JPH0746751A - 地絡距離継電器 - Google Patents
地絡距離継電器Info
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- JPH0746751A JPH0746751A JP5212191A JP21219193A JPH0746751A JP H0746751 A JPH0746751 A JP H0746751A JP 5212191 A JP5212191 A JP 5212191A JP 21219193 A JP21219193 A JP 21219193A JP H0746751 A JPH0746751 A JP H0746751A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 平行回線用の零相電流補償付の地絡距離継電
器において、1相欠相状態時に健全相の地絡距離継電器
が誤動作するのを防止する。 【構成】 平行2回線送電線の地絡事故に際し自回線各
相電流に自回線及び隣回線の零相電流による補償を付加
して保護区間内の事故を判別する地絡距離継電器におい
て、自回線及び隣回線の遮断器条件を導入する手段と、
検討対象相に対し進み相の隣回線遮断器が開であるとき
隣回線の零相補償の補償度を所定値より小さな固定値に
可変させる手段と、進み相の隣回線遮断器が閉であると
き隣回線の零相補償の補償度を所定値に戻す手段と、検
討対象相に対し進み相の自回線遮断器が開であるとき自
回線の零相補償の補償度を所定値より小さな固定値に可
変させる手段と、進み相の自回線遮断器が閉であるとき
自回線の零相補償の補償度を所定値に戻す手段を備え
た。
器において、1相欠相状態時に健全相の地絡距離継電器
が誤動作するのを防止する。 【構成】 平行2回線送電線の地絡事故に際し自回線各
相電流に自回線及び隣回線の零相電流による補償を付加
して保護区間内の事故を判別する地絡距離継電器におい
て、自回線及び隣回線の遮断器条件を導入する手段と、
検討対象相に対し進み相の隣回線遮断器が開であるとき
隣回線の零相補償の補償度を所定値より小さな固定値に
可変させる手段と、進み相の隣回線遮断器が閉であると
き隣回線の零相補償の補償度を所定値に戻す手段と、検
討対象相に対し進み相の自回線遮断器が開であるとき自
回線の零相補償の補償度を所定値より小さな固定値に可
変させる手段と、進み相の自回線遮断器が閉であるとき
自回線の零相補償の補償度を所定値に戻す手段を備え
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送電線の地絡事故を検
出するために使用する零相電流補償付の地絡距離継電器
に関する。
出するために使用する零相電流補償付の地絡距離継電器
に関する。
【0002】
【従来の技術】電力系統には保護装置として距離継電器
が用いられるが、この内のマイクロコンピュータを使用
したディジタル距離継電器の例を図6に示す。図6にお
いて、入力変換器11は補助PCTを集中して収納したも
ので、入力変換器11を介して電力系統の電圧,電流が取
り込まれる。又、その電圧,電流の商用周波数成分のみ
を取り出すフィルタ(FIL)12では、フィルタリング
が行なわれる。各フィルタ出力はアナログ信号であるた
め、これをサンプルホールド回路(S/H)13とマルチ
プレクサ(MPX)14を介してアナログ/ディジタル変
換器(A/D)15へ入力してディジタル信号に変換す
る。
が用いられるが、この内のマイクロコンピュータを使用
したディジタル距離継電器の例を図6に示す。図6にお
いて、入力変換器11は補助PCTを集中して収納したも
ので、入力変換器11を介して電力系統の電圧,電流が取
り込まれる。又、その電圧,電流の商用周波数成分のみ
を取り出すフィルタ(FIL)12では、フィルタリング
が行なわれる。各フィルタ出力はアナログ信号であるた
め、これをサンプルホールド回路(S/H)13とマルチ
プレクサ(MPX)14を介してアナログ/ディジタル変
換器(A/D)15へ入力してディジタル信号に変換す
る。
【0003】ここで、変換された電圧,電流のディジタ
ル信号は、データメモリ(以下、RAM)16に一時的に
記憶される。CPU17はRAMに記憶されている電流,
