JPH0746041A - 2位相変調信号を復調する方法及び装置 - Google Patents

2位相変調信号を復調する方法及び装置

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JPH0746041A
JPH0746041A JP3216283A JP21628391A JPH0746041A JP H0746041 A JPH0746041 A JP H0746041A JP 3216283 A JP3216283 A JP 3216283A JP 21628391 A JP21628391 A JP 21628391A JP H0746041 A JPH0746041 A JP H0746041A
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    • H04L25/49Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems
    • H04L25/4904Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems using self-synchronising codes, e.g. split-phase codes

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2値ビットシーケンスで2位相変調された信
号を復調するための方法及び装置を提供することであ
る。 【構成】 本発明の方法において、2位相変調で変調を
受けた信号が、各変調ビットのハーフビットにおいて、
位相角0°に関して位相反転もしくは鏡映像の形で位相
跳躍を有することは、各ビットについて第1ハーフビッ
トに発生する位相と第2ハーフビットに発生する位相と
の間の相対関係を受信側で形成するのに利用される。こ
のようにして得られた位相関係は、ハーフビットの位相
関係が既に形成された各ビットの2値に限定的な状態を
与える。この関係又は比率配分が、第1ハーフビット又
は第2ハーフビットのいずれに大きな位相値をもつかに
よって、2値“1”又は“0”が対応するビットに書か
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビット値の変化が搬送
波の位相跳躍によって表わされ、2値ビット信号シーケ
ンスにより2位相変調された信号を復調する方法及びこ
のような復調をするための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ある信号が2値ビット信号シーケンスに
よって2位相変調されるとき、各ハーフビットに対して
1つの位相が反転している。前記信号上で変調されるビ
ットシーケンスの2値化バランスが変化する場合、ビッ
ト変化の代わりに搬送波に180°の位相跳躍が生じ
る。
【0003】2値ビットシーケンスで2位相変調された
信号は、例えばRDSシステム(ラジオデータシステ
ム)に使用される。RDSにおいて、各放送局は、局認
識(ID)、局選択周波数、番組の種類などのRDS情
報を送信する。RDSはARI(Autofahrer-Rundfunk-I
nformation=自動車用放送情報)システムとの両立性が
あり、交通情報を放送するFM局の認識を可能にする。
更に詳しくは、1984年3月発行のブリュッセル ヨーロ
ッパ放送協会の技術センターによる技術レポート3244-E
(Tech. 3244-E, Technical Center of the European Br
oadcasting Union, Bruxelles, March 1984)”VHF/FM音
声放送のためのラジオデータシステムRDSの仕様書”
に述べられている。
【0004】RDSにおいては、1187.5Hzの矩
形波は、RDS情報を包含しているビットシーケンスに
よって送信側で2位相変調される。2値化バランスの変
