、L2 は中心点M0 から焦点G2 ま
での距離を、それぞれ表している。このような回転楕円
面鏡及び一次放射系配置により、収差による利得低下が
少なく、ビーム間隔の大きなマルチビームアンテナが得
られる。
に説明すると、次のようになる。ここでは、まず、2個
のパラボラ反射鏡を定める。これらのパラボラ反射鏡は
それぞれ点F1 又はF2 を焦点とする反射鏡であり、そ
の鏡軸方向はそれぞれM0 F2 方向又はM0 F1 方向で
ある。次に、これらのパラボラ反射鏡を加重平均する。
この加重平均は、第1のパラボラ反射鏡及び第2のパラ
ボラ反射鏡の間でコマ収差が按分されるよう実行する。
これにより、合成反射鏡が定まる。
に近似的に一致する反射鏡である。ここでは、最初に、
点M0 を中心点とし点G1 及び点G2 を焦点とする回転
楕円面鏡を定める。ただし、点G1 は、線分M0 F1 を
点F1 方向に延長した直線上に存在する点であり、点G
2 は、線分M0 F2 を点F2 方向に延長した直線上に存
在する点である。本発明においては、このような回転楕
円面鏡と合成反射鏡とを比較することにより、点F1 及
びF2 に一次放射系を配置した場合にこれらの一次放射
系に対応するビームに像面湾曲及び非点収差が現れずか
つコマ収差がビーム間で按分されるための条件が定めら
れる。このようにして定められた条件に基づき各一次放
射系を配置すると、すなわち、定められた条件を満たす
点F1 及びF2 に一次放射系を配置すると、像面湾曲及
び非点収差といった、利得低下の要因が消失し、また、
コマ収差が按分されるため、ビーム間隔を大きくするこ
とが可能になる。
実際のビーム間隔と、幾何光学的に定まるビーム間隔の
差(ビーム偏向)を発生させる。ビーム偏向は通常1.
0〜0.7程度であるから、中心点M0 から点F1 及び
F2 を見込む角度、すなわち幾何光学的に定まるビーム
間隔を、実際のビーム間隔の1/1.0〜1/0.7倍
=1.0〜1.4倍とすることにより、コマ収差による
ビームシフトを補償することができ、収差による利得低
下の少ないビームが所望のビーム間隔で得られる。
次放射系に対応するビームのヌルが、このビームの方向
と異なり干渉波が存在する特定方向に設定される。これ
により、当該特定方向の干渉波の影響が排除される。こ
こに、ビームのヌルを設定する方法としては、例えば、
ビームのヌルが当該特定方向となるよう、当該ビーム方
向及び当該特定方向を含む平面内の当該ビームの開口径
を設定する方法や、当該特定方向に当該ビームの当該特
定方向の放射パターンと等振幅・逆位相の平面波が生じ
るよう、平面波合成法を用いて回転楕円面鏡を修正し、
この平面波との合成により当該ビームのヌルを当該特定
方向とする方法がある。
ナ及びバックファイア形アンテナのいずれかを一次放射
器とする一次放射系を使用することにより、ブロッキン
グが防止される。例えばヘリカルアンテナを一次放射器
として使用した場合、ホーンアンテナ等に比べブロッキ
ングが生じにくいから、ある一次放射系に対応するビー
ムがこの一次放射器(ヘリカルアンテナ)またはこれと
関連する部材(ステー等)により顕著にブロッキングさ
れることはない。また、後方に主ビームを放射するバッ
クファイア形アンテナを一次放射器として使用した場
合、この一次放射器(バックファイア形アンテナ)は、
ステーによるブロッキングを生じさせることなく当該ス
テーにより中心点M0 又はその近傍に支持できる。この
結果、ブロッキング防止と共に、マルチビームアンテナ
のコンパクト化が実現される。
に対応して1個ずつステーが設けられ、このステーによ
り対応する一次放射系が支持される。このように各一次
放射系毎に1個ずつステーを用いることによって、ステ
ーのブロッキングによる利得低下が低減される。
れる。このステー支持具は、各ステーの一次放射系側と
反対側の端部に連結され、各ステーを回転楕円面鏡に共
通支持する。この結果、ステーの支持機構が1か所にま
とまり、マルチビームアンテナの構造が簡易かつ安価と
なる。
アンテナマウントにより、マルチビームアンテナがベラ
ンダその他の構造物に取り付けられる。従って、ステー
の支持構造及びアンテナ支持機構が1か所にまとまるた
め、マルチビームアンテナの構造が簡易かつ安価とな
る。さらに、このステー支持具は、直線F1 F2 がほぼ
水平となる状態で、中心点M0 、点F1 及びF2 を含む
回転楕円面鏡の対称面からみて上側に配設することがで
きる。これにより、ベランダ等の構造物から上部に張り
出す部分が小さくなり、設置の容易なマルチビームアン
テナが得られる。
の一次放射系が、それぞれ、回転楕円面鏡の対称面から
距離α1 又はα2 だけ離れた点F3 又は点F4 乃至その
近傍に配設される。ここにいう対称面は、中心点M0 、
点F1 及びF2 を含む面である。点F3 は、対称面に対
して垂直で点F1 を通るY1 軸に沿い、対称面から距離
α1 だけ離れた点であり、点F4 は、対称面に対して垂
直で点F2 を通るY2軸に沿い、対称面から距離α2 だ
け離れた点である。距離α1 及びα2 は、第1の一次放
射系に対応するビームの利得低下量L1 及び第2の一次
放射系に対応するビームの利得低下量L2 の重み付け加
算値Lが最小となる値に設定される。ただし、利得低下
量L1 は、第2の一次放射系及びこれに関連する部材に
よるブロッキングによる利得低下並びに第1の一次放射
系を対称面から距離α1 ずらすことにより生ずる収差に
よる利得低下の合計であり、利得低下量L2 は、第1の
一次放射系及びこれに関連する部材によるブロッキング
による利得低下並びに第2の一次放射系を対称面から距
離α2 ずらすことにより生ずる収差による利得低下の合
計である。このように利得低下量L1 及びL2 に適当な
重み付けを行って得られる重み付け加算値L[dB]が
最小となるよう、距離α1 及びα2 を定めると、利得低
下が2組のビームに最適な割合で配分される。
数の一次放射器を含む構成とすることができる。このよ
うにすることにより、3本以上のビームを放射するマル
チビームアンテナが得られる。加えて、各一次放射器
は、中心点M0 、点F1 及びF2 を含む回転楕円面鏡の
対称面上又はその近傍で、かつ点F1 の近傍に、それぞ
れ配置することができる。このようにすることにより、
直線偏波を用いた場合の交差偏波識別度が良好な第1ビ
ームの組が得られると共に、収差による利得低下が少な
く、2組のビームの間隔が大きなマルチビームアンテナ
が得られる。
放射器を1個含む構成としつつ、異なる方向からくる偏
波の異なる電波を選択受信できるよう、構成できる。す
なわち、一次放射器の位置を変化させる駆動装置及び当
該一次放射器の偏波面を変化させる偏波面切替装置を設
けることにより、一次放射器の位置および偏波面を切替
えることができ、これにより、異なる方向からくる偏波
の異なる電波を選択して受信できる。また、その際、マ
ルチビームアンテナに接続された受信器の放送選択手段
の動作に応じ、駆動装置及び偏波面切替装置を制御する
制御装置を設けることにより、マルチビームアンテナに
接続される受信器の放送選択手段の動きに応じ、異なる
方向からくる偏波の異なる電波のうちの任意の1つを容
易に選択して受信できる。
うち円偏波を受信する一次放射系が、円偏波が回転楕円
面鏡で反射された際に生ずるビームずれに応じて位置補
償された点に配置される。これにより、円偏波の電波を
良好に受信できる。
基づき説明する。なお、図25及び図26に示される従
来例と同様の構成には同一の符号を付し、説明を省略す
る。
テナの概略構成が示されている。この実施例において
は、従来のパラボラ反射鏡4に代えて、回転楕円面鏡2
が用いられている。回転楕円面鏡2は、後述するパラボ
ラ反射鏡4a及び4bを加重平均した鏡面である。ホー
ン1a及び1bは、回転楕円面鏡2の中心点M0 から距
離L0 の点F1 又はF2 にそれぞれ配置されている。
2 を有している。ホーン1aが配置される点F1 は線分
M0 G1 上に設定し、ホーン1bが配置される点F2 は
線分M0 G2 上に設定する。また、回転楕円面鏡2の中
心点M0 からホーン1a及び1bまでの距離L0 は、次
の式により定める。このようにすると、ホーン1aのビ
ーム方向3aは図中実線で示されるような方向となり、
ホーン1bのビーム方向3bは図中破線で示されるよう
な方向となる。なお、L1 及びL2 は、それぞれ、回転
楕円面鏡2の中心点M0 と第1の焦点G1 又は第2の焦
点G2 との距離である。
図では、点F1 を焦点としM0 F2 方向を鏡軸方向とす
るパラボラ反射鏡4a、及び点F2 を焦点としM0 F1
方向を鏡軸方向とするパラボラ反射鏡4bを想定してい
る。回転楕円面鏡2並びにパラボラ反射鏡4a及び4b
は、点M0 で接する。
て規定される右手系直交座標系点M0 −in jn kn を
考える。この座標系の原点は点M0 であり、ベクトルk
n は回転楕円面鏡2の点M0 における単位法線ベクトル
である。ベクトルjn は、点F1 を点M0 を中心として
点F2 方向に回転させたときに、右ネジが進む方向の単
位ベクトルである。ベクトルin も単位ベクトルであ
り、ベクトルjn を点M0 を中心としてベクトルkn 方
向に回転させたときに、右ネジが進む方向の単位ベクト
ルである。
るパラボラ反射鏡4a及び4bの鏡面座標Z1 及びZ2
は、円筒座標成分ρ及びφを用いて、次式で与えられ
る。ただし、O(ρ4 )はρの4次以上の項である。ま
た、θ0 はベクトルkn の方向を基準として表した焦点
G1 及びG2 の方向である。
考え、この開口面5における右手系直交座標系を定義す
る。この座標系を規定する単位ベクトルia 、ja 及び
ka のうち、開口面5の法線ベクトルka はM0 F2 方
向の単位ベクトルであり、開口面5は直線M0 F2 に直
交する。さらに、ベクトルja は、ja=jn となるよ
う定める。ベクトルia は、ベクトルja を原点を中心
にベクトルka 方向に回転させた場合に右ねじが進む方
向の単位ベクトルである。
置いたホーン1aに対応するビームの開口面5における
波面収差を考える。反射鏡としてパラボラ反射鏡4aを
用いた場合、ホーン1aがその焦点F1 にあるため、波
面収差は0となる。逆に、反射鏡としてパラボラ反射鏡
4bを用いた場合、次の式で表されるような波面収差δ
pとなる。ただし、ra及びφaは開口面5の円筒座標
成分であり、O(ra4 )はraの4次以上の項であ
る。また、式(5)は近似式であるが、表示の簡単化の
ため等号を用いて表している。
が0となり、最低次の成分は3次のコマ収差となる。従
って、反射鏡としてパラボラ反射鏡4aを用いた場合で
もパラボラ反射鏡4bを用いた場合でも、像面湾曲、非
点収差といった利得低下の主要原因となる波面収差のr
aの2次成分は0となる。
に対応したビームについても成立する。すなわち、点F
1 を焦点としM0 F2 方向を鏡軸方向とするパラボラ反
射鏡4aを用いた場合、コマ収差が波面収差の最低次の
成分となり、点F2 を焦点としM0 F1 方向を鏡軸方向
とするパラボラ反射鏡4bを用いた場合、波面収差は0
となる。
方向に加重平均した鏡面を用いることによって、波面収
差の成分のうち像面湾曲、非点収差といった利得低下の
主要原因となる成分がなくなる。さらに、コマ収差によ
る利得低下・ビームシフトは、ホーン1aに対応するビ
ームとホーン1bに対応するビームの間で按分すること
ができる。
ーン1bに対応するビームの間のコマ収差の按分比率を
(1−x):xとすると、パラボラ反射鏡4aと4bを
法線方向に加重平均した鏡面の鏡面座標Zは次式で与え