電圧データをリードオンリメモリ18(ROM)に記憶さ
れている処理手順に従って、距離継電器のディジタル演
算処理(以下、ソフトウェアと称す)を行なう。又、機
器情報の入力やトリップ指令出力などは入出力回路(I
/O)19を介して、外部機器につながれる。
ル信号は、データメモリ(以下、RAM)16に一時的に
記憶される。CPU17はRAMに記憶されている電流,
電圧データをリードオンリメモリ18(ROM)に記憶さ
れている処理手順に従って、距離継電器のディジタル演
算処理(以下、ソフトウェアと称す)を行なう。又、機
器情報の入力やトリップ指令出力などは入出力回路(I
/O)19を介して、外部機器につながれる。
【0004】平行2回線送電線における地絡事故検出と
しての地絡距離継電器は、自回線及び回線相互の零相イ
ンピーダンスの影響を受けるため、事故回線の地絡距離
継電器が正確に事故点までの距離を測距するためには、
以下に示す(1) 式のように自回線各相電流に自回線及び
隣回線の零相電流によるベクトル補償をかけるようにC
PUにて演算する処理手順を実施している。
しての地絡距離継電器は、自回線及び回線相互の零相イ
ンピーダンスの影響を受けるため、事故回線の地絡距離
継電器が正確に事故点までの距離を測距するためには、
以下に示す(1) 式のように自回線各相電流に自回線及び
隣回線の零相電流によるベクトル補償をかけるようにC
PUにて演算する処理手順を実施している。
【0005】
【数1】 このためK01,K02は固定定数として設定する。
【0006】近年、電力系統の規模拡大や電力需要の伸
びにより、送電線においては重潮流の傾向にある。又、
送電線の地絡事故の多くは落雷による場合が多いため、
地絡事故時には当該事故相を遮断することで速やかに事
故除去が行なわれ、事故除去後に再閉路する、いわゆる
単相再閉路により極力系統を運用するようにしている。
この制御は送電線保護を目的とした主保護としての電流
差動継電装置が行ない、距離継電装置は主保護をバック
アップする後備保護として用いられる。
びにより、送電線においては重潮流の傾向にある。又、
送電線の地絡事故の多くは落雷による場合が多いため、
地絡事故時には当該事故相を遮断することで速やかに事
故除去が行なわれ、事故除去後に再閉路する、いわゆる
単相再閉路により極力系統を運用するようにしている。
この制御は送電線保護を目的とした主保護としての電流
差動継電装置が行ない、距離継電装置は主保護をバック
アップする後備保護として用いられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように重潮流
の状況下、単相再閉路等で1相が欠相状態になると、当
該回線には零相電流が発生する。そこで従来のもののよ
うに零相電流補償の補償度を固定して取り扱う場合に
は、後述するように健全相の距離継電器が誤動作する懸
念がある。例えば、自回線及び隣回線でC相の単相再閉
路中の欠相状態において、A相距離継電器の入力は図7
のような傾向となる。即ち、自回線及び隣回線に流れる
各零相電流I01,I02の影響がきいてきて、整定いかん
によっては、リレー動作域にあると判断する虞れがあ
る。本発明は上記問題点を解決するためになされたもの
であり、重潮流で欠相状態の健全相距離継電器が誤動作
することを防止すると共に、上記した系統状態時におい
て地絡事故が発生した場合でも極力保護可能とする地絡
距離継電器を提供することを目的としている。
の状況下、単相再閉路等で1相が欠相状態になると、当
該回線には零相電流が発生する。そこで従来のもののよ
うに零相電流補償の補償度を固定して取り扱う場合に
は、後述するように健全相の距離継電器が誤動作する懸
念がある。例えば、自回線及び隣回線でC相の単相再閉
路中の欠相状態において、A相距離継電器の入力は図7
のような傾向となる。即ち、自回線及び隣回線に流れる
各零相電流I01,I02の影響がきいてきて、整定いかん
によっては、リレー動作域にあると判断する虞れがあ
る。本発明は上記問題点を解決するためになされたもの
であり、重潮流で欠相状態の健全相距離継電器が誤動作
することを防止すると共に、上記した系統状態時におい
て地絡事故が発生した場合でも極力保護可能とする地絡
