JPH074685B2 - ダイヤモンド切削工具 - Google Patents
ダイヤモンド切削工具Info
- Publication number
- JPH074685B2 JPH074685B2 JP28747488A JP28747488A JPH074685B2 JP H074685 B2 JPH074685 B2 JP H074685B2 JP 28747488 A JP28747488 A JP 28747488A JP 28747488 A JP28747488 A JP 28747488A JP H074685 B2 JPH074685 B2 JP H074685B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- diamond
- cutting edge
- wear
- cutting tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 title claims description 66
- 239000010432 diamond Substances 0.000 title claims description 26
- 229910003460 diamond Inorganic materials 0.000 title claims description 25
- 239000013078 crystal Substances 0.000 claims description 3
- 238000010008 shearing Methods 0.000 claims description 3
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 229910018084 Al-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910018192 Al—Fe Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 1
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、超精密切削加工に用いられるダイヤモンド切
削工具に係り、特に耐摩耗性の向上に関するものであ
る。
削工具に係り、特に耐摩耗性の向上に関するものであ
る。
(従来の技術) ダイヤモンド切削工具は、切刃を極めて鋭利にできるこ
とによって超精密切削加工を可能にしているものである
が、切刃が鋭利であるだけにすくい面と逃げ面との交線
である切刃稜に摩耗を生ずる。この摩耗はわずかである
が超精密切削加工において要求される寸法精度や表面粗
さに大きく影響する。従来、この摩耗はダイヤモンドの
結晶方位に関係しており、(110)面に沿って進行する
との見方もあった(特開昭62−271605号)。
とによって超精密切削加工を可能にしているものである
が、切刃が鋭利であるだけにすくい面と逃げ面との交線
である切刃稜に摩耗を生ずる。この摩耗はわずかである
が超精密切削加工において要求される寸法精度や表面粗
さに大きく影響する。従来、この摩耗はダイヤモンドの
結晶方位に関係しており、(110)面に沿って進行する
との見方もあった(特開昭62−271605号)。
(発明が解決しようとする課題) ところが本願発明者は、前記切刃の摩耗について鋭意研
究した結果、ダイヤモンド切削工具の切刃摩耗は切削時
のせん断角に大きく影響されることを知見した。すなわ
ち、切刃の摩耗はせん断角に沿って進む傾向を示すこと
を知見した。
究した結果、ダイヤモンド切削工具の切刃摩耗は切削時
のせん断角に大きく影響されることを知見した。すなわ
ち、切刃の摩耗はせん断角に沿って進む傾向を示すこと
を知見した。
本発明は、前記知見に基づきなされたもので、摩耗をよ
り少なく押えると共により安定した状態での摩耗とする
ことができ、寸法精度および表面粗さのいずれの点にお
いても優れているダイヤモンド切削工具を提供すること
を目的としている。
り少なく押えると共により安定した状態での摩耗とする
ことができ、寸法精度および表面粗さのいずれの点にお
いても優れているダイヤモンド切削工具を提供すること
を目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明によるダイヤモンド切
削工具は、切刃を形成するダイヤモンドの結晶方位を、
(111)面が切削時における被切削物のせん断面と平行
になるように定めて切刃形状を形成したものである。
削工具は、切刃を形成するダイヤモンドの結晶方位を、
(111)面が切削時における被切削物のせん断面と平行
になるように定めて切刃形状を形成したものである。
なお、切刃を形成するすくい面と前逃げ面との交線であ
る前切刃稜に前記(111)面と一致する角度の面取りを
設けておくことが好ましい。
る前切刃稜に前記(111)面と一致する角度の面取りを
設けておくことが好ましい。
(作 用) (111)面をせん断面と平行になるように定めることに
より、摩耗が進行していく面がダイヤモンドの中で最も
硬い面である(111)面となり、耐摩耗性が大巾に向上
する。また、このように硬い(111)面に沿って摩耗が