化にともない、その矩形波は180°の位相跳躍をす
る。位相変調された矩形波は低域フィルタにかけられ、
更に搬送波で変調される。この搬送波周波数はARIシ
ステムと同じで57KHzである。しかし、RDS信号
は、ARI信号に対して90°移相されている。このた
め、RDS信号の位相変調の深度はARI信号により影
響を受ける。ARI信号が存在しない場合には、RDS
信号は搬送波位相に対して交互に+90°及び−90°
移相する。ARI信号が存在する場合には、RDS信号
は搬送波に対して±8.9°<φ<±32°の移相を有
する。
【0005】RDS変調の後に、57KHzの搬送波は
抑制され (suppressed) 、19KHzのステレオ監視搬
送波(stereo pilot carrier) を有するステレオ信号に
加えられる。この結果得られる信号はいわゆるMUX信
号と呼ばれ、ステレオ情報とRDS情報を結合した信号
を構成し、特定放送局の搬送周波数を有する周波数変調
送信信号に加工される。
【0006】受信側、例えばカーラジオにおいては、水
晶発振子とデジタルの”コスタループ(Costas loop) ”
により、57KHzの搬送波が再現される。RDS情報
は通常、受信RDS信号の位相と受信側で再生される5
7KHzの搬送波の位相との比較によって、再現され
る。受信側における57KHzの搬送波の再生におい
て、受信側で発生される搬送波は、受信したRDS信号
に同期するようになっている。送信機と受信機間の送信
経路における障害、例えばビルによる反射障害により、
受信RDS信号に位相誤差などの障害が生ずることが
る。受信RDS信号は受信側で57KHzの搬送波を再
生するために用いられるので、このような送信経路に生
ずる位相誤差は再生搬送波に影響を及ぼす。ARI信号
の同時送信により、RDS信号が比較的小さい位相偏差
しかもたない場合には、送信誤差を生じる再生搬送波の
位相誤差は、RDS情報を包含する受信RDS信号の位
相偏差より大きくなることがある。受信RDS信号の位
相と、このような位相誤差を持った再生搬送波の位相と
を比較すると、RDS情報を包含しているRDSビット
シーケンスの再現において、誤差を生じることになる。
なぜならば、受信RDS信号の位相跳躍は、その時まっ
たく認識されないからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】RDS情報は、情報パ
ッケージごとに、言い換えれば26ビットずつの4個の
ブロックによって構成される104ビットのグループご
とに送信される。各ブロックは、16ビットの情報ワー
ドおよび10ビットのチェックワードで構成されてい
る。情報パッケージのビット1つが間違って再現されて
も情報パッケージ全体としては誤った情報となり、使用
できなくなることもある。そのため、RDS信号の各ビ
ットが受信側で正確に再現されることが大変重要であ
る。
【0008】本発明の目的は、2値ビットシーケンスで
2位相変調された信号を復調するための方法及び装置を
提供することにあり、これにより、前記信号に基づいて
変調されたビットシーケンスの確実な再生を実現するこ
とができる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ビット値の変
化が搬送波の位相跳躍によって表現される2値ビットシ
ーケンスで2位相変調された信号を復調させる方法に関
するもので、本発明の上記目的は、各ビットについて、
第1ハーフビットの間に形成される位相角パターンと第
2ハーフビットの間に形成される位相角パターンとの相
対関係を確立し、どちらのハーフビットが大きな位相角
を持つかに基づいてそれぞれのビットに2値”0”また
は”1”を割り当てることによって達成される。
【0010】また、本発明は、ビット値の変化が搬送波
の位相跳躍によって表現される2値ビットシーケンスで
2位相変調された信号を復調するデジタルシステムの構
成としての装置に関するもので、本発明の上記目的は、