距離継電器を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
地絡距離継電器は、自回線及び隣回線の遮断器条件を導
入する手段と、検討対象相に対し進み相の隣回線遮断器
が開であるとき隣回線の零相補償の補償度を所定値より
小さな固定値に可変させる手段と、進み相の隣回線遮断
器が閉であるとき隣回線の零相補償の補償度を所定値に
戻す手段と、検討対象相に対し進み相の自回線遮断器が
開であるとき自回線の零相補償の補償度を所定値より小
さな固定値に可変させる手段と、進み相の自回線遮断器
が閉であるとき自回線の零相補償の補償度を所定値に戻
す手段とから構成した。
地絡距離継電器は、自回線及び隣回線の遮断器条件を導
入する手段と、検討対象相に対し進み相の隣回線遮断器
が開であるとき隣回線の零相補償の補償度を所定値より
小さな固定値に可変させる手段と、進み相の隣回線遮断
器が閉であるとき隣回線の零相補償の補償度を所定値に
戻す手段と、検討対象相に対し進み相の自回線遮断器が
開であるとき自回線の零相補償の補償度を所定値より小
さな固定値に可変させる手段と、進み相の自回線遮断器
が閉であるとき自回線の零相補償の補償度を所定値に戻
す手段とから構成した。
【0009】本発明の請求項2に係る地絡距離継電器
は、自回線及び隣回線の主保護トリップ指令を導入する
第1の手段と、自回線及び隣回線の主保護再閉路起動指
令を導入する第2の手段と、前記第1の手段により検討
対象相に対し進み相の主保護トリップ指令出力時に隣回
線の零相補償の補償度を所定値より小さな固定値に可変
させる手段と、前記第2の手段により隣回線主保護再閉
路起動時に隣回線の零相補償の補償度を所定値に戻す手
段と、前記第1の手段により検討対象相に対し進み相の
自回線主保護トリップ指令出力時に自回線の零相補償の
補償度を所定値より小さな固定値に可変させる手段と、
前記第2の手段により自回線主保護再閉路起動時に自回
線の零相補償の補償度を所定値に戻す手段とから構成し
た。
は、自回線及び隣回線の主保護トリップ指令を導入する
第1の手段と、自回線及び隣回線の主保護再閉路起動指
令を導入する第2の手段と、前記第1の手段により検討
対象相に対し進み相の主保護トリップ指令出力時に隣回
線の零相補償の補償度を所定値より小さな固定値に可変
させる手段と、前記第2の手段により隣回線主保護再閉
路起動時に隣回線の零相補償の補償度を所定値に戻す手
段と、前記第1の手段により検討対象相に対し進み相の
自回線主保護トリップ指令出力時に自回線の零相補償の
補償度を所定値より小さな固定値に可変させる手段と、
前記第2の手段により自回線主保護再閉路起動時に自回
線の零相補償の補償度を所定値に戻す手段とから構成し
た。
【0010】本発明の請求項3に係る地絡距離継電器
は、自回線及び隣回線の潮流が所定値以上で一定期間出
力保持する第1の手段と、前記潮流が前記所定値より小
さな所定値以下で出力する第2の手段と、検討対象相に
対し隣回線の進み相の第1の手段による出力がありかつ
第2の手段による出力があるとき隣回線の零相補償の補
償度を所定値より小さな固定値に可変させる手段と、隣
回線の進み相の第1の手段か第2の手段のいずれか一方
の出力がない場合に隣回線の零相補償の補償度を所定値
に戻す手段と、検討対象相に対し自回線の進み相の第1
の手段による出力がありかつ第2の手段による出力があ
るとき自回線の零相補償の補償度を所定値より小さな固
定値に可変させる手段と、自回線の進み相の第1の手段
か第2の手段のいずれか一方の出力がないとき自回線の
零相補償の補償度を所定値に戻す手段とから構成した。
は、自回線及び隣回線の潮流が所定値以上で一定期間出
力保持する第1の手段と、前記潮流が前記所定値より小
さな所定値以下で出力する第2の手段と、検討対象相に
対し隣回線の進み相の第1の手段による出力がありかつ
第2の手段による出力があるとき隣回線の零相補償の補
償度を所定値より小さな固定値に可変させる手段と、隣
回線の進み相の第1の手段か第2の手段のいずれか一方
の出力がない場合に隣回線の零相補償の補償度を所定値
に戻す手段と、検討対象相に対し自回線の進み相の第1
の手段による出力がありかつ第2の手段による出力があ
るとき自回線の零相補償の補償度を所定値より小さな固
定値に可変させる手段と、自回線の進み相の第1の手段