進行するため、不規則な摩耗を生ずることが少なくな
る。これにより超精密切削加工を安定して長時間にわた
り行なうことができる。
より、摩耗が進行していく面がダイヤモンドの中で最も
硬い面である(111)面となり、耐摩耗性が大巾に向上
する。また、このように硬い(111)面に沿って摩耗が
進行するため、不規則な摩耗を生ずることが少なくな
る。これにより超精密切削加工を安定して長時間にわた
り行なうことができる。
なお、前記のような面取りを設けておけば、比較的急速
に進む初期摩耗を押えられると共に、使用開始時に生じ
易い表面粗さの問題をなくすことができる。
に進む初期摩耗を押えられると共に、使用開始時に生じ
易い表面粗さの問題をなくすことができる。
(実施例) 以下本発明の実施例を第1図ないし第3図を参照して説
明する。第1図は本発明によるダイヤモンド切削工具10
の先端部分を示すもので、11はすくい面、12は前逃げ
面、13は横逃げ面である。14,15はすくい面11と前逃げ
面12および横逃げ面13との間にそれぞれ設けた面取りで
ある。第2図は、第1図に示したダイヤモンド切削工具
10による切削状態を拡大して示すもので、20は被切削
物、21は切くずである。また、矢印Aは被切削物20に対
するダイヤモンド切削工具10の相対的な移動方向すなわ
ち切削方向を示し、点線22はせん断面を示している。こ
のせん断面22と切削方向Aのなす角すなわちせん断角φ
の値は切削工具10のすくい角α、被切削物20の材質なら
びに切削速度や切込み量等の切削条件によって一義的な
値をとるものであることはよく知られている。
明する。第1図は本発明によるダイヤモンド切削工具10
の先端部分を示すもので、11はすくい面、12は前逃げ
面、13は横逃げ面である。14,15はすくい面11と前逃げ
面12および横逃げ面13との間にそれぞれ設けた面取りで
ある。第2図は、第1図に示したダイヤモンド切削工具
10による切削状態を拡大して示すもので、20は被切削
物、21は切くずである。また、矢印Aは被切削物20に対
するダイヤモンド切削工具10の相対的な移動方向すなわ
ち切削方向を示し、点線22はせん断面を示している。こ
のせん断面22と切削方向Aのなす角すなわちせん断角φ
の値は切削工具10のすくい角α、被切削物20の材質なら
びに切削速度や切込み量等の切削条件によって一義的な
値をとるものであることはよく知られている。
ところで本願発明者は、被切削材20の材質がAl−Fe系合
金の場合、すくい角αを0゜、前逃げ角βを5゜とし刃
先を鋭利に形成したダイヤモンド切削工具を用い、切削
速度450m/min、送り量20μm、切込み量2μmで超精密
切削加工したときのせん断角φは、約17゜であることを
見出した。
金の場合、すくい角αを0゜、前逃げ角βを5゜とし刃
先を鋭利に形成したダイヤモンド切削工具を用い、切削
速度450m/min、送り量20μm、切込み量2μmで超精密
切削加工したときのせん断角φは、約17゜であることを
見出した。
その上、本願発明者は、上記の超精密切削加工におい
て、すくい面11と逃げ面12との交線である前切刃稜には
前記せん断角17゜とほとんど等しい角度で摩耗を生ずる
ことを見出した。
て、すくい面11と逃げ面12との交線である前切刃稜には
前記せん断角17゜とほとんど等しい角度で摩耗を生ずる
ことを見出した。
しかして、本実施例は、ダイヤモンドのうち最も硬く耐
摩耗性に富む(111)面を前記せん断角17゜と合致する
方向すなわち切削時のせん断面22と平行となる方向に一
致するようにしてダイヤモンド切削工具10を製作し、そ
の他は上記の超精密切削加工と全く同一の条件で切削試
験を行なったものである。なお、第1図および第2図に
示すような巾a(第2図参照)の面取り14,15は設けな
かった。
摩耗性に富む(111)面を前記せん断角17゜と合致する
方向すなわち切削時のせん断面22と平行となる方向に一
致するようにしてダイヤモンド切削工具10を製作し、そ
の他は上記の超精密切削加工と全く同一の条件で切削試
験を行なったものである。なお、第1図および第2図に
示すような巾a(第2図参照)の面取り14,15は設けな
かった。
その結果、上記のように(111)面をせん断角φに一致
させる配慮を全く行なっていない従来のダイヤモンド切
削工具では、前述した切削条件によって約1.4km切削
後、切刃の状態を観察したところ、第3図に破線C2で示
すように摩耗したのに対し、上記本実施例のダイヤモン
ド切削工具は表面粗さの良い切削面が得られたことはも
ちろん、摩耗の進行が少なく、上記従来例と全く同じ条
件のもとで切刃の状態を観察したところ、第3図に破線
C1で示すように、わずかな摩耗の進行が認められたに過
ぎなかった。なお、第3図の実線Cは初期の切刃状態を
示すものである。
させる配慮を全く行なっていない従来のダイヤモンド切
削工具では、前述した切削条件によって約1.4km切削
後、切刃の状態を観察したところ、第3図に破線C2で示
すように摩耗したのに対し、上記本実施例のダイヤモン
ド切削工具は表面粗さの良い切削面が得られたことはも
ちろん、摩耗の進行が少なく、上記従来例と全く同じ条
件のもとで切刃の状態を観察したところ、第3図に破線
C1で示すように、わずかな摩耗の進行が認められたに過