計数パルス入力、アップダウン切換制御パルス入力、リ
セット入力及びカウンタ出力を有するアップダウンカウ
ンタを備え、前記計数パルス入力が、上流に計数クロッ
ク入力、信号入力およびタイムウィンド入力をもつ論理
積回路を有し、前記カウンタ出力が、その下流に前記カ
ウンタのビットエンドにおける計数値を評価する評価手
段を有し、この計数の符号を基にして2値”1”また
は”0”を出力し、これらの2値によって復調ビットシ
ーケンスを決定し、アップダウン切換制御入力に、一方
のハーフビット中はアップカウント、他方のハーフビッ
ト中はダウンカウントに制御するような周期位置及び位
相位置でビットシーケンスに対応する信号を供給し、前
記リセット入力にリセット信号をビット遷移ごとに供給
し、前記計数クロック入力には搬送波周波数の倍数であ
る周波数の計数クロックを供給し、前記信号入力には2
位相変調信号を供給し、前記タイムウィンド入力には、
前記搬送波に対して所定の位相位置で各搬送波周期にお
ける所定の時間幅で論理積回路を開放するタイムウィン
ド信号を供給することによって達成される。
【0011】
【作用】本発明の方法において、2位相変調で変調を受
けた信号が、各変調ビットのハーフビットにおいて位相
角0°に関して位相反転もしくは鏡映像の形で位相跳躍
を有することは、各ビットについて第1ハーフビットに
発生する位相と第2ハーフビットに発生する位相との間
の相対関係を受信側で形成するのに利用される。このよ
うにして得られた位相関係は、ハーフビットの位相関係
がすでに形成された各ビットの2値に限定的な状態を与
える。この関係または比率配分が、第1ハーフビット又
は第2ハーフビットのどちらに大きな位相値をもつかに
よって、2値”1”または”0”が対応するビットに書
かれる。
【0012】本発明によると、2値の再生は各ビットの
第1ハーフビット及び第2ハーフビット間の相対的な位
相関係にのみ依存し、各位相と誤差によって障害を受け
た絶対位相値との比較にはまったく依存することがな
い。このことにより、本発明の方法は、送信機及び受信
機間の送信中に大きな位相誤差が発生したとしても、信
号について変調されたビットシーケンスを受信側で確実
に回復させることができる。
【0013】両方のハーフビットに発生する位相の関係
を確立するために、2位相変調信号の最大位相角偏差よ
り大きくなるように基準位相角を設定し、これを利用す
ることができる。このようにするために、受信信号の位
相角から基準位相角までの距離は、復調されるそれぞれ
のビットの各ハーフビットごとに決定される。このよう
にして得られる各位相角距離の比率は、対応するビット
の2値情報を含む。再生搬送波の位相は、基準位相角を
発生するために用いることができ、このため、再生搬送
波は、2位相変調信号の最大位相偏差と受信信号に発生
する最大位相誤差との和よりも大きなシフト角によって
移相される。この場合、送信された信号に位相誤差が存
在したとしても、第1及び第2ハーフビット間の位相関
係は、絶対的にビットシーケンスの正の再生となる。好
ましくはシフト角は180 °が望ましい。
【0014】送信側のRDSでなされたように低域フィ
ルタをかけると、位相変調された矩形波が搬送波に基づ
いて変調される前は、受信側の変調信号は矩形になって
おらず、近似的に正弦波の位相パターンをしている。こ
の場合、第1及び第2ハーフビットの位相角のパターン
関係は、それぞれ積分法によって形成されるのが望まし
い。このようにするために、先に述べたように基準位相
角を採ることが望ましく、受信信号のパターンと基準位
相角のパターンとの間の領域が、両ハーフビットのそれ
ぞれについて分離されて形成される。積分によって得ら
れる2つのハーフビットについての領域は互いに関係づ
けられ、その結果得られる関係が対応ビットの2値を決
定する。そのため、1つのハーフビットを積分加算(int
egratingup)し、もう1つのハーフビットを積分減算(in