か第2の手段のいずれか一方の出力がないとき自回線の
零相補償の補償度を所定値に戻す手段とから構成した。
【0011】本発明の請求項4に係る地絡距離継電器
は、自回線の零相電流と逆相電流が所定の位相範囲内に
あるか否かを判断する第1の手段と、隣回線の零相電流
と逆相電流が所定の位相範囲にあるか否かを判断する第
2の手段と、前記第1の手段によって検討対象相に対し
進み相が前記位相範囲外であると判断したとき自回線の
零相補償の補償度を所定値より小さな固定値に可変させ
る手段と、前記第2の手段により進み相の隣回線主保護
再閉路起動時に隣回線の零相補償の補償度を所定値に戻
す手段と、前記第1の手段により検討対象相に対し進み
相の自回線主保護トリップ指令出力時に自回線の零相補
償の補償度を所定値より小さな固定値に可変させる手段
と、前記第2の手段により進み相の自回線主保護再閉路
起動時に自回線の零相補償の補償度を所定値に戻す手段
とから構成した。
は、自回線の零相電流と逆相電流が所定の位相範囲内に
あるか否かを判断する第1の手段と、隣回線の零相電流
と逆相電流が所定の位相範囲にあるか否かを判断する第
2の手段と、前記第1の手段によって検討対象相に対し
進み相が前記位相範囲外であると判断したとき自回線の
零相補償の補償度を所定値より小さな固定値に可変させ
る手段と、前記第2の手段により進み相の隣回線主保護
再閉路起動時に隣回線の零相補償の補償度を所定値に戻
す手段と、前記第1の手段により検討対象相に対し進み
相の自回線主保護トリップ指令出力時に自回線の零相補
償の補償度を所定値より小さな固定値に可変させる手段
と、前記第2の手段により進み相の自回線主保護再閉路
起動時に自回線の零相補償の補償度を所定値に戻す手段
とから構成した。
【0012】
【作用】本発明の基本的な考え方は、平行2回線送電線
に適用される零相補償付の地絡距離継電器が、重潮流で
かつ欠相時に発生する零相電流の影響を受けて誤判定す
ることを防止するため、欠相時を検出して零相補償の補
償度を変化させようとするものである。その意味におい
て請求項1から請求項4までは共通である。
に適用される零相補償付の地絡距離継電器が、重潮流で
かつ欠相時に発生する零相電流の影響を受けて誤判定す
ることを防止するため、欠相時を検出して零相補償の補
償度を変化させようとするものである。その意味におい
て請求項1から請求項4までは共通である。
【0013】しかし請求項1は検討対象相に対し進み相
の欠相状態を検出して、欠相時は地絡距離継電器の零相
補償の補償度を低下させその他の場合は固定値としたも
のである。又、請求項2は欠相判定に自回線及び隣回線
の主保護トリップ指令と再閉路起動情報を用い、請求項
3では隣回線進み相の潮流値と67I要素の動作を検出
して再閉路無電圧中では補償度を低下させたものであ
る。更に、請求項4は潮流ありで零相電流と逆相電流の
位相関係から欠相を判断するようにしたものである。
の欠相状態を検出して、欠相時は地絡距離継電器の零相
補償の補償度を低下させその他の場合は固定値としたも
のである。又、請求項2は欠相判定に自回線及び隣回線
の主保護トリップ指令と再閉路起動情報を用い、請求項
3では隣回線進み相の潮流値と67I要素の動作を検出
して再閉路無電圧中では補償度を低下させたものであ
る。更に、請求項4は潮流ありで零相電流と逆相電流の
位相関係から欠相を判断するようにしたものである。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明する。図
1は本発明の請求項1に係る地絡距離継電器の実施例の
ソフトウェア処理のフローである。なお、ハードウェア
は図6に示す従来例と同様であるため説明を省略する。
又、以下の各実施例の場合も同様である。そして基本的
な考え方としては、欠相状態時には零相補償度を低減さ
せることを骨子とするものである。
1は本発明の請求項1に係る地絡距離継電器の実施例の
ソフトウェア処理のフローである。なお、ハードウェア
は図6に示す従来例と同様であるため説明を省略する。
又、以下の各実施例の場合も同様である。そして基本的
な考え方としては、欠相状態時には零相補償度を低減さ
せることを骨子とするものである。
【0015】先ず図のステップ1では自回線及び隣回線
の遮断器条件をI/O19を介して接点情報として導入す