ぎなかった。なお、第3図の実線Cは初期の切刃状態を
示すものである。
なお、(111)面は、上記のように最も硬い面ではある
が、該面内における方向によって硬さが異なる(稜と平
行な方向が硬い)ため、この硬い方向が切削方向Aに沿
うようにすることが好ましい。
が、該面内における方向によって硬さが異なる(稜と平
行な方向が硬い)ため、この硬い方向が切削方向Aに沿
うようにすることが好ましい。
また、せん断角φは、上記のように被切削物の材質や切
削条件によって決まるため、ダイヤモンド切削工具をそ
の使用条件に合わせて製作し、これをその使用条件に合
わせて使用することにより、(111)面をせん断角φと
一致させることができる。
削条件によって決まるため、ダイヤモンド切削工具をそ
の使用条件に合わせて製作し、これをその使用条件に合
わせて使用することにより、(111)面をせん断角φと
一致させることができる。
以上述べたように本発明によれば、ダイヤモンド切削工
具の摩耗をより小さく押えることができ、かつ摩耗の進
行が安定しているため、寸法精度および表面粗さの良好
な超精密切削加工を行なうことができる。また、切刃稜
に(111)面に沿う角度の面取りを前もって設ければ、
使用開始時における表面粗さをも確実に良くできると共
に、摩耗の進行を最初から小さく押えることができる。
具の摩耗をより小さく押えることができ、かつ摩耗の進
行が安定しているため、寸法精度および表面粗さの良好
な超精密切削加工を行なうことができる。また、切刃稜
に(111)面に沿う角度の面取りを前もって設ければ、
使用開始時における表面粗さをも確実に良くできると共
に、摩耗の進行を最初から小さく押えることができる。
第1図は本発明によるダイヤモンド切削工具の先端部分
を示す部分斜視図、第2図は第1図に示したダイヤモン
ド切削工具による切削状態を示す部分拡大図、第3図は
本発明の実施例と従来例の切刃の摩耗状態を示す図であ
る。 10……ダイヤモンド切削工具、11……すくい面、12……
前逃げ面、13……横逃げ面、14,15……面取り、20……
被切削物、21……切くず、22……せん断面、A……切削
方向、φ……せん断角、α……すくい角、β……前逃げ
角。
を示す部分斜視図、第2図は第1図に示したダイヤモン
ド切削工具による切削状態を示す部分拡大図、第3図は
本発明の実施例と従来例の切刃の摩耗状態を示す図であ
る。 10……ダイヤモンド切削工具、11……すくい面、12……
前逃げ面、13……横逃げ面、14,15……面取り、20……
被切削物、21……切くず、22……せん断面、A……切削
方向、φ……せん断角、α……すくい角、β……前逃げ
角。
Claims (2)
- 【請求項1】ダイヤモンド切削工具において、切刃を形
成するダイヤモンドの結晶方位を、(111)面が切削時
における被切削物のせん断面と平行になるように定めて
切刃形状を形成したことを特徴とするダイヤモンド切削
工具。 - 【請求項2】切刃を形成するすくい面と前逃げ面との交
線である前切刃稜に前記(111)面に沿う角度の面取り
を設けたことを特徴とする請求項1記載のダイヤモンド
切削工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28747488A JPH074685B2 (ja) | 1988-11-14 | 1988-11-14 | ダイヤモンド切削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28747488A JPH074685B2 (ja) | 1988-11-14 | 1988-11-14 | ダイヤモンド切削工具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02139103A JPH02139103A (ja) | 1990-05-29 |
| JPH074685B2 true JPH074685B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=17717807
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28747488A Expired - Lifetime JPH074685B2 (ja) | 1988-11-14 | 1988-11-14 | ダイヤモンド切削工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH074685B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010023192A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Osg Corp | エンドミル及びエンドミルの製造方法 |
-
1988
- 1988-11-14 JP JP28747488A patent/JPH074685B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02139103A (ja) | 1990-05-29 |
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