tegrating down)する積分手段の利用はとりわけ有利で
ある。ビットエンドで得られる積分値が正であるか負で
あるかによって、2値”0”または”1”がその対応ビ
ットに割り当てられる。
【0015】アナログシステムに関しては、1つのハー
フビットの間が正に充電され、残りのハーフビットの間
は負に充電されるコンデンサによって、積分が実行され
る。そして、ビットエンド時におけるコンデンサの符号
が、そのビットの2値を決定する。デジタルシステムの
場合には、積分装置としてアップダウンカウンタが特に
望ましい方法として用いられる。十分に高い周波数のク
ロックパルスが、最初のハーフビットの間にカウントア
ップされ、残りのハーフビットの間にカウントダウンさ
れる。ビットエンドの計数値が正か負かによって、その
ビットに2値が割り当てられる。
【0016】RDSの場合のように、搬送波の周波数が
ビット周波数の整数倍の場合には、搬送波の整数倍の周
波数が計数クロックの周波数として採用される。本発明
においては、搬送波の各周期の間に、所定時間のタイム
ウィンド及び所定の位相位置が再生された搬送波に対し
てとりわけ好ましい方法で提供される。計数クロック
は、受信された2位相変調信号が所定の2値を持つ間の
周期に各タイムウィンドで計数される。この間、第1ハ
ーフビット中に計数される計数クロックはすべて順次カ
ウントアップされ、また、残りのハーフビットの間に計
数される計数クロックは順次カウントダウンされる。こ
の場合も、ビットエンドでの計数値の符号が再生ビット
の2値を決定する。
【0017】2位相変調信号の位相パターンのゼロ軸と
の交点に対応しているビット変化とハーフビット変化の
時間域において、障害による不確定動作が生ずることが
ある。本発明の好適な実施例においては、所定の時間幅
を持った遮断ウィンドが、ビット変化とハーフビット変
化の時間域に生成され、2つのハーフビット間に位相パ
ターンを形成しないようにしている。上記関係が計数、
好ましくはアップダウン計数によって形成されるデジタ
ルシステムにおいて、計数動作は遮断ウィンドの期間は
停止される。
【0018】本発明による復調方法を達成するために、
デジタルシステムにおいてはビット周波数に対応したク
ロックによって計数し、ハーフビットの変化を示してア
ップとダウンの間を周期的に切り換えるようになってい
るアップダウンカウンタを使用することが望ましい。更
に、カウンタは、各ビット変化にともないリセットされ
る。カウンタの計数クロック入力にはその上流にパルス
を計数するための入力、2位相変調信号、タイムウィン
ド信号のための入力が接続され、場合によっては遮断ウ
ィンドへの入力をもった論理積回路が接続されている。
カウンタ出力の下流には、ビットエンドでのカウンタの
計数を評価し、この計数の符号によって復調ビットの2
値を決定する評価回路が接続されている。
【0019】
【実施例】以下、図面を用い、RDSのために設計され
た実施例によって本発明を更に詳しく説明する。
【0020】図1は、送信機と受信機から成るRDSシ
ステムの受信機側におけるRDS信号の典型的部分を示
すもので、信号パターンA〜G及び2値シーケンスHを
示している。RDS信号の位相パターンEは、低域フィ
ルタによって実質的に正弦波となっている。図1は、
(n−1),n,(n+1)の3ビットについて示して
いる。破線で示している時間軸は、同時に位相角0をも
示している。各ビットは更に、一方が正のハーフビット
となり、他方のハーフビットが負となる位相角で、RD
S信号を2つのハーフビットに小分割することができ
る。(n−1)のビットにおいて、位相パターンは第1
ハーフビットでは正であり、第2ハーフビットでは負で
ある。n及び(n+1)ビットにおいては、この反対に
なっている。つまり、(n−1)ビットとnビットの間
に位相跳躍が生じていて、これにより、1つの2値から
残りの2値への遷移(transition)を生じて
いる。
【0021】図1の2値シーケンスHによれば、2値”