る。ステップ2では所定の検討対象相に対し進み相の隣
回線遮断器が開(欠相)であれば、隣回線による零相補
償の補償度を所定値K02より小さな固定値K′02に可変
させる。又、隣回線遮断器が閉(欠相ではない)であれ
ば、隣回線の零相補償の補償度を所定値K02に戻す。
の遮断器条件をI/O19を介して接点情報として導入す
る。ステップ2では所定の検討対象相に対し進み相の隣
回線遮断器が開(欠相)であれば、隣回線による零相補
償の補償度を所定値K02より小さな固定値K′02に可変
させる。又、隣回線遮断器が閉(欠相ではない)であれ
ば、隣回線の零相補償の補償度を所定値K02に戻す。
【0016】更に、ステップ3は自回線に関するもので
あり、所定検討対象相に対し進み相の自回線遮断器が開
であれば、自回線の零相補償の補償度K01を所定値より
小さな固定値K′01に可変させる。又、進み相の自回線
遮断器が閉であれば、自回線の零相補償の補償度を所定
値K01に戻す。ステップ4では上記各ステップで確定し
た補償度に従い、地絡距離継電器の演算用の電流値を得
る。ここで、K01,K02は、式(1) で説明した定数であ
り、K′01,K′02は例えば0とする。以上述べたよう
に遮断器開、即ち、欠相状態時に零相補償度を低下させ
ることによって、図7で示した従来の地絡距離継電器へ
の入力は、図8のように改善されるため誤判定すること
はない。
あり、所定検討対象相に対し進み相の自回線遮断器が開
であれば、自回線の零相補償の補償度K01を所定値より
小さな固定値K′01に可変させる。又、進み相の自回線
遮断器が閉であれば、自回線の零相補償の補償度を所定
値K01に戻す。ステップ4では上記各ステップで確定し
た補償度に従い、地絡距離継電器の演算用の電流値を得
る。ここで、K01,K02は、式(1) で説明した定数であ
り、K′01,K′02は例えば0とする。以上述べたよう
に遮断器開、即ち、欠相状態時に零相補償度を低下させ
ることによって、図7で示した従来の地絡距離継電器へ
の入力は、図8のように改善されるため誤判定すること
はない。
【0017】図2は本発明の請求項2に係る実施例を示
したソフトウェア処理のフローである。図において、ス
テップ5では自回線及び隣回線の主保護トリップ指令と
再閉路起動情報をI/Oを介して導入する。ステップ6
では検討対象相に対し進み相の隣回線主保護トリップ指
令出力時に隣回線の零相補償の補償度を所定値K02より
小さな固定値K′02に可変させる。ステップ7では隣回
線主保護再閉路起動時に隣回線の零相補償の補償度を所
定値K02に戻す。又、ステップ8はトリップから再閉路
の期間零相補償の補償度を所定値より小さな固定値K′
02にするためのフラグ判定である。ステップ9は自回線
に対しステップ6,7,8と同様の処理をするものであ
る。以上述べたように主保護トリップから再閉路起動ま
での期間、即ち、欠相の期間、零相補償の補償度を低下
させることによって、請求項1と同等の効果が得られ
る。なお、請求項1,2の実施例に記載のI/O19を介
しての導入の手段は、これにとらわれるものではなく、
情報伝送や主保護との一体化によってもよい。
したソフトウェア処理のフローである。図において、ス
テップ5では自回線及び隣回線の主保護トリップ指令と
再閉路起動情報をI/Oを介して導入する。ステップ6
では検討対象相に対し進み相の隣回線主保護トリップ指
令出力時に隣回線の零相補償の補償度を所定値K02より
小さな固定値K′02に可変させる。ステップ7では隣回
線主保護再閉路起動時に隣回線の零相補償の補償度を所
定値K02に戻す。又、ステップ8はトリップから再閉路
の期間零相補償の補償度を所定値より小さな固定値K′
02にするためのフラグ判定である。ステップ9は自回線
に対しステップ6,7,8と同様の処理をするものであ
る。以上述べたように主保護トリップから再閉路起動ま
での期間、即ち、欠相の期間、零相補償の補償度を低下
させることによって、請求項1と同等の効果が得られ
る。なお、請求項1,2の実施例に記載のI/O19を介
しての導入の手段は、これにとらわれるものではなく、
情報伝送や主保護との一体化によってもよい。
【0018】図3は本発明の請求項3に係る実施例を示
すソフトウェア処理のフローである。図において、ステ