られる。ただし、O(ρ4 )はρの4次以上の項であ
る。
を用いて次式で与えられる。
平均した鏡面の鏡面座標Z及び回転楕円面鏡2の鏡面座
標Zを表した上で、式(6)と式(7)〜(10)を比
較することにより、回転楕円面鏡2を、パラボラ反射鏡
4aと4bを加重平均した鏡面を近似した鏡面、すなわ
ちコマ収差が近似的に按分された鏡面として実現するた
めの条件を定めることができる。この条件は、ρについ
ての2次と3次の項が一致する条件であり、次の式で表
される。
面鏡2は、近似的にコマ収差を按分した反射鏡であるこ
とがわかる。従って、この回転楕円面鏡2を用いれば、
像面湾曲、非点収差といった、利得低下の主要原因とな
る波面収差の成分がなく、しかも、コマ収差による利得
低下・ビームシフトを2本のビームの間で按分したマル
チビームアンテナが得られる。これは、従来例において
発生していた利得低下を防止できることを意味している
ため、本実施例によれば、ビーム間隔の大きなマルチビ
ームアンテナが得られる。なお、式(12)及び(1
3)から、容易に式(1)の関係が得られる。
テナの概略構成が示されている。実施例1と同様の部材
には同一の符号が付されている。また、6a及び6bは
ホーン1a及び1bに対してそれぞれ幾何光学的に決ま
るビーム方向であり、その間隔は、点M0 から2点F1
とF2 を見込む角度と等しく2θ0 である。なお、Θは
実際のビーム間隔(実際のビーム方向3aと3bの間
隔)を表している。
差により、幾何光学的に決まるビーム方向6a及び6b
よりも内側を向く。ビーム偏光係数Θ/2θ0 は、反射
鏡(回転楕円面鏡2)の形状及び開口の振幅分布に依存
するが、通常1.0〜0.7程度である。従って、幾何
光学的に決まるビーム間隔2θ0 を所望のビーム間隔Θ
の1/1.0〜1/0.7倍程度、すなわち、1.0〜
1.4倍程度にすることによって収差によるビームシフ
トを補償し、所望のビーム間隔Θが得られる。この実施
例においては、このような条件を満たすよう、幾何光学
的に決まるビーム間隔2θ0 が設定されている。
テナの概略構成が示されている。実施例1又は2と同様
の部材には同一の符号が付されている。図中、7は干渉
波が存在する方向を示しており、また、8は、点M0 、
ビーム方向3a及び干渉波の方向7を含む平面である。
のビームの放射パターンの例が示されている。この図に
示される放射パターンは、ホーン1aに対応するビーム
の放射パターンである。このビームは、図に示されるよ
うに方向3aを指向しており、干渉波が存在する方向7
はヌル(零点)となっている。すなわち、本実施例にお
いては、回転楕円面鏡2の平面8内の開口径を、方向7
がホーン1aに対応するビームのヌルとなるように決め
ている。
口径を決めると、ホーン1aに対応するビームを用いて
方向3aからの電波を受信する場合、方向7からくる干
渉波の影響を受けることがなくなる。従って、例えば民
間通信衛星からの電波を受信する場合、所望の衛星方向
3aに対して、隣接する衛星方向7からの干渉がないマ
ルチビームアンテナが得られる。
テナの概略構成が示されている。実施例1乃至3と同様
の部材には同一の符号が付されている。この実施例にお
いては、回転楕円面鏡2に代えて、修正反射鏡9が用い
られている。修正反射鏡9は、平面波合成をするために
回転楕円面鏡を修正した反射鏡である。図7には、平面
8によるこの実施例の断面図である。この図において破
線2で示されているのは、修正前の回転楕円面鏡、すな
わち実施例1乃至3における回転楕円面鏡2である。
考える。さらに、点F1 から点Mへ向う単位ベクトルe
m、点M0 から点Mへ向うベクトルs、方向7の単位ベ
クトルp、点Mにおける回転楕円面鏡2の単位法線ベク
トルn、点F1 と点Mとの間の距離L、及び回転楕円面
鏡2に対する修正反射鏡9の−em方向の変形量Δrを
考える。なお、図においては、便宜上、点M及び点F1
が平面8上に存在するように描かれているが、一般には
平面8上には存在しない。
em方向の変形量Δrは、片木、蛭子井、“平面波合成
法による成形ビームアンテナ”、信学技報、A・P83
−50(1983)より、次式で与えられる。
相を、ホーン1aに対応するビームを基準として表した
ものである。この実施例では、相対振幅aは、方向3a
に対する方向7の放射パターンの相対振幅(電界真値)
であり、相対位相φ0 は、方向3aに対する方向7の反
射パターンの相対位相に180度を加えた値である。
存在する方向7がホーン1aに対応するビームのヌルと
なるよう、平面波合成を用いて回転楕円面鏡2を修正
し、これにより得られる修正反射鏡9を用いているた
め、当該ビームを用いて方向3aからの電波を受信する
場合にも方向7からくる干渉波の影響を受けない。従っ
て、例えば、民間通信衛星からの電波を受信する場合
に、所望の衛星方向3aに対して、隣接する衛星方向7
からの干渉がないマルチビームアンテナが得られる。
つくるように平面波合成を行っているが、片木、蛭子
井、“平面波合成法による成形ビームアンテナ”、信学
技報、A・P83−50(1983)に示されているよ
うに、複数方向にヌルをつくるように平面波合成を行う
こともできる。
テナの概略構成が示されている。実施例1乃至4と同様
の部材には同一の符号が付されている。この実施例にお
いては、2個の一次放射系10a及び10bが使用され
ている。一次放射系10aは点F1 に、一次放射系10
bは点F2 に、それぞれ配置されている。一次放射系1
0aは2個のホーン1aから、一次放射系10bは2個
のホーン1bから、それぞれ構成されている。また、こ
れらのホーン1a及び1bは、点F1 及びF2 を通る回
転楕円面鏡2の対称面11上に配置されている。
及び10bをそれぞれ複数のホーンによって構成してい
るため、ビームを3本以上とすることができる。さら
に、各一次放射系10a及び10bをそれぞれ点F1 又
はF2 に配置しているため、収差による利得低下が少な
く、ビーム間隔の大きなマルチビームアンテナが得られ
る。
テナの概略構成が示されている。実施例1乃至5と同様
の部材には同一の符号が付されている。この実施例にお
いては、一次放射器としてヘリカルアンテナ12a及び
12bが用いられている。
いたホーン1a及び1bの開口径は、通常、数波長程度
である。これに対して、ヘリカルアンテナ12a及び1
2bの地板の直径は1波長程度である。従って、この実
施例のように一次放射器としてヘリカルアンテナ12a
及び12bを用いることにより、一次放射器によるブロ
ッキングを防止でき、ブロッキングによる利得低下を低
減できる。
ンテナの概略構成が示されている。実施例1乃至6と同
様の部材には同一の符号が付されている。この実施例に
おいては、一次放射器としてバックファイア形アンテナ
13a及び13bが用いられている。バックファイア形
アンテナ13a及び13bの主ビームは14a及び14
bで示されている。バックファイア形アンテナ13a及
び13bは、点M0 近傍に接続されたステー15a及び
15bによって、支持されている。
射器として図示されるような主ビーム14a及び14b
を有するバックファイア形アンテナ13a及び13bを
用いているため、一次放射器の放射を妨げることなく、
ステー15a及び15bを反射鏡の中心点M0 近傍に接
続でき、コンパクトな構造のマルチビームアンテナが得
られる。
ンテナの概略構成が示されている。特に図11(a)は
斜視図であり、図11(b)は回転楕円面鏡2の中心点
M0 における法線方向から見た平面図である。実施例1
乃至7と同様の部材には同一の符号が付されている。こ
の実施例においては、ホーン1a及び1bが一次放射系
10a又は10bとして使用されている。ホーン1a及
び1bは、それぞれステー15a又は15bによって支
持されている。各ステー15a及び15bは、回転楕円
面鏡2に対して所定位置となるよう、対応するホーン1
a又は1bを支持している。
次放射系1個当たり1本に抑制しているため、他の一次
放射系に対応したビームがステーによりブロッキングさ
れにくくなり、ブロッキングによる利得低下を最小限に
抑えることができる。なお、実施例5と同様に、各一次
放射系を複数のホーンから構成する場合にもこの実施例
のステー構造を使用できる。
ンテナの概略構成が示されている。特に図12(a)は
斜視図、図12(b)は回転楕円面鏡2の中心点M0 に
おける法線方向から見た平面図である。実施例1乃至8
と同様の部材には同一の符号が付されている。この実施
例においては、ステー15a及び15bが、ステー支持
具16によって、回転楕円面鏡2に支持されている。
ロッキングしないよう、回転楕円面鏡2に固定されてい
る。ホーン1a及び1bを支持する2本のステー15a
及び15bの、ホーン1a又は1bと反対側の端部は、
回転楕円面鏡2に固定された共通のステー支持具16に
接続されている。
効果を得られると共に、ステー15a及び15bを共通
のステー支持具16に接続するため、ステーa及び15
bの支持機構が1か所にまとまり、従って構造が簡易で
安価なマルチビームアンテナを得ることができる。
アンテナの概略構成が示されている。特に図13(a)
はベランダ等の構造物18に設置した場合の斜視図、図
13(b)は直線F1 F2 方向から見た側面図である。
実施例1乃至9と同様の部材には同一の符号が付されて
いる。この実施例においては、本実施例のマルチビーム
アンテナをベランダその他の構造物18に取り付けるた
め、17で示されるようなアンテナマウント17が設け
られている。
効果が得られると共に、ステー支持具16とアンテナマ
ウント17とを一体に構成しているため、ステー15a
及び15bの支持機構及びアンテナ支持機構が1か所に
まとまり、構造が簡易で安価なマルチビームアンテナが
得られる。
アンテナの概略構成が示されている。特に図14(a)
はベランダ等の構造物18に設置した場合の斜視図、図
14(b)は直線F1 F2 方向から見た側面図である。
実施例1乃至10と同様の部材には同一の符号が付され
ている。この実施例は、直線F1 F2 がほぼ水平となる
ように設置されている。アンテナマウント17と一体構
成されたステー支持具16は、回転楕円面鏡2の対称面
11より上方に、いずれのビームもブロッキングしない
よう固定されている。
な効果が得られると共に、アンテナマウント17と一体
で構成されたステー支持具16が、回転楕円面鏡2の対
称面11より上方に固定されているため、該マルチビー
ムアンテナをベランダその他の構造物18に設置した場
合に上部に張り出す部分が少なくなり、設置の容易さ、
及び美観の点において良好なマルチビームアンテナが得
られる。
アンテナの概略構成が示されている。特に図15(a)
は対象面11の法線方向から見た側面図、図15(b)
は直線M0 F1 方向から見た平面図、図15(c)は直
線M0 F2 方向から見た平面図である。実施例1乃至1
1と同様の部材には同一の符号が付されている。この実
施例では、一次放射器たるホーン1aが、焦点F1 に配
置されるのではなく、この点F1 からY1 軸に沿い距離
α1 だけ離れた点F3 に配置されている。Y1 軸は、点
F1 を通り対称面11に垂直な軸である。同様に、一次
放射器たるホーン1bも、焦点F2 に配置されるのでは
なく、この点F2 からY2軸に沿い距離α2 だけ離れた
点に配置されている。Y2 軸は、点F2 を通り対称面1
1に垂直な軸である。
する利得低下量L1 [dB](>0)及びL2 [dB]
(>0)の関係が示されている。特に図16(a)は、
距離α2 を一定とした場合のホーン1aに対応するビー