1”は第1ハーフビットにおいては正の位相パターンの
ビットに対応し、第2ハーフビットにおいては負の位相
パターンのビットに対応するように設定されている。一
方、2値”0”は反対の位相パターンビットに対応して
いる。この設定により、図1に示されるRDS信号の部
分は、ビットシーケンス”1,0,0”を表わしてい
る。RDS信号Eの正弦波的なパターンは、図1の信号
パターンGに示されているようなデジタル信号を低域フ
ィルタにかけることにより形成される。信号パターンG
は、各ハーフビットごとに位相が変化する。2値が変化
しないビットシーケンスの場合には、各ビット変化ごと
にこのような位相跳躍が起こる。2つの異なった2値が
連続する場合、異なった偏差がある。この結果、信号パ
ターンGにおいて、ビットnの第1ハーフビットはビッ
ト(n−1)の第2ハーフビットと同じ位相値を持つ。
図1におけるパターンDは、受信側で再生された57K
Hzの搬送波の位相誤差パターンの典型を示している。
RDSビットシーケンスの2値を再生させるために従来
技術が用いられる場合には、RDS位相パターンは再生
搬送波の誤った位相位置を有する各ビットのハーフビッ
トと比較されるので、ビット(n−1)及びビットn に
ついては正確な結果が得られるが、ビット(n+1)に
ついては正確な値が得られない。というのは、ビット
(n+1)の場合には、両ハーフビットの間のRDS位
相パターンは位相誤差が生じている再生搬送波の位相角
より下にあるからである。両ハーフビットにおいてRD
S位相パターンが搬送波の位相角より小さい。第1ハー
フビットと第2ハーフビットの間のRDS位相パターン
の位相反転は、こうして認識されず、その結果RDSビ
ットシーケンスの復調は誤ったものとなってしまう。
【0022】これに対して、本発明による復調方法は、
第1ハーフビットにおけるRDS位相パターンと第2ハ
ーフビットにおけるRDS位相パターンとの関係を構成
すると共に、その関係の評価を提供している。このた
め、所定の移相角(180°が好ましい) だけ再生搬送
波をシフトさせることにより形成された基準位相パター
ンFが用いられる。上記低域フィルタ操作により、RD
S移相パターンは近似的に正弦波であるので、この相対
関係を確立するために積分法が用いられる。この方法
は、基準位相パターンFとRDS位相パターンEとの間
の2つのハーフビットに存在する領域を、第1ハーフビ
ット及び第2ハーフビットについてそれぞれ別々に積分
することによって確定させ、対応するビットエンドにお
いて互いに比較することによって実行される。これを、
図1においてはビットnについて示している。このよう
な積分により2つの領域A及びBは確定され、ビットn
のエンドで比較される。領域Aが領域Bより小さい場
合、図1に設定された2値の関係の場合においては、2
値は”0”とされる。しかし、領域Aが領域Bより小さ
い場合には、2値”1”が与えられる。これは、ビット
(n−1)の場合に対応する。RDS信号Eの0位相と
基準位相パターンFとの間の位相距離が、RDS信号の
最大位相偏差及び誤差の最大値に比べて十分に大きく採
られているかぎり、この方法は瞬間的な位相誤差にまっ
たく影響されず、正確な2値を再現する結果となる。
【0023】図1はまた、受信側で生成される信号A、
B、Cも示している。これら信号A〜Cは、すべて受信
側で生成される8.664MHzの発信器周波数からの
分周により形成される。信号Aは、RDSビットシーケ
ンスのビット反復比率に対応する周波数1187.5H
zを有するRDSクロックを示している。また信号Aは
同時に、アップダウンカウンタ25(図4参照)のアッ
プダウン切換信号でもある。信号Bは、遮断ウィンド信
号PCE2を示している。信号Cは、アップダウンカウンタ
25のためのリセット信号RPCを示している。これら
信号A〜Cの機能については、以下に詳細を述べる。
【0024】図2は信号パターンA〜Gを示している。
信号パターンAは上記発振子信号であり、周波数は8.