ップ10では検討対象相に対し隣回線の進み相の潮流が所
定値IK 以上で出力(OC“1”)し、所定値IK 以下
で一定期間t後復帰(OC“0”)する処理である。ス
テップ11では隣回線の潮流が所定I′K 以下で出力(U
C“1”)し、従って値I′K 以上で復帰(UC
“0”)する処理である。ステップ12ではOC“1”か
つUC“1”で隣回線の零相補償の補償度を所定値より
小さな固定値K′02に可変させる。OC“1”かつUC
“1”が不成立であれば隣回線の零相補償の補償度を所
定値K02に戻す。ステップ13は自回線について前記した
ステップ10からステップ12まで同様の処理をするもので
ある。なお、IK は例えば、重潮流を検出するものであ
るため定格電流とする。又、I′K は欠相を検出するも
のであるため0に近い値とし、tは主保護継電装置とし
てトリップから再閉路成功にまで要する最長時間とす
る。以上述べたようにOC“1”かつUC“1”の状態
は、再閉路無電圧中を検出するものであり、この期間零
相補償の補償度を低下させるため、請求項1と同等の効
果が得られる。
すソフトウェア処理のフローである。図において、ステ
ップ10では検討対象相に対し隣回線の進み相の潮流が所
定値IK 以上で出力(OC“1”)し、所定値IK 以下
で一定期間t後復帰(OC“0”)する処理である。ス
テップ11では隣回線の潮流が所定I′K 以下で出力(U
C“1”)し、従って値I′K 以上で復帰(UC
“0”)する処理である。ステップ12ではOC“1”か
つUC“1”で隣回線の零相補償の補償度を所定値より
小さな固定値K′02に可変させる。OC“1”かつUC
“1”が不成立であれば隣回線の零相補償の補償度を所
定値K02に戻す。ステップ13は自回線について前記した
ステップ10からステップ12まで同様の処理をするもので
ある。なお、IK は例えば、重潮流を検出するものであ
るため定格電流とする。又、I′K は欠相を検出するも
のであるため0に近い値とし、tは主保護継電装置とし
てトリップから再閉路成功にまで要する最長時間とす
る。以上述べたようにOC“1”かつUC“1”の状態
は、再閉路無電圧中を検出するものであり、この期間零
相補償の補償度を低下させるため、請求項1と同等の効
果が得られる。
【0019】図4は本発明の請求項4に係る実施例を示
すソフトウェア処理のフローである。図において、ステ
ップ14では潮流ありで欠相時の零相電流と逆相電流の位
相関係から欠相を検出(以下、67I要素)し、検討対
象相に対し進み相で欠相を検出したとき、零相補償の補
償度を所定値より小さな固定値に可変させる。一方、欠
相を検出しないときは、零相補償の補償度を所定値に戻
す処理である。なお、ステップ15は上記までの説明から
容易に推測できるため詳述は避けるが、自回線と隣回線
について個々に処理する。ここで、67I要素の特性の
一例として、潮流ありでC相欠相時の零相電流と逆相電
流のベクトル関係の概略図を図5に示す。ここで、θは
例えば60°とする。以上述べたように67I要素動作
は欠相を意味しており、この時零相補償の補償度低下に
より請求項1と同等の効果が得られる。
すソフトウェア処理のフローである。図において、ステ
ップ14では潮流ありで欠相時の零相電流と逆相電流の位
相関係から欠相を検出(以下、67I要素)し、検討対
象相に対し進み相で欠相を検出したとき、零相補償の補
償度を所定値より小さな固定値に可変させる。一方、欠
相を検出しないときは、零相補償の補償度を所定値に戻
す処理である。なお、ステップ15は上記までの説明から
容易に推測できるため詳述は避けるが、自回線と隣回線
について個々に処理する。ここで、67I要素の特性の
一例として、潮流ありでC相欠相時の零相電流と逆相電
流のベクトル関係の概略図を図5に示す。ここで、θは
例えば60°とする。以上述べたように67I要素動作
は欠相を意味しており、この時零相補償の補償度低下に
より請求項1と同等の効果が得られる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば検
討対象相に対し進み相の欠相状態を検出し、これが欠相
時は地絡距離継電器の零相補償の補償度を低下させるよ
う構成したので、重潮流で欠相時に発生する零相電流に