ムの距離α1 に対する利得低下量L1 の関係を、距離α
2 を一定として示した図である。また、図16(b)
は、距離α1 及びα2 から構成される平面上で、各ビー
ムの利得低下量の重み付き和L=w1 L1 +w2 L
2 を、等高線表示した図である。
α2 を一定とした場合、ホーン1aを図15のY1 軸に
沿って点F1 から変位させることにより、ホーン1aに
対応するビームの利得低下量のうちホーン1b及びステ
ー15bのブロッキングにより生じる成分が減少する。
その反面、収差による利得低下量は増加する。従って、
利得低下量L1 は、ある距離α1 において最小となる。
距離α2 と利得低下量L2 についても同様の関係があ
る。
付き和Lが最小となるよう、距離α1 及びα2 を定め、
定めた距離α1 及びα2 に応じてホーン1a及び1bを
配置する点を特徴としている。ここに、重みw1 、w2
は、対応するビームの所望利得の差に応じて決まる。例
えば、ホーン1aに対応するビームを用いて通信衛星か
らの電波を受信し、ホーン1bに対応するビームを用い
て放送衛星からの電波を受信する用途に本実施例を適用
する場合、通常、通信衛星からの電波が放送衛星からの
電波に比べて弱いから、ホーン1aに対応するビームの
所望利得は、ホーン1bに対応するビームの所望利得よ
りも高くなる。この場合、利得低下量L1 の重みw1 は
利得低下量L2 の重みw2 より大きくする。
ームの利得低下量L1 及びL2 の重み付き和L=w1 L
1 +w2 L2 が最小となるよう距離α1 及びα2 を定め
ているため、利得低下を各ビームの所望利得に応じて各
ビームに最適な割合で配分したマルチビームアンテナが
得られる。
アンテナの概略構成が示されている。特に図17(a)
は対称面11における断面図、図17(b)はF2 M0
方向から見た正面図である。実施例1乃至12と同様の
部材には同一の符号が付されている。この実施例では、
一次放射系10aがホーン1a及び1cにより構成され
ており、一次放射系10bがホーン1bにより構成され
ている。ホーン1a及び1cはいずれも点F1 近傍かつ
対称面11近傍に配置され、ホーン1bは点F2 近傍に
配置される。
0が示されている。この軌道20上には、3個の静止衛
星19a〜19cが位置している。これらのうち静止衛
星19a及び19cは、例えば、図17のホーン1a及
び1cにそれぞれ対応する通信衛星であり、静止衛星1
9bはホーン1bに対応する放送衛星である。静止衛星
19a及び19cは互いに近接しており、また、いずれ
も回転楕円面鏡2の対称面11上又はその近傍に位置し
ている。また、ホーン1a及び1cに対応するビームと
ホーン1bに対応するビームの間隔は大きい。従って、
3個の静止衛星19a〜19cは2群にわかれていると
いえる。
うに、一次放射系10aを構成するホーン1a及び1c
が点F1 近傍に配置され、一次放射系10bを構成する
ホーン1bが点F2 近傍に配置される。従って、ホーン
1a及び1cに対応したビームとして、直線偏波を用い
た場合に交差偏波識別度が良好となるビームが得られ、
隣接衛星による干渉を低減できると共に、収差による利
得低下が少なく、2組のビームの間隔が大きなマルチビ
ームアンテナが得られる。
アンテナの概略構成が示されている。特に図19(a)
は対称面11における断面図、図19(b)はF2 M0
方向から見た正面図である。実施例1乃至13と同様の
部材には同一の符号が付されている。この実施例では、
実施例13における一次放射系10aを4個のホーン1
a及び1c〜1eから構成されている。ホーン1a及び
1c〜1eはいずれも点F1 近傍かつ対称面11近傍に
配置され、ホーン1bは点F2 近傍に配置される。
0が示されている。この軌道20上には、3個の静止衛
星19a〜19eが位置している。これらのうち静止衛
星19a及び19c〜19eは、例えば、図19のホー
ン1a及び1c〜1eにそれぞれ対応する通信衛星であ
る。静止衛星19a及び19c〜19eは互いに近接し
ており、また、いずれも回転楕円面鏡2の対称面11上
又はその近傍に位置している。また、ホーン1a及び1
c〜1eに対応するビームとホーン1bに対応するビー
ムの間隔は大きい。従って、5個の静止衛星19a〜1
9eは2群にわかれているといえる。
の、例えば4個のホーンから構成した場合にも、実施例
13と同様の効果がえられる。
アンテナの概略構成が示されている。実施例1乃至14
と同様の部材には同一の符号が付されている。この実施
例では、駆動装置21たる回転機構がステー15aとス
テー支持具16との接続部分付近に設けられており、ホ
ーン1aをステー15aごと駆動することができる。こ
れにより、一次放射器であるホーン1aの位置を変える
ことができる。また、ホーン1aの偏波面を変えるた
め、偏波面切替装置22が設けられている。
が1個のホーン1aからなるにもかかわらず、ホーン1
aの位置及び偏波面を切替えることにより、異なる方向
から到来する異なる偏波の電波を選択して受信できる。
一次放射系10aを複数のホーンで構成した場合に比べ
て、一次放射系10bに対応したビームの利得のホーン
1aのブロッキングに起因した低下を、低減することが
できる。
アンテナの概略構成が示されている。実施例1乃至15
と同様の部材には同一の符号が付されている。この実施
例では、駆動装置21たるスライド機構がホーン1aと
ステー15aとの接続部分に設けられており、ホーン1
aをスライドさせることができる。これにより、一次放
射器であるホーン1aの位置を変えることができる。ま
た、ホーン1aの偏波面を変えるため、偏波面切替装置
22が設けられている。従って、実施例15と同様の効
果を得ることができる。
アンテナの概略構成が示されている。実施例1乃至16
と同様の部材には同一の符号が付されている。この実施
例では、制御装置23によって、駆動装置21及び偏波
面切替装置22双方が制御される。また、制御装置23
は、受信器の放送選択手段24の動作に応じて動作す
る。
手段24の動作に応じて制御装置23を動作させ、これ
により駆動装置21及び偏波面切替装置22双方を制御
してホーン1a及び偏波面切替装置22を動作させるた
め、異なる方向から到来する互いに異なる偏波の電波の
うち、任意の1個を容易に選択して受信できる。
アンテナの放射パターンが示されている。特に図24
(a)は直線偏波、図24(b)は円偏波の場合の、放
射パターンを示す図である。ただし、これらの放射パタ
ーンは、対称面11に垂直でかつビームのピークを含む
面内における放射パターンである。図において25は主
偏波の振幅、26は交差偏波の振幅である。
射鏡として用いると、その鏡面の非対称性のため、直線
偏波に対しては、図24(a)に示すように、ビームの
ピークを中心に正偏波の位相と比べて−90°か+90
°の位相を有する交差偏波が発生する。一方、円偏波に
対しては、図24(b)に示すように、交差偏波は生じ
ず、かわりに正偏波において角度Δだけビームずれを生
ずる。本実施例においては、円偏波を受信する一次放射
器(ホーン1a又は1b)を、このビームずれに応じて
位置補償された点に配置する。
面鏡2で反射された際に生ずるビームずれに応じて位置
補償された点に、一次放射器を配置することにより、円
偏波の電波を良好に受信できる。
ものではない。例えば、各実施例を好適に組み合わせる
ことも可能である。
2個のパラボラ反射鏡を中心点M0 にて法線方向に加重
平均して得られる反射鏡に近似し、2個の焦点G1 及び
G2 を有する回転楕円面鏡を反射鏡として用いるととも
に、第1及び第2の一次放射系を、回転楕円面鏡の中心
点M0 からみて焦点G1 又はG2 方向にあり中心点M0
からの距離が1/L0 =1/L1 +1/L2 で定まるL
0 である点F1 及び点F2 又はその近傍に配置するよう
にしたため、収差による利得低下が少なく、ビーム間隔
の大きなマルチビームアンテナが得られる。その際、各
ビームに按分されるコマ収差を見込んで、幾何光学的に
定まるビーム間隔を実際のビーム間隔の1/1.0〜1
/0.7倍=1.0〜1.4倍とすることにより、コマ
収差によるビームシフトを補償することができ、収差に
よる利得低下の少ないビームが所望のビーム間隔で得ら
れる。
放射系に対応するビームのヌルを、このビームの方向と
異なり干渉波が存在する特定方向に設定することによ
り、特定の方向からの干渉を除去できる。また、そのた
めの方法としては、例えば、ビームのヌルが当該特定方
向となるよう、当該ビーム方向及び当該特定方向を含む
平面内の当該ビームの開口径を設定する方法や、当該特
定方向に当該ビームの当該特定方向の放射パターンと等
振幅・逆位相の平面波が生じるよう、平面波合成法を用
いて回転楕円面鏡を修正し、この平面波との合成により
当該ビームのヌルを当該特定方向とする方法を、使用で
きる。
及びバックファイア形アンテナのいずれかを一次放射器
とする一次放射系を使用することにより、一次放射器又
はこれと関連する部材(ステー等)によるブロッキング
を防止抑制できる。さらに、バックファイア形アンテナ
を一次放射器として使用した場合、ステーによるブロッ
キングを生じさせることなく当該ステーにより中心点M
0 又はその近傍に支持できるから、マルチビームアンテ
ナのコンパクト化を実現できる。
対応して1個ずつステーを設け、このステーにより対応
する一次放射系を支持するようにしたため、ステーのブ
ロッキングによる利得低下を低減できる。
円面鏡に共通支持するステー支持具を設けたため、ステ
ーの支持機構が1か所にまとまり、マルチビームアンテ
ナの構造が簡易かつ安価となる。
ンテナマウントによりベランダその他の構造物に取り付
けるようにしたため、ステーの支持構造及びアンテナ支
持機構が1か所にまとまり、マルチビームアンテナの構
造が簡易かつ安価となる。さらに、このステー支持具
は、直線F1 F2 がほぼ水平となる状態で、中心点
M0、点F1 及びF2 を含む回転楕円面鏡の対称面から
みて上側に配設することができるため、ベランダ等の構
造物から上部に張り出す部分が小さくなり、構造が簡易
で安価、かつ美観の点で良好なマルチビームアンテナが
得られる。
一次放射系を、それぞれ、Y1 軸又はY2 軸に沿い、回
転楕円面鏡の対称面から距離α1 又はα2 だけ離れた点
F3又は点F4 乃至その近傍に配設し、第1及び第2の
一次放射系に対応するビームの利得低下量L1 及びL2
の重み付け加算値Lが最小となるよう距離α1 及びα2
を定めるようにしたため、利得低下を2組のビームに最
適な割合で配分できる。
の一次放射器を含む構成とすることにより、3本以上の
ビームを放射するマルチビームアンテナが得られる。加
えて、各一次放射器は、中心点M0 、点F1 及びF2 を
含む回転楕円面鏡の対称面上又はその近傍で、かつ点F
1 の近傍に、それぞれ配置することができるから、直線
偏波を用いた場合の交差偏波識別度が良好な第1ビーム
の組が得られると共に、収差による利得低下が少なく、
2組のビームの間隔が大きなマルチビームアンテナが得
られる。
を一次放射器を1個含む構成とし、一次放射器の位置を
変化させる駆動装置及び当該一次放射器の偏波面を変化
させる偏波面切替装置を設けるようにしたため、異なる
方向からくる偏波の異なる電波を選択受信できる。ま
た、その際、マルチビームアンテナに接続された受信器
の放送選択手段の動作に応じ、駆動装置及び偏波面切替
装置を制御する制御装置を設けるようにしたため、異な
る方向からくる偏波の異なる電波のうちの任意の1つを
容易に選択して受信できる。
ち円偏波を受信する一次放射系を、円偏波が回転楕円面