664MHzである。発振器信号Aを分周することによ
り、それぞれ114KHzと57KHzの周波数を持つ
矩形波信号B及びCが形成される。周波数57KHzの
信号Cは、受信側で再生される搬送波を構成する。信号
パターンDは周波数57KHzの搬送波を持つが、前に
述べた再生搬送波Cに対して90°位相がシフトしてい
るタイムウィンド信号PCE1を示している。図2には更に
信号パターンE〜Gが示されており、これらは図1の信
号A〜Cの信号パターンに対応している。
【0025】図3は、受信されたRDS信号の種々の位
相位置について、1つのRDSビットの2つのハーフビ
ット部分を、57KHzのRDS搬送波と比較して示し
ている。信号パターンAはRDS搬送波を示している。
RDS搬送波の周波数57KHzはRDSビット反復比
率1187.5Hzの48倍であるので、各ハーフビッ
トについて、RDS搬送波は24周期存在する。図3
は、ハーフビットの3周期弱分の状態を示している。図
3における信号パターンBは、RDS搬送波と同じ周波
数を持ち、90°位相がシフトされているタイムウィン
ド信号PCE1を示している。図3の信号パターンC、E、
Gは、RDS信号の3つの例をRDS搬送波と比較して
示している。第1ハーフビットにおいて、移相がそれぞ
れ+45°,0°,−45°であり、第2ハーフビット
においては、移相がそれぞれ−45°,0°,+45°
である。図3において、移相+45°及び−45°が位
相角として選ばれたのは、単に図として描きやすいとい
う理由からである。既に述べたように、RDS変調の他
にARI変調が存在する場合、最大+32°及び−32
°の移相が発生する。
【0026】図4は本発明の理に従って作動するRDS
復調器の好適な実施例である。論理積(AND)回路11
は4つの入力13,15,17,19を有している。論
理積回路11の出力21はアップダウンカウンタ25の
計数クロック入力23に接続されている。アップダウン
カウンタ25は、更に切換制御入力27及びリセット入
力29を有している。アップダウンカウンタ25の出力
31には評価手段33が接続されており、この評価手段
33の出力35で復調RDSビットシーケンスが作動す
るようになっている。論理積回路11の入力13,15,
17,19には、タイムウィンド信号PCE1、遮断ウィン
ド信号PCE2、発振器信号CLose 、受信RDS信号がそれ
ぞれ入力される。図1の信号パターンBに従って、遮断
ウインド信号PCE2は、ビット変化及びハーフビット変化
の間一時的に低い信号値を呈し、これにより論理積回路
11が遮断され、また、計数クロック信号はアップダウ
ンカウンタ25に達することができなくなる。遮断ウィン
ド時以外は、遮断ウインド信号PCE2は高い値をもち、論
理積回路11はこの間、開放される。
【0027】図3の信号パターンBから明らかなよう
に、タイムウィンド信号PCE1は、RDS搬送波の新周期
始まり位置90°手前から90°後まで、毎回論理積回
路11を開く。この間、タイムウィンド信号PCE1は論理
積回路11を開放する。受信側の発振器からのクロックパ
ルスClosc は図3には示されていないが、遮断ウィンド
時間外に論理積回路11を通過し、アップダウンカウン
タ25の計数入力23に達する。この時、タイムウィン
ド信号PCE1及びRDS信号は高い電位値を持っている。
タイムウィンド信号PCE1が計数動作を許容する間の時間
域は、図3において斜線で示されている。図3は更に信
号パターンD、F、Hの表現に斜線部を示しているが、
これは、RDS信号についての3つの例C、E、Gにお
いて、クロックパルスClosc がパルスとして計数される
期間を示している。図3から分るように、両ハーフビッ
トの計数回数は、再生されたRDS搬送波に対してRD
S信号が位相差を持たない時にのみ同じとなる。しかし
ながら、そのほかの場合には、両ハーフビットにおける
計数回数は異なる。RDS搬送波に対するRDS信号の
移相が第1ハーフビットで45°の場合、すなわち第2
ハーフビットでは−45の場合には、信号パターンDの
表現によると、第1ハーフビットにおける各ビット周期
の計数時間が、第2ハーフビットのビット周期の計数時
間の3倍になっている。このように、RDS周期毎にカ
ウンタ25は、第1ハーフビットに第2ハーフビットの3
倍の計数パルスを計数する。図3の信号パターンHの表
現は、これと逆の結果となっている。というのは、この
例では、再生RDS搬送波に対して−45°の移相が第
1ハーフビットに存在し、第2ハーフビットでは、再生
RDS搬送波に対して+45°の移相が存在するからで
ある。