よる地絡距離継電器の誤判定を防止できるばかりか、欠
相中の健全相事故時にも保護機能が可能な信頼性の高い
地絡距離継電器を提供できる。
討対象相に対し進み相の欠相状態を検出し、これが欠相
時は地絡距離継電器の零相補償の補償度を低下させるよ
う構成したので、重潮流で欠相時に発生する零相電流に
よる地絡距離継電器の誤判定を防止できるばかりか、欠
相中の健全相事故時にも保護機能が可能な信頼性の高い
地絡距離継電器を提供できる。
【図1】本発明の請求項1の実施例を示すソフトウェア
処理のフロー。
処理のフロー。
【図2】本発明の請求項2の実施例を示すソフトウェア
処理のフロー。
処理のフロー。
【図3】本発明の請求項3の実施例を示すソフトウェア
処理のフロー。
処理のフロー。
【図4】本発明の請求項4の実施例を示すソフトウェア
処理のフロー。
処理のフロー。
【図5】C相欠相時の零相電流と逆相電流の関係及び6
7I要素の特性図。
7I要素の特性図。
【図6】距離継電装置の構成例。
【図7】自回線及び隣回線のC相欠相時のA相地絡距離
継電器への入力とリレー動作域を示す図。
継電器への入力とリレー動作域を示す図。
【図8】自回線及び隣回線の零相補償を0とした場合の
A相地絡距離継電器への入力とリレー動作域を示す図。
A相地絡距離継電器への入力とリレー動作域を示す図。
11 入力変換器 12 フィルタ 13 サンプルホールド回路 14 マルチプレクサ 15 アナログ/ディジタル変換回路 16 RAM 17 CPU 18 ROM 19 I/O
Claims (4)
- 【請求項1】 平行2回線送電線の地絡事故に際し自回
線各相電流に自回線及び隣回線の零相電流による補償を
付加して保護区間内の事故を判別する地絡距離継電器に
おいて、自回線及び隣回線の遮断器条件を導入する手段
と、検討対象相に対し進み相の隣回線遮断器が開である
とき隣回線の零相補償の補償度を所定値より小さな固定
値に可変させる手段と、進み相の隣回線遮断器が閉であ
るとき隣回線の零相補償の補償度を所定値に戻す手段
と、検討対象相に対し進み相の自回線遮断器が開である
とき自回線の零相補償の補償度を所定値より小さな固定
値に可変させる手段と、進み相の自回線遮断器が閉であ
るとき自回線の零相補償の補償度を所定値に戻す手段を
備えたことを特徴とする地絡距離継電器。 - 【請求項2】 平行2回線送電線の地絡事故に際し自回
線各相電流に自回線及び隣回線の零相電流による補償を
付加して保護区間内の事故を判別する地絡距離継電器に
おいて、自回線及び隣回線の主保護トリップ指令を導入
する第1の手段と、自回線及び隣回線の主保護再閉路起
動指令を導入する第2の手段と、前記第1の手段により
検討対象相に対し進み相の主保護トリップ指令出力時に
隣回線の零相補償の補償度を所定値より小さな固定値に
可変させる手段と、前記第2の手段により隣回線主保護
再閉路起動時に隣回線の零相補償の補償度を所定値に戻
す手段と、前記第1の手段により検討対象相に対し進み
相の自回線主保護トリップ指令出力時に自回線の零相補
償の補償度を所定値より小さな固定値に可変させる手段
と、前記第2の手段により自回線主保護再閉路起動時に
自回線の零相補償の補償度を所定値に戻す手段を備えた
ことを特徴とする地絡距離継電器。 - 【請求項3】 平行2回線送電線の地絡事故に際し自回
線各相電流に自回線及び隣回線の零相電流による補償を
付加して保護区間内の事故を判別する地絡距離継電器に
おいて、自回線及び隣回線の潮流が所定値以上で一定期
間出力保持する第1の手段と、前記潮流が前記所定値よ
り小さな所定値以下で出力する第2の手段と、検討対象
相に対し隣回線の進み相の第1の手段による出力があり
かつ第2の手段による出力があるとき隣回線の零相補償
の補償度を所定値より小さな固定値に可変させる手段
と、隣回線の進み相の第1の手段か第2の手段のいずれ
か一方の出力がないときに隣回線の零相補償の補償度を
所定値に戻す手段と、検討対象相に対し自回線の進み相
の第1の手段による出力がありかつ第2の手段による出
力があるとき自回線の零相補償の補償度を所定値より小
さな固定値に可変させる手段と、自回線の進み相の第1
の手段か第2の手段のいずれか一方の出力がないとき自
回線の零相補償の補償度を所定値に戻す手段を備えたこ