鏡で反射された際に生ずるビームずれに応じて位置補償
された点に配置するようにしたため、円偏波の電波を良
好に受信できる。
によれば、それぞれ点F1 又はF2を焦点としその鏡軸
方向をそれぞれM0 F2 方向又はM0 F1 方向とする2
個のパラボラ反射鏡を定め、これらのパラボラ反射鏡を
コマ収差が按分されるよう加重平均して合成反射鏡を定
め、線分M0 F1 を点F1 方向に延長した直線上に存在
する点G1 及び線分M0 F2 を点F2 方向に延長した直
線上に存在する点G2を焦点とし点M0 を中心点とする
回転楕円面鏡を定め、このような回転楕円面鏡と合成反
射鏡とを比較して、像面湾曲及び非点収差が現れずかつ
コマ収差がビーム間で按分されるための条件を定めるよ
うにしたため、定められた条件を満たす点F1 及びF2
に一次放射系を配置することにより、像面湾曲及び非点
収差といった、利得低下の要因が消失し、また、コマ収
差が按分されるため、ビーム間隔を大きくすることが可
能になる。
ナの概略構成を示す斜視図である。
る。
ナの概略構成を示す斜視図である。
ナの概略構成を示す斜視図である。
するビームの放射パターンの例を示す図である。
ナの概略構成を示す斜視図である。
細に説明するための断面図である。
ナの概略構成を示す斜視図である。
ナの概略構成を示す斜視図である。
テナの概略構成を示す斜視図である。
テナの概略構成を示す図であり、特に図11(a)は斜
視図、図11(b)は平面図である。
テナの概略構成を示す図であり、特に図12(a)は斜
視図、図12(b)は平面図である。
ンテナの概略構成を示す図であり、特に図13(a)は
構造物に取り付けた状態の斜視図、図13(b)は側面
図である。
ンテナの概略構成を示す図であり、特に図14(a)は
構造物に取り付けた状態の斜視図、図14(b)は側面
図である。
ンテナの概略構成を示す図であり、特に図15(a)は
側面図、図15(b)及び(c)は斜視図である。
方法を説明するための図であり、特に図16(a)は距
離α1 に対する利得低下量L1 の関係を示す図、図16
(b)は重み付けされた利得低下量Lの等高線図であ
る。
ンテナの概略構成を示す図であり、特に図17(a)は
側面図、図17(b)は正面図である。
星軌道上の静止衛星の位置を示す図である。
ンテナの概略構成を示す図であり、特に図19(a)は
側面図、図19(b)は正面図である。
道上の静止衛星の位置を示す図である。
ンテナの概略構成を示す側面図である。
ンテナの概略構成を示す側面図である。
ンテナの概略構成を示す側面図である。
ンテナの概略構成を説明するため放射パターンを示す図
である。
ある。
の相対利得を示す図である。
る回転楕円面鏡の合成方法
らの電波と放送衛星からの電波とを同時に受信するのに
適するマルチビームアンテナに関し、特にビーム間隔を
大きくする手段に関する。
ムアンテナの構成が示されている。この図の構成は、電
子情報通信学会編、アンテナ工学ハンドブック、p.1
79、昭和55年10月30日、オーム社に示されてい
る。
は、ホーン1a及び1bが一次放射器として用いられて
いる。ホーン1a及び1bは、パラボラ反射鏡4の中心
点M0 及び焦点F1 を通る線に近接した配置されてい
る。また、ホーン1a及び1bが配置される面は、パラ
ボラ反射鏡4の焦点F1 を含み、焦点F1 からパラボラ
反射鏡4の中心M0 に向う直線に直交する面である。ホ
ーン1a及び1bは、パラボラ反射鏡4を介し、直線2
7に近接した方向3a又は3bにそれぞれビームを放射
する。直線27は、パラボラ反射鏡4の中心点M0 を通
りかつパラボラ軸と平行な直線である。また、パラボラ
反射鏡4は、ホーン1a及び1bが3a又は3b方向の
ビームをブロッキングしないよう、オフセット形式を有
している。この種の構成は、ビーム本数を3以上にした
場合にも採用できる。
た従来のマルチビームアンテナにおいては、ビーム方向
がパラボラ軸から大きくずれると著しく利得が低下して
しまう。図26には、図25のマルチビームアンテナに
おいて、一次放射器(ホーン1a及び1b)を変位させ
てビームを偏向させた場合のアンテナ相対利得が示され
ている。この図では、パラボラ反射鏡4の開口径Dに対
する焦点距離fの比をパラメータとして表している。こ
の図に示されるように、一次放射器を大きく変位させ、
ビーム偏向量を大きくすると、著しく利得が低下する。
従って、ビーム間隔が大きいマルチビームアンテナを実
現できない。
めになされたもので、ビーム間隔が大きいマルチビーム
アンテナを得ることを目的とする。
るために、本発明のマルチビームアンテナは、2個のパ
ラボラ反射鏡を中心点M0 にて法線方向に加重平均して
得られる反射鏡に少なくとも3次以下の項が一致するよ
う近似して得られ、2個の焦点G1 及びG2 を有する回
転楕円面鏡と、回転楕円面鏡の中心点M0 からみて焦点
G1 方向にあり中心点M0 からの距離がL0 である点F
1 又はその近傍に配置された第1の一次放射系と、回転
楕円面鏡の中心点M0 からみて焦点G2 方向にあり中心
点M0 からの距離がL0 である点F2 又はその近傍に配
置された第2の一次放射系と、を備え、距離L0 が、中
心点M0 から焦点G1 までの距離L1 及び中心点M0 か
ら焦点G2 までの距離L2 との間に、 1/L0 =1/L1 +1/L2 の関係を有することを特徴とする。
いずれかの一次放射系に対応するビームのヌルが、この
ビームの方向と異なり干渉波が存在する特定方向に設定
され、当該特定方向の干渉波の影響を排除することを特
徴とする。
ともいずれかの一次放射系がヘリカルアンテナ及びバッ
クファイア形アンテナのいずれかを含むことを特徴とす
る。本発明のマルチビームアンテナは、各一次放射系に
対応して1個ずつ設けられ、対応する一次放射系を支持
する複数のステーを備えたことを特徴とする。
ーの一次放射系側と反対側の端部に連結され、各ステー
を回転楕円面鏡に共通支持するステー支持具を備えるこ
とを特徴とする。
ビームアンテナをベランダその他の構造物に取り付ける
ためのアンテナマウントを備え、アンテナマウントがス
テー支持具と一体であることを特徴とする。
1 F2 がほぼ水平となる状態で、ステー支持具を、中心
点M0 、点F1 、及びF2 を含む回転楕円面鏡の対称面
から見て上側に配設したことを特徴とする。
一次放射系が、中心点M0 、点F1及びF2 を含む回転
楕円面鏡の対称面に対して垂直で点F1 を通るY1 軸に
沿い、対称面から距離α1 だけ離れた点F3 又はその近
傍に配設され、第2の一次放射系が、上記対称面に対し
て垂直で点F2 を通るY2 軸に沿い、対称面から距離α
2 だけ離れた点F4 又はその近傍に配設され、距離α1
及びα2 が、第1の一次放射系に対応するビームの利得
低下量L1 [dB](>0)及び第2の一次放射系に対
応するビームの利得低下量L2 [dB](>0)の重み
付け加算値L[dB]が最小となる値であり、利得低下
量L1 が、第2の一次放射系及びこれに関連する部材に
よるブロッキングによる利得低下並びに第1の一次放射
系を対称面から距離α1 ずらすことにより生ずる収差に
よる利得低下の合計であり、利得低下量L2 が、第1の
一次放射系及びこれに関連する部材によるブロッキング
による利得低下並びに第2の一次放射系を対称面から距
離α2 ずらすことにより生ずる収差による利得低下の合
計であることを特徴とする。
一次放射系が複数の一次放射器を含み、各一次放射器
が、中心点M0 、点F1 及びF2 を含む回転楕円面鏡の
対称面上又はその近傍で、かつ点F1 の近傍に、それぞ
れ配置されたことを特徴とする。
一次放射系が1個の一次放射器を含み、一次放射器の位
置を変化させる駆動装置と、当該一次放射器の偏波面を
変化させる偏波面切替装置と、を備えることを特徴とす
る。
の放送選択手段の出力に応じて、駆動装置及び偏波面切
替装置を制御する制御装置を備えたことを特徴とする。
射系のうち円偏波を受信する一次放射系が、円偏波が回
転楕円面鏡で反射された際に生ずるビームずれに応じて
位置補償された点に配置されたことを特徴とする。
は、点M0 から点F2 を向く方向を鏡軸方向とし点F1
を焦点とする第1のパラボラ反射鏡及び点M0 から点F
1 を向く方向を鏡軸方向とし点F2 を焦点とする第2の
パラボラ反射鏡を定めるステップと、第1のパラボラ反
射鏡及び第2のパラボラ反射鏡の間でコマ収差が按分さ
れるようこれらのパラボラ反射鏡を加重平均することに
より合成反射鏡を定めるステップと、点M0 を中心点と
し、線分M0 F1 を点F1 方向に延長した直線上に存在
する点G1 及び線分M0 F2 を点F2 方向に延長した直
線上に存在する点G2 を焦点とする回転楕円面鏡を定め
るステップと、点F1 及びF2 に一次放射系を配置した
場合にこれらの一次放射系に対応するビームに像面湾曲
及び非点収差が現れずかつコマ収差がビーム間で按分さ
れるための条件を、合成反射鏡と回転楕円面鏡とを比較
することにより定めるステップと、を有し、定めた条件
を各一次放射系の配置条件とすることを特徴とする。
G1 及びG2 を有する回転楕円面鏡が用いられる。この
回転楕円面鏡は、2個のパラボラ反射鏡を中心点M0 に
て法線方向に加重平均して得られる反射鏡に近似した回
転楕円面鏡であり、例えば後述する方法により合成され
る。第1及び第2の一次放射系は、それぞれ、点F1 及
び点F2 又はその近傍に配置される。これらの点のうち
点F1 は、回転楕円面鏡の中心点M0 からみて焦点G1
方向にあり中心点M0 からの距離がL0 である点であ
る。また、点F2 は、回転楕円面鏡の中心点M0 からみ
て焦点G2 方向にあり中心点M0 からの距離がL0 であ
る点である。この距離L0 は、 1/L0 =1/L1 +1/L2 で定まる距離である。ここに、L1 は中心点M0 から焦
点G1 までの距離を、L2 は中心点M0 から焦点G2 ま
での距離を、それぞれ表している。このような回転楕円
面鏡及び一次放射系配置により、収差による利得低下が
少なく、ビーム間隔の大きなマルチビームアンテナが得
られる。
に説明すると、次のようになる。ここでは、まず、2個
のパラボラ反射鏡を定める。これらのパラボラ反射鏡は
それぞれ点F1 又はF2 を焦点とする反射鏡であり、そ
の鏡軸方向はそれぞれM0 F2 方向又はM0 F1 方向で
ある。次に、これらのパラボラ反射鏡を加重平均する。
この加重平均は、第1のパラボラ反射鏡及び第2のパラ
ボラ反射鏡の間でコマ収差が按分されるよう実行する。
これにより、合成反射鏡が定まる。
に近似的に一致する反射鏡である。ここでは、最初に、
点M0 を中心点とし点G1 及び点G2 を焦点とする回転
楕円面鏡を定める。ただし、点G1 は、線分M0 F1 を
点F1 方向に延長した直線上に存在する点であり、点G
2 は、線分M0 F2 を点F2 方向に延長した直線上に存
在する点である。本発明においては、このような回転楕
円面鏡と合成反射鏡とを比較することにより、点F1 及
びF2 に一次放射系を配置した場合にこれらの一次放射
系に対応するビームに像面湾曲及び非点収差が現れずか
つコマ収差がビーム間で按分されるための条件が定めら
れる。このようにして定められた条件に基づき各一次放
射系を配置すると、すなわち、定められた条件を満たす
点F1 及びF2 に一次放射系を配置すると、像面湾曲及
び非点収差といった、利得低下の要因が消失し、また、
コマ収差が按分されるため、ビーム間隔を大きくするこ
とが可能になる。
実際のビーム間隔と、幾何光学的に定まるビーム間隔の
差(ビーム偏向)を発生させる。ビーム偏向は通常1.