【0028】個別のRDS周期にカウンタ25に達した
計数パルスは、各ハーフビット毎に、第1ハーフビット
においては加算的に計数され、第2ハーフビットにおい
ては減算的に計数され、このようなアップダウン計数で
累積的に計数される。アップ計数パルスのダウン計数パ
ルスに対する割合は、当然、唯一のRDS周期だけの各
ハーフビットに計数されたとしても同じになる。
【0029】第1ハーフビットから第2ハーフビットへ
の瞬間に、カウンタ25がRDSクロックを切換えて制
御入力27に供給することにより、アップ計数からダウ
ン計数へ切り換えられる。第2ハーフビットのエンド、
すなわち対象ビットのエンドに、カウンタ25はリセッ
ト信号RPC をリセット入力29で受けることによりリセ
ットされる。カウンタ25がリセットされる前にビット
エンドに達したカウンタ25の計数値は、その出力31
を経由して評価手段33に送られる。その評価で必要な
ことは、単に最終計数値が正か負かを判断することであ
る。最終計数値が正である場合には、図1の領域Aが領
域Bより大きいことを意味し、このことは、図1の仮定
された例において、対象RDSビットが2値”0”にな
ることを意味する。逆にカウンタ25の最終計数値が負の
場合には、領域Bが領域Aより大きいことを意味し、そ
れによって2値”1”が割り当てられることになる。送
信側の信号に基づいて変調されたRDSビットシーケン
スは、このように評価手段33の出力で得ることができ
る。
【0030】
【発明の効果】本発明によると、2値の再生は各ビット
の第1ハーフビット及び第2ハーフビット間の相対的位
相関係にのみ依存し、各位相と誤差によって障害を受け
た絶対位相値との比較にはまったく依存することがな
い。このことにより、本発明の方法は、送信機及び受信
機間の送信中に大きな位相誤差が発生したとしても、信
号について変調されたビットシーケンスを受信側で確実
に回復させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】受信側におけるRDS信号の位相パターン及び
受信側のデジタル信号パターンの例を示す図である。
【図2】受信側のデジタル信号のパターン例を示す図で
ある。
【図3】RDSビットの第1ハーフビット及び第2ハー
フビットの部分において、異なった位相位置をもってい
るRDS信号の3つの例を含む信号パターンを示す図で
ある。
【図4】本発明の復調方法を実現するための装置例を示
す図である。
【符号の説明】
11 論理積(AND)回路 25 アップダウンカウンタ 33 評価手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲルハルト ロイセル ドイツ連邦共和国 8017 エベルスベルグ グラフィンゲル プラーツ 2

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビット値の変化が搬送波の位相跳躍によ
    って表現される2値ビットシーケンスで2位相変調され
    た信号を復調させる方法において、各ビットについて、
    第1ハーフビットの間に形成される位相角パターンと第
    2ハーフビットの間に形成される位相角パターンとの相
    対関係を確立し、どちらのハーフビットが大きな位相角
    を持つかに基づいてそれぞれのビットに2値”0”また
    は”1”を割り当てるようにしたことを特徴とする信号
    復調方法。
  2. 【請求項2】 前記各ハーフビットにおける位相角関係
    が、2位相変調信号の最大位相角偏差より大きな値を有
    する基準位相角から受信信号までの距離によって決定さ
    れ、このようにして得られた2つの位相角距離の関係を
    確立するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    信号復調方法。
  3. 【請求項3】 前記搬送波が送信側において取り除か
    れ、受信側で再生させるために位相誤差が発生し得る信
    号復調方法であって、基準位相角が2位相変調された信
    号の最大位相角及び発生し得る位相角誤差の合計と少な
    くとも同程度の大きさのシフト角で、再生された搬送波
    の位相角をシフトすることによって前記基準位相角が得
    られることを特徴とする請求項1または2に記載の信号
    復調方法。
  4. 【請求項4】 前記シフト角が180°であることを特
    徴とする請求項3に記載の信号復調方法。
  5. 【請求項5】 相対的な位相角の関係を、各ビット毎に
    2つのハーフビットのそれぞれにおいて前記位相角パタ