とを特徴とする地絡距離継電器。 - 【請求項4】 平行2回線送電線の地絡事故に際し自回
線各相電流に自回線及び隣回線の零相電流による補償を
付加して保護区間内の事故を判別する地絡距離継電器に
おいて、自回線の零相電流と逆相電流が所定の位相範囲
内にあるか否かを判断する第1の手段と、隣回線の零相
電流と逆相電流が所定の位相範囲にあるか否かを判断す
る第2の手段と、前記第1の手段によって検討対象相に
対し進み相が前記位相範囲外であると判断したとき自回
線の零相補償の補償度を所定値より小さな固定値に可変
させる手段と、前記第2の手段により進み相の隣回線主
保護再閉路起動時に隣回線の零相補償の補償度を所定値
に戻す手段と、前記第1の手段により検討対象相に対し
進み相の自回線主保護トリップ指令出力時に自回線の零
相補償の補償度を所定値より小さな固定値に可変させる
手段と、前記第2の手段により進み相の自回線主保護再
閉路起動時に自回線の零相補償の補償度を所定値に戻す
手段を備えたことを特徴とする地絡距離継電器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5212191A JPH0746751A (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | 地絡距離継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5212191A JPH0746751A (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | 地絡距離継電器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0746751A true JPH0746751A (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=16618437
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5212191A Pending JPH0746751A (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | 地絡距離継電器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0746751A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100370666C (zh) * | 2004-04-14 | 2008-02-20 | 山东大学 | 一种单相接地短路距离继电器 |
| CN100407542C (zh) * | 2004-11-19 | 2008-07-30 | 丰田自动车株式会社 | 输出管理装置、方法和含该装置的电动汽车及其控制方法 |
| KR20200122220A (ko) | 2019-04-17 | 2020-10-27 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 거리 릴레이 |
-
1993
- 1993-08-04 JP JP5212191A patent/JPH0746751A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100370666C (zh) * | 2004-04-14 | 2008-02-20 | 山东大学 | 一种单相接地短路距离继电器 |
| CN100407542C (zh) * | 2004-11-19 | 2008-07-30 | 丰田自动车株式会社 | 输出管理装置、方法和含该装置的电动汽车及其控制方法 |
| KR20200122220A (ko) | 2019-04-17 | 2020-10-27 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 거리 릴레이 |
| JP2020178433A (ja) * | 2019-04-17 | 2020-10-29 | 三菱電機株式会社 | 距離リレー |
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