0〜0.7程度であるから、中心点M0 から点F1 及び
F2 を見込む角度、すなわち幾何光学的に定まるビーム
間隔を、実際のビーム間隔の1/1.0〜1/0.7倍
=1.0〜1.4倍とすることにより、コマ収差による
ビームシフトを補償することができ、収差による利得低
下の少ないビームが所望のビーム間隔で得られる。
次放射系に対応するビームのヌルが、このビームの方向
と異なり干渉波が存在する特定方向に設定される。これ
により、当該特定方向の干渉波の影響が排除される。こ
こに、ビームのヌルを設定する方法としては、例えば、
ビームのヌルが当該特定方向となるよう、当該ビーム方
向及び当該特定方向を含む平面内の反射鏡の開口径を設
定する方法や、当該特定方向に当該ビームの当該特定方
向の放射パターンと等振幅・逆位相の平面波が生じるよ
う、平面波合成法を用いて回転楕円面鏡を修整し、この
平面波との合成により当該ビームのヌルを当該特定方向
とする方法がある。
ナ及びバックファイア形アンテナのいずれかを一次放射
器とする一次放射系を使用することにより、ブロッキン
グが防止される。例えばヘリカルアンテナを一次放射器
として使用した場合、ホーンアンテナ等に比べブロッキ
ングが生じにくいから、ある一次放射系に対応するビー
ムがこの一次放射器(ヘリカルアンテナ)またはこれと
関連する部材(ステー等)により顕著にブロッキングさ
れることはない。また、後方に主ビームを放射するバッ
クファイア形アンテナを一次放射器として使用した場
合、この一次放射器(バックファイア形アンテナ)は、
ステーによるブロッキングを生じさせることなく当該ス
テーにより中心点M0 又はその近傍に支持できる。この
結果、ブロッキング防止と共に、マルチビームアンテナ
のコンパクト化が実現される。
に対応して1個ずつステーが設けられ、このステーによ
り対応する一次放射系が支持される。このように各一次
放射系毎に1個ずつステーを用いることによって、ステ
ーのブロッキングによる利得低下が低減される。
れる。このステー支持具は、各ステーの一次放射系側と
反対側の端部に連結され、各ステーを回転楕円面鏡に共
通支持する。この結果、ステーの支持機構が1か所にま
とまり、マルチビームアンテナの構造が簡易かつ安価と
なる。
アンテナマウントにより、マルチビームアンテナがベラ
ンダその他の構造物に取り付けられる。従って、ステー
の支持構造及びアンテナ支持機構が1か所にまとまるた
め、マルチビームアンテナの構造が簡易かつ安価とな
る。さらに、このステー支持具は、直線F1 F2 がほぼ
水平となる状態で、中心点M0 、点F1 及びF2 を含む
回転楕円面鏡の対称面からみて上側に配設することがで
きる。これにより、ベランダ等の構造物から上部に張り
出す部分が小さくなり、設置の容易なマルチビームアン
テナが得られる。
の一次放射系が、それぞれ、回転楕円面鏡の対称面から
距離α1 又はα2 だけ離れた点F3 又は点F4 乃至その
近傍に配設される。ここにいう対称面は、中心点M0 、
点F1 及びF2 を含む面である。点F3 は、対称面に対
して垂直で点F1 を通るY1 軸に沿い、対称面から距離
α1 だけ離れた点であり、点F4 は、対称面に対して垂
直で点F2 を通るY2軸に沿い、対称面から距離α2 だ
け離れた点である。距離α1 及びα2 は、第1の一次放
射系に対応するビームの利得低下量L1 及び第2の一次
放射系に対応するビームの利得低下量L2 の重み付け加
算値Lが最小となる値に設定される。ただし、利得低下
量L1 は、第2の一次放射系及びこれに関連する部材に
よるブロッキングによる利得低下並びに第1の一次放射
系を対称面から距離α1 ずらすことにより生ずる収差に
よる利得低下の合計であり、利得低下量L2 は、第1の
一次放射系及びこれに関連する部材によるブロッキング
による利得低下並びに第2の一次放射系を対称面から距
離α2 ずらすことにより生ずる収差による利得低下の合
計である。このように利得低下量L1 及びL2 に適当な
重み付けを行って得られる重み付け加算値L[dB]が
最小となるよう、距離α1 及びα2 を定めると、利得低
下が2組のビームに最適な割合で配分される。
数の一次放射器を含む構成とすることができる。このよ
うにすることにより、3本以上のビームを放射するマル
チビームアンテナが得られる。加えて、各一次放射器
は、中心点M0 、点F1 及びF2 を含む回転楕円面鏡の
対称面上又はその近傍で、かつ点F1 の近傍に、それぞ
れ配置することができる。このようにすることにより、
直線偏波を用いた場合の交差偏波識別度が良好な第1ビ
ームの組が得られると共に、収差による利得低下が少な
く、2組のビームの間隔が大きなマルチビームアンテナ
が得られる。
放射器を1個含む構成としつつ、異なる方向からくる偏
波の異なる電波を選択受信できるよう、構成できる。す
なわち、一次放射器の位置を変化させる駆動装置及び当
該一次放射器の偏波面を変化させる偏波面切替装置を設
けることにより、一次放射器の位置および偏波面を切替
えることができ、これにより、異なる方向からくる偏波
の異なる電波を選択して受信できる。また、その際、マ
ルチビームアンテナに接続された受信器の放送選択手段
の動作に応じ、駆動装置及び偏波面切替装置を制御する
制御装置を設けることにより、マルチビームアンテナに
接続される受信器の放送選択手段の動きに応じ、異なる
方向からくる偏波の異なる電波のうちの任意の1つを容
易に選択して受信できる。
うち円偏波を受信する一次放射系が、円偏波が回転楕円
面鏡で反射された際に生ずるビームずれに応じて位置補
償された点に配置される。これにより、円偏波の電波を
良好に受信できる。
基づき説明する。なお、図25及び図26に示される従
来例と同様の構成には同一の符号を付し、説明を省略す
る。
テナの概略構成が示されている。この実施例において
は、従来のパラボラ反射鏡4に代えて、回転楕円面鏡2
が用いられている。回転楕円面鏡2は、後述するパラボ
ラ反射鏡4a及び4bを加重平均した鏡面である。ホー
ン1a及び1bは、回転楕円面鏡2の中心点M0 から距
離L0 の点F1 又はF2 にそれぞれ配置されている。
2 を有している。ホーン1aが配置される点F1 は線分
M0 G1 上に設定し、ホーン1bが配置される点F2 は
線分M0 G2 上に設定する。また、回転楕円面鏡2の中
心点M0 からホーン1a及び1bまでの距離L0 は、次
の式により定める。このようにすると、ホーン1aのビ
ーム方向3aは図中実線で示されるような方向となり、
ホーン1bのビーム方向3bは図中破線で示されるよう
な方向となる。なお、L1 及びL2 は、それぞれ、回転
楕円面鏡2の中心点M0 と第1の焦点G1 又は第2の焦
点G2 との距離である。
図では、点F1 を焦点としM0 F2 方向を鏡軸方向とす
るパラボラ反射鏡4a、及び点F2 を焦点としM0 F1
方向を鏡軸方向とするパラボラ反射鏡4bを想定してい
る。回転楕円面鏡2並びにパラボラ反射鏡4a及び4b
は、点M0 で接する。
て規定される右手系直交座標系M0 −in jn kn を考
える。この座標系の原点は点M0 であり、ベクトルkn
は回転楕円面鏡2の点M0 における単位法線ベクトルで
ある。ベクトルjn は、点F1 を点M0 を中心として点
F2 方向に回転させたときに、右ネジが進む方向の単位
ベクトルである。ベクトルin も単位ベクトルであり、
ベクトルjn を点M0を中心としてベクトルkn 方向に
回転させたときに、右ネジが進む方向の単位ベクトルで
ある。
るパラボラ反射鏡4a及び4bの鏡面座標Z1 及びZ2
は、円筒座標成分ρ及びφを用いて、次式で与えられ
る。ただし、O(ρ4 )はρの4次以上の項である。ま
た、θ0 はベクトルkn の方向を基準として表した焦点
G1 及びG2 の方向である。
考え、この開口面5における右手系直交座標系を定義す
る。この座標系を規定する単位ベクトルia 、ja 及び
ka のうち、開口面5の法線ベクトルka はM0 F2 方
向の単位ベクトルであり、開口面5は直線M0 F2 に直
交する。さらに、ベクトルja は、ja=jn となるよ
う定める。ベクトルia は、ベクトルja を原点を中心
にベクトルka 方向に回転させた場合に右ねじが進む方
向の単位ベクトルである。
置いたホーン1aに対応するビームの開口面5における
波面収差を考える。反射鏡としてパラボラ反射鏡4aを
用いた場合、ホーン1aがその焦点F1 にあるため、波
面収差は0となる。逆に、反射鏡としてパラボラ反射鏡
4bを用いた場合、次の式で表されるような波面収差δ
pとなる。ただし、ra及びφaは開口面5の円筒座標
成分であり、O(ra4 )はraの4次以上の項であ
る。また、式(5)は近似式であるが、表示の簡単化の
ため等号を用いて表している。
が0となり、最低次の成分は3次のコマ収差となる。従
って、反射鏡としてパラボラ反射鏡4aを用いた場合で
もパラボラ反射鏡4bを用いた場合でも、像面湾曲、非
点収差といった利得低下の主要原因となる波面収差のr
aの2次成分は0となる。
に対応したビームについても成立する。すなわち、点F
1 を焦点としM0 F2 方向を鏡軸方向とするパラボラ反
射鏡4aを用いた場合、コマ収差が波面収差の最低次の
成分となり、点F2 を焦点としM0 F1 方向を鏡軸方向
とするパラボラ反射鏡4bを用いた場合、波面収差は0
となる。
方向に加重平均した鏡面を用いることによって、波面収
差の成分のうち像面湾曲、非点収差といった利得低下の
主要原因となる成分がなくなる。さらに、コマ収差によ
る利得低下・ビームシフトは、ホーン1aに対応するビ
ームとホーン1bに対応するビームの間で按分すること
ができる。
ーン1bに対応するビームの間のコマ収差の按分比率を
(1−x):xとすると、パラボラ反射鏡4aと4bを
法線方向に加重平均した鏡面の鏡面座標Zは次式で与え
られる。ただし、O(ρ4 )はρの4次以上の項であ
る。
を用いて次式で与えられる。
平均した鏡面の鏡面座標Z及び回転楕円面鏡2の鏡面座
標Zを表した上で、式(6)と式(7)〜(10)を比
較することにより、回転楕円面鏡2を、パラボラ反射鏡
4aと4bを加重平均した鏡面を近似した鏡面、すなわ
ちコマ収差が近似的に按分された鏡面として実現するた
めの条件を定めることができる。この条件は、ρについ
ての2次と3次の項が一致する条件であり、次の式で表
される。
面鏡2は、近似的にコマ収差を按分した反射鏡であるこ
とがわかる。従って、この回転楕円面鏡2を用いれば、
像面湾曲、非点収差といった、利得低下の主要原因とな
る波面収差の成分がなく、しかも、コマ収差による利得
低下・ビームシフトを2本のビームの間で按分したマル
チビームアンテナが得られる。これは、従来例において
発生していた利得低下を防止できることを意味している
ため、本実施例によれば、ビーム間隔の大きなマルチビ
ームアンテナが得られる。なお、式(12)及び(1
3)から、容易に式(1)の関係が得られる。
テナの概略構成が示されている。実施例1と同様の部材
には同一の符号が付されている。また、6a及び6bは
ホーン1a及び1bに対してそれぞれ幾何光学的に決ま
るビーム方向であり、その間隔は、点M0 から2点F1
とF2 を見込む角度と等しく2θ0 である。なお、Θは
実際のビーム間隔(実際のビーム方向3aと3bの間