    ーンを積分し、2つの積分値の差をとることにより確定
    することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載
    の信号復調方法。
  6. 【請求項6】 前記2つの積分の形態が、前記各ハーフ
    ビットの中における基準位相角パターンと2位相変調信
    号の位相角パターンとの間の領域形態を有することを特
    徴とする請求項5に記載の信号復調方法。
  7. 【請求項7】 1つのハーフビットでは正方向に、他の
    ハーフビットでは負方向に充電されるコンデンサが積分
    のために使用され、ビットエンドにおける充電の符号が
    対応する2値を決定することを特徴とする請求項5また
    は6に記載のアナログシステムによる信号復調方法。
  8. 【請求項8】 クロックパルスを、1つのハーフビット
    においては加算的に計数し、他のハーフビットにおいて
    は減算的に計数し、ビットエンドにおける計数値が対応
    するビットの2値を決定するようなアップダウン計数が
    積分のためになされることを特徴とする請求項5または
    6に記載のデジタルシステムによる信号復調方法。
  9. 【請求項9】 前記搬送波の周波数がビット周波数の整
    数倍であり、計数クロック周波数が前記搬送波の周波数
    の倍数であり、各搬送波の周期ごとに、所定の時間幅及
    び再生された搬送波に対して所定の位相位置を持つタイ
    ムウィンドを形成し、各タイムウィンドに受信した2位
    相変調信号が所定の信号を有する時間幅に計数クロック
    を計数し、1つのハーフビットに計数パルスを加算的に
    計数し、他のハーフビットに前記計数パルスを減算的に
    計数することを特徴とする請求項8に記載の信号復調方
    法。
  10. 【請求項10】 ビット及びハーフビットが遷移する時
    間域に所定の時間幅を持った遮断ウィンドを形成し、こ
    の時間内においては位相角関係の形成を遮断することを
    特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の信号復調
    方法。
  11. 【請求項11】 前記計数クロックの計数動作を、前記
    遮断ウィンドの間はしないようにしたことを特徴とする
    請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 ビット値の変化が搬送波の位相跳躍に
    よって表現される2値ビットシーケンスで2位相変調さ
    れた信号を復調するデジタルシステムの構成としての装
    置において、計数パルス入力、アップダウン切換制御パ
    ルス入力、リセット入力及びカウンタ出力を有するアッ
    プダウンカウンタを備え、前記計数パルス入力が、上流
    に計数クロック入力、信号入力およびタイムウィンド入
    力をもつ論理積回路を有し、前記カウンタ出力が、その
    下流に前記カウンタのビットエンドにおける計数値を評
    価する評価手段を有し、この計数の符号を基にして2
    値”1”または”0”を出力し、これらの2値によって
    復調ビットシーケンスを決定し、アップダウン切換制御
    入力に、一方のハーフビット中はアップカウント、他方
    のハーフビット中はダウンカウントに制御するような周
    期位置及び位相位置でビットシーケンスに対応する信号
    を供給し、前記リセット入力にリセット信号をビット遷
    移ごとに供給し、前記計数クロック入力には搬送波周波
    数の倍数である周波数の計数クロックを供給し、前記信
    号入力には2位相変調信号を供給し、前記タイムウィン
    ド入力には、前記搬送波に対して所定の位相位置で各搬
    送波周期における所定の時間幅で論理積回路を開放する
    タイムウィンド信号を供給するようにしたことを特徴と
    する信号復調装置。
  13. 【請求項13】 前記論理積回路が、ビット及びハーフ
    ビット遷移の時間域に各遮断ウィンド信号の間、前記論
    理積回路を遮断する遮断ウィンド信号を供給するための
    遮断制御入力を備えていることを特徴とする請求項12
    に記載の信号号復調装置。
  14. 【請求項14】 前記2位相変調された信号がRDS 信号
    であることを特徴とする請求項1から13のいずれかに
    記載の信号復調方法または装置。
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