隔)を表している。
差により、幾何光学的に決まるビーム方向6a及び6b
よりも内側を向く。ビーム偏光係数Θ/2θ0 は、反射
鏡(回転楕円面鏡2)の形状及び開口の振幅分布に依存
するが、通常1.0〜0.7程度である。従って、幾何
光学的に決まるビーム間隔2θ0 を所望のビーム間隔Θ
の1/1.0〜1/0.7倍程度、すなわち、1.0〜
1.4倍程度にすることによって収差によるビームシフ
トを補償し、所望のビーム間隔Θが得られる。この実施
例においては、このような条件を満たすよう、幾何光学
的に決まるビーム間隔2θ0 が設定されている。
テナの概略構成が示されている。実施例1又は2と同様
の部材には同一の符号が付されている。図中、7は干渉
波が存在する方向を示しており、また、8は、点M0 、
ビーム方向3a及び干渉波の方向7を含む平面である。
のビームの放射パターンの例が示されている。この図に
示される放射パターンは、ホーン1aに対応するビーム
の放射パターンである。このビームは、図に示されるよ
うに方向3aを指向しており、干渉波が存在する方向7
はヌル(零点)となっている。すなわち、本実施例にお
いては、回転楕円面鏡2の平面8内の開口径を、方向7
がホーン1aに対応するビームのヌルとなるように決め
ている。
口径を決めると、ホーン1aに対応するビームを用いて
方向3aからの電波を受信する場合、方向7からくる干
渉波の影響を受けることがなくなる。従って、例えば民
間通信衛星からの電波を受信する場合、所望の衛星方向
3aに対して、隣接する衛星方向7からの干渉がないマ
ルチビームアンテナが得られる。
テナの概略構成が示されている。実施例1乃至3と同様
の部材には同一の符号が付されている。この実施例にお
いては、回転楕円面鏡2に代えて、修整反射鏡9が用い
られている。修整反射鏡9は、平面波合成をするために
回転楕円面鏡を修整した反射鏡である。図7には、平面
8によるこの実施例の断面図である。この図において破
線2で示されているのは、修整前の回転楕円面鏡、すな
わち実施例1乃至3における回転楕円面鏡2である。
考える。さらに、点F1 から点Mへ向う単位ベクトルe
m、点M0 から点Mへ向うベクトルs、方向7の単位ベ
クトルp、点Mにおける回転楕円面鏡2の単位法線ベク
トルn、点F1 と点Mとの間の距離L、及び回転楕円面
鏡2に対する修整反射鏡9の−em方向の変形量Δrを
考える。なお、図においては、便宜上、点M及び点F1
が平面8上に存在するように描かれているが、一般には
平面8上には存在しない。
em方向の変形量Δrは、片木、蛭子井、“平面波合成
法による成形ビームアンテナ”、信学技報、A・P83
−50(1983)より、次式で与えられる。
の相対振幅・位相を、ホーン1aに対応するビームを基
準として表したものである。この実施例では、相対振幅
aは、方向3aに対する方向7の放射パターンの相対振
幅(電界真値)であり、相対位相φ0 は、方向3aに対
する方向7の反射パターンの相対位相に180度を加え
た値である。
存在する方向7がホーン1aに対応するビームのヌルと
なるよう、平面波合成を用いて回転楕円面鏡2を修整
し、これにより得られる修整反射鏡9を用いているた
め、当該ビームを用いて方向3aからの電波を受信する
場合にも方向7からくる干渉波の影響を受けない。従っ
て、例えば、民間通信衛星からの電波を受信する場合
に、所望の衛星方向3aに対して、隣接する衛星方向7
からの干渉がないマルチビームアンテナが得られる。
つくるように平面波合成を行っているが、片木、蛭子
井、“平面波合成法による成形ビームアンテナ”、信学
技報、A・P83−50(1983)に示されているよ
うに、複数方向にヌルをつくるように平面波合成を行う
こともできる。
テナの概略構成が示されている。実施例1乃至4と同様
の部材には同一の符号が付されている。この実施例にお
いては、2個の一次放射系10a及び10bが使用され
ている。一次放射系10aは点F1 に、一次放射系10
bは点F2 に、それぞれ配置されている。一次放射系1
0aは2個のホーン1aから、一次放射系10bは2個
のホーン1bから、それぞれ構成されている。また、こ
れらのホーン1a及び1bは、点F1 及びF2 を通る回
転楕円面鏡2の対称面11上に配置されている。
及び10bをそれぞれ複数のホーンによって構成してい
るため、ビームを3本以上とすることができる。さら
に、各一次放射系10a及び10bをそれぞれ点F1 又
はF2 に配置しているため、収差による利得低下が少な
く、ビーム間隔の大きなマルチビームアンテナが得られ
る。
テナの概略構成が示されている。実施例1乃至5と同様
の部材には同一の符号が付されている。この実施例にお
いては、一次放射器としてヘリカルアンテナ12a及び
12bが用いられている。
いたホーン1a及び1bの開口径は、通常、数波長程度
である。これに対して、ヘリカルアンテナ12a及び1
2bの地板の直径は1波長程度である。従って、この実
施例のように一次放射器としてヘリカルアンテナ12a
及び12bを用いることにより、一次放射器によるブロ
ッキングを防止でき、ブロッキングによる利得低下を低
減できる。
ンテナの概略構成が示されている。実施例1乃至6と同
様の部材には同一の符号が付されている。この実施例に
おいては、一次放射器としてバックファイア形アンテナ
13a及び13bが用いられている。バックファイア形
アンテナ13a及び13bの主ビームは14a及び14
bで示されている。バックファイア形アンテナ13a及
び13bは、点M0 近傍に接続されたステー15a及び
15bによって、支持されている。
射器として図示されるような主ビーム14a及び14b
を有するバックファイア形アンテナ13a及び13bを
用いているため、一次放射器の放射を妨げることなく、
ステー15a及び15bを反射鏡の中心点M0 近傍に接
続でき、コンパクトな構造のマルチビームアンテナが得
られる。
ンテナの概略構成が示されている。特に図11(a)は
斜視図であり、図11(b)は回転楕円面鏡2の中心点
M0 における法線方向から見た平面図である。実施例1
乃至7と同様の部材には同一の符号が付されている。こ
の実施例においては、ホーン1a及び1bが一次放射系
10a又は10bとして使用されている。ホーン1a及
び1bは、それぞれステー15a又は15bによって支
持されている。各ステー15a及び15bは、回転楕円
面鏡2に対して所定位置となるよう、対応するホーン1
a又は1bを支持している。
次放射系1個当たり1本に抑制しているため、他の一次
放射系に対応したビームがステーによりブロッキングさ
れにくくなり、ブロッキングによる利得低下を最小限に
抑えることができる。なお、実施例5と同様に、各一次
放射系を複数のホーンから構成する場合にもこの実施例
のステー構造を使用できる。
ンテナの概略構成が示されている。特に図12(a)は
斜視図、図12(b)は回転楕円面鏡2の中心点M0 に
おける法線方向から見た平面図である。実施例1乃至8
と同様の部材には同一の符号が付されている。この実施
例においては、ステー15a及び15bが、ステー支持
具16によって、回転楕円面鏡2に支持されている。
ロッキングしないよう、回転楕円面鏡2に固定されてい
る。ホーン1a及び1bを支持する2本のステー15a
及び15bの、ホーン1a又は1bと反対側の端部は、
回転楕円面鏡2に固定された共通のステー支持具16に
接続されている。
効果を得られると共に、ステー15a及び15bを共通
のステー支持具16に接続するため、ステーa及び15
bの支持機構が1か所にまとまり、従って構造が簡易で
安価なマルチビームアンテナを得ることができる。
アンテナの概略構成が示されている。特に図13(a)
はベランダ等の構造物18に設置した場合の斜視図、図
13(b)は直線F1 F2 方向から見た側面図である。
実施例1乃至9と同様の部材には同一の符号が付されて
いる。この実施例においては、本実施例のマルチビーム
アンテナをベランダその他の構造物18に取り付けるた
め、17で示されるようなアンテナマウント17が設け
られている。
効果が得られると共に、ステー支持具16とアンテナマ
ウント17とを一体に構成しているため、ステー15a
及び15bの支持機構及びアンテナ支持機構が1か所に
まとまり、構造が簡易で安価なマルチビームアンテナが
得られる。
アンテナの概略構成が示されている。特に図14(a)
はベランダ等の構造物18に設置した場合の斜視図、図
14(b)は直線F1 F2 方向から見た側面図である。
実施例1乃至10と同様の部材には同一の符号が付され
ている。この実施例は、直線F1 F2 がほぼ水平となる
ように設置されている。アンテナマウント17と一体構
成されたステー支持具16は、回転楕円面鏡2の対称面
11より上方に、いずれのビームもブロッキングしない
よう固定されている。
な効果が得られると共に、アンテナマウント17と一体
で構成されたステー支持具16が、回転楕円面鏡2の対
称面11より上方に固定されているため、該マルチビー
ムアンテナをベランダその他の構造物18に設置した場
合に上部に張り出す部分が少なくなり、設置の容易さ、
及び美観の点において良好なマルチビームアンテナが得
られる。
アンテナの概略構成が示されている。特に図15(a)
は対象面11の法線方向から見た側面図、図15(b)
は直線M0 F1 方向から見た平面図、図15(c)は直
線M0 F2 方向から見た平面図である。実施例1乃至1
1と同様の部材には同一の符号が付されている。この実
施例では、一次放射器たるホーン1aが、焦点F1 に配
置されるのではなく、この点F1 からY1 軸に沿い距離
α1 だけ離れた点F3 に配置されている。Y1 軸は、点
F1 を通り対称面11に垂直な軸である。同様に、一次
放射器たるホーン1bも、焦点F2 に配置されるのでは
なく、この点F2 からY2軸に沿い距離α2 だけ離れた
点に配置されている。Y2 軸は、点F2 を通り対称面1
1に垂直な軸である。
する利得低下量L1 [dB](>0)及びL2 [dB]
(>0)の関係が示されている。特に図16(a)は、
距離α2 を一定とした場合のホーン1aに対応するビー
ムの距離α1 に対する利得低下量L1 の関係を、距離α
2 を一定として示した図である。また、図16(b)
は、距離α1 及びα2 から構成される平面上で、各ビー
ムの利得低下量の重み付き和L=w1 L1 +w2 L
2 を、等高線表示した図である。
α2 を一定とした場合、ホーン1aを図15のY1 軸に
沿って点F1 から変位させることにより、ホーン1aに
対応するビームの利得低下量のうちホーン1b及びステ
ー15bのブロッキングにより生じる成分が減少する。
その反面、収差による利得低下量は増加する。従って、
利得低下量L1 は、ある距離α1 において最小となる。
距離α2 と利得低下量L2 についても同様の関係があ
る。
付き和Lが最小となるよう、距離α1 及びα2 を定め、
定めた距離α1 及びα2 に応じてホーン1a及び1bを
配置する点を特徴としている。ここに、重みw1 、w2
は、対応するビームの所望利得の差に応じて決まる。例
えば、ホーン1aに対応するビームを用いて通信衛星か
らの電波を受信し、ホーン1bに対応するビームを用い
て放送衛星からの電波を受信する用途に本実施例を適用
する場合、通常、通信衛星からの電波が放送衛星からの
電波に比べて弱いから、ホーン1aに対応するビームの
所望利得は、ホーン1bに対応するビームの所望利得よ
りも高くなる。この場合、利得低下量L1 の重みw1 は
利得低下量L2 の重みw2 より大きくする。
ームの利得低下量L1 及びL2 の重み付き和L=w1 L
1 +w2 L2 が最小となるよう距離α1 及びα2 を定め
ているため、利得低下を各ビームの所望利得に応じて各
ビームに最適な割合で配分したマルチビームアンテナが
得られる。
アンテナの概略構成が示されている。特に図17(a)
は対称面11における断面図、図17(b)はF2 M0
方向から見た正面図である。実施例1乃至12と同様の
部材には同一の符号が付されている。この実施例では、
一次放射系10aがホーン1a及び1cにより構成され
ており、一次放射系10bがホーン1bにより構成され
ている。ホーン1a及び1cはいずれも点F1 近傍かつ
対称面11近傍に配置され、ホーン1bは点F2 近傍に
配置される。
0が示されている。この軌道20上には、3個の静止衛
星19a〜19cが位置している。これらのうち静止衛
星19a及び19cは、例えば、図17のホーン1a及
び1cにそれぞれ対応する通信衛星であり、静止衛星1
9bはホーン1bに対応する放送衛星である。静止衛星
19a及び19cは互いに近接しており、また、いずれ
も回転楕円面鏡2の対称面11上又はその近傍に位置し
ている。また、ホーン1a及び1cに対応するビームと
ホーン1bに対応するビームの間隔は大きい。従って、
3個の静止衛星19a〜19cは2群にわかれていると
いえる。
うに、一次放射系10aを構成するホーン1a及び1c
が点F1 近傍に配置され、一次放射系10bを構成する
ホーン1bが点F2 近傍に配置される。従って、ホーン
1a及び1cに対応したビームとして、直線偏波を用い
た場合に交差偏波識別度が良好となるビームが得られ、
隣接衛星による干渉を低減できると共に、収差による利
得低下が少なく、2組のビームの間隔が大きなマルチビ
ームアンテナが得られる。
アンテナの概略構成が示されている。特に図19(a)
は対称面11における断面図、図19(b)はF2 M0
方向から見た正面図である。実施例1乃至13と同様の
部材には同一の符号が付されている。この実施例では、
実施例13における一次放射系10aを4個のホーン1
a及び1c〜1eから構成されている。ホーン1a及び
1c〜1eはいずれも点F1 近傍かつ対称面11近傍に
配置され、ホーン1bは点F2 近傍に配置される。
0が示されている。この軌道20上には、5個の静止衛
星19a〜19eが位置している。これらのうち静止衛
星19a及び19c〜19eは、例えば、図19のホー
ン1a及び1c〜1eにそれぞれ対応する通信衛星であ
る。静止衛星19a及び19c〜19eは互いに近接し
ており、また、いずれも回転楕円面鏡2の対称面11上
又はその近傍に位置している。また、ホーン1a及び1
c〜1eに対応するビームとホーン1bに対応するビー
ムの間隔は大きい。従って、5個の静止衛星19a〜1
9eは2群にわかれているといえる。
の、例えば4個のホーンから構成した場合にも、実施例
13と同様の効果がえられる。
アンテナの概略構成が示されている。実施例1乃至14
と同様の部材には同一の符号が付されている。この実施
例では、駆動装置21たる回転機構がステー15aとス
テー支持具16との接続部分付近に設けられており、ホ
ーン1aをステー15aごと駆動することができる。こ
れにより、一次放射器であるホーン1aの位置を変える
ことができる。また、ホーン1aの偏波面を変えるた
め、偏波面切替装置22が設けられている。
が1個のホーン1aからなるにもかかわらず、ホーン1
aの位置及び偏波面を切替えることにより、異なる方向
から到来する異なる偏波の電波を選択して受信できる。
一次放射系10aを複数のホーンで構成した場合に比べ
て、一次放射系10bに対応したビームの利得のホーン
1aのブロッキングに起因した低下を、低減することが
できる。
アンテナの概略構成が示されている。実施例1乃至15
と同様の部材には同一の符号が付されている。この実施
例では、駆動装置21たるスライド機構がホーン1aと
ステー15aとの接続部分に設けられており、ホーン1
aをスライドさせることができる。これにより、一次放
射器であるホーン1aの位置を変えることができる。ま
た、ホーン1aの偏波面を変えるため、偏波面切替装置
22が設けられている。従って、実施例15と同様の効
果を得ることができる。
アンテナの概略構成が示されている。実施例1乃至16
と同様の部材には同一の符号が付されている。この実施
例では、制御装置23によって、駆動装置21及び偏波
面切替装置22双方が制御される。また、制御装置23
は、受信器の放送選択手段24の動作に応じて動作す
る。
手段24の動作に応じて制御装置23を動作させ、これ
により駆動装置21及び偏波面切替装置22双方を制御
してホーン1a及び偏波面切替装置22を動作させるた
め、異なる方向から到来する互いに異なる偏波の電波の
うち、任意の1個を容易に選択して受信できる。
アンテナの放射パターンが示されている。特に図24
(a)は直線偏波、図24(b)は円偏波の場合の、放
射パターンを示す図である。ただし、これらの放射パタ
ーンは、対称面11に垂直でかつビームのピークを含む
面内における放射パターンである。図において25は主
偏波の振幅、26は交差偏波の振幅である。
射鏡として用いると、その鏡面の非対称性のため、直線
偏波に対しては、図24(a)に示すように、ビームの
ピークを中心に正偏波の位相と比べて−90°か+90
°の位相を有する交差偏波が発生する。一方、円偏波に
対しては、図24(b)に示すように、交差偏波は生じ
ず、かわりに正偏波において角度Δだけビームずれを生
ずる。本実施例においては、円偏波を受信する一次放射
器(ホーン1a又は1b)を、このビームずれに応じて
位置補償された点に配置する。
面鏡2で反射された際に生ずるビームずれに応じて位置
補償された点に、一次放射器を配置することにより、円
偏波の電波を良好に受信できる。
ものではない。例えば、各実施例を好適に組み合わせる
ことも可能である。
2個のパラボラ反射鏡を中心点M0 にて法線方向に加重
平均して得られる反射鏡に近似し、2個の焦点G1 及び
G2 を有する回転楕円面鏡を反射鏡として用いるととも
に、第1及び第2の一次放射系を、回転楕円面鏡の中心
点M0 からみて焦点G1 又はG2 方向にあり中心点M0
からの距離が1/L0 =1/L1 +1/L2 で定まるL
0 である点F1 及び点F2 又はその近傍に配置するよう
にしたため、収差による利得低下が少なく、ビーム間隔
の大きなマルチビームアンテナが得られる。その際、各
ビームに按分されるコマ収差を見込んで、幾何光学的に
定まるビーム間隔を実際のビーム間隔の1/1.0〜1
/0.7倍=1.0〜1.4倍とすることにより、コマ
収差によるビームシフトを補償することができ、収差に
よる利得低下の少ないビームが所望のビーム間隔で得ら
れる。
放射系に対応するビームのヌルを、このビームの方向と
異なり干渉波が存在する特定方向に設定することによ
り、特定の方向からの干渉を除去できる。また、そのた
めの方法としては、例えば、ビームのヌルが当該特定方
向となるよう、当該ビーム方向及び当該特定方向を含む
平面内の反射鏡の開口径を設定する方法や、当該特定方
向に当該ビームの当該特定方向の放射パターンと等振幅
・逆位相の平面波が生じるよう、平面波合成法を用いて
回転楕円面鏡を修整し、この平面波との合成により当該
ビームのヌルを当該特定方向とする方法を、使用でき
る。
及びバックファイア形アンテナのいずれかを一次放射器
とする一次放射系を使用することにより、一次放射器又
はこれと関連する部材(ステー等)によるブロッキング
を防止抑制できる。さらに、バックファイア形アンテナ
を一次放射器として使用した場合、ステーによるブロッ
キングを生じさせることなく当該ステーにより中心点M
0 又はその近傍に支持できるから、マルチビームアンテ
ナのコンパクト化を実現できる。
対応して1個ずつステーを設け、このステーにより対応
する一次放射系を支持するようにしたため、ステーのブ
ロッキングによる利得低下を低減できる。
円面鏡に共通支持するステー支持具を設けたため、ステ
ーの支持機構が1か所にまとまり、マルチビームアンテ
ナの構造が簡易かつ安価となる。
ンテナマウントによりベランダその他の構造物に取り付
けるようにしたため、ステーの支持構造及びアンテナ支
持機構が1か所にまとまり、マルチビームアンテナの構
造が簡易かつ安価となる。さらに、このステー支持具
は、直線F1 F2 がほぼ水平となる状態で、中心点
M0、点F1 及びF2 を含む回転楕円面鏡の対称面から
みて上側に配設することができるため、ベランダ等の構
造物から上部に張り出す部分が小さくなり、構造が簡易
で安価、かつ美観の点で良好なマルチビームアンテナが
得られる。
一次放射系を、それぞれ、Y1 軸又はY2 軸に沿い、回
転楕円面鏡の対称面から距離α1 又はα2 だけ離れた点
F3又は点F4 乃至その近傍に配設し、第1及び第2の
一次放射系に対応するビームの利得低下量L1 及びL2
の重み付け加算値Lが最小となるよう距離α1 及びα2
を定めるようにしたため、利得低下を2組のビームに最
適な割合で配分できる。
の一次放射器を含む構成とすることにより、3本以上の
ビームを放射するマルチビームアンテナが得られる。加
えて、各一次放射器は、中心点M0 、点F1 及びF2 を
含む回転楕円面鏡の対称面上又はその近傍で、かつ点F
1 の近傍に、それぞれ配置することができるから、直線
偏波を用いた場合の交差偏波識別度が良好な第1ビーム
の組が得られると共に、収差による利得低下が少なく、
2組のビームの間隔が大きなマルチビームアンテナが得
られる。
を一次放射器を1個含む構成とし、一次放射器の位置を
変化させる駆動装置及び当該一次放射器の偏波面を変化
させる偏波面切替装置を設けるようにしたため、異なる
方向からくる偏波の異なる電波を選択受信できる。ま
た、その際、マルチビームアンテナに接続された受信器
の放送選択手段の動作に応じ、駆動装置及び偏波面切替
装置を制御する制御装置を設けるようにしたため、異な
る方向からくる偏波の異なる電波のうちの任意の1つを
容易に選択して受信できる。
ち円偏波を受信する一次放射系を、円偏波が回転楕円面
鏡で反射された際に生ずるビームずれに応じて位置補償
された点に配置するようにしたため、円偏波の電波を良
好に受信できる。
によれば、それぞれ点F1 又はF2を焦点としその鏡軸
方向をそれぞれM0 F2 方向又はM0 F1 方向とする2
個のパラボラ反射鏡を定め、これらのパラボラ反射鏡を
コマ収差が按分されるよう加重平均して合成反射鏡を定
め、線分M0 F1 を点F1 方向に延長した直線上に存在
する点G1 及び線分M0 F2 を点F2 方向に延長した直
線上に存在する点G2を焦点とし点M0 を中心点とする
回転楕円面鏡を定め、このような回転楕円面鏡と合成反
射鏡とを比較して、像面湾曲及び非点収差が現れずかつ
コマ収差がビーム間で按分されるための条件を定めるよ
うにしたため、定められた条件を満たす点F1 及びF2
に一次放射系を配置することにより、像面湾曲及び非点
収差といった、利得低下の要因が消失し、また、コマ収
差が按分されるため、ビーム間隔を大きくすることが可
能になる。
ナの概略構成を示す斜視図である。
る。
ナの概略構成を示す斜視図である。
ナの概略構成を示す斜視図である。
するビームの放射パターンの例を示す図である。
ナの概略構成を示す斜視図である。
細に説明するための断面図である。
ナの概略構成を示す斜視図である。
ナの概略構成を示す斜視図である。
テナの概略構成を示す斜視図である。
テナの概略構成を示す図であり、特に図11(a)は斜
視図、図11(b)は平面図である。
テナの概略構成を示す図であり、特に図12(a)は斜
視図、図12(b)は平面図である。
ンテナの概略構成を示す図であり、特に図13(a)は
構造物に取り付けた状態の斜視図、図13(b)は側面
図である。
ンテナの概略構成を示す図であり、特に図14(a)は
構造物に取り付けた状態の斜視図、図14(b)は側面
図である。
ンテナの概略構成を示す図であり、特に図15(a)は
側面図、図15(b)及び(c)は斜視図である。
方法を説明するための図であり、特に図16(a)は距
離α1 に対する利得低下量L1 の関係を示す図、図16
(b)は重み付けされた利得低下量Lの等高線図であ
る。
ンテナの概略構成を示す図であり、特に図17(a)は
側面図、図17(b)は正面図である。
星軌道上の静止衛星の位置を示す図である。
ンテナの概略構成を示す図であり、特に図19(a)は
側面図、図19(b)は正面図である。
道上の静止衛星の位置を示す図である。
ンテナの概略構成を示す側面図である。
ンテナの概略構成を示す側面図である。
ンテナの概略構成を示す側面図である。
ンテナの概略構成を説明するため放射パターンを示す図
である。
ある。
の相対利得を示す図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 2個のパラボラ反射鏡を中心点M0 にて
法線方向に加重平均して得られる反射鏡に少なくとも3
次以下の項が一致するよう近似して得られ、2個の焦点
G1 及びG2 を有する回転楕円面鏡と、 回転楕円面鏡の中心点M0 からみて焦点G1 方向にあり
中心点M0 からの距離がL0 である点F1 又はその近傍
に配置された第1の一次放射系と、 回転楕円面鏡の中心点M0 からみて焦点G2 方向にあり
中心点M0 からの距離がL0 である点F2 又はその近傍
に配置された第2の一次放射系と、 を備え、 距離L0 が、中心点M0 から焦点G1 までの距離L1 及
び中心点M0 から焦点G2 までの距離L2 との間に、 1/L0 =1/L1 +1/L2 の関係を有することを特徴とするマルチビームアンテ
ナ。 - 【請求項2】 請求項1記載のマルチビームアンテナに
おいて、 いずれかの一次放射系に対応するビームのヌルが、この
ビームの方向と異なり干渉波が存在する特定方向に設定
され、 当該特定方向の干渉波の影響を排除することを特徴とす
るマルチビームアンテナ。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のマルチビームアン
テナにおいて、 少なくともいずれかの一次放射系がヘリカルアンテナ及
びバックファイア形アンテナのいずれかを含むことを特
徴とするマルチビームアンテナ。 - 【請求項4】 請求項1乃至3記載のマルチビームアン
テナにおいて、 各一次放射系に対応して1個ずつ設けられ、対応する一
次放射系を支持する複数のステーを備えたことを特徴と
するマルチビームアンテナ。 - 【請求項5】 請求項4記載のマルチビームアンテナに
おいて、 各ステーの一次放射系側と反対側の端部に連結され、各
ステーを回転楕円面鏡に共通支持するステー支持具を備
えることを特徴とするマルチビームアンテナ。 - 【請求項6】 請求項5記載のマルチビームアンテナに
おいて、 マルチビームアンテナをベランダその他の構造物に取り
付けるためのアンテナマウントを備え、 アンテナマウントがステー支持具と一体であることを特
徴とするマルチビームアンテナ。 - 【請求項7】 請求項1乃至6記載のマルチビームアン
テナにおいて、 第1の一次放射系が、中心点M0 、点F1 及びF2 を含
む回転楕円面鏡の対称面に対して垂直で点F1 を通るY
1 軸に沿い、対称面から距離α1 だけ離れた点F3 又は
その近傍に配設され、 第2の一次放射系が、上記対称面に対して垂直で点F2
を通るY2 軸に沿い、対称面から距離α2 だけ離れた点
F4 又はその近傍に配設され、 距離α1 及びα2 が、第1の一次放射系に対応するビー
ムの利得低下量L1 [dB](>0)及び第2の一次放
射系に対応するビームの利得低下量L2 [dB](>
0)の重み付け加算値L[dB]が最小となる値であ
り、 利得低下量L1 が、第2の一次放射系及びこれに関連す
る部材によるブロッキングによる利得低下並びに第1の
一次放射系を対称面から距離α1 ずらすことにより生ず
る収差による利得低下の合計であり、 利得低下量L2 が、第1の一次放射系及びこれに関連す
る部材によるブロッキングによる利得低下並びに第2の
一次放射系を対称面から距離α2 ずらすことにより生ず
る収差による利得低下の合計であることを特徴とするマ
ルチビームアンテナ。 - 【請求項8】 請求項1乃至7記載のマルチビームアン
テナにおいて、 第1の一次放射系が複数の一次放射器を含み、 各一次放射器が、中心点M0 、点F1 及びF2 を含む回
転楕円面鏡の対称面上又はその近傍で、かつ点F1 の近
傍に、それぞれ配置されたことを特徴とするマルチビー
ムアンテナ。 - 【請求項9】 請求項1乃至8記載のマルチビームアン
テナにおいて、 第1の一次放射系が1個の一次放射器を含み、 一次放射器の位置を変化させる駆動装置と、 当該一次放射器の偏波面を変化させる偏波面切替装置
と、 を備えることを特徴とするマルチビームアンテナ。 - 【請求項10】 請求項1乃至9記載のマルチビームア
ンテナにおいて、 一次放射系のうち円偏波を受信する一次放射系が、円偏
波が回転楕円面鏡で反射された際に生ずるビームずれに
応じて位置補償された点に配置されたことを特徴とする
マルチビームアンテナ。 - 【請求項11】 点M0 から点F2 を向く方向を鏡軸方
向とし点F1 を焦点とする第1のパラボラ反射鏡及び点
M0 から点F1 を向く方向を鏡軸方向とし点F2 を焦点
とする第2のパラボラ反射鏡を定めるステップと、 第1のパラボラ反射鏡及び第2のパラボラ反射鏡の間で
コマ収差が按分されるようこれらのパラボラ反射鏡を加
重平均することにより合成反射鏡を定めるステップと、 点M0 を中心点とし、線分M0 F1 を点F1 方向に延長
した直線上に存在する点G1 及び線分M0 F2 を点F2
方向に延長した直線上に存在する点G2 を焦点とする回
転楕円面鏡を定めるステップと、 点F1 及びF2 に一次放射系を配置した場合にこれらの
一次放射系に対応するビームに像面湾曲及び非点収差が
現れずかつコマ収差がビーム間で按分されるための条件
を、合成反射鏡と回転楕円面鏡とを比較することにより
定めるステップと、 を有し、 定めた条件を各一次放射系の配置条件とすることを特徴
とする回転楕円面鏡の合成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18566693A JP2796487B2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | マルチビームアンテナ及びこれに適する回転楕円面鏡の合成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18566693A JP2796487B2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | マルチビームアンテナ及びこれに適する回転楕円面鏡の合成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0746034A true JPH0746034A (ja) | 1995-02-14 |
| JP2796487B2 JP2796487B2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=16174749
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18566693A Expired - Fee Related JP2796487B2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | マルチビームアンテナ及びこれに適する回転楕円面鏡の合成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2796487B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014068334A (ja) * | 2012-09-06 | 2014-04-17 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | 受信アンテナ装置及び鏡面修整反射鏡の製造方法 |
| WO2014073222A1 (ja) * | 2012-11-07 | 2014-05-15 | 三菱電機株式会社 | アレー給電反射鏡アンテナ装置およびその制御方法 |
| WO2020158045A1 (ja) * | 2019-01-30 | 2020-08-06 | 三菱電機株式会社 | アンテナ装置 |
-
1993
- 1993-07-28 JP JP18566693A patent/JP2796487B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014068334A (ja) * | 2012-09-06 | 2014-04-17 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | 受信アンテナ装置及び鏡面修整反射鏡の製造方法 |
| WO2014073222A1 (ja) * | 2012-11-07 | 2014-05-15 | 三菱電機株式会社 | アレー給電反射鏡アンテナ装置およびその制御方法 |
| US9601827B2 (en) | 2012-11-07 | 2017-03-21 | Mitsubishi Electric Corporation | Array-fed reflector antenna device and method of controlling this device |
| WO2020158045A1 (ja) * | 2019-01-30 | 2020-08-06 | 三菱電機株式会社 | アンテナ装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2796487B2 (ja) | 1998-09-10 |
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